【バンビシャス通信】 ブースターと喜び分かち合う バンビーナス、Akariさん

「もっと愛されるダンスチームにしたい」とAkariさん。毎日の筋トレは欠かさない
ホームゲーム会場を華やかなダンスで盛り上げるオフィシャルダンスチーム「バンビーナス」。名前の由来は小鹿の「バンビ」と「ビーナス」を組み合わせた造語だ。
昨季からバンビーナスとして活動している香芝市出身のAkari。中学からバトントワリングを始め、高校ではチアリーディング部に所属した。大学に入学後、母親がバンビーナス募集のチラシをみたことがきっかけで応募した。現在、大学2年生。
応募まではプロバスケットボールの試合をみたことはなかった。初めてみたとき、演出なども含めとても魅力的であり、その楽しさに驚いた。もっと広めたいと思ったという。
授業の合間にも学校のジムでトレーニングをする。毎日の筋トレも欠かさない。自分でも明るい性格と話し、じっとしているのが苦手だそう。趣味はショッピングとカラオケ。バイト代は大好きな洋服を買うために使う。
ダンスはレベルが高くかっこいいものを目指す。でも近寄りがたい感じではなく、ブースターの皆さんとたくさんコミュニケーションをはかり、壁をとっぱらいたい。そして、もっと愛されるダンスチームにしたい。「バンビーナスを見に行きたい」。そう思ってもらえるように活動する。
勝利したときはブースターのみなさんと一緒に喜びを分かち合う。試合に負けたときは会場内の重たい雰囲気を払拭。そんなときこそとびきりの笑顔で、来場の感謝を込めてお見送りする。バンビーナスに会いにぜひ会場へ。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【ホーム試合予定】東京エクセレンス戦=3月25日(土)午後6時、26日(日)午後2時▽ならでんアリーナ(奈良市中央体育館)
【お知らせ】3月25日(土)、26日(日)は奈良県内在住の60歳以上1000円(2階自由席)。問い合わせは☎0742・20・1800(火曜日~金曜日午前10時~午後5時)。
【奈良出身の若者】 「夢与えるバレリーナに」 矢倉杏理(ももり)さん(17)が国際コンクール優勝
ウクライナの首都・キエフで行われた国際バレエコンクール「MYSL|POTOK 国際バレエコンペティション」で、シニア部門に出場した御所市出身の矢倉杏理(ももり)さん(17)が優勝した。矢倉さんは「世界の人々に夢を与え、そして愛されるプロのバレリーナになりたい」と話している。
コンクールは、ウクライナ文化省とキエフ市営ダンスアカデミーの支援で3月4~6日に開催された。シニア部門は17~19歳が対象で、ウクライナやロシア、ポーランドなどから約30人が出場した。矢倉さんは予選と決戦でクラシックバレエとコンテンポラリーダンス計5曲を踊り、見事グランプリを獲得した。
3歳のときに姉の影響でバレエを始めたという矢倉さん。平成25年に行われた「第2回全国クラシックバレエコンクールinHIRAKATA」で3位に入賞、「キエフバレエカレッジ」への留学資格を得て、同26年9月から留学。現在は、海外のバレエ団に入団するために必要な証書「ディプロマ」取得に向け、バレエの練習に励む日々だ。
矢倉さんは「世界各国から素晴らしい容姿、技術を持つバレリーナが集まり圧倒された」としつつ、「私も絶対に負けられないと思った」と振り返った。
【あっ、これ食べたい!】御陵餅本舗 甘さ控えめのあん、県外からの常連客も多い
奈良県天理市柳本町の崇神天皇陵近くにある「御陵餅本舗」。 「実は小豆を食べるのが苦手だった」という店主、田代幸義さん(58)が作るあんこは、北海道十勝産の中納言をザラメで炊いた甘さ控えめのあんで、県外からの常連客も多い。
「田舎おはぎ」は少し大ぶりな昔ながらのおはぎ。朝から作った分が無くなれば、注文後に手早く包餡していくという。タイミングが合えば、手早くおはぎが握られる様子も見ることができる。
古墳の形をイメージした「御陵焼もち」は、粘りとコシのある佐賀県産のヒヨクモチを高温で一気について包餡後、一度冷ましたものに、高温の銅板で軽く焼き目をつけている。食べてみると、ぷにっとやわらかなもちがよく伸び、あっさりとしたつぶあんとよく合う。大きめだが、ペロリと完食してしまった。添加物は一切使っていないそうで、日持ちはしないがいくつでも食べたくなる。
普段は製造から販売まで一人でこなす田代さんだが、お彼岸には家族も応援にかけつけるとか。お彼岸のお供えに、いかがでしょうか。 (朋)
【住所】天理市柳本町1536
【連絡先】☎0743・66・3035
【営業時間】午前9時~午後6時
※売切れ次第閉店
【定休日】水曜(3月28日は休業)
【メニュー】田舎おはぎ(あんこ、きなこ各151円)、御陵焼もち(しろ、よもぎ各151円)など
【国を守る】 自衛隊の入隊、入校者を祝う激励会 「不安はない」と荒木航空自衛隊幹部候補生学校長

