知事杯争奪選抜学童軟式野球開幕 4強出そろう
高円宮賜杯第46回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント県予選兼第26回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会(主催・県軟式野球連盟、共催・産経新聞社)が開幕し、9、10日に1、2回戦と準々決勝が五條市内で行われた。
大会は、同連盟の各支部に所属する小学生クラブチームのうち、県内の各ブロックの予選を突破した計24チームが参戦。優勝チームは全日本学童軟式野球大会に県代表として出場する。
9日は1回戦、10日は2回戦と準々決勝が行われ、朝和イーグルス(北和)▽山陵クィーンズ(奈良)▽王寺コンドル(高田北葛)▽斑鳩少年野球部(生駒郡)が準決勝に進出。最終日は16日に行われる。
9、10日の試合結果は次のとおり。
【1回戦】田原本南リトルヤンキース7―1下田スポーツ少年団▽西大寺ドリームズ10―2田原本HKスラッガーズ▽小泉ファイターズ9―2奈良ジュニアファイターズ▽今井野球クラブ5―4馬見ブラザーズ▽三郷北イーグルス8―1當麻ファイターズ▽橿原カープ10―1高取ホークス▽河合フレンズ6―0小林ファイヤーズ▽斑鳩少年野球部10―1明日香小野球部
【2回戦】朝和イーグルス10―3田原本南リトルヤンキース▽真北リトルズ5―4西大寺ドリームズ▽二上スポーツ少年団7―0小泉ファイターズ▽山陵クィーンズ8―0今井野球クラブ▽三郷北イーグルス2―1御所ジュニアスラッガーズ▽王寺コンドル6―4橿原カープ▽生駒クラブライオンズ2―0河合フレンズ▽斑鳩少年野球部2―1桜井西ブラックベアーズ
【準々決勝】朝和イーグルス10―1真北リトルズ▽山陵クィーンズ8―1二上スポーツ少年団▽王寺コンドル13―8三郷北イーグルス▽斑鳩少年野球部4―3生駒クラブライオンズ
心込め「うちわまき」準備 唐招提寺 19日に「中興忌梵網会」

うちわまきに向け宝扇を準備する僧侶ら=奈良市の唐招提寺
唐招提寺(奈良市)は7日、「うちわまき」で知られる「中興忌梵網会」(ちゅうこうきぼんもうえ、19日)を前に、ハート形のうちわ(宝扇)を準備する作業を報道陣に公開した。
中興忌梵網会は鎌倉時代に唐招提寺を復興した覚盛(かくじょう)上人をしのぶ法要。うちわまきは上人が蚊(か)をたたこうとした弟子を戒めたことから、逝去後に尼僧が蚊をはらううちわを供えたことにちなむと伝えられる。
うちわは長さ約㌢で和紙に梵字が記されており、魔よけになるとされる。この日は僧侶らが手作業で丁寧にうちわを準備した。
19日は法要後の午後3時から、僧侶が鼓楼からうちわ約300本を6回に分けてまく。20~60歳が対象で、参加券は同日午前9時から南大門付近で配布。唐招提寺の松浦俊昭執事長は「世界情勢や災害が心配される中、心穏やかになるようお参りいただきたい」と語った。
カレンダーで「平和習慣を」 帝塚山中・大生が共同制作

日めくりカレンダーの制作に向け意見交換する帝塚山大の学生と帝塚山中学校の生徒ら=奈良市
日常的に平和への関心を持ってもらおうと、帝塚山大法学部の学生が帝塚山中学校の生徒と日めくりカレンダーを制作している。紙版とデジタル版があり、6月に完成予定という。
同大法学部の末吉洋文教授のゼミ生5人は、終戦の日前後に戦争や平和に関する報道が集中することに疑問を感じ、日めくりカレンダーの制作を企画。中学生の意見も取り入れようと共同で作ることにした。
昨年9月から、インターネットなどで国内外の戦争や平和に関する歴史的な出来事を調査。日めくりカレンダーでは、「世界平和の日」(1月1日)といった歴史的な記念日を紹介するほか、写真や短い解説文を添えるという。
昨年、同中の2年生は修学旅行で、男子生徒は鹿児島県南九州市知覧町、女子生徒は長崎市を訪問。今回の取り組みは平和学習の一環で、参加した男子生徒は「知覧特攻平和会館を訪れ、何げない日常が一番の幸せだと感じた。そうした日々を感じてもらえるカレンダーにしたい」と話した。詳細は2次元コード

マグネスケール奈良事業所が開所 半導体不可欠な装置を供給
DMG森精機グループのマグネスケール(東京)は、大和郡山市上三橋町に奈良事業所を開所した。レーザーを利用して「ナノメートル(10億分の1㍍)」や「ピコメートル(1兆分の1㍍)」という極限の精度で位置を測定する「レーザスケール」の生産拠点となる。

