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広陵で「靴下のリサイクル作品展」

 靴下の生産工程で不要になったつま先部分の輪状の端切れを活用したアート作品などを紹介する「靴下のリサイクル作品展」が、広陵町商工会館で始まった。毎年恒例で26回目となる今回は、来年の干支のヒツジや、球団初のリーグ連覇を果たしたプロ野球・阪神タイガースを題材にした作品が目立っている。
奈良県は靴下の生産量日本一を誇り、広陵町は一大産地。作品展を主催する町商工会によると、今回は全国各地の個人や施設などから過去最多の350点の応募があった。町商工会の西川美和子事務局長は「盆栽をかたどった作品や、オセロなどのゲームができるユニークな作品も多く、ぜひ見に来てほしい」と話した。

桜井で防災講演会

 災害避難所での段ボールベッドの普及などに努める「避難所・避難生活学会」の水谷嘉浩代表理事の講演会が、桜井市内で開かれた。水谷さんは7月28日の熊本地震に触れながら「自治体職員も被災者であり、避難所運営を担うには限界がある。国の主導で、平時から支援態勢を整備する必要がある」と訴えた。
講演会は、同市朝倉台地区の「自主防災会」が設立30年目を迎えたのにちなんで行われた。水谷さんは熊本地震翌日に現地に赴いたといい、「避難所では当初、段ボールベッドがなく雑魚寝状態で、酷暑に悩まされていた」と報告。国が被災地の要請を待たずに物資を送るプッシュ型支援については「各避難所への搬送は自治体任せで、さばききれない状況だった。国が担う態勢にするべきだ」と指摘した。

イズミヤSC広陵にヤギ導入 買い物客と交流、除草も

 環境負荷の少ない施設管理を目指し、広陵町安部のイズミヤショッピングセンター(SC)広陵に、雑草を食べるレンタルヤギが試験導入された。買い物客とのふれあい交流と、除草剤を使わない敷地除草との一石二鳥をねらう。
イズミヤSCを運営するエイチ・ツー・オー商業開発(大阪市)が、三宅町のヤギ牧場「リキオファーム」から、いずれもメスのヤギ4匹を借り受け、まずはSC広陵で10月中旬まで試験的に除草を行う。
導入初日は、奈良市のSC学園前でヤギとのふれあいイベントを実施。参加した子供たちは、ヤギへのえさやりを行ったり、イズミヤSCの公式キャラクター「いずにゃん」やヤギとの写真を撮影したり、楽しい一日を送っていた。
エイチ・ツー・オー商業開発では、試験期間中の成果をもとに、本格導入するかどうか検討する。

特殊詐欺対策に県警あの手この手…鯛焼きも

 特殊詐欺による人口1人当たり被害額が全国ワースト1で「特殊詐欺非常事態宣言」が発令中の県内での被害拡大を防ごうと、県警は1日、行政や民間とタッグを組み新たな対策を始めた。特殊詐欺への注意喚起を促す機会を増やし、犯罪抑止につなげる。
奈良市の東向商店街にあるたい焼き専門店「りんたろう」ではこの日、「サギ防ぎ鯛」(300円)の販売を開始。今月末までの期間限定で、通常のたい焼きの胴体に「サギ防ぎ鯛」の焼き印を押し、「詐欺に注意して」と書かれた紙をまいて提供する。
県警マスコットキャラクター「ナポくん」や大学生ボランティアらもPR。企画した奈良署生活安全課の武田全広生活安全総務係長は「たい焼きを食べてもらい、少しでも特殊詐欺を減らしたい」と強調。男性店主も「お役に立てるなら」と協力に応じたという。

平城宮跡県営公園 民間活力導入し整備運営へ

 山下真知事は29日に記者会見を開き、奈良市の平城宮跡歴史公園の県営公園区域(朱雀大路東側・西側地区、平城宮跡南側地区)で民間活力を導入した整備運営事業の募集を10月1日から開始すると発表した。事業主体の特別目的会社(SPC)に対し県が自ら出資・参画するのが特徴。「日本の食のはじまりは奈良」をコンセプトに飲食・物販施設や宿泊施設などを整備し、奈良公園に偏った観光客を同公園に誘引する。
県によると、奈良公園には年間約1600万人の観光客が訪れているが、平城宮跡への来訪者は約130万人にとどまる。山下氏は「日本酒や数々の食材の発祥地とされる背景を生かし、奈良の食文化を発信する拠点にしたい」と述べ、500万人規模の集客を目指したいとした。

