ヒノキの香り漂う明るい校舎できました 天理の前栽小学校
2016年04月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
老朽化した校舎の耐震化や児童数の増加に対応するため、増改築工事が進んでいた天理市立前栽小学校の竣工式が17日、同校体育館で行われた。木材を多用した校舎の完成を、出席した6年生の児童や教職員、関係者ら計約300人が祝った。
市教委などが平成23年度に、地域住民や有識者を交えて新校舎設立に向けた基本構想を策定。「児童が楽しく、安全に学べる学校」などを目指して26年度に着工、今年3月に完成した。
新校舎2階に完成した図書室は、十津川村産の木材を使った書棚や机を設置。ヒノキのさわやかな香りが漂い、児童が授業を受ける教室も全ての扉を開放できる広々とした明るい空間になっている。
竣工式で並河健市長は「これからの天理市の教育が進んでいく道筋を示す重要な門出となる」とあいさつ。西田敦校長は「このすばらしい校舎をきれいなまま、次の世代に引き継いでいきたい」と話していた。
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