荒井知事、「ホテル建設は予定通り」強調 大邸宅跡地発掘
荒井正吾知事は10日の定例記者会見で、県が高級ホテル建設などを計画している奈良署跡地の発掘調査結果について、「今回は現状保存するほどの価値はなかったと報告を受けた。記録保存も大事な方法で、文書や写真、図面などで遺構の詳細を記録したい」と述べた。
ホテル建設については、「従来の予定通りに進めていきたい。ブランドはまだ決まっていないが、年度内にはまとまってほしいと期待している」とした。
県によると、県がこの5年間で遺跡調査を行った約250件のうち、遺構をそのまま残す「現状保存」としたのは、明日香村の小山田遺跡と大和郡山、天理両市にまたがる下ツ道跡の2件という。
一方、政府の有識者会議が取りまとめた高齢者の地方移住を促す「生涯活躍のまち(日本版CCRC)」構想については「国の構想で指図を受けなくても、高齢者が住みやすいまちにしたい」とし、「奈良は若者に仕事を与え、就業を促すのが1番の課題。地方に仕事があれば若者が移住定住し、出生率も上がると思う」と話した。
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「魔がさしたのか」、田原本町長逮捕・辞職に「残念」と荒井知事
橿原署に道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕され、今月末で辞職する田原本町の寺田典弘町長(55)について、荒井正吾知事は10日の記者会見で「魔がさしたのか、大丈夫だと思って運転されたのか。残念だ」と述べた。
荒井知事は寺田町長と個人的にも親しいといい、「とてもよく仕事をし、アイデアもすばらしい」と評価。その上で「お酒を飲まれるとは知らなかった。大変かわいそうな結果になったなと思う」と話した。
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北朝鮮の拉致問題の関心深めて 県が啓発活動
北朝鮮による拉致問題への関心を深めてもらおうと、イオンモール大和郡山(大和郡山市)で10日、啓発DVDの上映やパネル展が行われた。
「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」(10~16日)に合わせて県が主催。拉致被害者家族のビデオメッセージやアニメ「めぐみ」が上映されたほか、拉致被害者に関するパネルなども展示された。大阪府大東市の会社員、徳田美城さん(59)は「政府がしっかり対応し、1日も早く助け出さないと」と話していた。
県庁の本庁舎屋上では13日まで、拉致問題啓発パネル展を開催。11日は午前8時半~午後5時15分。12、13日は午後1時~午後5時。問い合わせは県国際課(☎0742・27・8477)。
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「市民が明るい希望を持てるよう…」 東川・御所市長3選出馬表明
御所市の東川裕市長(54)は10日、任期満了に伴い来年行われる同市長選挙に、3選を目指し無所属で立候補する意向を表明した。同市長選での出馬表明は初めて。

東川裕市長
この日の市議会一般質問の答弁で、東川市長は「来年の市長選に引き続きチャレンジし、市民が明るい希望が持てるよう、着実に結果を残す仕事を続けたい」と述べた。
東川市長は小中学校の学校規模の適正化や京奈和自動車道御所インターチェンジ周辺の産業集積地事業、近鉄御所駅前整備などに取り組むとしている。
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【大和の郷土料理】(上)野菜のうま味たっぷり おん祭のごちそう「のっぺい」
大振りに切られたダイコンとサトイモの周りに、ニンジン、コンニャク、油揚げ、ゴボウ。薄味のとろみあるだしによる照りが、素朴な煮物に彩りを添えている。奈良の1年を締めくくる「春日若宮おん祭」の期間中(15~18日)、祭りの「ごちそう料理」として食べられる「のっぺい」だ。
昭和58年開業の春日大社境内にある「春日荷(にない)茶屋」では約15年前から、祭期間中限定でのっぺいを販売。大振りの具材を材料ごとに分けて炊いた薄味の煮物だ。
