公示地価 県内18年ぶりプラス 住宅、商業地とも南北で格差
国土交通省が公表した令和8年の県内の公示地価(1月1日時点)によると、398の調査地点(全用途)の平均変動率はプラス0・1%となり、18年ぶりにプラスに転じた。用途別平均で住宅地は18年連続のマイナスだが下げ幅を縮小、商業地は4年連続、工業地は11年連続の上昇となった。
◆住宅地
平均変動率はマイナス0・1%だが、前年(マイナス0・2%)より0・1㌽改善した。継続調査の303地点中、101地点で上昇し、41地点が横ばい、161地点で下落。北部の利便性の高い地域で上昇し、南北の二極化が進んでいる。
奈良市の近鉄奈良線沿線では駅前整備などで利便性が向上した大和西大寺駅、住環境に優れる学園前駅周辺で上昇が続いている。生駒市でも上昇地点が目立った。
一方、近鉄大和八木駅周辺など主要駅周辺で住宅需要が高い橿原市、大阪へのアクセスに優れる大和高田市、香芝市、王寺町も堅調。五條市や吉野町、下市町など南部や中山間地域では人口減少や高齢化を背景に下落が目立っている。
戸建ての最高額は「奈良市学園北1|5―12」の1平方㍍当たり34万7千円で、前年から5・8%上昇。マンションの最高額は「奈良市西大寺国見町1―7―20」の同41万3千円で8・4%上昇した。
◆商業地
平均変動率はプラス1・0%で、4年連続で上昇。継続調査74地点中、上昇は41地点、横ばい9地点、下落24地点。住宅地同様、南北の格差が広がっている。

商業地で最高額だったのは、近鉄奈良駅前の「奈良市中筋町1番4」
奈良市中心部では好調なインバウンド(訪日客)効果を背景に、店舗やホテルの用地争奪が強力に地価を押し上げている。生駒市も駅近くを中心に需要が高く、橿原市も近鉄大和八木駅、橿原神宮前駅に近い商業地の需要が堅調。香芝市や王寺町も主要駅周辺の需要が高い。
一方、五條市や吉野町など南部は駅前商店街の客離れや周辺の大型商業施設への顧客流出、人口減少で下落が目立った。
最高額は「奈良市中筋町1番4」の99万2千円で9・0%上昇した。
◆工業地
平均変動率はプラス2・0%で前年(プラス1・9%)より上昇。継続調査9地点のうち8地点で上昇、1地点は横ばい。京奈和自動車道による利便性向上、内陸で災害リスクが比較的小さいといった好条件で、需要に対する供給不足が生じている。
幹線道路に恵まれた奈良市、代表的な工業団地を抱える大和郡山市、大阪とのアクセス性が良好な生駒市で上昇傾向が続いている。
調査を担当した杉本忠樹・不動産鑑定士の話「物価高による建築費の高騰、金利の上昇懸念がマイナスの影響を与える可能性がある。南北の二極化については、世界遺産登録を目指す『飛鳥・藤原の宮都』が観光効果を県南部へ広げる好材料となる可能性に期待している」
県とミライズエネチェンジ協定 EV充電器普及へ
脱炭素社会の実現と電気自動車(EV)の普及に向け、県とEVの充電サービスなどを手掛ける「ミライズエネチェンジ」(東京)は、EV充電インフラの構築に関する連携協定を締結した。県有施設3カ所にそれぞれ4台分の充電器を設置する。4月に着工し、6月から順次サービスを始める予定。設置場所を持つ行政と技術や資金力を持つ民間との連携により、充電インフラの拡大を目指す。

協定書に調印したミライズエネチェンジの柘野善隆社長(左)と山下真知事=県庁
県は2030(令和12)年度までに13(平成25)年度比で温室効果ガス排出量を45・9%削減し、50(令和32)年度までに排出量ゼロの達成を掲げている。
登大路自動車駐車場(奈良市)、馬見丘陵公園(河合町)、うだ・アニマルパーク(宇陀市)の3カ所に、それぞれに4台分の普通充電器を置く。観光周遊や宿泊の時間に充電する使い方を想定し、急速充電器にしなかった。利用者はスマートフォンのアプリで利用者登録や支払いを行う。
県がEV充電サービス事業者と連携協定を結ぶのは初めて。初期投資での県の負担はなく、他の施設や民間宿泊施設への拡大も目指す。
協定書の調印後、山下真知事は「充電場所を増やし、ユーザーを掘り起こし、脱炭素や自動車産業を発展させるという好循環に期待している」と述べた。
ミライズエネチェンジの柘野善隆社長は「滞在時間が長い施設や民間宿泊施設の駐車場を活用させてもらい、EV充電インフラの整備を進めるという取り組みは大変画期的だ」と協定締結の意義を強調した。
城下町エリアの再生後押し 奈良信金などがファンド 大和郡山
奈良信用金庫(大和郡山市)は、一般財団法人「民間都市開発推進機構(MINTO機構)」と共同で、市内の城下町エリアの活性化を目的とした「ならしんまちづくりファンド」を設立した。ファンドの総額は6千万円で、空き家や空き店舗をリノベーションなどによって再生し、まちづくりを後押しする。MINTO機構によるファンドの設立は県内では初めて。

