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橿原特産の農産物PR 市が認定シール配布

橿原市特産の農産物を市内外に発信しようと、同市は「橿原市特産品認定」と記したシールの配布を始めた。市内産の農産物の認知度は高くなく、PRで販路拡大などを目指す。

橿原市特産品認定のシール

対象となるのは市の代表的な農産物のイチゴ、アスパラガス、鉢花、有機栽培米。市内産であることが条件で、認定を受けると、縦横3㌢の円形シールが無料で配布される。シールをつけることで付加価値を高めてもらう。
シールには、市と製作会社が協定を締結している人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクター「リュウ」と、市観光PRキャラクター「さららちゃん」が描かれている。
18万2千枚を作製。市農政課(同市東竹田町)に申請する。担当者は「『橿原市』と明示された農産物の公的なマークはこれまでなく、生産者から好評を得ている。反応をみて増刷も検討したい」と話している。
問い合わせは同課(0744・21・1213)。

和歌山と施設相互利用 県消防学校の中間報告案

五條市の県有地(南部中核拠点)への移転を進めている県消防学校の整備計画について、県は25日、有識者を交えた「災害応急対策(防災拠点)検討部会」で中間報告案を示した。収容人員を72人とし、和歌山県消防学校との施設相互利用といった具体的な運用方針を盛り込んだ。開校は令和17年度を予定している。
新消防学校の収容人員は各消防本部の定員維持や退職者補充の動向を踏まえて算出した。このうち女性は、13年度までに採用者に占める比率を10%以上とする消防庁の方針に沿い8人とした。
また、整備コストの抑制と機能充実の両立を図るため、和歌山県消防学校との連携の方針を盛り込んだ。奈良県にない「水難救助訓練施設」は和歌山県の施設を利用し、奈良県が新設する「実火災訓練施設」を和歌山県側に貸す相互利用方式で運用する方針。
この日の部会では、広域防災拠点運用計画案も提示され、おおむね了承された。大規模災害発生時に県外からの応援部隊や支援物資、医療支援を円滑に受け入れ、迅速に被災地へ展開するためのルールで、南部中核拠点は消防学校と一体で整備する。
三重、京都、大阪、和歌山の各方面からの応援部隊に対し、あらかじめ拠点とルートを設定し、救助活動拠点として活用できる面積や駐車可能台数を整理した。広域防災拠点の機能を補完するため県内34カ所の公共施設を「バックアップ拠点」に選定するとした。

「みむれぶれつ」「茶室金具」 大和さくらいブランドに2品認定

和菓子「みむろぶれつ」(割烹桝谷提供)

 

桜井市の地元産品をPRする「大和さくらいブランド」に、割烹(かっぽう)桝谷(同市金屋)の和菓子「みむろぶれつ」と、福井金属工芸(同市外山)の茶室金具が新たに認定された。

福井金属工芸の茶室金具(同社提供)

みむろぶれつは、あんことシナモンを包んで揚げた和菓子。茶室の壁などに取り付けられる茶室金具はさまざまな種類があり、一つずつ手作りで製造されている。
割烹桝谷の枡谷安男さんと福井金属工芸代表取締役の加道正人さんが市役所を訪れ、松井正剛市長から認定書を受け取った。
「大和さくらいブランド」の認定は平成27年度にスタート。認定品は31事業者の38品目となった。

ヒット曲は短縮傾向に 奈良大生、卒論で500曲を分析

ヒット曲の変化を卒業論文にまとめた早坂結音さん=奈良市

ヒット曲の長さがどのように変化したかを明らかにしようと、奈良大学(奈良市)の社会学部4年生、早坂結音(ゆいと)さん(22)が500曲を対象に分析した卒業論文をまとめた。タイムパフォーマンスが重視される中、曲は2010年代以降に短くなり、イントロも近年に短縮しているなどの傾向を確認したという。
早坂さんがヒット曲の変化を卒論のテーマに選んだのは、「最近の曲はイントロが短い」などと言われるのが本当かどうか調べたいと思ったのがきっかけ。
分析対象は、国内のヒットチャートをもとに1975年から2024年までの50年間の各年の上位10曲。曲全体と前奏の長さ、サビが始まるまでの時間を測定し、平均を比較した。この結果、曲は1990年代後半に293・7秒と最も長くなった後、2010年代以降に短縮傾向となり、2020年代前半は242・2秒となった。前奏は18秒程度が続いたが、2020年代前半は9・6秒に、サビの開始も以前より早くなったことが分かった。
こうした結果について、音楽配信の拡大など消費環境が変化する中、「短時間で消費されやすい構造が選択されやすい状況を反映した」と推測している。
早坂さんも「作業しながら聞くときにサビが早い方がいい」と話し、指導した尾上正人教授は卒論について「オリジナリティーがある。調べたいことをとことん調べ、論証もしっかりしている」と評価した。

