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「サナエんセール」天理市商工会、5月から開催 首相ロゴマークも

ロゴマークを手にする天理市商工会の藤山和徳会長(中央)=天理市

天理市商工会は、県出身の高市早苗氏の第105代首相就任を記念する「サナエんセール」を5月1日から市内で開催する。高市氏の名前「早苗」にちなみ、数字の「37」を含んだ価格でセールやセット、プランを提供する。地域商工業の活性化や商業基盤の強化、市の魅力発信が狙い。
当初は、昨年10月の第104代首相就任を祝うセールを検討していたが、今年2月の衆院選や同商工会に加盟する事業者らの確定申告の時期などが重なり、準備がずれ込んだという。
セールには、商工会に加盟する1164社のうち飲食店や小売業、サービス業など約50の事業者が参加。飲食店の虎徹(田井庄町)のごはん大盛り137円から、木村建設(成願寺町)の土地付き建売住宅3700万円まで、バラエティーに富んだ価格とサービスが魅力という。プロパンガス販売の榎堀商店(川原城町)は、ガステーブルコンロを工事費込み3万8370円で提供する。
24日の会見で同商工会の藤山和徳会長(66)は「今回のセールは、高市政権が進める経済政策の下支え。セールを起爆剤に、より地元が元気になるようにしたい」と話した。
セールに合わせ、高市首相の笑顔をイメージした新たなロゴマークも作った。参加店の店頭に貼るほか、三宅町の鈴木靴下はロゴをあしらったペットボトルホルダー(370円)を製造。天理市内での販売を予定している。
小売業は5月31日まで(第2弾は10月5日~31日)、飲食業やサービス業は12月31日まで開催。詳細は天理市商工会ホームページ(https://tenshoko.com/)で4月30日に公開予定。

移住者に特急ポイント 高取町と近鉄、最大4万円分交付 

高取町内を走る近鉄特急

高取町と近畿日本鉄道(本社・大阪市)は町外から町内に移住した住民で、町の2補助制度のいずれかを利用した人を対象に、近鉄特急のポイントを最大4万円分交付する取り組みを始めた。同町には近鉄吉野線・壺阪山駅があり特急が停車。乗客増加を目指す近鉄と、移住促進を図りたい町が協力した。
近鉄は特急券をクレジットカードやキャッシュレス決済「PayPay」などで購入すると、金額の10%をポイントに還元するサービスを実施。1㌽は1円で、特急券購入にあてることができる。沿線自治体の移住者にこのポイントを交付する制度は初めてという。
町は町外から移住した住民について購入した空き家のリフォーム補助(最大100万円)を実施。また町内の子育て世帯には空き家など既存住宅の購入費補助(一律100万円)も行っている。
この2つの補助制度のいずれかを利用した町外からの移住者を対象に、4月1日から近鉄特急購入にあてられるポイントを交付する取り組みを開始した。すでに所持しているポイントがないか、1万㌽以下であれば4万㌽が交付される。
町内の壺阪山駅から近鉄大阪阿部野橋駅(大阪市)までは特急で約45分。近鉄は「吉野線エリアの活性化を願っている」、町は「1人でも多くの方に移住してほしい」と話している。

迷子の児童を保護 天理署が少年補導員に感謝状

交通量の多い国道24号沿いで迷子になった男児を保護し、人命救助に貢献したとして、天理署は同署少年補導員を務める土屋年史さん(70)=自営業=に感謝状を贈呈した。

天理署の中西央太署長(右)から感謝状を受け取る土屋年史さん=天理市

土屋さんは3月28日に天理市嘉幡町の交差点の歩道で、座り込んで泣いている男児(6)を発見。声をかけた後に警察に通報した。
同署によると、男児は家族と訪れた商業施設から一人で帰宅しようとして迷子になったという。中西央太署長は「一歩間違えば大きな事故や事件につながりかねない。今後もそうした状況に出合ったときはぜひ手を差し伸べてほしい」と話し、感謝状を贈呈した。
土屋さんは「地域の推薦で少年補導員になったが、子供を保護したのは初めて。一人で泣いている様子が心配でならなかった。これからも気を付けていきたい」と話していた。

藤棚など屏風作品 春日大社に奉納 杉本博司さん 25日から公開

奉納した屛風の前で花山院弘匡宮司と話す杉本博司さん=奈良市の春日大社

国内外で活躍する現代美術作家、杉本博司さんが21日、春日大社(奈良市)に近年制作した大作の「春日大宮暁図屛風(あかつきずびょうぶ)」と「春日大社藤棚図屛風」を奉納した。藤棚図屛風は25日~5月24日に大社国宝殿で公開する。
杉本さんは写真を中心に多岐にわたる芸術活動で知られ、春日信仰にまつわる古美術品も収集。文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」(神奈川県小田原市)を設立し、春日大社から祭神を勧請して「甘橘山(かんきつざん) 春日社」を創建した。
屛風は令和4年から5年に大社国宝殿で開かれた杉本さん監修の特別展に合わせ制作。いずれも大社境内で撮影し仕立てた作品で、藤棚図屛風は名木として知られる「砂ずりの藤」が咲き誇る神秘的な姿だ。
この日は直会殿に屛風が並べられ、おはらいが行われた。杉本さんは「古い日本人の心の故郷を表現しなさいと言われたように思ってきた。屛風は偶然を超えた何かがあり、作らせてもらった」と説明。花山院弘匡(かさんのいん・ひろただ)宮司は「上方からの藤の表現は珍しく、春日の神様が乗った雲のよう。御神気を感じる作品で、奉納いただきありがたい」と語った。