ファンド設立を記念する式典に出席した関係者=大和郡山市
ファンドには奈良信金とMINTO機構が3千万円ずつ出資した。投資期間はおおむね6年間で、運用期間は20年間。中心市街地や周辺エリアにある古民家や空き店舗を、商業、宿泊施設などに活用する事業に投資する。約6件の事業への投資を視野に入れている。
MINTO機構はこれまでに全国で地域金融機関と共同で37件のファンドを設立。大和郡山市は令和元年から古民家などをリノベーションしてまちづくりに活用する事業をスタートし、これまでに7軒を商業施設などに再生している。
2月に行われたセレモニーには奈良信金の菊沢竜一理事長や上田清市長、MINTO機構の渡辺浩司常務理事らが参加。菊沢理事長は「起業に際して資金調達というハードルを下げ、地域の金融機関として経済圏を作り、まちづくりの一助を担いたい」と話した。
近鉄ダイヤ変更 県内の特急停車駅増で利便性上がる

出発式に出席した天理市の並河健市長(右から2人目)ら=同市の近鉄天理駅
近畿日本鉄道はダイヤ変更に伴い、平日朝の天理発大阪難波行き特急電車の定期運行を開始した。運行初日の16日には始発の天理駅(天理市)で、ハンドル授与式や出発式などのセレモニーが開かれ、駅利用者に記念品が配布された。
天理-大阪難波 平日朝が快適に
大正4(1915)年開業の近鉄天理駅では天理教の大祭などで臨時特急を運行することもあったが、定期運行は初めて。大阪難波への直通急行は1日1本のみで、平端駅や大和西大寺駅で乗り換える必要があった。利用客の要望もあり、14日のダイヤ変更に合わせて、平日午前6時49分天理発~大阪難波7時43分着の特急電車の運行を始めた。
16日は22600系の6両の特急電車を一目見ようと、鉄道ファンや市民が近鉄天理駅に集まった。近鉄によると、この日は300席のうち天理発の予約は約100席に上り、全体で約250席の利用があった。利用するには乗車券以外に特急券(天理|大阪難波920円)が必要となる。
天理市の並河健市長は出発式で、「市民待望の特急。住んでよし、訪れてよしの市として、高めていきたい」とあいさつ。近鉄の高浦仁史執行役員は「朝の混み合う時間帯を快適に過ごしてもらいたい。市の魅力向上とにぎわいづくりに寄与できたら」と話した。
この日は天理発特急の停車駅となった近鉄郡山駅でもセレモニーが行われた。
五位堂は朝、夕・夜に
近鉄のダイヤ変更に伴い、大阪線五位堂駅(香芝市)が、新たに一部特急電車の停車駅に加わった。運行を開始した14日には関係者が同駅に集まり、セレモニーが行われた。
停車する特急電車は、朝の時間帯の大阪難波、大阪上本町行きの上り(平日7本、土日祝日8本)と、夕方から夜の時間帯の下り(平日10本、土日祝日9本)。変更前、同駅には快速急行や準急、普通などが停車していたが、特急は通過していた。
セレモニーには近鉄の福嶌博取締役常務執行役員、同駅を管轄する大和八木駅の池上儀一駅長、同市の三橋和史市長が出席し、テープカットや出発式が行われた。
心理学の知見で防犯対策 県警が有識者らと研究会発足
県警は、有識者らの心理学などの知見を生かした防犯対策を検討する「奈良防犯心理研究会」を発足させた。4月以降に初会合を開き、近年被害が目立つ「特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺」を令和8年度のテーマとして数カ月に1回集まって議論し、新たな防犯対策を打ち出す。

県警本部で開かれた「奈良防犯心理研究会」の委員の委嘱式=奈良市
同研究会の委員には、奈良大や奈良女子大、帝塚山大、滋賀大、大阪教育大の3府県5大学の教授・准教授8人が委嘱された。
奈良市の県警本部で開かれた委嘱式で、県警の宮西健至(けんじ)本部長は、スマートフォンの普及などを背景にした犯罪情勢の変化を挙げ、「心理学に詳しい先生方と協働し、犯罪抑止の高度化を進めたい」と述べた。
同研究会の座長に就いた奈良大の村上史朗(ふみお)教授(社会心理学)は「特殊詐欺などの被害は心理的な要因が大きい。何らかのお役に立ちたい」と抱負を語った。
県警や委員らによると、警察本部と大学研究者らがチームを組み、防犯対策を考える定期的な集まりは、福岡や大阪、高知の各府県警でも実施されている。
大規模改装の奈良ホテル、「西館」は9月2日オープン

