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「奈良は競争してでも学ぼうという気風が多少低い県」 県が率先した一年と荒井正吾知事がまとめ

今年を表す漢字に「学」を選んで発表する荒井正吾知事

今年を表す漢字に「学」を選んで発表する荒井正吾知事

荒井正吾知事は27日、年内最後の定例記者会見で今年の県政を表す漢字に「学」を選び、「優れた先駆者から学んだことを県政に反映させようと、この一字に頼って仕事をした1年だった」と振り返った。
荒井知事は「何事も学ばなければ前に進めないが、奈良は他と競争してでも学ぼうという気風が多少低い県だと思っていたので、県が率先してその姿勢を示してきた」と説明。今年うれしかった出来事に外資系高級ホテル「JWマリオット」の奈良市への誘致が決まったことなどを挙げ、「学び、努力してきたことが今年実を結んだ。来年も同じ気持ちで仕事をしていきたい」と話した。

【鹿角抄(コラム)】「春日若宮おん祭」参加が…下関で痛感した凶悪事件の重さ

私の代役で「春日若宮おん祭」に奉仕者として参加した同僚の神田啓晴記者(左)

私の代役で「春日若宮おん祭」に奉仕者として参加した同僚の神田啓晴記者(右)

17日朝。春日大社の摂社・若宮神社(奈良市)の祭典で師走の恒例行事でもある「春日若宮おん祭」に奉仕者として参加する予定だった。奈良らしい文化に触れる機会を前に心を弾ませながら歯を磨いていたところ、携帯電話が鳴った。
「山口に行ってくれ」。7年前に発生し未解決となっていた女子大生殺害事件で、山口県内で事件直後に交通事故死していた当時30代の男が、殺人などの容疑で書類送検されることになったため、その出張取材を命じられた。スーツケースに衣類などを詰め込み、祭りの雰囲気漂う街に後ろ髪を引かれながら、男の出身地である山口県下関市へと向かった。
JR新下関駅で新幹線を下り、車で現地へ。普段はのどかであろう住宅街には、既に多くの報道陣が詰めかけていた。「信じられない」「まじめそうだったのに」|。付近住民は口をそろえ、驚きの表情だった。弟と2人兄弟だったという男。実家は祖父母の代から商売を営んでおり、幼いころの元気良くあいさつする笑顔が印象的だったと聞いた。
事件発生から7年余りが過ぎ、容疑者が死亡していることで「迷宮入り」になる部分も多い。遺族は「犯人が見つかったという安堵感はある」としつつ、「言葉では表現できない怒り、悲しみ、憎しみ、苦しみをぶつける先がありません」などとコメント。どうして、この男が-。男の周辺を取材した記者自身も、この疑問への答えは結局見つけられなかった。
男の弟が実家があった場所に建て直した美容院には、「一身上の都合で閉店することになりました」との貼り紙があった。周囲に聞くと、最近になってから弟家族の姿も見かけられなくなったという。
事件は、たくさんの人々の人生を狂わせてしまう。事件取材、報道にあたるということの〝責任〟を、改めて痛感した。
(森西勇太)

【We are Sneaker Ages】奈良育英高校が準グランプリ校賞 西の京高校「満足できる演奏」

準グランプリ校賞に輝いた奈良育英高校。パワフルに歌い上げた

準グランプリ校賞に輝いた奈良育英高校。パワフルに歌い上げた

大阪市此花区の府民共済SUPERアリーナで25日に開催された高校・中学校軽音楽系クラブのコンテスト「第37回 We are Sneaker Ages」(産経新聞社・三木楽器グループ主催、大阪芸術大学グループ特別協賛)のグランプリ大会。奈良県内からは奈良育英高と県立西の京高が出場し、見事な歌と演奏を披露した。
「軽音楽の甲子園」と呼ばれるグランプリ大会は、8月の予選会を勝ち抜いた中学2校、高校18校の計20校が出場した。2年ぶり4回目の奈良育英高軽音楽部はヘビーメタルダンスユニット、BABYMETALの「THE ONE」、4年ぶり3回目の西の京高軽音楽部は歌手、JUJUさんの「やさしさで溢れるように」をそれぞれ演奏した。
奈良育英高は、楽曲の持つ壮大なスケールを見事に再現し、準グランプリ校賞に輝いた。西の京高も、熱のこもった演奏で観客を魅了した。
奈良育英高3年でキーボード担当の岡田典子さんは「アリーナの会場をイメージしていつも全力で練習してきた。本番では『THE ONE』のメッセージのように、メンバーの気持ちがひとつになった」。西の京高3年でアコースティックギター担当の永保実華さんは「不思議と緊張はしなくて満足のできる演奏ができました」と話した。

