【訃報】山下力・元県議会議長の母 山下雪さん
山下雪(やました・ゆき=山下力・元県議会議長の母)25日、老衰のため死去、98歳。通夜は27日午後7時、葬儀・告別式は28日午前11時、田原本町千代585の1、ベルコシティホール田原本で。喪主は次男、力(つとむ)氏。
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【高校野球】軟式 天理が奈良育英を破る 秋季近畿大会県予選
秋季近畿地区高校軟式野球大会県予選は26日、橿原市の橿原運動公園軟式野球場で1回戦1試合が行われ、天理が8-0で奈良育英を破った。
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【高校野球】智弁と平城がベスト4、昨秋の覇者・天理敗退 秋季近畿大会県予選
秋季近畿地区高校野球大会県予選は26日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで準々決勝2試合が行われ、智弁と平城がそれぞれ準決勝に勝ち進んだ。昨年の秋季大会の優勝校・天理はここで敗退となった。
結果は次の通り。
【準々決勝】智弁学園9-2関西中央(七回コールド)▽平城5-3天理
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ランランリレーマラソン参加チーム募集、走る男・森脇健児さんのトークショーも
長距離コースをチームでたすきをつないで完走を目指す「奈良RUN×2(ランラン)リレーマラソン」11月29日、橿原市の県立橿原公苑特設コースで開かれる。10月末まで参加チームと、大会運営のボランティアを募集している。
県スポーツ振興課が主催し、今回で3回目。紅葉に彩られた自然を楽しみながら、家族や友人らと参加して楽しめるイベントで、毎回千人以上の参加者でにぎわっている。
コースは「20キロの部」と、フルマラソンと同じ「42・195キロの部」があり、それぞれ1チーム4~15人でたすきをつなぐ。対は、小学生以上でグラウンド1周(1・5キロ)以上を走ることができる人。伴走も可能。
会場ではタレントの森脇健児さんのトークショーが行われるほか、会場周辺では「グルメ屋台」や「新鮮朝市」などのイベントも実施される。
参加料は1人1200円。申し込みは大会専用公式ホームページ(http://www.e-marathon.jp/nararunrun/)などで受け付けている。問い合わせは県スポーツ振興課(電0742・27・9863)。
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ほっとする懐かしさ満載、季刊誌「ならめがね」創刊 奈良の深掘りの一冊
ゆったりとした奈良の空気を感じてもらおうと県内の魅力や観光情報を発信する季刊誌「ならめがね」が創刊された。都会に暮らす人だけでなく、地元の人にも奈良をもっと知ってもらおうと、編集プロダクション「EditZ(エデッツ)」(奈良市)が製作。奈良市在住の編集長、松原雄一さん(45)は「歴史や文化はもちろん、おいしい食べ物やかわいいものなど奈良の深みのある魅力を届けたい」と話している。
タイトルの「ならめがね」には、「奈良がよく見えるツール」という意味を込めた。「ほっとする懐かしさ」や「古き良き和の心」が編集コンセプトで、「奈良を通して、身近な古き良き日本を見つめ直してもらえれば」と松原さん。同じく奈良市に住む副編集長の白崎友美さん(35)も「奈良に住んでいても知らなかった、おもしろい情報がたくさんある。地元の人も楽しめて興味をもってもらえる内容がいっぱいです」とPRする。
創刊号はA4より少し幅が広い形で、写真をふんだんに使ったオールカラーの約100ページ。メーンの特集では「一段高みの奈良町見物」と題して、古都・奈良の人力車にスポットをあてた。
日常の光景も、人力車に乗って目線が2メートルほど高くなると、新しい世界が広がる。誌面では45分間のコースで奈良町や奈良公園、寺院などのスポットと、車夫による説明も紹介。実際に人力車に乗って町を回っている雰囲気に浸れる。
