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週末は市役所で遊ぼう 奈良市が庁舎屋上に「こども広場」

奈良市庁舎東棟屋上の「こども広場」


 奈良市は、庁舎東棟(2階建て)の屋上スペース(約1200平方㍍)を「こども広場」として、毎週金、土、日曜日に開放する。来年3月末まで。
 人工芝を敷いたスペースに県産木材を使った滑り台や平均台、木製マウンテンなどの遊具を設置。テーブルと椅子も4セット置き、飲食を楽しむこともできる。
 8月31日のプレオープンに幼児の子供2人と訪れた同市芝辻町の橋本人美さんは、「見晴らしのいい空間で快適に遊ぶことができ、何度も足を運びたい」と話した。
 無料、予約不要で、利用時間は午前9時から午後5時。遊具は未就学児から小学生が対象。問い合わせは、市資産管理課(0742・34・4724)。

地域活動に若者参加を ワークショップで意見交換 大和郡山市

地域活動に対する思いを話し合う奈良高専の学生ら=大和郡山市


 大和郡山市は、市内の県立高校や高専で地域活動について考えてもらうワークショップを開いた。同市では地域の清掃活動や子供や高齢者の見守りといったボランティア活動の多くを高齢者が支えている。若者たちにも関心を持ってもらい、地域で世代を超えた交流を促す狙いがある。
 8月上旬、奈良工業高等専門学校で開かれたワークショップでは、1~5年生の計12人が参加。6人ずつのグループに分かれて、地域活動に対する印象や、参加するために必要仕組み作りなどについて話し合った。
 5年の青野寧旺さんは自身が就職活動で苦労した経験を踏まえ、「地域活動に参加すると、就職や進学の折に有利なアピールポイントになることを周知すると参加人数も増えるはず」と指摘。4年の石橋未央さんは「(グループ内で)地域活動に参加したいという意見が出なかった。子供のころから地域活動を授業の一環として、半強制的に参加すれば意識として根付くのではないか」と提案した。
 令和4年度に市が市民を対象に行った調査によると、「親密な近所づきあいをしている」と答えたのは70歳代が75・2%に上る一方、20代は23・8%、30歳代は23・0%にとどまる。また「地域の支え合い・助け合い」活動に参加している人の割合は、70歳代が32・1%だったのに対し、20歳代は9・5%、30歳代は12・4%だった。
 市の担当者は「地域活動の担い手は高齢者に限られているケースが多い。若い意見を取り入れて、若者に主体的に参加してもらうことで活動を活発化させたい」と話す。
 市は奈良高専のほか、県立郡山高や県立大和中央高でワークショップを実施。結果は来年度に刷新する「市地域福祉計画・市地域福祉活動計画」に盛り込むことを検討している。

体全体で心の動き表現 手話劇団「空の旅団」

ダイナミックな体の動きで登場人物の心象風景を表現する劇団員ら=天理市


 県立ろう学校演劇部の卒業生らで結成した手話劇団「空の旅団」が、天理市文化センターで自主公演「銀河鉄道の夜」を開催した。手話でのせりふのやりとりや、音楽と照明で演出された幻想的な光景が、多くの観客を魅了した。
 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をベースに手話と字幕で物語を展開。劇団員らは体全体を使ったダイナミックな動きで「本当の幸せ」を求めて旅に出る登場人物らの心象風景を表現した。
 空の旅団は令和3年4月結成。「翔け空へ 表言(ひょうげん)の壁はない」をモットーに掲げる。手話をより広く知ってもらおうと、演劇公演や手話パフォーマンス、SNS(交流サイト)などを通じた活動を行っている。
 現在の団員は8人で、うち5人が同校演劇部の出身者。普段は仕事をしながら休日などを使って練習を重ねている。
 同演劇部の元顧問で、劇団主宰者の綿井朋子さんは「演劇で手話の大切さを訴えていきたい。言葉が話せなくても、体全体で表現することで、多くのことを伝えられる」と強調した。

三輪そうめん、今年も良質 大神神社で感謝祭

三輪素麺掛唄を奉納する女性たち=桜井市


 桜井市の大神神社で28日、夏の三輪そうめんの売り上げに感謝する「三輪素麺感謝祭」があり、そうめんづくりを再現した三輪素麺掛唄などが奉納された。
 感謝祭は今年で39回目。拝殿で行われた祭典には、生産や販売の事業者団体の関係者ら約40人が参列。神職が祝詞を奏上し、巫女が神楽・浦安の舞を奉納した後、出席者が玉串をささげて拝礼した。
 拝殿前では、赤いタスキに前掛け姿の女性たちが、三輪そうめんを模した白い毛糸やざるを持ち、三輪素麺掛唄や三輪そうめん音頭を披露した。
 県三輪素麺工業協同組合の小西幸夫理事長は「生産量は想定を若干下回ったが、売り上げは例年並み。今夏も品質の良いそうめんになった」と話していた。

