「なら国際映画祭」支援是非 「議会で議論されていない」と奈良市長
奈良市が今年度の当初予算案に計上したが、議員提案の修正案で火葬場建設関連費とともに補助金が全額カットされた「なら国際映画祭」について、仲川げん市長は12日の定例記者会見で、「議会の理解が得られずに補助金を出すことができなくなったが、議会で映画祭について支援するかしないかといった議論がされたとは捉えていない」と指摘した。
また、「市民の力で事業を継続的に展開することが大事。これまで育ってきた奈良の映画文化を途絶えさせることなく、未来へ向けて継承させていきたい」と述べ、補助金について議会の理解を得られるよう説明する意向を示した。
「なら映画祭」は今年9月に開催を予定。実行委が5月末までに1千万円を目標に寄付を募っている。
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