「ミ・ナーラ」屋上に焼肉ビアガーデン
奈良市の商業施設「ミ・ナーラ」屋上に、「焼肉ビアガーデン スカイパラダイス」がオープンした。夏祭りをイメージした照明と風鈴が特徴で、31日まで営業している。
新型コロナウイルスの感染拡大で旅行や会食が自粛される中、安心して食事を楽しんでもらおうと、奈良健康ランド(天理市)が企画した。
感染防止対策として、受け付けでの検温やアルコール消毒を実施するほか、屋上の特設会場は席数を3分の2に制限してテーブル間の距離を確保。料理は個別包装で提供し、ビールのおかわりはジョッキを取り換えて注ぐなど、安全に配慮している。
専門店がプロデュースした焼き肉プレートに、一品料理の食べ放題と飲み放題がついたプランのほか、黒毛和牛が楽しめるプランも用意されている。
奈良健康ランドの担当者は「風通しのいい屋上で食事を楽しんで、少しでもストレスを発散してもらえれば」と話した。予約・問い合わせは同社(0743・64・1126)まで。
一方、奈良市のホテル日航奈良では、若草山や興福寺五重塔、東大寺大仏殿などが見渡せる「屋上爽快ビアガーデン」を営業している。9月12日まで。問い合わせは同ホテル(0742・35・6621)。
県内経済「下げ止まりの動き」 7月総括判断 上方修正
奈良財務事務所は、7月の県内経済情勢報告を公表した。新型コロナウイルスの影響を受けた総括判断について、「極めて厳しい状況にある」とした4月判断から、「極めて厳しい状況にあるものの、足下では下げ止まりの動きがみられる」と上方修正した。
個人消費のうち観光動向では、奈良市内の主要ホテルの客室稼働率・宿泊人数から、国内観光客が徐々に戻ってきているとした。生産活動は「減少している」とした前回判断を据え置きに。一方、有効求人倍率が5月まで5カ月連続で前月を下回り、雇用情勢は「弱い動きとなっている」と下方修正した。
同事務所の小林基裕所長は今後の見通しについて、「国内観光客が徐々に戻ってきているが、これまで奈良県の観光に大きく貢献したインバウンド(訪日外国人客)は事実上ストップしている。観光関連業などを中心に厳しい状況が残るとみている」とした。
コロナ対策認証ステッカー 奈良市が今月、申請受け付けへ
奈良市は新型コロナウイルスの感染対策を徹底している店舗への認証制度を立ち上げ、今月後半に認証ステッカー発行の申請受け付けを開始すると明らかにした。
認証ステッカーは、業種や業態ごとに列挙した対策項目について、クリアできているか自己チェックした上で申請する。認証制度の解説や感染防止の啓発が書かれたチラシを、市内約3600の店舗に来週中に発送する予定。仲川げん市長は7日、記者団に対して、市内のガールズバー関係で3人の感染が判明したことを明らかにし、「市内店舗で感染が広まった事例の確認は初めて。危機感を一段上げた対応が必要」と話した。
野球部に届け「リモート応援」智弁学園 吹奏楽部やチアリーダーらが撮影
10日開幕の甲子園交流試合に出場する智弁学園(五條市)の野球部にエールを送ろうと、応援団やチアリーダー、吹奏楽部の生徒ら約60人が7日に校内で「リモート応援」の撮影会を行った。
新型コロナウイルスの影響で春の選抜大会、県独自大会とも球場での応援はかなわなかった。交流試合も同様だ。7月21日に生徒会主導で応援団やチアリーダー、吹奏楽部の生徒らが壮行会を開いたが、交流試合が近づくにつれ、「野球部に何かしてあげたい」との声が上がったという。
そんな中、吹奏楽部の部員が動画投稿サイト「You Tube(ユーチューブ)」で、富山商吹奏楽部の「リモート野球応援」動画を発見し、今回の企画が持ち上がった。
この日は、兄弟校である智弁和歌山の代名詞で、ビッグイニング

リモート応援の撮影を行ったチアリーダーら
チアリーダーの木村優那さん(16)は「甲子園で踊れないのは残念だけど、貴重な体験ができた。私たちの元気な声が少しでも野球部に届けば」と笑顔で踊りを披露。吹奏楽部の部長を務める山仲雛子さん(17)は「精いっぱいの演奏ができた。野球部だけでなく、コロナで大変な思いをされている方も元気になってもらえれば」と話し、同部の学生指揮を務める尾上智哉さん(17)は「僕らの応援を聞いて、少しでも高校野球に興味を持ってもらえたら」と笑った。
【バンビシャス通信】オンラインで「投げ銭」も きょう公開練習配信
バンビシャス奈良は8日、新体制となって初の公開練習をライブ配信します。今回は新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、オンラインのみで実施。開幕に向け、懸命に練習に励む選手らの姿をご覧いただけます。