走る子供食堂、秋にスタート 奈良クラブ・浅川選手

移動式子供食堂を始める奈良クラブの浅川隼人選手(右から2人目)と妻の菜生さん(同3人目)ら=田原本町


 サッカーJ3「奈良クラブ」のエースストライカー、浅川隼人選手(28)が今秋、移動式子供食堂の運営を始める。調理台や冷蔵庫などを備えたキッチントレーラーで県内各地を回る。「食事やふれあいを通して地域の子供たちに夢を持ってもらいたい」といい、サッカー教室なども併せて開催する予定だ。
 本格始動を前に、23日に田原本町の安養寺で開いたキッチントレーラーのお披露目会では、アスリートフードマイスターの資格を持つ浅川選手の妻、菜生さん(28)が栄養バランスを考慮しながら作った弁当8世帯分を用意。集まった子供たちは浅川選手から弁当を受け取ると笑顔を浮かべた。
 子供たちは浅川選手とおしゃべりをしながら食事を楽しみ、口々に「おいしい」。浅川選手は「こちらも元気になる」と語った。
 きっかけは、4年前にフィリピン・セブ島で開いたボランティアサッカー教室だ。貧困にあえぐ子供たちは、多くは将来の夢を語る余裕がなかった。これはフィリピンに限った話ではない。令和元年に内閣府が発表した調査では日本における子供の貧困率は「7人に1人」に上る。
 そうした中で、安養寺を拠点にお供え物を一人親家庭におすそわけするNPO法人「おてらおやつクラブ」の活動を知った。「自分にも何かできないか」と考えたときに、キッチントレーラーで子供食堂を開くことを思いついた。
 今年6月からクラウドファンディングで資金を募り、キッチントレーラーを購入。食事を受け取る子供たちと目線が合うようにカウンターは低めに設置した。カセットコンロを置けば、温かな食事を提供することも可能だ。キッチントレーラーで9月から12月までスタジアムをはじめ県内各地を巡り、移動式子供食堂を8回開く。
 おてらおやつクラブは、浅川選手に生活が苦しい一人親家庭を紹介するなどして、活動をサポートする。同クラブスタッフの上村康弘さんは「子供のときの外食体験は心に残る特別なもの。浅川選手の取り組みはさまざまな地域の子供たちの笑顔につながる」と期待する。
 浅川選手は寄付を募るなどして活動資金を集めるといい、「多くの人の応援が活動の支えとなる。県内各地の子供たちの笑顔に会いに行きたい」と話した。

ロボット金魚すくいに挑戦 

奈良高専の学生が見守る中、タブレットを使ってロボットを操作する子供=大和郡山市


 奈良工業高等専門学校(大和郡山市)とイオンモール大和郡山(同市)は、地域産業界の振興や人材育成などの分野で協力する包括連携協定を締結した。イオンで行われた調印式では早速、同校の学生たちが開発した「金魚すくいロボット」を動かす体験会が開かれた。
 体験会には子供たち約70人が参加。同校システム開発研究会の1~5年生10人が開発したロボットでシートの上に置かれた金魚の模型をすくうゲームに挑戦した。子供たちは学生たちからアドバイスを受けながら、ロボットの動かし方をプログラミングして楽しんだ。
 河合町立河合第二小4年、潮谷春佳さんは「金魚をうまくすくうためには、ロボットのアームの角度の調整が必要だった」と反省しつつも、「理科や図工が好きなので楽しかった」と笑顔を見せた。
 研究会リーダーの5年生、小谷啓人さんは「ロボットを実際に動かすことで、子供たちにプログラミングの面白さを体感してもらえたら」と話した。

「ストファイ」ナンバープレート限定260枚交付 橿原市

「ストリートファイター」オリジナルナンバープレートを受け取る人たち=橿原市(一部画像処理しています)


 人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクターをデザインしたミニバイク用ナンバープレートの交付が23日、橿原市役所で始まった。朝から市民らが次々と訪れ、念願のナンバープレートを受け取った。市は枚数限定としていたが、反響の大きさを受け追加交付も検討する。
 同シリーズを手掛けるゲーム大手カプコン(大阪市)の創業者、辻本憲三会長が橿原市出身という縁もあり、昨年8月、市は同社と包括連携協定を締結。キャラクターの銅像を設置するなどの観光振興に取り組んでいる。
 交付したナンバープレートは、最新作「ストリートファイター6」と、根強いファンが多い「ストリートファイター2」のキャラクターをあしらった2種類。色は排気量別に50㏄以下(白色)▽51~90㏄(黄色)▽91~125㏄(桃色)の3種類を用意し、計260枚限定としたが、いずれも多数の申し込みがあり抽選を行った。
 ストリートファイター2のナンバープレートを受け取った橿原市の専門学校生、樋口嘉希さんは「父の影響で『スト2』のゲームが好きだったのでうれしい。(キャラクターの)リュウのようにルールを守って格好よく走りたい」と笑顔を見せていた。