熱のこもった演奏で観客を魅了した西の京高校

熱のこもった演奏で観客を魅了した西の京高校

【やまと人巡り】池田和美さん(68) べっ甲細工工、「奈良べっ甲」時代に合わせ

%e6%b1%a0%e7%94%b0%e6%9f%8f%e8%97%bb%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%94 べっ甲細工工として「現代の名工」に選ばれた桜井市の池田和美(雅号・柏藻)さん(68)。自宅横の工房で作務衣を着込んで黙々とべっ甲に美しい模様を彫り込んでいく。「受賞は身が引き締まる思い。もっといい作品を生み出したい」とさらに上を目指す。
父は和菓子職人で、兄は貝彫刻師という職人一家に生まれ育った。16歳から大阪のべっ甲細工師の下で10年間、透かし彫りの技術を学び、昭和49年、大神神社の近くに「池田工房」を作り、独立した。
べっ甲はウミガメの一種タイマイの甲羅を原料としており、上之宮遺跡(桜井市)からは飛鳥時代のものとみられるべっ甲の破片が出土している。正倉院にも「玳瑁如意」が収められるなど奈良との縁は深い。そんなことから「日本のべっ甲は奈良が発祥」との思いで自身の作品を「奈良べっ甲」と名付け、次男の征二さん(36)と二人三脚で各地の百貨店で販売会を開いている。
彫刻に使うカッターは200種類以上で、すべて自作で大きさ、形も様々。伝統工芸を守り続けてきた足跡が道具にも表れている。作品は、以前は和装に合わせたかんざしや髪留めが大半だったが、今はブローチやネックレスなどのアクセサリーも作る。「時代に合わせたもの作りで技術を継承していきたい」と今後も奈良べっ甲の魅力を発信し続ける。  (啓)

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【やまと人巡り】南浦太市郎さん(64)  印伝製造工、「燻べ」技法を独自に復活

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一般的にはなめした鹿革にうるしで模様をつけたものが印伝として知られるが、「もともとそんな簡単なものではない」という。奈良時代に起源を持ち、鹿革をワラやマツを燃やした煙でいぶして染め上げる「燻(ふす)べ」。この技法を独自に復活させた。
この鹿革は軽くて丈夫で、いぶすことにより抗菌効果もあったため、戦国~江戸時代には武将の武具や侍が持つ財布、火消しの装束として使用されていた。
自宅横の工房は香ばしいにおいで包まれていた。染め上がった鹿革は山吹色や飴色で優しい色合い。その肌触りは赤ちゃんの頬のようになめらか。「一般的な印伝より手間暇がかかるし、復活まで試行錯誤を繰り返した。それだけに、その風合いは何にも代え難い」と自信を持つ。
短大を卒業後、地元の化学研究所に勤め、約3年間、土壌の分析をしていた。ところが、加工した鹿革に感動し、印伝製造工の道へ方向転換。「革をなめしたり染める工程では研究所の経験が生きた。人生はどう転ぶかわからない」
染色などの制作技術は伝承されず、ほとんど残っていなかった。独学で技術を磨き、今では東大寺の国宝に見られる文様の再現にも成功した。「伝統工芸は材料確保から技術継承まで、すべて難しい。まだ再現できていない文様もある。40年やってもまだまだ」。挑戦はこれからも続く。  (明)

「育児、職場…どちらあきらめなくていい」「新しい仕事、昇進オファー…迷わず進むべき」 村木厚子さんが講演

講演する村木厚子さん

講演する村木厚子さん

女性の活躍をテーマに前厚生労働事務次官の村木厚子さん(60)が奈良女子大記念館講堂(奈良市)で講演し、約250人が参加した。
奈良県が3月に策定した「女性の輝き・活躍促進計画」をより進展させようと企画した。

村木さんは「女性の活躍~あなたに贈るメッセージ~」をテーマに講演し、日本の出生率や女性の就業率などを諸外国と比較してグラフで紹介。「日本の女性は健康で、教育水準も高い。準備は整っており『もったいない国』だといわれている」と指摘し、「育児休暇も大切だが、職場復帰をしてからが大変。どちらもあきらめなくていい環境づくりに期待したい」と述べた。
また、働く女性に向けて「新しい仕事や、昇進のオファーなどがあれば、迷わず進むべき」とエールを送り、「階段を上れば、見えなかったものが見えるはず」と訴えた。
参加した生駒市の主婦、久保美智子さん(38)は「丁寧に仕事や家事をされている方だと思った。視野を広げるためにも、仕事をしていた方がいいのではと考えさせられた」と話していた。

