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若者に夢を!奨学金、助成金贈呈 国際ソロプチミスト奈良

 女性で構成する社会奉仕団体、国際ソロプチミスト奈良(森川恵子会長)は18日、奈良先端科学技術大学院大物質創成科学研究科の修士課程で学ぶ加藤友香さん(23)=生駒市=に奨学金を、奈良教育大の吹奏楽部「ウインドアンサンブル」に助成金をそれぞれ贈呈した。

森川会長から奨学金を受けた加藤さん(左)

森川会長から奨学金を受けた加藤さん(左)

 地域貢献と若者の支援として、同会が続けている学生の勉学サポートや大学のクラブ活動支援の一環。

 加藤さんは医療現場で役立つ医薬品の基礎的な研究に取り組んでいる。森川会長から奨学金を受け取った加藤さんは「学生生活も残り半年ですが、この支援に恥じないようにしたいと思います」と話した。

 一方、ウインドアンサンブルは幼稚園や福祉施設を回り、音楽の楽しさを届けている。部長の坂野紘太さん(21)は「助成金は楽器の運搬費用に使わせていただきます」と述べた。坂野さんは贈呈式後、部員3人で松任谷由実さんの「ひこうき雲」の演奏を披露した。

演奏を披露する奈良教育大「ウインドアンサンブル」のメンバー

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靴下もオシャレしたい 「広陵かぐや姫まつり」でコンテスト受賞作買えます

 靴下の生産量日本一を誇る広陵町の靴下組合(野瀬和弘組合長)が実施した「第2回靴下デザインコンテスト」の組合長賞に、大阪府立港南造形高3年の北垣新菜さん(18)=大阪府=のデザインが選ばれた。19、20日に、同町の竹取公園で開かれる「広陵かぐや姫まつり」で表彰式や作品展、ファッションショーなどが行われる。

組合長賞に輝いた北垣さんの作品(中央)など、受賞作の靴下

組合長賞に輝いた北垣さんの作品(中央)など、受賞作の靴下

 コンテストは町の靴下をPRし、「靴下のまち」であることを知ってもらおうと、昨年初めて開催。プロ、アマチュアを問わずオリジナル靴下デザインを公募し、今年は全国から1351点の応募があった。

 最優秀賞に当たる組合長賞を受賞した北垣さんの作品は、町の花のヒマワリなどをデザイン。ほかに町商工会長賞や広陵町長賞など計16点が選ばれ、古墳や幾何学模様をあしらったユニークな作品があった。

 受賞作品は、組合員らができる限りデザインを忠実に再現した靴下に編み上げており、「広陵かぐや姫まつり」で展示。各賞30足限定で、1足500円で販売されるほか、19日には大学生が受賞作品を履いて披露するファッションショーも行われる。問い合わせは町商工会事務局(電0745・55・3535)。

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「ごみ」からわかる平城京の暮らし 奈文研資料館で23日まで

 落書きされた土器、米の支払伝票、リサイクルされた井戸わく-。1300年前の日本の都・平城京の〝ごみ〟から、当時の生活を読み解く展示「平城京〝ごみ〟ずかん-ごみは宝」が奈良文化財研究所平城宮跡資料館(奈良市)で開かれている。

土器などには落書きや字の練習の痕跡が

土器などには落書きや字の練習の痕跡が

 「貴族」や「お寺」「役所」のごみ捨て場の様子や、平城京での「リサイクル」の実態、ごみの見極め方などを紹介。当時、ごみの捨て方は穴を掘る、水に流す、井戸に捨てる―の3つで、井戸の大きさなどから使っていた人の暮らしぶりがわかるという。

 「貴族」では、長屋王邸のごみ捨て場を紹介。約3万5千点の木簡やガラス玉1点など、貴族らしいものが多い。木簡には漬物や氷の送り状、牛乳配達人への支払伝票、「長屋親王宮」と書かれたアワビの送り状などがある

 「お寺」で紹介する西大寺の食堂院のごみ捨て場は、平城宮で2番目に大きい井戸を使用。製塩土器などから僧侶の食事の内容や、仏の供え物を作っていた様子うかがえる。

排水管にリサイクルされた藤原宮の建物の柱

排水管にリサイクルされた藤原宮の建物の柱

 「ごみ」は、発掘調査で見つかった出土品から慎重に見極められている。人面墨書土器や割れた瓦、木簡、貨幣のうち、当時ごみとして捨てられたのは木簡のみ。割れた瓦は柱を支える土台に、土器はまじないに使われていたとされる。

 さまざまなリサイクルも。藤原宮の建物に使われた柱が、中身をくり抜いて平城宮の大極殿院の地下で排水管(長さ約7メートル)に使われたり、儀式で使った盾を井戸の木枠にしたり、使わなくなった土器で九九や文字の練習をしたり・・・。奈文研企画調整部の中川あやさん(37)は「現代より、物を大切にしていたのかもしれない。1300年前のごみと身近なごみを比べながら楽しんでほしい」と話している。

儀式の盾は井戸わくにリサイクルされていた

儀式の盾は井戸わくにリサイクルされていた

「お寺」のごみ捨て場からは貯蔵用の巨大な土器も

「お寺」のごみ捨て場からは貯蔵用の巨大な土器も

このうち〝ごみ〟は木簡だけ

このうち〝ごみ〟は木簡だけ

長屋王邸のごみ捨て場の断面。木簡などが刺さっている

長屋王邸のごみ捨て場の断面。木簡などが刺さっている

 23日までの午前9時~午後4時半。月曜休館(21日は開館)。問い合わせは、奈文研連携推進課(電0742・30・6753)。

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「民話楽しんで」、厳選の76話を本に 元校長の中上さん

 民話の研究をライフワークにしている奈良市の元小学校長、中上武二さん(72)が県内に伝わるさまざまな民話をまとめた「大和の民話」の「奈良県篇」「奈良市篇」計2冊を出版した。合わせて76話が紹介されており、中上さんは「多くの人に民話を楽しんでもらいたい」としている。