茶屋の定番「万葉粥(かゆ)」を参拝者に作り続けてきた主任の杉井典子さん(63)らが「途絶えつつある地域の食文化を後世に伝えたい」と提案したのが販売のきっかけ。「『のっぺいを食べてこそおん祭』と楽しみにしてきてくれるリピーターも多い」と杉井さんは笑顔を見せる。
「のっぺい」のほかに、「のっぺ」などの呼び方で東北や北陸地方にも伝わり、現在も親しまれているこの料理。由来は、平安時代末に始まった春日大社の摂社・若宮神社の例祭「おん祭」にさかのぼる。奈良市餅飯殿町にある大宿所(おおしゅくしょ)に、祭りに参勤する大勢の大和士(やまとさむらい)が国中から集まった際「のっぺい汁」が振る舞われたのが始まりとされ、現在もおん祭の無事執行を祈願して行われる「大宿所祭」の日は、地元商店街が協力し、参列者にのっぺい汁を振る舞っている。
NPO法人「奈良の食文化研究会」理事長で長年郷土料理を研究している瀧川潔さん(72)によると、奈良ののっぺいと他地域に伝わるのっぺの大きな違いは、「とろみにある」という。
東北や北陸では、かたくり粉や小麦粉を加えてとろみを出すが、奈良ののっぺいは「サトイモが煮崩れして自然にとろみが付く」のが特徴。さらに、奈良ののっぺいが精進料理である点も他との大きな違いだ。
大宿所祭では、大和士が狩りをした獲物を神に供える「懸鳥(けんちょう)の儀」がある。瀧川さんは「もともとは他地域と同様に鶏肉なども使っていたと予想できるが、寺の隆盛に伴って肉食が忌避され、調理法が簡素化していったのだろう」と指摘する。それが、現在の奈良の「のっぺい」につながっているようだ。
研究会が作ったのっぺいを、試食させてもらった。薄味のだしで煮込まれた野菜は素材本来のうまみが味わえ、身体全体に染み渡る。大振りのサトイモでおなかもいっぱいになった。
おん祭に欠かせない「のっぺい」。春日荷茶屋では16、17日の2日間、限定150食分を、万葉粥とともに販売(税別1400円)。素朴だがどこか懐かしい味に、連綿と受け継がれてきた古都・奈良の歴史情緒や、人々の暮らしぶりが垣間見える。
今年も残すところ半月あまり。古くから年末年始に食べられてきた県内の郷土料理を紹介し、奈良の食文化の奥深さに迫ります。
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奈良中心部にスタバ再び 7年ぶり来夏開店へ JR駅前観光案内所内に
奈良市総合観光案内所には大手コーヒーチェーンの「スターバックスコーヒー」が出店する。運営する市観光協会の公募で選ばれた。詳細は未定だが、平成28年7月末までの開店を予定している。
同協会では観光案内所の改修に伴い、市民や観光客がくつろげる場所を提供しようとカフェ設置を計画。案内所の正面入り口右側の約50平方メートルを使い、座席は共有部分のほかテラス部分にもテーブル席を置く予定。英語のメニューや接客のほか、店内でも奈良に関する情報発信を検討しているという。
スターバックスは以前、JR・近鉄奈良駅周辺に出店したが、平成21年までに撤退。同市中心部では約7年ぶりの出店となる。同社は出店に伴い、同協会に運営協力金として年240万円を支払う。
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酒気帯び運転の田原本町長辞職届 来年1月末までに町長選
道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で橿原署に逮捕された田原本町の寺田典弘町長(55)の辞職届が9日、石本孝男副町長から同町議会の辻一夫議長に提出され、議長は辞職届を受理した。辞職は今月31日付。
公職選挙法によると、町長選は議長が町長辞職を町選管に通知した日の翌日から50日以内に行われるため、遅くとも来年1月31日までに実施されることになる。
辻議長あての辞職届は、「一身上の都合により12月31日付をもって辞職します」と書かれており、辻議長は「町民のみなさんに対し、責任をとることができた。これからいろんな局面に対応していかなければならないが、ひとつの区切りを付けることができた」と語った。
この日から町長の職務代理者を務める石本副町長は辞職届の提出前、町長に意向を再度確認したといい、「寺田町長には心残りはあるかもしれない」と話す一方、「町民のみなさんから寄せられた批判は真摯に受け止め、職員一同、法令を順守し、信頼回復につとめていきたい。新町長が決まるまで、停滞のないように町行政を進めていきたい」と述べた。