【春へお水取り】練行衆、試別火入り

別火坊に入る練行衆=奈良市の東大寺

「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)で参籠(さんろう)する練行衆10人が20日、同寺戒壇院に設けられた別火坊(べっかぼう)で前行前半の「試(ころ)別火」に入った。
新入(しんにゅう)として初めて籠(こも)る1人は既に15日に試別火入りしていて、20日からは一段と厳しい総別火に入った。
夕闇に包まれた中、戒を授ける和上(わじょう)を務める同寺持宝院の上司永照さんや祈りの中心となる大導師を務める同寺清凉院の森本公穣さんらが別火坊の障子を開けて中へと入っていった。
別火では心身を清め、本尊の十一面観音に供えるツバキの造花を作ったり声明(しょうこみょう)の稽古をしたりし、3月1日から2週間にわたる本行に備える。
修二会は練行衆が人々に代わり過ちを悔い改め、風雨順時(気候が順調)で幸福であるよう祈願する。奈良時代以降一度も途切れることなく、1275回目。今年も二月堂に声明が響く祈りの日々がやってくる。

カフェのような女性専用の休憩室 運転士不足解消へ、奈良交通が設置

奈良交通総合センターに設置された女性専用休憩室=大和郡山市

奈良交通は女性運転士が働きやすい環境を整えようと、奈良交通総合センター(大和郡山市)に女性専用休憩室を設置した。休憩室はカフェのような雰囲気で木のぬくもりを感じられる空間になっており、「リラックスできる」と好評だ。
同社は平成28年に奈良市の平城営業所に女性専用休憩室を設置して以降、女性運転士が配属されている3つの営業所に設けている。これまで同センターでは施設内の一室を男女共用の休憩室として活用していたが、「男性が一緒だとくつろげない」「仮眠しにくい」といった声が上がっていたという。
新たな休憩室は旧社員食堂のスペース約100平方㍍を活用。更衣室やロッカー、カウンターテーブルなどのほか、4つの仮眠室と2つのシャワーブース、洗面台にトイレ、ミニキッチンを備える。大きめのソファも置かれ、くつろげるようになっている。子会社を含む人の女性運転士などが利用しているという。
運転士の平良里紗さん(29)は「仮眠ができることで身体の負担がなくなった。ソファでゴロゴロしたり、お弁当を食べたりと心身ともリラックスできるので、仕事のモチベーションも上がった」と喜ぶ。
バス業界で運転士不足が深刻化する中、同社では令和3年に19人だった女性運転士は4年間で約2倍の41人となった。現在は運転士の4%が女性だが、将来は10%に増やしたいという。総務人事部の中大路雪乃さんは「女性運転士が少しでも増えれば」と話している。

天理市産のイチゴ「古都華」を使ったリキュールが完成

イベントでお披露目されたリキュール「古都華の薫」=奈良市

天理市産のイチゴ「古都華(ことか)」を使ったリキュール「古都華の薫(かおり)」が完成し、奈良市で開かれたイベントでお披露目された。イチゴ農家の収益向上と、天理市産の「古都華」の知名度を高めるのが目的。
リキュールは、県内最大のイチゴの作付面積13・68㌶を誇る市産の古都華を100%使用。アルコール度数は4%と低めで、華やかな香りと、バランスの良い甘味と酸味が特徴だ。
市とJAならけん、生産者らが連携し、粒が小さい4~5月のイチゴを使った特産品の開発に着手。カタシモワインフード(大阪府柏原市)の協力で昨年11月にリキュールが完成した。
奈良県コンベンションセンター(奈良市)で今年2月に開催されたイベントで、県産イチゴやイチゴを使った加工品を集めたブースで披露した。
天理市の担当者によると、会場では「フルーティーな香り」「(ノンアルコール飲料や低アルコール飲料など)スマートドリンクが人気の現在の風潮に合う」といった声も聞かれ、手応えを感じたという。「ぜひ食前酒やギフトとして活用してもらいたい」と話す。
イベントでは1本(375㍉㍑入り)2千円で販売したが、本格販売時の価格は未定。今年中に、奈良市や橿原市のまほろばキッチンなどで販売予定。

ひな人形 華やか3000体 平城宮跡で「ひいな節」 21日~4月12日

朱雀門に飾られたひな壇飾り=奈良市の平城宮跡歴史公園

 

奈良市の平城宮跡歴史公園で21日、3千体以上のひな人形を展示する「平城京ひいな節(ひいなのせっく)」が始まる。初めての開催で、19日は同公園内の朱雀門にひな人形数百体が並ぶ華やかなひな壇飾りが登場し、見物客らで早くもにぎわいをみせた。
同公園の指定管理者などでつくる民間主体の実行委員会が主催。奈良時代の平城京では無病息災を願い、紙や木でつくられた人形を川へ流す風習があり、ひな祭り発祥の地という。
この日のオープニングセレモニーでは、県民らから寄贈されたひな人形の供養や鏡開きが行われた。山下真知事は、民間の力を活用して「平城宮跡も奈良公園のようなにぎわいをつくる」とあいさつ。高市早苗首相からの「友達の家で見た豪華なひな人形に憧れた思い出がある。(平城宮跡に)素晴らしい景色が広がるのだろう」などとするメッセージが紹介された。