緊張した面持ちで激励会に臨む自衛隊入隊、入校者=奈良市のならまちセンター
自衛隊奈良地方協力本部からの入隊・入校者を祝う「激励会」がならまちセンター(奈良市東寺林町)であり、出席した63人(男51人、女12人)が保護者など多くの参列者から励まされた。
式では主催者を代表し、奈良県防衛協会の前田武会長が「不安もあるだろうが、失敗を恐れずにいろいろなことに挑戦してほしい」と励ました。来賓の航空自衛隊幹部候補生学校の荒木哲哉学校長は「国を守るという崇高な道を選んでもらい感謝する。いろいろあるだろうが不安はない」と優しく語りかけた。
入隊・入校者を代表してあいさつした一般曹候補生、中井鉄平さん(18)は「期待と不安でいっぱいですが、自らで決意した道なので何かを成し遂げる思いです」と力強く宣言していた。
【結婚】 親が50歳までの子供に代わってお見合い 良縁親の会が30日に奈良で結婚支援フォーラム
結婚相手が見つからない子供に代わって親同士がお見合いをする「結婚支援フォーラム」が3月30日午後1時20分から、奈良商工会議所(奈良市登大路町)で開催される。全国各地で親の代理お見合いを開催する良縁親の会(京都市)の企画で、先着順で100人の参加者を募集している。
当日は出席した親同士が子供のプロフィルを元にお見合いし、気に入った場合は身上書、写真を交換する。その後は親同士で連絡を取り合う。結婚相談所ではないので成婚しても同会に報告義務はなく、追加費用も発生しない。参加資格は50歳くらいまでの独身の子の親に限っている。
奈良県内では平成20年以降毎年開催しており、今回が16回目となる。同会によると、関西では子供が女性の親からの応募が多いといい、応募しても参加できない場合があるという。
参加費は1人1万1千円(夫婦の参加は2万2千円)。申し込みの締め切りは今月21日。問い合わせは良縁親の会(☎075・213・0506)。
【鹿角抄(コラム)】 東アジア文化都市イベントの〝レガシー〟とは? 問われる今後の取り組み
「古都祝奈良(ことほぐなら)」。みなさんはこの言葉、記憶にあるだろうか。年間を通した日中韓の文化交流イベント「東アジア文化都市2016奈良市」のメーンイベントとして昨年9月3日~10月23日の約2カ月、〝時空を超えたアートの祭典〟と銘打って開催されたイベントのタイトルだ。
事業は継続され、奈良市の平成29年度当初予算案にも「アートプロジェクト事業」として9500万円が計上された。具体的な内容は未定だったが、仲川げん市長は「古い街に現代アートを取り入れることで奈良は創造性、変革性に富んだ街ということをアピールする。レガシーを未来につなぐ」とやる気満々だった。
だが担当課によると、文化交流イベント「東アジア文化都市2016奈良市」の来場者数は昨年3月26日~12月26日の期間中に約126万人。市の観光客数は27年で約1500万人だったことを考えると、寂しすぎる。ある職員は「手を広げすぎて、結局インパクトのあるものを残せなかった。奈良のイメージを刷新できるいいチャンスだったのに」とこぼす。街中にポスターも掲示されたが、来場した市民の22%がイベントを「知らなかった」とアンケートに回答した。「東アジアへの関心が高まったか」という質問には4割以上の市民が「変わらない」か「分からない」と答えている。
イベントを取材しようにも、報道資料が配られるのはいつも開催直前。告知記事の掲載すら難しく、「せっかくいいイベントなのに」と、何度ももどかしい思いをした。担当課も「打ち合わせはぎりぎりまでもつれ込むことが多かった。やれることはやったが…」と、市単独で外国とのイベント共催した経験の不足も挙げた。「だからこそ、一過性の打ち上げ花火で終わりではなく、何かを残していかなくては」とする。
記者自身は、日中韓3カ国の高校生の交流事業などを取材する中、イベントの国際性を実感する場面もあった。だが、9500万円を投じても来場した市民の4割に「関心が高まらなかった」と言わしめたイベントの〝レガシー〟とは、一体何なのか。今後に生かす取り組みは、これから問われる。
(神田啓晴)
【学童野球】 県知事杯学童軟式野球 17チームの対戦相手決まる 25日に開幕

抽選会で番号札をあげる牧野ジュニアーズの大谷健輔主将。選手宣誓にも決まった
奈良県内17チームが参加する「第17回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会」(県軟式野球連盟、産経新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が12日、橿原市の市中央公民館で開かれ、対戦相手が決まった。大会は25、26日に五條市内の3会場でトーナメント戦が行われ、4月2日に又一記念球場(橿原市)で決勝戦がある。
抽選会では、県内各支部の予選を勝ち抜いたチームの主将がくじを引き、次々と番号を発表。17チームの対戦相手が決まった。
選手宣誓に決まった、牧野ジュニアーズ(五條支部)の大谷健輔主将(11)は「緊張しますけど、大きな声でみんなに伝わる宣誓にしたい」とし、「チーム一丸となって全力でプレーして優勝目指して頑張ります」と力を込めた。
優勝チームは8月に東京で行われる「高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント大会」に、準優勝チームは7~8月に和歌山県高野町で開かれる「第22回記念高野山旗全国学童軟式野球大会」に出場する。
初戦の組み合わせは次の通り。
①常盤ヤンチャーズ―牧野ジュニアーズ②壱分ジュニアシャインスターズ―田原本スラッガーズ③大淀ブルーサンダース―(①の勝者)④下田スポーツ少年団―斑鳩ジュニアスターズ⑤榛原ジャガーズ―高取ホークス⑥御所ジュニアスラッガーズ―安倍フレンズ⑦柳本キングス―王寺ドンキーズ⑧疋田ボーイズ―飛鳥紀寺スポーツ少年団⑨小林ビートルズ―高田イーグルス













【やまと人巡り】 関西にない味、自分の手で 広島風お好み焼き専門店「雪風」の富岡秀文さん(49)
「関西風対広島風のお好み焼き戦争」が続く(?)中、広島風お好み焼きを奈良市で焼く男性がいる。
近鉄線学園前駅から徒歩5分ほどの専門店「雪風」店主、富岡秀文さん(49)。「自分で何かやりたい」と建設会社を4年前に退社した。出身は大阪だが小学5年から高校卒業まで育った広島で虜になった味を忘れられず、「関西にないなら自分で焼こう」と決心し、2年前に店を開いた。
「カチャカチャ」と手際の良いコテで作る一品を目当てに老若男女が足を運ぶ。こわもてとは裏腹に爽やかな笑顔で客を見送る「ありがとうございます」が印象的だ。前職で現場監督を経験しただけに声も大きい。「広島風のおいしさを知ってもらいたい」と意気込む。 (森)
【センバツ】 「日本一の目標達成を」 智弁学園野球部の壮行会を盛大に