「このままでいいはずない」「憲法改正で日本を取りもどそう」 大和郡山で櫻井よしこさんが講演

憲法改正を訴える櫻井よしこさん

憲法改正を訴える櫻井よしこさん

ジャーナリストの櫻井よしこさんが22日、大和郡山市のやまと郡山城ホール大ホールで、「憲法改正で、日本をとりもどす‼」をテーマに講演し、市民ら約1000人が耳を傾けた。
憲法改正への機運を盛り上げようと「美しい日本の憲法をつくる県民の会」が主催した。
講演で櫻井さんは、未解決のままの北朝鮮による日本人拉致事件などを挙げたうえで、「戦後、日本は現行憲法のもと米国に国防を任せきりにし、何もできない国になってしまった」と指摘。「このままでいいはずはない。私たちの未来の世代に申し訳ない」などと述べ、憲法改正の必要性を強く訴えた。

【奈良の食】人気店「洋食 春」が新大宮にバーガー、サンドの専門店

%e6%98%a5%e3%80%80%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%8a%e3%83%bc%e4%b8%ad%e6%9e%97%e5%a4%a7%e6%a8%b9%e3%81%95%e3%82%93 ならまち(奈良市)の人気店「洋食 春」が、奈良市大宮町の近鉄新大宮駅南側に、バーガーとサンドの持ち帰り専門店「春」を出店した。新たに開発した具材やこだわりパンを使った逸品で、オーナーの中林大樹さん(38)は「奈良の新しい〝おみや(土産)〟になれば」と意気込んでいる。
中林さんは福岡県北九州市出身。地元の洋食店で18歳のころから修業したが、20代前半のころ、仕事中に包丁で負ったけがのため、左腕の激痛に苦しむように。治療のため、病院探しを転々とし、たどり着いたのが奈良市だった。
結局、左腕は肘上から切断。だが、「『必ず春は来る』。だから、一緒にがんばろう」と奈良の病院長に励まされて移住。「お世話になった病院の人や奈良の人たちに恩返しを」と、平成23年10月、ならまちに「洋食 春」をオープンした。
「慣れれば右腕だけでも十分料理できますよ」と笑顔で話す中林さんは、スタッフの誰よりも仕事の手が速い。大和牛とヤマトポークの合い挽き肉を使った特製ハンバーグなどが評判となり、店は観光客だけでなく地元の人も通う人気店に。今年8月、イベントへの出店用に作った「ならまちサンド」が大好評だったことから、持ち帰り専門店オープンに向けて新たにメニュー開発に取り組んだ。
おいしさにほれ込んだ天然酵母食パン専門店「プルンニャ」(京都府城陽市)のオーナーを口説き落とし、小売りのみだった同店の食パンの卸販売に加え、オリジナルのバンズ開発を依頼。さらに、本店では出していないミンチカツに、「実は苦手」という奈良漬けを使ったタルタルソースをトッピングした「ならまちサンド」(税別1300円)と、本店で人気のハンバーグとミートソースをサンドした「はるバーガー」(ポテト付きで税別千円)の2品を作り上げた。

「はるバーガー」(左)と「ならまちサンド」

「はるバーガー」(左)と「ならまちサンド」

かぶりつくと肉汁があふれ出す「はるバーガー」は、チーズや目玉焼きのトッピングも可能。端までしっかりカツが挟まった「ならまちサンド」は、奈良漬けの甘みと食感が絶妙なアクセントになっている。
午前11時半から営業する「春」は、売り切れ次第閉店。日曜定休。注文を受けてから作るため、急ぐ場合は電話予約がお薦め。問い合わせは同店(☎0742・36・9115)。

【あっ、これ食べたい!】空気もおいしい 森の中のピザ屋さん「642PIZZA」

「642PIZZA」(奈良市学園南)は%e3%81%82%e3%81%a3%e3%80%81%e3%81%93%e3%82%8c%e9%a3%9f%e3%81%b9%e3%81%9f%e3%81%84%ef%bc%81%ef%bc%93%e3%80%80%ef%bc%96%ef%bc%94%ef%bc%92%ef%bd%90%ef%bd%89%ef%bd%9a%ef%bd%9a%ef%bd%81閑静な住宅街の中にある〝森〟の中にある。オーナーの山形香苗さんと友人らが、森を切り開き、店舗や薪窯などすべて手作りした。
ランチはサラダ、スープ、デザート、ドリンク付きのセット。午後1時半からは単品での注文もできる。
「毎日、薪窯に『頑張れ』と話しかけながら、窯の温度を見ている」という山形さんは、1枚ずつ丁寧にピザを焼く。使う粉の配合の研究を重ね、もっちりしながらもサクッとした食感の生地に仕上げられている。
「冷めてもおいしく食べられる生地にしている」(山形さん)ので、ピザが冷めてもまた違った味わいが楽しめる。23~25日は座席数限定で、午後6時からクリスマスディナーも特別営業(要予約)する。杵と石臼を使った「642PIZZAお餅つき大会」(要予約)も1月3日午前11時から開催予定で、餅つきに加え大釜で炊く豚汁とピザのセットも用意する。森の中で自然を満喫しながらの食事はとても癒され、お薦めです。  (朋)