サイバー攻撃疑いの市立奈良病院 通常診療再開 個人情報漏洩確認されず  

サイバー攻撃の疑いで外来診療などを停止していた市立奈良病院(奈良市東紀寺町)は、24日朝から外来診療や救急受け入れなどの通常診療を再開した。
奈良市によると、システムの復旧作業を進め、全ての端末の安全性を確認。個人情報の漏洩(ろうえい)などは確認されなかったとしている。
21日夜、ネットワーク監視装置が異常な通信を検知し、外来診療や救急受け入れなどを停止していた。今後は原因の究明を進め、再発防止策を検討する。
同病院は奈良市の中核的医療機関で病床数は350床。

大和川泳ぐ「こいのぼり」60匹 王寺町

大和川沿いに掲げられたこいのぼり=王寺町

「端午の節句」(5月5日)に合わせ、王寺町の出合橋近くの葛下川(かつけがわ)が合流する大和川河川敷で「こいのぼり」60匹が泳ぐ姿をみせている。5月28日まで。
同町が平成31(令和元)年から毎年この時期に実施。住民らの寄贈品のほか、地元園児らや奈良芸術短期大(橿原市)の学生らが描いた色彩豊かなデザインや、2月の町制100周年ロゴマークをあしらったこいのぼりが掲げられている。
町観光協会の担当者は「大和川の水辺をゆったりと楽しんでいただきたい」と話す。
平群町の近鉄生駒線竜田川駅に近い竜田川沿いの遊歩道でも、こいのぼり57匹を掲揚。町によると、地元ボランティア団体が竜田川のにぎわいづくりで平成30年から実施し、今年は5月中旬ごろまで掲げるという。

市立奈良病院にサイバー攻撃 救急・外来診療を停止

システム障害に伴う外来診療の制限を知らせる掲示=22日午前、市立奈良病院

市立奈良病院(奈良市東紀寺町)で21日夜、システム障害が発生し、救急患者と外来患者の受け入れができなくなった。電子カルテが使えなくなっており、復旧は未定。外部から病院のネットワークに侵入された可能性が高いという。仲川げん市長は22日、自身のX(旧ツイッター)で「サイバー攻撃により一部サーバーが停止したことに伴い、医療安全上、救急と外来診療を休診している」と説明した。
市によると、21日午後10時15分ごろ、病院のネットワークを監視するシステムが異常を検知。被害拡大を防止するため、病院側が電子カルテと関連するサーバーをネットワークから切り離した。このため電子カルテが使えなくなり、救急の受け入れを停止。22日の外来も緊急性の高い患者を除いて休診とした。入院患者については紙のカルテで対応しているという。
個人情報の流出などは確認中で、奈良県警や専門業者と連携して侵入経路などを調べている。バックアップ用のサーバーに異常は確認されておらず、過去の電子カルテは残っているとみられる。

奈良監獄ミュージアム 27日開館 「自由とは何か」問いかける

第三寮に並ぶ独居房=奈良市の奈良監獄ミュージアム

 

重要文化財「旧奈良監獄」を活用した「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」(奈良市般若寺町)が27日、開館する。星野リゾートがコンセプトに「美しき監獄からの問いかけ」を掲げ、単なる歴史展示にとどまらず、デザインやアートの力を通じて来館者一人一人に「自由とは何か」を捉え直す体験を提供する。
ミュージアムは、星野リゾート(長野県軽井沢町)が旧奈良監獄を活用し運営。受刑者を収容する施設「舎房」5棟が中央の見張り台から放射線状に伸びる監獄設計手法「ハヴィランド・システム」と、イギリス積みの赤レンガ壁は先進的な建築意匠を感じさせる建築美を備え、南北に延びる中央の1棟「第三寮」は修復と改装を重ね、保存エリアとして往時の姿をとどめている。