このほか、仏像をキャラクターにしたファイルやはんこ、ブックカバーなど〝文具好き〟がときめくアイテムが盛りだくさんな美術館や博物館のオリジナル文具も紹介。かまどで炊いたご飯のお店、親子3代で愛され続けている地元のお菓子店、暮らしの中に取り入れる陶器の特集もある。
松原さんは「奈良には都会の人が憧れるさまざまないいところがある。雑誌を通して、愛着や誇りを感じてほしい」と話している。創刊号は千円(税別)で1万部を発行。年4回、3、6、9、12月の10日に発行する。詳しくはEditZ(エデッツ)(電0742・81・8641)。ホームページは(http://editz.co.jp/)。
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体幹鍛える、〝駅チカ〟でフリークライミング 奈良市内で初
奈良市内に9月、初のボルダリングジム「ノボリコ」がオープンした。JR奈良駅から徒歩5分、近鉄新大宮駅から同6分と利便性は抜群。県内では大和郡山市と橿原市、香芝市にクライミングジムがあるが、いずれも最寄り駅からは距離があり、初の〝駅チカ〟が登場した。
ボルダリングは道具を使わずに岩壁を登るフリークライミングの1種で、ロープなどでの確保が不要な高さを登る。室内ジムでは傾斜を付けた人口壁に突起物「ホールド」を配置し、設定されたさまざまな課題(ルート)に挑む。どのようなムーブ(動き)で登るかを考えるパズル的要素やバランス、体幹が鍛えられるスポーツとして、近年人気が高まっている。
奈良市三条添川町にオープンした「ノボリコ」は、製綿工場跡を改装。約4メートルの天井高を生かし、初心者向けの垂直壁や緩い傾斜壁のほか、中上級者向けの135度の壁、出張った抱きかかえ型の形状壁もある。シャワー室(300円)もあり、足のみの利用なら無料だ。
店長の中野哲弥さん(44)は6年前にボルダリングを始め、その魅力に取りつかれて今年3月、勤務先を退職。通っていた大阪のジム関係者の協力を得て、「ノボリコ」を立ち上げた。
クライミングジムには英語の店名が多いが、「子供や女性にも分かりやすく、親しみやすいジムに」と「登る」と「子」をかけて「ノボリコ」と命名。現在、約90の課題が設置されており、初心者から中上級者まで幅広く楽しめる。
「奈良市内で駅から歩いていける場所なので、たくさんの人にボルダリングの面白さを知ってほしい」と中野さん。営業時間は、平日午後2~11時、土日祝日は正午~午後11時。第2・4火曜休み(祝日の場合は翌日)。レンタルシューズ、チョークあり。問い合わせは「ノボリコ」(電0742・31・5789)。ノボリコのホームページは(http://www.noboriko.jp/)。
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中秋の名月 大神神社で27日「観月祭」
「中秋の名月」の27日、桜井市の大神神社で観月祭が営まれる。
日没後、境内にある約千基の燈籠などに灯りがともされ、午後6時半から祈祷殿前の特設舞台で祭典が始まる。月見にちなんで、ススキや月見団子が供えられ、宮司による祝詞奏上のあと、巫女による神楽「磯城の舞」と「奇魂(くしみたま)の舞」、神職による舞楽「蘭陵王(らんりょうおう)」が奉納される。
天候がよければ中秋の名月を眺めながら幻想的な雰囲気の中、祭典を楽しむことができる。祭典に先立ち、「観月句会」や「観月野点席」なども開催される。問い合わせは大神神社(電0744・42・6633)。
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【奈良正論】「中国の台頭に備えよ」 宮家邦彦氏、シーレーンの守り重要性強調
奈良「正論」懇話会の第62回講演会が25日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹の宮家邦彦氏が「戦後70年の日本外交」をテーマに講演し、「冷戦時代に働いていた抑止機能はもうない。これからは中国の台頭に備えなければならない」と主張した。
