【あっ、これ食べたい】あっさり、いくつでも食べられる 幾世屋の名物ぼたもち
生駒市元町の「幾世屋」は現在の場所で90年以上営業する和菓子店。
名物の「ぼたもち」は、「宝」に濁点をつけた独特の文字を「ぼ」、「多」を「た」と読ませる「宝多餅」で、一般的なぼたもちの約3倍の大きさ。女将の堀内靖子さん(77)は「夫婦円満を表していて、つぶあんとこしあんのセットになっています」とほほ笑む。
大きさのインパクトだけではなく、素材と味にもこだわりが。もち米は佐賀県産のヒヨクモチ、あんこには北海道産大納言小豆とザラメを使っている。「添加物も使わず、手作りにこだわっています」と、娘で4代目店主の由加里さん(45)。あっさりとした甘さで、大きいが1箱ペロリと食べられる。作り置きはせず、注文が入ってからもち米をあんこで包む。店内の喫茶スペースでできたてを味わうこともできる。
9月末までは、吉野本葛とこしあんを焼いた「葛やき」も販売中。これからは、栗をまるごと1個使った「栗大福」や「亥の子餅」など、季節感あふれる和菓子が登場する。(朋)
【住所】生駒市元町1-10-9
【連絡先】☎0743・73・2249
【営業時間】午前9時~午後6時※日曜は午前10時~午後5時
【定休日】水曜、日曜は不定休
【メニュー】宝多餅(1箱2個入680円、単品1個380円)、葛やき(200円)、生菓子(160円~)。喫茶メニューは、抹茶と季節の生菓子(680円)、抹茶と宝多餅(800円)など。
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