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吊り橋のワイヤ破損 11センチの隙間 下北山村の備後橋
8日午後3時ごろ、下北山村大瀬の国道425号の「備後橋」で、ワイヤと橋桁の接続部分が破損していると、林業関係者から同村役場に連絡があった。県は同日午後9時から橋を全面通行止めにし、今後調査のうえ復旧作業を行う。
県道路管理課によると、備後橋は池原貯水池にかかる長さ約163メートル、幅員約4メートルの吊り橋。橋桁をつり下げる複数のワイヤのうち1カ所で破損が見つかった。同橋は昭和63年に建設され、2年前に5年に1度の定期点検を行った際は異常はなかったという。
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給食に床材のプラスチック混入 53人の児童気づく 生駒小
生駒市は9日、同日の市立生駒小学校の給食にプラスチック片が混入したと発表した。市の学校給食センターで調理中、調理員が食材を床に落とした際に破損した床材が紛れ込んだといい、同小は保護者におわびの文書を配布した。健康被害はないという。
同市教委によると、確認されたプラスチック片は最大縦1センチ、横2センチ、厚さ1ミリ。床材は「エポキシ樹脂」で、身体に悪影響はないという。給食を食べた児童588人のうち、53人が気づき、うち14人は飲み込んだ可能性があるが、検査の結果異常はなかったという。
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「諦めず最後まで」 全国中学校駅伝出場の郡山中・女子選手が決意
先月15日に開催された「第49回県中学校駅伝競争大会」で、大和郡山市としては27年ぶりに優勝した市立郡山中学校陸上部女子駅伝チームの選手8人が同市役所を訪れ、次に出場する大会への意気込みを語った。

上田清市長を表敬訪問した駅伝チームのメンバーたち
県大会優勝は、今年で創立68年を迎える同校としても初の快挙。チームは今月12、13日に山口県で開かれる「第23回全国中学校駅伝大会」に県代表として出場する。
選手らは7日、上田清市長に全国大会出場を報告。リーダーの2年、中西さくらささん(14)は「支えてくれた方に感謝し、このメンバーで駅伝に出られることに誇りを持ち、最後まで頑張ります」と意気込みを語った。
その後、選手一人一人が「諦めず最後まで攻め続けたい」などと抱負を述べ、上田市長は「みなさんの活躍は大人たちを元気づける。大和郡山市の代表として、頑張ってきてください」と激励した。
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親子で協力 しめ縄づくり 大和郡山の認定こども園
大和郡山市の市立治道(はるみち)認定こども園で9日、園児や保護者ら約50人が正月を飾るしめ縄作りに取り組んだ。
同園では親子で伝統文化を学んでもらおうと、5年前からしめ縄作りを実施。地元の協力でわらなどの材料を用意し、同市のフラワーデザイナー、田中友子さん(56)が講師を務めた。
園児らは手を水でしめらせながら、束ねたわらを1本により合わせ、水引や松ぼっくりなどで飾り付けた。同園年長の池浦優心くん(5)は「飾りを付けるのが一番楽しかった。しめ縄はドアに掛けて飾りたい」、母親の美奈さん(28)は「新しい1年を迎える前に、子供と共同作業できて楽しかったです」と笑顔で話していた。
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なぜ?急ぐ、大立山まつり 「1年遅れると競争に差」と荒井知事
荒井正吾知事は9日、12月定例県議会の一般質問で来年1月29日~2月2日に平城宮跡(奈良市)で開催予定の「大立山まつり」の進捗状況などについて問われ、「大立山の製作は順調で、広報活動も進めている。奈良の冬のイメージを一新するイベントとしたい」と意気込みを語った。
一方、「なぜ性急な形で予算化したのか」など開催のタイミングに関する質問には、「外国人観光客の獲得競争が激化している中、1年遅れると差が出る。一刻も早い観光客誘致の手立てを講じる必要があった」と主張。
