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「桑姫のほっぺ」召し上がれ 女子高生が共同開発 クワの葉粉パンとケーキ

 大和高田市の奈良文化高校が葛城市のパン製造販売会社「あけぼのパン」とコラボレーションし、クワの葉の粉を使ったパウンドケーキとパンを開発、「桑姫のほっぺ」として商品化した。同社の直営店(葛城市北花内)で販売している。

ラベルをデザインした松本さんとあけぼのパンの芦髙社長、商品名を考案した井上さん(右から)

ラベルをデザインした松本さんとあけぼのパンの芦髙社長、商品名を考案した井上さん(右から)

 同校は葛城市内で栽培されているクワの葉を活用した食育に取り組んでおり、クワ栽培を手伝ったり、クワの葉の粉を使った商品開発も行っている。

 商品化されたパウンドケーキとパンは、クワの緑色が鮮やか。同社がクワの葉の粉を混ぜた生地にあずきやシロップ漬けしたオレンジの皮などを入れたパウンドケーキ(1個250円)とパン(同100円)を完成させた。

 同校食文化コース2年の井上咲里さん(16)が「パウンドケーキがふわふわで『ほっぺ』というイメージが浮かんだ」と、「桑姫のほっぺ」との名称を考案。総合進学コース3年の松本日菜子さん(17)が「桑姫」とクワの葉の形をあしらったラベルデザインを考えた。

葉の緑色が鮮やかなパウンドケーキ

葉の緑色が鮮やかなパウンドケーキ

 同社の芦髙俊哉社長(55)は「クワの葉の粉をどれぐらい生地に混ぜると、クワの葉の色がでるのかなどを試し、商品化した。食感もやわらかです」と話した。

 ケーキとパンに関する問い合わせは、あけぼのパン(☎0745・69・2164)。

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東大寺・お水取りの練行衆決まる 1265回目の二月堂修二会

 東大寺(奈良市)は16日、来年の二月堂修二会(お水取り)にこもる僧侶、練行衆11人の配役を発表した。役職者の四職4人のうち、戒を授ける和上は参籠26回目の平岡昇修師が初めて務める。祈願の中心である大導師は参籠31回となる狹川普文師。

 奈良時代から続く二月堂修二会は来年で1265回目。練行衆は2月20日から前行の別火に入り、3月1日から2週間にわたる本行を勤める。配役は次の通り。(敬称略)

 【四職】和上=平岡昇修(上之坊住職)▽大導師=狹川普文(北林院住職)▽咒師=上司永照(持寳院住職)▽堂司=森本公穣(清凉院住職)

 【平衆】北座衆之一=上野周真(真言院住職)▽南座衆之一=尾上徳峰(祥明寺住職)▽北座衆之二=池田圭誠(金龍寺副住職)▽南座衆之二=狹川光俊(上生院住職)▽中灯=筒井英賢(新禅院住職)▽権処世界=平岡慎紹(金珠院住職)▽処世界=北河原公慈(中性院徒弟)

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奈良市の合計特殊出生率1・25で横ばい 35歳以上の出産3割

 奈良市の昨年の合計特殊出生率(女性が一生のうちに生む子供の数)は1・25で、過去10年で最高となった前年比0・01ポイント減と横ばいだったことが分かった。ただ、全国ワースト3位の県(1・27)を下回っているうえ、35歳以上の「高齢出産」が約3割に上っており、市は独自の助成制度を実施している。

 市保健総務課によると、昨年の市内の出生数は2523人。母親の年齢は30~34歳が最多の956人で、25~29歳(648人)、35~39歳(581人)と続いた。35歳以上の母親から生まれた子供は717人で、全体の約3割を占めており、うち279人が初産だった。

 市の合計特殊出生率は、過去最低だった16年(1・09)から改善傾向にあるものの、県の合計特殊出生率を下回る状態が長年続いている。市では23年度から、独自に不妊治療や人工授精への助成制度を実施しており、昨年度の申請件数は計278件、平均助成額は約3万4千円だった。

 同課は「出産や育児に対する不安を減らすことで、出生率アップにつなげたい」としている。

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27年上期の工場立地1件増、誘致活動強化へ 面積に課題も

 県は経済産業省の調査を基に、平成27年上半期(1~6月)の県内の工場立地動向をまとめた。工場の新増設のために1千平方メートル以上の用地を取得した件数は7件で、前年同期から1件増加。全国順位は25位(前年同期24位)だった。

 業種別では、化学工業関連が3件、生産用機械器具関連が2件、食料・飲料関連、輸送用機械関連が各1件。県企業立地推進課の担当者は「奈良で立地するメリットを説明し、もっと誘致活動に力を入れて(工業立地の)ペースを上げる必要がある」としている。

 県内の主な工業団地は、大和郡山市の昭和工業団地など28ある。近年は企業の国内回帰傾向や、災害に強い内陸部への立地人気が高まっており、県は京奈和自動車道などの整備を進めるとともに大阪、名古屋からのアクセスの良さ、安価な土地、居住環境などをアピール。31年までに100件の工場立地を実現させる目標を掲げている。