宮家氏は「中国の海洋戦略の前に立ちはだかるのが日米同盟だ」とし、「日本は現状のシーレーン(海上交通路)をなんとしても守らなければならない」と強調。「憲法9条があるから平和が守られているというのは『夢みる夢子』の空想的平和主義だ」と断じた。
成立した安保関連法については「米国のみならず、オーストラリアなど海洋国家とのつながりを深め、抑止を働かせるものだ」と評価。尖閣諸島をめぐっては中国と「我慢比べとなる」と指摘し、海上保安庁の強化などを課題に挙げた。
プロフィル=宮家邦彦(みやけ・くにひこ) 昭和28(1953)年、神奈川県生まれ。東京大卒業後、外務省で在中国公使、中東アフリカ局参事官などを 歴任。第1次安倍晋三内閣では首相公邸連絡調整官を務めた。現在は外交政策研究所代表、キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)研究主幹。
《奈良「正論」懇話会は、会員制(有料)です。年4回の講演会・懇親会を開催しています。入会等の問い合わせは、産経新聞奈良支局内の奈良「正論」懇話会事務局担当まで、お問い合わせください。(電0742・26・6381)》
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秋の七草 ハギの花 奈良文化高校で咲く
大和高田市東中にある奈良文化高校で、秋の七草の1つ、ハギの花が咲いている。
同校は、本校舎「みやび棟」の隣接地に「万葉の小径」と名付けた植栽と遊歩道を整備。ハギのほか、フジ、ナデシコなどが植えられており、四季折々の花が楽しめる。
ハギは卒業生が卒業記念に植えたものも。現在は113株が育てられており、赤紫の花が咲いている。花の盛りは過ぎたが、同校では希望者に切り花の持ち帰りを提供。校門で守衛に申し出れば対応するという。
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「一日も早い再開を」、宇陀の農産物加工所撤退問題で、竹内市長が陳謝
宇陀市の竹内幹郎市長は25日の市議会本会議で、今年4月に市内に誘致した「健康野菜の宇陀農園」(同市室生)の「伊那佐農産物加工所」が撤退を決めたことについて、「地域の期待を裏切る結果になり、深くおわびします」と陳謝した。
同加工所は市が農業の6次産業化をめざし今年4月、改修した旧伊那佐文化センターに誘致。市内で収穫されたヨモギなどを粉末化し、健康食品メーカーに販売する計画だった。だが、会社側は操業から約2カ月後の5月末、「ヨモギやホウレンソウなどの原材料が確保できない」として、休業と撤退の意向を市に伝えた。
市は操業再開をめざし協議を続けたが、賃借料も支払われていないことから、8月に賃貸借契約を解除。損害賠償と未払い賃借料支払い、施設の明け渡しを求め調停を申し立てることを決めた。
竹内市長は「調査不足、チェック体制が不十分だったため今回の事態に至った」とし、「今後早急に権利関係を整理し、新たな参入業者を選定して、1日も早く(農産物加工)事業を再開したい」とした。
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三味線、透かし彫り・・・ひょうたん七変化 県立民俗博物館で27日まで
ひょうたんを加工した置物や楽器などを展示する「みんぱくひょうたん展」が県立民俗博物館(大和郡山市)で開かれている。
同館の敷地内で約10年前からひょうたんを栽培している「みんぱくひょうたん会」が、ひょうたんを通じて人の輪を広げようと毎年開催しており、今年で8回目。透かし彫り加工を施した置物や、カシュー油で龍やコイを描いた作品、ひょうたんを加工して作られた三味線やマラカスなど、会員13人が作製した作品約50点が展示されている。
同会代表の土井実さん(65)は「県内在住の会員みんなで収穫したひょうたんを、乾燥から作品製作まで長い時間をかけて作った。一人一人作風の違う作品を楽しんでいただければ」と話していた。