鏡開きで奈良事業所の開所を祝う関係者ら=大和郡山市
最先端の半導体製造装置に不可欠な装置で、極めて精密な位置決めや形状の測定に使用される。これまで神奈川県の伊勢原事業所で製造してきたが、半導体が微細化することに伴い需要が急増。災害リスクの分散も図ろうと、約117億円を投じて奈良事業所を建設した。両事業所を合わせて令和12年に300億円の売り上げを目指す。
4月の開所式で大野治社長は「安全・品質を最優先として、地域社会にも貢献していくつもりだ。信頼される製品を全世界に出荷したい」と述べた。
橿原の観光案内所が駅構内に アクセス向上、活性化目指す

近鉄橿原神宮前駅構内に移転した「かしはら観光インフォメーションセンター神宮前」=橿原市
橿原市観光協会は、市商工経済会館(同市久米町)1階にあった観光案内所「かしはら観光インフォメーションセンター神宮前」を、約200㍍離れた近鉄橿原神宮前駅構内(同町)に移転・リニューアルした。同駅が、7月に世界遺産の登録が実現するか審議される「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」の玄関口にあたるためで、観光の活性化を目指している。
訪日外国人客(インバウンド)のために新たに土日祝日の午前10時~午後3時、英語ができるスタッフを配置。平日やそのほかの言語についても、翻訳アプリで対応する。観光パンフレットを充実させ、明日香村を周遊するバスチケット販売も手掛けている。
4月1日にリニューアルオープン。観光シーズンを迎え、観光客でにぎわっている。同協会の担当者は「場所を駅構内にしたので観光客のアクセスが向上した。案内窓口として大いに活用してほしい」と話している。
損保ジャパンなど4社<天理市新入生に「黄色いワッペン」寄贈
交通安全を願い、損害保険ジャパンやみずほファイナンシャルグループなど4社は、天理市の新小学1年生に交通事故傷害保険がついた「黄色いワッペン」を贈った。

黄色いワッペンを持つ天理市の並河健市長(左から2人目)ら=同市
今年で62回目。保護者や運転者に交通安全への注意を促し、マナー向上を図るのが目的。4社は県警などを通して、県内の新1年生に約9200枚のワッペンを寄贈している。
勝呂薫・損保ジャパン奈良支店長は「子供たちの交通安全のために尽力したい」と話し、並河健市長に目録を手渡した。並河氏は「交通マナーの徹底と身を守る術を学んでもらいたい」と話した。
帝塚山大法学部が「交通安全活動団体」発足 奈良西署と連携

交通安全活動団体「トラフィックセーフティ奈良(TSN)」の発足式に出席した学生ら=1月29日、奈良市の帝塚山大(同大提供)
帝塚山大(奈良市)の法学部は奈良西署と連携し、交通安全活動団体「トラフィックセーフティ奈良(TSN)」を発足させた。
昨年の県内交通事故の死者数が前年より増え、同署が「学生の力を生かした交通安全活動で協働したい」と要請。実学を重視する同大側が応じた。
TSNの学生らは同署の指導を受け、年間を通じて活動する方針。発足に合わせて学生らが同市の近鉄学園前駅で署員らとチラシや反射材を配り、交通安全の意識向上を呼びかけた。
天理市と近鉄ライナーズ協定 ラグビー通じ地域創生

花園近鉄ライナーズとの包括連携協定書を掲げる並河健市長(右から2人目)ら=天理市
天理市はラグビーリーグワン2部の花園近鉄ライナーズと包括連携協定を締結した。ライナーズには市ゆかりの選手らが在籍。協定には、ラグビーを通じたスポーツや地域の活性化、青少年育成、地域創生に取り組むことが盛り込まれた。
ライナーズには天理高校出身の太田春樹監督をはじめ、天理大出身の高橋虎太郎選手(26)と藤原恵太選手(31)、市内の少年ラグビーチームでプレーした岡村晃司選手(27)らが在籍。市内には天理高校や天理大学のほか、少年ラグビーのチームもあり、ラグビーが盛んだ。
3月に天理駅前南団体待合所で開かれた協定締結式には、並河健市長や近鉄グループホールディングスの駒喜多学・ラグビー事業部長らが出席。駒喜多氏は「ラグビーに親しむ子供たちを増やして、活性化につなげたい」と話した。
「ラグビーの魅力やチームづくりについて」と題した講演会では、太田監督がチームメートと距離を縮め、コミュニケーションを深めるための取り組みなどを紹介。会場の子供からの「遠くにパスする方法は」という質問に、選手は「1日10回だけでも毎日練習する」と答えていた。
天理駅前広場コフフンでは、選手らによるラグビー体験イベントも行われた。
【生け花】夏が来た