「観光客数が落ち込む1~2月の新規イベントについて職員と話し、アイデアが出てきた。県庁職員のイベント力は日本有数。温かく見守ってもらいたい」と述べた。
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多言語対応で外国人観光客におもてなし 奈良市観光案内所改装オープン
JR奈良駅前にある旧駅舎を利用した奈良市総合観光案内所が、外国人観光客へのサービスを強化しリニューアルオープンした。日本政府観光局が認定する外国人観光案内所の最高ランク「カテゴリー3」取得を目指し、多言語対応のほか、8通貨を扱う外貨両替機、イスラム圏の観光客用の祈禱室も整備した。
案内所には英語、中国語、韓国語の3カ国語に対応するスタッフが常駐し、多言語での案内を表示。案内カウンターは中央に設置し、観光情報検索コーナーにタブレット端末6台を配置したほか、「おすすめスポット」を紹介するコミュニケーションボードも置かれた。車いすの利用者のためのローカウンターもある。
日本や奈良の歴史、文化に関する書籍約200冊を自由に読むことができる「ならイブラリー」を新設した。同案内所には昨年1年間で日本人約14万人、外国人約3万5千人が訪れており、仲川げん市長は「機能が強化され、多言語や多宗教に対応する観光都市の玄関口にふさわしい案内所になった」と話した。
年中無休、開館は午前9時~午後9時(外貨両替機の稼働は午後7時までで、31日~来年1月2日は休止)。問い合わせは同案内所(☎0742・27・2223)。
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女子会、ラジオ体操…若手公務員が「イチ押し」政策をアピール
県内の市町村の若手・中堅職員がそれぞれ「いち押し」の政策をアピールする「県市町村政策自慢大会」が奈良市の奈良春日野国際フォーラムで開かれた。観覧者約260人による投票の結果、宇陀市の「健幸(けんこう)都市ウェルネスシティ」事業が大賞に選ばれた。
職員のスキルアップや、政策共有などを目的に開催され、今年で3回目。今回は10市町村が参加し、各担当者が10分の持ち時間内にユニークなプレゼンテーションを披露した。
黒滝村保健福祉課の的場路子係長(41)は「元気生き生き女子!~女子会の活動を通して~」をテーマに発表。6月から毎月1回実施している「女子会」を紹介した。
参加する女性は職員や村の保健師、看護師など約10人。2時間にわたり、仕事上の悩みや政策のアイデアなど、さまざまなテーマで話し合うという。村のゆるキャラ「くろたん」の焼き印を押した吉野檜のまな板を考案、村の特産品として物産展で販売すると即日完売したことなど、さまざまな成果を披露した。
大賞に選ばれた宇陀市では、生きがいと安心感をもって暮らせるまちづくりを目指し、「地域のつながり」「市民総参加」をキーワードにさまざまな施策を展開。昨夏以降、毎週日曜午前7時から市内の公園や空き地28カ所でラジオ体操を行ったところ、当初約200人だった参加者が現在は500人超になったことなどを紹介した。
発表した介護福祉課の田中英伍主事(30)は、「地道な努力が実った。今後も横のつながりを広げて、じっくり定着させていきたい」と話していた。
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暴言、頭たたく…、障害者への虐待14件認定 相談・通報は51件
平成26年度の1年間に、県内で障害者が虐待を受けたと認定されたケースは14件あったことが分かった。うち、家族など「養護者」による虐待は12件、福祉施設の職員らによる虐待は2件だった。死亡や重傷事案はなかった。
県によると、26年度に県障害者権利擁護センターか、市町村虐待防止センターで受理した障害者虐待の相談や通報は51件に上った。このうち、虐待があったと認められたのは14件。種類別(重複あり)では、身体的虐待が1件、暴言などの心理的虐待が7件、ネグレクト4件、障害年金の使い込みなど、経済的虐待が3件だった。
虐待を受けた障害者の障害(同)は、身体障害が4人、知的障害が12人、精神障害が4人。福祉施設の職員らによる虐待は2件で、児童を送迎する車内で、騒ぐ児童に対して暴言を吐いた心理的虐待と、プールでの活動中に遊具で児童の頭を数回たたいた身体的虐待があった。