銅鐸から宇宙まで 奈良で文理融合シンポ

 考古学と最先端技術という文系と理系の垣根を越えた「第11回文理融合シンポジウム 量子ビームで歴史を探る」が26日、奈良市内で開かれた。宇宙から降り注ぐ素粒子「ミューオン」などをテーマに、宇宙誕生の謎から弥生時代の銅鐸、最新のがん治療まで幅広い研究について議論が繰り広げられた。
ミューオンは、宇宙から手のひらサイズで1秒間に1個の割合で降り注ぎ、厚さ1㌔の岩盤を透過する性質がある。ミューオンの観測によって、エジプト・クフ王のピラミッドに未知の空間の存在が明らかになるなど注目されている。
シンポジウムでは素粒子や原子核、考古学の研究者が登壇。高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所の反保元伸特別助教が、ミューオンによる分析によって、さびで覆われた銅鐸の成分や、江戸時代の医師で蘭学者の緒方洪庵が残した「開かずの薬瓶」の中身が塩化水銀と判明したことなどを説明。「文化財は研究のためであっても壊すことはできず、ミューオンによる非破壊調査は極めて意義がある」と述べた。

猿沢池で「采女祭」 中秋の名月 

 「中秋の名月」にあたる25日、奈良市の猿沢池周辺で、奈良時代に池に身を投じたと伝わる采女(女官)の霊を慰める「采女祭」が行われた。
伝承では、采女は仕えていた帝の寵愛が衰えたことを嘆いて猿沢池に入水したとされ、采女の霊を慰める春日大社の末社・采女神社の社殿がこの池を背にして建っている。采女祭は同神社の例祭で、神事の後に秋の草花で飾った約2㍍の花扇を載せた管絃船が池を巡る儀式で知られている。
神事前には奉納する華やかな花扇を運ぶ約200人の行列がJR奈良駅から采女神社までをゆっくりと進み、訪れた市民や観光客らが興味深そうに見入っていた。

特殊詐欺被害防止へ「非常事態宣言」 県など3者

 被害が急増する特殊詐欺に対抗するため、県と県警、県金融機関防犯協議会は「特殊詐欺非常事態宣言」を発令した。人口当たりの被害額が全国ワーストとなった昨年に続き、今年1~8月の被害額も約47億円(前年同期比61%増)と最悪のペースで推移している。3者は10月からの5カ月間を重点期間とし、官民一体の総力戦で被害防止に乗り出す。
3者は、疑問を感じた場合、警察相談専用ダイヤル(#9110)や県消費生活相談窓口(188)への相談を推奨している。

天理市立福住小で稲刈り

 耕作放棄地を活用してコメ作りに取り組む天理市立福住小学校で17日、稲刈りが行われた。霧雨が降る中、5、6年生26人が鎌を持って稲を刈った。
同小では4年前から約200平方㍍の耕作放棄地で地域の人とコメ作りをしている。毎年、児童らは、田起こしや、田んぼに水を入れて表面をならす代かき、田植えを体験。昨年はコシヒカリ約52㌔を収穫した。
数日雨が降り続いたため田んぼはぬかるんでいたが、児童らは慣れた手つきで稲を刈り取った。その後、束ねた稲を乾かすはざかけの作業を行った。

バスで幻の「五新鉄道」へ 22日に運転会

 戦前に五條市と和歌山県新宮市間に計画されながら、未開通に終わった「五新鉄道」の一部ルートを小型バスで走行する「国鉄バス阪本線リバイバル運転会」が22日午前10時から、五條市西吉野町城戸の旧バス停「専用道城戸」をメイン会場に行われる。
会場へは、午前8時20分に近鉄・大和八木駅前発の無料シャトルバスを運行。先着25人のため定員に達した場合は乗車できない。マイカーでの来場も可能。シャトルバスなど詳細は同法人(080・8471・9301)かホームページ。

田原本町役場に子供服などのリユース品コーナー

 田原本町役場1階に、町民から集めた子供服などのリユース品コーナーが設置され、町民ら来庁者に無料で提供されている。ごみの減量化を進めるのが目的で、町ホームページなどで提供を呼びかけた。
コーナーは8月28日に開設され、町外の人も利用できる。未就学児向けの子供服やベビー服が並び、気に入ったものがあれば自由に持ち帰れる。ベビーカー、車のチャイルドシート、ジュニアシートは写真を展示。町清掃センター(同町矢部)に行けば手に入る。
町環境管理課は「子供服などは使用期間が限られる一方で、リユース品の需要もある。子育て支援にもつながるので多くの人に利用してほしい」としている。