大和郡山市で子供議会

議場で学校生活や通学路について要望を述べる中学生=大和郡山市


 大和郡山市議会の議場で、市内の中学生に議員活動を体験してもらう「子供議会」が開かれた。
 市立中5校の計10人が市議役を務め、議長に任命された片桐中3年の宇城和奏さんが開会を宣言。生徒たちは議場で、上田清市長に学校生活などについてさまざまな要望を述べた。
 郡山西中3年の本田将真さんが「通学路が狭く、田んぼに落ちたこともある。道路はみんなの生活を支える基盤なので何とかしてもらいたい」と述べると、上田氏は「道路の拡幅は土地の買収など膨大なお金が必要。今は難しいが、みんなに意見を一つずつ市に投げかけてもらうことで、改善できることもある」と応じた。

木の上から星空を楽しんで 十津川「空中の村」が宿泊サービス

透明ドームを紹介するジョラン・フェレリさん=十津川村


 十津川村の森の中にあるレジャー施設「空中の村」が、ツリーハウスなどを設け宿泊サービスを始めた。豊かな自然を身近に感じながら眠ることができ、利用者からは「落ち着いた環境でリラックスできる」と評判を呼んでいる。
 「空中の村」は、フランス出身のジョラン・フェレリさん(31)が令和2年4月、同村小川の「世紀の森・紀伊半島森林植物公園」の一角にオープン。木々の間に張り巡らせた網の上や吊り橋を歩く「空中ウォーク」などが人気を博す一方、宿泊を希望する声が多く寄せられていた。
 これを受け、昼間とは異なる静かな自然の風景を楽しんでもらおうと、ジョランさんはフランスの技術者らと約1年半かけ敷地内に、ツリーハウス▽透明ドーム▽空中テント▽空中ハンモック|の4種類の宿泊設備をつくった。テントとハンモックは木々の間に渡したロープを使って空中に浮かせた。天候が良ければ満天の星空が楽しめる。
 宿泊設備の近くにはキャンプ場を整備し、シャワー室もある。ジョランさんは「空中ウォークと併せて、施設内で1日中楽しめるようにしている。夜の自然の風景も楽しんでほしい」と話している。
 宿泊は1日10組までで、問い合わせは、21世紀の森・紀伊半島森林植物公園(0746・62・0567)。

天理市の教育・芸術スーパーバイザーに加藤雅也さん

天理市の並河健市長(左)から教育・芸術スーパーバイザーの委嘱状を受け取る加藤雅也さん=同市


 天理市は教育政策特別顧問(教育・芸術スーパーバイザー)に、俳優の加藤雅也さんを起用した。教育や芸術に関する分野で市に提言してもらう。
 加藤さんは平成31年公開の天理市を舞台にした映画「二階堂家物語」で主演して以降、市を題材にした写真展を開いたり、市立小学校で環境問題について考える特別授業を行ったりしてきた。
 委嘱式で加藤さんは「古くから学びの場である奈良という地で、子供たちに人生を豊かにする方法を伝授したい」と抱負を語った。並河健市長は「ぜひ加藤さんの演技や人生の経験を子供たちの学びに生かしてもらいたい」と期待した。
 市は今後市立小学校で、加藤さんを講師に招き、廃棄されるもので芸術作品を生み出す「サスティナブルアート」の特別授業を開く予定という。

軟式野球全国大会へ 健闘誓う天理高

全国大会に出場する天理高軟式野球部のメンバー=天理市


 24日に開幕する第68回全国高校軟式野球選手権大会(主催・日本高校野球連盟)に近畿代表として出場する天理の選手らが天理市役所を訪れ、並河健市長に健闘を誓った。
 天理は2日に佐藤薬品スタジアム(橿原市)で行われた近畿大会決勝で、比叡山(滋賀)を2-1で破り代表の座を勝ち取った。全国大会出場は平成30年以来、5年ぶりとなる。
 石井昭郎主将(17)は「近畿大会が終わってから3週間かけてチームを作り直し、レベルをもう一段上げられるよう練習を続けている」とした上で、「堅い守備からテンポを作るのがチームの持ち味。日本一を目指したい」と話した。並河氏は「自信を持って戦ってもらいたい。身体に気を付けて頑張ってください」と激励した。
 天理は大会初日に北関東代表の茗渓(めいけい)学園(茨城)と対戦する。

