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原爆81年、「広島大仏」の安堵・極楽寺で追悼式典

 米国による原爆投下から81年を迎えた6日、広島市の原爆ドーム近くの西蓮寺にあった「広島大仏」を安置する安堵町の極楽寺で戦没者や原爆犠牲者らの追悼式典が開かれた。
高さ約4㍍の広島大仏は、昭和24年に広島市の原爆ドーム近くの西蓮寺に安置されたが、その後、寺の移転などで行方不明に。平成23年に極楽寺の大仏が、広島大仏だった過去が判明した。以降毎年、同寺では広島原爆の日の8月6日に式典を執り行っている。
この日、原爆投下のあった午前8時15分に合わせ参列者約30人が黙禱を奉げ、田中全義住職が読経。戦没者を慰霊するとともに、熊本地震の被災地の復旧と復興を願った。
田中住職は「戦争を経験した人の話を聞くことが少なくなった今、その人たちの声を広島大仏とともに伝え続け、御縁を紡いでいきたい」と話した。
広島大仏の特別御開帳と御朱印は15日まで開催している。

災害時の早期復旧へ 紀伊半島3県知事が会議

 奈良、三重、和歌山の3県の知事による「紀伊半島知事会議」が4日、明日香村の県立万葉文化館で開催された。災害時の相互応援に関する協定の見直しや観光振興などについて話し合い、改定された協定に3県知事が調印した。
3県は平成8年に災害発生時の相互応援に関する協定を締結している。この日の会議で、三重県が南海トラフ地震などの大規模災害に備えるため、平時における協力連携事項のほか、応急期だけでなく復旧・復興期にも情報交換などの連携を構築することを盛り込むよう提案。他の知事も合意した。
改定された協定には、防災に関する計画や食糧・物資の備蓄状況、病院や防災拠点に関する情報を平時から共有するほか、広域災害で3県が同時に被災した場合、復旧・復興期においても情報交換を行い、適切な被災者支援と早期の復旧を目指すことを明記。奈良県の山下真知事、三重県の一見勝之知事、和歌山県の宮崎泉知事が新たな協定に調印した。

J3奈良クラブ、天皇杯へ

 サッカー天皇杯の奈良県代表を決める第31回県サッカー選手権大会の決勝が1日、橿原市の鞄工房山本アスレチックフィールド橿原で行われた。J3奈良クラブが今季から関西サッカーリーグ1部(J5相当)に参戦した新チーム「IKOMA FC 奈良」と初めて対戦し、延長戦の末、1―0で勝利した。奈良クラブが県代表として天皇杯に出場するのは5年連続17回目になる。
決勝は両チームともシュートが決まらず、延長戦に突入。今季から新加入した奈良クラブのMF安藤陸登選手が延長前半10分、味方のパスを右足で移籍後初ゴールを決め、120分間にわたった熱戦を制した。
奈良クラブはこの日の試合が、選手らが入れ替わった新体制で臨んだ初めての公式戦。元日本代表FWの大黒将志監督は「ミスも多く自分たちのサッカーができていない。プレーに正確性が必要」と指摘した。

熊本地震の被災地へ警察官8人派遣

 熊本県で7月28日に発生した最大震度7の地震を受け、県警は8月1日、被災地の治安を守る目的で、警察官8人で編成した特別自動車警ら部隊を派遣した。パトカー2台と資機材などを積んだワンボックス車1台に8人が分乗して被災地へ出発。10日まで防犯パトロールなどの任務にあたる。
県警地域課によると、今回の地震での県警職員の派遣は初めて。熊本県公安委員会からの要請を受け、奈良県内の7署から8人を招集。被災地で地震の被害が目立つ熊本県警の御船、宇城、八代の3署のいずれかの管内で活動するという。
1日朝に奈良市柏木町の県警本部第2庁舎前で開かれた出発式で、県警の今西寿広・生活安全部長が「県警を代表し、相当過酷な任務になるが、現場のニーズ(需要)を踏まえ、(窃盗など)火事場泥棒といった治安を脅かすものに対する活動をしてほしい」と訓示し、部隊を激励した。