「大和の民話」を出版した中上さん

「大和の民話」を出版した中上さん

 中上さんは野迫川村出身で、元近畿民俗学会員。奈良市や十津川村内の小学校で38年間教壇に立つかたわら、休日などを利用して県内各地を尋ね、地域に伝わる民話を調べた。

 出版した「大和の民話」は、平成10年から22年まで「月刊大和路ならら」の連載で紹介した136話のうち76話を選び、まとめた。

 奈良県編の箸墓(桜井市)にかかわる民話では、長者の男が貧乏な暮らしを願い、「箸を捨てると天罰で貧乏になる」という言い伝えから毎日、箸や膳などを捨て、それが積もって箸墓になったという話や、大峯山寺(天川村)では千手観音の功徳を説いた千手陀羅尼を唱えながら修行していた聖人の男が、深い谷で大蛇の群れに襲われそうになったが、鬼に助けられる-という話などが紹介されている。

 中上さんが民話の研究を始めたきっかけは、母校の奈良教育大学で民俗学を学んだこと。民俗学者で、同大教授をつとめた林宏さんに師事した。

 出版された2冊には多くの挿絵も。奈良市立春日中学校教諭の杉本哲也さんらが担当した。

 中上さんは本を奈良市立中央図書館や、県立図書情報館に寄贈。「今回の出版はこれまでの調査・研究の集大成。多くの方にご協力いただき、感謝しています。いろいろな話を収録しているので、興味のあるものを読んで、楽しんでほしい」としている。

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食育の実践、クワの葉収穫 奈良文化高校生

 葛城市産のクワの葉を食育に活用している奈良文化高校(大和高田市)の生徒が、葛城市寺口にあるクワ畑でクワの葉を収穫した。

クワの葉を収穫する生徒ら

クワの葉を収穫する生徒ら

 寺口地区では、農家の有志グループ「寺口ファーム」が、耕作放棄地を活用してクワを栽培。加工品づくりに取り組んでいる。奈良文化高校は同ファームと連携協定を結び、クワの葉の粉末を使ったクッキーやロールパンなどの商品開発に取り組んでいる。

 収穫には、同校食文化コースの生徒のほか、ソフトボール部やバスケットボール部など、部活動に取り組んでいる生徒ら計約50人が参加。ファームのメンバーに摘み方を教わりながら、ていねいに収穫した。

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湖水が赤褐色に変色 川上村・大迫ダムで2カ所確認

 近畿農政局南近畿土地改良調査管理事務所は18日、川上村の大迫ダム湖の湖面2カ所がそれぞれ全長約10メートル、幅約5メートルにわたり赤褐色に変色しているのを職員が見つけたと発表した。異臭や魚の死骸などは確認されておらず、下流への影響はないという。同事務所で原因を調べている。

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桜井市長選説明会、現職陣営のみ出席 

 任期満了に伴い11月15日に投開票される桜井市長選の立候補予定者説明会が18日、同市役所で開かれ、すでに立候補を表明している現職の松井正剛氏(62)の1陣営が出席した。

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より深く地元を知ろう 記紀・万葉ウオーク 10月から

古事記や日本書紀、万葉集ゆかりの場所を歩く「記紀・万葉ウオーク~観光ボランティアガイドと歩く・なら」が10月3日から来年3月まで、県内各地の全13コースで実施される。ガイドの解説を聞きながら、聖徳太子ゆかりの地など巡ることができる。

昨年開催の万葉ウオークで、橿原市内を巡る参加者ら

昨年開催の万葉ウオークで、橿原市内を巡る参加者ら

より深く奈良を味わってもらおうと、県内のボランティアガイド団体でつくる「県観光ボランティアガイド連絡会」が平成23年度から毎年開催し、今年で5回目。

13コースのうち、6コースは聖徳太子の足跡をたどるコース。田原本町での「聖徳太子ゆかりの法貴寺を訪ねる」(約6キロ)や、斑鳩町で「斑鳩の里 魅力再発見」(約8キロ)―など、さまざまな角度から聖徳太子の足跡に迫る。

「1回完結コース」も7コース用意。大津皇子が辞世の句を詠んだとされる磐余(いわれ)池(推定地)などをたどり、面影を偲ぶ「大津皇子への挽歌―時代の舞台を歩く」(約7キロ)や、奈良公園周辺の句碑など巡る「青丹よし奈良の都の歌めぐり」(約7キロ)―などがある。

コースごとに申し込み方法が異なる。問い合わせは、各開催地の観光協会など。イベント全体の問い合わせは、県観光局ならの魅力創造課内の県観光ボランティアガイド連絡会事務局(電0742・27・8974)。

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曼荼羅、屏風・・・春日さんのお宝公開 万葉文化館で19日から

 春日大社の宝物を集めた特別展「見る・知る-万葉と春日」が9月19日から、明日香村の万葉文化館で開かれる。屏風や曼荼羅(まんだら)など45点が展示される。12月13日まで。

 展示品のうち、「競馬図屏風」(室町時代)は競馬が描かれた屏風で、疾走する馬と見物人が表現されている。簡素な構成だが緻密な描写で、競馬図屏風としては最古とされる。

「競馬図屏風」

「競馬図屏風」

 「鹿島立神影図(かしまだちしんえいず)」(南北朝時代)は、春日大社の祭神が常陸国の鹿島神宮から鹿にのって大和にやってきたという説話を表現した絵画。

「鹿島立神影図」

「鹿島立神影図」

 このほか、「春日宮曼荼羅」(南北朝時代)や「春日鹿曼荼羅図」(室町時代)、「春日祭絵巻」(江戸時代)なども並べられる。

 9月20日と11月1日の午後1時半からは学芸員によるギャラリートーク、11月7日午後2時からは春日舞楽の公演がある。会期は前期と後期に分けられ、展示品に違いがある。

