シルクの杜オープン 橿原の新沢千塚古墳群公園の中核施設 足湯も楽しめる
橿原市が整備を進める新沢千塚古墳群公園(25・3ヘクタール)の拠点施設で、市民の交流と健康づくりを目的にした「シルクの杜」と、地元の農産物などを販売する集客施設がオープンした。
シルクの杜は、古墳群公園を東西に貫く県道の北側に位置。地上1階地下1階建て。1階には、水中歩行や水中エアロビクスができる温浴施設、入浴施設、トレーニングルーム、ダンス教室などを備える。
屋上には芝生広場と足湯施設があり、西方の金剛・葛城山系を望みながら足湯を楽しむことができる。
集客施設は県道南側にあり、平屋の「道の駅」的施設。駐車場を備え、地元新沢地区の農産物などを販売するほか、休憩スペースも。2つの施設は、県道をまたぐエレベーター付きの立体横断歩道橋で結ばれている。
シルクの杜を訪れた同市の真鍋功さん(78)は「屋上からの見晴らしはすばらしい。これまであった千寿荘(老人福祉センター)のように利用していきたい」と話していた。
橿原市は24年度から5年計画で古墳群公園の整備を進めており、県道北側(約11ヘクタール)については整備を終え、今後県道南側の整備を行い、今年度内の事業完成をめざしている。問い合わせはシルクの杜(☎0744・26・6201)。
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