ライブ配信では、チーム編成を担当する神田悠輝・ゼネラルマネジャー(GM)が新加入の外国籍選手を発表。新シーズンに臨むチームの全容が明らかになります。練習後には選手のトークショーもあり、盛りだくさんの内容です。
公開練習は、コミュニティー型交流サイト「Engate(エンゲート)」を使って配信します。クレジットカードでポイントを購入し、応援したい選手やチームにギフティング(投げ銭)できるサービスがあるのが特徴で、登録は無料です。
新型コロナウイルスの影響で、スポーツを生観戦する機会が減る中、ファンとチームをつなぐデジタルギフトの仕組みとして注目されています。
パソコンやスマートフォンで練習を見ながら、投げ銭をすることもできます。その際に選手に質問してもらえれば、トークショーで一部の質問にお答えします。
皆さまからのデジタルギフトをクラブの運営や選手の支援に活用し、新規事業としてオンライン配信での収益化も目指す考えです。
(バンビシャス広報和田真智子)

新加入の伊藤大和選手
「2020ー21シーズン オンライン公開練習」の配信予定は次の通り
■日時
8月8日(土)14:00~16:00
■スケジュール
14:00~公開練習 配信開始
15:30~選手インタビュー
16:00 終了
市職員がコロナ感染 宇陀市長「冷静な行動を」
宇陀市議会の臨時議会が6日開会した。6月の市長選で当選した金剛一智市長が市議会議場に初めて登壇し「市の発展のために全力で取り組む」と表明した。
金剛市長は市職員らの新型コロナウイルス感染を受け「保健所と連携し、速やかな対応を図っていく。過剰に心配することなく、公的機関が発信する正確な情報をもとに冷静な行動をお願いします」と市民に呼び掛けた。市によると、PCR検査を受けた濃厚接触者ら65人は全員陰性だった。
この日の市議会では、新型コロナ対策費を盛り込んだ約3億9千万円の一般会計補正予算案などが審議された。
亡き母しのび、平和記念式典へ 県遺族代表の岡田康志さん
広島市で6日に開かれる「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)に、県遺族代表として奈良市の岡田康志さん(63)が出席する。昨年11月に母の園江さんを91歳で亡くし、まもなく初盆を迎える。「これを機会に、気持ちに一区切りをつけられたら」。戦後75年の節目の年。亡き母に思いをはせ、広島に向かう。
園江さんは島根県出身。地元の県立大田高等女学校に通っていたとき、広島県呉市の海軍工廠に学徒動員された。終戦翌日の昭和20年8月16日、帰路に就く際に広島駅で入市被爆したという。戦後30年以上が過ぎ、女学校の後身にあたる県立大田高校から連絡があり、昭和57年に被爆者健康手帳が交付された。
園江さんは何事にも積極的で面倒見がよい性格だったが、戦争についてはあまり話したがらなかった。康志さんは「やっぱりいい思い出がないからかな」とおもんばかる。
岡田さんによると、4年前に91歳で亡くなった父の年治さんも、満州に徴兵されていたことがあり、終戦後に大工仕事で広島に行っていたと聞いた。同様に、戦争について話すことはめったになかったという。
岡田さんは、原爆投下後に降った「黒い雨」をめぐる訴訟で、原告全員の請求を認めた先月の広島地裁判決にふれ、「母は体が弱かったが、91歳まで生きてこられたのも(被爆者健康手帳のおかげで)手厚い保護を受けられたから。他に被爆が知られていない人も、母のように保護が受けられるようになってほしい」と期待を込める。
園江さんは亡くなる数年前から入退院を繰り返し、同居する康志さんが介護していた。平和記念式典に出席するのは初めてで「母のいた呉や広島平和記念資料館を訪れ、気持ちの整理もしていきたい」と話した。
奈良市長杯学童野球、奈良伏見イーグルスがV
第40回奈良市長杯奈良市学童軟式野球大会の準決勝と決勝が同市の柏木球技場で今月2日行われた。決勝は奈良伏見イーグルスが4ー1で奈良ジュニアファイターズを破って優勝した。1日と2日の試合結果は次の通り。
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【準々決勝】平城スポーツ少年団1ー0大安寺アパッチライオンズ▷やまと6ー0高の原ファイターズ
【準決勝】奈良伏見イーグルス3ー0平城スポーツ少年団▷奈良ジュニアファイターズ7ー0やまと
藤原宮跡でハス見頃
藤原宮跡(橿原市)の蓮池で白やピンクのハスの花が見頃を迎え、見物客の目を楽しませている。