奈良ホテル西館のプレミアムテラスツインの完成イメージ(ジェイアール西日本ホテル開発 奈良ホテル提供)
JR西日本ホテルズは、大規模改装工事を行っている奈良ホテル(奈良市高畑町)の西館(旧新館)を9月2日にオープンすると発表した。予約はJRホテルメンバーズ会員とJR西のWESTERポイント会員が今月18日から、一般は4月1日から開始。改装工事に伴い休業中の本館客室、ホテルショップ、メインダイニングルーム、ティーラウンジ、バーは6月4日から営業を再開する予定。
昭和59年に増築され、老朽化が目立っていた旧新館を全面的に刷新。65室だった客室数を52室に見直し、ゆとりを持たせたラグジュアリーな空間を演出した。「スタンダード」の上のクラスとして「プレミアム」「スーペリア」を追加。本館を合わせた総客室数は114室となる。
館内の日本料理「花菊」は鉄板焼「花菊」としてオープン。奈良町を望むテーブルで地元食材を鉄板焼スタイルで提供する。予約開始は詳細が決まり次第、ホームページで発表する。
奈良ホテルは明治42年開業。皇族や政府首脳のほか、アインシュタイン、ヘレン・ケラーら海外の来賓をもてなした「関西の迎賓館」として知られる。大規模改装に合わせ、今年1月4日から全館休業中。
白橿旗野球大会、「YOSHINO ALL STARS 2025」が初優勝
県内の小学6年生球児のチームで争う「第36回白橿旗橿原卒業記念野球大会」(産経新聞社後援)は15日、広陵町の広陵運動公園健民グラウンドで準決勝と決勝、3位決定戦が行われ、「YOSHINO ALL STARS 2025」が初優勝を果たした。準優勝はオール奈良、3位はWMIスターズだった。
試合結果は次の通り。
【準決勝】オール奈良3-1WMIスターズ▽YOSHINO ALL STARS 2025 1-0奈良信貴REDS
【3位決定戦】WMIスターズ13-2奈良信貴REDS
【決勝】YOSHINO ALL STARS 2025 4-2オール奈良
近鉄とJR西、「秀長」ヘッドマークで大和郡山活性化をPR

豊臣秀長をモチーフにしたヘッドマークを付けた近畿日本鉄道の列車=奈良市
近畿日本鉄道とJR西日本は、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公で戦国武将の豊臣秀長ゆかりの大和郡山市の活性化と観光誘致を図ろうと、共通のヘッドマークを付けた列車を運行している。

「秀長の輪 大和郡山」の文字などが描かれたヘッドマーク(大和郡山市提供)
ヘッドマークは市の「秀長さんプロジェクト」で作成したロゴマークを採用。中心部の円に「秀長の輪 大和郡山」の文字を、周囲に秀長の墓所の大納言塚、菩提(ぼだい)寺の春岳院、秀長が創建した源九郎稲荷神社、郡山城跡の桜や紅葉を配したデザインとなっている。
近鉄は9020系の列車で、奈良線、京都線、橿原線などを来年1月頃まで運行。JR西日本は221系の列車で、大和路線や大阪環状線、おおさか東線を来年2月頃まで走る予定。
近鉄創造本部の中川真吾さんは「ぜひ電車に乗って秀長ゆかりの地を巡ってもらいたい」と話している。
春の炎 東大寺・お水取りで「籠松明」

東大寺二月堂を赤く染めるお松明=12日夜、奈良市(多重露光、渡辺大樹撮影)
春を呼ぶ「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)は12日夜、「お松明(たいまつ)」の中でも最大の「籠(かご)松明」が登場し、華麗な炎が多くの参拝者らを魅了した。
修二会は奈良時代から途絶えることなく続き今回で1275回目。前行を経て今月1日に本行入りし、お松明は行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる僧侶を毎夜二月堂へと導く。12日は午後7時半ごろ、童子(どうじ)という補佐役が担ぐ長さ約8㍍の籠松明が二月堂の舞台に現れ、舞い散る火の粉に参拝者らの歓声が上がった。
13日未明には十一面観音に供える香水(こうすい)を井戸からくむ儀式があり、「お水取り」の名はこれに由来する。15日未明に満行を迎える。
播磨国出先機関?の土器、瓦など展示 奈良市埋文センター

出土した瓦や土器を展示している速報展=奈良市埋蔵文化財調査センター
奈良市埋蔵文化財調査センター(奈良市大安寺西)で「令和7年度春季発掘調査速報展」が開かれている。播磨国(兵庫県南西部)の「平城京事務所」があった可能性がある土地と、平城京の大安寺内を横断した六条大路に関する調査成果を遺物を通じて紹介している。31日まで。
市教委はこれまで、播磨国から税として納めるために運ばれた物品を一時保管した施設「調邸(ちょうてい)」があった可能性がある同市大森西町の平城京跡を継続的に調査。今回は、中枢部とみられる遺構についてパネルで伝えるとともに播磨産の土器や瓦を展示している。
また、大安寺旧境内で行った調査で寺地内西側は六条大路が横切った一方、東側では同大路は施工されなかったとみられることが分かったとする成果を紹介。出土した築地塀の瓦の年代を手がかりに、西側は称徳天皇の寺への行幸に際し整備されたが、天皇が通らなかったと考えられる東側は施工されなかったと推測している。速報展では瓦などを展示している。
土曜日は休館。入場無料。問い合わせは奈良市埋蔵文化財調査センター(0742・33・1821)。
【東日本大震災15年】近鉄社員が研修 避難生活での配慮学ぶ