部員は壮行会で日本一を目指すと決意を表明した
第89回選抜高校野球大会に出場する智弁学園野球部の壮行会が8日、五條市の同校で行われた。
壮行会には同校生徒らが参加し、生徒会の春木悠登会長が「野球部に実力を発揮してもらうには、全校生徒一体となった熱い応援が不可欠で、一人一人が智弁学園の生徒としての誇りを胸に、一体感あふれる応援を展開し、母校の勝利に貢献しよう」と呼びかけた。
小坂将商監督が「一戦一戦戦って上を目指してがんばります」とあいさつし、選手一人一人を紹介。選手を代表し、福元悠真主将が「日本一の目標を達成できるよう精一杯がんばります」と決意表明した。
【あっ、これ食べたい!】 本格中華をリーズナブルに 「中国菜館 桂花」
奈良県生駒市真弓南にある「中国菜館桂花(けいか)」のオーナーシェフ、小倉聡さん(58)は「本格中華をリーズナブルに味わってほしい」と話す。
2人から注文できる「春のランチコース」(写真は2人分)は、前菜から中国茶まで11種類。「アサリと菜の花の蒸し炒め」など、春を満喫できる料理が満載だ。桜鯛を使った「鯛の香港風お造り」は、砕いたカシューナッツ、焼売の皮、彩り豊かな野菜と混ぜて、ゴマ油とポン酢でいただく。なじみのある和食の刺し身とは違った食べ方で、楽しめる。
県特産品のヤマトポークを使った「ヤマトポークの白菜包み」は、ヤマトポークのうまみと中華あんが絶妙で、コースのために考案された新メニュー。「大海老の彩り変わり揚げ」は、エビに彩り鮮やかな大根をまとわせ大豆油でサクッと揚げた一品で、どれもしつこくなく、はしが止まらない。「野菜は50種類以上常備し、塩分も控えめにしています。桂花でしか食べられない料理を味わってほしい」と小倉さん。
満席になることが多い人気店のため、予約がお薦めです。 (朋)
【住所】生駒市真弓南1-10-7
【連絡先】☎0743・79・0013
【ホームページ】http://www.c-keika.com/
【営業時間】午前11時~午後3時(ラストオーダー午後2時半、ランチコースは同2時)と午後5時~同10時(ラストオーダー同9時半)
【定休日】火曜
【メニュー】ランチは春のランチコース(2700円)、14種類あるランチセット(864円~1296円)など。ディナーは、ディナーコース(3240円~)、他アラカルトも。
【学童野球】 飛鳥紀寺スポーツ少年団が優勝、知事杯に 奈良ライオンズクラブ杯奈良市学童軟式野球大会
21チームが出場した「第40回記念奈良ライオンズクラブ杯奈良市学童軟式野球大会」(奈良ライオンズクラブ主催)は5日、決勝と準決勝が奈良市のならでんスタジアム(鴻ノ池球場)で行われた。決勝では飛鳥紀寺スポーツ少年団が3―0で西大寺ドリームズを破り、優勝した。
飛鳥紀寺スポーツ少年団は四回、内野安打と死球で出塁し、2塁打で2点先制。六回にも走力を生かして追加点を奪った。
西大寺ドリームズは、何度も3塁に走者を送り、好機を作ったが、あと1本が出ず、涙をのんだ。
優勝した飛鳥紀寺スポーツ少年団は、25日に五條市の上野公園野球場で開催する、第17回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会に出場する。
飛鳥紀寺スポーツ少年団の佐長拓哉主将(11)は「みんなで力を合わせて協力してプレーできたことが勝因」とし、「今後も全員野球でいろんな大会を制覇したい」と話した。
準決勝では、飛鳥紀寺スポーツ少年団が1-0で平城スポーツ少年団を、西大寺ドリームズが5-4で奈良ジュニアファイターズを下した。




【鹿角抄(コラム)】 「好きなことに打ち込む」「輝く人」 発掘して、元気にできる記事を
事件取材を担当していると、日々の帰宅は遅い。いつものように夜もすっかり更けた時間に帰宅したある日。暗くて寒い部屋は、冷え切った体だけでなく、精神面にも多少のダメージを与えてくる。
そんな独身生活の味方・カップラーメンに、いつものように沸かした湯を注ぎ、割りばしで麺をすすりながらテレビのチャンネルを回していたとき。ふと、ある映像に目を奪われ、リモコンを操作する手が止まった。奈良市の少年サッカー大会の放送だった。
保護者が懸命に応援する中、学校のグラウンドで子供たちは白い息を吐き、細い体を泥だらけにしながら、ゴールに向かって一生懸命にボールを追いかけていた。
記者自身も、サッカー少年だった。今はカップラーメンばかり食べているが、当時は食にも気を配り、部活に打ち込んでいた。サッカーに夢中だった昔の自分をテレビで見た少年たちの姿に重ねると、懐かしい思い出に浸れた。そして、少し温まった思いで眠りについた。
先日、2012年のロンドン五輪・アーチェリー競技個人戦で銀メダルを獲得した古川高晴選手(32)=近畿大職員=を取材する機会があった。中学生の前で講演した古川選手は、自分のモットーを「好きこそものの上手なれ」だと話してくれた。世界の大舞台での経験から話してくれた講演は「なるほど」「その通りだ」と思わされることが多々あり、生徒にとっても間違いなく糧になったことだろう。
どんな分野でも、何かに真剣に取り組む人の姿には、他人を感動させる力があると信じている。取材を通じて出会うそうした人たちには、「何かおもしろいな」と感じさせられることが多い。テレビで見たサッカー少年のおかげで温まったのも、同じことだろうと思う。
古川選手が話していたように、「『本当に』好きなことを見つけて打ち込む」ことを、講演を聞いた子供たちには期待している。そして、私も「輝く人」を発掘して、誰かを元気にできる記事を書いていきたい。
(森西勇太)
【西大和保育園】 3歳児、健康パークで、手作りのミニ新幹線を満喫!
奈良県河合町の西大和保育園(松本喜久子園長)の3歳児クラス「元気組」の園児30人が6日、大和郡山市のまほろば健康パークで、ミニ新幹線の乗り物を楽しんだ。
ミニ新幹線は、長年、建設業を営んできた奈良市の中村常明さん(83)が3年前に「まほろばファミリー鉄道」としてパーク内に整備したもの。「子供の喜ぶ顔が見たい」と、全長350㍍の線路と5㌅のミニ新幹線は中村さんがすべて手作りした。
園児らは出発の合図の汽笛が鳴ると大喜び。笑顔で手を振りながら、パーク内の周遊を楽しんだ。
高橋姫凜ちゃん(4)は、「ちょっとスピードが速かった。もっと乗りたい」、小藤昆ちゃん(4)は「速く動くからびっくりした。電車の運転士さんになりたい」と話していた。
【橿考研博】 鋲留短甲の製作 「型紙」新たに確認 「生産体制の謎に迫りたい…」