個性輝く作品ずらり 特別支援学校アート展

 県内の特別支援学校で学ぶ児童生徒の芸術創作活動を紹介する「キラリと輝く! 特別支援学校アート展」が7月31日、奈良市の奈良公園バスターミナルで始まった。さまざまな世界観の作品が並び、訪れた人たちの目を楽しませている。
創作活動を通じて活躍の場を広げてもらおうと県特別支援学校長会が主催し、今回で14回目。県内にある盲学校・ろう学校・養護学校の児童生徒や卒業生らが授業などで制作した作品約100点を展示している。
東養護学校高等部の生徒らが制作した迫力ある馬のオブジェや、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のコラージュ、色彩豊かな水彩や油絵画、粘土といったさまざまなジャンルの作品が並ぶ。
同展の実行委員長を務める県立奈良西養護学校の小堀真紀教諭は「意欲的に取り組んだ作品をひとりでも多くの人に見ていただけたら」と呼びかけている。
6日まで(午前9時~午後5時、最終日は午後4時まで)。

サッカーJ3奈良クラブの田村亮介選手、奈良西署一日署長に

 奈良市出身でサッカーJ3奈良クラブのMF田村亮介選手が奈良西署の一日署長をつとめ、奈良市の近鉄学園前駅前で県内でも被害が多発している特殊詐欺の啓発活動を実施した。駅前を通る市民らに「気いつけてくださいね」と注意を呼びかけた。
一日署長の企画は、三菱UFJ銀行(東京)がJリーグとパートナーシップ契約を結んでおり、県内4支店が金融犯罪の被害防止を図る啓発活動の一環で実施。県警と奈良クラブが協力した。
田村選手は28日に同駅前で啓発活動を実施。活動終了後、記者団の取材に「(市民らが)立ち止まって話を聞いていただき、特殊詐欺が多いんだなと思った」と感想を語り、「まさか地元での一日署長。自分もちゃんとせなあかんなと思ったし、『応援してるよ』の声もいただき、頑張ろうと思った」と話した。

J3奈良クラブが新体制発表

奈良市や三郷町を中心に県全域をホームタウンとするサッカーJ3の奈良クラブは、8月に開幕する2026~27シーズンに向けた新体制を発表した。J3参入から4シーズン目を迎え、社長や監督・選手、サポーターらチーム一丸となりJ2昇格実現を目指す。
サポーターら約240人が集まった18日の新体制発表会で、大黒将志監督は初めて指揮を取った百年構想リーグの手ごたえを「J2相手に勝てるぐらい選手らが成長した」と話し、「次は昇格を目指し、チームもサポーターも全員で一致団結して頑張りましょう」と呼びかけた。
選手を代表し、奈良市出身のMF田村亮介選手があいさつ。「大黒監督に教われば、しこたま点が取れる。粘り強く勝てるチームに進化した」と関西弁の口調でユーモアたっぷりに語り、昇格を争う活躍を見せると宣言した。
濵田満社長も「優勝、J2昇格」と目標を掲げ、ロートフィールド奈良(同市)のホームゲームでの1試合平均観客動員数を3千人へ引き上げ、選手らのグッズも充実させる計画とした。ホーム全19試合について、奈良テレビでの放送が決まったという。

橿原・近鉄大和八木駅に「ストリートファイター」キャラ装飾

 橿原市の近鉄大和八木駅の階段や待合室などに、人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターたちの装飾が登場した。リュウやケン、春麗、エドモンド本田、ガイルなどが描かれ、駅利用客の目を引いている。31日には駅北側でキャラをデザインした壁画アートもお目見えする予定で、市は新たな魅力創出を目指す。
近鉄とともに、包括連携協定を締結している市とゲーム制作会社の「カプコン」(本社・大阪市)が協力し、実現した。
階段は大阪線上り線ホーム、下り線ホームに向かう2カ所で、側壁も含めて計18キャラを表現。上下線ホームそれぞれにある待合室は、ガラス面に計15キャラ、中の柱に27キャラが描かれている。