5つの舎房を監視する中央監視所

1、2階に分かれて室の独居房が連なる廊下や、狭い室内に高い窓から差し込む自然光、重厚な木製扉は本来の姿のままとなっており、監獄特有の空気感を伝えている。扉にはのぞき窓のほか、下部に食事を提供するための小さな扉が付随。トイレはあったが風呂は別室となっており、部屋に収監された受刑者の暮らしぶりをうかがわせる。
ミュージアムの展示棟は3つの棟で構成し、多角的な視点で「自由とは何か」を問いかける。
A棟(歴史と建築)では420分の1の再現模型で奈良監獄の歩みや山下啓次郎氏(1868~1931年)による設計の裏側を紹介。B棟(規律と暮らし)は食事や衛生など7つのテーマから受刑者の日常を描き出し、管理された生活を通じて現代の生き方を問い直している。
C棟(監獄とアート)では異色の獄中記漫画「刑務所の中」で知られる花輪和一氏ら5組のアーティスト作品に加え、ボールペン1本で描かれた緻密な刑務所アートなども展示し、人間の創造性に迫る。展示の締めくくりとなる「むすびの部屋」では見学で感じた思いをカードに記し、社会に言葉を投げかける対話の試みがある。
監獄の余韻に浸る「カフェ&ショップ」では赤レンガをモチーフにしたカレーパンや、明治のレシピに着想を得たチーズケーキが楽しめる。
開館に先立ち行われた内覧会で、監修を務めたアートディレクターの佐藤卓氏は「重要文化財を取り扱う以上、文化庁の許可がないと壁にも触れない事業だった」と話し、「当たり前と思って送っている生活の価値を感じてもらえると思っている」と話した。八十田(やそだ)香枝館長は「監獄そのものを使った博物館は珍しい。将来的に年間100万人の来場を目指したい」と述べた。
開館時間は午前9時~午後5時(最終入館午後4時)。文化財を保護しながらの改修のため、ミュージアムのエレベーターは設置されていない。公式サイト=2次元コード=での事前予約を推奨している。奈良交通は27日から直通バスの運行を開始する。
旧奈良監獄は明治41年に完成した赤レンガ造りの希少な西洋建築で、明治政府が建てた「五大監獄」の一つ。平成29年まで使用され、同年重要文化財に指定された。

「よい夫婦の日」ちなみ、郡山城天守台で金婚式 8組参加

郡山城天守台展望施設で行われた金婚式に参加した夫婦=大和郡山市

「よい夫婦の日」(4月22日)にちなみ、大和郡山市は市在住者や市にゆかりのある結婚50年を迎えた夫婦を対象に、国史跡の郡山城跡で恒例の金婚式を開催した。
19日に郡山城天守台展望施設で行われた金婚式には、8組が参加。出会いやこれまでの夫婦の歴史が紹介され、夫から妻への感謝の手紙が読み上げられた。市からは花束とともに、上田清市長がそれぞれの夫婦にメッセージを贈った。
同市の友清仁さん(77)と久子さん(74)は「たくさんの人に祝ってもらえたのはうれしい」と笑顔を見せた。

「ヤマトタケル」市民参加ミュージカル 御所で11月 出演者募集

制作発表記者会見でポーズをとる小嶋希恵さん、光海あきほさん、芽映はるかさん(左から)=御所市

日本書紀や古事記に登場し、御所市にゆかりのあるヤマトタケルを主人公とした市民参加型ミュージカルが11月29日午後2時から御所市文化ホールで上演されることが決まった。元宝塚歌劇団の光海(みつみ)あきほさんが主演し、ヒロイン役は、元同歌劇団の芽映(めばえ)はるかさんが務める。そのほかの出演メンバーを同市在住者らを対象に募集している。
同市と三重県亀山市、大阪府羽曳野市の3市はヤマトタケルの御陵(ごりょう)があることから交流。その縁で、これまでミュージカルを上演している亀山市地域社会振興会が御所市の公演を主催する。御所市では同振興会が令和6年11月にも小学2年生から70代の市民ら16人が参加したミュージカル「ヤマトタケル」を企画しており、今回は2回目になる。
制作発表記者会見が今月3日に御所市内であり、新たに脚本を執筆する元同歌劇団で脚本演出担当の小嶋希恵(きえ)さんは「自分の感情を表に出してお芝居ができる子供たちの情緒を育てられたらいい」と抱負を語った。また光海さんは「学ぶことが楽しいということを市民と共有できたら」、芽映さんは「本番の後の達成感をみんなで感じられる瞬間を楽しみにしている」と話した。
出演者の募集は今月1日時点で5歳以上の御所市内在住・在勤・在学者が対象。30日午後5時必着で、申込書と全身写真を添えて同市教育委員会事務局生涯学習課に郵送する。オーディションは6月14日午後1時から御所市防災交流館(同市三室)で。合格者は7月12日から原則、土日祝日に稽古がある。問い合わせは同課(0745・44・3597)。

【生け花】春の陽ざしのなかで

奈良県華道会提供

川西豊朱(ほうしゅ)=小原流

【花材】ブルーレースフラワー、アネモネ、スイートピー、ブルーファンタジー、天門冬

【花器】丸水盤

 

【作意】寒かった冬が過ぎ待ち遠しかった春の訪れをきれいな色合いの花で水盤に生けました。
優しい雰囲気の丸く咲いたブルーレースフラワーを主材にして、同系色の小花がかわいいブルーファンタジーでボリュームを出し、春の陽ざしの暖かさで芽生えたような天門冬の新緑の間に、ピンクのスイートピーと印象的なアネモネを生けました。

「相輪」から経筒や柿経 興福寺五重塔 大修理

解体された五重塔の相輪を構成する宝珠などの部材=奈良市の興福寺

約120年ぶりの大規模修理が進む興福寺(奈良市)の国宝・五重塔で解体作業が報道公開された頂部の金属製飾り「相輪(そうりん)」(高さ約15㍍)。解体に伴い部材内部から経筒や杮(こけら)経など納入品も見つかっており、同寺で詳しく調査される。
相輪は宝珠(ほうじゅ)や水煙(すいえん)、九輪(くりん)、伏鉢(ふくばち)などの部材から成る重要な部分。塔は舎利(しゃり、釈迦の遺骨)を納め、土を盛ったインドのストゥーパが起源とされる信仰の象徴で、心柱、相輪には舎利や経巻が納められることがある。