橿考研付属博物館では、別々の遺跡で見つかった押付板が同じであることを示す映像を見ることができる
橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)などの研究グループは6日、古墳時代中期(5世紀)の鋲留短甲(びょうどめたんこう、甲=よろい)の部材をつくる「型紙(設計図)」を新たに確認したと発表した。鋲留短甲は胴体を覆う鉄製武具で、鉄板を鋲でつなぎ合わせた古墳時代の高度な工業製品。グループは4年前、1例目を確認しており、今回の確認で型紙は少なくとも2つあることが明らかになったという。
グループは九州や関東など6県(30遺跡)で出土した鋲留短甲34点を対象に、背中を覆う後胴上部の「押付板」と呼ばれる部材の3次元計測を行うなど調査。その結果、福岡県行橋市の馬場代2号墳と、長野県飯田市の立石寺所蔵の鋲留短甲の押付板の形や大きさがほぼ同じと判明した。2つの押付板をつくるための木型のような共通の型紙が存在したとみられるという。
押付板は後胴の部材で、曲線状の部分があり、鋲留短甲全体を特徴付ける重要な部分。グループは4年前、宮崎県西都市の西都原4号地下式横穴墓と、同県えびの市の小木原1号地下式横穴墓出土の鋲留短甲が共通の型紙でつくられたと発表。今回、福岡県久留米市出土の鋲留短甲の押付板もほぼ同じ大きさと判明し、3つに共通する型紙があったとみられるという。
馬場代2号墳と、西都原4号地下式横穴墓の鋲留短甲の押付板の曲線部分などには微妙な違いがあり、型紙は別々と考えられている。鋲留短甲は大和政権が近畿地方で大量生産し、地方の豪族に配ったと考えられているが、その生産体制などは謎に包まれている。
グループ代表の吉村和昭・同館学芸係長は「新たな一群を見いだしたことで、鋲留短甲製作において型紙が存在した可能性がより高まった。今後、さらに調査対象を増やして、生産体制の謎に迫っていきたい」としている。
研究成果は同館1階ホールで、4月16日まで紹介されている。
【やまと人巡り】 夢は五輪 クライミング世界ユース選手権3位 天理中2年、西田秀聖さん(14)
昨年11月に中国・広州で開かれたスポーツクライミング世界ユース選手権で、リード種目3位に輝いた天理中学2年、西田秀聖(ひでまさ)さん(14)。結果に、「2人に負けたから、あまり気に入ってはいない」と、負けん気の強さをにじませる。
小学2年からクライミングを始めた。人工壁の突起物(ホールド)を素手やロープを使ってよじ登る競技の魅力は、「練習して登り切ったときの達成感が大きい」ところだ。
授業を終えると大阪府堺市のジムに向かう。何も知らない友達には「帰宅部と思われているかも」と笑う。スポーツクライミングは2020年東京五輪の競技種目で、「みんな強いから勝てるか分からないけど、出場したい」と夢を膨らませる。 (浜)
【やまと人巡り】 シカ理解し、獣医の後継者を 鹿愛護会事務局長、吉岡豊さん(69)
「獣医がいないのなら俺が行く」。吉岡豊さん(69)はそういって一般財団法人奈良の鹿愛護会の獣医となった。
天理市生まれで奈良市に移った中学生のころからシカに親しんできた。獣医として奈良県庁に勤めた後、愛護会から獣医がいなくなってしまうことを知り、愛護会の獣医となった。
「もっとシカを理解してもらって、次の代、その次の代へと伝えていってほしい」。この思いで2年前からは事務局長も務め、子供を対象にしたシカとの触れ合いの場作りに取り組む。施設「鹿苑」の大幅改修も計画している。心配なのは獣医の後継者がいないこと。「いつまでも自分がやるわけにはいかないのでね」。その目は遠くを見詰めていた。 (栗)
【撮影日記】 夜空に浮かぶ若草山 「カメラマンは辛抱、辛抱…」
1月28日、初めて若草山焼きを撮りに行った。ネットにおすすめスポットとして、近鉄大和西大寺駅近くのならファミリー展望台があがっていた。午後5時から無料整理券を配布するということだったが早めの午後4時に行った。すでに行列ができていた。ギリギリ前列を確保でき、幸運だったが「カメラマンは辛抱。早めに、早めに」という教訓を改めて確認した。写真は午後6時15分からの花火と午後6時30分からの山焼きを合成した。手前の大極殿もきれいに収まった。 (佐藤稔撮影)
【2月例会優秀作】「波紋(航跡)」出口博司(広陵町)▽「終わりの美」沼田毱子(奈良市)▽「激写」橋本剛(奈良市)▽「厳冬」福岡延雄(桜井市)▽「冬火」佐藤稔(大和郡山市)
【春日大社御祭撮影会】最優秀賞「春日おん祭り」森井秀樹(田原本町)▽優秀賞1席「撮影会」橋本 剛(奈良市)▽優秀賞2席「出番前」橋本常太郎(奈良市)▽優秀賞3席「本番を待つ」富山久代(奈良市)
【バンビシャス通信】 とびきりの笑顔でお出迎え シニアのボランティアスタッフ