天理、2年連続31回目の夏の甲子園切符

夏の甲子園大会出場をかけた第108回全国高校野球選手権奈良大会(県高野連など主催)の決勝が27日、橿原市のさとやくスタジアムで行われた。春の県大会優勝でシード校の天理が攻守で圧倒。8―0で奈良大付を破り、2年連続31回目となる夏の甲子園出場を決めた。全国大会は8月5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。

天理の道の駅近く、ヒマワリ見頃 

 天理大学と天理市の杣之内町自治会のメンバーが連携して育てた、道の駅「なら歴史芸術文化村」(同市杣之内町)近くのヒマワリが降り注ぐ陽光の下、大輪の花を咲かせている。
学生や自治会、地元の少年野球チームのメンバーらが中心となり、5月に約2000平方㍍の耕作放棄地に種をまき、世話をした。背丈より高く育ったヒマワリ畑で記念撮影する人も多い。
同自治会の中嶌和人区長(74)は「毎年楽しみにしている人も多い。猛暑の中でも心を癒やすひと時になれば」と話している。見頃は8月上旬まで。

天理市 韓国・瑞山市へ中学生派遣

 天理市は、市が推進する「グローバル人材育成のための国際交流事業」の一環で、市立中学校の生徒らを姉妹都市の韓国・瑞山(ソサン)市へ使節団として派遣し、現地の生徒らとの交流を図った。派遣は3度目。
使節団は天理市立4中学校2、3年の生徒12人。渡航費や滞在費などは入浴施設の奈良健康ランド(同市)を展開する平川商事(大阪府八尾市)からの企業版ふるさと納税をあてた。
生徒らは、天理大で韓国の言葉や文化などを学んだ上で、8~10日に瑞山市庁舎や市立音岩(ウマム)中学校などを訪問。韓国語であいさつし、現地の生徒と給食を一緒に食べるなど交流を深めた。

奈良どれだけ知ってる? 25日にクイズ大会「ゆきまるQ」 王寺町

 奈良県の知識を競うクイズ大会「ゆきまるQ」が25日、王寺町の複合商業施設「リーベル王寺」東館5階のリーベルホールで開かれる。町観光協会とNPO法人奈良まほろばソムリエの会共催で、町観光・広報大使でラジオ大阪アナウンサーの原田年晴さんを司会に県内外の中高生から大人までの10チームが競う。
クイズ大会は今年で7回目。「奈良県の面積は日本の面積の何分の1?」「大和は国のまほろばとうたったのは誰?」といった奈良のご当地検定「奈良まほろばソムリエ検定」の試験問題や奈良の最新の時事問題を中心に出題される。過去6回のうち、3回は東大寺学園クイズ研究部、2回は地元の王寺観光ボランティアガイドの会が優勝した。
午後1時~午後4時で観覧無料。午後3時~午後8時にはクイズ大会の会場に隣接するJR王寺駅北側ロータリーで飲食の物販などを行う「雪丸フェスinナイト」も併催される。問い合わせは町観光協会(0745・33・6668)。

 

 

移住者の創業と事業継承支援 吉野町など6者が覚書締結

 移住者の創業と事業継承を連携して推進しようと、吉野町と商工会や大学、金融機関の「産官学金」6者が覚書を締結した。国の「地方創生伴走支援制度」に基づき、町に派遣された「伴走支援官」の国家公務員の提言書をもとに具体的な支援につなげる連携は全国初という。
同制度は、国家公務員が東京と地方の2拠点で活動し、人口減少を前提に、デジタル技術や民間資金などを活用して、地方が自律的経済成長に取り組む「地方創生2・0」推進に向けて創設。町は昨年、全国60自治体の一つに選ばれた。
昨年度、国から派遣された3人の伴走支援官は、オンライン会議や現地訪問を通して、町の現状を把握し、課題整理の優先度と活性化に向けた具体的な方策を検討した。今年3月には、町のシティープロモーション戦略実現のための提言書を提出。提言書では、移住や創業のための支援▽空き家の利活用促進▽町民の参画意識の醸成―の3つの施策を一体的に推進する重要性を指摘した。

