西山明彦・新長老 法灯継承伝え 唐招提寺で晋山奉告法要
2016年04月7日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
唐招提寺(奈良市)を総本山とする律宗の管長、同寺88世長老(住職)に今月就任した西山明彦(みょうげん)師(64)の晋山奉告法要が6日、同寺金堂で営まれ、西山師が本尊に長老就任を奉告した。
法要には西山師のほか僧侶16人が出仕。西山師は金堂の本尊・盧舎那仏の前で第87世長老だった石田智圓師から、諸堂の鍵が入った箱を引き継いだ。その後、長老として法灯を継承することを伝え、恒久平和や万民の幸福を願う晋山奉告文を読み上げた。
法要後、西山師は「伝統ある寺の88世長老となり気が引き締まる。人々が安穏であるようにお役にたつことができれば。唐招提寺では質素倹約の伝統が続いており、もう一度見つめたい」と話した。
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