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春日さんの国宝殿に極彩色の鼉太鼓が戻ってきた 祭礼の象徴に


 10月1日のリニューアルオープンをめざし整備が進む春日大社(奈良市)の国宝殿(旧宝物殿)のホールに、舞楽奉納で使われる国内最大級の極彩色の鼉太鼓(だだいこ 重文の復元品)1対が搬入され20日、組み立て作業が行われた。大社の祭礼の象徴として展示される。

国宝殿に搬入され組み立てられた鼉太鼓

国宝殿に搬入され組み立てられた鼉太鼓

 鼉太鼓は高さ6・5メートル、幅3・2メートルの2基で、左方と右方の1対。胴を取り巻く火焰(かえん)宝珠をかたどった厚板は陰陽思想に基づき左方に龍、右方には鳳凰が彫られ、上部にそれぞれ日形と月形が飾られている。重文の鼉太鼓は鎌倉時代の作で傷んでいるため昭和51年に復元品が制作され、「春日若宮おん祭」(12月)の舞楽奉納で使われている。

 国宝殿の整備に伴い移されていた県立万葉文化館(明日香村)から戻りこの日、作業員らが組み立てた。重文の鼉太鼓は修理中で、完了後に搬入される。

 国宝殿は20年に1度の国宝・本殿修理「式年造替」の記念事業で、増改築されて本殿遷座祭(11月6日)前に開館する。

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