ポーズをとる(右から)上新さん、竹内さん、相澤さん
ホームゲーム会場の入場口でとびきりの笑顔で来場者を迎えているボランティアスタッフさんがいる。上新さん、竹内さん、相澤さんだ(いずれも60歳以上だが詳細は秘密)。さまざまなところでボランティア活動をしている上新さんの誘いで竹内さん、相澤さんも参加したという。
ホームゲームの会場運営の大部分を担うのはボランティアスタッフ。3人にボランティアスタッフの活動について聞いた。
上新さんは「一つひとつ階段を上るように日々、新しいことにチャレンジしたいと思っているので参加した。活動はにぎやかに楽しくやっています」。竹内さんは「いろいろな方と接することで元気をもらえている。入場口では、しゃがんだり立ったりするのでいい運動になっている」。相澤さんは「日常ではないことをさせてもらうことが楽しいと感じている。どんな人が見に来るんだろうと興味をもっています」とそれぞれ楽しそうに話した。
試合観戦の感想について竹内さんは「間近でプレーをみることができるところがバスケットボールの魅力」。上新さんは「2月の連勝は応援の力もあって勝てていると思う」と話していた。
また、バンビシャスの今後について相澤さんは「地元を大事に活動してほしい。選手との交流があると、その人を応援したくなるし、親しみがもてる。選手が地域にきてくれたらとても嬉しいです」と希望を述べていた。
今後も地域に根差し、地域の方々と共に活動、成長していく、プロスポーツチームを目指します。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【ボランティアスタッフ募集中】問い合わせは☎0742・20・1800(火曜日~金曜日 午前10時~午後5時)
【お知らせ】3月4日(土)、5日(日)、25日(土)、26日(日)は60歳以上1000円(2階自由席)。問い合わせは☎0742・20・1800
【ホーム試合予定】
愛媛オレンジバイキングス戦=11日(土)午後6時、12日(日)午後2時▽大和郡山市総合公園
【あっ、これ食べたい!】 「釜めし 玉や」 審査員特別賞受賞の太鼓判付き!

ヤマトポーク角煮の釜めしセットは小鉢3品、漬物、味噌汁、デザートが付く
奈良県葛城市當麻の當麻寺門前にある「釜めし 玉や」は、江戸時代建築というはたごを利用した趣のある店だ。県特産の「ヤマトポーク・大和牛・大和肉鶏」を使った釜飯が味わえる。
一番人気は「ヤマトポーク角煮の釜めし」。注文すると釜が運ばれ、目の前で点火。炊き上げる香ばしい香りについふたを開けたくなるが、火が消えて3分蒸らすまで我慢我慢。
「當麻寺を参拝される前の注文がお薦めです」と店長の赤石宗聡さん(38)。ふたを開けると、ふわ~っと立ち昇る湯気の中から大きな角煮がゴロッと存在感を現わす。
米は葛城市産のヒノヒカリ、醤油は御所市にある片上醤油の「淡色天然醸造醤油」を使う。野菜もできる限り県内の物という。「家庭でも食べたい」という要望から「釜めしの素」も考案、奈良のうまいもの会主催の「第2回認定プレミアム商品審査会」では審査員特別賞を受賞した。
ヤマトポークと野菜の甘みとうまみの詰まった釜めし、お薦めです。 (朋)
【住所】葛城市當麻1242
【連絡先】☎0745・48・5470
【ホームページ】http://taima-tamaya.com/
【営業時間】午前11時~夕方
【定休日】月曜日
【メニュー】釜めしセット(1980円)、桜(1580円)、持ち帰り用に、玉やの釜めし弁当(1280円)、奈良大和の釜めしの素(ヤマトポーク 角煮2合用1800円、大和牛 時雨煮2合用2400円)などもある
【奈良のシカ】 減らない交通事故 1年で81頭死亡 「シカの横断を待ってやってほしい」

