「大事な人への思い込められている」 女優・名取裕子さんが「着物とわたし」語る
女優の名取裕子さんが着物の魅力を語るトークイベント「着物とわたし」が30日、天理市の天理大付属天理参考館で開かれた。名取さんは華麗な鶴の絵柄が描かれた友禅染の着物姿で登場。ユーモアあふれるトークで、訪れた約100人の〝着物ファン〟らを魅了していた。
「いつも着物か割烹着姿だった」という母の影響で大の着物好きになった名取さんは、普段着としても着るという着物の魅力をさまざまなエピソードを交えて披露。「着物は母から娘、孫へと代々伝えられていくもの。ただ着飾るだけでなく、大事な人への思いが込められている」と語った。
さらに独自の着物の収納法についても紹介。「帯や振り袖、小物を一つ一つ写真に収めておき、どの棚にどの着物が入っているかを把握している」と明かし、「帯や小物の組み合わせでどんな表情にもなる着物は、年を重ねてもいつまでも着られる」と主張していた。
天理市の美容師、丹羽富美子さん(42)は「本当にすてきな着物姿だった。名取さんのように着付けができるようになりたい」と話していた。イベントは、同館で開催中の特別展「天理参考館の珠玉」を記念して行われた。
【関連記事】
妖艶・美人画、大河「真田丸」関連作品も 県立美術館で「日本美術の輝き」展始まる
淀殿ら美人画、武者絵、刀剣…、県立美術館で特別展 「真田丸」関連企画
朝ドラのモデル「加島屋」ゆかりの黄金茶碗 2月から寧楽美術館で公開
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)