橿原市昆虫館 入館者300万人達成

入館300万人目となり記念品を贈られる乾誠二さん(右端)一家=橿原市


 橿原市昆虫館(同市)の入館者数が300万人を突破し、記念セレモニーが同館で行われた。
 平成元年10月に開館した同館は、県内では数少ない自然史系博物館として、昆虫標本など千点以上を展示。放蝶温室では約10種類500頭のチョウを飼育しており、身近で生態を観察することができる。
 セレモニーには、300万人目となった奈良市在住で天理大学付属天理参考館学芸員の乾誠二さん(51)と家族が参加。亀田忠彦市長から認定書や昆虫図鑑、キーホルダーなどの記念品を贈呈された。
 乾さんの長女で小学1年の綾乃さん(7)は「キーホルダーは登校のときにつけていきたい」と笑顔。長男の雄貴さん(7)は、「カブトムシやカマキリを見られて楽しかった」と話した。

特殊詐欺防止へ 高齢者のATM利用を一部制限、南都銀

 増加する特殊詐欺被害を防ごうと、南都銀行(奈良市)は県警と連携し、65歳以上の利用者のATM振り込み・引き出し機能を9月5日から一部制限する。
 対象となるのは、1年以上キャッシュカードでのATM振り込み・引き出し実績がない65歳以上の利用者。キャッシュカードでの振り込みができなくなり、引き出しが1日20万円までとなる。窓口では従来通り取引が可能だ。
 県警生活安全企画課の担当者は「還付金詐欺など、詐欺の手口でATMが使われることは多い」とした上で、「制限をかけることで被害を1件でも減らしたい」と話している。

世界遺産めぐりパス 児童生徒に配布 奈良市 

古都奈良の文化財 世界遺産めぐりパス


 「古都奈良の文化財」の世界遺産登録周年を記念し、奈良市は市内の主要6社寺を無料拝観できる「世界遺産めぐりパス」を、市立小中学校の全児童生徒に配布した。
 対象となる社寺と無料拝観場所は、東大寺(大仏殿)▽興福寺(国宝館)▽春日大社(御本殿)▽元興寺(境内すべて)▽薬師寺(白鳳伽藍)▽唐招提寺(特別公開などを除く)。
 市立小42校と市立中22校の全児童生徒(約2万9000人)に配布済みで、来年1月末まで対象の社寺で提示すると、児童生徒の拝観が何度でも無料になる。市内在住で市外在学の児童生徒は、市のホームページから申請できる。
 問い合わせは、市観光戦略課(0742・34・4739)。

薬師寺からイカロスの陶片出土 そのわけは… 平城宮資料館で展示

薬師寺で出土した陶片(奥)=奈良市の平城宮跡資料館


 翼を付けたギリシャ神話中の青年、イカロスを表した陶片がなぜ薬師寺から出土したのかー。奈良文化財研究所がそんな謎に迫る夏期企画展「イカロスの翼|薬師寺の発掘成果から見る近世と近代」を平城宮跡資料館(奈良市)で開いている。10月1日まで。
 薬師寺境内で平成24年に行った調査で陶片が出土し、過去にも似た破片が見つかっていたが詳細は不明のままだった。このため令和元年から、インターネットや航空史研究家の情報をもとに調べたところ、昭和13年に開催された「第2回全日本帆走飛行競技大会」のために製作された陶製のプレートと分かった。
 同大会は生駒山上からグライダーで、大阪府東大阪市にあった盾津飛行場に向かい滞空時間などを競うものだ。第1回大会では、同じデザインの金属製メダルが選手らに贈られていた。
 出土した陶片は釉薬をかけていない素焼きの状態の未完成品。薬師寺近くの工房で作られたあと廃棄された可能性が浮上。当時、伽藍近くに赤膚(あかはだ)焼の窯元があり、二代松田正柏(しょうはく)がイカロスのプレートを製作していたことが判明した。金属の使用が制限された戦時中、メダルを陶製プレートにかえたことも分かった。
 企画展では、陶片などのほか金属製メダルも展示している。調査した奈良文化財研究所の岩戸晶子・展示企画室長は「全く何か分からないところから出発し、手掛かりから引き出して謎が解け、楽しかった」と話している。
 月曜休館(祝日の場合は翌日が休み)。入館無料。問い合わせは奈良文化財研究所連携推進課(0742・30・6753)。