蓮池は藤原宮跡の世界遺産登録をPRしようと設けられた花園の一つ。約3千平方メートルの池にさまざまな品種が植えられている。市は例年、開花状況をホームページで発信しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大を考慮して取りやめに。それでも、マスク姿の見物客が多数訪れ、涼を感じさせる花に見入っている。8月上旬まで楽しめそうだ。初めて訪れたという大阪府藤井寺市の東野晋之さん(65)は「こんなに花がたくさんあるところは初めて。本当にきれいで、びっくりしています」と話した。
犯罪・非行防止 ボンネットバスで啓発
桜井市や桜井地区保護司会などでつくる「社会を明るくする運動桜井地区推進委員会」のメンバーが、ボンネットバスに乗り、犯罪や非行の防止などを呼び掛けた。
運動は国が全国規模で取り組み、今年で70回目。7月は強調月間で、更生への理解を深めることも目的としている。
これまでは桜井駅前でチラシや啓発用ティッシュを配布してきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止に。そこで、ボンネットバスによる啓発が企画された。バスは奈良交通からチャーターし、側面に「社会を明るくする運動」の横断幕を掲げている。
推進委員が乗り込んだバスは市役所を出発して市内を循環。車内から委員が手を振り、犯罪防止などを訴えた。清水宏泰・桜井地区保護司会長は「多くの市民がバスを見てくれ、かなりアピールできた。今後もこうした取り組みを行っていきたい」と話した。
県債残高5年連続減 一般会計決算
県は令和元年度一般会計決算の概要を発表した。県民の借金にあたる県債残高は1兆27億円で、26年度の1兆700億円をピークに5年連続減少。歳入・歳出はともに増加して5千億円台となり、翌年度に繰り越す財源を差し引いた実質収支は14億6400万円で黒字を維持した。
県の財政状況の指標(速報値)は、借金の割合を示す実質公債費比率が前年度比1ポイント減の8・7%。将来、支払う可能性のある負債の一般会計に占める割合である将来負担比率は同3・3ポイント増の156%で、いずれも基準をクリアしている。
歳入は前年度比3%増の5164億5900万円、歳出は同2・6%増の5113億6600万円。県コンベンションセンターやなら歴史芸術文化村の整備に加え、国の「防災・減災・国土強靭化政策」を受けた公共事業の推進による普通建設事業費が増加の要因となった。
地域の事業者を救え! クーポン券発行、特典付きスタンプラリーも
新型コロナウイルスの感染が再拡大しつつある中、売り上げが落ち込む事業者を支えようと、地域振興券やクーポン券を発行する自治体が相次いでいる。一方で、地域の団体や事業者が特典付きのスタンプラリーを企画するなど、新たな支援策も生まれている。
大和高田市は1人当たり5千円分、王寺町は町内の参加店舗で使用できる1万円分の地域振興券を配布する。川西町は、500円ごとの会計につき300円券1枚が使用できるクーポン券(1世帯6千円相当)の配布を決めた。香芝市(1世帯5千円相当)や斑鳩町(1世帯3千円相当)もクーポン券を発行する。
一方、大和高田市では、市内のボランティア団体や事業者らがスタンプラリーを企画。「大和高田市のみんなでタッグを組む」との思いを込め、「やまタグっ♡」と名付けた。
実行委員長を務めるボランティア団体「地域交流空間エンジェル」の岸本麻美代表は「新型コロナの影響で地域全体が暗くなっていた。参加店舗に気力や活力が芽生え、地域が活性化するイベントにしたい」と意気込む。
期間は9月1日~11月30日で、市内の飲食店や結婚相談所、美容院など店舗が参加。各店舗にスタンプカードを配置し、計600枚を配布する予定だ。
500円につき、「アマビエスタンプ」1つが押印され、各店舗が考案した特典を提供。スタンプ5個で「アマビエエコバッグ」、10個たまれば好きな店舗の商品と引き換えられる。12月上旬には、各店が保管した使用済みのスタンプカードを実行委が回収し、参加店で利用できる金券が当たる抽選会も実施する。
岸本さんは「今回の企画では多くの方々から協賛金や寄付をいただき、人の温かみを感じた。熱い思いを持った人たちが集まる大和高田市の魅力を発信していきたい」と話した。
アマビエ×シカ 革製オリジナルキーホルダー
奈良市で革製品の製造・販売を手がける「革遊び HARUHINO」が、疫病の流行を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」の姿をしたシカをあしらった革製のオリジナルキーホルダーを販売している。販売価格600円のうち500円を日本医師会に寄付しており、代表の辻之所恒久さん(48)は「少しでも医療関係者の助けになれば」と話している。
