先輩、金メダルを! 橿原でリオ五輪バドミントン代表・高橋さんの壮行会
リオ五輪のバドミントン競技女子ダブルスに出場する橿原市出身の高橋礼華さん(26)の壮行会が5日夜、市立白橿中学校体育館で開かれ、市内のジュニアバドミントンチームの小学生や父母、OGら約200人が参加。小学生のころから夢だった舞台に挑む高橋さんは「いい報告ができるように頑張りたい」と決意を語った。
壮行会は橿原市ジュニアバドミントン連盟が主催。会場には「五輪出場おめでとう」「めざせ世界一」などの垂れ幕が掲げられ、高橋さんは並んだ子供たちが拍手で迎える会場に入場。市バドミントン協会の横田利弘会長が祝辞を述べ、花束や五輪での活躍を祈る寄せ書きが贈られたほか、寸劇やダンスが披露された。
高橋さんは同市白橿町の出身で、白橿南小学校時代はクラブチーム「橿原ジュニア」に所属。全国大会で優勝するなど活躍した。橿原ジュニアに所属する金橋小6年、田中聖也さん(11)は「目標にする先輩で、モチベーションがあがりました。自分も全国大会に出場するのでがんばろうと思います」、チームOGの白鳳短大1年、末次真菜さん(18)は「いつもテレビで見ています。すごい先輩に会えてよかった。金メダルを期待しています」と語った。
応援メッセージを朗読した元幼稚園教諭の畑和世さん(66)は「幼稚園のときは負けず嫌いで、何事にも一生懸命に取り組む子供だった。だからここまでこれたのだと思う」。
壮行会には両親や、妹で同じ日本ユニシスバドミントンチームに所属する沙也加さん(23)も出席。沙也加さんもリオ五輪出場を期待されたが、けがで断念した。4年後の東京五輪をめざすという沙也加さんは「4年に一度の舞台。けがなくプレーし、悔いのないように力を出し切ってほしい」と話した。
この日は橿原市スポーツ協会による壮行会も開かれ、森下豊市長らが高橋さんを激励した。
小学校の卒業文集に、「夢は五輪でメダルを取ること」と書いた高橋さん。「五輪出場の実感もまだ、少しだけ」とリラックスした様子で、「世界ランク1位ということは特に気にしていません。全英オープンでは優勝しましたが、五輪は特別な大会。他国の選手というより自分に勝って、普段のパフォーマンスを発揮できれば、良い結果が生まれると思います」と語った。
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