宝珠から見つかった経筒(興福寺提供)

興福寺五重塔の相輪は明治時代の修理の際にも解体し修繕した記録が残る。今回の解体では、先端にある球体の宝珠(直径62㌢)の内部から経筒2点などが見つかった。さらに、その下の竜車(りゅうしゃ、同)には薄板に経文を書いた杮経などが納められていた。
また、文様が透かし彫りされた水煙4枚のうちの1枚には制作者名とみられる文字が刻まれていた。
一方、各屋根から下ろされた瓦の一部には現在の塔が建てられた室町時代の「応永」や「永享」の年号を確認した。瓦の調査を進めていく中でさらに銘文が見つかる可能性がある。
県文化財保存事務所によると、本体の修理については今後、初重(1階)の軒を支える部材を取り替えるためにジャッキアップ工事も予定している。

重文「文華殿」の保存修理完了 橿原神宮、GWに特別公開

保存修理が完了した橿原神宮の文華殿=橿原市

橿原神宮(橿原市)にある重要文化財「文華殿(ぶんかでん、旧織田屋形大書院及び玄関)」の約6年にわたる保存修理が完了した。26、29日、5月1~5日、同8~10日に特別公開される。
橿原神宮によると、重文は、天保15(1844)年に再建された柳本藩(天理市など)の陣屋御殿のうち大書院と玄関。明治時代から天理市の柳本小学校の校舎として利用され、昭和42年に同神宮に移築された。
ただ屋根瓦の破損や雨漏りによる劣化などが見られるようになった。県に委託して令和2年6月から10億7千万円をかけて保存修理が行われた。
過去には文華殿は結婚披露宴や文化事業に利用された。同神宮は今後どう活用していくか検討している。
伊藤英佑権禰宜は「美しく復元された文華殿をぜひご覧いただきたい」と話している。
特別公開は午前9時~午後3時。3千円(高校以下千円)。詳しくは橿原神宮のホームページで。

春日大社で「春日龍王講」 神仏習合ならい祈願祭

世界平和や国民の安寧を祈念した春日龍王講の繁栄祈願祭=奈良市

春日大社(奈良市春日野町)で16日、「春日龍王講(りゅうおうこう)」(講長・菊池攻奈良トヨタ社長)による初の繁栄祈願祭が行われた。幕末まで続いた神仏習合にならい、春日大社の花山院弘匡(かさんのいん・ひろただ)宮司による祝詞奏上や薬師寺(同市西ノ京町)の山田法胤(ほういん)長老による読経が執り行われ、神仏の垣根を越えて国家国民の安寧と世界の平和を祈った。
春日龍王講は龍王社を拠点に神仏習合の原点に立ち返って祈りをささげる集まり(講)。龍王社はかつて興福寺の修行所(安居屋(あんごのや))の鎮守社として春日大社の境内に鎮座していたが、明治の神仏分離で一時は総宮神社へと合祀(ごうし)され、独立した社としては姿を消した後、平成30年に旧社の北側に再興された。
祈願祭は春日大社内の万葉植物園にある藤霞殿(とうかでん)で催され、講員約30人が出席。祝詞奏上、読経に続き、菊池氏らが玉串を奉納した。
祈願祭終了後、菊池氏は「現在の世界情勢はとても困難だ。宗教を超えて一体的に平和を祈るということは、これからもっと大事になると思っている」と話した。

富雄丸山古墳 木棺保存処理始まる 奈文研など4機関が共同調査研究

つり上げられ、保存処理薬剤につけられる木棺=奈良市の奈良文化財研究所

 

東アジア最大の蛇行剣が出土した国内最大の円墳、富雄丸山古墳(奈良市、4世紀後半)から搬出された木棺を保存処理薬剤につける作業が15日、奈良文化財研究所で行われた。同研究所と同市教育委員会、元興寺文化財研究所、県立橿原考古学研究所の4機関が同日に連携協定を締結し、オール奈良体制で木棺の共同調査研究に取り組むことになった。
木の幹をくり抜いて蓋と身を組み合わせた割竹(わりたけ)形木棺で、端にある縄掛突起を除く長さは5・54㍍、最大幅69㌢。全体の7割ほどが残っており、木棺としては良好な保存状態となっている。ただ、腐食によるもろい部分もあり十分に保存処理することが必要という。

クリーニングされる木棺(1月、奈良市教育委員会提供)

この日は、4機関の所長らが見守る中、保護枠に覆われた木棺が慎重につり上げられ、タンクの薬剤に浸された。秋頃に薬剤の含浸工程を完了させ、真空凍結乾燥機に搬入する予定。
橿原考古学研究所の青柳正規所長は連携について「これだけのチームは奈良にしかないのでは。長く歴史文化の調査研究が行われてきた象徴的な取り組み」と話した。

興福寺五重塔 飾り取り外し 120年ぶり大修理「相輪」解体

保存修理のため相輪が解体され、取り外される水煙=15日午前、奈良市(柿平博文撮影)