奈良県華道会提供
大野一秋(いっしゅう)=御室流
【花材】ガクアジサイ、ヒマワリ、カスミソウ
【花器】変形花器
【作意】二十四節気の穀雨が終わると立夏に入り、暦の上では夏になります。
夏の花の生け方は、スッキリとした力強さと花器との調和です。生け花にとって必要な要素のうち、主体となる花材、生ける技術も大切ですが、花器の存在も重要な役割です。
花材の個々の性状を生かすことで花器との調和がとれて、生ける環境に応じて花材、花器を選びます。
今回は、アジサイとヒマワリで初夏のすがすがしさを表現しました。
智弁学園「夏こそ勝ち切る」 五條市長にセンバツ準優勝報告

智弁学園高校の手塚彰校長と平岡清司市長、硬式野球部の角谷哲人主将、小坂将商監督(左から)ら=五條市役所
第98回選抜高校野球大会で準優勝した五條市の智弁学園高校硬式野球部の関係者が同市役所を訪れ、平岡清司市長らに大会結果を報告した。
24日に訪問し、同校の手塚彰校長が「甲子園に智弁からの風を送るといったことは達成できた」と選手らの活躍をたたえた。続いて硬式野球部の小坂将商(まさあき)監督が大会での試合の流れを説明し、「次の夏の大会で『準』というのが消えるように頑張ります」と決意を語った。
角谷哲人主将は「大会では苦しい試合が続いていたが、皆さまの応援のおかげでここぞというところで点が入った」などと振り返り、「夏の大会で次こそは決勝という舞台で勝ち切るチームを目指してやっていきたい」と力を込めた。
平岡市長は選抜大会準々決勝で8点差から逆転したことに触れ、「何事にも最後まで一生懸命やるということがこの大会の結果になったのではないか」と話し、「ぜひとも次は優勝を目指して頑張っていただきたい」とエールを送った。
大和郡山RC学童開幕、4強出そろう
第31回大和郡山ロータリークラブ(RC)学童軟式野球大会(産経新聞社など後援)は4月29日開幕し、1、2回戦が大和郡山市内で行われ、4強が出そろった。最終日は5月16日に実施予定。
【1回戦】斑鳩少年野球部9-1奈良信貴REDS・Jr▽小泉ファイターズ15-2斑鳩ジュニアスターズ▽三郷北イーグルス6-0小林ファイヤーズ
【2回戦】斑鳩少年野球部6-1郡山フレッシュ▽小泉ファイターズ10-1奈良信貴REDS▽三郷北イーグルス8-1三郷TFB▽リトルジャイアンツ8-1法隆寺ファイターズ
ラリーカーを間近で 「YUHO Rally 飛鳥」 5月8~10日
自動車のJAF全日本ラリー選手権第3戦「YUHO Rally 飛鳥 supported by トヨタユナイテッド奈良」が5月8~10日、天理市を拠点に開催される。
トヨタユナイテッド奈良などが「モータースポーツで奈良を盛り上げたい」と昨年初めて開催に協力。今回も天理市を拠点に、山添村から川上村までの県内市町村と、三重県名張市が舞台となる。総走行距離は386・98㌔㍍。ゴールとスタートはいずれも天理市役所。
9日には全車が桜井市役所を通過し、ラリーカーを間近で見られる。川上村のホテル杉の湯には住民向け観戦スポットが用意され、対岸の林道を走る様子を見ることができる。
山添村の名阪スポーツランド(10日、6千円)などの観戦チケットは、チケットぴあなどで販売中。詳細は2次元コード。

「サナエんセール」天理市商工会、5月から開催 首相ロゴマークも

ロゴマークを手にする天理市商工会の藤山和徳会長(中央)=天理市
天理市商工会は、県出身の高市早苗氏の第105代首相就任を記念する「サナエんセール」を5月1日から市内で開催する。高市氏の名前「早苗」にちなみ、数字の「37」を含んだ価格でセールやセット、プランを提供する。地域商工業の活性化や商業基盤の強化、市の魅力発信が狙い。
当初は、昨年10月の第104代首相就任を祝うセールを検討していたが、今年2月の衆院選や同商工会に加盟する事業者らの確定申告の時期などが重なり、準備がずれ込んだという。
セールには、商工会に加盟する1164社のうち飲食店や小売業、サービス業など約50の事業者が参加。飲食店の虎徹(田井庄町)のごはん大盛り137円から、木村建設(成願寺町)の土地付き建売住宅3700万円まで、バラエティーに富んだ価格とサービスが魅力という。プロパンガス販売の榎堀商店(川原城町)は、ガステーブルコンロを工事費込み3万8370円で提供する。
24日の会見で同商工会の藤山和徳会長(66)は「今回のセールは、高市政権が進める経済政策の下支え。セールを起爆剤に、より地元が元気になるようにしたい」と話した。
セールに合わせ、高市首相の笑顔をイメージした新たなロゴマークも作った。参加店の店頭に貼るほか、三宅町の鈴木靴下はロゴをあしらったペットボトルホルダー(370円)を製造。天理市内での販売を予定している。
小売業は5月31日まで(第2弾は10月5日~31日)、飲食業やサービス業は12月31日まで開催。詳細は天理市商工会ホームページ(https://tenshoko.com/)で4月30日に公開予定。
移住者に特急ポイント 高取町と近鉄、最大4万円分交付