24年10月に施行された障害者虐待防止法は、障害者への虐待を発見した場合、県や市町村に通報する義務を課している。県障害福祉課の担当者は「未然防止はもちろん、『虐待では』と思うようなことがあればすぐに県か市町村へ通報してほしい」と呼び掛けている。
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【訃報】寺尾治彦氏 55歳 奈良女子大学教授
寺尾治彦氏(てらお・はるひこ=奈良女子大学教授、物理学)6日、病気のため死去、55歳。葬儀・告別式は10日正午、奈良市三条本町3の3、ベルコ奈良駅前ホールで。喪主は妻、美代(みよ)さん。
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「妄想用婚姻届」で人生をデザインしてみたら 来年1、2月にセミナー
若者に将来の自分の人生設計について幅広い視野で考えてもらおうと県は来年1月23日と2月14日、「ライフデザインミーティングinなら」と題したセミナーを開催する。担当者は「結婚や働き方について考え、自分なりの人生観を持ってもらいたい」と話している。
セミナーは「リクルートマーケティングパートナーズ」(東京)に委託し実施。結婚や出産、子育てを身近に感じるきっかけを作ることが狙いだ。当日は、同社が作成した〝妄想用婚姻届〟を使い、将来の自分の働き方や結婚生活についてイメージをふくらませるほか、実際に2~3歳の子供とふれあう時間も設けられる。
〝妄想用婚姻届〟の記入欄には、自分と相手の職業と年収▽相手についての性格、外見、趣味▽結婚式▽家事や育児の分担▽子供は何人ほしいか―など、具体的な項目が。同社の担当者は「楽しみながら、自分の人生について想像してもらいたい。自分がどう生きたいのかを見つめることにつながれば」と話す。
同社では少子化対策の一環として、約2年前から全国の大学や自治体でこうしたセミナーを開催。参加した若者からは「結婚が身近に感じられるようになった」「一生、独身がよいと考えていたが、共働きでの結婚や子育てならばよいかもしれないと思うようになった」といった感想が寄せられたという。
担当者は「結婚や出産はもちろん個人の自由。ただ、『さまざまな選択肢があるんだよ』ということを若者に提示したい」と強調。「大学生は就職活動のことのみを考えがちだが、自分の人生を長期的スパンで幅広く考えることの大切さを伝えたい」とする。
核家族化の進行で、子供とふれあったことがない若者も多いことから、セミナーには2~3歳の子供とその親らが参加して、一緒に遊ぶプログラムも。対象は、18歳以上30歳未満の県内在住、在勤、在学の独身の人。来年1月23日は奈良市の奈良佐保短期大学で午前9時半~午後0時20、2月14日は同市の県文化会館で午後1時~3時50分に開催する。申し込みは各開催日の2日前の午後5時まで。問い合わせは、県子育て支援課(☎0742・27・8603)。
高い未婚率 結婚、子育て「いいな」増やしたい
若者が結婚や出産、育児について意識し、将来の人生設計をイメージするセミナー。県が開催する背景には、県内の高い未婚率が少子化に結びついている現状がある。
県の平成26年の合計特殊出生率は1・27で、全国では北海道と並びワースト3位。県の20代後半の未婚率は全国を上回るペースで上昇しており、22年は男性が72・7%で全国3位、女性は64・6%で全国トップだった。
県では「いずれ結婚しようと考える18~34歳の未婚者」の割合を、25年の72・5%から31年度には90%以上とする数値目標を掲げており、県子育て支援課は「結婚や子育てに対して『いいな』と思う若者が増えれば」としている。
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「認識に甘さ、責任取らなければ…」 寺田・田原本町長が辞職へ
酒を飲んで乗用車を運転したとして県警に道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕された田原本町の寺田典弘町長(55)が、今月31日付で辞職する意向を周囲に伝えたことが8日、分かった。面会した石本孝男副町長によると、寺田町長は「町政を預かる者として責任を取らなければならない」と話していたという。
石本副町長は、寺田町長から辞職届を預かったといい、9日にも町議会議長に提出するという。町選管に辞職が伝えられた日の翌日から50日以内に、新町長を選ぶ町長選が行われる。