段ボールハウスを組み立てる参加者ら=奈良市
平成23年の東日本大震災の発生から15年となった11日、近鉄グループホールディングス(GHD)や近畿日本鉄道などは奈良市尼辻北町の近鉄スポーツセンターで避難生活を疑似体験する社員研修を行った。参加者は避難時に使用する段ボールハウスや簡易トイレを組み立て、避難生活で必要となる配慮について学んだ。
同GHD傘下のKNT|CTホールディングスが昨年発売した防災教育の体験プログラムを社員研修に初めて活用。同GHD、近鉄の社員ら43人が参加した。
NTT東日本防災研究所の笹倉聡所長が災害発生時の初動の重要性、避難所生活で受けるストレスなどについて講演。参加者は3班に分かれ、簡易トイレや段ボールハウスの組み立て、避難所の区画割りとルール作りを体験した。
近鉄本社(大阪市)に勤める森さやかさん(39)は「日頃、乗客の避難誘導訓練などに携わっているが、避難後についてはニュースでしか知らなかった。勉強になった」と述べ、本社勤務の大塚崇裕さん(53)も「1人当たり2平方㍍の区画は意外と狭かった。自分が避難することがあれば、積極的に避難所設営にかかわりたい」と話していた。
同GHDリスク管理室の藤巻恵部長は「近畿地方は南海トラフ地震などの災害リスクを抱えている。研修を通じ、災害に直面しても必要な行動をすぐに起こせるよう、社員の意識を高めたい」と話していた。
【東日本大震災15年】東大寺大仏殿で慰霊法要 復興祈る

大仏を前に東日本大震災の犠牲者を慰霊する法要を営む僧侶ら=奈良市の東大寺大仏殿
平成23年の東日本大震災の発生から15年となった11日、奈良市の東大寺大仏殿では慰霊法要が営まれ、僧侶らが震災で亡くなった人たちの冥福とともに被災地の復興を祈った。
この日は、二月堂修二会(しゅにえ、お水取り)の本行中のため参籠(さんろう)している練行衆以外の僧侶が大仏殿に集まった。橋村公英別当が法要の趣旨を盛り込んだ表白を読み上げた後、僧侶らが読経した。訪れた人らも静かに手を合わせていた。
地震が発生した午後2時46分には、大仏殿東側の大鐘がつき鳴らされた。
法要後、橋村別当は「お参りされた皆さんと一緒に、大仏様のおひざ元で亡くなった方々の冥福と、被災した人らの心の復興をお祈りすることができました」と語った。東大寺では震災の翌年から慰霊法要を営み、東北の被災地に思いを寄せている。
「広陵町のイチゴおいしいよ」 町観光大使に「キジトラ」就任

吉村裕之町長から委嘱状を受け取った「キジトラ」(左)=広陵町役場
広陵町は、エンターテインメント事業を展開するKADOKAWA(東京)と連携し、同社が版権を持つユーチューブ配信のアニメ「うごく!ねこむかしばなし」の主要キャラクター「キジトラ」に町観光大使を委嘱した。

ステッカーなどにあしらわれる「イチゴに抱きつく『キジトラ』」(広陵町提供)
アニメでかぐや姫ゆかりの同町が取り上げられたのを縁に、今回の連携が実現した。2日の就任式で、キジトラは「広陵町のイチゴはおいしく、魅力発信に努めたい」と語った。9月までの期間限定で町のPR役を務める。
町内の飲食店や直売所32カ所が参加するイベント「ストロベリータウン広陵」(31日まで)で、「古都華(ことか)」や「あすかルビー」などのイチゴ商品を購入した先着千人に、キジトラが描かれた限定ステッカーをプレゼントする。イベントの問い合わせは、町産業総合振興機構なりわい(0745・51・0567)。
「子供たちに」奈良ロータリークラブがフードバンクに食品寄贈

会員から集まった食料品をフードバンク奈良の平川理恵代表理事(右)に手渡す奈良ロータリークラブの福田一郎会長=奈良市
奈良ロータリークラブは社会奉仕活動の一環として、会員から寄せられた食料品を認定NPO法人「フードバンク奈良」に寄贈した。
同クラブは平成29年から家庭で余った食品を持ち寄るフードドライブを定期的に開催しており、今回はカップ麺20箱、米50㌔、レトルト食品などが集まった。
贈呈式で、同クラブの福田一郎会長は「子供たちに役立ててもらいたい」とあいさつし、フードバンク奈良の平川理恵代表理事に食料品などを手渡した。
食料品や飲料は給食が無くなる春休みに向けて今月中旬から、奈良市内の子育て中の非課税世帯やひとり親世帯計1050世帯を中心に提供されるという。
4強出そろう 白橿旗野球大会 県内の6年生球児たち熱戦
県内の小学6年生球児のチームで争う「第36回白橿旗橿原卒業記念野球大会」(産経新聞社後援)は8日、2回戦と準々決勝が葛城市と広陵町で行われ、4強が出そろった。準決勝と決勝、3位決定戦は15日に行う。8日の試合結果は次の通り。
【2回戦】ALL NK5-2葛城BBC A▽WMIスターズ13-0古都会BEARLIONS▽オール奈良4-0 1、2、サンズ▽オール磯城0-0 GKライオンズ(オール磯城抽選勝ち)▽奈良信貴REDS0-0橿原ドリームス(奈良信貴REDS抽選勝ち)▽八木ホワイトファイヤーズ3-1王寺河合スポーツ少年団レッド▽GT STARS3-0畝傍子供会▽YOSHINO ALL STARS 2025 5-1天理GREENS
【準々決勝】WMIスターズ18-4ALL NK▽オール奈良1-0オール磯城▽奈良信貴REDS4-4八木ホワイトファイヤーズ(奈良信貴REDS抽選勝ち)▽YOSHINO ALL STARS 2025 1-0GT STARS
児童ら力士にぶつかり稽古 生駒の浅香山部屋宿舎