高取町内を走る近鉄特急
高取町と近畿日本鉄道(本社・大阪市)は町外から町内に移住した住民で、町の2補助制度のいずれかを利用した人を対象に、近鉄特急のポイントを最大4万円分交付する取り組みを始めた。同町には近鉄吉野線・壺阪山駅があり特急が停車。乗客増加を目指す近鉄と、移住促進を図りたい町が協力した。
近鉄は特急券をクレジットカードやキャッシュレス決済「PayPay」などで購入すると、金額の10%をポイントに還元するサービスを実施。1㌽は1円で、特急券購入にあてることができる。沿線自治体の移住者にこのポイントを交付する制度は初めてという。
町は町外から移住した住民について購入した空き家のリフォーム補助(最大100万円)を実施。また町内の子育て世帯には空き家など既存住宅の購入費補助(一律100万円)も行っている。
この2つの補助制度のいずれかを利用した町外からの移住者を対象に、4月1日から近鉄特急購入にあてられるポイントを交付する取り組みを開始した。すでに所持しているポイントがないか、1万㌽以下であれば4万㌽が交付される。
町内の壺阪山駅から近鉄大阪阿部野橋駅(大阪市)までは特急で約45分。近鉄は「吉野線エリアの活性化を願っている」、町は「1人でも多くの方に移住してほしい」と話している。
迷子の児童を保護 天理署が少年補導員に感謝状
交通量の多い国道24号沿いで迷子になった男児を保護し、人命救助に貢献したとして、天理署は同署少年補導員を務める土屋年史さん(70)=自営業=に感謝状を贈呈した。

天理署の中西央太署長(右)から感謝状を受け取る土屋年史さん=天理市
土屋さんは3月28日に天理市嘉幡町の交差点の歩道で、座り込んで泣いている男児(6)を発見。声をかけた後に警察に通報した。
同署によると、男児は家族と訪れた商業施設から一人で帰宅しようとして迷子になったという。中西央太署長は「一歩間違えば大きな事故や事件につながりかねない。今後もそうした状況に出合ったときはぜひ手を差し伸べてほしい」と話し、感謝状を贈呈した。
土屋さんは「地域の推薦で少年補導員になったが、子供を保護したのは初めて。一人で泣いている様子が心配でならなかった。これからも気を付けていきたい」と話していた。
藤棚など屏風作品 春日大社に奉納 杉本博司さん 25日から公開

奉納した屛風の前で花山院弘匡宮司と話す杉本博司さん=奈良市の春日大社
国内外で活躍する現代美術作家、杉本博司さんが21日、春日大社(奈良市)に近年制作した大作の「春日大宮暁図屛風(あかつきずびょうぶ)」と「春日大社藤棚図屛風」を奉納した。藤棚図屛風は25日~5月24日に大社国宝殿で公開する。
杉本さんは写真を中心に多岐にわたる芸術活動で知られ、春日信仰にまつわる古美術品も収集。文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」(神奈川県小田原市)を設立し、春日大社から祭神を勧請して「甘橘山(かんきつざん) 春日社」を創建した。
屛風は令和4年から5年に大社国宝殿で開かれた杉本さん監修の特別展に合わせ制作。いずれも大社境内で撮影し仕立てた作品で、藤棚図屛風は名木として知られる「砂ずりの藤」が咲き誇る神秘的な姿だ。
この日は直会殿に屛風が並べられ、おはらいが行われた。杉本さんは「古い日本人の心の故郷を表現しなさいと言われたように思ってきた。屛風は偶然を超えた何かがあり、作らせてもらった」と説明。花山院弘匡(かさんのいん・ひろただ)宮司は「上方からの藤の表現は珍しく、春日の神様が乗った雲のよう。御神気を感じる作品で、奉納いただきありがたい」と語った。
サイバー攻撃疑いの市立奈良病院 通常診療再開 個人情報漏洩確認されず
サイバー攻撃の疑いで外来診療などを停止していた市立奈良病院(奈良市東紀寺町)は、24日朝から外来診療や救急受け入れなどの通常診療を再開した。
奈良市によると、システムの復旧作業を進め、全ての端末の安全性を確認。個人情報の漏洩(ろうえい)などは確認されなかったとしている。
21日夜、ネットワーク監視装置が異常な通信を検知し、外来診療や救急受け入れなどを停止していた。今後は原因の究明を進め、再発防止策を検討する。
同病院は奈良市の中核的医療機関で病床数は350床。
大和川泳ぐ「こいのぼり」60匹 王寺町