命の大切さ伝える特攻隊悲話 上牧町職員が朗読劇

朗読劇に出演する上牧町職員ら=同町


 第二次世界大戦末期、鹿児島県知覧町(現・南九州市)の基地から多くの特攻隊員たちが飛び立ち、飛行機もろとも敵艦に体当たりして命を散らした。上牧町は隊員たちを知ってもらい、「命の大切さ」について考えてもらおうと、町職員による朗読劇「特攻隊悲話『最期の恋文』-会いたい、話したい」を4日と5日、町文化センターのペガサスホールで上演する。
 町職員による朗読劇は昨年の学童疎開船「対馬丸」を描いた作品に続いて2度目。今回は知覧特攻平和会館(南九州市)を訪れたことのある高木真之・秘書人事課長が、「死ぬことでしか任務を果たせない悲劇を知ってもらいたい」と特攻隊員を題材に選んだ。
 脚本は高木さんが、同館の協力を得ながらさまざまな文献をもとに書き上げた。軍指定の食堂の女主人、鳥浜トメさんと特攻隊員らの交流を中心に人間模様を描く。
 ある特攻隊員は、出撃前日、トメさんに「ホタルになって帰ってくる」と告げて飛び立った。また別の特攻隊員は婚約者に「あなたの幸せをねがう」とつづった手紙を送り、婚約者から贈られたマフラーを首に巻いて出撃し、命を落とした。
 トメさん役の安達裕代・文化振興課図書館長補佐は「トメは特攻の母として、私財をなげうち、隊員たちを慈しみ愛した人。命の尊さや生きることの意義、大切さを伝えたい」。今中富夫町長は「今の日本の平和は、かつて悲惨な戦争の歴史があってのこと。若い人たちに知ってもらいたい」と話している。
 4日は午後2時から、5日は午前11時から上演。入場無料。全席自由(定員932人)。手話通訳あり。問い合わせは、上牧町秘書人事課(0745・76・2501)。

橿原市の魅力発信 応援大使に福本愛菜さん 

橿原市応援大使に就任した福本愛菜さん(中央)=橿原市


 橿原市は、市出身のタレント、福本愛菜さん(30)を橿原の魅力をPRする市応援大使に任命した。市主催のイベントや交流サイト(SNS)を通じて市内のおすすめスポットなどを発信していくという。
 福本さんは、平成22年にアイドルグループ「NMB48」第1期生としてデビュー。卒業後は吉本興業入りし、新喜劇の研究生を経てタレントとして活動している。県内をはじめ関西で幅広く活躍する福本さんに市の魅力や情報を発信してもらおうと、応援大使への起用が決まった。
 任命式では、亀田忠彦市長が市の特産品とともに応援大使の肩書入りの名刺200枚を福本さんに贈呈した。福本さんは「住みやすい街であることが橿原の一番いいところ」とさっそく魅力をPR。特技のマラソンに絡めて「大和三山を走るマラソン大会ができれば」と夢を膨らませていた。

打ち勝つ野球で優勝旗を 甲子園出場の智弁ナイン、知事を表敬訪問

山下真知事(中央)に健闘を誓う智弁学園野球部の高良鷹二郎主将(右)と中山優月副主将=県庁


 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月6日開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会に、県代表として出場する智弁学園(五條市)の選手らが、県庁に山下真知事を訪問し、健闘を誓った。
 智弁学園は7月28日の決勝で高田商に8―1で快勝。今大会5試合で計本の本塁打を放つなど、持ち前の長打力を発揮し、2年ぶり21度目の甲子園出場を決めた。
 この日は高良鷹二郎主将と中山優月副主将、小坂将商監督ら約人が出席。高良主将は「智弁らしく打ち勝つ野球を目標にして、優勝旗を持ち帰れるように頑張りたい」と抱負を語り、小坂監督も「投手のリズムから打撃につなげ、一つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。
 山下氏は「甲子園でも強い気持ちでパワーを発揮し、頂点を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
 組み合わせ抽選会は8月3日に大阪市内で行われ、初戦の対戦相手が決まる。

「ストファイ」ナンバープレートを限定交付 橿原市

オリジナルナンバープレートをPRする橿原市職員ら=同市役所


 橿原市は、包括連携協定を結んでいるゲーム大手カプコン(大阪市)の人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクターをデザインしたミニバイク用のオリジナルナンバープレートを8月23日から260枚限定で交付する。亀田忠彦市長は「世界各国にファンがいるゲーム。橿原のシティーセールスにつなげたい」と語った。
 ナンバープレートは、6月に発売されたばかりの最新作「ストリートファイター6」と、シリーズでも根強いファンが多い「ストリートファイター2」の2種類を用意。いずれもキャラクターの「リュウ」が道着をまとった後ろ姿や、必殺技の波動拳を放つ姿をあしらっている。
 橿原市のナンバープレートからの交換希望者や市で新規登録する人に交付する。排気量㏄以下が「スト6」と「スト2」各100枚(白色)、51~90㏄が各10枚(黄色)、91~125㏄が各20枚(桃色)。希望番号の選択はできない。
 受付期間は、8月1日午前9時から同17日午後5時15分まで。市ホームページの専用フォームから申し込む。申し込み多数の場合は抽選。