寺田町長はもともと、首のリンパに転移したがんの切除手術を15日に受ける予定で、県立医大付属病院(橿原市)に入院する予定だった。寺田町長は拘留中、体調不良で一時医大病院に搬送されたといい、7日に釈放後はすぐ同病院に入院。病院で面会した石本副町長に対し、「認識に甘さがあった。町民のみなさんの信頼を損なう事態になったことは申し訳なく、おわび申し上げたい」と話していたという。
町議会では、寺田町長が辞職を表明しなければ9日の本会議にも辞職勧告決議案を提出する動きがあった。吉田容工議員は「潔く辞職しないと、町のトップとして職員にも示しがつかない」と話していた。
また町は8日、9日以降は石本副町長が町長の職務代理者に就任すると発表した。
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鹿はベートーベンがお好き? 奈良公園で冬の風物詩・鹿寄せ
ホルンの音色でシカたちを呼び寄せる初冬の風物詩「鹿寄せ」が朝、奈良市の奈良公園で行われている。観光客らは用意されたドングリや鹿せんべいなどを食べさせ、シカとの触れ合いを楽しんでいた。
奈良ならではの朝の風景を楽しんでもらおうと、県旅館・ホテル生活衛生同業組合奈良支部が主催。8日は修学旅行生や観光客ら300人以上が見学。奈良の鹿愛護会の職員、鮫島晶子さん(34)がナチュラルホルンでベートーベンの「田園」の一節を演奏すると、約100頭のシカが一斉に林の奥から駆け寄ってきた。
奈良市の田代譲二さん(84)は「奈良に40年以上住んでいながら初めて見に来た。シカが林から一斉に出てくるのは迫力がありますね。天気も快晴で来てよかった」と話していた。
12日までの毎朝午前10時から実施。終了後は、組合員らの案内による春日大社の朝拝も行われる(11日を除く)。
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10市町村利用の新ごみ焼却施設の組合設立議案 天理市議会開会
天理市の12月定例市議会が8日開会し、市は移転・新設するごみ焼却施設を共同利用予定の「山辺・県北西部広域環境衛生組合」を設立するための議案など、13議案を提案した。
ごみ焼却施設を共同利用する自治体は、大和高田市、山添村、三郷町、安堵町、川西町、三宅町、上牧町、広陵町、河合町の1市7町1村の予定。施設の建設費や維持管理費は、ごみの量に応じて各自治体が負担、組合の管理者には天理市長が就く予定という。
また、市内の駅や通学路に計10台の防犯カメラ設置費などを盛り込んだ総額3億8143万円の平成27年度一般会計補正予算案も提案された。会期は24日まで。一般質問は17、18日に行われる。
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【鹿角抄】「ただの日常がすばらしい」、がん患者の思い リレー・フォー・ライフに教えられ
一人の米国人医師が、がん患者の治療費のため寄付を募ろうと、24時間走り続けたことから始まったチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ」。日本では平成18年に初めて開かれ、県内では25年から有志でつくる実行委員会などの主催で毎年実施されている。今年も10月、県郡山総合庁舎グラウンド(大和郡山市)で約千人の患者や支援者、医療従事者らによって開かれた。
参加者はトラックを24時間、リレー方式で歩いた。がんの告知を乗り越えて生きていることを祝福するとともに、亡くなった患者をしのび、がんに負けない社会を作ることが目的だという。
参加者には、「病人としてではなく、普通に接してもらいたい」「仕事や結婚などにも世間の偏見がある」など、さまざまな厳しい現実に直面してきた人がいた。そのなかに、中学3年のときに急性リンパ性白血病と診断され、幾度も入退院を繰り返してきた京都女子大3回生、梅守里奈さん(20)の姿があった。
「告知されたときは信じられず、『死ぬんだ』と思って食べられず、動けず、病気を嫌った」と振り返った梅守さん。だが、その日の表情には、静かだが光輝くような明るさが感じられた。
「『ただの日常』が素晴らしいことだと感じられることは、病気になっていなかったら分からなかったと思う。がんになっても生き生きと生きることができると伝えたい」