 ただ、規制により工業用地として使える用地面積が少なく、大規模立地を可能とする土地がほとんどないなど、ハード面での課題も大きい。

 一方、県が19~27年上期に県内に工場を立地した企業174件を対象に行ったアンケートでは、計約1700人の雇用が生じ、今後各企業で計559人を採用予定であることが分かった。「新たな雇用を生み出すためにも工場立地の呼び掛けは大きい」と同課。県が企業を回る〝営業〟や、荒井正吾知事による首都圏でのトッププロモーションなどを通じ、誘致活動を強化していく方針だ。

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カラフル議場 古代衣装で世界遺産のまち・橿原をPR

 橿原市議会で、藤原宮跡や大和三山など「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録をアピールするため、議員や市職員ら約50人が飛鳥時代の古代衣装姿で執務した。

古代衣装姿で市議会に出席した橿原市議ら

古代衣装姿で市議会に出席した橿原市議ら

 本会議場では議長を含めた議員や、答弁にあたる市幹部らが赤や青、黄、緑色などカラフルな衣装に身を包んで質疑。市庁舎1階の総合案内の女性スタッフも女官をイメージした衣装で応対にあたった。

 日本書紀によると、持統天皇が飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)から藤原京に遷都した日は持統8(694)年12月6日。本会議場での古代衣装の着用はこの日に合わせる形で平成22年から行われており、今年で6回目。〝お堅い〟イメージの議場も、この日は華やかなムードに包まれた。

古代衣装姿で市議会に出席した橿原市議ら

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議員定数削減は来春の定例会に先送り 大和郡山市議会閉会

 大和郡山市議会は16日、本会議を開き、総額3億1384万円の一般会計補正予算案など36議案を原案通り可決し、12月定例会を閉会した。議員定数を22から18に減らす条例改正案は次回の3月定例会まで継続審査となった。

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議長に吉田氏 副議長は山口氏 五條市議会

 五條市議会は16日、議長に吉田正議員(58)=無所属、1期目=を、副議長に山口耕司議員(60)=公明、2期目=を選んだ。

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シニアファーマー17人巣立つ 第2の人生を農業の担い手に

 退職後に農業を始めるシニア世代を対象とした県農業大学校(橿原市)の「シニアファーマー養成講座(秋コース)」の閉講式が同校で開かれ、17人が講座を修了した。

 就農人口を増やそうと同校が平成17年から開講しており、これまでの修了者は664人。今回修了した17人は8月から校内の実習地で栽培の基本や、農機具の使い方などを週2回、計18回の講座で学んだ。

 閉講式では同校の谷川元一校長(57)が、「本校で学んだ技術を実践し、県の新たな農業の担い手となってほしい」とあいさつ。受講生らが谷川校長から修了証を受け取った。

 広陵町の岩井達雄さん(60)は「講座を受けるまで農業をしたことがなかったので、栽培など基本から学んだ。今後も受講者同士で情報交換するなどし、スキルアップを目指したい」と話していた。

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競輪人気復活の兆し ネット販売が牽引 課題はファンの高齢化

 厳しい経営が続く公営競輪場に、回復の兆しが見えている。平成26年度の全国の競輪場の売上高は6159億円で、23年ぶりに増加に転換、27年度の売り上げも前年度を上回るペースだ。景気が回復傾向の中、夜間のレース開催など業界全体の取り組みや好調なインターネット販売が〝追い風〟とされる。ただ、ファンの高齢化は進んでおり、若年層の新規ファン獲得やイメージアップが急務になっている。(有川真理)

■撤退か存続か

 「いけ!力入れんかい!」
秋の日曜日。奈良市の奈良県営競輪場で行われたレースではヤジや声援が飛び交っていた。だが、スタンドは空席が目立ち、観客は60~70代とみられる高齢男性がほとんどだった。

 昭和25年に開業した県営競輪場は長年県財政を支えてきたが、バブル崩壊後売り上げは低迷。撤退か存続かを迫られていた。

累積赤字を抱え、一時は撤退議論もあった奈良県営競輪場。経営は持ち直したが新たなファン層の獲得が課題だ

累積赤字を抱え、一時は撤退議論もあった奈良県営競輪場。経営は持ち直したが新たなファン層の獲得が課題だ

 しかし、26年度からほとんどの運営を外部委託して人件費を大幅に削減。イベント開催にも力を入れたところ累積赤字は解消し、27年度以降の収支見通しも黒字になった。

 9月末、県は当面の存続を決めた。

■赤字ほぼ解消

 公営競輪場を管轄する経済産業省によると、25年度以降、赤字の競輪場は徐々に減少。26年度全体の売上高は23年ぶりに増加に転じ、赤字の競輪場はほぼ解消される見込みだという。

 来場者は減り続けているが、同省担当者は「インターネットによる車券購入が増えているのが要因」とする。26年度、主にネット販売による車券売り上げは対前年度比で3・9%増加。全体の23%を占め、提携するネットバンク銀行も増えた。

