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【リオパラリンピック】「天理柔道の強さ見せたい」 100キロ超級出場の正木健人選手が意気込み


 日本時間の8日開幕するリオパラリンピックで柔道(視覚障害)男子100キロ超級に、天理大柔道部出身の正木健人選手(29)が出場する。頂点に輝いた前回ロンドン大会に続く大舞台。この4年間を「精神面で大きく成長できた」と振り返り、「支えてくれた人たちに結果で感謝の思いを伝えたい」と意気込む。

連覇を目指しリオデジャネイロ・パラリンピックに出場する正木健人選手

連覇を目指しリオデジャネイロ・パラリンピックに出場する正木健人選手

 生まれつき弱視だったという正木選手は、小学生のころは相撲とバスケットボールに親しみ、柔道は中学1年のときに幼なじみに誘われて始めた。弱視をハンディとは考えず、健常者にまじって試合に出場。3年の全国大会では準優勝し、その後、柔道の名門・育英高校(神戸市)を経て、天理大に進学した。

 同大柔道部では、当時、監督を務めていた柔道家の篠原信一さんに師事したが、0・08だった視力は4年時に0・03にまで悪化。その後は周囲の勧めで視覚障害者柔道に転向し、しんきゅう師の資格勉強と並行させるため、平成23年に徳島県立盲学校に入学した。

 障害者柔道への転向や慣れない環境に、「やめたい」という思いが頭をよぎることもあったが、同年に初出場した視覚障害者柔道世界大会で優勝。翌年のロンドン・パラリンピックでも金メダルを獲得し、競技者として人生を歩むという決意と自信をつかんだ。

 ロンドン大会では「1本勝ち」にこだわったという正木選手だが、今回は「執念深く泥臭く戦い、内容以上に『勝利』という結果にこだわりたい」と話す。「4年前は学生の気楽さと気負いがあって、『オール1本勝ち』などと大きなことが言えた。でも今は違う。所属先からサポートを受けるプロの競技者として責任を果たし、周囲に感謝の気持ちを伝えたい」

 日々、ハードな練習をこなす正木選手のリラックス法は、ずばり「食べること」。特に「肉と米」が大好物で、米は1日5~6合を平らげる。また、テレビドラマはすべて1話目を録画し、面白かった作品を継続して視聴するという大のドラマ好きだ。

 リオ五輪では、同じく天理大柔道部出身の大野将平選手(24)が金メダルを獲得。その姿に「自分も大野に続こう」という気持ちを強くしたといい、「五輪とパラリンピックの両方で、天理柔道の強さを見せられたらかっこいい」。心身の成長と後輩の活躍を励みに、連覇をかけた2度目の大舞台に挑む。

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