藤原宮跡でハナハス開花

 世界遺産登録の期待がかかる橿原市の藤原宮跡で、ハナハスが開花した。約3000平方㍍の池に白やピンクの花々が広がり、訪れた人たちを楽しませている。見頃は8月上旬まで。
3つの池に11種類が植栽されている。大和三山(香具山、畝傍山、耳成山)を一望でき、カメラを抱えた人たちが盛んにシャッターを切っている。
撮影していた津市の女性(79)は初めて訪れたといい、「こんなにたくさん咲いていてびっくりした。また来たい」と話していた。
ハナハスの花は午前中に咲き、昼になると閉じる。藤原宮跡では季節の花を観賞でき、秋にはコスモス、春は菜の花が咲く。

奈良初、軽乗用車タクシーが運行開始

 タクシーやバスを運行する生駒交通(生駒市)は15日、県内で初めてとなる軽乗用車を使ったタクシーの運行を始めた。国のタクシー車両に関する規制緩和で実現。小回りがきく車両で狭い路地も通行できるなどのメリットを生かし、きめ細やかな地域交通サービスを提供するとしている。
国土交通省によると、軽乗用車のタクシーは、第一交通産業グループ(北九州市)が6月26日、全国で初めて北九州エリアに導入し、今月9日に和歌山県新宮市で関西初の運行を始めた。生駒交通が全国で3番目の導入事例で、軽乗用車の使用を希望するタクシー会社があれば順次導入が進む見通しという。
軽乗用車タクシーは生駒市を中心に運行する。自動ブレーキなど最新の安全機能がついたダイハツ「タント」を使用し、まず2台を導入。好評なら可能な限り増やす考えだ。

イオン橿原にストリートファイター「リュウ」の巨大壁画

 

橿原市の大型商業施設「イオンモール橿原」敷地内にあるバス待合所の外壁に、人気格闘ゲーム「ストリートファイター6」のキャラクター「リュウ」の巨大壁画(高さ約10㍍、幅約7㍍)がお目見えした。
奈良交通のバス停「イオンモール橿原ウエスト・ビレッジ」の待合所で、6月27日にオープンした。
商業施設とともに、包括連携協定を締結している市と制作会社のカプコン(本社・大阪市)が協力した。待合所内にもリュウやケンなど26のキャラが描かれている。
近くにはフォトスポットも設置され、記念撮影ができる。商業施設の担当者は「地域を少しでも盛り上げていきたい」と話している。

秀長さんプロジェクト推進協、近鉄郡山駅前に販売所

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」をきっかけに大和郡山市の魅力発信事業などを展開する「秀長さんプロジェクト推進協議会」は、近鉄郡山駅前に期間限定の物産品販売所を新たに開設した。
物産品販売所は「やまと郡山・秀長物産館-大和大納言」。土日祝のみオープンし、県内をはじめとする事業所が手がける「豊臣兄弟!」関連のクッキーやゼリーといった菓子や葛うどんなど25種が並ぶほか、観光案内のパンフレットやチラシも設置している。
11日にはオープニング式典が開かれ、同協議会長の上田清市長は「徒歩10分ほどで秀長さんゆかりの地をめぐる好立地。ぜひ多くの人に足を運んでもらえたら」と期待を寄せた。
営業期間は土日祝の午前10時~午後6時。来年1月22日まで開設する。