競輪推移表

(クリックで拡大)

 インターネット販売の効果はほかの公営ギャンブルでも顕著だ。地方競馬全国協会(東京)によると、全国約20の競馬場と、約80の場外発売所を運営している地方競馬では、27年1~10月、主にインターネットによる馬券販売は前年同期と比べ約22%増え、約1889億円に上った。管轄する農林水産省の担当者は「わざわざ競馬場に足を運ばなくても馬券を購入できるので利用する人が多い」と話す。

■「景気に左右」

 業界としてもあの手この手でテコ入れを図っている。午後9時から午後11時半までレースを開催する「ミッドナイト競輪」の開催日数を26年度は前年度の倍となる133日に拡大。車券はネット販売のみだが、売り上げは41億から120億円に跳ね上がった。このほか24年7月から女性の競輪選手によるレース「ガールズケイリン」をスタートさせた。

 「今後、車券の買い方の初心者講習やインターネット販売を強化するなど若者のファンを開拓していきたい」と、公益社団法人「全国競輪施行者協議会」(東京)の担当者は意気込む。

 一方、スポーツマネジメントが専門の早稲田大学スポーツ科学学術院の松岡宏高教授はこうした現状について、「景気に左右された面も大きく、競輪人気が戻ったわけではない」とクギを刺す。

 その上で、「自転車教室やトレーニングジムの一般利用、スタンドを芝生にして開放するなど『地元のスポーツ施設』として整備し、新たな役割を担えば存続の価値は上がるのでは」と話している。

 【公営競輪】 戦後、地方財政への貢献を目的に地方自治体などが主催して実施。競輪場は現在全国に43カ所あり、うち17カ所は民間委託で運営。基本的に9人の選手が1周333~500メートルのトラックを6~4周して着順を競う。毎年12月に開催される競輪界最高峰のレース「グランプリ」を目指し、選手のレベルに応じて5つのグレードに格付けされたレースが各地で開催されている。公営ギャンブルは他に競馬、競艇、オートレースがある。

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【鹿角抄】大切にしたい日本の正月の伝統

 15日から、年賀はがきの引き受けが郵便局で始まった。平成27年用の総発行枚数は約33億枚だったという年賀はがきも、28年用の当初発行枚数は約30億。年々減少傾向にあるという。実は記者も高校に進学したころ、ちょうど携帯メールで新年を祝うようになったのを機に、年賀状を送ることをやめてしまっている。

相撲部員の助けを借りながら餅をつく園児ら

相撲部員の助けを借りながら餅をつく園児ら

 だが、今年の正月は海外留学から帰国して6年ぶりに実家でおせち料理を味わい、久しぶりに日本の季節感を味わって感動した。やっぱり、家族そろって正月を迎えるというのはいいものだと感じた。

 先日、県内の幼稚園での餅つきやしめ縄作り体験を取材した。そのとき、関係者が口々に話していたのが「日本の伝統文化に触れる機会が少なくなっているからこそ、子供たちに正月について学んでほしい」ということだった。

 保護者に見守られ、「よいしょー!」のかけ声に合わせて、一生懸命に杵を石臼に振り下ろしていた子供たち。「僕、ぺったんぺったんお餅つけたよ」とうれしそうな笑顔が弾けていた。しめ縄作りも地元住民がわらや飾りの準備を手伝い、親子が楽しそうに飾り付けなどを行っていた。

 そんな光景に思い出したのは、自分も子供のころ、近所の餅つきや近くの神社などの行事に参加して「何となく」ではあるが、日本の正月について学んでいた、ということだ。近所の大人や年上の友人に連れられてたこ揚げしたり、かるたで遊んだりもした。それが日本伝統の正月らしい雰囲気や気分の記憶として、自分の中にしっかり残っているのだ。

 最近は学校の行事でもなければ、地域住民が集まっての正月の伝統行事は少なくなっているという。幼稚園や小学校などで行われるささやかな季節のイベントも、伝統文化の継承を担う大切な役割を果たしている。(神田啓晴)

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【私の働き方】「さらり」と「しなやかに」生きる 産婦人科医 島本郁子さん

 「自分の痛みとして診ることが大事では」。柔らかくこう語るのは、産婦人科医で「なら犯罪被害者支援センター」(奈良市)副理事長の島本郁子さん(80)。医師としての55年にわたる経験から、性犯罪被害者へのさまざまな支援の必要性を訴え、体制確立に尽力。精力的な活動ぶりは〝ワーカホリック〟と称され、多くの患者や医師が敬慕する。その生き方は〝しなやか〟そのものだった。

■自立できる仕事を

 祖父から3代続く医師の家系。小学校に入学するころ、父は軍医として召集された。あるとき、父が乗った輸送船に魚雷が命中。〝カナヅチ〟だった父は一晩中、自転車タイヤのチューブにつかまり、救助されたという。帰りを待つ祖母や母親の様子を間近で見ながら、「身につけた技術は残る。女性も自立できる仕事をしなければ」と産婦人科医を志した。