力士を土俵外へ押し出す児童ら=生駒市高山町
大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)を控え、浅香山部屋の力士らが、宿舎を構える生駒市高山町の観光旅館「くろんど荘」で「ちびっこ相撲体験会」を開いた。まわしを着けた児童ら約25人が、大きな力士にぶつかり稽古を挑んだ。
市や市教育委員会が主催し、浅香山部屋が協力。新型コロナウイルス禍で一時期は開催を自粛していたが、昨年再開した。
児童らは力士から四股(しこ)や股割りなどの動作を学んだ後、ぶつかり稽古で力士に体当たり。土俵内で力士を追いかけて押し出しをみせたり、力士のまわしを取って投げたりしていた。
元大関・魁皇(かいおう)の浅香山親方(53)は「大相撲に親しんで応援していただければ、昇進を目指す部屋の力士らの力になる」と話した。
智弁学園、花巻東と初戦 選抜高校野球 大会二日目

智弁学園の角谷哲人主将(右)と花巻東の古城大翔主将=大阪市北区(代表撮影)
第98回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が6日、大阪市内で行われ、県勢の智弁学園は大会2日目の第3試合で花巻東(岩手)と対戦することが決まった。
五條市にある智弁学園は杉本真滉(まひろ)投手らの活躍で昨年秋の近畿大会で準優勝し、5年ぶり15回目の選抜出場を決めた。村上頌樹(しょうき)投手(阪神)らを擁した平成28年以来10年ぶりの優勝を狙う。大会は19日から兵庫県西宮市の甲子園球場で開かれる。
県 21年ぶりに渇水対策本部 節水協力呼びかけ、6日から減圧試験
深刻な渇水が続いていることを受け、県は5日、渇水対策本部(本部長・山下真知事)を設置し、第1回会議を開いた。今後3カ月の降水量は平年並みで、ダムの貯水量回復が見込めないため、県の施設で節水を継続するほか、県民や事業者らに広く節水を呼び掛けることを決めた。また26市町村に上水道を供給している県広域水道企業団は6日から水道の圧力を下げる試験的な減圧を順次実施し、不具合がないか確かめる。渇水対策本部の設置は平成17年以来、21年ぶり。

県庁で開かれた渇水対策本部会議
同企業団の主要水源となっている大滝ダム(川上村)の貯水率は5日午後6時時点で6・6%、室生ダム(宇陀市)は同45・4%と逼迫。吉野川(紀の川)水系の奈良県域では2月26日から10%の取水制限が行われている。
同企業団に加盟していない奈良市でも布目ダム(同市)の水位が下がり、2月6日から10%の取水制限を実施。御所市でもため池の水量が少なく取水量を減量中という。
この日の会議では、県営施設などで節水を強化するほか、学校や保育所、工業団地といった関係機関や施設、県民に渇水を周知し、節水への協力を求めることを決めた。山下氏は「このままでは3月下旬に取水制限が強化される可能性がある。県民に協力をお願いしていく」と述べた。
会議後、山下氏は報道陣の取材に応じ、取水制限が現状の10%から強化される段階で「本格的な給水制限に踏み切るかどうかを判断することになる」との考えを示した。
橿原の12スポット巡ろう 15日までスタンプラリー 世界遺産へ盛り上げ

今井まちなみ交流センター「華甍」(橿原市提供)
「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録に向けて機運を盛り上げようと、橿原市などは、市内12カ所のスポットを巡るデジタルスタンプラリー「~さららちゃんと!日本国はじまりの地かしはらを巡る~」を開催している。今月15日まで。
スポットは、初の本格的な都の中心施設だった「藤原宮跡」▽江戸時代に旅籠(はたご)として利用された「八木札の辻交流館」▽謎の巨石「益田岩船(ますだのいわふね)」▽明治時代に高市郡教育博物館として建設された「今井まちなみ交流センター『華甍(はないらか)』」▽「本薬師寺(もとやくしじ)跡」▽「菖蒲池(しょうぶいけ)古墳」▽同市と明日香村にまたがる「大官大寺(だいかんじ)跡」▽「畝傍山」▽「香具山」▽「耳成山」▽「橿原神宮」▽「おふさ観音」-の12カ所。

畝傍山
スマートフォンに無料アプリ「Spot Tour」をダウンロードし、2次元コードを読み込んで参加する。スポットを訪れると、衛星利用測位システム(GPS)で自動的に記録され、市観光PRキャラクター「さららちゃん」のイラストが入ったスタンプを入手できる。
6カ所のスタンプを「かしはらナビプラザ」(同市内膳町)2階で見せると、先着170人にオリジナルトートバッグが贈られる。
市観光政策課の担当者は「この機会に観光スポットを巡り、橿原市のよさを体感してほしい」と呼びかけている。
「豊臣兄弟!」の世界満喫 大河ドラマ館オープン 大和郡山市