【住所】奈良市学園南2-17|1
【連絡先】☎0742・55・2934
【ホームページ】http://office642.info/
【営業時間】午前11時~午後6時(ラストオーダー午後4時)。カフェタイムは午後1時半から
【定休日】火、水曜日と12月30~元日、1月4日、17~25日は休み
【メニュー】ピザセット(1800円~)、ドリアセット(1800円~)。午後1時半からは、セット以外に単品の注文も可能。マルゲリータ(1300円)、マリナーラ(千円)、リンゴのデザートピザ(1200円)、きのこドリア(千円)など。クリスマスディナー(3千円~)※全て税別
お餅つき大会(大人642円、小学生以下300円)。豚汁&ピザセットプラン(大人2千円、お子様セットピザ有り1400円、ピザ無し800円)※餅つき大会は全て税込
【特典】「あっ、これ食べたい!」の紙面の切り抜きを持参し、食事をすると1ドリンクプレゼント(2人まで)。1月日まで

【We are Sneaker Ages】奈良から県立西の京高校と奈良育英高校が出場 25日にグランプリ大会

「軽音の甲子園」と呼ばれる中学・高校の軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」(産経新聞社、三木楽器主催、大阪芸術大学グループ特別協賛)の第37回大会。県内からは、県立西の京高校(奈良市)と奈良育英高校(同)の2校が25日、大阪市の大阪府民共済SUPERアリーナで開かれるグランプリ大会に出場する。本番を前に、両校とも練習に熱が入っている。

%e5%a5%88%e8%89%af%e8%82%b2%e8%8b%b1%e2%91%a1 2年ぶり4回目の出場の奈良育英高校軽音楽部は、「一音伝心」をモットーに練習に励んでいる。
メンバーは3年生7人、2年生4人、1年生1人の12人編成。大編成バンドや、5人編成バンドでロックを基本に、コピーだけでなくオリジナル曲も作り、さまざまな楽曲に挑戦しているという。部員のほとんどが初心者だったが、パートやフレーズごとの練習などに毎日重点的に取り組んできた。ギター担当の3年、岡畑美紗(みすず)さん(17)は「一音一音に心を込めて、気迫が前面に出るように演奏したい」と話す。
「去年グランプリに出られなかった悔しさをぶつけたい」と、演奏曲として選んだのは、ガールズヘビーメタルダンスユニット「BABYMETAL」の「THE ONE」。同大会でヘビーメタルを選ぶ学校は少ないといい、岡田典子部長(18)は「攻めの姿勢で臨みたい」と話す。
5月、この曲を演奏した映像を動画投稿サイト「YouTube」で配信すると、再生回数は2万5千回を超えた。「たくさんの方に見てもらっていると、良いプレッシャーになる。小さくまとまらない演奏を心がけられるようになった」と岡田部長。
大会ではトリを務める。「こんなチャンスはめったにない。奈良育英らしさを会場に響かせてグランプリを目指したい」と気合十分だ。

%e8%a5%bf%e3%81%ae%e4%ba%ac%e9%ab%98%e6%a0%a1%e2%91%a1 県立西の京高校軽音楽部は創部39年、部員60人以上の大所帯。礼儀を重んじながらも、和気あいあいとした雰囲気だ。代表の3年、永保実華さん(18)は「派手さはないが、メーンをしっかりと輝かせて、〝聴かせる〟ことができるのが西の京らしさです」と話し、高い歌唱力と息の合ったパフォーマンスでグランプリを目指す。
グランプリ大会出場は4年ぶり3回目。メンバーは3年生6人、2年生5人。毎日欠かさず個人、パート、バンドでの練習を行っている。メトロノームを使って「合わせる」練習を重点的に行うが、それだけでは難しい部分は部員同士で目をみて、呼吸を合わせる工夫をしているという。
演奏曲は歌手JUJUの「やさしさで溢れるように」。曲中には「ありがとう」という言葉もあり、永保代表は「日頃、支えてくれた人に向けてひとつひとつのフレーズを大切に届けたい」とする。
メインボーカルを務める3年、風元麻由香さん(17)は「息や音程を合わせることは重要だが、ボーカル3人の個性をより出せるようにしたい」と意気込んでいる。
顧問の千竃佑佳教諭(25)は「緊張する舞台だと思うが、後悔のない満足のいく演奏をしてほしい」とエールを送った。