大和川沿いに掲げられたこいのぼり=王寺町
「端午の節句」(5月5日)に合わせ、王寺町の出合橋近くの葛下川(かつけがわ)が合流する大和川河川敷で「こいのぼり」60匹が泳ぐ姿をみせている。5月28日まで。
同町が平成31(令和元)年から毎年この時期に実施。住民らの寄贈品のほか、地元園児らや奈良芸術短期大(橿原市)の学生らが描いた色彩豊かなデザインや、2月の町制100周年ロゴマークをあしらったこいのぼりが掲げられている。
町観光協会の担当者は「大和川の水辺をゆったりと楽しんでいただきたい」と話す。
平群町の近鉄生駒線竜田川駅に近い竜田川沿いの遊歩道でも、こいのぼり57匹を掲揚。町によると、地元ボランティア団体が竜田川のにぎわいづくりで平成30年から実施し、今年は5月中旬ごろまで掲げるという。
市立奈良病院にサイバー攻撃 救急・外来診療を停止

システム障害に伴う外来診療の制限を知らせる掲示=22日午前、市立奈良病院
市立奈良病院(奈良市東紀寺町)で21日夜、システム障害が発生し、救急患者と外来患者の受け入れができなくなった。電子カルテが使えなくなっており、復旧は未定。外部から病院のネットワークに侵入された可能性が高いという。仲川げん市長は22日、自身のX(旧ツイッター)で「サイバー攻撃により一部サーバーが停止したことに伴い、医療安全上、救急と外来診療を休診している」と説明した。
市によると、21日午後10時15分ごろ、病院のネットワークを監視するシステムが異常を検知。被害拡大を防止するため、病院側が電子カルテと関連するサーバーをネットワークから切り離した。このため電子カルテが使えなくなり、救急の受け入れを停止。22日の外来も緊急性の高い患者を除いて休診とした。入院患者については紙のカルテで対応しているという。
個人情報の流出などは確認中で、奈良県警や専門業者と連携して侵入経路などを調べている。バックアップ用のサーバーに異常は確認されておらず、過去の電子カルテは残っているとみられる。
奈良監獄ミュージアム 27日開館 「自由とは何か」問いかける

第三寮に並ぶ独居房=奈良市の奈良監獄ミュージアム
重要文化財「旧奈良監獄」を活用した「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」(奈良市般若寺町)が27日、開館する。星野リゾートがコンセプトに「美しき監獄からの問いかけ」を掲げ、単なる歴史展示にとどまらず、デザインやアートの力を通じて来館者一人一人に「自由とは何か」を捉え直す体験を提供する。
ミュージアムは、星野リゾート(長野県軽井沢町)が旧奈良監獄を活用し運営。受刑者を収容する施設「舎房」5棟が中央の見張り台から放射線状に伸びる監獄設計手法「ハヴィランド・システム」と、イギリス積みの赤レンガ壁は先進的な建築意匠を感じさせる建築美を備え、南北に延びる中央の1棟「第三寮」は修復と改装を重ね、保存エリアとして往時の姿をとどめている。

5つの舎房を監視する中央監視所
1、2階に分かれて室の独居房が連なる廊下や、狭い室内に高い窓から差し込む自然光、重厚な木製扉は本来の姿のままとなっており、監獄特有の空気感を伝えている。扉にはのぞき窓のほか、下部に食事を提供するための小さな扉が付随。トイレはあったが風呂は別室となっており、部屋に収監された受刑者の暮らしぶりをうかがわせる。
ミュージアムの展示棟は3つの棟で構成し、多角的な視点で「自由とは何か」を問いかける。
A棟(歴史と建築)では420分の1の再現模型で奈良監獄の歩みや山下啓次郎氏(1868~1931年)による設計の裏側を紹介。B棟(規律と暮らし)は食事や衛生など7つのテーマから受刑者の日常を描き出し、管理された生活を通じて現代の生き方を問い直している。
C棟(監獄とアート)では異色の獄中記漫画「刑務所の中」で知られる花輪和一氏ら5組のアーティスト作品に加え、ボールペン1本で描かれた緻密な刑務所アートなども展示し、人間の創造性に迫る。展示の締めくくりとなる「むすびの部屋」では見学で感じた思いをカードに記し、社会に言葉を投げかける対話の試みがある。
監獄の余韻に浸る「カフェ&ショップ」では赤レンガをモチーフにしたカレーパンや、明治のレシピに着想を得たチーズケーキが楽しめる。
開館に先立ち行われた内覧会で、監修を務めたアートディレクターの佐藤卓氏は「重要文化財を取り扱う以上、文化庁の許可がないと壁にも触れない事業だった」と話し、「当たり前と思って送っている生活の価値を感じてもらえると思っている」と話した。八十田(やそだ)香枝館長は「監獄そのものを使った博物館は珍しい。将来的に年間100万人の来場を目指したい」と述べた。
開館時間は午前9時~午後5時(最終入館午後4時)。文化財を保護しながらの改修のため、ミュージアムのエレベーターは設置されていない。公式サイト=2次元コード=での事前予約を推奨している。奈良交通は27日から直通バスの運行を開始する。
旧奈良監獄は明治41年に完成した赤レンガ造りの希少な西洋建築で、明治政府が建てた「五大監獄」の一つ。平成29年まで使用され、同年重要文化財に指定された。

