「なら国際映画祭」予定通り開催へ 奈良市の補助金全額カットも支援の輪広がり
第60回カンヌ国際映画祭(2007年)でグランプリを受賞した奈良市出身の河瀬直美監督の提唱で始まった「なら国際映画祭」の実行委員会は31日、4回目となる今年の映画祭を当初の予定通り9月17~22日の6日間実施することを決めた。
市からの今年度の補助金が全額カットされたが、実行委は1千万円を目標に寄付を募集。映画祭を支援する一般会員の新規獲得やクラウドファンディングなどで半分程度を確保したという。映画祭は新人監督の発掘と奈良からの映画発信を目指し、平成22年度から2年に1度開催している。
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