【過労自殺】誰にでも起こりうること 判断力失い「楽になりたい」

過労自殺の経験を振り返る男性

過労自殺の経験を振り返る男性

電通の新人女性社員が過労で命を絶ってから、25日で1年になる。厚生労働省が今年初めて作成した「過労死等防止対策白書」によると、昨年度に労災認定された過労自殺は未遂を含め93件に上った。安倍晋三首相が長時間労働の是正に全力を挙げる意向を表明するなど、国も社会問題として対策を進めるが、一方で「過労自殺は弱い人間のすること」という認識も根強い。だが過去に過労から自殺を図った男性は「誰にでも起こりうること」と強調する。日本精神神経科診療所協会会長で精神科医の渡辺洋一郎氏も「疲労困憊に陥れば精神状態が鬱になるのは当然」として、不調が表れた場合の早期受診を呼びかける。  (藤井沙織)

「心身ともに強いと思っていた自分でも追い込まれた」と話すのは地方放送局で報道記者だった男性(48)。激務に追われた約20年前に自殺を図った。一命を取り留め、今は報道の現場を離れているが、部下が同じ状況にならないよう「現場をフォローできる管理職になりたい」と話す。
   ■失われた判断力
29歳の夏の金曜の夜。「死ねば楽になれる」とふと浮かんだ思いは、確固たる決意になった。
週末に実家で両親と食事をし、1人暮らしのマンションに帰ってから掃除をした。週明けの月曜日、ビニールひもを何重にも巻いて玄関上部の金具にくくり付け、脚立に上った。

「お父さんお母さん、ごめんなさい」。涙がこぼれた。職場からの連絡で家族に発見されたのは数時間後。ひもを何重にもしたことで首にかかる重さが分散され一命を取り留めた。
意識が戻ったときには「死ねなかったんだ」という思いがよぎったが、号泣する家族の姿を見て、ばかなことをしたと後悔した。残される家族の思いすら考えられなくなっていた。
■「やりがい」あった
望んで入った会社だったし、上司にも頼られ、やりがいも感じていたという。だが朝方まで働く日々が続き、次第に疲れ果てていった。「事故にあってけがをしたら休める」とすら考えるようになった。
自殺を図る前の数日間は、任された仕事で思うような成果を出せない中、「自分がやらないと仕事が進まない」と自分を追い込んでいた。しかし、自殺未遂後の1カ月の入院中、自分がいなくても職場は機能していた。寂しさは感じたが、「あんなに頑張らなくても良かったな」と思えた。
   ■経験を生かして
報道の現場に復帰後は過労自殺に関する取材を進めながら、講演会で「重要なのは管理職による現場の指揮」と過労自殺の防止を訴えてきた。「仕事を一人に背負わせない。行き詰まっている部下は休ませる。周囲が必要なフォローをするだけで、人は追い詰められずに済む」
8年前、激務に見舞われ鬱症状を再発した。家族と自分のため、「生きがい」ともいえる報道の現場を離れ、総務の仕事を選んだ。今では現場を支える裏方にやりがいを感じている。「この仕事をきわめ、現場をフォローできるいい管理職になりたい」

「強い使命感」共通 薄れる「支え合い」

「自分がやらないと仕事が進まない」と考えていた元報道記者の男性のように、過労自殺に至る人の共通点を「強い使命感を感じて限界を超える仕事に取り組み、疲労をため込む」と渡辺氏は指摘する。未然防止には、「互いに助け合える職場環境が必要」とする。
渡辺氏によれば、上司や同僚と支え合える関係にあれば、仕事を一人で抱えず相談でき、周囲も精神的な不調に気付けるが、近年は個人主義の影響で、こうした風土が薄れているという。
過労で鬱病を発症した場合、「この状況から逃げたい」と衝動的に自殺に至るケースが多い。渡辺氏は、「疲れているのに眠れず、好きなことが楽しめないという状況は危険。直ちに病院に行ってほしい」と訴える。
このほか、過労自殺では時間外労働の長さばかりが取り上げられるが、渡辺氏は「業務として必要な時間だと納得できなければ、基準以下の労働時間でも強いストレスを受ける」とし、時間の長さだけでなく、質も不調を倍増させる大きな要素と指摘している。

心境や対処法、漫画に ツイッター投稿に反響

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過去に「うっかり自殺しかけた」という汐街さんは、「死ぬくらいなら辞めればいい」という声に、「自殺への道は、本人の意思と関係なくつながってしまう」と主張する。
漫画では自殺に至るまでの心境や対処法のほか、自身が過労に苦しむ中で周りから掛けられた「目を覚ましてくれた言葉」を紹介している。汐街さんは「漫画を読んで、こういうこともあるんだと頭の片隅に入れてほしい」と話している。(産経WESTで全編を掲載)