1985年に米国で始まったイベントは今、世界25カ国で行われ、日本国内47カ所で開かれている。年間寄付金は約470億円と見込まれ、若手医師の育成や新薬の開発、患者らの心のケアなどに生かされるという。
イベントに参加した、母親が乳がんを患う女性はこう話してくれた。「いまここに母といることの喜びをかみしめながら歩いた。また来年ここで歩きたい」。
患者や関係者だけでなく、関わる人々に大切なことを教えてくれるリレー・フォー・ライフ。2人に1人ががんを患う現代、社会のあり方を改めて考える機会にもしたい。(山﨑成葉)
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「すばらしい幹部育成する」 荒木哲哉・空自幹部候補生学校長が抱負
航空自衛隊幹部候補生学校(奈良市)の学校長兼奈良基地司令に今月1日付で就任した荒木哲哉空将補が8日、産経新聞奈良支局を訪問した。

荒木哲哉空将補
荒木氏は東京都出身で、航空開発実験集団司令部幕僚長や飛行開発実験団司令を歴任。奈良赴任は幹部候補生学校の学生以来といい、「すばらしい自衛隊の幹部を育成したい」と抱負を語った。
前任の大浦弘容空将補は、航空自衛隊第5術科学校(愛知県小牧市)の学校長に就任した。
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職場に掲示した台帳? 奈良時代の役人の名簿木簡出土
平城宮跡(奈良市)の西側から出土した奈良時代の井戸の枠板に使われていた材が、下級役人ら四十数人の名前や位階、役職を書き連ねた木簡だったことが奈良文化財研究所(同市)の調査で分かった。職場に掲げた名簿のようなものといい、役所の構成人員がまとめて記された木簡が確認されるのは初めてという。
木簡は昨年から今年2月にかけ行われた発掘調査で見つかりその後、解読が進められていた。上部は欠けており、長さ118センチ、幅14センチ。楷書で6段以上にわたって人名などが列記され、1段には7、8人分の名前などが並んでいる。
「大初位下依智秦公□□」や「直丁十市部古麻呂」「造油絁生大市首君足」など位階、役職に続けて名前が丁寧に記載。技術職が含まれるのが注目され、渡来した技術者集団の秦氏系らしい名が多いのも興味深いという。出土地付近が木簡に関係する施設だったか、井戸枠の材として他から持ち込まれた可能性があるという。
奈良文化財研究所の渡辺晃宏・史料研究室長は「いずれかの役所で働く人たちを書き上げ、職場に掲示した台帳のようなものではないか。初の事例だろう」と話している。調査結果は出土木簡の概報に掲載された。
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奈良市で今季初の学級閉鎖 登美ケ丘小でインフル集団感染
奈良市は8日、市立登美ケ丘小学校の5年の1クラス(32人)で9人がインフルエンザに感染し、同日から10日まで学級閉鎖にしたと発表した。同市でインフルエンザ集団発生による学級閉鎖は今季初で、重症や入院患者はいないという。
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公務員志望の学生集まれ! 23日生駒市でセミナー
公務員志望の学生に仕事の内容や魅力を知ってもらおうと、生駒市は23日午後1時から、市コミュニティセンター(同市元町)で「公務員セミナー」を開催する。
前回実施された同市の平成27年度職員採用試験の流れや、問題を解説。また、「広報」「福祉」「子育て」「1年目職員」など各テーマごとに分かれ、担当職員1~3人が仕事の内容や職場の雰囲気を紹介するブースも設置する。
担当者は「現役職員の生の声が聞けるいい機会。生駒市に限らず市役所の仕事に興味がある人に大勢参加してほしい」としている。
事前申し込み不要で、参加無料。途中入退場もできる。問い合わせは市長公室人事課(☎0743・74・1111)。
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「心あたたかい行政サービスを」 来年の葛城市長選 阿古市議が出馬表明
任期満了に伴い来年行われる葛城市長選挙に、新人で同市議の阿古和彦氏(57)が8日、無所属で立候補する意向を表明した。同市長選への立候補表明は初めて。