HARUHINOは近鉄奈良駅にほど近い奈良もちいどのセンター街にあり、他の土産物屋や雑貨店と同様に、新型コロナウイルスの影響で売り上げは激減しているという。そこで、革製品の良さを知ってもらうのと同時に、一日も早い収束を願って、愛嬌のあるシカとアマビエを融合したオリジナルデザインのキーホルダーを製作した。
4月下旬から販売を開始し、これまでに約400個を売り上げた。インターネット通販で別の革製品を購入すれば無料で1個進呈。キーホルダー単品で購入すると送料は無料となる。
辻之所さんは「染めていない牛のヌメ革なので、革製品の良さを知ってもらうのにちょうどいい。ぜひ手に取ってみてほしい」としている。問い合わせは同店(0742・26・5517)。
コロナ禍で提案する「音楽の形」 NPOが奉納演奏をDVDに
新型コロナウイルスの影響で文化芸術活動が制限されている今、芸能の聖地・奈良の魅力を伝え、音楽を楽しむ新たな形を提案しようと、奈良市のNPО法人「音楽の森」がDVD「森への贈り物~奈良の心を訪ねて vol.1 龍王ケ渕」を製作した。音楽が自然や神仏にささげられてきたことを思い起こそうと、第1弾は宇陀市の自然池周辺での演奏を収録。今後も他の場所で奉納し、新たな可能性を探る。
コロナ禍にあっては「3密」を避けるため、劇場やホールなどでの舞台が難しく、音楽関係者は苦境に立たされている。そこで、同NPО理事長で声楽家の荒井敦子さんらが新しい形を模索。古来、芸能がささげられてきた奈良の自然や寺院を舞台に音楽の奉納を映像化、DVDにして多くの人に伝えることにした。
第1弾を収録したのは、宇陀市室生向渕の龍王ケ渕。山中の自然池で、周辺の木々が映り込む美しい光景を見せる。
荒井さんや歌の村尾藍さん、ピアノとトランペットの「ミトラバ」らが5月下旬に現地で収録。DVDには、朗読と龍王ケ渕にささげるオリジナル曲などを収めている。
今後は川上村や天川村
などでも収録予定で、荒井さんは「奈良には春日若宮おん祭などで芸能が奉納されてきた歴史があり、音楽を神仏や自然にささげるという原点に立ち返るべき。さらに、その映像を収めることが新たな音楽活動の形になれば」と話している。
DVDは5千円、ブルーレイは5500円(ともに税別)。購入希望者は音楽の森事務局へ。電話(0742・27・3030、水・金曜)やFAX(0742・27・0020)などで受け付ける。
奈良伏見イーグルスがV 産経新聞社杯 奈良市学童野球大会
第42回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会の準決勝と決勝が18日、奈良市の都祁生涯スポーツセンター球技場で行われた。決勝は奈良伏見イーグルスが平城スポーツ少年団を2―1で破り、4年ぶり2度目の優勝を飾った。両チームは来月29日に開幕する「第61回県学童軟式野球大会(兼)ほっかほっか亭カップ第44回近畿少年軟式野球大会県予選会」に奈良支部代表として出場する。奈良伏見イーグルスは三回に1点を先制されたが、五回に逆転2ランが飛び出して形勢をひっくり返し、連覇を狙った平城スポーツ少年団に競り勝った。
奈良伏見イーグルスの北川温久主将(12)は「県大会でも全員野球を心がけて、優勝を目指したい」と抱負。尾崎豊和監督は「先制されたがあきらめず、粘り強くがんばってくれた」と選手らをたたえた。
平城スポーツ少年団の奥野蓮生主将(11)は「チームはまとまっていてよかった」と振り返り、堂前孝司監督代行は「コロナ禍でも個人練習を励み、成長してくれた」と評価した。
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【準決勝】奈良伏見イーグルス5ー0山陵クィーンズ▷平城スポーツ少年団2ー0高の原ファイターズ

優勝の奈良伏見イーグルス

準優勝の平城スポーツ少年団




喜光寺でハスの花が見ごろ
奈良市の喜光寺で、清楚なハスの花が見頃を迎えている。今年は例年より少し遅く、6月中旬から咲き始めたといい、8月初めごろまで美しく咲き誇る様子が楽しめる。
境内にはピンクが鮮やかな「大賀ハス」など、約種250株のハスが鉢で栽培されている。朝方に咲き始め、昼過ぎにはしぼんでしまうため、午前中からじっくり眺めたり、写真を撮ったりする人の姿がみられた。
小林澤應副住職(53)は「美しいハスの花を見て、心を癒していただければ」と話した。