80歳の今も精力的に活動する島本郁子さん

80歳の今も精力的に活動する島本郁子さん

 昭和35年に県立医科大学を卒業。結婚し、長女を出産しながら同大大学院に進学、医学博士号を取得した。同大付属病院で勤務したが、当直勤務に加え、患者の出産や手術などで仕事は不規則。診察が終われば研究活動に勤しむ日々は、多忙を極めた。

 「男性と同じようにやらないと、評価されない」。「母親」という理由での〝配慮〟は望めなかった。長女は自宅近くの両親宅で夕食をとったり、当直室で一緒に寝て学校へ行くことも。娘の入学式や卒業式への出席はいつもかなわず、「今も胸が痛む」という。

■「世の中を変えたい」

 病院では、性被害に遭った女性や低出生体重児の恐れがある妊婦など、リスクの高い患者を診る機会が多かった。性犯罪は被害者の告訴が必要な「親告罪」のため、被害を届け出ないことを前提に受診する女性も。周囲に知られることを恐れて受診を嫌い、出産に至るケースもあった。

 「被害直後から支援しなければ」との思いを強くする一方、受け入れ先が見つからずに女性警察官と一晩中、県内の病院を回ったという性犯罪被害者もあり、支援態勢の不十分さを痛感した。「世の中を変えたい」。平成9年、女性警察官や女性産婦人科医を集めた勉強会を県警本部で開催し、証拠保全の重要性や被害者への配慮など、迅速かつ継続的な支援の必要性を強調。「患者さんが来たら、必ず診てください」と呼びかけた。

 こうした取り組みは、医師と県警が連携し、性犯罪被害者のケアをめぐる協力体制の構築につながった。女性警察官ら関係者を対象にした講義も行った。

■支援活動と仕事と

 13年には、民間の被害者支援団体「なら犯罪被害者こころの支援センター」(現・公益社団法人なら犯罪被害者支援センター)を設立。専属スタッフは雇えず、場所も天理大の心理学教室の一角を借り、1本の電話で相談を受ける態勢からスタートした。

 14年に18件だった相談件数は、15年には134件に急増し、組織体制の構築を急いだ。翌年には県農協会館(奈良市)内に専用事務所を設け、専属スタッフも配置。自身は事務局長に就任し、相談員の一人として診断やカウンセリング、警察への届け出を促すなどの支援活動にも取り組んだ。

 活動の傍ら、今年3月まで10年間、県立医大病院の「女性専門外来」を担当。80歳を機に退任したが、同じく産婦人科医となった長女が意志を引き継いでいる。

 「少し余裕ができた」という60歳のころに始めた趣味の短歌は、「気持ちの整理をし、自分を取り戻すため」。夜遅くまで続いた被害者支援の帰り道、こう詠んだ。

 「花冷えの満天の星仰ぎ見て明日もさらりと生きてゆけそう」

 長年の経験でたどり着いた〝さらり〟とした熱い生き方を、これからも続けるつもりだ。
(山﨑成葉)

 【プロフィル】島本郁子(しまもと・いくこ)さん 昭和10年生まれ。奈良県出身。奈良県立医大付属病院産婦人科での勤務を経て、米国テキサス州立大客員教授や県立医大教授などを歴任。平成9年から県警被害者支援アドバイザーを委嘱され、「なら犯罪被害者支援センター」の設立を主導、現在は副理事長を務める。被害者支援活動の功績で今年7月に警察協力章、10月に犯罪被害者支援特別栄誉章を受章した。

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いじめの疑いも 第三者委で調査 県立奈良北高1年生徒転落死

 県教委は15日、生駒市の県立奈良北高校で校舎4階から転落死した1年生の男子生徒(16)について、「いじめがあった疑いがある」として外部有識者でつくる第三者委員会で調査を行うと発表した。

 県教委などによると、生徒は今月4日、英語の期末試験中に「トイレに行く」と教室を出た後、近くの窓から転落した。生徒の答案用紙の裏に複数の同級生の名前などが書かれていたという。

 学校は全校生徒を対象にしたアンケートを、冬休みに入る24日までに実施する予定。第三者委は年内にも初会合を開くとしている。

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御湯立神事で身を清め 春日若宮おん祭始まる

 奈良の師走の風物詩「春日若宮おん祭」が15日始まり、参列者の身を清める「御湯立(みゆたて)神事」が奈良市餅飯殿町の春日大社大宿所(おおしゅくしょ)で執り行われた。

湯をササの葉で振りまく湯立巫女の加奥満紀子さん

湯をササの葉で振りまく湯立巫女の加奥満紀子さん

 平安後期から続くおん祭は今回で880回目。この日は多くの参列者が集まる中、神事を代々受け継ぐ湯立巫女の加奥満紀子さん(57)=大和郡山市=が祝詞を奏上。ぐつぐつと煮え立つ大釜に、酒や米を入れてササの葉を浸し、「祓えたまえ、清めたまえ」と唱えながら、辺りに湯を振りまいた。