阿古和彦氏
阿古氏は、来秋オープン予定の「道の駅かつらぎ」について、「可能な範囲で事業内容を変更し、市民に負担がかからないよう内容を検討する」とし、「葛城市らしいまちづくりをし、心あたたかい行政サービスができる市政に変えたい」と述べた。
阿古氏は、當麻町議を経て平成16年10月から葛城市議。薬品販売会社の会長も務めている。
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「ダメ。ゼッタイ」薬物乱用 人生取り返しつかなくなる 駅前でキャンペーン
薬物乱用の危険性を知ってもらおうと、奈良市の近鉄奈良駅前広場で8日、薬物乱用防止街頭キャンペーンが行われた。
県医薬品登録販売者協会が主催。「危険ドラッグ 買わない・使わない・かかわらない」などと書かれたポケットティッシュなどを同協会の役員ら14人が通行人に配布し、「薬物乱用は人生を取り返しのつかないものにします。『ダメ。ゼッタイ』を合言葉に薬物のない社会を実現させましょう」などと呼びかけた。
同協会の田尾一志会長(63)は「興味本位で薬物に手を出さず、自分を大切にしてほしい」と話していた。
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【訃報】北出雅勇氏 59歳 奈良市立伏見中学校長
北出雅勇氏(きたで・まさお=奈良市立伏見中学校長)7日、くも膜下出血のため死去、59歳。通夜は9日午後7時、葬儀・告別式は10日午前11時、奈良市佐保台1の3574の4、公益社ならやま会館で。喪主は妻、久美子(くみこ)さん。
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新年控え、1年のほこり払う 法隆寺でお身拭い
世界遺産の法隆寺(奈良県斑鳩町)で8日、新年を前に仏像に積もった1年間のほこりを払う「お身拭(ぬぐ)い」が行われ、金堂本尊の釈迦三尊像(国宝、飛鳥時代)などが清められた。
世界遺産に登録された翌年の平成6年から行われている師走の恒例行事。金堂や大講堂、夢殿で行われている。
午前10時、大野玄妙管長ら僧侶9人が出仕。釈迦三尊像のほか薬師如来坐像や四天王立像(いずれも国宝、飛鳥時代)などが安置されている金堂で法要を営み、作業を開始した。
マスクを付けた僧侶らは、はたきやはけで仏像のほこりを丁寧に取り除き、新年を迎える準備を整えた。
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トップ不在の議会で副町長が陳謝 逮捕の田原本町長は釈放も無言
道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で田原本町の寺田典弘町長(55)が逮捕されたことを受け7日、町議会では町長不在の間の対応を問う声が相次いだ。町では当面、地方自治法に基づく職務代理者は置かず、副町長らが町政運営にあたる方針という。
町議会ではこの日、総務文教委員会と厚生建設委員会を開催。総務文教委員会(委員6人)では冒頭、石本孝男副町長が「町長が逮捕され、出席できないという事態になったことをおわび申し上げます」と陳謝した。
吉田容工委員長は「日常的に飲酒運転をやっていたのでは、という疑念がある」とし、「町長の職務代理者は置かないのか」と質問。持田尚顕・総務部長は「日常的な飲酒運転はないと考えている。職務代理者を置くかどうかはもう少し時間をかけ、検討したい」と述べた。
町議会では委員会に先立ち、13人の全議員が出席する全員協議会を開催。マイナンバー関連議案など住民生活にかかわる議案が上程されていることから、議案の提案者の町長が不在でも議会審議を進めることを確認した。
石本副町長は「町行政の停滞のないように努めたい。進退については町長自らが判断することだ」と語った。
■寺田町長は無言で橿原署を出た
また橿原署は同日、逃亡や証拠隠滅のおそれがないとして寺田町長を釈放した。今後書類送検する方針。署の玄関を出た寺田町長は報道陣の問いかけに無言のまま、迎えの車に乗り込んだ。同町議会の辻一夫議長は、「連絡はまだないが、意向を聞いて今後の対応を決めたい」と語った。
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