ホーランヤの火祭り行事中止 橿原市
橿原市は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、8月15日に市内の春日、八幡両神社で予定していた伝統行事「東坊城のホーランヤ」(国選択無形民俗文化財)の火祭り行事を中止すると発表した。
氏子らが燃え盛る約500㌔の大松明を担ぎ、境内を回る勇壮な行事で、毎年多くの人が訪れている。非公開の神事は予定通り実施する。
傑作ずらり 鎧の「美」堪能 春日大社で特別展
鎧の魅力を紹介する特別展「Enjoy鎧 日本一の鎧を楽しむ」が、春日大社(奈良市)の国宝殿で開かれている。国宝「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」(鎌倉時代)など約30件を展示。国宝殿は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、6月5日まで臨時休館していたため、会期を9月23日まで延長した。
貴族や武家から信仰があつかった春日大社は甲冑や刀剣の宝庫。今回は大鎧や胴丸などの傑作を並べ、その構造や美の理由なども知ってもらうことにした。
展示品のうち、「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」は威糸が紅花染めで、金
物はウメやウグイスなどが意匠化されていて美しい。修理の際の記録写真を通じ、構造まで詳しく分かる。「春日社宝蔵鎧四領之図」(江戸時代)は春日大社に伝わった2領の赤糸威大鎧と2領の黒韋威胴丸の実写絵図で、精細に描かれている。
国宝殿の渡辺亜祐香学芸員は「鎧はきれいで格好よく、見て楽しめるが、構造を知ればさらに面白くなる。展示を通じ、それが伝われば」と話している。
会場では、マスク着用など新型コロナウイルスの感染防止対策を呼びかけている。
大人500円。高校・大学生300円、小・中学生200円。今月13日は展示替えのため休館。問い合わせは春日大社(0742・22・7788)。
「大和茶ビール」共同開発 醸造会社と茶農園がタッグ
地ビールを製造販売する奈良醸造と、大和茶を手掛けるティーファーム井ノ倉(ともに奈良市)が、大和茶の一番茶を使ったビール「Eighty Eight(エイティエイト)」を共同開発した。
エイティエイトは、ベルギースタイルのビール「セゾン」に、抹茶の原料となる「碾茶」を低温で漬け込み、茶の甘みと香りを引き立てた。ビール1㍑に約4㌘の茶葉を使用。お茶の香りがふわっと鼻に抜ける清涼感も特徴だ。
数年前に米国のビール会社が抹茶を使ったビールを販売し、日本でもヒットした。奈良醸造の浪岡安則社長(41)は「日本で作る方がおいしいはず。悔しい思いをした」と開発のきっかけを語る。その後知り合ったティーファーム井ノ倉の井ノ倉光博社長(56)と半年かけて研究を重ね、ようやく思いが結実した。
「ビールとお茶の境界線を探り、雑味がなく、すっきりとした味わいに仕上がった」と浪岡さんが言えば、井ノ倉さんも「ビール造りに茶葉を提供したのは初めて。お茶という商品の幅が広がった気がする」と語る。2人は「奈良においし

大和茶ビールを共同開発した、奈良醸造の浪岡安則社長(左)とティーファーム井ノ倉の井ノ倉光博社長=奈良市
奈良醸造の工場(週末のみ)やオンラインストアなどで購入できる。価格は商品名にちなみ880円。
老舗ライブハウス 待望の営業再開 創業40年
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月末から休業していた奈良市の老舗ライブハウス「ビバリーヒルズ」が約4カ月ぶりに営業を再開した。店とゆかりのある著名アーティストのTシャツの売り上げで苦境を乗り切ったといい、坂口照太郎代表(42)は「一度は閉店も考えましたが、奈良の音楽の灯を消したくなかった。待っている人たちの期待にも応えたかった」と感慨深げに話す。
ビバリーヒルズで待望のライブが開かれたのは6月27日。奈良市在住のパーカッション奏者、スティーヴエトウさん(62)の演奏に、応募
で選ばれた約10組の観客が酔いしれた。
音漏れ対策で扉を開けられないため、厨房の大型換気扇をフル稼働。ライブを2部制にして観客の入れ替え時に換気した。また、客席の最前列を空席とし、演者にはステージ後方に下がって演奏してもらうなど万全の感染対策を取った。定員は通常55人だが、当面は20人程度に縮小して営業する予定だ。