色鮮やかさをり織り 広陵町で作品展


 障害者支援などを行うNPO法人「つくし野会」(広陵町寺戸)は、メンバーによる「さをり織り」の作品を集めた展覧会「もりの実作品展」を広陵町立図書館で開催している。
 同会のメンバー約20人が織った色鮮やかな反物を使い、ボランティアスタッフたちが仕立てたバッグや小物など約200点が並ぶ。実際に使われている織り機なども展示している。
 反物は1反あたり約1カ月かかったといい、上田和美理事長は「幾何学模様の美しさや繊細な色合いを感じてもらえたら」と話している。
 8月2日まで(7月31日は休館)。午前9時半~午後5時(最終日は午後1時まで)。問い合わせは、つくし野会(0745・56・2580)。

「こども金魚塾」で飼い方講義 大和郡山

金魚の飼い方について説明する吉田恵史郎さん=大和郡山市


 大和郡山市は、子供たちに特産の金魚について知ってもらおうと「なつやすみ こおりやま こども金魚塾」を開催した。子供たちはそれぞれ金魚と水槽が贈られ、飼育方法などを学んだ。
 市内の小学生がいる40世帯が参加。観賞魚飼育管理士の資格を持つペット用品メーカー社員の吉田恵史郎さん(42)が、水槽の水の換え方やえさの与え方などについて講義。市立郡山南小3年の森本あかりさん(8)は「家では金魚2匹を飼っているけど、自分で金魚を育てるのは初めて。毎日観察して夏休みの宿題にしたい」と話した。
 飼い方で困ったときは、金魚についてさまざまな知識を持つ市の「金魚マイスター」が相談にのる。子供たちは今後、金魚の観察日記などを市に提出。市は今冬に市庁舎交流棟の金魚文庫で展示し、ホームページにも掲載する予定。

ひんやり「氷まつり」 天理・福住

氷室から氷を運び出す子供たち=天理市


 氷室に貯蔵していた氷を取り出す「福住氷まつり」が、天理市福住町で行われた。
 日本書紀にこの地域の住民が冬に氷を氷室に運び、夏に取り出して朝廷に献上したとする記述がある。これをまちおこしに生かそうと、地元有志の市民団体が平成10年に氷室を復元。毎年7月に氷まつりを行っている。
 住民らは2月に3㌧の氷を氷室に運び入れており、残っていた氷は約200㌔。地域の子供たちが氷を運び出し、荷車に乗せて旧福住中学校まで約1・2㌔を練り歩いた。氷は8月19日には、奈良市で開催される平城京天平祭に運ばれるという。
 参加した小学4年の中村天飛さん(9)は「重かったけど友達4人で運び出した。楽しかった」と話していた。

J3奈良クラブ、夏限定のユニホーム

「奈良クラブ」の夏期限定ユニホーム(©NARA CLUB)


 サッカーJ3「奈良クラブ」は、夏期限定のユニホームを発表した。8月にロートフィールド奈良(奈良市)で開催するホームゲーム3試合で選手が着用するほか、会場で限定販売する。
 奈良クラブの委託でスポーツウエアメーカー「アクラム」(広陵町)が製造。コンセプトは「NARAの夏祭り」で、緑や青の生地に縁起物のハスの花や瑞雲、シカのほか、祭り気分を表現した花火や金魚などの図柄をあしらっている。
 奈良市内では8月、夜間の奈良公園を彩る「なら燈花会」(5~14日)や、春日大社のお盆の伝統行事「中元万燈籠」(14、15日)、高円山の大文字送り火(15日)などがあり、奈良クラブの担当者は「さまざまな夏のイベントをユニホームでアピールしたい」と話している。
 ユニホームは、8月6日の対ギラヴァンツ北九州戦▽同13日の対カマタマーレ讃岐戦▽同26日の対AC長野パルセイロ戦、の3試合開催時に会場のロートフィールド奈良で、各日100着を限定販売する予定。
 1着6600円(税込み)。詳細は「奈良クラブ」のホームページ。

飛鳥坐神社、参集殿建て替えで寄付募る

参集殿の完成予想図


 飛鳥坐(あすかにいます)神社(明日香村)は、祭礼の控え所などとして使用してきた参集殿の老朽化に伴い、建て替えのための寄付を呼びかけている。
 同神社は、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する奇祭「おんだ祭」で知られ、古くから飛鳥の地に鎮座する「式内社」として崇敬を集めている。ただ、氏子を持たないため境内の維持管理が長年の課題となってきた。江戸時代の安永年間に建てられた参集殿は建物が傾くなど老朽化が進み、解体・建て替えにあたって広く寄付を募ることにした。
 神社には、江戸時代に鋳造された「大神鏡」(直径122㌢、重さ260㌔)が宝物として残されている。飛鳥弘文宮司は「新しい参集殿が完成したら、鏡を安置して訪れる方々にごらんいただけるようにしたい」と話している。
 参集殿の解体や新築工事、境内整備を含め総事業費は1億5000万円。寄付額に応じて、境内の石灯籠や玉垣に寄付者の名前を刻印する。寄付の詳しい問い合わせは、同神社(0744・54・2071)。