18日行われた内覧会の様子

18日行われた内覧会の様子

 問い合わせは万葉文化館(電0744・54・1850)。

ロビーには鼉太鼓(だだいこ)も展示されている

ロビーには鼉太鼓(だだいこ)も展示されている

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人口465人の村の挑戦 民間の「野迫川観光局」始動 あまご祭り開催中

 野迫川村で活動するNPO法人や地元のホテル、民宿などが、村を観光で盛り上げようと、一般社団法人「観光局」を設立した。現在、村の川原樋(かわらび)川でアマゴ釣りが楽しめる「あまご祭り」を開催中で、今月19、20日には釣り大会も開催する。

あまご祭りをPRする観光局の津田局長(左)と、大股漁業生産組合の中谷收組合長

あまご祭りをPRする観光局の津田局長(左)と、大股漁業生産組合の中谷收組合長

 村は和歌山県に隣接する県南西部に位置。豊かな自然の中でのアウトドアレジャーを求める観光客が訪れ、世界遺産の熊野参詣道・小辺路も通る。日本三荒神の1つとして知られる弘法大師ゆかりの荒神社や、平安時代の武将、平維盛が熊野・吉野の山中を流浪の末に生涯を終えたとされる平維盛伝説が残るなど、観光資源が豊富だ。

 だが、人口は465人(今年7月末現在)で、うち65歳以上は約45%の209人と、高齢化が進んでいる。4年前の紀伊半島豪雨災害では大規模な土砂崩れが起こり、民家が全半壊したほか集落では浸水被害も発生。北股地区の住民らは2年10カ月あまりの避難生活を強いられた。

 観光局長を務める津田晃さん(57)は、「大阪で行ったアンケートでは、95%の人が野迫川村のことを知らなかった」とし、「世界遺産や自然、歴史というせっかくの観光素材をPRできないかという思いがあった」と、観光局設立への思いを話す。

 津田さんが理事長を務める地元NPO法人「結の森倶楽部」のほか、地元のホテルのせ川、民宿かわらび荘、さらに津田さんが情報交換していた奈良NPOセンター(奈良市)、県内の地域活性化に取り組む一般社団法人「大和ブランド推進協議会」も趣旨に賛同。7月、観光局設立にこぎつけた。観光パンフレットを作って関西国際空港で開かれたイベントで配布したり、フェイスブックを通じた情報発信も進めている。

「あまご祭り」が開かれている川原樋川

「あまご祭り」が開かれている川原樋川

 10月31日まで、「川魚の女王」といわれるアマゴを養殖している村内の大股漁業生産組合と村漁業協同組合と共催し、川原樋川でアマゴをルアーフィッシングとフライフィッシングでも楽しめる「あまご祭り」を開催中。今月19、20日はインストラクターによるルアーフィッシング講習会なども行われる「あまごつり大会」も開く。津田さんは「より多くの方に野迫川に来ていただけるようにしたい」と話している。
あまご祭りについての問い合わせは、民宿かわらび荘(電0747・38・0157)。民宿かわらび荘のホームページはhttp://kawarabi.info/

野迫川村役場のホームページはhttp://www.vill.nosegawa.nara.jp/

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暴力行為は過去最低ですが・・・中学生の不登校1143人 児童生徒調査

 県教委は、平成26年度の児童生徒の問題行動調査結果を公表した。国公私立の小中高で発生した暴力行為は、児童千人当たり2・4件(全国平均4件)で、現行調査が始まった平成18年度以降で最も少なかった。また、千人当たりの不登校生徒数は13・7人(同12・1人)で、昨年から0・6ポイント改善したが、全国平均を上回った。

 不登校生徒数は、県内の公立小学校で343人だったが、中学校では1143人に上った。学年別では、小1では14人にとどまったが、学年が上がるごとに増加。中1では289人、中2、中3はいずれも427人と増えていた。

 不登校のきっかけは、小学生では「不安など情緒的混乱」が最多で34・1%、中学生では「無気力」が31・8%で、学校や家庭などの環境要因ではなく、いずれも「本人の事情」が原因だった。

 一方、高校の千人当たりの不登校生徒数は前年比0・8ポイント減の10・7人(同15・9人)で、減少傾向を維持。公立高校の学年別では1年が109人で最も多く、2年は53人、3年で55人だった。不登校のきっかけは、「不安など情緒的混乱」が27・8%で最も高く、次いで「進路にかかる不安」が16・7%だった。

 また、県立高校の中途退学者数は前年より58人少ない272人。学年別の割合では1年が67・3%、2年が25%、3年が7・7%だった。

 県教委は市町村とは別に独自にスクールカウンセラーを設置するなど、生徒のケアを進めており、「個別の事案を検証することで、不登校の減少に向けて取り組みたい」としている。

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奈良市観光大使に〝食いしん坊〟辰巳琢郎さん 食文化PRを

 奈良市は17日、市内の観光資源を広く発信してもらおうと、俳優の辰巳琢郎さん(57)を同市の観光大使に委嘱した。近く、辰巳さんがプロデュースしたスパークリングワインを市のふるさと納税の返礼品に追加予定といい、奈良の食の魅力PRが期待されている。

食のPRへの思いを語る辰巳さん

食のPRへの思いを語る辰巳さん

 辰巳さんは大阪市出身。食通、ワイン通として知られ、日本ソムリエ協会名誉ソムリエの称号を持つ。地域おこしにも関心が強く、平成23年からは観光庁アドバイザーも務める。