オープニングセレモニーで鏡開きを行う山下真知事

ひな人形を寄贈したという桜井市の西田秀和さん(71)は「こうして多くの人に見ていただくのはありがたい」と話していた。
4月12日まで。各日午前9時~午後10時。流しびなの体験もできるほか、夜間はライトアップも行う。入場・観覧無料。問い合わせは実行委事務局(0742・35・8201)。

東院南方遺跡の発掘現場を常時公開 奈文研、25日ごろまで

出土した瓦などについて説明する担当者ら=奈良市の東院南方遺跡

奈良文化財研究所(奈良市)は、平城宮跡(同)の南東に位置する東院南方遺跡の発掘調査現場を常時公開している。調査について広く知ってもらうための新たな試みで、今月25日ごろまでの予定。
同遺跡は奈良時代の「平城京左京二条二坊三・四・五・六坪」という一等地で、令和6年度から調査を開始。7年度は12月から調査を始め、1月下旬から現場を公開して定時解説(午後2時~同2時半)も行っている。見つかったばかりの瓦を土から上げる作業も行われ、訪れた考古学ファンらが質問しながら興味深げに見入っていた。
東院南方遺跡は南東隅を欠いた平城宮の形の謎を解くカギとされる。奈良時代前半の藤原麻呂の邸宅があったとする説のほか、「梨原宮」が存在した可能性もあるとされる。
担当の芝康次郎主任研究員は「発掘調査の面白さを知ってもらい、遺跡保護の意識にもつながればいい」と話している。
公開は平日の午前9時半~正午と午後1時~4時。雨天は中止。

橿原市制施行70周年 記念入場券販売、近鉄大和八木駅と橿原神宮前駅

橿原市の市制施行70周年に合わせた2種類の台紙付き記念入場券が市内の近鉄大和八木駅と同橿原神宮前駅で発売された。両駅や周辺駅の記念入場券と台紙をセットにし、入場券を台紙の裏面に貼り付けられる。

発売された台紙付き記念入場券

台紙は「70th」の記念ロゴマークを配置したカラフルなデザイン。大和八木駅では、同駅と真菅、耳成、新ノ口、八木西口、畝傍御陵前の計6駅の記念入場券(1枚180円)を台紙とともに1080円で販売。橿原神宮前駅では、同駅と橿原神宮西口、坊城、岡寺の計4駅の記念入場券とセットで720円で売られている。各駅の入場券には、「橿原市制70周年記念」と記載されている。販売数は各200セット。
記念ロゴマークは、市と包括連携協定を結ぶ人気格闘ゲーム「ストリートファイター」の製作会社「カプコン」が作成。15日には近鉄橿原線で、ロゴマーク入りヘッドマークを取り付けた4本の電車が運行した。
同市は昭和31年2月11日に耳成村、畝傍町、鴨公村、八木町、今井町、真菅村が合併して誕生した。市の担当者は「今後も橿原をPRしていきたい」としている。

県立大生チーム、アイデアコンテスト2位 野菜不足でゼリー飲料提案

コンテストで2位に入った県立大3年の(左から)三浦茉桜さん、中井琴葉さん、米津麻那さん=奈良市

若年層の野菜不足を解消するためのアイデアコンテストで、県立大3年の学生3人でつくるチームが1日分の野菜を摂取できる野菜ゼリー飲料を提案し、2位に入った。社会人となった子供の健康のために親が料金を負担する、というアイデアが高く評価された。
食品会社「カゴメ」(名古屋市)など21の企業と団体が参加する「野菜摂取推進プロジェクト」が昨年4~11月、全国の専門学校や大学、大学院などを対象に「20代の野菜不足解消アイデアコンテスト」を初開催。169件が集まった。
厚生労働省が令和5年に発表した国民健康・栄養調査によると、20歳以上の1日あたりの野菜摂取量は約256㌘で目標値(350㌘)を下回った。特に若年層(20代)は野菜不足が深刻で、男性は230・9㌘、女性は211・8㌘だった。
コンテストでは、20代▽社会人▽1人暮らし|とターゲットを設定し、野菜の摂取を習慣化するアイデアを募集。独創性▽問題・解決策の明確化▽具体性-の3項目を基準に、一次審査を通過した5チームが関係者の前で発表。青山学院大学チームが1位に輝いた。
2位となった県立大3年生のチーム「ムラベジ」は、1日分の野菜を摂取できる野菜ゼリー飲料を考案した。オンラインの定期購入の料金を親が負担し、子供は商品をコンビニエンスストアのカプセル型自動販売機で受け取るという遊び心あふれる仕組みだ。
ムラベジは、過去5年間の農林水産省の取り組みや食生活に関する文献を参考に若者の動向を調査。プラスチック容器を製造する企業にヒアリングして試作を重ね、砂糖不使用のトマト味など7種のゼリーを作った。チーム代表の中井琴葉さん(21)は「お金を払ってまで野菜をとりたくない。好きなものを食べたい、という私たちの意見も盛り込んだ」と話す。
参加企業の担当者は「若者は未来の健康への投資意識が低いという生の声を教えてもらい、大変参考になった」と話している。