主演の仲野太賀さんが着用した衣装などが展示されている大河ドラマ館=大和郡山市
放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の登場人物や撮影に使用された小道具などで世界観を紹介する「豊臣兄弟! 大和郡山 大河ドラマ館」が大和郡山市の「DMG MORI やまと郡山城ホール」にオープンした。開催期間は来年1月22日までで、来場者数は約10万人を目標にしている。
会場では主人公の豊臣秀長を演じる俳優の仲野太賀さんによるウエルカムメッセージ映像や、ドラマで仲野さんが着用した衣装や小道具、登場人物のパネルや人物相関図を展示。市内にある秀長ゆかりの史跡などを動画で紹介するほか、郡山城天守台発掘調査で出土した金箔(きんぱく)瓦なども並ぶ。
ホールのエントランスに設けた物産館では、秀長をテーマにした御朱印帳やフィギュア、菓子など約180アイテムを販売する。
テープカットのセレモニーで上田清市長は「秀長の生きざまの集大成である大和郡山市を訪れていただき、まち歩きを楽しんでもらいたい」とあいさつした。
開館時間は午前10時~午後5時。入館料は大人600円、小中学生300円。詳細は特設サイト=2次元コード=で。

奈良高専ラグビー部が全国大会優勝 大和郡山市長に報告

全国大会優勝を報告する奈良高専ラグビー部員ら=大和郡山市
1月に開かれた「第56回全国高等専門学校ラグビーフットボール大会」で、奈良工業高等専門学校(奈良高専、大和郡山市)ラグビー部が優勝した。全国大会は20年連続25回目の出場で、昨年に続き3年連続8回目の優勝となった。
近畿大会では、神戸市立高専を137|0で破って圧勝。神戸総合運動公園で行われた全国大会では、2回戦で松江高専(島根県)に、準決勝では津山高専(岡山県)に大差で勝利。決勝では持ち味の守備を生かし、仙台高専・名取(宮城県)を39―5で下した。
部員らは大和郡山市役所を訪れ、上田清市長に結果を報告。5年の南崎壽伸主将(20)は「方向性を決めて部員とともに頑張ってきた。こうした結果につながったことがとてもうれしい」と話した。5年の宮川匠副主将(20)は「5年生が2人しかいない中、不安を感じていたが、チームとしてレベルアップできた」と笑顔を見せた。
上田氏は「選手一人一人が自分の役割を全うした勝利。この経験を社会に出たときに生かしてほしい」とねぎらった。
「阪神は日本一、WBCは世界一」トラのお寺で虎ファンら必勝祈願

「世界一福寅」の前でプロ野球阪神タイガースやWBC日本代表の必勝祈願を行う応援団やファンら=平群町の信貴山朝護孫子寺
聖徳太子ゆかりの「トラのお寺」で知られる平群町の信貴山朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)で、プロ野球・阪神タイガースの今季の必勝祈願が行われた。集まった阪神の応援団やファンら約300人が「阪神は日本一」「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は世界一」を願って、甲子園球場のような熱気で選手らを応援。あの虎党からも熱いメッセージが寄せられた。
こうした阪神ファンらの必勝祈願は「寅の月(2月)」最終日の2月28日に行われ、セ・リーグ最速優勝の御利益があった昨年に続く2回目の開催になる。
今年はチームスローガン「熱覇」で3年ぶりの日本一を目指すチームを支えようと実施。ファンらが「打倒、読売(巨人軍)」などを合言葉に、応援団「阪神伍虎会」の三橋匠団長らのトランペットや太鼓の演奏で選手応援歌や球団歌「六甲おろし」で応援した。山梨県や福岡県など遠方から駆け付けたファンもいた。
今回は阪神タイガースの主力選手が複数出場し、3月6日に初戦を迎えるWBCの日本代表に対する応援も実施。ファンらは昨季に連続無失点記録の活躍をみせた石井大智投手がけがで戦線を離脱したのを残念がる一方、昨季のセ・リーグ2冠王の佐藤輝明や森下翔太、坂本誠志郎の日本代表3選手の活躍を願った。
同寺の松井介澄・法務主任はファンらを前に、あの虎党からのメッセージを披露。「私も長年のファンの一人として、ご参集の皆さまとともに必勝を祈願いたします」などと高市早苗首相がメッセージを寄せた。
会場では御朱印帳が置かれ、ファンらが昨季は福岡ソフトバンクホークスに敗れて逃した「日本一を」などと応援メッセージを記した。必勝祈願に初めて参加したという平群町の会社員、谷典之さん(63)は「昨年のニュースで『地元でこんなイベントをしているのか』と知り、駆け付けた。想像以上の盛り上がりで、面白い」と話した。
マクドナルドで「火の用心」 奈良市南消防署、客に呼びかけ