 大宿所では、祭りの名物料理「のっぺい汁」も振る舞われ、多くの親子連れが熱々の汁に舌鼓を打った。仕事の合間に駆けつけた奈良市の本迫友加吏さん(34)は「小学生のとき、祭りの日は学校が早く終わったのを思い出す。おん祭と聞くと心がはやりますね」と笑顔で話した。

 おん祭は17日、時代行列「お渡り式」や伝統芸能が奉納される「お旅所(たびしょ)祭」が行われる。

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春日信仰とおん祭の秘密に迫る 奈良国立博物館で特別陳列

 今年で880回を数える「春日若宮おん祭」(15~18日)に合わせ、奈良国立博物館(奈良市)では特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」が開かれている。春日大社の摂社・若宮神社のご神体が移るお旅所の御仮殿にスポットをあて、関係する資料や美術品計51件(うち国宝3件、重文5件)を展示。1月17日まで(展示替えあり)。

お旅所の様子を描いた春日社若宮祭図解上巻

お旅所の様子を描いた春日社若宮祭図解上巻

 ご神体を迎える御仮殿は毎年造られ、黒木の柱で、松葉で屋根が葺かれるのが特徴。その前の芝舞台は神楽や田楽、舞楽などが奉納される「古典芸能の聖地」だ。

 展示品のうち、法隆寺に伝わる鎌倉時代の「春日宮曼荼羅」にはお旅所とみられる区画が描かれ、現在と位置がほぼ変わらないことが確認できる。明治時代の「春日社若宮祭図解上巻」ではお旅所の様子が細部まで描かれている。

国宝の銅造狛犬。現存する最古の狛犬の一つという

国宝の銅造狛犬。現存する最古の狛犬の一つという

 平安時代の「銅造狛犬」(国宝)は若宮神社の神宝として伝わり、像高は20センチに満たない大きさだが、現存する狛犬の最古例の一つという。このほか、江戸時代の「春日若宮御祭礼絵巻」や同時代の「春日若宮祭礼図・鷹狩図屏風」なども展示され、祭りの様子をうかがうことができる。

 また、特別陳列の図録では、元春日大社権宮司の岡本彰夫さんが御仮殿(行宮)の用材や調達に関する特論を寄せている。

 月曜日(28日、1月11日は除く)と1月1日、12日は休館。一般520円、大学生260円、高校生以下無料。問い合わせは同館(☎050・5542・8600)。

屏風なども並ぶ特別陳列

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地震が起きたら法隆寺へ 斑鳩で避難訓練

 法隆寺(斑鳩町)で15日、地震発生に備えた避難訓練や避難所開設・運営訓練が行われ、同町の自治会や自主防災組織、西和警察署などから約120人が参加した。

避難所の運営訓練に取り組む参加者

避難所の運営訓練に取り組む参加者

 同寺は平成25年、災害時には施設を避難所に利用する協定を斑鳩町と結んでおり、昨年から避難訓練を実施している。この日の訓練は、生駒断層帯を震源とする震度6強の大地震が発生したとの想定で実施。中門前では「姿勢を低くする」「頭を守る」「揺れがおさまるまで動かない」-など、地震発生時の基本動作を確認する「シェイクアウト訓練」などを行った。

 聖徳会館では防災士の指導の下、初めて避難所運営訓練を実施。小学校の体育館に次々と訪れる避難者を年齢、性別、体調、持病などの要素ごとにスペースを割り振る訓練に参加者たちが熱心に取り組んでいた。

 小城利重町長は「訓練を通し、災害が起きたときには法隆寺へという意識を地域に浸透させていきたい」と話した。

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タブレット端末で学力向上できるか モデル校の帯解小で授業

 奈良市教委が今年度から授業でのタブレット端末導入モデル校としている帯解小学校で、端末を使った授業の様子が関係者に公開された。操作に戸惑う児童はなく、市教委は「今後モデル校での実績を分析し、小中学校での導入を検討する」としている。

自分のノートをモニターに映し、宿題を解いた方法を説明する児童

自分のノートをモニターに映し、宿題を解いた方法を説明する児童

 奈良市では学力や思考力の向上につなげようと、平成25年度から一部の学校でタブレット端末を導入。今年度は帯解小を含む小中学校4校をモデル校とし、小学校は4年生以上、中学では全生徒にタブレットを無償貸与。さまざまな授業で活用している。

 算数の授業が公開された帯解小の6年生のクラスでは、教諭が作った動画を使って児童が自宅で予習と宿題に取り組んでおり、児童が端末で撮影した自分のノートの写真をグループで見せ合いながら授業が進行。授業中に教諭が説明する時間が短縮でき、児童が考えたり、話し合う時間を多く取っているという。