休業中は家賃などの固定費を稼ぐため、アーティストの応援メッセージ入りTシャツを販売。店で演奏したことがあるウルフルズや押尾コータロー、嘉門達夫らがメッセージを寄せてくれたといい、この売り上げで窮地を脱したという。
坂口さんの信条は「コンサートやライブは生で見てこそ」。だが、外出自粛要請の期間中、思いがけぬ心変わりがあったという。常連客のありがたさに改めて気づき、「音楽の楽しさを届けるにはどうすればいいのか」と思案。思い立ったのが、ライブの動画配信だった。
ビバリーヒルズは今年で創業40周年。平成25年に66歳で亡くなった父の照人さんから後を継いだ坂口さんは、映像配信に力を入れようと、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で8月末まで機材の購入資金を募っている。坂口さんは「ライブハウスから足が遠ざかった人も多いはず。音楽の楽しさや熱量を改めて体感してほしい」と話している。
廃寺の仏さま 数奇な運命探る「ソムリエの会」小倉さんが書籍刊行
NPО法人「奈良まほろばソムリエの会」の会員、小倉つき子さん(69)が、廃寺となった寺院に祭られていた仏像の現状を探る活動に取り組み、その成果をまとめた「『廃寺のみ仏たちは、今』奈良県東部編」(京阪奈情報教育出版、税別950円)を刊行した。現在安置されている寺院や地区収蔵庫など約カ所を対象としており、貴重な記録になりそうだ。
古代から数々の寺院が建立された県内では、神仏分離令や寺院の衰退で行方知れずとなった仏像もあれば、県内外の寺院や地域で大切に守られている仏像もある。小倉さんはそうした数奇な運命に興味を抱き、平成30年秋から約1年かけて取材。さまざまな事情に翻弄された仏像の「今」に迫った。
「『廃寺のみ仏たちは、今』奈良県東部編」では、各地の廃寺と移された仏像について紹介。国宝仏から秘仏まであり、このうち古代に桜井市に創建され、その後廃寺となった粟原寺から流出したと口伝されている仏像は、長野市の清水寺などに行き着いたとされる。
また、神仏分離令により一帯で唯一残った山添村の薬音寺には、廃寺の仏像が集められ、木造仏像群として村文化財に指定されている。十一面観音菩薩立像など18体が平安時代の一木造りという。
このほか、由緒不明の極楽寺(奈良市)の阿
弥陀如来坐像など県文化財3体や、宇陀市西峠区の住民に守られる薬師如来坐像(県文化財)も紹介。仏像がたどった運命に思いをはせることができる。
小倉さんは「取材を通じ、仏さんだけは守ろうという奈良の人たちの信仰心を感じた。だが、山間部では70~80代の人が守っているところが多く、次世代にどう引き継いでいくかが課題となっている」と話しており、今後は奈良盆地編にも取り組む意向だ。
王寺プレミアム回数券「5千円分」半額で販売
王寺町は新型コロナウイルスの影響で打撃を受ける飲食店を応援するため、王寺プレミアム回数券(1冊500円券10枚つづり)を8日から販売する。額面5千円分の金券として使える回数券が1冊2500円で購入でき、王寺グルメをお得に堪能できる。
回数券は、コロナ禍で影響を受ける飲食店などを応援するため、同町商工会などが立ち上げた「王寺わんチームプロジェクト」の一環。5千円のうち半額分は町が負担する。
町観光協会、町商工会、町食品衛生協会のいずれかに加盟する町内の39店舗で利用できる。居酒屋やカフェ、焼肉、スペインバルなど、さまざまなジャンルの店舗がそろっており、各店舗が店専用の回数券をそれぞれ120冊販売。1人1店舗3冊まで誰でも購入可能で、売り切れ次第終了する。利用期間は9月30日まで。
オープニング企画として8日午前11時と午後5時からの2回、同町の「りーべる王寺東館」2階入り口付近で、各店の回数券20セットを限定販売する。
町の担当者は「町内の人気店舗も参加しています。王寺の絶品グルメを堪能してください」とPRしている。
20チーム、熱戦火ぶた 産経新聞社杯奈良市学童野球
奈良市内の20チームが参加する「第42回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会」が5日、奈良市針ケ別所町の旧六郷小学校グラウンドで開幕し、1回戦4試合が行われた。
当初は6月7日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。「密」を避けるため開会式を取りやめ、両チームの選手全員が対面する試合開始のあいさつは主将のみで行うなど、感染防止対策が徹底された。
奈良市学童軟式野球連盟の礒田清俊理事長は「試合ができる喜びをいっそう感じさせる大会となった。コロナ対策を万全にし、全試合を無事にやり遂げたい」と話した。