「星のや奈良監獄」で宿泊客限定ツアー

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星野リゾート(長野県軽井沢町)は国の重要文化財「旧奈良監獄」を再生したラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」(奈良市般若寺町)の宿泊客限定ツアー「刻のプロムナード」を16日から始める。明治の建築技術や機能美、旧奈良監獄がホテルへと昇華を遂げるまでのストーリーをスタッフの解説で堪能できる。
ツアーは午前8時スタートで所要時間は45分。宿泊客限定で定員10人。無料。予約公式サイトで前日午後9時までの予約が必要。

平城京南端付近に八条大路跡 橿考研発表

 県立橿原考古学研究所は10日、奈良市西九条町の平城京跡の南端付近で、東西に延びる古代の道路・八条大路跡の一部(長さ約16㍍、幅約7・7㍍)が出土したと発表した。施工時期は、遺物の瓦片から平城京遷都(710年)後の8世紀前半以降と推定。現場は政治の中心の平城宮から離れており、平城京南端付近では遷都後でも道路がつくられていた可能性があるとしている。
6月から調査を開始。八条大路跡は他の場所でも出土しているが、今回見つかった区間は軟弱地盤で、盛り土をして道路をつくっていた。瓦片は複数発見され、うち1点から盛り土の時期を推定した。天平年間(729~749年)の初頭以降と考えられるという。また荷車などが通ったとみられる轍痕跡と牛の足跡も複数見つかった。

近鉄大和八木駅に「ストリートファイター」巨大壁画

橿原市の近鉄大和八木駅の北側に人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターがデザインされた巨大壁画アート(幅約9㍍、高さ約2・7㍍)が登場し、駅利用客や道行く人たちの注目を集めている。
近鉄とともに、包括連携協定を締結している市とゲーム制作会社「カプコン」(本社・大阪市)が協力し、実現。巨大壁画には、ゲームに登場するリュウやケン、春麗、エドモンド本田など29のキャラが描かれている。
壁画の除幕式で、近鉄の原恭社長は「駅をご利用いただくお客さまに新たな魅力を感じてもらうきっかけになれば幸い」と期待を込めた。
橿原市内の藤原宮跡などを構成資産とする「飛鳥・藤原の宮都」は世界文化遺産に登録されており、亀田忠彦市長は「ストリートファイターのファンが橿原市を訪れ、素晴らしい歴史遺産を巡っていただくことにつながればありがたい」と話した。

十津川村立中学校が防災キャンプ 

 防災意識を高め、災害発生時に主体的に行動できる力を育もうと十津川村立中学校は、1泊2日の防災キャンプを開催した。1~3年の31人が参加し、避難所の設営などを学んだ。
平成23年の紀伊半島豪雨をきっかけに、夏休みの恒例行事として毎年開催。村防災対策課と自衛隊が協力した。生徒らは避難所での生活を想定した段ボールベッドやテントの組み立て、片付けを体験。防災リュックに必要な持ち出し物品やロープワークを学んだ。
夕食はアルファ米を水で戻し、家庭科室で温めたレトルトのカレーや牛丼の具とともに味わった。

福智院 地蔵大仏の「ぬいぐるみお守り」制作

 奈良市の福智院(真言律宗)は、「地蔵大仏」として親しまれる本尊の地蔵菩薩坐像(重要文化財、鎌倉時代)をモチーフにした「ぬいぐるみお守り」を制作し授与を始めた。
地蔵菩薩坐像は台座を含めた高さは約6・6㍍で、右手に錫杖を持ち、左手には宝珠をささげる姿。ぬいぐるみお守りは、地蔵菩薩の人々を救いに向かうとされるその姿に着想を得て作った。高さ12㌢、幅10㌢で、水色とピンクの2種類があり、「ホトケ女史」として活動する安達えみさんがデザインした。中には同寺で育てたハスの実が入っており、日々の安心を願うお守りとして持てる。
福智院の阪井雅文住職は「最近は若い人らが宗教やお寺と疎遠になっているように感じ、これを通じて関心を持っていただきたい」と話す。
2千円。問い合わせは福智院(0742・22・1358)。