 この日、市役所で開かれた委嘱式で、仲川げん市長が委嘱状と観光大使の肩書が入った名刺を手渡し、「食に明るい文化人といえば辰巳さん。奈良の食文化の底力をPRしてほしい」と期待を寄せた。辰巳さんは5月に所属事務所の社員旅行で奈良市を訪れた際、歴史と食の魅力に改めて触れたといい、「奈良は来れば来るほど好きになるまち。京都よりも古い歴史を持つ奈良をアピールしていきたい」と話した。

辰巳さん③

 辰巳さんがプロデュースしたスパークリングワイン「今様」が、市のふるさと納税の返礼品に11月中旬にも追加されることも決定。岩手県産山ぶどうと山梨県産の甲州種を混ぜ、酸味が利いた辛口といい、辰巳さんは「しっかり冷やして飲んで」と話していた。

観光大使に委嘱された辰巳さん

観光大使に委嘱された辰巳さん

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飛鳥・藤原の昔の姿残そう、古い写真捜索中 寄付も募る

 飛鳥・藤原地域の風景を後世に残そうと、県は昭和45年以前にこの地域で撮られた写真を全国から募集している。集まった写真を活用する事業を実施するための資金を、クラウドファンディングで募集。目標額は100万円で、集まった写真は保存のうえ観光PRや地域学習、研究資料として活用するほか、展示会も予定している。

昭和47年に撮影された高松塚古墳(県提供)

昭和47年に撮影された高松塚古墳(県提供)

 カメラが一般家庭に普及する前に撮られた貴重な写真を保存しようと、県文化財保存課が企画。かつての史跡周辺の景色を保存して整備や補修の参考にするとともに、観光PRなどに活用するのが目的だ。集まった写真は専門家が吟味して選抜、来年3月に開く展示会に並べる予定という。

 クラウドファンディングは、インターネット上で不特定多数から寄付を募る仕組み。寄付は500円から可能で、3千円で現在と過去の飛鳥・藤原地域の写真をセットにした「パソコン用壁紙」を贈呈。5千円以上なら展示会への招待やポストカードなどをプレゼントし、1万円以上の寄付には展示会の写真集が贈られる。5万円以上には、文化財専門職員とめぐる歴史ツアーがプレゼントされる。

昭和38年の発掘調査中の伝飛鳥板蓋宮跡(県提供)

昭和38年の発掘調査中の伝飛鳥板蓋宮跡(県提供)

 寄付の募集は9月30日までで17日現在、9人から24万6千円が集まっている。寄付の詳細は専用ページ(http://japangiving.jp/p/2741)で確認できる。問い合わせは県文化財保存課(電0742・27・9864)。

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イラスト御朱印も ぼさつの寺めぐりで般若寺、福智院、不空院、白毫寺 

 鎌倉時代の高僧で真言律宗を中興した叡尊(えいそん)上人(1201~90)ゆかりの古刹である奈良市の般若寺、福智院、不空院、白毫寺の4寺が9月から、新たに「南都真言律宗ぼさつの寺めぐり」と題した参拝ルートを提案。各寺ごとのイラスト入りの御朱印紙を授与している。

白毫寺「閻魔王」

白毫寺「閻魔王」

般若寺「木造文殊菩薩騎獅像」

般若寺「木造文殊菩薩騎獅像」

不空院「弁財天女」

不空院「弁財天女」

福智院「勝軍地蔵」

福智院「勝軍地蔵」

  現在の大和郡山市白土町で生まれたとされる叡尊上人は、西大寺のほか海龍王寺、法華寺、般若寺などを再興。戒律の復興や道路整備などにも尽力したほか、ハンセン病患者のための病院を建設し、救済活動にも取り組んだとされる。

 叡尊上人の教えに触れてもらおうと、市内の名所も紹介した般若寺から白毫寺まで(約4・8キロ)の地図も作成。裏面には各寺院の紹介を日本語と英語で掲載した。

 御朱印紙のイラストを手がけたのは、奈良市の漫画家、西村友宏さん。般若寺には本尊の「木造文殊菩薩騎獅(もくぞうもんじゅぼさつきし)像」(重文)の足下の獅子を、福智院は「勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)」、不空院は「弁財天女」、白毫寺は「閻魔(えんま)王」が描かれている。

 イラスト入りの御朱印紙は、各寺で志納料500円を納めると授与される。今後、市内の同宗派の寺の参拝ルートを追加する予定という。

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関西広域連合加入へ関連議案提出 県議会始まる

 県議会の9月定例会が17日開会し、県は総額83億8200万円の今年度一般会計補正予算案や関西広域連合に加入するための規約案など16議案を提案した。25、28日に代表質問、29日に代表質問と一般質問、30日に一般質問を予定している。会期は10月9日まで。

 広域連合の現在の構成は、近畿2府3県と鳥取、徳島両県に加え、京都、大阪、堺、神戸の4政令指定都市。奈良県は広域連合が担う事務7分野のうち、防災と観光・文化振興の2分野のみ加入する。

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議員定数削減は継続審査に 大和郡山市議会

 大和郡山市議会は17日、本会議を開き、総額約2629万円の一般会計補正予算案など計10議案を可決し、9月定例会を閉会した。

 6月定例会で議員提案され審議が続いていた、議員定数を4減の18にする条例改正案について、議会改革特別委員会(尾口五三委員長)は「他の市議会の状況も踏まえ、さらなる協議が必要」とし、継続審査となった。

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求む健脚 観光ボランティアガイドの会が新会員募集

 奈良市内で観光客や修学旅行生らの案内をしているNPO法人「なら・観光ボランティアガイドの会」は、新入会希望者向けの説明会を25日午後1時半から、奈良市上三条町の中部公民館で開く。