【鹿角抄(コラム)】奈良市の火葬場移転 自治会の新たな問題、鮮明化 市は「話し合いで…」と静観

奈良市の長年の懸案だった火葬場移転問題が、ようやく動き出した。16日の市議会本会議で、移転関連費用8200万円を含む今年度一般会計補正予算案が可決された。市が建設費に当て込んでいる合併特例債は、平成32年度末までの工事完了が条件のため、予算可決はぎりぎりのタイミングだった。だが、行政手続きが前進した一方、地元では住民間の対立が深刻化するなど、新たな問題も表面化している。
奈良市白毫寺町にある「東山霊苑火葬場」は大正5年に開設した。老朽化は深刻で、冷却装置のない炉は1日8件の火葬が限界という。このため、市民の4人に1人は市外の火葬場を利用しているのが現状で、火葬場移転は長年、市の「最重要課題」だった。
だが、3月議会に市が提案した関連費用は、仲川市長が「再議」に付しても議会の承認を得られなかった。これを受け、市は市民説明会や専門家による第三者評価を行い、計画案も修正した。12月議会でようやく承認を得た仲川げん市長は、「取り組みが評価され安心した」と胸をなで下ろした。
だが、事業はこれからが本番となる。しかも、計画地の横井町に隣接する鹿野園町では、計画の賛否をめぐり地元住民の対立が鮮明化している。同町自治会では計画に賛成する自治会長、副会長が役員改選で解任され、反対派住民が新たな自治会長に選ばれた。
解任の正当性を主張する反対派に対し、賛成派は「不当な手段での解任は無効」と対立を深めるなど、コミュニティーの分断は深刻な状況となっている。市は「町内のことなので、話し合いで解決してほしい」と静観の構えだが、市の事業に端を発した住民間の亀裂は、決して浅いものではない。
市は今年度中に都市計画決定を行い、32年度末までの工事完了に向けて事業推進を急ぐ構えだ。議会承認が得られた事業といっても、事業実施にはやはり住民の理解が必要だ。今後の市の対応にも、注目していきたい。     (神田啓晴)

【やまと人巡り】技能競技大会銀賞に自信 県立高等養護学校2年、團孝明音さん(16)

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アビリンピックは障害のある人が日頃培った技能を互いに競い合う大会。ビルクリーニングは、会場の模擬オフィスで指定時間内に確実な清掃技術やマナー、安全に配慮した作業などの技能を競った。
学校の授業だけでなく放課後も練習を重ねたといい、「大会前は自信がなかったけれど、(銀賞を受賞し)自信が持てました」と笑顔を見せた。 (岳)

【やまと人巡り】「お客さまの楽しめる空間を」 奈良ホテル・シニアソムリエ、宮崎剛志さん(42)

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平成6年、奈良ホテル入社。20代後半から国内やヨーロッパのブドウ畑を巡り、ワインの知識を増やし続けた。25年にはバーテンダーの世界大会で3位となり、唎酒師の資格も有するというお酒のエキスパートの地位を確立している。
今年11月にはフランスのシャンパン愛好団体「シャンパーニュ騎士団」からシャンパンの啓蒙活動に貢献したとして「シュヴァリエ(騎士)」の称号を叙任した。「奈良ホテル歴代ソムリエの積み重ねとしていただいた称号。これからもお客さまの楽しめる空間を提供していきたい」。さわやかな笑顔をみせた。 (啓)

たっくんのバームクーヘン屋さん、再起のオープン クラウドファンディングで異例の集金

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同店のバームクーヘンは吉野産の鶏卵や五條産のはちみつを使ったこだわりの逸品。しっとりとした仕上がりが評判だった。
だが、今年9月20日午前9時ごろ、調理場から出火し、隣の牛乳販売店など3棟約180平方㍍を全焼した。はちみつを湯煎するコンロの火の消し忘れが原因だったという。幸いけが人はなく、佐原さんも友人の励ましで「何とか前を向き直すことができた」という。
店舗再開の資金を集めようと、11月末からクラウドファンディングを開始。今月14日時点で、目標額の倍以上にあたる総額167万円が集まっており、サイトを運営する「サイバーエージェント・クラウドファンディング」関西支社長の菊地凌輔さん(23)は「競争が激しいスイーツ部門で短期にこれだけ資金が集まるのは異例。多くのファンがいる証拠」と話す。
再開を機に、人気商品「春鹿バーム」(税込み1400円)などに加え、奈良のご当地悪役キャラ「ブラックス将軍」とコラボした新商品「ブラックスバーム」も開発中。「感謝の気持ちを忘れず、社会に貢献できる店にしたい」(佐原さん)と、30日午後には「森のカフェひがしむきガーデンズ」(奈良市)で再開後初のイベント「バームクーヘン解体ショー」も開く予定だ。
【メモ】
「たっくんのバームクーヘン屋さん」(奈良市大宮町2の5の2)は午前10時半~午後6時営業。日曜祝日は休業。問い合わせは同店(☎070・5346・5563)。%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%8f%e3%82%93%e3%81%ae%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%82%af%e3%83%bc%e3%83%98%e3%83%b3%e5%b1%8b%e3%81%95%e3%82%93%e2%91%a3

