特別な御朱印 奈良県内でも4寺で 「西国三十三所札所会」が記念事業
国内最古の巡礼路とされる西国三十三所が平成30(2018)年に草創1300年を迎えるのを前に、「西国三十三所札所会」が記念事業として、毎月1回1札所で特別な御朱印を受ける「月参り巡礼」を実施する。県内でも4つの寺で特別な御朱印が授与される予定で、「御朱印ブーム」の中、人気を集めそうだ。
西国三十三所は養老2(718)年、長谷寺の徳道上人が閻魔大王からお告げを受けて起請文と宝印を授かり、人々に観音霊場に参ることをすすめたことが最初と伝えられる。
月参り巡礼は、各札所で毎月法要を営んで巡礼者とともに災害被災地の復興や世の安寧を願うもの。今年4月の青岸渡寺(第1番札所、和歌山県那智勝浦町)から始まっており、県内では25日に第6番の壷阪寺(南法華寺、高取町)、10月16日に第7番の岡寺(明日香村)、11月18日に第8番の長谷寺(桜井市)、12月10日に第9番の興福寺南円堂(奈良市)で法要があり、御朱印が授与される。
特別な御朱印は蓮の上の観音が衣をまとった図柄。壷阪寺では午前8時半~午後5時、通常の御朱印とともに受けられる。法要は午後1時からで、問い合わせは同寺(☎0744・52・2016)。
巡礼の全体的なことなどに関する問い合わせは、石山観光会館内の西国三十三所札所会事務局(☎077・548・8621)へ。
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