 同会は平成18年に設立。観光客の要望に沿った案内のほか、平城宮跡や東大寺など定点でのガイドも展開している。

 募集は15人。入会の要件として、5、6キロの徒歩案内ができる▽ガイド養成講座(10月~来年3月まで15回)に8割以上参加できる▽受講後にガイドで活動する-が挙げられている。説明会への参加は無料。問い合わせは同会(電0742・27・9889)。

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親子で生け花に挑戦 県華道会が参加者募集

 県華道会は10月10、11の両日の午前11時から、奈良市登大路町の県文化会館で、「親子いけばな体験教室」を開催する。参加者を募集している。定員は両日とも小学生の親子15組。

 文化会館で10月9~12日まで開催される第65回県華道展覧会に合わせ、親子で生け花にふれてもらおうと企画した。

 応募は9月30日までに往復はがきで。郵便番号、住所、参加児童の氏名、学年、電話番号、希望日を記入し、〒636-0003 王寺町久度3の12の22 県華道会事務局 吉村晴芳山さんへ。先着順。問い合わせは、吉村さん(電0745・73・7448)。

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「夢と希望の町づくりに取り組む」 植村・高取町長、3選出馬表明

 高取町長の植村家忠氏(72)は17日、任期満了に伴い来春予定されている高取町長選に3選をめざし無所属で立候補することを表明した。同町長選への立候補表明は植村氏が初めて。

植村家忠氏

植村家忠氏

 植村氏は同町出身で、日本大卒。県議などを経て、平成20年の町長選に初当選し、現在2期目。

 植村氏は、今後の課題として、近鉄吉野線壺阪山駅前の整備や、町南部の「健幸の森」周辺への先端医療施設の誘致、与楽古墳群の史跡公園としての整備などをあげ、「3期目はこれまでの2期8年間の集大成にしたい。本当の町の基盤整備を実現し、夢と希望が持てる町づくり、バランスのとれた町の発展に取り組んでいきたい」と語った。

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有名シェフが腕振るう「食で旅する奈良」 18日からフードフェス

 奈良の食材を使った有名シェフらによる料理などが楽しめる県内最大級のグルメイベント「奈良フードフェスティバル2015 シェフェスタ」が9月18日から10日間、奈良市の奈良公園で開かれる。秋空のもと、シェフや県内の人気店によるえりすぐりの〝奈良の味〟が堪能できる。

奈良フードフェスティバルの料理④

 地域活性化を目指す地元企業などでつくる実行委員会が主催。県産食材のPRやシェフと生産者の交流を目的に始まり、今年で7年目を迎える。昨年は奈良公園と馬見丘陵公園(河合町)の2会場で実施し、約22万6千人が訪れたという。

 今年のテーマは、「食で旅する奈良」。県内各地域で生産された食材の料理を食べて、奈良を旅行したような気持ちになってもらうのが狙い。担当者は「県の南部東部にはおいしい魅力的な食材がいっぱいある。食べた後は、ぜひ実際にその土地に足を運んでみてほしい」と話している。

 会場には県内のほか、東京や大阪、兵庫の有名店のシェフも、大型のキッチンカーでそれぞれ奈良の食材を使った自慢の一品を提供する「シェフズキッチン」が登場。日替わりのスペシャルメニューを楽しめる。

昨年の調理の様子

昨年の調理の様子

 このほか、焼きたてのピザを提供する「青空ピッツァ」や、県内のレストランが日替わりでパスタやランチプレート、弁当を用意する「青空キッチン」なども。26、27日の午前10時~11時には、子供向けに無料のピッツァ作りの体験も行われる。

 「奈良フードフェスティバル」は馬見丘陵公園でも10月3日から16日間、開催される予定。実行委は「地元の人や県外の人に奈良食材の魅力を味わってもらい、地域を盛り上げたい」としている。イベントに関する詳しい問い合わせは、実行委員会(電0743・71・7710)。

奈良フードフェスティバルの料理③ 奈良フードフェスティバルの料理②

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事故件数、死者増 若者へアピールも 21日から交通安全運動

 秋の交通安全県民運動が21日から行われる。30日まで。今回のスローガンは「交通事故のない やすらぎの 大和路づくり」で、交通ルールの順守と交通マナーの実践を呼び掛ける。

乗用車が大破した事故現場=8月27日午前4時39分、明日香村

乗用車が大破し、若者が亡くなった事故現場=8月27日午前4時39分、明日香村

 県や関係機関が協力して実施。「子供と高齢者の交通事故防止」を運動の基本に据え、夕暮れ時と夜間の歩行中、自転車に乗っているときの交通事故防止▽すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶▽正しい横断と横断中の歩行者の保護―に重点を置き、啓発活動を展開する。

 県によると今年1~6月の間、交通事故は2585件発生し、前年同期と比べて20件増えた。死亡者は24人で同2人増、けが人は3258人で同8人減だった。うち、15歳以下の子供の交通事故は136件で同23件増、65歳以上の高齢者の交通事故も807件で同17件増えている。

 県内では8月末、明日香村の村道で19歳の男女5人が乗った乗用車が橋の欄干付近に衝突、全員が車外に投げ出されて死亡する事故があった。担当者は「若者への交通啓発もさらに積極化していきたい」とし、「夕暮れ時や夜間の外出は、明るい目立つ色の服装や反射材を着用するなど、事故防止の取り組みに努めてほしい」と話している。

 県安全・安心まちづくり推進課では運動期間中、交通安全の啓発用ビデオやDVDを無料で貸し出している。詳しくは同課(電0742・27・8730)。

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未来の写真家をたたえる 奈良写真フェスタワークショップ表彰