平城宮跡のAIガイド開発へ 奈文研、DNPと連携

奈良文化財研究所(奈良市、奈文研)は、平城宮跡(同市)をフィールドにデジタル技術の活用で遺跡の魅力を伝える「次世代型遺跡博物館」の研究・開発に大日本印刷(東京都、DNP)と共同で取り組むと発表した。AR(拡張現実)技術などを駆使して遺跡を解説する対話型AI(人工知能)ガイドを共同開発する。今年度に実証実験を始め、令和10年度のサービス開始を目指す。全国の遺跡でも展開できるよう先行モデルとしてノウハウを発信していく。
各地の遺跡は地中に埋蔵されているものが多いため現地を訪ねても当時の姿などを理解しにくい。このため平城宮跡を遺跡博物館として整備する構想が策定されたが、半世紀近くが経過し社会情勢や技術も変化している。そこでリアルとデジタルを融合し、遺跡をより深く理解し体験してもらうことを目的に新たな構想を打ち立てることにした。
次世代型遺跡博物館では、これまでの調査・研究で蓄積した膨大なデータを整備。対話型AIガイドはこのデータをもとに開発し、現地でARによってスマートフォンやタブレットに遺構を表示させ、解説する機能を想定している。今年度は小中学生を利用者として平城宮跡東院庭園を対象に検証する予定という。
この日は、奈文研とDNPが連携研究協定を締結。奈文研の本中真所長は、こうした取り組みについて「地下に眠り、今は見ることができない遺跡に再会することで人々の対話が生まれ、新しい価値が創造される」と話した。

下北山スポーツ公園が道の駅にリニューアル 防災拠点に

県内2カ所目の「防災道の駅」に選ばれた下北山スポーツ公園(下北山村)が道の駅「きなりの郷 下北山」としてリニューアルオープンした。県内の道の駅は18カ所となった。
きなりの郷は池原ダムの南西側に位置し、約19万平方㍍の広大な敷地には、サッカーグラウンドやテニスコート、温浴施設や宿泊施設がある。大規模な災害が起きた際は救助や支援活動の拠点となるため、防災倉庫や非常用発電機、コインランドリーなどを新たに設置した。
式典には、村や国土交通省近畿地方整備局の関係者ら約50人が出席。JAショップを改修して新設された観光案内所兼特産品販売所「きなりテラス」でテープカットが行われた。
南正文村長は「これまで以上に奥大和・吉野と南紀・熊野を結ぶ地域として、人と文化が行き交う魅力的な交流拠点としたい」とした上で、「南海トラフ地震に備えるためにも、広域的な防災拠点として地域の安全安心を支えたい」と話した。

「涼」感じて 橿原・おふさ観音で「風鈴まつり」

橿原市のおふさ観音で、暑い季節に涼んでもらう恒例の「風鈴まつり」が開かれ、にぎわっている。各地の風鈴3000個以上が境内に集められ、風が吹くと「チリンチリーン」と音が鳴る。涼を求めに来た人の目と耳を楽しませている。
平成15年から始まり、24回目。ガラスに絵が描かれた江戸風鈴、鉄製の南部風鈴(岩手県)、洒脱なガラス製の奈良風鈴、陶磁器の瀬戸風鈴(愛知県)などがつるされ、風情ある音が鳴る。今年は初めてバルーンに風鈴をつるしたコーナーを設置した。
密門裕範住職は「毎年猛暑が続く。日本人が昔から『涼』を感じてきた楽しみを体験してほしい」と話している。
9月30日まで。入場無料。展示即売もある。