神殿町周辺を「検討地」から除外 奈良市のクリーンセンター

奈良市の新ごみ処理施設(クリーンセンター)の建設候補地を巡り、明治地区自治協議会が神殿町周辺の調査受け入れを検討するとした提言を撤回したことを受け、市が諮問した建設計画策定委員会は16日、神殿町周辺を「検討地」から外すべきと答申した。
同委員会は昨年12月、地元からの提言を受け、七条町、北之庄町、大和田町の3候補地に加え調査を追加検討する検討地とするよう答申していた。だが、同協議会が提言を撤回したため、検討地から外すべきだと判断したとしている。

「北方領土 意識持ち続けて」 竹田恒泰氏、奈良市で講演

北方領土返還要求運動県民会議(田中惟允会長)は16日、奈良市内で第40回県民大会を開催し、作家の竹田恒泰氏が「令和の北方領土問題と北方領土返還について」と題して講演した。竹田氏は国民が領土返還を求める意識を持ち続けることが重要と説いた。

北方領土問題について講演する竹田恒泰氏=奈良市

竹田氏は返還交渉が停滞している現状に触れ「これをすれば返ってくるということをお示しできないのは本当に苦しいことではあるが、『忘れてはいけない』ということが土台となる」と会場の聴衆に訴えた。過去の沖縄返還を例に挙げ、住民による祖国復帰運動が大きな力になったと分析。一方、現在日本人が住んでいない北方領土では島内から運動が起きないという固有の課題も指摘した。
さらに日本が実効支配できていない北方領土については「領土問題が存在することを国際社会に示し続けなければならない」と解説。北方領土が目の前に見える北海道根室市で講演した際、現地の関係者は若年層の認識の低下に危機感を抱いていたと振り返り「現場でさえ意識が遠のいているのであれば、日本全体で意識を保つのは相当に大変なことだ」と語った。

盆梅が見頃、かぐわしく 奈良市の菅原天満宮

さまざまな梅が咲く菅原天満宮の盆梅展=奈良市

菅原氏発祥の地で最古の天満宮ともされる奈良市の菅原天満宮で、恒例の盆梅展が開かれている。丹精して育てられたさまざまな盆梅が並び、見頃を迎えた。盆梅展は3月1日まで。
「学問の神様」として信仰される祭神の菅原道真が梅を愛したことにちなみ毎年開催。今年は例年より1週間~10日ほど開花が早いといい、「乙女」や「思いのまま」など約200鉢を展示している。
会場はかぐわしい香りに包まれており、中村真一宮司は「梅の花を見てもらい心を洗っていただければ」と話している。
一般500円、中学生以下無料。問い合わせは菅原天満宮(0742・45・3576)。

大和高田の会社駐車場に巨大クジラアート 地域の「シンボルマークに」

クジラを描いた巨大なウォールアート=大和高田市

大和高田市曽大根(そおね)の会社駐車場に、クジラを描いた巨大なウォールアートが登場し、注目を集めている。
コメ卸売会社「木下商店」社長の木下庄司さん(68)が母校の県立高田高校の美術部に制作を依頼。部員の生徒がデジタル原画を仕上げ、同社の駐車場に設置したボードに印刷した絵が貼り付けられた。表面は太陽光に強いフィルムで覆われており、約10年もつ耐久性があるという。
ウォールアートは高さ約2・4㍍、長さ約23㍍。「くじらのゆめ」と題され、クジラが海から跳び出て空に向かう様子がカラフルに描かれている。
今月8日に同校関係者や美術部員、地元住民を招いて発表会が行われた。散歩する市民らが立ち止まって見入っている。
木下さんは「癒やしの空間をつくり、地域貢献しようと考えた。誰からも愛される曽大根のシンボルマークなってほしい」と話している。

王寺町制100周年祝うシンポ リニアで「住みよく選ばれるまちに」

シンポジウムで記念曲「100年目の王寺へ」を歌う「100人の合唱隊」の町民ら=王寺町の町文化福祉センター大ホール

 

奈良県王寺町が11日、大正15(1926)年の町制施行から100周年を迎え、町文化福祉センター大ホールで節目を祝うシンポジウムなどが開かれた。「鉄道のまち」として発展してきた同町が、リニア中央新幹線の奈良中間駅開業などを契機に次の100年でどう変わるのかの〝未来予想図〟について、参加者らが意見を交わした。
シンポジウム「王寺みらい予報」ではフリーアナウンサーの八木早希さんが司会を務め、平井康之町長、俳優で気象予報士の石原良純さんらが登壇した。
平井町長はリニアが開通すれば、東京・品川に80分前後で到着するとして、王寺町が東京や名古屋への通勤圏にもなると予想し「教育や子育てがしやすく、住みよいと選ばれるまちにしたい」と強調。石原さんはリニア特集のテレビ番組に出演した経験から、人口減が進む日本の未来が「東京や名古屋、大阪の各都市圏が一体にならないと、世界に通用しなくなるのでは」と〝予報〟を出した。
リニアに関する基調講演を行った名古屋大の森川高行特任・名誉教授は、JR王寺駅を空飛ぶクルマも含めて「奈良盆地の交通のハブ(拠点)として強みを生かすべき」と提案した。