 奈良から世界にはばたく若手写真家を育成しようと行われたワークショップ「米国写真家と一緒に撮る奈良の1日」(奈良写真フェスタ実行委員会主催)の表彰式が入江泰吉記念奈良市写真美術館で行われ、奈良市立飛鳥小5年の奥田みなみさん(11)と東大寺学園高校1年の堀蓮太郎さん(16)が、小学館賞に選ばれた。

奥田みなみさん

奥田みなみさん

堀蓮太郎さん

堀蓮太郎さん

 ワークショップは7~8月に行われ、米国の写真家、テリ・ワイフェンバックさん(58)が小中高校生に写真撮影を指導。受賞した奥田さんは「奈良の魅力を写そうと思った。うれしいです」、堀さんは「将来プロになりたいので、いいステップになったと思います」と話した。

 表彰式に先立ち、実行委員長で写真家のNAOKIさん(65)とモデルの三浦りさ子さん(47)によるトークショーも開かれ、NAOKIさんは「若い人には写真を通してもっと奈良の魅力を知ってほしい」などと話した。

 同館ではテリさんとNAOKIさんが奈良で撮影した作品を展示する「NW展 奈良から世界へ」を来月4日まで開催。ワークショップの参加者らが撮影した作品約40点も並んでいる。
開館は午前9時半~午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館(今月21日は開館)。入館料は一般500円、高校、大学生200円(高校生以下は土曜日無料)、小中学生100円。問い合わせは同館(電0742・22・9811)。

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大和郡山の昭和工業団地が大幅上昇、西名阪道ICで利便 基準地価

 県は16日、7月1日時点の県内268地点の基準地価を公表した。4地点ある工業地の平均変動率は1・0%(昨年0・8%)で全国6位、2年連続の上昇となった。林地を除く全用途地の平均変動率はマイナス0・6%(同マイナス0・7%)で、下落基調は続いているものの下落幅は縮小した。大阪のベッドタウンとして住宅需要は好調で、住宅地全体の平均変動率は全国14位だった。

 工業地は2地点で上昇、1地点で横ばい、1地点で下落した。西都不動産研究所(生駒市)の竹村牧所長は「昨年に引き続き、円安による工場の国内回帰の傾向と、震災リスクが低い内陸部の工業団地への需要が高まっている」と分析する。

 中でも、昭和工業団地(大和郡山市)の平均変動率は4・7%(同4・9%)と大きく上昇。西名阪自動車道の大和まほろばスマートICの全面開通により利便性が向上したことが昨年同様、大きな要因となっている。

 一方、住宅地の平均変動率は全体でマイナス0・7%(同マイナス0・8%)。昨年と同地点の206地点のうち、32地点で上昇、33地点で横ばい、141地点で下落となった。

 市区町村別で平均変動率が上昇したのは生駒市(1・1%)、奈良市(0・6%)、斑鳩町(0・6%)、香芝市(0・2%)の4市町。利便性、環境が良好な住宅地が人気を集め、特に生駒市と斑鳩町では上昇率が拡大している。

 また、商業地全体の平均変動率はマイナス0・1%(同マイナス0・4%)と7年連続の下落となったが、下落率は縮小。昨年と同地点の43地点のうち、18地点で上昇、7地点で横ばい、18地点で下落となった。近鉄奈良駅周辺の商業地は外国人観光客の増加により、県内商業地で最高の平均変動率(5・1%)となった。

 【基準地価とは】国土利用計画法に基づき、都道府県知事があらかじめ選定した基準地について、不動産鑑定士の鑑定評価からはじき出された7月1日時点の土地価格。地価の基準としては、このほか、地価公示法に基づいて、公共用地取得基準となる「公示地価」(1月1日時点)、相続税や贈与税の算定基準となる「路線価」(1月1日時点)がある。

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窓口で詐欺ストップ! JAならけん職員が〝極意〟学ぶ

 特殊詐欺の被害防止に取り組んでもらおうと、県警が金融機関の窓口業務担当者を対象とした研修会を県社会教育センター(葛城市)で開催。JAならけんの職員約60人が参加した。

顧客にふんした警察官を相手に、窓口担当職員が対応を訓練した

顧客にふんした警察官を相手に、窓口担当職員が対応を訓練した

 県警によると、今年1~8月末までの特殊詐欺の被害件数は53件で、前年同期より10件増加。被害金額は約2億8千万円(同1億1千万円増)に上っているという。

 15日に行われた研修会では、金融機関職員の積極的な「声かけ」で被害を防いだ実例を、対応のポイントとあわせて紹介。県警生活安全企画課の警察官が、特殊詐欺犯の電話を受けて預金を解約しようとする顧客にふんし、参加した職員らが対応する訓練などを行った。

 県警生活安全企画課犯罪抑止対策室の吉田晃見(てるみ)室長補佐は、「窓口職員のみなさんは被害防止の最後のとりで。窓口での声かけや、警察との連携も深めて1件でも被害を減らしてほしい」と強調。参加したJAならけん三輪支店の寺脇沙知さん(27)は、「詐欺の電話を受けたお客さまとよく話せば、疑問点が出てくるのだと分かった。研修で学んだことを実際の業務でも生かしたい」と話していた。

顧客にふんした警察官を相手に、窓口担当職員が対応を訓練した

顧客にふんした警察官を相手に、窓口担当職員が対応を訓練した

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女性の支援今後も 国際ソロプチミスト奈良新役員、支局訪問

 女性で構成する社会奉仕団体「国際ソロプチミスト奈良」の新役員が決まり、森川恵子新会長ら4人が産経新聞奈良支局を訪れた。

国際ソロプチミスト奈良の新役員

国際ソロプチミスト奈良の新役員

 創立43年を迎える同会は、奈良教育大ウインドアンサンブルや帝塚山大茶道部、県立西の京高校地域創生コースなどの活動を支援しているほか、親を亡くすなどした女子学生への奨学金事業を展開している。