JR櫟本駅に1日1組限定の宿泊施設オープン

JR櫟本駅(天理市櫟本町)の築128年の木造平屋建ての駅舎が改築され、1日1組限定の宿泊施設「CEUEU(セウエウ)櫟本駅」に生まれ変わった。JR西日本管内では初となる駅舎に泊まれる施設。オープニング式典では関係者が開業を祝った。
櫟本駅は桜井線(万葉まほろば線)の無人駅で明治31年に開業した。JR西日本が駅舎を天理市に譲渡し、市が民間事業者などから活用案を募集。京都の町家再生に取り組む「立志社」(京都市下京区)が選ばれた。駅舎北側の待合室は残したまま、かつて駅員の宿直や業務などを行っていた南側を宿泊施設としてリノベーションした。
客室はロフト部分込みで約36平方㍍。ミニキッチンや冷蔵庫、半露天の浴室を備え、床や天井は県産木材をふんだんに用いた。窓からは駅のホームを望み、かつて他の駅で使用していた電光掲示板や窓口の仕切り板、つり革も設置。電車が通るたびに「ガタゴト」と揺れを感じ、コンセプトの「夜行列車の気分で、駅舎に泊まる。」を楽しめる。

橿原の「ミグランス」展望フロアPRへ本腰 

近代的なビルとしては県内でトップクラスの高さ45メートルを誇る橿原市の複合施設「ミグランス」最上階の展望フロア。大和三山など市内を一望でき、世界遺産登録が確実視される「飛鳥・藤原の宮都」構成資産の位置も確認できるが、あまり知られていない。市は登録が実現すれば、眺望の良さを知ってもらうためPRに力を入れたいとしている。
ミグランスは同市内膳町の近鉄大和八木駅前に立地。市が約67億円を投じて建設し、平成30年2月に開業した。地上10階地下1階建てで、1~4階が市役所分庁舎、5~9階がカンデオホテルズ奈良橿原で、10階に展望フロアがある。
広さ約160平方メートルの展望フロアの大部分は午前9時~午後9時半、無料で利用でき、年中無休。フロアには三方をガラス面に囲まれた展望デッキがあり、香具山、畝傍山、耳成山の大和三山や市街地を眺められ、夜景も楽しめる。大和三山は「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産ではないが、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が6月、世界遺産への登録を勧告した際、その景観に配慮することを求めた。
構成資産の藤原宮跡や本薬師寺跡(いずれも同市)、大官大寺跡(同市、明日香村)は立地する方角のガラス面にそれぞれの名称を記し、位置を確認できるよう工夫されている。
屋外に出られる展望テラス(夏期午前9時~午後7時、冬期午前9時~午後5時)も設けられている。

「ナッジ理論」で被害防げ 県警・JR西など3駅で注意喚起

多額の現金を持って待ち合わせをする人は駅員に連絡を-。県警はJR西日本などと連携し、自発的な行動を促す「ナッジ理論」を活用したポスターやシートをJR西の3駅に設置した。県内では今年、特殊詐欺の被害認知件数や被害額が過去最悪ペースで推移。駅やその周辺での特殊詐欺の被害も増えており、駅利用客らに注意喚起を促す狙いがある。
息子などと偽るオレオレ詐欺の容疑者らが被害者に指示し、駅を転々とさせて多額の現金をだまし取る手口が頻発。このため、駅頭での対策を強化する。
京終駅(奈良市)、郡山駅(大和郡山市)、高田駅(大和高田市)には、多額の現金を持って息子や孫と待ち合わせをする人向けのポスターを掲示。改札前のインターホンを「押してください」と駅員への連絡を促すほか、駅の構内放送を通して注意喚起する。京終駅の改札前には、JR西の床面装飾の技術を生かしたシートも設置した。
3月に発足した奈良防犯心理研究会の委員らのアドバイスを受け、こうした対策を実施した。
県警本部で1日にあった開始式で、JR西の森林昇・奈良統括駅長は「駅利用者らの尊い財産が奪われているのは看過できない」と語り、取り組みが被害防止に役立つことを期待した。県警の胡内照久・生活安全企画課長も、JR西や学識者らの協力を得て「県民の生命と財産を守る取り組みにしたい」と話した。
県警はナッジ理論を活用した犯罪防止策を展開。昨年12月から近鉄大和西大寺駅のエスカレーターで盗撮・痴漢対策も行っている。