「一丁締め」で掛け声の音頭をとる石原良純さんら

最後は石原さんが音頭をとる形で、100周年を祝う「一丁締め(関東一本締め)」が行われた。このほか、町民100人の合唱隊が同町出身のフォルクローレ歌手、秋元広行さんの作詞・作曲による記念曲「100年目の王寺へ」など3曲を歌って披露した。

東大寺のお水取り 新入の鷲尾隆磨さん 1275回の重み…役割果たしたい

二月堂修二会で初めて参籠する鷲尾隆磨さん=奈良市の東大寺

「お水取り」の名で知らる東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ)で、同寺地蔵院徒弟、鷲尾隆磨(わしおりゅうま)さん(24)が新入(しんにゅう)として初めて参籠(さんろう)する。15日から他の練行衆(れんぎょうしゅう)10人より5日早く同寺戒壇院に設けられた別火坊(べっかぼう)で前行に入り、3月1日から二月堂で本行を勤める。鷲尾さんは今年で1275回を数える修二会の歴史の重みに思いをはせながら「与えられた役割を果たしたい」と話し、3月15日の満行を目指す。
修二会の新入は、3月3日の夜の勤行で「称揚(しょうよう)」という特殊な勤行形式の声明(しょうみょう)を導く時導師を務めるしきたりとなっている。鷲尾さんは父で東大寺教学執事の隆元さんを師匠に、声明の稽古などに励んでいる。
「参籠できるのは光栄だが、1275年続く重みがあり、まだ実感がわかない」と鷲尾さん。それでも「継承するために多くの人たちが血のにじむような努力をしてきたと思うので、与えられた役割をしっかりと果たしたい」と意気込む。
鷲尾さんにとって修二会は、二月堂に上がる練行衆を導く荘厳なお松明(たいまつ)を見るなどして小さな頃から身近で、「﹃お水取りが終わらないと本当の春は来ない﹄と言われるほど人々になじみ深いところや、1カ月近くに及び全容がつかみにくい点が興味深い」と話す。
修二会は十一面観音を前に人々に変わり日頃の過ちを悔い改め、万人の幸福を祈るが、さまざまな儀礼で構成されており、実際に籠(こも)らないと分からない部分が多い。長期間にわたり他の練行衆と共同生活を送りながら、日夜祈りに専念するだけに、「つらいこともあると思うが、楽しいことを見つけながら勤めていきたい」という。
中学、高校時代は部活で剣道に励むなど運動が好きで、家族らのためにも健康の増進について知ろうと立命館大学スポーツ健康科学部に進学。その後は仏教系の種智院大学でも学んだ。
尊敬する父の隆元さんには「優しくて、自分の意思を尊重する育て方もしてくれた」と感謝している。修行を経て、昨年11月から大仏殿で勤める日々。将来に向けては「言葉で人の悩み苦しみを少しでも取り除く僧侶になりたい」と語る。(岩口利一)

山下知事、韓国総領事に要望 「李大統領とお会いしたい」

李泳采(イ・ヨンチェ)駐大阪韓国総領事が12日、奈良県庁で山下真知事を表敬訪問した。今後の文化交流などが話し合われたほか、今夏に訪韓を予定している山下氏が李在明(イ・ジェミョン)大統領との面談を要望した。

文化交流などについて話し合う山下真知事(左)と李泳采駐大阪韓国総領事=県庁

今年7月に韓国・釜山で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産登録を決定する世界遺産委員会が開かれる。日本は「飛鳥・藤原の宮都」の登録を目指している。山下氏は応援のため韓国入りする予定で「ソウルにも行くつもりだが、ぜひ李在明大統領とお会いしたい。無理なら外交部の大臣とお会いしたい」と伝えた。
李氏は1月の日韓首脳会談の開催地に奈良県が選ばれたことに関連し「李大統領はソウルや東京中心ではなく、『地方政府』という言い方をして、地方を中心とした交流にもっと力を入れてほしいという思いがある」と説明。山下氏は「地方政府同士の交流が重要であれば、日本で先陣を切るのが奈良県だ」と強調し、李氏は「意気込みを伝えたい」と答えた。
この日の面談では、山下氏が県と韓国・忠清南道(チュンチャンナムド)が企画した昨年10月の日韓音楽交流イベントの様子を動画で紹介し、今後も文化交流を深めていくことも話し合われた。

「奈良環状線」経由で京都へ 伊勢直行も 王寺町100周年で特別列車

京都に向かう特別列車「まほろば」=JR王寺駅

 

王寺町が11日に町制施行100周年を迎えるのを祝おうと、JR西日本と近畿日本鉄道が7日、同町の沿線各駅から100周年記念の特別列車を運行した。大阪への通勤・通学に便利なベッドタウンで「鉄道のまち」として発展した同町に協力。特別列車は通常ではありえないルートを走り、鉄道ファンらを楽しませた。(西川博明)
7日午前9時28分、近鉄新王寺駅に初めて姿を見せた観光列車「かぎろひ」が、同町100周年記念のヘッドマークを付けて出発。田原本線や橿原線を経由し、伊勢神宮に近い宇治山田駅(三重県伊勢市)へ直行した。列車に乗り込んだ元近鉄広報マンの福原トシヒロさんは「かつてのヤマテツ(大和鉄道)が伊勢につなぐ予定だったルートが実現した」と解説した。