 杉林恭太君(12)は「動画は何回も見直せるので分かりやすい。家で勉強する時間も増えたし、テストの平均点も10点上がった」。鶴木三香子教諭(27)は「宿題の提出率や学力は上がっている」と指摘、「何より、興味を持って『いい顔』で授業に臨んでくれる」と話していた。

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原案通り可決 奈良市議会12月定例会閉会

 奈良市議会は15日、本会議を開き、ふるさと納税基金などを盛り込んだ総額12億5890万円の平成27年度一般会計補正予算案など65議案を原案通り可決し、12月定例会を閉会した。

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郡山城復元に 「明日のお城と城下町を考える会」が寄付

 大和郡山市の市民団体「明日のお城と城下町を考える会」(飯田喜代視会長)が郡山城跡の整備費用として、市民から集めた寄付金約12万3千円を市に寄付した。

寄付金を上田市長に手渡した飯田会長(中央)と会のメンバー

寄付金を上田市長に手渡した飯田会長(中央)と会のメンバー

 同会は11月14、15日に開かれた郡山城天守台の石垣整備工事現場の見学会で「城守募金」を実施。県内外から参加した約700人の〝城ファン〟が寄付した。郡山城の復元を目指し、昭和56年に有志らで結成した会では現在、約20人が活動しており、毎月第2日曜日に市内の外堀緑地公園でフリーマーケットを開催。売上金を市に寄付している。

 上田清市長を訪問した飯田会長は「市民のみなさんとともに『ほんまもん』の郡山城を実現したい」と夢を語り、上田市長は「市民の城への思いが形として残るよう、大切に使いたい」と話していた。

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ケーキ店に軽乗用車突っ込む 1人けが アクセルとブレーキ踏み間違え

 15日午後1時50分ごろ、橿原市見瀬町のケーキ店「ベーカリー・スイーツ・カフェ・スズ屋」に桜井市のパート従業員の女性(52)運転の軽乗用車が突っ込み、店のパート従業員の女性(51)が左足打撲などの軽傷を負った。当時、店には他に従業員と客計5人がいたが、けがなどはなかったという。

軽乗用車が突っ込んだケーキ店(県警提供)

軽乗用車が突っ込んだケーキ店(県警提供)

 橿原署によると、店は国道169号沿い。運転していた女性は右折して駐車場に入る際、対向車を避けようとして店の窓に突っ込んだという。女性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しているという。

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【訃報】奥田久美氏 86歳 旧月ケ瀬村助役

 奥田久美氏(おくだ・ひさみ=旧月ケ瀬村助役)14日、多臓器不全のため死去、86歳。通夜は16日午後7時、葬儀・告別式は17日午前10時、三重県伊賀市守田町7の7、ベルウイング会館で。喪主は長男、久幸(ひさゆき)氏。

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情報通信技術で「駅前通勤」夢じゃない 天理市が実験中

 情報通信技術(ICT)を活用し、時間や場所にとらわれない働き方「テレワーク」。柔軟な働き方の創出を目指す天理市は、国土交通省と共同での実証実験を進めている。育児中の女性の就業機会を増やし、若年層の市外転出を食い止める新しい試みとして効果が期待されている。

テレビ会議システムを使って大阪の支社にいる社員とやり取りをする塩沢さん(右)

テレビ会議システムを使って大阪の支社にいる社員とやり取りをする塩沢さん(右)

 「本日は午後から天理市内の営業先を回ります。そちら問題はありませんか」。モニター画面越しに大阪府東大阪市の支社にいる社員とやり取りするのは、洋紙の卸売り事業を展開する「シオザワ」(本社・東京都)関西支社の営業課長、塩沢有紀さん(43)。天理駅前に建つ市のボランティアセンターの1室で、9月から国交省が始めた実証実験に月1回程度参加している。現在、塩沢さんを含め、天理市から市外へ勤務する男女6人が利用している。

 約6畳の室内には机とテレビ会議用のモニター画面、ノートパソコンを設置。インターネット回線を使って勤務先と「テレビ電話」のように結んでのやり取りが可能だ。業務の効率化やワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の向上を目指し、国はテレワークの導入を積極的に推奨。現在、同市を始め全国5カ所で実証実験を行っている。

 普段は午前6時半ごろ電車に乗り、約70分かけて通勤する塩沢さんだが、テレワークの日は自宅から駅前まで徒歩5分。「生活に余裕ができた」と、妻と共に1歳5カ月の長男の育児を「楽しんでいる」という。

 市の担当者は「通勤時間の短縮で、家族とのふれあいの時間が増えるのが一番の特徴。育児に忙しい女性の雇用創出のきっかけにもつながる」と、効果に期待を寄せる。塩沢さんは「決裁の判子を押すような作業以外は困ることなく、快適に仕事ができます」と笑顔で話し、今後も引き続き利用する予定だという。

