福祉の仕事求める人に説明会 人手不足の解消なるか
2016年01月29日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県内の福祉施設の介護職や福祉職に興味を持つ求職者を対象にした「福祉職deあいフェア」が奈良市法華寺町の奈良ロイヤルホテルで開かれた。企業側の参加は昨年より6社少ない47社だったが、求職者は26人多い180人が参加した。
ハローワーク奈良が福祉関係の職業に興味を持ってもらい、就業人口の増加につなげようと平成22年から毎年実施。担当者によると県内の昨年11月末時点での有効求人倍率は1・03倍だが、福祉関連職業の有効求人倍率は4倍と、他の業種に比べて依然として高い倍率だといい、福祉の現場での人手不足が深刻になっている。
参加した上牧町の門田麻由子さん(29)は、「職業訓練を受ける中、介護職に興味が湧いて参加しました。仕事や現場に対する理解を深めたい」と話していた。
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