 森川新会長は「諸先輩の支えでこれまで活動してきた。今期は継続している事業を続けながら、会員相互の親睦を深める活動をしたい」と抱負を述べた。

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大型連休は奈良公園で「星空上映会」 20~22日

 屋外で夕涼みを楽しみながら映画を鑑賞する「星空上映会」が20~22日、奈良公園(奈良市)の春日野園地で開かれる。来年9月に開幕する「第4回なら国際映画祭」をPRしようと、同映画祭実行委が初めて企画。幅広い世代が楽しめる国際色豊かな3作品と、多彩なイベントを予定している。

会場となる春日野園地で上映会をPRするレイノルズさん

会場となる春日野園地で上映会をPRするレイノルズさん

 会場には縦4メートル、横8メートルのスクリーンを設置。最大千人が芝生に腰を下ろすなどして鑑賞できる。

 20日は劇場アニメ「銀河鉄道999」を上映。上映前に原作者、松本零士さんが制作秘話を語るトークショーや、地元吹奏楽団による劇中曲の演奏もある。(プレイガイドでの前売り券は完売)

 21日はインドのコメディー映画「デリーに行こう!」。インドの古典舞踊に現代風の要素を加えた「ボリウッドダンス」の体験イベントも行われる。

 22日は、オペラ歌手を目指す男性の挫折と栄光を描いた英国映画「ワンチャンス」。昨年、ダンスの全国大会で準優勝した奈良市立一条高校ダンス部が、パフォーマンスを披露する。

 会場周辺には、県内のカフェや雑貨店など約30店が出店する縁日コーナーも設置。実行委員長のレイノルズあいさん(41)は「イベントを通じてなら国際映画祭のことを知ってもらえたら」と話している。

 各日とも午後4時開場で、上映は午後6時半頃から。小雨決行。チケットは中学生以上千円(当日1500円)、小学生以下500円(同700円)。

 上映会の資金は、不特定多数から募る「クラウドファンディング」で集めており、返礼品として特別鑑賞券や河瀬直美さんの直筆サインTシャツなどを用意している。問い合わせは同実行委(電0742・95・5780)。

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【まちの近代化遺産】明治の和風〝迎賓館〟 菊水楼

 明治24年に創業し、奈良の和風迎賓館として政財界や文化人に親しまれてきた老舗料亭「菊水楼」(奈良市)。明治維新以降の「廃仏毀釈」で撤去された寺院の古材や良質な木材を取り入れ、今では再現が難しいといわれるほど意匠を凝らした建物が特徴的だ。正門に一歩足を踏み入れると、120年以上守られ、受け継がれてきた建物の風格や美しさが感じられる。

重厚な造りが「和風迎賓館」の趣を感じさせる菊水楼本館

重厚な造りが「和風迎賓館」の趣を感じさせる菊水楼本館

 「修理改修はしてきているが、基本的には明治期のまま。良質な材質で、少々の揺れや雨風には耐えてきました。年代を経ることに味わいが増しています」

 伊東肇総支配人(74)はこうほほえむ。開業当時からある正門をくぐると、正面に建つのが明治34年に建築された本館だ。木造3階建ての重厚な入り母屋造り。3階には広々とした110畳の大広間があり、会食や宴会、行事に使われてきた。

 明治24年に建てられた旧本館も木造2階建ての入り母屋造りで、和風建築の意匠が至るところに見られる。2階には四方に高欄が設けられ、ガラス戸が備え付けられている。部屋には寺の塔頭に用いられていた豪華な部材が転用されているほか、菊の紋を大きくあしらった手すりも見ものだ。

 菊水楼は、明治期には「菊水ホテル」と名乗っていた時期もあり、外国人向けにベッドが置けるよう和洋折衷の部屋もあったという。寺院の古木を使った趣向を凝らした飾りや絵画、古美術品なども並べられ、丸窓や花の形をした窓などさまざまな形の窓があるのも魅力的だ。部屋の内装からは、当時の奈良における高級旅館、和風迎賓館としての姿が脈々と伝わってくる。

 これまでに皇族の方をはじめ、多くの政財界や文化人をもてなしてきた菊水楼は、近代日本を代表する和風建築として愛され、守られてきた。今は料亭やレストランとして広く親しまれているほか、約2年ほど前からは結婚披露宴にも対応できるように改装。歴史と伝統を感じさせる建物は、「新たな門出を祝うのにふさわしい」と人気を集めているという。来年の予約はすでに200組程度あるといい、「こんなに申し込みがあるとは驚きました」と伊東さん。

 館内を歩くと、漂う古き良き時代の空気に時間が止まったかのような感覚に陥る。伊東さんは「古いものには伝統と歴史、そして新しい発見もある。ぜひ1度、この空気を感じてほしい」と話している。(有川真理)

ひとくちメモ

 明治期の趣をそのまま残す菊水楼(奈良市高畑町1130)は、国の登録有形文化財にも指定されている。現在は料亭▽和風レストラン、和風宴会▽洋食レストラン、洋食宴会▽結婚式-を運営。それぞれのレストランでは、季節の旬の食材を生かした料理が気軽に楽しめる。問い合わせは菊水楼(電0742・23・2001)。

建物内にもあちらこちらに独特の意匠が見られる

建物内にもあちらこちらに独特の意匠が見られる

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すっきり、しっかり 「奈良のひや酒」19日発売 共通ブランド第5弾

 奈良の地酒を普及する活動をしている「奈良のお酒を推進する実行委員会」は、県内屈指の酒蔵自慢の清酒を共通ブランドで販売する第5弾として、「奈良のひや酒」6種を9月19日に発売する。今回は、ビンの色をグリーンで統一し、さわやかなイメージを演出。「すっきり、しっかり」の味わいといい、「初秋以降にも冷や酒を楽しんでほしい」としている。