日本酒造りを体験 梅乃宿酒造が小学生向けイベント

米麹がかかった酒米をかき混ぜる児童ら=葛城市


 智弁学園奈良カレッジ小学部(香芝市)の5年生24人が梅乃宿酒造(葛城市)で、蔵人の仕事を体験した。同酒造は22日~8月20日に子供たち向けのイベント「KIDS蔵人体験」を開催する。
 同小の児童は酒蔵に入って麹にさわったり、タンクに酒に見立てた水を入れて攪拌する「櫂入れ」を体験したりした。橿原市の高見遥月さん(10)は「実際の櫂入れは、米が入って重く1時間以上もタンクの中を混ぜると聞いて驚いた。麹は甘くておいしかった」と笑顔で話した。
 その後、児童たちは蔵人らに「仕事の苦労はありますか」「仕事の楽しみややりがいを感じるときはいつですか」などと質問。蔵人の1人は「酒造りは毎年米の状態が違うので、毎年1年生の気持ちでやっている。おいしい酒を造ることが喜び」と話していた。
 梅乃宿酒造の吉田佳代社長は「お酒を飲める人も飲めない人も、日本酒造りを楽しんでもらいたいと企画した。子供たちに興味を持ってもらえたらうれしい」と話した。
 「KIDS蔵人体験」の対象は5~12歳。1回につき45分程度で定員16人。参加費2千円で、酒粕ジェラートが試食できるほか、終了後に蔵人体験修了証が贈呈される。詳細な日程などの問い合わせや申し込みは、梅乃宿酒造(0745・43・9755)。

紫菊芋の機能性、薬発祥の地から発信 「福角兄弟農園」代表、福角毅さん(50)


 国内最古の「薬猟(くすりがり)」の地として日本書紀に記載され、製薬会社の創設者が輩出した宇陀市で、4年前から血糖値や腸内環境の改善効果が指摘される紫菊芋の栽培を始めた。「地域の特産にまで押し上げ、薬発祥の地・宇陀から国内外に魅力を発信したい」と話す。
 宇陀の農家に生まれ育ったが、休みが少なく重労働である農業は嫌いだった。だが、大学卒業後に就職したファミリーレストランで効率化された業務に感動し、「この効率化を農業に導入すれば、十分ビジネスになるのでは」と考えるようになった。24歳で帰農し、4歳下の弟と農業を始めた。
 兵庫・川西市のベテラン農家に教えを請いながら、煩雑な梱包作業などを伴わない業務加工用のミズナやコマツナなどの葉物野菜の出荷を主に手がけた。
 紫菊芋を作り始めたのは、糖尿病を患っていた地域の高齢者の言葉がきっかけだ。「紫菊芋は健康にいいから、毎日食べたい」。調べてみると、食物繊維を多く含み、糖の吸収を抑えるなどの働きがあることが分かり、さっそく1㌶の農地でスタートした。
 栽培はそつなくできたが、生活習慣病など持病がある人を除くと知られておらず、販路が見つからなかった。まずはおいしさを知ってもらうため、サラダや天ぷら、キムチなどの料理にして、直売イベントでアピールした。11月~翌年3月の収穫時期以外でも食べられるよう、昨年春には粉末状の商品を開発した。
 「『体調良くなったよ、ありがとう』と喜んでもらえるのが励み」と手応えを話す。紫菊芋は高付加価値の農産物のため、栽培で生計が立つことを示せれば、農業を志す人が増えて休耕田の解消にもつながると考えている。「今後はさらに栽培面積を増やし、ゆくゆくは遊休農地解消の救世主にしていきたい」

藤原宮跡のハス見頃

見頃を迎えた藤原宮跡のハス=橿原市


 国の特別史跡「藤原宮跡」(橿原市)の池で、ハスの花が見頃を迎えた。白やピンクに色づく花をカメラにおさめようと、早朝から観光客や地元の人々が訪れている。見頃は来月上旬まで。
 「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録の機運を盛り上げようと、市が地元住民の協力を得て平成18年に宮跡東側にハス池(約3千平方㍍)を整備。大賀ハスや唐招提寺ハスなど11種類のハスを見ることができる。
 市は開花状況をホームページで発信している。問い合わせは、市世界遺産登録推進課(0744・21・1114)。