特別列車「かぎろひ」に王寺町100周年のヘッドマークを装着する関係者=近鉄田原本線新王寺駅

帰りは五十鈴川駅(同市)発で西田原本駅(田原本町)へ戻るルートを走行した。
近鉄新王寺駅に隣接するJR王寺駅では同日午前9時43分、通常は同駅に停車しない特急「まほろば」が出発した。和歌山線、桜井線を経由する〝奈良環状線〟ルート「ならSLOW&LOOP」を走り、奈良駅を経て京都駅(京都市)へ到着した。帰りは通常ルートで王寺駅に戻った。
王寺駅前の複合商業施設「リーベル王寺」では7日、出発セレモニーがあり、町観光・広報大使でラジオ大阪アナウンサーの原田年晴さんら鉄道好きタレント4人によるトークショーも行われた。ホリプロマネジャーの南田裕介さんは「和歌山線に特急『まほろば』が走るだけでワクワクする」と興奮気味に語り、タレントの斉藤雪乃さんも「初めて『かぎろひ』に乗るのが楽しみ」と笑顔を見せ、各列車に乗り込んだ。


特別列車は8日も運行され、乗車ツアーには2日間で約530人が参加した。

橿原市制70周年のフレーム切手 ストリートファイターも発売

奈良県橿原市の市制施行70周年記念と、市とコラボした人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のオリジナルフレーム切手2種類が11日、発売された。いずれも10種類の切手で構成。市は「70周年と、市とストリートファイターの取り組みを多くの人に知ってほしい」としている。

2種類のオリジナルフレーム切手の見本

同市は昭和31年2月11日に耳成村、畝傍町、鴨公村、八木町、今井町、真菅村が合併して誕生した。
70周年記念の切手には、春、夏、秋の花で彩られた藤原宮跡や、江戸時代に旅籠(はたご)として利用された「八木札の辻交流館」、明治時代に高市郡教育博物館として建設された「今井まちなみ交流センター『華甍(はないらか)』」などを入れた。
ストリートファイターの切手には、市内にあるキャラクターの銅像やマンホール蓋をあしらった。ゲーム製作会社と市が包括連携協定を締結し、キャラの銅像設置など市内でさまざまな取り組みが行われている。
いずれも300シートを発売し、1シート1800円。70周年記念は奈良県内の郵便局のほか、15日からは日本郵便のウェブサイトでも販売。ストリートファイターは市内の郵便局のみで販売している。

かつての名産、給食に 天理の小中学校で提供 

天理市の市立小中学校13校で、地元で栽培された茶などを使った給食メニューが提供され、児童生徒らが味わった。給食での提供は昨年に続いて2度目。

給食の「ひむろんドーナツ」を食べる生徒=天理市立福住中学校

かつて大和茶の一大生産地だった同市福住地区の耕作放棄地に、大和郡山市の「健一自然農園」が注目。茶畑再生を掲げ、住民らとともに無農薬の「里山三年晩茶」を作っている。
福住地区は凍り豆腐(高野豆腐)の生産地だったこともあり、給食では細かく刻んだ凍り豆腐と、茶をパウダーにして練りこんだ「ひむろんドーナツ」を提供。
天理市立福住中学校の給食には、ポークビーンズ、小松菜のソテーやコッペパンとともにドーナツが並んだ。2年の女子生徒(14)は「優しい甘みともちもちした食感で、とてもおいしい」と笑顔で話していた。
今月下旬には、里山三年晩茶を使った「茶飯」が給食で提供される。

J3奈良クラブ、大黒監督初陣は惨敗「ダメだが、ここからがスタート」

奈良クラブの選手のプレーを見守る大黒将志監督(左から3人目)=奈良市

サッカーJ3の奈良クラブは7日、ホームのロートフィールド奈良(奈良市)で特別大会「J2・J3百年構想リーグ」の開幕戦に臨んだ。J2徳島ヴォルティスに0-6で惨敗し、今季から指揮を執る元日本代表FWの大黒将志監督(45)は「ダメだけれど、これで終わりじゃない。ここからがスタート」と前を向いた。
奈良はシュート13本を放ったが、ゴールの枠を外れたり、相手の好守備に阻まれたりした。同じく13本の徳島は昨季J2の4位。格が上の相手に実力差を見せつけられる形となった。
大黒監督は「完敗だが悪くなかった。しっかり決めていれば5点ぐらい取れた」と選手らをフォロー。2~6月の特別大会は昇格や降格はなく、若手育成の機会にもなる。J2水準の試合を体感した選手らとともに「成長し、できなかったところを修正したい」とリベンジを誓った。
7日の入場者数は3223人。奈良の昨季のホームゲームでの平均(2239人)を大きく上回った。