27日まで。開館時間は午前9時~午後5時。入館料は一般200円、大学生等150円、高校生以下、65歳以上は無料。問い合わせは県立民俗博物館(電0743・53・3171)。博物館の情報は(http://www.pref.nara.jp/1508.htm)で。
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景観資産・すばらしい水辺のパネル展開催
歴史や文化、自然にまつわるすぐれた景色が広がる場所を「県景観資産」として登録している県は、昨年度新たに「水辺景観」として登録した26カ所の景観を知ってもらおうと写真パネル展を開催している。入場無料。
パネル展ではそれぞれの場所の地図や詳しい紹介文も記されている。担当者は「すばらしい景色をぜひ知ってもらい、訪れてもらえれば」と話している。
県産業会館1階県政情報サロン(大和高田市)では30日まで▽県庁屋上ギャラリー(奈良市)では10月5~8日に行われる。詳しい問い合わせは、県景観・自然環境課(電0742・27・8752)。
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職員採用試験問題配布ミス、44人が再試験 香芝市
香芝市が20日に行った来春の職員採用試験で、問題用紙を誤って配布するミスがあり、44人が受験できなかったことが25日、わかった。市は44人に対して再試験を行うことにしている。
市によると、試験は20日に市中央公民館内の6会場で行われ、計184人が1次の一般教養試験を受験。このうち、一般事務職(中級)など志望の新卒者24人と、一般事務職(上級)など志望の職務経験者27人に対し、会場で問題を取り違えて配布した。
試験開始から約30分後の午前9時半ごろ、新卒者の受験会場担当の職員が気づき、職務経験者の7人は午前10時から別会場で予備の正しい問題用紙で改めて受験。ただ、用紙不足のため残る44人は当日受験できなかったという。
問題用紙の仕分けの際に入れ間違ったといい、市人事課は「今後二度とこのようなことがないよう徹底する」としている。
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《写真特集》棚田に映えるヒガンバナ
いずれも明日香村稲渕で9月22日撮影
燃えるようなヒガンバナ 明日香村で見ごろ 今週末まで
明日香村の稲渕地区の棚田でヒガンバナが見ごろを迎え、深紅のリボンのように水田を縁取る風景が訪れた人たちを魅了している。今週末までが見ごろだという。
飛鳥京観光協会によると、今年は秋の大型連休シルバーウイークに入ってから晴天が続いたことで一斉に開花。例年に比べて見応えがあるという。
観光客らは収穫が近づく稲田での写真撮影やピクニックを満喫。兵庫県宝塚市から夫婦2人で訪れた谷水和海さん(69)は「初めて来ましたが、こんなに群生しているとは思いませんでした。きれいですね」と話していた。
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町家がアートになる 10月各地で「はならぁと」開幕
町家などを活用し、芸術家が作品を展示する「奈良・町家の芸術祭はならぁと2015」(同実行委員会主催)が10月、橿原市や生駒市など県内5地域で始まる。
地域と芸術を融合し、空き町家の利活用につなげようと、平成23年に始まり今年で5回目。実行委によると、作品を出展した作家が他県から移住してきたり、町家にカフェを開店したりするなど、はならぁとを通じて計30件の空き町家が実際に使われるようになったという。
今年は美術、音楽、デザイン、演劇などの幅広い分野から、推薦や一般公募で選ばれた計84組の芸術家が県内外から参加。10月24日~11月3日まで、宇陀松山(宇陀市)、八木札の辻(橿原市)、今井町(同市)の3地域をメーン会場に、伝統的な町家のたたずまいを生かした作品展示や舞台公演を行う。
サテライト会場に設定された生駒宝山寺参道(生駒市)と五條新町(五條市)の2地域の町家でも10月10日~18日まで作品を展示。
今年からの新たな取り組みとして、各会場の住民が地域を案内する「まち歩きツアー」を実施。また、メーン会場の一部の町家では入場料(300円)を徴収。空き家の修復・修繕や、芸術家支援などに役立てるという。