「飛鳥・藤原の宮都」橿考研調査の10資産、パネルで紹介

 世界文化遺産に登録された「飛鳥・藤原の宮都」の19構成資産のうち、県立橿原考古学研究所(橿考研、橿原市畝傍町)が調査に関わった10資産を紹介するパネル展が、橿考研1階アトリウムで開かれている。
10資産は、明日香村の飛鳥宮跡、飛鳥京跡苑池、飛鳥水落遺跡、橘寺跡、石舞台古墳、牽牛子塚古墳、中尾山古墳、キトラ古墳、高松塚古墳と、橿原市の藤原宮跡。橿考研が調査に関わったのは15資産だが、成果のあった資産を選んだ。
1資産1枚のパネルで紹介。説明文は5月に開設された県立万葉文化館(明日香村)のガイダンスコーナーと同じだが、写真は発掘当時など別カットも取り入れた。また橿考研からのアクセス情報も記している。
このほか、世界遺産の説明や構成資産の地図などもパネルで紹介している。
11月24日まで。入場無料。

紀伊半島豪雨15年 各地域で追悼行事

 和歌山、奈良、三重3県で88人の死者・行方不明者が出た平成23年の紀伊半島豪雨から15年となった4日、被災した奈良県や和歌山県の各地域で追悼行事が開かれた。遺族らは「つらい気持ちは変わらない」「式典をできる限り続けていきたい」と故人に思いをはせ、被災の記憶や経験を忘れないと改めて誓った。
11人の死者・行方不明者が出た奈良県五條市では、被害の大きかった宇井地区で自治連合会主催の慰霊祭が行われた。母=当時(70)=を亡くした同県天理市の会社員、亀山真奈美さん(58)は「避難していたら助かったかもしれない。災害を自分ごととして考え、命を守る行動をしてほしい」と語った。
宇井自治会の三木栄次会長(67)は「(犠牲になった人たちは)地域をつくってくれた先輩。式典はできる限り続けていきたい」と思いを込めた。

奈良ホテル「西館」リニューアルオープン

 「関西の迎賓館」として知られる奈良ホテル(奈良市高畑町)は約8カ月間の工事を経て「西館」をリニューアルオープンした。2日は新しい西館ロビーで記念セレモニーが開催され、奈良の地酒を使った鏡開きで新たな門出を祝った。
これまで「新館」と呼ばれていた宿泊棟で、本館の西側に位置することから、分かりやすい「西館」へと名称を改めた。65室だった客室数を52室に見直し、各室にゆとりを持たせてラグジュアリーな空間を演出。1階に結婚式専用のブライズルーム(控室)4室が新たに設けられた。
リニューアルのコンセプトは、清らかで澄み、ゆったりとした様子を表す造語「清澄悠然」。ロビーには本館を象徴する格天井や赤じゅうたん、クラシカルなシャンデリアが配され、格式高い空間となった。
エレベーターホールには同ホテルゆかりの著名人の名前を明治42年の創業当時の赤れんがに刻んだレガシーウオールなどを展示し、ホテルの歴史をアートで伝えている。

奈良にサッカーアカデミー  バルサが意向表明

 山下真知事は2日の定例記者会見で、サッカー・スペイン1部リーグのバルセロナから、全寮制の選手育成機関「バルサ・レジデンシー・アカデミー」を川西町で展開する意向が示されたと明らかにした。県が誘致活動を進めていた。実現すればバルセロナの同様の育成機関は世界3カ所目で、アジアでは初となる見込み。
県によると7月、バルセロナの「意向表明書」が、日本国内でバルセロナの育成機関を運営する会社に提示された。今後、バルセロナと同社で契約締結に向けた条件交渉が進められるという。
川西町のアカデミーは16~18歳対象で、バルセロナ流の指導を通年で行う。県は来年度からサッカーグラウンドなどの整備に着手予定で、アカデミーは2032(令和14)年度の開校を見込んでいる。
山下氏は「国内外から生徒が集まり、奈良がサッカーで大物になろうとする人たちの聖地になるのでは」と期待した。