空き店舗利用し、拠点づくり

 国交省と共同での実証実験が来年2月末に終了するのに合わせ、天理市では来年3月、本格的なテレワーク拠点施設「市産業振興館」を開設する。

 天理本通り商店街の空き店舗(延べ約410平方メートル)を改修。インターネットの接続環境が整う6部屋に机やノートパソコン、テレビ会議用のモニター画面が備えられており、午前9時~午後7時まで、当面無料で利用できる。来年4月には、山間部に位置する福住町内にある閉園した幼稚園舎にも、テレワーク用のスペースを設ける予定だ。

 市の担当者はテレワークの普及には「企業側の理解が必要」と指摘。今後、導入を検討する企業を対象にしたセミナーの開催や、市民向けの説明会を予定している。

 施設の利用などに関する問い合わせは、市産業振興課(☎0743・63・1001)。

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生駒市の給食にまた異物 何者かが混入させた可能性 生駒署に被害届

 生駒市は14日、全市立小中学校(20校)の給食を作っている学校給食センターで、調理中のチンゲンサイにあめの包装紙(9×6・5㌢)7枚分を半分に切った14枚が混入していたと発表した。

チンゲンサイから見つかったあめの袋(生駒市教委提供)

チンゲンサイから見つかったあめの包装紙(生駒市教委提供)

 混入が判明した時点ですでに配膳済みだった上中学校3年生とあすか野小学校2年生の児童、生徒と教師計192人が食べたが異物は見つからず、児童らに異常などはなかったという。市は何者かが故意に混入させた可能性があるとみて、生駒署に被害届を提出した。

 市によると、見つかった包装紙はセンターの休憩室に常備されているあめの袋。洗い終えたチンゲンサイの箱を開けた際に見つかった。当時42人が勤務中で、報告を受けた市はチンゲンサイを入れた料理を配膳中止にし、午後から全校を休校。市教委で調理員の面談調査を始めた。

 生駒市では9日にも、市立生駒小の給食に床材のプラスチック片が混入することが起きたばかり。市は15日以降、2学期中は全校で午後は休校とし、給食を一時中止することを決めた。

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香典支出禁止申し合わせ 県議会が来年1月から 本人出席でも

 県議会12月定例会は14日、平成27年度県一般会計補正予算案など30議案と5意見書を可決・同意するなどして閉会した。

 また、中村昭議長は同日、各会派の申し合わせで28年1月から選挙区内での香典支出を一切禁止すると発表した。中村議長は「以前から議員の間で議論しており、全会一致で決定した。全国でも珍しいと思う」と話した。

 公職選挙法は、政党支部や資金管理団体が選挙区内で香典などを出すことを禁止しているが、議員本人が葬儀に出席し、私費で払った場合は罰則の適用除外対象としている。申し合わせでは私費での香典も禁止するが、罰則はないという。

 一方、正式に加盟が決まった関西広域連合議会に派遣する議員は、なら維新の会の川田裕県議▽創生奈良の阪口保県議▽民主党の田尻匠県議の3人に決定した。

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ミルク出し大和茶もおつですよ JAアンテナショップで試飲イベント

 大和茶の消費拡大を目指そうと、奈良市のJAアンテナショップで「ミルク出し用焙煎大和茶」や、かぶせ茶の試飲など、大和茶の販促イベントが行われた。

JAアンテナショップ三条通店ではミルク出し用焙煎大和茶の試飲などが行われた

JAアンテナショップ三条通店ではミルク出し用焙煎大和茶の試飲などが行われた

 JAならけんが開催。大根、ほうれん草など季節の野菜が販売されたほか、県産小麦を使ったパンケーキの試食も行われ、30分余りで「完食された」という。

 ミルク出し用焙煎大和茶は、「若い人にも親しみやすい大和茶の飲み方を」と開発された大和茶。茶葉と茎をつなぐ「葉柄」を焙じた「雁が音」と呼ばれる茎茶は香り高く、苦みの少ないまろやかな味わいで、試飲した奈良市の会社員、堀井由佳さん(36)は「まろやかで飲みやすかった。家でもほうじ茶にミルクを混ぜて飲んでいるので、また購入してみたい」と話していた。

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【高校駅伝】「感動与える走りを」、男女全国出場の智弁学園で壮行会

 20日に京都市で開催される全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟、全国高体連など主催)に男女で県代表として出場する五條市の智弁学園、陸上部の壮行会が同校で開かれ、選手らが都大路での奮闘を誓った。

応援歌を斉唱し、選手らにエールをおくる応援団

応援歌を斉唱し、選手らにエールをおくる応援団

 同校陸上部の全国大会出場は、男子が21年連続31回目、女子は初出場となる。壮行会では寒川正悟監督(58)が「男女そろっての出場は初。男子は全国大会での、女子は県大会でのベスト更新を目指して頑張りたい」とあいさつ。

 同校生徒会長の高見侑門さん(17)が「結束力と不屈の精神で都大路を駆け抜け、全国大会入賞を勝ち取って」とエールをおくった。

決意表明する女子の阪口あとり主将

決意表明する女子の阪口あとり主将

 その後、女子の阪口あとり主将(18)と男子の中井拓実主将(18)が決意表明。阪口主将は「今までやってきたことを全部出し切って満足のいく結果を得られるよう頑張ります」、中井主将は「見ている人々に感動を与えられるような走りを見せたい」とそれぞれ意気込みを語った。