実行委の担当者は「今年のテーマは『歴史と未来、まちと芸術が、交差する』。地域文化と現代アートを組み合わせて生まれた表現を、社会に反映していけたら」と話している。
問い合わせは、実行委員会事務局(電090・9215・6847)。
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檜皮葺き本殿と文華殿の庭園、10月5日から一般公開 橿原神宮
橿原神宮(橿原市)は24日、来年春の神武天皇2600年大祭に合わせ屋根の葺き替えなどの修復工事が行われている本殿(重文)と、改修が終わった文華殿(同)の庭園を報道関係者に公開した。本殿などは10月5日~11月30日に一般公開される。
本殿は京都御所の元賢所(かしこどころ)で、入り母屋造り、檜皮(ひわだ)葺き。工事は今年2月から始まり、約480平方㍍の屋根の檜皮(約28万枚)の葺き替えは終了。古くなった飾り金具の磨き直しや新調などの作業が続いている。
一方、文華殿は天理市にあった旧柳本藩の武家屋敷。昭和42年に橿原神宮に移築され、同48年に庭園研究家の森蘊(おさむ)さんにより、建物に付属する庭園がつくられた。
だが40年以上が経過しため、伸びすぎた木を切ったり、芝生を張り直すなどの改修を実施。築庭当時の落ち着いた姿を取り戻した。
一般公開は有料。本殿は、西側の後門を入った場所から見学できる。文華殿のほか、勅使館と貴賓館も公開される。
詳しい日程は橿原神宮のホームページ(http://www.kashiharajingu.or.jp/)に掲載。問い合わせは同神宮(電0744・22・3271)。
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子供の〝夜更かし〟ワースト2位返上へ 「元気なならっ子約束運動」で
県内の3~5歳児の健全育成を目指し、県教委は「元気なならっ子約束運動」を進めている。統計によると、県は小学6年生の就寝時間が全国で2番目に遅い〝夜更かし県〟といい、運動を通じて幼いころから早寝早起きなどの習慣をつけ、汚名返上を目指す。
児童が親と約束を決めて守ることで、コミュニケーションを増やして自立心などを育み、健全な育成につなげようと、平成21年度から実施。親子で楽しみながら運動を続けてもらおうと、昨年度から強化月間には、約束を守れば貼り付けるシールとノートを配布している。
シールとノートの配布はこれまで、県内の幼稚園・保育園に通う3~5歳児が対象だったが、今年度から在宅児童にまで拡大。対象となる児童約3万3千人の家庭に配布している。
文科省の「25年度全国学力・学習状況調査」によると、「毎日、同じぐらいの時刻に寝ていますか」という質問に対し、県内の全公立小学校の6年生約1万2千人の21・2%が「午後11時以降に寝ている」と回答。県教委によると、奈良県は全国で2番目に就寝時間が遅い〝夜更かし県〟という。
県教委は「就寝時間が遅いということは、不規則な生活が習慣になってしまっているということ。運動を通じて幼いころから早寝早起きの習慣をつけてほしい」としている。シールとノートは県庁や市町村役場などで配布している。
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用地買収進まねば被害直撃も 水害備える遊水地整備進まず、知事強い懸念
東日本豪雨の鬼怒川堤防決壊を受け、荒井正吾知事は24日の定例記者会見で、県内を流れる大和川が氾濫する可能性について、「あのぐらいの雨量だと、確実に決壊する。茨城県常総市での被害をはるかに超えるだろう」と述べ、強い危機感を示した。
大和川の河川整備をめぐって県は平成25年、国土交通省に対し、水位上昇を抑制する約100万立方メートルの遊水地を早期に整備するよう要請。事業費の3分の1は県が負担する。だが、住民の合意が必要な用地買収が進まず、本格整備はできていないのが現状だ。
荒井知事は「熱心な町や協力的な地域もあるが、なかなか進まない。県は事業費を負担するが、用地買収は町が率先してやってくれないと。被害が直撃しますよ、と言いたい」と懸念をあらわにした。