11、12日に2回戦と準々決勝、18日に準決勝と決勝が行われる予定。1回戦の試合結果は次の通り。
山陵クィーンズ9―1かすみの▽やまと11―2山辺スーパーフェニックス▽大宮ホワイトベアーズ2―1飛鳥紀寺スポーツ少年団▽奈良ジュニアファイターズ5―1大安寺アパッチライオンズ
ボーガンを有害がん具刃物類に指定
兵庫県宝塚市の住宅で、ボーガンと呼ばれる洋弓銃で家族ら4人が撃たれ死傷した事件を受け、県はクロスボウ(ボーガン)を県青少年健全育成条例の有害がん具刃物類に指定した。
生命や身体、財産に危害を及ぼす恐れがあり、青少年の犯罪を誘発し、健全な育成を阻害する恐れがあるため。販売業者などが青少年に販売した場合、30万円以下の罰金が科せられる。
大和西大寺駅に案内「AIロボ」
奈良市の近鉄大和西大寺駅で1日から、
人工知能(AI)を搭載した案内ロボットの運用が始まった。南北自由通路の部分供用が今春始まった同駅には、すでに大型マルチディスプレーなども導入。同駅は「近未来ステーション」を目指しており、いずれも近鉄の駅では初めて。
近鉄は、利用者へのサービスや安全性の向上、駅係員の業務負担軽減などを目的に、先端技術を活用する近未来ステーション構想を掲げている。
同駅ではこの日、案内ロボット2台の運用がスタート。大型の「アリサ」が改札内、小型の「リン」が改札外にそれぞれ設置され、乗車・乗り換えや駅周辺などの案内に4カ国語で対応する。女性の姿で対話も可能な「アリサ」は、特に駅構内の店舗情報に詳しく、記念撮影にも応じる。
また、改札口の見守りシステムも開始。カメラ映像をAIが解析し、白杖を持った人や車いす利用者を検知し、パソコン、表示灯により駅務室の係員に伝える。このほか、大型マルチディスプレーで発車時刻や乗り場などの情報を分かりやすく提供するほか、構内店舗の従業員らを対象に指紋認証改札システムも導入した。
同駅は奈良線、京都線、橿原線が乗り入れるターミナル駅で、乗り換え客を含めて1日に10万人以上が利用する。
近鉄総合企画部の西矢里子課長は案内ロボットについて「わくわく感を持ってもらえるようにエンターテインメント性も加えた」と話している。
奈良トヨタグループ 2社の本社機能を統合
奈良トヨタグループは1日、奈良市の奈良本社で、奈良トヨタ自動車とトヨタカローラ奈良の移転統合に伴う協業プロジェクト出発式を開催した。両社の営業や総務などの本社機能を統合したことで、より迅速なサービスが実現できるという。
奈良トヨタグループでは、5月にトヨタ自動車の国内販売会社による全車種の取り扱いが始まったのに合わせ、両社の移転統合を計画。新型コロナウイルスによる自粛期間中に社員らが協力して移転を行った。
この日は移転セレモニーが開かれ、同グループの菊池攻社長が「田原本は営業本部、奈良は管理本部ときっちりと分けることで、生産性を上げていきたい」と話した。同グループ公式キャラクター「まほろばトヨ太子」のテーマソング発表会なども行われた。

電車遅延…原因はカメ JR和歌山線、ポイントに挟まる
6月30日午前9時35分ごろ、香芝市下田西のJR和歌山線香芝駅構内で、信号が赤になったまま変わらない状態になった。JR西日本によると、カメが線路に入り込み、電車の進行方向を変える「ポイント」に挟まっていたのが原因という。これにより、同線は高田-王寺間で約40分運転を見合わせ、上下線計4本が最大36分遅延するなど約200人に影響した。
末光副知事に聞く「コロナ後」の経済施策
新型コロナウイルスの影響で悪化する経済をいかにして立て直すか。財務省総合政策課企画室長を経て県総務部長を務め、4月に副知事に就任した末光大毅氏(43)に、県内経済の現状分析と今後の戦略を語ってもらった。
ーコロナによる経済危機をどう見ているか
「例えばリーマン・ショックでは金融の機能が停滞し、需要と供給が落ち込んだが、今回はウイルスという経済活動以外の外生的な要因で突然かつ広範に起きたのが特色だ。特に移動や物理的な接触を伴う商品やサービスの業種に偏って影響が出た。事業者の健全性とは無関係に経営リスクが高まった業態もある。県としては供給面、需要面の特色を踏まえ、まずは『今』に対する応急措置と『これから』の回復支援の両面を講じていく」
ー応急措置として、県は3月末に無利子、無保証料の思い切った制度融資に踏み切った
「経営の健全性に問題のない事業者が、いきなり血が止まったので窒息しそうだと。絶対に救わなければいけないので、大胆な制度融資を講じた。また、経営・就労にかかわる相談窓口も、国だけではキャパが足りなかったので、各種相談窓口の設置などを行った」