シカの交通事故が多発する道路を横断するシカ
「奈良のシカ」の交通事故が後を絶たない。一般財団法人奈良の鹿愛護会(奈良市春日野町)がまとめた2016年版マップ(平成27年7月16日~28年7月15日調べ)によると、奈良公園周辺で131件の交通事故が発生し、81頭が死亡した。 (インターンシップ生 寺脇加乃)
事故は朝夕の通勤時間帯が多く、年間では発情期の10、11月に増える。
交通事故多発地帯のワースト1は県庁東交差点~福智院北交差点(約750㍍)で33件(17頭死亡)だった。交通量とシカの横断が多いことに加え、エサとなるドングリの木があることが要因と考えられる。ワースト2は県庁東交差点~東向交差点(約525㍍)で20件(10頭死亡)、大仏殿交差点~高畑町交差点(約630㍍)が18件(12頭死亡)でワースト3だった。
事故防止策として、標識や看板設置のほか、交通事故があった際、自販機に搭載したカメラが記録したデータが鹿愛護会に提供される「鹿ちゃんカメラ」などがある。事故防止には官民双方が取り組んでいるが、劇的な事故減少には至っていない。鹿愛護会事務局長の吉岡豊さん(69)は「奈良公園は元来シカの生息地。車は速度を落とし、シカの横断を待ってやってほしい」とシカへの理解を呼びかけている。
【鹿角抄(コラム)】 全盲の文化人類学者、広瀬浩二郎さん(49)に学ぶ
「自分の容姿の変化を『見る』ことができないのは、幸せでもあり、不幸でもあると思います」。先日取材した、全盲の文化人類学者で国立民族学博物館(大阪府吹田市)准教授、広瀬浩二郎さん(49)の言葉が印象に残っている。13歳で失明した広瀬さんに、年齢とともに変化していく自身の容姿が、実感として分かるものなのかどうか―と、取材後にメールで送った質問に返ってきた文章の一部だ。
全盲とはどんな世界なのか。想像したとき、記者が思い浮かんだのは、自分の姿形が分からない、つまり、自分が人からどう見られているかが分からない、という不安だった。人の目や評価を気にしがちな性格が透けてみえて嫌気が差したが、広瀬さんからの返信は明るくユーモアに満ち、読みながら吹き出した箇所もあった。
「容姿の変化は、やはり触覚的な印象が中心でしょうか。たとえば『ああ、前髪がだいぶ減ったなあ』とか『顔のしわが増えたなあ』といった感じです」
「容姿の衰えよりも、最近の僕の課題は肥満防止でしょうか。腹が出てきたこと、筋肉が落ちたことなどは触覚で確認すると、時々愕然とさせられます。『これって、ほんとうに俺の腹か…』」
目が見えなくても、容姿の変化は実感として分かるものなんだ―と、考えてみれば当然のことに納得しつつ、それ以上に印象的だったのは、文章全体にただよう広瀬さんの明るさだ。
当然、見えないことによる「幸せ」に限らず、口にしないが人知れない苦悩や「不幸」は多々あっただろう。だが、それを感じさせない陽気さとユーモアに、精神の強さと人間的な魅力を感じる。
広瀬さんの明るさに、人の目や評価なんか気にするな、それで自分の実質が変わるわけではない―と教わったような気がして、少し心が晴れた気がした。 (浜川太一)

海龍王寺本尊の十一面観音菩薩立像の模造に触る広瀬浩二郎さん
【学童野球】奈良ライオンズクラブ杯奈良市学童野球が開幕 21チームが全力プレー

力強く選手宣誓する西大寺ドリームズの橘遼主将
第40回記念奈良ライオンズクラブ杯奈良市学童軟式野球大会が26日開幕し、奈良市のならでんスタジアム(市鴻ノ池球場)で開会式が行われた。大会には21チームが出場し、選手たちは熱戦を繰り広げた。
開会式では、同市立佐保小学校マーチングバンドの演奏に合わせて、選手たちが元気いっぱいに行進した。前回優勝の奈良チャレンジャーズと準優勝の大宮ホワイトベアーズから、優勝杯などが返還された。
その後、仲川げん市長が「日頃の練習の成果を思う存分発揮してください」と激励。西大寺ドリームズの橘遼主将が「保護者やコーチ、野球ができる環境に感謝し、優勝という目標に向かって大好きな仲間とともに全力でプレーすることを誓います」と宣誓した。
この日は、1回戦5試合が行われ、3月4日に2回戦と準々決勝、5日に準決勝と決勝が行われる。
26日の試合結果は次の通り。
登美ケ丘フェニックス5―3東辰ツインズ▽奈良伏見イーグルス5―2平城東スポーツ少年団▽飛鳥紀寺スポーツ少年団5―3奈良北ゴールデンカイト▽奈良ジュニアファイターズ4―1五条山レパード▽帝塚山スポーツ少年団5―3若草ベースボールクラブ
【あっ、これ食べたい!】 大和野菜イタリアン 「ナチュラ」 彩り豊か、ディップで贅沢に

人気の「ナチュラランチ」
「大和野菜イタリアン ナチュラ」は奈良市学園北にある。料理に使う野菜の多くは奈良県内の無農薬・減農薬・有機野菜を中心に、農家から直接買い付けている。オーナーシェフで、ワインのソムリエでもある野村武司さん(44)は「顔と顔が繋がっている農家さんの野菜なので安全、安心です」と話す。
人気の「ナチュラランチ」はボリューム満点。前菜はバーニャカウダ・前菜3種の盛り合わせ・生ハムとサラミの盛りあわせから1品、日替わりのスパゲッティ・生パスタ・ピザから1品が選べる。
取材では、15種類以上の野菜が楽しめるバーニャカウダを選択した。彩り豊かな赤・白・黄色のニンジンや、なかなか見ることがない黒大根、紅くるり大根などが盛りだくさん。ニンニクをミルクで煮たディップに付けると、野菜の味がより際立つ。
パスタは「曽爾高原の大和寒熟ほうれん草サーモンのクリームソースタリアテッレ」を。厳しい寒さの中で育ったほうれん草は甘みが強く、この時季にしか食べられない限定品だという。
大和野菜がたっぷり味わえるイタリアン、お薦めです。 (朋)
【住所】奈良市学園北1―14―5
【連絡先】☎0742・48・1183
【ホームページ】http://www.yamatoyasai-natura.jp/
【営業時間】午前11時半~午後3時(ラストオーダー2時)と午後6時~午後10時半(ラストオーダー10時)
【定休日】日曜と祝日
【メニュー】ランチはナチュラランチ(1800円)、ベジットリアランチ(1500円)、季節のランチ(2500円)など
ディナーはAコース(3500円)、Bコース(5千円)など
※すべて税別
【お水取りの記】 練行衆10人「試別火」入り 3月1日からの本行に備える
東大寺二月堂(奈良市)の修二会(しゅにえ、お水取り)に参籠する練行衆10人が20日、同寺戒壇院の別火坊(べっかぼう)で心身を清める前行の「試別火(ころべっか)」に入った。
「別火」は普段とは用いる火を別にすること。この期間中、練行衆は精進潔斎するとともに二月堂本尊に供える造花をつくったり、声明の稽古をしたりする。
近畿地方に「春一番」が吹いたこの日の午後6時ごろから、戒を授ける和上を務める平岡昇修さんや祈りの中心となる大導師の橋村公英さんら10人が次々と別火坊に着き、静かに中へと入っていった。
初めて籠もる新入1人は先に試別火入りしており、この日から一段と厳しい「総別火」入り。10人は26日から総別火となり、3月1日からの本行に備える。
【やまと人巡り】 役所の堅いイメージ変える 「まるごっと奈良」出演の胎中謙吾さん、吉田愛さん