【バンビシャス通信】地域と育つチームを目指して 小学校でバスケット教室実施

子供にシュートの指導をするボイキン選手

子供にシュートの指導をするボイキン選手

プロバスケットボール選手を身近に感じてもらう活動の一環として小学校訪問を実施している。今月14日には大和郡山市立昭和小学校をルーベン・ボイキン選手と天理大出身の菊池広明選手が訪問し、バスケットボール教室を実施した。
準備運動、ボールと触れ合う練習、ドリブルやシュート練習を子供と一緒に行った。選手と触れ合う中で、子供からは笑顔があふれた。子供対選手の試合ではボイキン選手が3ポイントシュートを決めたり、ダンクをみせるなど大きく盛り上がった。
子供たちは「外国籍選手は手も身長もとても大きかった。ドリブルはとても難しかったけど楽しかった」。ボイキン選手は「ドリブルは手のひらではなく、指先を使うことを伝えた。教えることはとても好きなので、とても楽しかった。子供たちの素晴らしい将来を願う」と話していた。今後も学校訪問を続け、地域の方々とともに育つチームを目指す。
Bリーグは60試合のリーグ戦のうち22試合を終え、中地区6勝16敗で5位と厳しい成績だ。先週から3月中旬までの24試合はオーバーカンファレンスとして、東地区・西地区の全チームと対戦する。今週末はホームで東地区1位の群馬クレインサンダーズと対戦する。年内最後のホームゲーム、なんとしても連敗を阻止し、勝利で締めくくりたい。  (バンビシャス広報 和田真智子)
【試合結果】広島ドラゴンフライズ86―77バンビシャス(10日)▽広島ドラゴンフライズ73―70バンビシャス(11日)
【ホーム試合予定】群馬クレインサンダーズ戦=17日(土)午後6時、18日(日)午後2時▽ならでんアリーナ(奈良市中央体育館)

裁判所の植え込みに「DO NOT OPEN]と書いた不審物 一時周辺を交通規制

不審物の中をX線を使って調べる捜査員

不審物の中をX線を使って調べる捜査員

15日午前10時20分ごろ、奈良市登大路町の奈良地裁の職員から「『開けるな』と書いた不審な箱が裁判所の植え込みに置いてある」と110番通報があった。奈良県警の爆発物処理班が出動し、中身の確認を進めている。
奈良署によると、不審物は約10㌢四方で高さ約4㌢。新聞紙と透明のポリ袋で包まれていた。ポリ袋には「開けるな」の意味の英語「DO NOT OPEN」と赤色で書いてあった。
現場は近鉄奈良駅の東約200㍍の県庁や県警、税務署などが集まる官庁街の一角で、奈良公園に面している。この不審物の処理で県警は裁判所前の国道369号の交通規制を実施し、付近は一時物々しい雰囲気に包まれた。

【あっ、これ食べたい!】 morico labo. 隠れ家のようなお店だよ! 大人気は年1回の「ガレット・デ・ロワ」

ガレット・デ・ロワ(左奥)と季節のタルト

ガレット・デ・ロワ(左奥)と季節のタルト

奈良市法蓮町にある「morico labo.」。店主のmoricoさん(40)の自宅横で月に数日だけオープンする隠れ家のような店舗だ。
季節のタルトやクッキー、朝焼きで外側がカリカリなカヌレなど、焼菓子を中心に10種類ほどが並ぶ。
中でも大人気なのが、1月に予約制で販売されるフランス菓子の「ガレット・デ・ロワ」。アーモンドクリームをパイ生地で包み込んで焼き上げた焼菓子で、表面の柄には「太陽」「麦の穂」「月桂樹」があり、どれになるかはお楽しみ。お菓子の中には、小さな陶器の人形「フェーブ」が入っている。
パイ生地はサクッ、パリッとした食感で、しっとりとしたアーモンドクリームのやさしい甘さが絶妙。「フランスの伝統菓子を奈良でも広げたくて。今回も頑張って作ります」とmoricoさんはにっこり。「トースターなどで少し温めてから食べるのがお薦め」という。
年々人気が上昇し、前回は120個以上販売した。今回は1月12日に店頭で、13日からインターネットで受け付けを開始する。数量限定ですので、予約はお早めに。 (朋)