約120年ぶりの大規模修理が進む世界遺産・興福寺(奈良市)の国宝・五重塔で15日、屋根上部にある金属製の飾り「相輪(そうりん)」を解体する作業が報道陣に公開された。
相輪(高さ約15㍍)は宝珠(ほうじゅ)や水煙(すいえん)、伏鉢(ふくばち)と呼ばれる部材などから成り、塔中央を貫く心柱に差し込まれている。解体は塔を覆う素屋根内で先月下旬から開始。この日は、透かし彫りされた水煙の4枚のうち残る1枚(約95㌔)が木枠に覆われた状態でクレーンによって慎重に下ろされた。

奈良・興福寺五重塔「相輪解体」 保存修理のため相輪の解体作業が行われ、北東側の水煙が取り外された

これまでの解体では宝珠内部から経筒2点が見つかった。解体後、調査の上で修理が必要な部分については措置を施す。
興福寺五重塔は奈良時代に創建されて以降焼失と再建を繰り返し、現在の塔は室町時代に建てられた6代目。屋根や部材の劣化が進んだため修理に着手し、令和16年3月の完了を目指している。
森谷英俊貫首(かんす)は「昔生きた人らが今の私たちに伝えたものをさらに未来に伝える責務の重さを感じ、しっかりと取り組みたい」と語った。

免許不要のモビリティー「WHILL」販売 トヨタユナイテッド奈良 

トヨタユナイテッド奈良が取り扱いを始めた「WHILL」=奈良市

 

トヨタ系自動車販売会社「トヨタユナイテッド奈良」(菊池武之祐社長)は、免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティー「WHILL(ウィル)」全4機種の販売を開始した。高齢化が進む一方、地域によっては公共交通が縮小しており、新たな近距離の移動手段を提案する。
距離に応じた乗用車との使い分けや車載という形での移動手段の選択肢を用意し、年齢や身体状況などにかかわらず、誰もが自由で安心・安全に外出できるライフスタイルを目指す。
モビリティーはWHILL(東京)が開発。時速6㌔以下で走行し、10度という高い登坂性能を備えている。充電は家庭用電源を使用。グリップ力のある前輪で悪路や段差の多い場所を得意とするモデルや、折りたたんで車載が可能なモデルなどがある。
道路交通法上は歩行者として扱われるため歩道を走行し、歩道がない場所は右側通行が基本となる。ハンドルかゲーム機のようなコントローラーで操作し、非常時には手を離すと停止する設計。事故に備えたウィル専用の保険も用意した。
7日に、奈良市内で記者発表を行った菊池社長は「運転免許返納後の高齢者は外出の回数や歩行が減るという問題が発生する。新たなインフラで解決したい」と述べた。
試乗できる販売店はネッツトヨタ奈良登美ケ丘店(奈良市中登美ケ丘)、イオンモール大和郡山(大和郡山市下三橋町)のチャウピーステーションなど6店舗。ウィルのホームページ=2次元コード=で検索できる。

靴下端材「輪紙」折り紙に 広陵の印刷会社が商品化 東大サークル監修

1枚の折り紙から生まれたかぐや姫のオブジェ

 

靴下を製造する際に出る端材を活用した「靴下輪紙」を開発した広陵町の印刷会社「大栄工業」が、東大の折り紙サークル「Orist」の監修で、この紙を使った靴下折り紙を商品化した。同サークルは1枚の折り紙から作ったかぐや姫の立体作品を町に寄贈。作品は広陵くつした博物館で展示されている。(木村郁子)
町の地場産業である靴下を製造する際に出るリング状などの端材は年間約200㌧に上るという。同社は廃棄されてきた端材を練り込んだ靴下輪紙を令和5年に完成させた。紙は破れにくく、布に似た風合いを持つのが特徴。名刺や靴下の帯紙として使われている。
同社は靴下輪紙に親しみを持ってもらい、地域活性化につなげたいと、町が運営するビジネスサポートセンター「まるごとBiz」に相談。日本最高峰の折り紙技術を持つ同サークルとの接点が生まれ、学生らが折り紙監修を担った。
学生らは竹取物語の主人公のふるさととされる同町のシンボルとして、約2カ月かけてかぐや姫のオブジェを制作。町にまつわる難易度別の3種類(靴下、竹、かぐや姫)の折り紙レシピを生み出した。

東大の折り紙サークルの林清人さん(左)と小尻てるやさん(左から2人目)らが出席したかぐや姫のオブジェの贈呈式=広陵町

5日に広陵くつした博物館で寄贈式があり、80㌢四方の折り紙から作った高さ42㌢のかぐや姫オブジェがお披露目された。制作した大学3年の小尻てるやさん(20)は「ややグレーがかった折り紙は素朴で美しく丈夫。陰影を生かしたデザインを心がけた」と話し、「折り紙の可能性を知ってもらえたら」と期待を込めた。
作り方の手順をまとめた折り紙レシピを考案した大学3年の林清人さん(20)は「子供たちに親しんでもらえるよう、メンバーと試作を重ね難易度別のレシピを開発した。楽しんで折ってほしい」と話した。
この日は同町の小学生向けのワークショップも開催。林さんと小尻さんが講師を務めた。参加した児童7人は、「難しい」などと言いながら、夢中で折り紙に取り組んでいた。
靴下折り紙は大栄工業のウェブサイト「カミンチュ」=2次元コード=で、50枚1100円で販売している(Orist折り紙レシピ付き)。