「まるごっと奈良」に出演する胎中謙吾さん(左)と吉田愛さん
インターネットの動画配信サービス「ユーストリーム」を通じて、奈良の魅力を発信する「まるごっと奈良」を放送している胎中謙吾さん(32)と吉田愛さん(24)。2人は奈良市役所の職員だ。
番組は平成25年12月26日に始まった。毎月1回午後10時から1時間、奈良市のインターネット放送局「DEERs NARA Channel(ディアーズナラチャンネル)」のスタジオから生放送する。季節ごとの特集やおすすめのデートスポット、翌月のイベント紹介など2人が事前に撮影した動画を交えて奈良の魅力を発信している。
発起人は胎中さん。それまでソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を使って、奈良のイベント紹介や告知を個人的に行っていたが、「もっと分かりやすく、奈良の魅力を発信できないか」ともどかしさを感じていた。そんな時、知人から「ネットで番組を配信してみないか」と誘いを受けた。もともと目立ちたがり屋だったという性格もあって快諾、放送を始めた。「始めは1時間もぶっ続けで話すのは大変だった」と振り返る。
一方、吉田さんは平成27年度の入庁後、すぐに番組に出演し始めた。きっかけは奈良女子大での学生時代、公務員を目指していた頃に番組を知った。「学生が職員の生の声を聞ける機会なんてそうそうないし、面白くて毎月聞いてました」といい、番組を通じて奈良への理解を深め、採用試験に合格したという。
新人研修で胎中さんを見かけ、声を掛けた。「一緒にやろうや」と胎中さんに出演を勧められ、不安だったが決意した。今は仕事の後、一緒にイベントを取材したり、それぞれが外出先で動画を撮影したりと、二人三脚で番組を制作している。
最近の放送では奈良のイチゴ「古都華」をカメラを前に試食してそのおいしさを紹介したり、おすすめデートスポットとして近鉄奈良駅周辺のカフェやレストラン、奈良の夜をイルミネーションで飾る「なら瑠璃絵」を紹介した。
「市役所職員がプライベートで奈良の魅力を発信することにこだわって、もっとPRしていきたい」と胎中さん。吉田さんも「若い人に週末も奈良で過ごしてもらえるように面白い情報を伝えたい。市役所の堅いイメージも変えて、職員になりたい人が増えるようにも頑張ります」と声を弾ませた。 (啓)
【バンビシャス通信】 〈選手丸はだか〉 バッシュが相棒 ポイントガードの平尾充庸選手(27)
平尾充庸(ひらお・あつのぶ) 1989年4月4日生まれ、徳島県出身。身長178㌢。
バンビシャスで日本人選手のトップスコアラー。ポイントガードは司令塔で、ゲームをコントールする役割を持ちながら、積極的に得点も狙う。相手チームからは最も警戒される存在の一人だ。
3人兄弟の一番下。小学1年から始めたバスケットボールは兄弟の影響だった。「本当はサッカーにも興味があった。兄弟と送り迎えが一緒の必要があったのでバスケットに。最後まで夢中になっていたのが僕でした」
プロバスケットボール選手になって2年目の2013年、中学時代の同級生と結婚した。今は3歳の娘と1歳の息子のお父さんだ。
高校はスポーツの名門・明徳義塾。同級生にはプロ野球オリックスバファローズで活躍する伊藤光選手などがいる。
天理大学に進み、大学4年の時にはインカレで歴代最高の3位にチームを導き、自らも得点王となった。昨季まで所属した広島ドラゴンフライズではキャプテンとして創設2年目のチームを天皇杯準優勝に導いた。
バッシュが相棒。自由にカラーをカスタマイズできるナイキのバッシュを何足も持っている。並行して履くことで、常に足にフィットしたバッシュでプレーできるという。
この日はジーンズに白いスニーカー、ブルゾン。ポイントは茶色いメガネで、「伊達メガネでレンズはありません。普段はメガネをかけないと落ち着かないんです」と屈託なく笑う。
チームの勝敗の鍵を握る男は私生活では違う自分になって試合に備える。 (バンビシャス広報 和田真智子)

お気に入りのバッシュを手に笑顔の平尾選手
【確定申告】 柔道の篠原信一さん、奈良納税協会でPR
平成28年度分の所得税などの確定申告の受け付けが16日から全国一斉に始まった。奈良市の奈良納税協会では、天理大学出身で平成12年のシドニー五輪柔道男子100㌔超級の銀メダリスト、篠原信一さん(44)がパソコンを使った確定申告を体験した。
篠原さんは奈良税務署員の説明を受けながら、国税庁専用ホームページの「確定申告等作成コーナー」でのデータの入力などの申告操作を模擬体験を行った。
篠原さんは「確定申告は複雑なイメージがあったが、ホームページ上には説明もあり非常に簡単。効率よく便利に納税ができます」と話した。
また、納金の使い方について問われると、「スポーツ振興や教育など、未来の子供たちのために使ってほしい」とした。確定申告の受け付けは、来月15日まで。

