橿原に凱旋のタカマツペア バドミントンチーム交流会で金メダルプレー披露
リオ五輪バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得し10日、橿原市に凱旋した高橋礼華(26)、松友美佐紀(24)の両選手。神武祭で使う輿に乗って市内をパレードして市民から大歓迎を受けるとともに、市内のバドミントンチームの選手らが参加する交流会にも出席し、金メダルのプレーを披露した。
近鉄橿原神宮前駅前から橿原神宮南神門までのパレードでは多くの市民やファンらが沿道を埋めた。両選手は、「金メダルおめでとう」といった祝福の言葉や名前を呼ぶ声が高まるなか、メダルを見せながら笑顔で進んだ。
橿原市の会社員、勝山雄志さん(29)は「2人ともかわいかった。思っていたよりも小柄で、あの体からどうして五輪で見せたような力強いプレーができるのか、信じられません」。一緒に来ていた同僚の東大阪市の本間悠太さん(30)は「逆転で金メダルを決めた決勝戦のプレーに感動した。きょうも来てよかった。感激です」と2人を写真に収めていた。
午後からは橿原市中央体育館で市内のジュニア、シニアのバドミントンチームのメンバー約200人が参加する交流会も開催。両選手は所属する日本ユニシスの監督らを相手にミニゲームに臨んだり、選手たちを指導するなど交流を深めた。
高橋選手から指導を受けた市立金橋小6年、田中聖也さん(11)は「スマッシュのスピードがすごかった。教えてもらったことを忘れずにやっていこうと思う」。主婦らでつくるバドミントンチーム「ドリーム」のメンバー、堀由利さん(58)は「プレーを生で見る機会はなかったのですごいと思った。感激しました」と話していた。
高橋、松友両選手の次の目標は来年の世界選手権での優勝。高橋選手は「多くの人が来てくれてびっくり。地元の人が応援してくれるのは本当にうれしい。次の目標は世界選手権で金メダルを取ることなので、それを持ってまた戻ってきたい」。松友選手は「温かく迎えていただき本当にうれしく思う。世界選手権で勝てるように、これからも2人で成長していきたい」と意気込みを見せた。
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