春日大社「飛火野」に石碑設置

 春日大社(奈良市)の境内地となっている広大な草地「飛火野」。シカが遊び、神山の御蓋山を望む一帯は古代から男女が野遊びなどをした名所であり、近代には皇室ゆかりの「御料地」でもあった。そんな今では知られない歴史を顕彰するため同大社は新たに石碑を設置し、「御料地だった経緯を後世に伝えたい」としている。
飛火野は春日大社表参道の南側に位置。一面に緑が広がり、シカが群れ遊ぶ姿が見られるなど、のどかな雰囲気に包まれている。
この地は明治23(1890)年に奈良離宮地として御料地に編入され、大正14(1925)年に大社に戻るまで旧宮内省管理下の皇宮地だった。こうしたことを伝えるため今回、「旧御料地」と刻んだ石碑(高さ2㍍)を設置し、8月6日に神職らが祓い清めた。

シカとの接し方を啓発 奈良公園など

 天然記念物「奈良のシカ」への適切な接し方や奈良公園でのマナー向上を呼びかける啓発活動が31日、県庁周辺や奈良公園エリアで実施された。県、一般財団法人・奈良の鹿愛護会などが合同で実施し、ハンドブックを配布して正しいシカの接し方を伝えた。
令和6年にSNS上でシカに暴力をふるう動画が投稿されたことをきっかけに始まった啓発運動。シカが秋の発情期を控えており、危険軽減やマダニの寄生防止といった目的もある。
この日は約40人が参加し、県庁前や東大寺南大門など4カ所に分かれて観光客や通行人にハンドブックを手渡しながらマナーの向上を訴えた。

世界遺産・山田寺跡ポロシャツで勤務 桜井市職員

 世界文化遺産に登録された「飛鳥・藤原の宮都」構成資産の山田寺跡(桜井市)のポロシャツを、同市観光まちづくり課の職員が着用して勤務している。担当者は「このポロシャツを着て働く姿を見てもらい、市民らにPRできれば」と話している。
「飛鳥・藤原の宮都」は19資産で構成され、市内にあるのは同寺のみ。685年ごろに完成し、地下に遺構がある。中門や塔、金堂などが一直線に並ぶ伽藍配置が特徴。ポロシャツの背面に金堂の瓦の絵と「山田寺跡」の文字がデザインされている。
世界遺産登録決定前の7月13日から、市役所2階にある同課の職員が月・木曜日の週2回着用。登録決定後の8月3日からは毎日、身に着けて公務にあたっている。当面の間、続けるという。

大和郡山の印刷会社など「戦国武将印」制作

 NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の登場人物にあやかって地域を活性化しようと、大和郡山市の地元企業と書家らが「戦国武将印」を共同制作した。武将印を記した台紙、和紙ファイルやシールを取り揃えるほか、地元の飲食店や菓子店が武将印をあしらったラベルを使ったスイーツの販売なども始めている。
武将印を手掛けたのは大和郡山市の印刷会社「アルファー」。県内の書家、中川彩河さんとともに共同で企画した。中川さんが大河ドラマを視聴し、登場人物や、演じている俳優の個性に思いを馳せて文字を描いている。
主人公、豊臣秀長の部将印は、シルバーを背景とした台紙に誠実な性格を表した端正な文字に。秀吉は、金色の台紙に「人たらし」の性格をイメージして、かわいらしい雰囲気の字体で表現した。織田信長は、新しい時代を切りひらいた風雲児らしく力強い文字が特徴となっている。このほか、徳川家康や竹中半兵衛ら7種あるが、今後、ドラマに魅力的な人物が登場すればさらに増やしていく予定だ。

大和郡山で全国金魚すくい選手権大会

 金魚の産地として知られる大和郡山市で、第31回全国金魚すくい選手権大会が開かれた。1500人以上が参加し、3分間で何匹すくえるか競い合った。一般の部で平群町の高校1年、伊藤音羽さんが83匹で優勝した。「うれしさでいっぱい。83匹という結果は自分でもびっくり」と笑顔を見せた。
小中学生の部では、大阪市の小学5年、河合佑紀さんが73匹をすくい、昨年に続き優勝した。「とてもうれしい。来年も優勝したい」と喜びをかみしめた。
参加者は丸形の枠に和紙を貼った「ポイ」を1人1枚使い、4㌢程度の金魚「和金」が約千匹入った水槽から金魚をすくう。一度に2匹すくったり、ポイが一部破れてもすくい続けたりする手さばきに歓声が上がった。
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」にちなみ、2人一組で競う「秀長さん杯」も開かれた。