J3奈良クラブ、大和高田に公式ストア2号店オープン

オープンしたばかりの店内で公式グッズを品定めする客ら=大和高田市

サッカーJ3の奈良クラブは、大和高田市の近鉄大阪線築山駅前でスーパー「ならコープなんごう」など複数の商業施設が集まる一角に、ユニホームなど公式グッズを多数取り扱う公式ストアをオープンした。奈良クラブの公式ストアは、2月に開設された奈良市の近鉄奈良駅近くの店舗に続く2号店になる。
2号店は今月9日に開業。奈良クラブに公式ユニホームなどを提供するオフィシャルサプライヤー(スポンサー)で、昇華プリントの技術で「SQUADRA(スクアドラ)」ブランドのスポーツウエアを製造販売する「アクラム」(広陵町)が、新たに設けた事務所兼物流倉庫「KAIQUA(カイカ)」内に開設された。
9日に開かれた開業式典で、アクラムの勝谷仁彦社長があいさつの中で、ドイツではホームタウンに地元サッカークラブの公式店が街中にたくさんあると説明。奈良クラブの2号店を、県中南部の中南和エリアの拠点として「ファン(サポーター)や地域、スポーツがつながる交流の場になれば」と語り、今後、定期的に選手らを呼んでのイベントを開催する意向も示した。式典には生駒市出身で奈良クラブのDF鈴木大誠選手もかけつけ、開業を祝った。
2号店の開店時間は平日の午前10時~午後5時。駐車場が併設されている。

奈良LC杯学童野球 山陵クィーンズ、18年ぶり10回目の優勝

18チームが熱戦を繰り広げた「奈良ライオンズクラブ(LC)杯第49回奈良市学童軟式野球大会」(産経新聞社など後援)は11日、同市の柏木球技場で決勝が行われ、山陵クィーンズが西大寺ドリームズを下し、18年ぶり10回目の優勝を決めた。
決勝で争った両チームと、準決勝敗退チーム同士が対戦した県大会出場決定戦に勝利した奈良ジュニアファイターズの計3チームは、県知事杯争奪学童軟式野球大会に奈良市代表として出場する。
11日の試合結果は次の通り。
【決勝】山陵クィーンズ7-1西大寺ドリームズ
【県大会出場決定戦】奈良ジュニアファイターズ12-2都跡スポーツ少年団

国の伴走支援官 「挑戦の地、吉野」実現へ提言 

国家公務員が東京と地方の2拠点で活動し、副業的に地方自治体を支援する「地方創生伴走支援制度」に基づき吉野町に「伴走支援官」として派遣された国家公務員3人が、町のシティープロモーション戦略実現のための提言書を町長に手渡した。

内閣府政策統括官付の関口訓央参事官(右から2人目)から提言書を受け取る中井章太町長=吉野町

同制度は、人口減少を前提に、デジタル技術や民間資金などを活用して、地方が自律的経済成長に取り組む「地方創生2・0」推進に向けて創設された。派遣された国家公務員は、全国の自治体で課題解決に向けた助言や支援を1年間を通じて行う。
町に派遣されたのは、内閣府政策統括官付の関口訓央・参事官(52)▽国土交通省大臣官房会計課の伊賀本雅義・課長補佐(32)▽国税庁金沢国税局の望月千春・総務部長(54)-の3人。3人の支援官は令和7年4月~8年3月の1年間、オンライン会議や現地訪問を通して、町の自然や文化、産業の現状を把握し、課題整理の優先度を決定。民間企業や団体と連携し、町の活性化に向けた具体的な方策を検討してきた。
提言書では、100年後の未来につなぐ同町のプロジェクト「挑戦の地、吉野」の実現に向け、人口減少の緩和と町のにぎわい創出のために移住や創業のための支援、空き家の利活用促進、町民の参画意識の醸成の3つの柱を一体的に推進する重要性を指摘。
また庁舎整備の方針として安全性と強靱性、住民が「集まりたくなる場」の創出を掲げたほか、手続き面などでのデジタル化の促進や、人材育成のための組織改革など、町の方向性を示した。
3月26日に町役場で中井章太町長に提言書を手渡した関口参事官は、「移住支援の出遅れや都心部に比較的近いことから人口流出が続くが、移住サポートを意識して取り組み、町で活躍する人々をさらに後押しする戦略にすれば、改善の即効性はある」と助言。
中井町長は「課題を客観的に俯瞰してもらうことができた。町の未来につなげるためにも、提言を具体的な施策につなげていきたい」と意欲を示した。

県警、嘱託警察犬の指導者2人に感謝状 

県警は7日、民間の嘱託警察犬の指導者2人に感謝状を贈った。令和7年に犯罪捜査や行方不明者の捜索で嘱託警察犬とともに何度も現場出動し、警察業務に貢献したとしている。