田んぼの生き物み~つけた 天理の小学校、特別授業

天理市立福住小学校は、飲食チェーン大手と協力し、同校や近隣農家が所有する田んぼで生き物の調査を行う特別授業を開催した。同校5、6年の児童が参加。田んぼの泥水を採集し、どのような生物が生息しているかを確認した。子供たちに米や自然とのつながりを感じてもらうことが狙い。
特別授業は全国にハンバーグレストラン「びっくりドンキー」を展開する「アレフ」(札幌市)が同小と共催。同社は平成18年から全国の店舗で殺虫剤や化学肥料の禁止など厳しい基準を設けた省農薬米を導入。同22年から「田んぼの生きもの調査」を定期的に実施するほか、地域の小学校で田んぼに生息する生物に関する出前授業を開いている。
6月25日に開かれた授業には5、6年の児童約25人が参加。この日は雨だったため、教諭らが田んぼに入り、泥水をすくった。児童らは同校の渡り廊下で、泥水を採集したバケツの中から生き物を探してスプーンでトレーに移し確認。タニシやカブトエビ、ゲンゴロウの仲間やヤゴなどが見つかり、「アメンボいる」「オタマジャクシたくさん」「ドジョウもおった」などと元気な声が上がった。
参加した5年の男子児童(10)は「知らない生き物がたくさんいて驚いた。楽しかった」と笑顔。講師を担当した同社SDGs推進部係長の荒木洋美さんは「水田に生息する昆虫や生き物はそれぞれの役割を担っている。普段食べているお米が、豊かな田んぼによって育まれていることを知ってもらえたら」と話している。

運動場でドリフト披露 天理の中学校「ラリー体験」

自動車の全日本ラリー選手権シリーズ第3戦「YUHO Rally ASUKA supported by トヨタユナイテッド奈良」に合わせ、発着点となった天理市で出場ドライバーによる「ラリー教室」が開かれた。市立天理西中学校の生徒らがラリーカーの迫力を体感した。
同大会をサポートするトヨタユナイテッド奈良などが主催。ラリー飛鳥実行委員会の児嶋順一副委員長が全校生徒約500人に競技ルールやコース、交通安全について説明し、大会に出場する3人のドライバーが競技の魅力を語った。
運動場では3台のラリーカーの助手席に、代表の生徒らが乗車して走行を体験。2年生の武上慈詩さん(13)は「ドリフト走行は浮遊感があってハラハラドキドキした。楽しかった」と話していた。
同大会は山添村から川上村までの県内と、三重県名張市の計12市町村を舞台に5月に開催された。総走行距離は386・98キロメートル。ゴールとスタートはいずれも天理市役所だった。

橿考研で20日にクラシックコンサート 参加者募集

クラシック音楽を通じて考古学に親しんでもらおうと、橿原市畝傍町の県立橿原考古学研究所付属博物館で7月20日午後2時から、関西フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者によるコンサートが開かれる。参加者を募集している。
フルートの椎名朋美さんとハープの岩本紗綾さんが、ニーノ・ロータ「フルートとハープのためのソナタ」、M・ベルトミュー「5つのニュアンス」などを演奏する。
同研究所は令和4年、関西フィルと「音楽を通じた考古学の魅力創造協定」を締結したのを機にコンサートを開催し、今回が11回目。無料で定員は70人(応募多数の場合は抽選)。
往復はがきに住所、氏名、電話番号を明記し、〒634―0065 橿原市畝傍町50の2 橿原考古学研究所付属博物館コンサート係へ(同7日必着)。同館ホームページからアクセスできる「奈良スーパーアプリ」でも同7日午後5時まで受け付ける。問い合わせは同館(0744・24・1185)。

十津川村で土砂崩落、通行止め 台風影響

土砂崩れのあった国道168号の現場=十津川村平谷(県提供)

県は29日、十津川村平谷の国道168号脇の山で土砂崩れが発生して道路がふさがれたため、当面の間、通行止めにすると発表した。復旧の見通しはたっていないという。台風などによる大雨が影響したとみられる。
五條署に同日午前3時10分ごろ、土砂崩れと電柱の倒壊の通報が近くの住人からあり、県にも連絡した。県によると、高さ約50㍍、幅約35㍍にわたって山の斜面が崩れているという。