「よい夫婦の日」ちなみ、郡山城天守台で金婚式 8組参加

郡山城天守台展望施設で行われた金婚式に参加した夫婦=大和郡山市
「よい夫婦の日」(4月22日)にちなみ、大和郡山市は市在住者や市にゆかりのある結婚50年を迎えた夫婦を対象に、国史跡の郡山城跡で恒例の金婚式を開催した。
19日に郡山城天守台展望施設で行われた金婚式には、8組が参加。出会いやこれまでの夫婦の歴史が紹介され、夫から妻への感謝の手紙が読み上げられた。市からは花束とともに、上田清市長がそれぞれの夫婦にメッセージを贈った。
同市の友清仁さん(77)と久子さん(74)は「たくさんの人に祝ってもらえたのはうれしい」と笑顔を見せた。
「ヤマトタケル」市民参加ミュージカル 御所で11月 出演者募集

制作発表記者会見でポーズをとる小嶋希恵さん、光海あきほさん、芽映はるかさん(左から)=御所市
日本書紀や古事記に登場し、御所市にゆかりのあるヤマトタケルを主人公とした市民参加型ミュージカルが11月29日午後2時から御所市文化ホールで上演されることが決まった。元宝塚歌劇団の光海(みつみ)あきほさんが主演し、ヒロイン役は、元同歌劇団の芽映(めばえ)はるかさんが務める。そのほかの出演メンバーを同市在住者らを対象に募集している。
同市と三重県亀山市、大阪府羽曳野市の3市はヤマトタケルの御陵(ごりょう)があることから交流。その縁で、これまでミュージカルを上演している亀山市地域社会振興会が御所市の公演を主催する。御所市では同振興会が令和6年11月にも小学2年生から70代の市民ら16人が参加したミュージカル「ヤマトタケル」を企画しており、今回は2回目になる。
制作発表記者会見が今月3日に御所市内であり、新たに脚本を執筆する元同歌劇団で脚本演出担当の小嶋希恵(きえ)さんは「自分の感情を表に出してお芝居ができる子供たちの情緒を育てられたらいい」と抱負を語った。また光海さんは「学ぶことが楽しいということを市民と共有できたら」、芽映さんは「本番の後の達成感をみんなで感じられる瞬間を楽しみにしている」と話した。
出演者の募集は今月1日時点で5歳以上の御所市内在住・在勤・在学者が対象。30日午後5時必着で、申込書と全身写真を添えて同市教育委員会事務局生涯学習課に郵送する。オーディションは6月14日午後1時から御所市防災交流館(同市三室)で。合格者は7月12日から原則、土日祝日に稽古がある。問い合わせは同課(0745・44・3597)。
【生け花】春の陽ざしのなかで

奈良県華道会提供
川西豊朱(ほうしゅ)=小原流
【花材】ブルーレースフラワー、アネモネ、スイートピー、ブルーファンタジー、天門冬
【花器】丸水盤
【作意】寒かった冬が過ぎ待ち遠しかった春の訪れをきれいな色合いの花で水盤に生けました。
優しい雰囲気の丸く咲いたブルーレースフラワーを主材にして、同系色の小花がかわいいブルーファンタジーでボリュームを出し、春の陽ざしの暖かさで芽生えたような天門冬の新緑の間に、ピンクのスイートピーと印象的なアネモネを生けました。
「相輪」から経筒や柿経 興福寺五重塔 大修理

解体された五重塔の相輪を構成する宝珠などの部材=奈良市の興福寺
約120年ぶりの大規模修理が進む興福寺(奈良市)の国宝・五重塔で解体作業が報道公開された頂部の金属製飾り「相輪(そうりん)」(高さ約15㍍)。解体に伴い部材内部から経筒や杮(こけら)経など納入品も見つかっており、同寺で詳しく調査される。
相輪は宝珠(ほうじゅ)や水煙(すいえん)、九輪(くりん)、伏鉢(ふくばち)などの部材から成る重要な部分。塔は舎利(しゃり、釈迦の遺骨)を納め、土を盛ったインドのストゥーパが起源とされる信仰の象徴で、心柱、相輪には舎利や経巻が納められることがある。

宝珠から見つかった経筒(興福寺提供)
興福寺五重塔の相輪は明治時代の修理の際にも解体し修繕した記録が残る。今回の解体では、先端にある球体の宝珠(直径62㌢)の内部から経筒2点などが見つかった。さらに、その下の竜車(りゅうしゃ、同)には薄板に経文を書いた杮経などが納められていた。
また、文様が透かし彫りされた水煙4枚のうちの1枚には制作者名とみられる文字が刻まれていた。
一方、各屋根から下ろされた瓦の一部には現在の塔が建てられた室町時代の「応永」や「永享」の年号を確認した。瓦の調査を進めていく中でさらに銘文が見つかる可能性がある。
県文化財保存事務所によると、本体の修理については今後、初重(1階)の軒を支える部材を取り替えるためにジャッキアップ工事も予定している。
重文「文華殿」の保存修理完了 橿原神宮、GWに特別公開

