今年もいいそうめんできました 大神神社で卜定祭
今年の三輪素麺の卸値(参考価格)を決める大神神社の「卜定(ぼくじょう)祭」が営まれ、県三輪素麺工業協同組合や県三輪素麺販売協議会の関係者ら約80人が出席した。
三輪素麺は奈良時代、三輪山の清流を利用してつくられたとされ、大神神社は素麺づくりの守り神として信仰されている。
5日、拝殿で業界の繁栄を祈る祝詞が奏上され、神楽が奉奏されたあと、神職が「高値」「中値」「安値」と3種類の価格が書かれた紙(計約20枚)を筒状の麻で突き、麻に付いた紙によって卸値を決定。今年の卸値(銘柄「誉」18キロ)は「中値」(1万900円)に決まった。
このあと拝殿前で、素麺づくりの工程を振り付けにした三輪素麺掛唄や、三輪そうめん音頭の奉納も行われた。
県三輪素麺工業協同組合の池側義嗣理事長は「暖かい日もあったが、今年もいい素麺ができた。値段も妥当と思う。夏に向けて多くのみなさんに三輪素麺を味わってもらいたい」と話していた。
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