大和川流域では昭和57年の大水害で大規模な洪水が起こったほか、平成に入ってからも大雨により大和川が増水。住宅浸水や、道路の冠水などの被害が発生している。
河川氾濫の際の避難指示について荒井知事は「同じ流域でも市町村ごとに避難指示が分かれるのではなく、流域全体で合同の避難マニュアルがあったほうがよい」と指摘。今後、市町村へ呼び掛けていく方針を示した。
一方、茨城県常総市で豪雨被害による行方不明者の数が錯綜したことについて、「捜索のためであれば、行方不明者を特定するために(名前を)公表することは大事。ただ、公表が前提ではない」と話した。
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二人三脚で支えます、ニートの若者向け就職応援セミナー開催 橿原のNPO
ニートや引きこもりの若者の就職を支援しようとNPO法人「キャリアサポートセンター奈良」(橿原市)は10月、就労に必要な知識やマナーを身につけるセミナーを開催する。終了後は就労体験も行い、就職へ向けた意識や自信を養ってもらう。
同センターは県の委託を受け、今年度から就労体験を中心としたサポート事業を実施。ジョブコーチ(職場適応援助者)の支援のもと、就労体験を通じて人や社会とふれあう機会をふやして「就活」につなげていく試みで、約10人が就労体験を積んでいる。
セミナーは今回で2回目。10月14日から同26日までの6日間、社会人として必要なコミュニケーション能力や知識、マナーを学ぶ。セミナー後は事務補助や工場内作業、データ入力、パソコン操作などの就労体験を行う予定。
就労体験は最長3カ月で、ジョブコーチが本人の希望や適性を判断して職種を選定する。体験日数は3日間程度から始め、本人などと相談しながら徐々に増やすという。
就労体験のほかに、ジョブコーチと本人が話し合い、キャリアプランの作成や自信を回復するトレーニングなども実施。就職への〝第一歩〟を目指す。担当者は、「ジョブコーチと一人一人にあった支援方法を話し合い、二人三脚で不安を解消していってほしい」と話している。
セミナーは午前10時~午後4時まで、同センターで開催。無料。10月13日に説明会を開く。問い合わせは同センター(電0744・29・6776)。
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校長に「ひらまつ」社長就任へ 食と農の大学校
県は24日、来年4月に県が開校する「なら食と農の魅力創造国際大学校」(桜井市)の校長に、「ひらまつ」(東京)の平松博利社長(63)が就任すると発表した。平松社長は県の非常勤嘱託職員として採用予定で、任期は来年4月1日から平成29年3月31日。
「ひらまつ」は今月から、大学校に併設する場所で宿泊型レストラン「オーベルジュ・ド・ぷれざんす桜井」を開業している。
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市町村の連携が国を変える 地域フォーラムで知事と首長が話し合い
医療や介護、まちづくりなど県民にとって身近な地域の課題を、知事や市町村長らが話し合う「平成27年度第1回地域フォーラム」が御所市のアザレアホールで開かれた。
県政に対する県民の理解を深め、地域課題の解決の一助にしようと、県が2年前から開催。22日に開かれたフォーラムには荒井正吾知事のほか大和高田、御所、香芝、広陵の各市町長がパネリストとして出席。市民ら約220人が参加した。
フォーラムでは、県と市町村が連携・協働して地方自治を進める「奈良モデル」について、荒井知事が説明。「県と市町村だけでなく、市町村間の連携も重要」とし、「ごみ処理施設の共同利用などが効率化につながる」と話した。
パネリストの1人として参加した大阪市立大の嘉名光市准教授は「市町村間の連携は、国のあり方を変えていく動きにつながる」と話していた。
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香芝市の吉田市長が再選出馬表明 来春の選挙