県警の中田顕一郎刑事部長から感謝状を受ける民間の嘱託警察犬指導員の2人=7日、県警本部

この日、県警の中田顕一郎刑事部長から感謝状を贈呈されたのは、広陵ドッグスクール(広陵町)の松川浩之さんと、橿原ヴィヴィッドドッグスクール(橿原市)の田内信江さん。2人は「こうした仕事は一人ではできない。スタッフら嘱託警察犬に関わる皆さんと一緒にいただいた感謝状と思う」と話した。
中田刑事部長は、指導員らに休日や深夜を問わず「急な出動要請もある中、警察官が発見できない行方不明者を警察犬が早期発見していただく例もあり、ありがたい」と感謝した。

「伝統引き継ぎ 最高の母校に」 新生「上牧中学」で開校式

開校式で新たな校章が入った校旗を披露する上牧町の永井工仁教育長(左)ら=町立上牧中学校

少子化により1学年に複数学級を確保できないことを理由に上牧町立中学2校を統合し、4月から新たに発足した町立上牧中学校で7日、開校式が行われた。式典に出席した永井工仁(のりひと)教育長は、「自分らしさを未来へ」を同校の理念として開校宣言を行ったほか、新たな校章がデザインされた校旗を披露した。
旧上牧中、旧上牧第二中を統合した新生「上牧中」は町役場に隣接する旧上牧中のグラウンドに、町が建築工事費約32億7800万円をかけて4階建ての新校舎などを整備し、校歌も刷新。町内の生徒403人が通い、各学年で4学級を確保できる規模に生まれ変わった。1年生は新デザインの制服で登校する。
開校式で阪本正人(まさひと)町長は生徒らに「新たな学び舎で自分らの可能性を広げていってほしい」とあいさつ。いずれも生徒会長で3年の吉崎翠(すい)さん、山内一志(かずし)さんが「(統合前の2校の)伝統のバトンを引き継ぎ、新しい仲間と後輩が『この学校でよかった』と思える最高の母校を作る」と述べた。

戦艦大和追悼式 天理市の大和神社 「後世に伝え続けたい」

戦艦大和・第二艦隊戦没者追悼式で祝詞をささげる西口学宮司=天理市の大和神社

戦艦大和ゆかりの神社として知られる大和(おおやまと)神社(天理市)で7日、「戦艦大和・第二艦隊戦没者追悼式」(主催は同実行委員会)が営まれた。式には約60人が参列し、神事や黙禱(もくとう)、ラッパ演奏などで追悼した。
第二次大戦末期、沖縄に向けて出撃した第二艦隊が昭和20年4月7日、米軍機の猛攻撃に遭って大和などが沈没、約4千人が亡くなったとされる。
大和の艦内には同神社の分霊が祭られていたことや、第二艦隊司令官の伊藤整一海軍大将ら、大和を含む同艦隊の将兵の戦没者が同神社の祖霊社に合祀(ごうし)されていることから、「大和ゆかりの神社」として、毎年この日、追悼式を営んでいる。
西口学宮司は「戦後81年を迎え、今の平和は多くの英霊のおかげであることを後世に伝え続けたい」と話した。

県警、コンビニ5社と連携 犯罪抑止に立ち寄りステッカー

ステッカーを手にするコンビニ各社や県警の関係者ら=3月、県警本部

 

県警は、県内に店舗を構えるコンビニエンスストア5社と連携し、コンビニでの犯罪抑止を図るプロジェクト「PoliceWelcome(ポリスウエルカム)」を始めた。警察官が気軽に店に立ち寄れる雰囲気をつくり、店舗側の防犯意識や来店客らの安心感を向上させる狙いがある。

参加店に掲示される「警察官立ち寄り歓迎」のステッカー

プロジェクトに参加するのは、ローソン139店▽セブン-イレブン128店▽ファミリーマート127店▽デイリーヤマザキ15店▽ミニストップ6店-の計415店舗(病院など一部店舗除く)。参加店舗の店頭には「この店は警察官の立ち寄りを歓迎しています」と記したシンボルステッカーを掲示する。
3月に県警本部であった開始式で、県警生活安全部の川本勝実参事官(当時)は、地域の安全を担う拠点でもあるコンビニは、特殊詐欺などの被害防止に重要な役割を果たしているとし「両者の連携を一層深めたい」と期待。5社を代表し、ローソンの関係者が「警察官が気軽に立ち寄れる環境をつくりたい」と応じた。

金魚アート「心の処方箋に」産業保健師・駒井さん体験会 11日に大和郡山

コースターをつなげて作る金魚アートの展示イメージ(それならプロジェクト提供)

 

奈良市出身の産業保健師、駒井若奈さん(28)が主宰する「Solenara Project(それならプロジェクト)」が、11日、大和郡山市で金魚アート体験会を開催する。企業で働く従業員の健康を支える仕事で培った経験を生かし、アートを通じた「心の処方箋」となることを目指す。(木村郁子)