キトラ古墳 壁画公開に7830人 5~6月来場者 世界遺産勧告影響か

5月23日~6月21日に公開されたキトラ古墳の天文図(文化庁提供)

年4回実施しているキトラ古墳(7世紀後半~8世紀初頭、明日香村)の国宝壁画公開で、直近の5月23日~6月21日の来場者数が、令和2年の新型コロナウイルス禍以降、最多の7830人を記録したことがわかった。24日に京都市で開催された文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」で報告された。
同古墳など19資産で構成する「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」について国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が今月、世界遺産への登録を勧告したことが影響したとみられている。
同古墳の石室の壁には青龍、朱雀、白虎、玄武、天井には本格的な中国式星図の天文図の壁画が描かれていたが、劣化が進み、漆喰(しっくい)ごと外して修復。修復された壁画の一部を明日香村の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で平成28年から春、夏、秋、冬ごろに27~28日間、公開している。令和元年に国宝になった。
文化庁によると、直近の今年5~6月は天文図を公開。新型コロナの影響で来場者の人数抑制が続く令和2年以降で、最多だった昨年10~11月(7572人)を超えた。
ここ数年は4千~6千人台が多かった。コロナ禍前は過去最多の初回(1万9040人)のほか、8千~1万人台の回があった。
高松塚古墳(同村)の国宝壁画も年4回公開してきたが、新たな保存展示施設整備に伴い今年度から公開を休止した。

世界ジュニアゴルフ選手権初出場 大和郡山の北本選手「優勝目指す」

世界ジュニアゴルフ選手権に出場する北本太一選手=大和郡山市役所

県ジュニアゴルフクラブに所属する大和郡山市立郡山西中学校3年の北本太一選手(14)が同市役所を訪れ、上田清市長に日本代表選手に選ばれたことを報告した。7月7~9日に米カリフォルニア州で開催される「世界ジュニアゴルフ選手権」に初出場する。
北本選手は、身長170㌢、体重90㌔と恵まれた体格を生かした豪快なスイングが持ち味。父の影響で4歳からゴルフを始めた。毎日の縄跳び100回と素振りの練習を欠かさない。
昨年はアジアンマスターズ日本代表選抜(中高生)で総合優勝し、PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会西日本決勝13|14歳男子の部でも優勝。日本代表選手に選ばれた。
現在、世界ジュニアゴルフ選手権に向けて英会話も猛特訓中という。北本選手は「多くの人に応援してもらえるようなプロ選手になりたい」と話し、「不安も大きいが、優勝を目指したい」と目標を掲げた。
上田氏は「マナーを大切にする選手に育ってほしい。ぜひ大きな舞台で頑張って」と期待を寄せた。

みんな一緒に泥だらけ 園児ら田んぼ遊び 大和郡山

あぜ道から水田にジャンプする園児ら=いずれも大和郡山市

 

大和郡山市立筒井幼稚園近くの水田で、田んぼ遊びのイベントが開かれ、同幼稚園の園児たちが泥の感触を楽しんだ。子供たちに自然や農業に触れる体験をしてもらうのが狙い。
同園では地域住民と連携し、地元の伝統野菜農家を訪問したり、園の畑で作物を植えたりするなど遊びを通して食育を行っている。
イベントは6月1日、近隣のコメ農家、松本三雄さん(83)が所有する田んぼで開かれ、園児約人が参加。園児たちが田植え前の水を張った田に入ると、「グニュグニュする」「タニシおった」などと歓声が上がった。水をかけ合ったり、走ったり、あぜ道からジャンプしたりして、泥だらけになりながら遊んだ。

水田に入って泥の感触を楽しむ園児ら

大内菜恵子園長は「水田に入った感触を、子供たちの記憶の中の引き出しにしてもらいたい」と話している。

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