香芝市の吉田弘明市長(54)は24日、任期満了に伴い来春行われる市長選挙に、再選を目指して無所属で立候補する意向を示した。同市長選への出馬表明は初めて。
吉田市長はこの日の市議会の一般質問の答弁で、「市の道筋をしっかりつけていかなければならない。次期市長選への出馬を決意している」と述べ、市財政の健全化やごみ焼却施設建て替えなどに取り組む考えを示した。
吉田市長は会社勤務を経て平成24年5月の市長選で初当選し、現在1期目。
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人を雇う秘訣とは? 30日に女性起業家向けセミナー 先着順で募集
県内の女性起業家を対象に、人材の採用や定着に関する基礎知識などを伝授するセミナー「2時間でわかる!『人を雇う』ってどういうこと?」が30日午後1時半から、大和高田市の県産業会館で開かれる。
事業戦略や情報収集の場の提供など、事業拡大に向けた支援を目的に県が主催。社会保険労務士の北場好美さんや南千晴さんが講師を務め、「人を雇う」ことに関わる心構えや労働法の基礎知識、人材の募集・定着・育成などのポイントを紹介する。終了後は参加者同士の交流会もある。担当者は「相談や交流の機会にもなるので、繋がりを広げて事業展開に役立ててほしい」としている。
参加無料で、定員30人(先着順)。申し込みは、専用フォームから。問い合わせは、コンサル会社「ブルーオーキッドコンサルティング」の「Leapなら」事務局(電0742・81・8120)。
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豊かな結婚生活って? NPOが講座で〝秘策〟伝授 27日に大和郡山で
NPO法人、日本結婚教育カウンセラー協会は27日、大和郡山市市民交流館で、「豊かな結婚生活応援1日講座」を開催する。
結婚前から子育て中の女性が対象。仕事や子育てを両立して、豊かな気持ちで暮らせるヒントやノウハウを伝える。
当日は3部構成で、テーマは次の通り。第1講座「ワーキングミセスのための家事のヒント」(午前10時15分~11時15分)▽第2講座「働いても働かなくても子育ては最高に楽しい」(11時半~午後0時半)▽第3講座「仕事と結婚を夫婦でより豊かに」(1時半~2時半)。
入場無料、出入り自由。問い合わせは同法人事務局(電090・3946・5960)。
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【ガムシャラ バンビシャス】外国籍選手ら奮闘も、プレシーズン飾れず連敗
日本プロバスケットボールリーグ「ターキッシュエアラインズbjリーグ」のバンビシャス奈良は、22日に生駒市市民体育館で、西宮ストークスと今シーズン初となるホームでのプレシーズンゲームに挑み、62―74で敗れた。23日も金沢武士団に敗れ、初日の12日とともにプレシーズンゲーム3試合は勝利することができなかった。
22日のゲームでバンビシャスは、序盤に選手同士の連携が機能し、第1クオーター(Q)を21―15で終える。
しかし第2Q以降、西宮の激しい攻撃にさらされ逆転を許す。この日チーム最多の13得点を挙げたジョシュ・リチャートとジュリアス・アシュビーの果敢な攻めで必死に追いすがるが、点差を縮められなかった。
バンビシャスは23日、同体育館で金沢武士団と対戦したが、71-83と勝つことができず、プレシーズンゲーム3試合をすべて終了した。
レギュラーシーズンの開幕戦は来月3日、島根県の松江市総合体育館で、島根スサノオマジックと対戦する。
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野球ファンら5116人来場、産官学でガッチリ 球場満員プロジェクト
佐藤薬品スタジアム(橿原市)で23日、オリックス野球クラブ、県、帝塚山大学の産官学が連携してプロ野球公式戦を運営する球界初の試み「球場を満員にするプロジェクト」が行われた。ウエスタン・リーグ公式戦、オリックス―阪神戦のほか、プロ選手による野球教室が行われるなど、大勢の家族連れらが訪れた。