イベントのポスターを手にする産業保健師の駒井若奈さん=大和郡山市

大和郡山市で育った駒井さんは、県立奈良高校卒業後に産業医科大学(福岡県)に進学。現在は神奈川県の企業などで産業保健師として働き、合わせて3400人以上の体と心を見守る。これまでのメンタルヘルス面談で、無趣味の人の多くが余暇時間に「寝る」「飲酒」といった声を聞き、絵を描くことで集中する時間を持ち、気分転換を図ることを推奨。
今年1月に「誰もがそれならできる」を意味する同プロジェクトを立ち上げた。3月には「東京奈良県人会」と「奈良若手の会」とともに、都内の奈良まほろば館で講演会とワークショップを開催した。
11日のイベントでは、プロの昆虫画家の橋中初男さんが、金魚を簡単に描く手法を参加者に指南。奈良筆の「あかしや」(奈良市)が提供する水彩毛筆でコースターに金魚を描き、裏面に願い事や目標を書き込む。コースターをつなげて大きな金魚の形のアート作品に仕上げる。作品は「DMG MORI やまと郡山城ホール」館内の図書館入り口に来年1月下旬まで展示する。
奈良高校と県立郡山高校の生徒らが出題する市にまつわるクイズ大会もある。市内の飲食店などを掲載する寄り道マップも配布する。
「大和郡山市への恩返しの気持ちも込めた」と笑顔で話す駒井さん。体験会が参加者らの会話や思いを引き出すきっかけとなり「地域の健康づくりの一助になれば」と期待を寄せる。
11日午前10時~午後5時(午後3時、同3時半からの2枠のみ空きあり。予約優先)、やまと郡山城ホール正面玄関前で。参加費500円(材料費、水彩毛筆1本をプレゼント)。申し込みは専用フォーム‖2次元コード=から。

唐招提寺 久保長老が就任 晋山奉告法要

本尊の前で晋山奉告文を読み上げる久保孝戒長老=奈良市の唐招提寺

唐招提寺(奈良市)の金堂で6日、第90世長老(住職)に久保孝戒(こうかい)師(76)が今月就任したことを本尊に伝える晋山(しんざん)奉告法要が営まれた。
法要では、久保長老が金堂の本尊・盧舎那仏坐(るしゃなぶつざ)像の前で、第89世長老だった岡本元興師から諸堂の鍵を収める箱を引き継いだ。このあと、久保長老は寺に入ってからの50年を振り返り長老就任を奉告する晋山奉告文を読み上げた。
久保長老は東京都目黒区生まれ。唐招提寺執事長などを経て、令和3年から律宗宗務長を務めていた。
法要後、久保長老は「心の安らぎを提供できる場であり続けるよう努める。伝統通りに儀式を行うとともに、お参りいただく方に不便がないよう境内のバリアフリー化も進めたい」と語った。

【生け花】新たな出発 

奈良県華道会提供

梅田一茜=一光流

【花材】 桜、菜の花
【花器】 黒銀彩花器

【作意】その季節に咲く花の代表として桜があります。桜の咲く姿を見ると過去の出来事が思い出される方も多いと思います。私は本格的な春の訪れを感じ、気持ちも新たになります。
今回の生け花は、花びらが淡いピンクの桜を用い、桜の足元に黄色い菜の花を合わせました。春らしい彩りで心弾み、これからの新たな出発へのウキウキやワクワクの心を思い生けました。

奈良LC杯学童野球 決勝は山陵クィーンズvs西大寺ドリームズ

奈良ライオンズクラブ(LC)杯第49回奈良市学童軟式野球大会(産経新聞社など後援)は4、5日の両日、2回戦から準決勝まで同市内で行われた。決勝は11日に予定され、山陵クィーンズと西大寺ドリームズが対戦する。
4日、5日の試合結果は次の通り。
【2回戦】都跡スポーツ少年団15-1山辺スーパーフェニックス▽奈良伏見イーグルス7-4大宮ホワイトベアーズ▽大安寺アパッチライオンズ9-2高の原ファイターズ▽山陵クィーンズ9-0飛鳥紀寺スポーツ少年団▽奈良ジュニアファイターズ14-0鳥見ゼブラーズ▽平城スポーツ少年団4-0奈良チャレンジャーズ▽西大寺ドリームズ12-4奈良北ゴールデンカイト▽五条山レパード3-1帝塚山スポーツ少年団
【準々決勝】都跡スポーツ少年団7-1奈良伏見イーグルス▽山陵クィーンズ9-0大安寺アパッチライオンズ▽奈良ジュニアファイターズ14-4平城スポーツ少年団▽西大寺ドリームズ11-2五条山レパード
【準決勝】山陵クィーンズ11-2都跡スポーツ少年団▽西大寺ドリームズ11-3奈良ジュニアファイターズ

法華寺で「ひな会式」 善財童子ずらり 

本尊の前に並ぶ善財童子の像=奈良市の法華寺

光明皇后ゆかりの法華寺(奈良市)で、子供の姿をした善財童子(ざいぜんどうじ)の像50体余りを祭り祈りをささげる「ひな会式」が営まれている。7日まで。
善財童子は華厳(けごん)経に登場する。旅に出て、さまざまな人を訪ね歩いて修行し、最後に普賢(ふげん)菩薩に出会って悟りを開いたとされる。
ひな会式では、御開帳されている本堂の本尊・十一面観音立像(国宝)の前に、合掌するなどした愛らしい姿の像がずらりと並べられ、尼僧らが読経するなどしている。

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