【中1熱中症死】すみやかに対策、温度計設置も 生駒市長「重く受け止めている」
2016年08月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
生駒市立大瀬中学校1年の男子生徒(12)がハンドボール部の練習中に熱中症の症状を訴え、搬送先の病院で17日未明に死亡した事故を受け、同市の小紫雅史市長は18日の定例会見で、「未来ある若い命が失われ、悲しく残念でならない。市内の小中学校に再度、注意喚起と対策をすみやかに指示する」と述べた。
小紫市長は「これまでも教育現場では、熱中症予防のため保健だよりなどを通じて注意喚起や対策を講じてきた」としたうえで、「生徒が命を落としてしまうという事態を、大変重く受け止めている」と強調。「指導者への教育を行うとともに、運動場などの見やすい位置に温度計を設置し、35度近い場合は休憩を取らせるなどといった柔軟な対応策を考えたい」と話した。
【関連記事】
ハンドボール部練習で熱中症 中1男子生徒死亡 生駒市立大瀬中学校
熱中症で病院搬送、最近1週間で73人 こまめな水分補給やエアコン使用を
油断大敵!職場での熱中症 全国では死者も 奈良労働局が注意喚起
熱中症にご用心! この1カ月で19人搬送 奈良県が注意呼びかけ
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html