マクドナルド阪奈宝来店で行われた啓発イベント=奈良市
1~7日の「春季全国火災予防運動」に合わせ、奈良市南消防署とマクドナルド阪奈宝来店(同市宝来)が共同で啓発イベントを行い、来店客に火の用心を呼びかけた。
同署は令和6年から毎年この時期にマクドナルドの店舗と共同でイベントを開催している。
消防車の見学会を開いたほか、消防服を着用できる撮影会も実施。県内に拠点を置くプロバスケットボールB2の「バンビシャス奈良」のチームキャラクターのシカッチェも参加した。
消防ホースを持って記念撮影した奈良市の幼稚園児(3)は「消防車がかっこいい。制服を着られて楽しかった」と笑顔をみせた。
昨年の奈良市内での火災発生件数は前年比3件増の83件。同署の岸本啓署長は「小さいころにこうしたイベントに触れることで、火災予防の大切さを知ってほしい」と話した。
「さすまた」使い方も体験 イオンモール高の原でテロ対策訓練

警察官からさすまたの使い方を学ぶ参加者ら=京都府木津川市のイオンモール高の原
無差別殺傷テロ事件に備えようと県警は、京都・奈良両府県境にまたがる大型商業施設「イオンモール高の原」(京都府木津川市)で対策訓練を実施した。刃物を持つ男が暴れて液体入りのペットボトルを投げつけたとの想定で、奈良署の警察官や施設関係者が初動に必要な対応などを確認した。
営業開始前に行われた訓練では、警察官らが容疑者を取り押さえるまでの動きを実演。施設関係者は不審者への対応を体験し、さすまたの使い方や来店客の避難誘導を学んだ。
県警外事課の柴田訓良(さとよし)課長は「110番から警察官が駆け付けるまでの間に容疑者を牽制(けんせい)する動きを、訓練で習得してほしい」と意義を強調。イオンモール高の原の竹内章ゼネラルマネージャーは「訓練はいざというときの財産になる。お客さまに安心・安全な施設でありたい」と話した。
五條署も和歌山県警と連携し、2月にテロ対策訓練を実施。JR五条駅(五條市)などで、鉄道やバスを使って逃走する容疑者への対応を確認した。
南都銀シンクタンク解散 南都コンサルティングへ 4月以降
南都銀行はシンクタンクの一般財団法人「南都経済研究所」=奈良市左京‖の調査事業を、傘下の「南都コンサルティング」‖同市大宮町‖が今月31日付で引き継ぐと発表した。南都コンサルティングは4月1日付で「南都リサーチ&コンサルティング」に社名変更し、南都経済研は4月以降に解散する。
両社の機能を融合させ、課題解決力や提案力の高度化を図るためとしている。
南都経済研は南都銀行創立50周年事業の一環として、昭和59年3月に「南都経済センター」として設立。地域の経済や産業の動向、企業経営、地域活性化などに関する調査研究や情報収集を担ってきた。
シカとの接し方学んで 愛護会が鹿苑見学通路をリニューアル

見学通路では鹿苑で収容中のシカを見学できる=奈良市
一般財団法人・奈良の鹿愛護会は、けがや病気などの理由でシカを一時的に収容する「鹿苑」(奈良市春日野町)の見学通路を改修し、「鹿の道~1300年続く鹿と人の歩み~」として公開を始めた。鹿苑内の約50㍍の回廊から収容中のシカを観察したり、パネルで同会の活動を学んだりすることができる。
国の天然記念物に指定されている奈良のシカと人が千年先も共生できるよう、シカを取り巻く現状への理解を深め、人とシカとの適切な距離感や接し方などを伝えるのが目的。
回廊ではフェンス越しに収容中のシカの姿を見学できるほか、愛護会の保護活動や奈良のシカの歴史などを約10枚のパネルで紹介している。改修前は展示スペースが限られていたため、鹿苑内でシカを観察することはできなかった。

見学通路の意義を説明する奈良の鹿愛護会の中西康博副会長
鹿苑は、畑を荒らすなどしたシカを終生収容する「特別柵」の過密状態が令和5年に指摘され、一時収容への切り替えや環境改善が図られてきた。シカとの接し方や保護のあり方なども議論されており、愛護会の中西康博副会長(68)は「愛護会の活動や野生動物でもある奈良のシカについて理解してもらいたい」と見学通路のリニューアルについて話した。将来的には現場型の博物館「鹿ミュージアム(仮称)」の設立を目指すという。
公開は午前10時~午後4時で年中無休。無料だが1人100円の協力金を募っている。
天理教の中山みき教祖140年祭に合わせて「幕末明治の暮らし展」

意匠を凝らしたデザインが見どころの初出展の薬箱=天理市
天理大学付属天理参考館(天理市)は、天理教の教祖140年祭を記念した企画展「幕末明治の暮らし」を開催している。中山みき教祖(1798~1887年)の誕生から亡くなるまでの時代をクローズアップし、当時使われていた生活道具や版画、絵図などを紹介している。
会場には、幕末から明治にかけて流行した多色刷りの浮世絵版画の鮮やかな錦絵をはじめ、おもちゃ絵や銭札、花嫁用髪飾りや嫁入りかご、伝統工芸の大和絣(かすり)の見本帖や織り機も並ぶ。