金龍神社に「春日龍神童子」

 春日大社(奈良市)の本殿周辺から境内を南へと歩き摂社・若宮神社を過ぎると、金運財運の神様として知られる末社・金龍神社がある。ここで25日に行われた例祭にあわせ彫刻家、籔内佐斗司さんが制作した木彫作品「春日龍神童子」が宮崎県日向市のボランティア団体により奉納された。
金龍神社の祭神は「金龍大神」。後醍醐天皇が京都・笠置山(現在の京都府笠置町)に入った際に鏡を奉納し天下泰平を祈願したのが起こりとされ、春日龍神信仰とも重なってきた。
こうした神社にちなみ奉納された「春日龍神童子」は青い龍神が頭部(高さ61㌢、長さ37㌢)と尾部(高さ44㌢、長さ62㌢)に分けて表され、頭部には龍の被り物を着けた童子がのっている。ボランティア団体「ひむかの杜 八福神」が奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」を作ったことで知られる籔内さんに制作を依頼し奉納した。

生駒山の価値高めよう 近鉄GHDなど3者会談

大阪府と奈良県の境にある生駒山(標高642㍍)やその周辺地域のブランドイメージを推進する官民連携による協議会の意見交換会が生駒市で開かれた。生駒市、大阪府東大阪市、沿線がある近鉄グループホールディングス(GHD)の3者の関係者らが、この夏に両市内で販売されている新名物のかき氷「いこま氷」を食べ、生駒山観光の活性化策を語り合った。
3者を中心につくる「生駒山ブランド推進協議会」は昨年3月、近鉄グループが経営する生駒山上遊園地(生駒市)に、生駒山の山頂を示すプレートやフォトスポットを設置。生駒山周辺に観光客を増やす取り組みを共同で進めている。
21日の意見交換会は、生駒市の宝山寺参道にある城山旅館で約1時間半にわたり開催。冒頭の約30

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分間は報道陣に公開された。

紀伊半島豪雨など水害犠牲者を慰霊 十津川村

 平成23年9月の紀伊半島豪雨から15年になるのを前に、十津川村で20日、明治以来の水害犠牲者の慰霊祭が営まれた。玉置広之村長は「災害に屈することなく、脈々と受け継がれてきた不撓不屈の精神で、村民が誇りに思える村を築き上げたい」と述べた。
村内の紀伊半島森林植物公園には、明治22年の大水害で犠牲となった168人の名前を刻んだ水害慰霊碑と、昭和28年以降の水害犠牲者36人の名を刻んだ墓誌がある。墓誌には、紀伊半島豪雨で死亡した7人と行方不明の6人も含まれる。
慰霊祭の会場となった村住民ホールの壇上には、水害慰霊碑の原寸大レプリカが設けられた。明治22年の水害の後、約2600人の村民が新天地を求めて移住した北海道新十津川町の谷口秀樹町長をはじめ、紀伊半島豪雨などの犠牲者の遺族や消防団、自治会の関係者ら約70人が参列。黙禱した後、白菊を手向けた。

天理 36年ぶり決勝進出ならず

 第108回全国高校野球選手権大会第14日の20日、天理は、9年ぶりに4強入りした準決勝で健大高崎(群馬)と対戦。相手投手4人の継投に打線が沈黙し、0―1で敗れた。平成2年以来36年ぶりの決勝進出は逃したが、アルプス席からは「よくやった」「ありがとう」と一戦ごとに成長したナインに惜しみない拍手が送られた。

松永久秀パン商品化へ 平群「こどもサミット」

 放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に登場する武将・松永久秀をテーマに、児童・生徒らが地元の魅力を考える「へぐりこどもサミット」が、平群町の町総合文化センターで開かれた。約1時間半にわたって議論を重ね、来年4月の「へぐり時代祭り」に合わせ「松永久秀ブレッド(パン)」を商品化する方針を決めた。
町教委によると、同サミットは新型コロナウイルス禍を除いて平成28年から毎年開催している。7月31日に開かれたサミットには、同町の小中学生を中心に約20人が参加した。
児童らは「悪」のイメージが強い松永久秀を良いイメージへ〝イメチェン〟させるアイデアを出し合った。教育の一環で家紋入りクッキーなどをつくる「豊臣兄弟!」関連プロジェクトを進める県立商業高校(桜井市)の生徒の話にもヒントを得て、松永久秀をイメージできるパンを作る方向で議論がまとまった。

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