ー「これから」の回復支援の考え方は
「日本や世界の経済社会活動がどのように変化するかに目配せをしながら考える必要がある。奈良から大阪に毎日出勤する必要がなくなり、その分地元のお店の消費が増える可能性も大いにあると思う。どこで働いてどこで消費するか、変化を見ていくことが大切。奈良は就労でも消費でも大阪に出かけていく率が多かった分だけ、移動の見直しはメリットが大きい。『日々のわくわく』を提供するサービスや商品の担い手の余地が奈良に出てくる。暮らしを充実させ、県内でうまくお金が回る構造に変えていくチャンスだ」
ー県民向け県内宿泊の割引キャンペーンを6月補正予算案に計上した
「県民が県内の宿泊や食事の魅力に改めて触れるきっかけとなり、県民同士で経済を支え合う構造につながっていくことを期待したものだが、一過性の売り上げ回復で終わらせるのはもったいない。キャンペーン商品を組成する際、例えば周辺スポットへのアクセスを組み込むなど、満足度が高まり、持続的な売り上げ改善につながるような新しい工夫を試す機会ととらえてほしい」
ー危機の先の戦略は
「今回のコロナで奈良が提供できるものがあるとしたら、『新しい時間の過ごし方』ではないか。今までの時間的、場所的制約では果たしえなかった楽しみ方を見つけていく工夫が問われている。バケーション(休暇)とワーク(仕事)を両立させる『ワーケーション』の取り組みが他県のリゾート地で始まっているが、奈良でもできるのではないか。神社仏閣巡りや、南部東部であれば吉野の桜や天川の紅葉、御杖の霧氷、野迫川の雲海といった自然現象がある。こういったものは土日に来て見られるというものでは必ずしもない」
ー神社仏閣などでは期間限定の公開も多い
「有給を取って唐招提寺(奈良市)に鑑真和上像を拝観しに行ったことがあるが、奈良にいるからこそのぜいたくだ。東京の勤め人だったら、たぶん定年するまで来られない。都市圏の企業ではリモートワークへの対応が課題となっており、就職先としての魅力を維持するためにもその取り組みは不可逆的に進むだろう。例えば奈良に1カ月程度滞在し、リモートワークをしながら史跡を巡ったり、奥大和を周遊したりするニーズは必ずある。使われなくなった施設や空き家なども活用し、奈良でしかできないワーケーションが実現すれば、県内外の人がより幸せになれる」
三郷町の児童文学作家、武鹿悦子さん新作絵本「カリカリのぼうけん」
絵本「くすのきだんち」シリーズなどで知られる三郷町在住の児童文学作家、武鹿悦子さん(91)がネズミを主人公とする新作絵本「カリカリのぼうけん」(リーブル、1430円)を刊行した。
ネズミのカリカリが自分の住む家を探す旅に出かける物語。旅の途中に出合う花や虫、鳥、貝などとの交流を通じて成長し、ついにすてきな場所を見つける。
絵本の制作に際して
は、月刊「保育の友」(全国社会福祉用議会)2017~18年版の表紙を使用。フェルト人形作家の凪さんと亀田龍吉さんが撮影した写真をつなぎ合わせ、一つの物語を作り上げた。
武鹿さんは「一人で人生を踏み出すカリカリのさみしさと強さ、そして優しさを描いています。小さな冒険の中にあるワクワクする楽しさを、今の子供たちに伝えたい」と話している。
中川政七商店が初の複合商業施設 ならまちに今秋オープン
日本の伝統工芸雑貨を販売する創業約300年の老舗「中川政七商店」(奈良市)は今秋、同市の旧市街地・ならまちに初の複合商業施設をオープンする。施設内には同社の旗艦店や飲食店が入居。コワーキングスペースも設け、まちづくりを志す人が集い、事業の創出を促す交流拠点を目指す。
施設は3階建てで、古民家が立ち並ぶ奈良市元林院町に建設される。敷地面積は約419平方㍍。東大副学長を歴任した建築家、内藤広さんが設計を手掛け、開放的なガラス窓と
周囲の町並みに溶け込む瓦屋根が特徴となっている。
施設には、「ミシュランガイド」で一つ星を獲得した飲食店が関西初出店するほか、高品質のスペシャリティコーヒーを提供するコーヒーショップも入居する予定。
人材育成や企業支援を通じ、奈良の活性化を目指す「N.PARK PROJECT(エヌ・パーク・プロジェクト)」の拠点として、さまざまなワークショップやイベントを展開する。
同社広報担当の佐藤菜摘さんは「デザイナーや事業者が集い、新たなまちづくりに活用してもらえれば。地元の誇りとなり、県外からお越しになる方が奈良に魅力に感じていただけるランドマークになることを目指したい」と話した。


