渡来人の息吹 「沼山古墳」などの副葬品展示、橿原で15日まで特別展

沼山古墳から出土したミニチュア炊飯具のかまど、こしき=橿原市

謎の巨石「益田岩船(ますだのいわふね)」(橿原市白橿町)の近くにある6世紀後半の沼山古墳(同)の副葬品などを集めた特別展が同市川西町の歴史に憩う橿原市博物館で開かれている。被葬者は渡来人の有力者とされ、令和6年には初の市指定史跡となった。古墳時代の渡来人の息吹が感じられる展示内容になっている。
東西11㍍の益田岩船は発掘調査されていないが、重要人物のためにつくりかけた古墳の一部とする説がある。その東二百数十㍍の距離に沼山古墳はあり、逆さにしたおわんをかぶせたようなドーム状天井の横穴式石室と、土師器(はじき)のミニチュア炊飯具が出土。これらは渡来人の古墳の特徴で、炊飯具は実際には使えないほど小さく、副葬品としてつくられたとみられている。
会場には、ミニチュア炊飯具のかまどや、コメを蒸すこしき、鍋などを展示。ほぼ同時代にあたる渡来人の周辺古墳である真弓鑵子塚(まゆみかんすづか)古墳(明日香村)や与楽(ようらく)鑵子塚古墳(高取町)、与楽カンジョ古墳(同)の副葬品も集めている。
特別展を担当する市文化財保存活用課の杉山真由美主査は「5世紀に朝鮮半島から渡来人が奈良盆地にたくさんやってきて先進的な技術を伝えた。6世紀後半には有力者が現れ、橿原市や周辺で古墳がつくられた」と説明している。
15日まで。月曜休館。

衆院選の投票呼びかけ 県選管、ショッピングモールで買い物客らに

買い物客に投票を呼びかける選挙啓発キャラクター=大和郡山市

8日投開票の衆院選を前に、県選挙管理委員会は5日、大和郡山市の商業施設、イオンモール大和郡山で投票を呼びかけた。
店内では、県選管職員ら12人と選挙啓発キャラクターの「だいぶっちゃん」と「シカ太」が買い物客らにティッシュを配り、期日前投票の利用を促した。
令和6年の前回衆院選では、県内の小選挙区の投票率は58・49%だった。特に10代と20代の若者の投票率は低く、37・32%にとどまった。県選管は若者に関心を持ってもらおうとSNSへの動画投稿などを通して啓発活動を行っている。
渡辺翔太郎事務局長は「特に若い世代に、投票に行く大切さを訴えていきたい」と話していた。

天理大の学生ら、学園祭で倒れた女性救う 天理消防署が感謝状

感謝状を受け取った天理大の学生ら=天理市

心肺停止に陥った女性を応急手当てで救命したとして、県広域消防組合天理消防署は5日、天理大学の学生と職員に感謝状を贈った。井戸上浩晃署長は「目の前の人を救いたい強い気持ちの表れ。今後もその気持ちを忘れず手を差し伸べてもらいたい」と学生らをねぎらった。
同消防署によると、昨年11月1日に杣之内キャンパス内で開催された学園祭で、20代の女性が突然倒れた。女性は脈がなく心肺停止状態だったため、居合わせた学生らが119番。学園祭実行委員会のメンバーらが連携して胸骨圧迫を行うとともに、自動体外式除細動器(AED)を使って応急処置を施した。
女性は日常生活を送れるまでに回復したという。
学園祭の医務担当で、保健師の指示を受けながら対応した人文学部社会福祉学科4年の山崎美咲さん(21)は「以前受講した応急手当て講習を思い出した。命を救えたことはとてもうれしい」と話した。

ダム水位低下、天候次第で給水制限も 知事、節水呼びかけ

県と26市町村が参加する県広域水道企業団の企業長を務める山下真知事は4日、水源としているダムのうち大滝ダム(川上村)、室生ダム(宇陀市)の水位が低下しており、今後の天候によっては両ダムから給水を受ける地域で給水制限などに踏み切る可能性を示唆した。県民に節水を呼びかけている。
大滝ダムの貯水率は少雨のため、3日時点で7・6%と過去最低値を記録。室生ダムも48・5%まで低下している。
山下氏は、国土交通省などのダム管理者から取水制限の要請があれば、送水圧を下げる給水制限や特定の時間帯を断水する時間給水に踏み切る可能性があるとしており、「取水制限の要請があった段階で、給水制限の可能性があるといった予告を行うことを検討したい」と述べた。

「日本一安全な奈良に」 新人警察官が決意 県警察学校卒業式

昨年4月に採用され、県警察学校(奈良市)で研修などを10カ月間受けてきた新人警察官18人の卒業式が同校体育館で開かれた。卒業生代表で奈良署配属となった丸瀬伐折羅(ばさら)巡査(19)は答辞で、「日本一安全で安心して暮らせる奈良の実現へ全力で職務に邁進(まいしん)する」と決意を示した。

卒業生を代表し、答辞を述べる丸瀬伐折羅巡査(右手前)=奈良市

宮西健至本部長は①県民目線の職務②自己研鑽(けんさん)や実務能力の向上-の2点を挙げ、「失敗を恐れないで」などと訓示した。18人は県内10の警察署に配属され、交番などで勤務する。
天理署配属の辺方(へかた)康生巡査(21)の父、博さんは「信頼される警察官になってほしい」と話した。