インターネットによる確定申告を体験する篠原信一さん
【鹿角抄(コラム)】 思い出の玄武 ついに対面 次の大フィーバーには携われない…

明日香村の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で展示されている四神の玄武。修復後初めて一般公開された
奈良県教委を担当していた昭和58年11月10日、奈良県庁北側の会社(支局)に戻ると、社内は少し緊張した空気に包まれていた。明日香村で11年ぶりに極彩色壁画が発見されたというのだ。社会部出身のデスクが担当記者と電話でがんがんやりとりし、普段は仕事にはあまり口をはさまなかった温厚な支局長も加わって、どう報道するか、対応を協議していた。
夜になり、現場で取材した先輩の担当記者がわざわざ支局に上がってきて、大発見の原稿を執筆した。しかし、発見された肝心の極彩色壁画の写真はなかった。
このときの調査は当時、最先端技術のファイバースコープを使った調査だった。古墳石室内に盗掘穴からファイバースコープを挿入、北壁に描かれた極彩色壁画を撮影するという画期的な方法だった。調査には大学教授や村民らが参加していたが、放送局も加わっていたので当初、写真は提供されなかった。
「写真がないのに載せるのか」「他紙もいくのか」など侃々諤々(かんかんがくがく)の議論のあと、結局、写真なしで発見の第一報を載せることが決まり、翌11日の朝刊1面には「亀虎(キトラ)古墳で極彩色壁画・玄武発見」の大見出しがおどった。
その日の夕刊も玄武の記事で埋まり、私も、今は国営飛鳥歴史公園になっているキトラ古墳周辺を走り回り、地元の人たちの興奮を伝える記事を送った。忘れられない入社2年目の玄武発見ドキュメントである。
その玄武は今月19日まで、明日香村の四神の館で公開されている。写真は何度も見ていたが、本物を見たのは一般公開に先立つ報道公開(1月19日)が初めてだった。「これが本物か」とちょっと感動し、「玄武の下の獣頭人身の壁画が完璧だったらもっとすごいのに」と思った。
高松塚、キトラにとどまらず明日香村には、まだ壁画古墳が眠っている可能性があり、第3の極彩色壁画が発見されれば、大フィーバーになることは間違いない。だが、そうした古墳が運良く発掘調査されるのは、数十年に一度のこと。今年が定年の私が、その発見報道に携わることは、残念ながらなさそうだ。 (野崎貴宮)
【あっ、これ食べたい!】 旬の素材をギュッと瓶詰め ジャムの店「confiture cotocoto」

色とりどりのジャムやソース
奈良市あやめ池南のジャム店「confiture cotocoto」でコンフィチュール(ジャムやソース)作家の奥田晶子さん(45)が作るコンフィチュールは、無添加で安全安心。旬の素材をギュッと一瓶一瓶に詰め込んでいる。
農家に嫁いだ奥田さん。食卓には無農薬の自家菜園で採れたての野菜を使った料理が常に並び、食べきれない分は加工品にして保存していた。そのおいしさに魅了され、コンフィチュール作りに励む日々という。
取材した日は、三重県の「たかみ農園」のマイヤーレモンを使った「よくばりレモンのマーマレード」を作っているところだった。「このマイヤーレモンは苦みやエグミがなく、酸っぱいけど甘ったるくなく仕上がります」と奥田さん。「おいしい素材を活かしたい」と素材選びにも余念がない。
「のせてよし‼ まぜてよし‼ 万能ネギ塩ごまソース」はエビチリや餃子の調味料としても使え、仕事や子育てで忙しい人にもピッタリ。
月に2日間開催している「オープンデー」は試食をしながら選べる。また、イベント(3月18・19日にポケットマルシェ深北緑地)出店や、インターネットでも通信販売している。
料理にもお菓子作りにも使えるコンフィチュール、お薦めです。 (朋)
【住所】奈良市あやめ池南(詳細は問い合わせ)。3月18、19日のポケットマルシェ深北緑地は大阪府大東市深野北4―284
【連絡先】☎090・8534・9288
【ホームページ】http://confiture-cotocoto.com/
【メニュー】よくばりレモンのマーマレード(800円)、桜の花咲くりんごゼリー(800円)、良い仕事してます‼かぼすピールとキウイのジャム(800円)、のせてよし‼ まぜてよし‼ 万能ネギ塩ごまソース(1200円)、おこわのもと(1200円)など
※すべて税抜き価格
【特典】インターネット通信販売で、産経新聞特別セットを販売
【奈良 風物詩】 112年ぶりに田植歌 大和神社で五穀豊穣祈る伝統神事

田植えの所作を奉納する早乙女
奈良県天理市新泉町の大和(おおやまと)神社で、五穀豊穣を祈る伝統神事「御田植祭」が営まれた。明治時代に途絶えていた「田植歌」も112年ぶりに披露され、関係者らは歴史的瞬間に立ち会えた喜びを分かち合った。
同祭は毎年2月10日に行われ、早乙女や田人にふんした地元の小中学生が境内の前庭を田に見立て、鋤入れから田植えまでの所作を奉納する。田植歌は、早乙女が松苗を稲に見立てて植える際に歌われていたが明治38(1905)年に途絶え、所作のみが代々受け継がれていた。
今回、氏子の森口豊さん(68)が祭りの歴史を調べ、大正時代の文書などから、田植歌の歌詞や抑揚を突き止め、復活にこぎつけた。
10日、早乙女役の小中学生5人が松苗を植える所作をする中、県内で活動する雅楽団体「青丹雅楽会」のメンバーが「わか種植えほよ 苗種植えほよ」と田植歌を披露。復活した歌を聞いた森口さんは「とにかく一安心。これからずっと継承していきたい」と感慨深げな表情を見せていた。
塩谷陸男宮司(73)は、「多くの方の協力で田植歌が復活しありがたい。神事中に晴れ間が訪れ、神様も力を貸してくれた」と笑顔を見せた。
早乙女役を務めた市立朝和小5年、中西楓さん(11)は、「等間隔に松苗を植えるのは難しかったけど、初めての経験で楽しかった」と話していた。


