幕末から明治時代に使われた暮らしの道具が並ぶ
初出展の医師が往診先に持っていく薬箱(江戸末~明治)は金唐革紙が貼られた意匠を凝らしたデザインが見どころだ。古文書や当時の水争いの記録などや、「おやさまと年祭」をテーマに、年祭の折に発行した特別な切符も展示する。
同館の幡鎌真理学芸員は「ドラマで見たことのある道具など時代にまつわる収蔵品から、当時の日常の暮らしに思いをはせてもらえたら」と話している。
期間は今月9日までで、火曜休館。6日には同館学芸員による天理教団体輸送の歴史を振り返る講演会も開催する。入館料は一般500円、小中高生300円。問い合わせは同館(0743・63・8414)。
白橿旗野球大会開幕 県内の6年生27チーム参加 葛城市などで1回戦
県内の小学6年生球児のチームで争う「第36回白橿旗橿原卒業記念野球大会」(橿原卒部野球実行委員会主催、産経新聞社後援)が1日開幕、葛城市などで1回戦が行われた。
6年生が引退したのち中学進学までの期間に「野球離れ」を防ぐことを目的にスタート。今回は27チームが参加し、8日に2回戦と準々決勝、15日に準決勝と決勝などが行われる。1日の結果は次の通り。
【1回戦】ALL NK-SS Fighters(ALL NK不戦勝)▽葛城BBC A1-1Bond boys(葛城BBC A抽選勝ち)▽古都会BEARLIONS0-0郡山ブラックスワローズ(古都会BEARLIONS抽選勝ち)▽オール奈良0-0葛城BBC B(オール奈良抽選勝ち)▽オール磯城3-3TNTYボンバーズ(オール磯城抽選勝ち)▽GKライオンズ2-1五平餅▽奈良信貴REDS4-0御所神▽王寺河合スポーツ少年団レッド8-0大宇陀ツインズ▽GT STARS23-1河合王寺スポーツ少年団ブラック▽YOSHINO ALL STARS 2025 7-0宇陀スラッガーズ▽天理GREENS6-3高田BBC
七条町除く修正案可決 奈良市、新ごみ処理施設調査
奈良市議会の3月定例会が27日開会し、継続審査となっていた新ごみ処理施設(クリーンセンター)の建設候補地3カ所の調査費を盛り込んだ一般会計補正予算案について、七条町分を除いた特別委員会の修正案を賛成多数で可決した。建設計画の見直しを求める請願についても賛成多数で採択を決めた。
修正案は候補地となっている七条町、北之庄町、大和田町の3カ所を比較検討するため地質調査などの費用8600万円を盛り込んだ補正予算案に対し、七条町の調査費を除き6100万円とする内容。請願は七条町を選定した過程などの検証を求めている。
同施設の検討特別委員会は今月に修正案を可決し、請願の採択を決めていた。
本会議後、仲川げん市長は「議会が候補地を絞り込む行為をしたのは大きな判断。市としても一日も早く決定に向けて取り組みたい」と話した。市は今後、北之庄町、大和田町の候補地について調査を始め、夏ごろまでに終えたいとしている。
この日は、令和8年度一般会計当初予算案などが提出された。会期は3月26日までで、5日は代表質問、6日は代表質問・一般質問、9日は一般質問が予定されている。
秀長の甲冑をリアルに制作 奈良商工高の生徒 大和郡山市に委託

豊臣秀長の甲冑を再現した県立奈良商工高校の生徒と上田清市長=大和郡山市
県立奈良商工高校(奈良市)の生徒が金属加工技術などを駆使して放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公、豊臣秀長の甲冑を再現した。甲冑は秀長ゆかりの大和郡山市に委託し、3月24日~4月7日に開催される「大和郡山お城まつり」に合わせて城址会館(同市城内町)で展示される予定。
甲冑は同校機械工学科の生徒9人が課題研究の一環として昨年4月から約8カ月かけて、大分県日田市の草野本家に伝わる秀長の鎧兜「金小札紫糸威二枚胴具足(きんこざねむらさきいとおどしにまいどうぐそく)」をもとに制作した。1月に開かれた同校の合同課題研究発表会で甲冑を披露し、大きな反響を得た。
目指したのは「現代人が着て、動ける甲冑」。生徒は自分たちの身長や体形に合わせて約175㌢の成人が着用できるよう設計図を作成。レーザー加工機を使い約0・5㍉の薄い鉄板から200にわたるパーツに切り出した。関節部分は当たっても痛くないようカーブを調整。細工の装飾、刀身や鞘(さや)なども当時の文献や職人のホームページなどを参考にリアルさにもこだわり、鈍く黒光りする約㌔の立派な甲冑を完成させた。
脛(すね)当て部分を担当した大谷悠さん(18)は「当時の甲冑に使われていた鉄の厚みはおよそ1㍉。着用したまま走ることも視野に入れて厚さを半分にした。脛当ては鉄板に曲線を作るのが難しく、切り込みを入れて曲げて溶接するなど工夫を凝らした」と話した。
日本刀や軍配などの小物制作を担当した田中佑さん(17)は「当時の職人の技法を今の技術で伝えていけたら。とても大変だったけど感慨もひとしお。多くの人たちに見てもらいたい」と笑顔をのぞかせた。
甲冑を見た上田清市長は「高校生が作ったとは思えないほどの完成度に感動した。ものづくりの大切さを胸に、大きな自信を持って高校生活のよい思い出にしてほしい」と喜んだ。


