 最後は同校応援団が壇上に上がり校歌と応援歌を斉唱、選手らを鼓舞した。

生徒らを前に決意表明する男子の中井拓実主将

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町長辞職による田原本町長選 来年1月31日投開票

 田原本町選管は14日、寺田典弘町長(55)の辞職に伴う町長選と、町議補選(欠員1)を平成28年1月26日告示、同31日投開票の日程で行うことを決めた。立候補予定者説明会は1月7日で、町長選は午前10時、町議補選は午後2時からいずれも町役場で開かれる。

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「活動もっと発展させたい」、高取の「天の川実行委」 地域づくり準グランプリ

 高取町で街づくり活動に取り組む住民団体「天の川実行委員会」が、創意・工夫による個性的な地域整備に功績のあった団体などを表彰する国交省の今年度の「地域づくり表彰」で、準グランプリにあたる全国地域づくり推進協議会会長賞を受賞した。

表彰状を手にする野村幸治代表

表彰状を手にする野村幸治代表

 天の川実行委員会のメンバーは10人。会社員だった野村幸治代表(73)が地元にUターンし、平成18年1月に創設。翌年3月には町のメーンストリート「土佐街道」を会場に、街道沿いの民家に雛人形を展示するイベント「町家の雛めぐり」を始めた。当初の観光客数は約8千人だったが、9回目の今年3月には1カ月間で約4万人が訪れ、ビッグイベントに成長した。

 21年10月からは、土佐街道沿いに案山子を展示する「町家の案山子めぐり」を開始。1万人以上の観光客を呼び込んでいるほか、作品展などを行えるギャラリーも開設した。こうした活動により町の観光客は大幅に増加。商店の廃業にも歯止めがかかり、新規オープンする店も出ているという。

 野村代表は「イベントは高齢者を中心に多くの町民のみなさんの協力をいただいて実現できており、町民を代表して表彰されたと思っている。これを励みに、活動をもっと発展させたい」としている。

 地域づくり表彰は昭和59年度から行われており、今年度は計5団体が表彰された。

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マイナンバー対応完了企業わずか7% 制度の理解浸透まだまだ

 帝国データバンク大阪支社は、マイナンバー制度への対応について近畿2府4県の企業に聞いたところ、7・0%が「対応は完了した」と答えた、と発表した。4月の前回調査の0・2%から増えたものの、準備が進んでいない状況があらためて浮き彫りとなった。

 「対応中」とした企業は67・0%に急増した一方、「(対応の)予定はあるが何もしていない」も20・0%あった。帝国データの担当者は「制度への理解がまだ浸透していない」と指摘した。

 「対応中」と「対応は完了」と回答した企業に負担額を尋ねたところ、1社当たり平均約61万円との推計結果が出た。

 調査は10月に3619社を対象に実施。1808社から有効回答を得た。

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橿原で見つかった「あさ」の年賀状、大阪起業家ミュージアムで写真公開

 橿原市内の民家で見つかった、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主人公のモデルの実業家、広岡浅子が書いた年賀状が「大阪企業家ミュージアム」(大阪市中央区)で、写真パネルの展示により初公開されている。横長の紙に毛筆で時候のあいさつが記され、末尾に「浅」と自署がある。大阪商工会議所は時代背景や経済史とともに紹介し、地元ゆかりの女性の人気を後押しする。

NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主人公のモデル、広岡浅子が義弟の妻に宛てた年賀状

NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主人公のモデル、広岡浅子が義弟の妻に宛てた年賀状

 年賀状は浅子の義弟の妻宛て。「賑々しく若葉の春に移りゆくこと、鶴は千年亀万年のようにめでたく」とかしこまった文面だ。

 今回の展示では浅子や、恩人で大商初代会頭の五代友厚の生涯に関する資料が並び、来年2月13日まで公開する。入館料は大人300円、中学・高校・大学生は100円。休館日は日、月、祝休日(12月26日~1月4日も休館)。同ミュージアムのホームページはhttp://www.kigyoka.jp/

 年賀状は、橿原市内の民家で見つかった、浅子の嫁ぎ先「加島屋」にまつわる資料約1万点のうちの一つ。同じ宛先に送った手紙は他にもう1通あり、浅子が会社設立に貢献した大同生命保険のサイトで今月16日から公開予定だ。大同生命のホームページはhttp://www.daido-life.co.jp/

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正月控え大しめ縄取り換え 大神神社で迎春準備

 桜井市の大神神社で13日、正月を控え、拝殿前の大しめ縄が取り換えられた。大阪府岸和田市の氏子らでつくる団体の約70人が4本作り、奉納した。

大神神社で行われた大しめ縄の取り換え

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 大しめ縄は最大のもので長さ約6・5メートル、重さ約350キロ。参拝客らも参加し、ロープを使って丁寧につり上げた。

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