保存修理が完了した橿原神宮の文華殿=橿原市
橿原神宮(橿原市)にある重要文化財「文華殿(ぶんかでん、旧織田屋形大書院及び玄関)」の約6年にわたる保存修理が完了した。26、29日、5月1~5日、同8~10日に特別公開される。
橿原神宮によると、重文は、天保15(1844)年に再建された柳本藩(天理市など)の陣屋御殿のうち大書院と玄関。明治時代から天理市の柳本小学校の校舎として利用され、昭和42年に同神宮に移築された。
ただ屋根瓦の破損や雨漏りによる劣化などが見られるようになった。県に委託して令和2年6月から10億7千万円をかけて保存修理が行われた。
過去には文華殿は結婚披露宴や文化事業に利用された。同神宮は今後どう活用していくか検討している。
伊藤英佑権禰宜は「美しく復元された文華殿をぜひご覧いただきたい」と話している。
特別公開は午前9時~午後3時。3千円(高校以下千円)。詳しくは橿原神宮のホームページで。
春日大社で「春日龍王講」 神仏習合ならい祈願祭

世界平和や国民の安寧を祈念した春日龍王講の繁栄祈願祭=奈良市
春日大社(奈良市春日野町)で16日、「春日龍王講(りゅうおうこう)」(講長・菊池攻奈良トヨタ社長)による初の繁栄祈願祭が行われた。幕末まで続いた神仏習合にならい、春日大社の花山院弘匡(かさんのいん・ひろただ)宮司による祝詞奏上や薬師寺(同市西ノ京町)の山田法胤(ほういん)長老による読経が執り行われ、神仏の垣根を越えて国家国民の安寧と世界の平和を祈った。
春日龍王講は龍王社を拠点に神仏習合の原点に立ち返って祈りをささげる集まり(講)。龍王社はかつて興福寺の修行所(安居屋(あんごのや))の鎮守社として春日大社の境内に鎮座していたが、明治の神仏分離で一時は総宮神社へと合祀(ごうし)され、独立した社としては姿を消した後、平成30年に旧社の北側に再興された。
祈願祭は春日大社内の万葉植物園にある藤霞殿(とうかでん)で催され、講員約30人が出席。祝詞奏上、読経に続き、菊池氏らが玉串を奉納した。
祈願祭終了後、菊池氏は「現在の世界情勢はとても困難だ。宗教を超えて一体的に平和を祈るということは、これからもっと大事になると思っている」と話した。
富雄丸山古墳 木棺保存処理始まる 奈文研など4機関が共同調査研究

つり上げられ、保存処理薬剤につけられる木棺=奈良市の奈良文化財研究所
東アジア最大の蛇行剣が出土した国内最大の円墳、富雄丸山古墳(奈良市、4世紀後半)から搬出された木棺を保存処理薬剤につける作業が15日、奈良文化財研究所で行われた。同研究所と同市教育委員会、元興寺文化財研究所、県立橿原考古学研究所の4機関が同日に連携協定を締結し、オール奈良体制で木棺の共同調査研究に取り組むことになった。
木の幹をくり抜いて蓋と身を組み合わせた割竹(わりたけ)形木棺で、端にある縄掛突起を除く長さは5・54㍍、最大幅69㌢。全体の7割ほどが残っており、木棺としては良好な保存状態となっている。ただ、腐食によるもろい部分もあり十分に保存処理することが必要という。

クリーニングされる木棺(1月、奈良市教育委員会提供)
この日は、4機関の所長らが見守る中、保護枠に覆われた木棺が慎重につり上げられ、タンクの薬剤に浸された。秋頃に薬剤の含浸工程を完了させ、真空凍結乾燥機に搬入する予定。
橿原考古学研究所の青柳正規所長は連携について「これだけのチームは奈良にしかないのでは。長く歴史文化の調査研究が行われてきた象徴的な取り組み」と話した。
興福寺五重塔 飾り取り外し 120年ぶり大修理「相輪」解体

保存修理のため相輪が解体され、取り外される水煙=15日午前、奈良市(柿平博文撮影)
約120年ぶりの大規模修理が進む世界遺産・興福寺(奈良市)の国宝・五重塔で15日、屋根上部にある金属製の飾り「相輪(そうりん)」を解体する作業が報道陣に公開された。
相輪(高さ約15㍍)は宝珠(ほうじゅ)や水煙(すいえん)、伏鉢(ふくばち)と呼ばれる部材などから成り、塔中央を貫く心柱に差し込まれている。解体は塔を覆う素屋根内で先月下旬から開始。この日は、透かし彫りされた水煙の4枚のうち残る1枚(約95㌔)が木枠に覆われた状態でクレーンによって慎重に下ろされた。