橿原「さらら姫」に光畑さん、奥本さん、本多さん

橿原市観光親善大使「さらら姫」に選ばれた(左から)光畑さん、奥本さん、本多さん=同市役所


 橿原市観光親善大使「さらら姫」に選ばれた3人が、亀田忠彦市長を表敬訪問した。来年6月末まで、市の観光イベントや姉妹都市・宮崎市との交流事業などに参加し、橿原の魅力をアピールする。
 今回で14代目となる3人は、立命館大3年の光畑瑠夏さん(22)▽同志社女子大4年の奥本嵯由美さん(22)▽会社員の本多里穂さん(23)。今年は13人の応募があり、5月に書類審査や面接などを経て選ばれた。
 ドバイ万博日本館でアテンダント業務を経験したという光畑さんは「海外での経験を生かして橿原の魅力を世界に発信したい」、トロンボーンが得意という奥本さんは「お世話になった地元の人々に活動を通じて恩返ししたい」、写真が趣味という本多さんは「藤原宮跡の花の様子やおいしいお店の情報などをSNSを通じて紹介したい」―とそれぞれ抱負を語った。亀田市長は「さらら姫としてやり残したことはないというぐらい頑張ってもらいたい」と激励した。
 さらら姫の応募条件は、従来「未婚の女性」となっていたが、昨年から県内に居住、通勤、通学している18歳以上(高校生を除く)であれば性別や未婚・既婚を問わず応募できるように変更している。昨年は数人の男性から応募があったが、今年は男性の応募はなかったという。

思い出の音色、新たな舞台で 旧神功小からイオンモール高の原へ「ストリートピアノ」

旧奈良市立神功小からイオンモール高の原に寄贈され、来店客らを楽しませているピアノ


 昨春に閉校した旧奈良市立神功小学校で長年使われたグランドピアノが、同市と京都府木津川市にまたがる大型商業施設「イオンモール高の原」で、だれでも弾けるストリートピアノとして活用されている。同校の卒業生が懐かしそうに奏でる姿もみられ、新たなステージで親しまれている。
 神功小は、昭和55年に平城ニュータウン内で開校。ピアノは体育館の舞台に置かれ、入学・卒業式など主要行事で使われてきた。しかし同小は、児童数の減少を受け昨年春、近隣の小中学校とともに小中一貫の同ならやま小中学校に再編された。
 使われなくなったピアノを見いだしたのは、地元在住のピアニスト、作間泉さん(59)。昨年10月、地域主催の文化祭で旧神功小を訪れ、鍵盤に触れたところ「予想以上に艶のある音色が響いて驚いた」という。
 作間さんは「まだ現役で十分に使える。処分するには惜しい」と、愛好家が自由に弾けるストリートピアノとして活用することを奈良市に提案。仲川げん市長が、イオンモール高の原の植田卓也店長に寄贈を打診して実現した。
 ピアノは製造から40年以上が経過していたため、再塗装し調律。同店で6月30日に譲渡式を行った。式典で作間さんが「古いピアノに新しい生命が吹き込まれた」とあいさつし演奏すると、来店客が集まり拍手が湧き起こった。
 現在は2階通路に設置しており、「旧神功小の卒業生など多くの人が演奏を楽しんでいます」と植田店長。モール内の美術教室で講師を務める大阪市東住吉区の山上祐加さん(33)も演奏し、「ホールでリサイタルをしているようで楽しかった」と話した。
 奈良市教委によると、旧神功小の卒業生は2766人。ならやま小中学校PTAの藤田実紀会長は「ゆかりの品を残したいという多くの卒業生、保護者の希望がかなった。地域で末永く大切にしたい」と話した。

乗り合い交通AIで調整 天理市で10月から実証実験

 天理市と奈良トヨタグループは10月から、人工知能(AI)を使って運行を調整する乗り合い公共交通サービスの実証実験に取り組む。主に、鉄道やバスなどの既存の交通網が十分に行き届いていない地域での利用を見込んでいる。11月までの2カ月で問題点を洗い出し、来年4月から本格導入したい考えだ。
 同市の鉄道が通らない地域ではコミュニティーバスなどを活用している。ただ、1日4便程度と限られており「必要なときに乗れない」といった声があがっていた。
 実証実験では10人乗りバンを4台用意。トヨタグループの自動車部品メーカーのアイシンが開発したシステム「チョイソコ」を活用する。利用者が電話やネットで予約すると、AIが利用者の最適な組み合わせと経路を設定し、送迎する。
 愛知県豊明市、長崎県五島市など約50の自治体で導入されているという。奈良県内では初の試みとなる。
 天理市と奈良トヨタグループは「移動支援による地域活性化に関する連携協定」を締結。実験の検証には奈良近鉄タクシー、学識経験者なども加わる。
 奈良トヨタグループの菊池攻社長は「高齢化が進む中、免許返納後の高齢者の交通支援は急務。新たなサービスで地域社会に貢献したい」と話した。

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