プロジェクトは、オリックスの運営会社のオリックス野球クラブと県、帝塚山大が連携。帝塚山大学経済学部、経営学部の学生が中心となり、協力企業集めやアンケートによるマーケティング調査など約半年かけて試合開催まで準備を進めてきた。
この日は、球場名がワンデイニックネームで「佐藤薬品バファローズスタジアム」となり、天理大の学生も観客の整理やチケット回収などの運営に参加。試合前に選手のサイン会、親子でのスタメン紹介が行われ、試合後には少年少女野球教室が開かれるなど、選手とファンたちが交流を深めた。
試合は阪神が5―2で勝利。来場者数は5116人と、奈良で開催された2軍戦では過去最多の数字だという。
プロジェクトでマーケティングを担当した帝塚山大学経済学部3回生の山本修司さん(20)は「こんなにお客さんが来てくれるとは思わなかった。マーケティングを実地で勉強できた経験は、社会人になったとき生かせると思う」と話していた。
野球教室に参加した香芝市の小学2年、古元伶奈さん(7)は「野球をしたのは初めてだったけど、ボールを投げるのが特に楽しかった。また、野球チームに入ってプレーしてみたい」と笑顔で話していた。
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「正々堂々戦う」、秋晴れに2000人が行進 県高校総体開会式
「第68回県高校総合体育大会」の総合開会式が23日、県立橿原公苑陸上競技場(橿原市)で開かれ、52校の選手約2千人が秋晴れの空の下、堂々とした行進を見せた。
入場行進では生駒、奈良大付、登美ケ丘高校の生徒の吹奏楽の演奏に合わせ、各校がプラカードや校旗を掲げて堂々と行進した。
高体連の柴田秀治会長(59)が「試合に臨んでは、日ごろ支えてくださる多くの方々に感謝をこめて、一戦一戦最後まで絶対諦めない、絶対うつむかない、魂のこもった試合を見せてください」とあいさつした。
その後、奈良北高校弓道部の高谷果歩部長(2年生)と臼井康輔副部長(同)が「県高校総体を通して仲間とともに成長、飛躍し、奈良を代表する選手になるきっかけとなるよう、正々堂々と最後まで戦い抜くことを誓います」と代表選手として力強く宣誓した。
大会は27日までに34競技が開かれる(スキーのみ12月の開催)。
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「満足度一番の町に」、王寺町90周年記念式典
王寺町の町制施行から来年2月に90周年を迎えるのを前に23日、町文化福祉センターで記念祝賀式典が開かれた。
町は大正15年2月11日に王寺村から王寺町になった。JR関西線や近鉄線、国道25号が町内を通る交通の要衝で、近年は大阪に通勤する人たちのベッドタウンとして発展してきた。
町では「音楽のあるまちづくり」を進めており、式典の前に王寺ジュニアハンドベル・バンビーナと王寺ハンドベルチーム・ピアチェーレのメンバーが演奏を披露。会場の人たちはやわらかなハンドベルの音色に聞き入った。
式典であいさつに立った平井康之町長は「町には苦難の歴史もあり、昭和7年の亀の瀬の地すべりや57年の大水害を乗り越えて復興・発展してきた。地方創生として人口減対策と産業振興を進め、奈良で一番の満足度を目指す」と述べた。
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「書」の力作ずらり、吉野神宮書作展の作品展示始まる
第37回吉野神宮書作展(吉野神宮文化協会主催)の表彰式が23日、吉野町の吉野神宮で行われ、神社本庁統理賞や知事賞などの特別賞に選ばれた児童、生徒に賞状がおくられた。また、この日から同神宮廻廊で特別賞と特選に選ばれた作品の展示が始まった。30日まで。
今回は、学校や書道塾計234団体から小・中学生、高校生の作品計4026点が寄せられ、特別賞55点と特選499点、準特選2290点、佳作・入選1182点がそれぞれ選ばれた。
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