奈良・興福寺五重塔「相輪解体」 保存修理のため相輪の解体作業が行われ、北東側の水煙が取り外された
これまでの解体では宝珠内部から経筒2点が見つかった。解体後、調査の上で修理が必要な部分については措置を施す。
興福寺五重塔は奈良時代に創建されて以降焼失と再建を繰り返し、現在の塔は室町時代に建てられた6代目。屋根や部材の劣化が進んだため修理に着手し、令和16年3月の完了を目指している。
森谷英俊貫首(かんす)は「昔生きた人らが今の私たちに伝えたものをさらに未来に伝える責務の重さを感じ、しっかりと取り組みたい」と語った。
免許不要のモビリティー「WHILL」販売 トヨタユナイテッド奈良

トヨタユナイテッド奈良が取り扱いを始めた「WHILL」=奈良市
トヨタ系自動車販売会社「トヨタユナイテッド奈良」(菊池武之祐社長)は、免許不要で歩行領域を走行できる近距離モビリティー「WHILL(ウィル)」全4機種の販売を開始した。高齢化が進む一方、地域によっては公共交通が縮小しており、新たな近距離の移動手段を提案する。
距離に応じた乗用車との使い分けや車載という形での移動手段の選択肢を用意し、年齢や身体状況などにかかわらず、誰もが自由で安心・安全に外出できるライフスタイルを目指す。
モビリティーはWHILL(東京)が開発。時速6㌔以下で走行し、10度という高い登坂性能を備えている。充電は家庭用電源を使用。グリップ力のある前輪で悪路や段差の多い場所を得意とするモデルや、折りたたんで車載が可能なモデルなどがある。
道路交通法上は歩行者として扱われるため歩道を走行し、歩道がない場所は右側通行が基本となる。ハンドルかゲーム機のようなコントローラーで操作し、非常時には手を離すと停止する設計。事故に備えたウィル専用の保険も用意した。
7日に、奈良市内で記者発表を行った菊池社長は「運転免許返納後の高齢者は外出の回数や歩行が減るという問題が発生する。新たなインフラで解決したい」と述べた。
試乗できる販売店はネッツトヨタ奈良登美ケ丘店(奈良市中登美ケ丘)、イオンモール大和郡山(大和郡山市下三橋町)のチャウピーステーションなど6店舗。ウィルのホームページ=2次元コード=で検索できる。
靴下端材「輪紙」折り紙に 広陵の印刷会社が商品化 東大サークル監修

1枚の折り紙から生まれたかぐや姫のオブジェ
靴下を製造する際に出る端材を活用した「靴下輪紙」を開発した広陵町の印刷会社「大栄工業」が、東大の折り紙サークル「Orist」の監修で、この紙を使った靴下折り紙を商品化した。同サークルは1枚の折り紙から作ったかぐや姫の立体作品を町に寄贈。作品は広陵くつした博物館で展示されている。(木村郁子)
町の地場産業である靴下を製造する際に出るリング状などの端材は年間約200㌧に上るという。同社は廃棄されてきた端材を練り込んだ靴下輪紙を令和5年に完成させた。紙は破れにくく、布に似た風合いを持つのが特徴。名刺や靴下の帯紙として使われている。
同社は靴下輪紙に親しみを持ってもらい、地域活性化につなげたいと、町が運営するビジネスサポートセンター「まるごとBiz」に相談。日本最高峰の折り紙技術を持つ同サークルとの接点が生まれ、学生らが折り紙監修を担った。
学生らは竹取物語の主人公のふるさととされる同町のシンボルとして、約2カ月かけてかぐや姫のオブジェを制作。町にまつわる難易度別の3種類(靴下、竹、かぐや姫)の折り紙レシピを生み出した。

東大の折り紙サークルの林清人さん(左)と小尻てるやさん(左から2人目)らが出席したかぐや姫のオブジェの贈呈式=広陵町
5日に広陵くつした博物館で寄贈式があり、80㌢四方の折り紙から作った高さ42㌢のかぐや姫オブジェがお披露目された。制作した大学3年の小尻てるやさん(20)は「ややグレーがかった折り紙は素朴で美しく丈夫。陰影を生かしたデザインを心がけた」と話し、「折り紙の可能性を知ってもらえたら」と期待を込めた。
作り方の手順をまとめた折り紙レシピを考案した大学3年の林清人さん(20)は「子供たちに親しんでもらえるよう、メンバーと試作を重ね難易度別のレシピを開発した。楽しんで折ってほしい」と話した。
この日は同町の小学生向けのワークショップも開催。林さんと小尻さんが講師を務めた。参加した児童7人は、「難しい」などと言いながら、夢中で折り紙に取り組んでいた。
靴下折り紙は大栄工業のウェブサイト「カミンチュ」=2次元コード=で、50枚1100円で販売している(Orist折り紙レシピ付き)。



