県警察学校は3月2、3の両日、警察官を目指す若者を対象に「一日体験入校」を開く。参加できるのは15~32歳で各日60人程度。参加費450円。昼食に給食(カレーまたはハヤシライス)を試食できる。
2月13日まで県警ホームページで事前申し込みを受け付ける。詳細は同校(0742・61・5624)。

J3奈良クラブが新体制発表 「良いサッカーで優勝、昇格を」

新体制発表会であいさつする奈良クラブの大黒将志監督(中央)=奈良市

奈良市や三郷町を中心に県内をホームタウンとするサッカーJ3の奈良クラブは、新体制を発足させた。元日本代表FWで今季から指揮を執る大黒将志監督(45)は、7日から始まる特別大会「J2・J3百年構想リーグ」では「良いサッカーで、優勝したい」と強調。Jリーグが秋春制へ移行し、8月に開幕するJ3も「1年半後には優勝し、J2昇格を」と宣言した。(西川博明)
新体制発表会は1月日、スポンサーで大和ハウスグループのみらい価値共創センター「コトクリエ」(奈良市)で開かれた。選手らが大幅に入れ替わったことを受け、「どんなサッカーをするのか」と問われた大黒監督は「サッカーにレギュラーはない。選手全員に期待するし、(勝つために)確率の高い選手を使う」と語った。
選手らは今季のユニホーム姿を披露。今季から番を背負う新主将のMF森田凜選手(23)は「人生で初めてのキャプテン。サッカーの楽しさを感じながら成長し、切磋琢磨(せっさたくま)して百年構想リーグを優勝したい」と意気込みを示した。
濵田満社長(50)は今季のクラブスローガンを、より強くなるとの意味を込めた「深化する、奈良。」と発表。J3で3年目の昨季は9位だったが「終盤までJ2昇格プレーオフ(3~6位)の争いに加われた」とし、2030年ごろまでにJ1に昇格するとの目標を掲げた。
奈良クラブは7日、ホームのロートフィールド奈良(奈良市)で、J2徳島ヴォルティスを迎えて百年構想リーグの開幕戦に臨む。

近鉄奈良駅近くに公式ストア6日開業

奈良クラブのオフィシャルストアが6日、奈良市の近鉄奈良駅近くにオープンする。公式ユニホームやTシャツなどの衣類、応援グッズや雑貨を販売する。
公式ストアは同駅から北へ徒歩約5分。ホームスタジアムのロートフィールド奈良(同市)へつながる「やすらぎの道」の内侍原(なしはら)交差点の近くに設けた。
2月は土日祝日を中心に営業。開業時間は各日午前10時~午後5時(6日は正午~午後6時の予定)。

高速道路上のバス事故を想定 奈良交通が研修

非常口から脱出する乗客役をサポートする乗務員ら=大和郡山市

奈良交通は乗客の安全確保を図るため、高速道路上の緊急事態を想定した研修を、奈良交通研修センター(大和郡山市)で開催した。西日本高速道路パトロール関西(大阪市)や県警高速道路交通警察隊も協力。乗務員に通報の手順や心構え、乗客の安全な避難誘導の方法などを伝えた。
奈良交通は、運転士らバス乗務員計180人を対象に、毎年研修を実施。研修では、事故で大型バスの乗降口が開かなくなった場合を想定し、後部の非常口からの脱出訓練が行われた。運転士やバスガイドが連携して、乗客らのけがの状態を確認。非常口からおろした縄ばしごで負傷者、高齢者、女性の順で客を安全な場所まで誘導した。避難にかかる時間も計測した。
エンジントラブルで、大型バスが高速道路で停車した事態を想定した対応訓練では、乗客に状況をアナウンスし道路管理者に通報。バスから約90㍍離れた場所に停止表示板や発煙筒を設置した。その後、西日本高速道路パトロール関西の交通管理隊の誘導に従って乗客を避難させた。
奈良交通安全管理部の森豊司統括課長は「高速道路の事故は、後続車両を巻き込むなど重大な事故に発展しかねない。二次被害を最小限に食い止め、いざというときの対応に生かしたい」と話した。

【奈良正論】「神戸の復興、ウクライナに生かす」岡部・神戸学院大教授

講演する岡部芳彦・神戸学院大経済学部教授=奈良市のホテル日航奈良

奈良「正論」懇話会の第98回講演会が3日、奈良市のホテル日航奈良で開かれ、岡部芳彦・神戸学院大経済学部教授が「ウクライナと日本|過去・現在・未来」と題して講演した。
国内のウクライナ研究の第一人者として知られる岡部氏は、2022年からロシアによる侵略戦争が続くウクライナを日本の「隣の隣の国」と紹介。神戸学院大ではウクライナからの避難民や、昨年の大阪・関西万博の展示物を受け入れているとし、「神戸での震災復興の経験をウクライナの復興に生かせないかと考えている」と話した。
ウクライナ国民の大半が「戦時下の選挙に反対している」と指摘。次期大統領選があれば、ゼレンスキー大統領と並び「ザルジニー前ウクライナ軍総司令官らも人気があるかもしれない」と予想した。

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