 奈良のひや酒2

 共通ブランドの取り組みは2年目で、今年5月に発売した「奈良の夏冷酒」は計約8千本を売り上げた。秋の発売は昨年の「奈良のひやあがり酒」に続く企画。前回は消費者などから「ひやあがり」という言葉がわかりにくいといった声があり、冷酒でも楽しめる熟成された清酒として名称を「ひや酒」とした。

 いずれも原料米は県産米。夏冷酒とは違うすっきりとした飲み口でありながら、しっかりとした味わいが醸し出されている。

 容量は500ミリリットルで、1本税別980円。6種で計5500本を販売する予定で、県内の酒販店などで購入できる。実行委員長を務める酒類卸売会社「泉屋」(奈良市)の今西栄策社長は「それぞれの酒蔵の個性もあり、飲み比べも楽しんでほしい」と話している。問い合わせは泉屋(電0742・26・1234)。

 今回の参加酒蔵と銘柄、原料米は次の通り。

 今西清兵衛商店「春鹿」=純米酒(ひのひかり)

 奈良豊澤酒造「豊祝」=純米吟醸酒(露葉風)

 八木酒造「升平」=純米吟醸酒(露葉風)

 梅乃宿酒造「梅乃宿」=純米吟醸酒(ひのひかり)

 今西酒造「三諸杉」=辛口純米酒(露葉風)

 北村酒造「猩々」=純米吟醸酒(きぬひかり)

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奈良のひや酒

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棚田を守るユニークかかし50体 明日香村の「案山子ロード」

 明日香村稲渕の農道沿いに手作り案山子(かかし)が並ぶ恒例の「案山子ロード」が今年も登場し、観光客やアマチュアカメラマンらが訪れている。案山子は11月中旬まで展示され、今月20日には「案山子コンテスト」が開催される。

稲渕太郎

稲渕太郎

 稲渕地区は美しい棚田の景観で知られる。案山子ロードは、棚田を守る活動に取り組んでいるNPO法人「明日香の未来を創る会」が毎年開催しており、今年で20回目。農道沿いに置かれた案山子は約50体で、「田んぼで働く人」をテーマに近隣住民や棚田のオーナーらがつくった。

 高さ約6メートルのジャンボ案山子「稲渕太郎」や脱穀作業の家族を表現した「脱穀風景」、水車を回す「夏の田んぼで働く少女」、井戸での水くみを表した「井戸の唄」などのほか、ヒト以外をモチーフにした「アリの収穫祭」や「働くタコさん」などユニークな作品も。

 毎年撮影に訪れているという桜井市のアマチュアカメラマン、野口文男さん(67)は「どの作品もアイデアを絞ってつくられ、力作ぞろいです」と話していた。「案山子コンテスト」は、訪れた人が気に入った作品3点を選び投票する。投票の受け付けは20日午前中。問い合わせは村地域振興公社(電0744・54・4577)。

◇ユニークな案山子たち

夏の田んぼで働く少女

夏の田んぼで働く少女

井戸の唄

井戸の唄

脱穀風景

脱穀風景

働くタコさん

働くタコさん

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住んでいる土地は大丈夫か 県が大規模盛土造成地マップ公表

 県は谷や傾斜地に大規模な盛り土をして建設された土地を示す「大規模盛土造成地マップ」を作成、公表を始めた。県のホームページで閲覧できるほか、独自に調査予定の奈良市を除く38市町村の窓口、県土木事務所でも公開している。

 県は19年度と26年度に調査を実施。昭和22年ごろの古い地形図と現在の地形図を比較する方法で調べた結果、県内31市町村で計561カ所(約2500ヘクタール)の大規模盛土造成地を抽出した。生駒市が131カ所で最も多く、香芝市45カ所、宇陀市44カ所、平群町39カ所と続いた。大阪のベッドタウンとして大規模に開発された宅地に多いとみられる。

 平成7年の阪神淡路大震災や16年の新潟県中越地震では、高い地下水位や軟らかい地盤のある古い盛土造成地で土砂崩落が発生。これを受け国土交通省では19年、各自治体に大規模な盛土造成地の把握や公表、危険地点の調査を求めてきた。

 しかし、各自治体ではハザードマップ(災害予測地図)として扱われることへの懸念から公表を見送るところが多く、県によると今年7月時点での公表率は3割ほど。県も19年度にいったん調査を実施したものの公表は見送っていた。

 今回、公表を決めた理由について県建築課は、「南海トラフ巨大地震など県内で想定される大地震に備え、住んでいる場所に関心を持ってもらい、防災意識を高めてほしい」と説明。日ごろから自宅の宅地で亀裂や水のしみ出しがないか点検し、異常がある場合は補修や補強をするよう呼び掛ける。

 県は今後、561カ所のうち、土砂崩落や地滑りが起こる可能性があり、より詳細な調査が必要な場所を市町村と調整しながら決定。2次調査として地質や地下水調査などを実施し、危険性の高い場所では造成宅地防災区域の指定や崩落防止工事を実施する。

キーワード大規模盛土造成地

 大地震の際に大きな被害が生じる可能性のある盛土造成地について、国は過去の被害事例から、2つのタイプに定義している。
1つは「谷埋め型」で、盛り土の面積が3千平方メートル以上で谷を埋め立てた造成地。もう1つは「腹付け型」(同)で、20度以上の急な斜面に5メートル以上の盛り土をした宅地となっている。

【確認用】C谷埋め型と腹付け型

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 マップは県建築課のホームページ(http://www.pref.nara.jp/1686.htm)で閲覧可能。県内の土木事務所や市町村の窓口にも順次、マップを含むリーフレットを配る。詳しくは県建築課(電0742・27・7573)。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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