【住所】奈良市法蓮町(詳細は電話で問い合わせ)
【連絡先】☎090・1155・9509
【ホームページ】http://moricochan.exblog.jp/
【オープン予定日】12月16日、20日、1月12日、20日、27日、28日
【営業時間】午前11時~午後3時(売切れ次第終了)
【メニュー】ガレット・デ・ロワ(17㌢、3200円)、カヌレ(250円)、ウィークエンドシトロン(300円)、チョコとマロンと木の実のタルト(350円)、いちじくとくるみのタルト(300円)、珈琲とピーカンナッツのタルト(320円)、りんごのタルト(350円)、クッキー(150~200円)、メレンゲ菓子(100~150円)など

「全国でも例がない」  生駒市が〝おもいをかわす婚姻届〟 3年後が楽しみ…

「おもいをかわす婚姻届」

「おもいをかわす婚姻届」

新婚当初の思いを届けます―。奈良県生駒市は、結婚相手への気持ちを綴る便箋つきのオリジナル婚姻届を作成した。届け出時にメッセージを書いた便箋と合わせて提出すると、3年後に市が2人に郵送する。生駒市市民課によると同様の婚姻届は「全国でも例がない」といい、担当者は「夫婦の門出を祝い、まちの魅力向上につなげたい」と話している。
地域の風景やキャラクターをデザインした〝ご当地婚姻届〟が近年話題になる中、今回、市が作成したのは、「おもいをかわす婚姻届」。
婚姻届の左右には、夫妻が双方に向けてメッセージを書く便箋(A4判)がついている。便箋はミシン目に沿って取り外すことができ、付属の封筒(82円切手が必要)に入れて市に提出すれば、3年後の届け出月に、市から2人に郵送されるという。
作成は大阪市のデザイン会社の協力を得たといい、婚姻届の中面や便箋の表面には「2人をつなぐ」との意味を込めたハトや、顔を赤らめた新婚夫妻のイラストが描かれている。
転勤などで住所が変わっても、市に連絡すれば郵送先の変更も可能という。担当者は、「届け出を単なる手続きに終わらせず、今まで以上に互いを思いやる気持ちをはぐくんでもらえたらうれしい」としている。
「おもいをかわす婚姻届」は13日、市民課窓口で配布を開始。20日から受け付ける。問い合わせは市民課(☎0743・74・1111)。

橿原市長、「設置に賛成できない」  場外馬券・車券売り場計画に

奈良県橿原市の国道24号沿いに「場外馬券・車券売り場」の設置計画があることが13日、開会中の市議会で判明した。答弁に立った森下豊市長は「設置には賛成できない」との考えを表明。場外馬券場などの設置には地元の同意が必要ため、当面は設置できないとみられる。
市によると9月下旬に業者が市役所を訪れ、事業計画を説明した。国道24号沿いの映画館が入っている建物内での開設を計画しており、広さは計約1600平方㍍。地方競馬の馬券と、競輪の車券を販売する複合型施設で、1日あたりの来場者は約500人を想定しているという。
市によると、業者から事前の相談はなかったといい、「計画地近くには学校などがあり、教育委員からは『施設の設置は好ましくない』との意見も聞いている。計画には交通、防犯、環境上さまざまな問題があると判断している」としている。
地元住民からも反対の声が多いといい、この日の議会で答弁に立った森下市長は、「市としてはふさわしくない施設。何百人もの人が集まることを考えると、賛成はできない」と述べた。

障害者の虐待被害26人 奈良県の27年度調査 前年度比12人増

平成27年度に家族や福祉施設職員から虐待を受けた障害者は前年から12人増の26人だったことが、奈良県障害福祉課の調査で分かった。今年7月には相模原市で障害者施設の入居者19人が刺殺される事件が発生しており、奈良県は福祉関係者らへの注意喚起や啓発を進めている。
県によると、27年度に県障害者権利擁護センターや市町村虐待防止センターに寄せられた障害者虐待の通報・相談は計58件あり、うち20件(26人)が虐待と認定された。虐待を行った人は、家族などの「養護者」が14件(前年比2件増)で最多だった。次いで障害者福祉施設従業員4件(同2件増)、勤務先などの「使用者」2件(同2件増)だった。
虐待の内訳(延べ件数)は、殴るなどの「身体的虐待」13件▽貯金を使い込むといった「経済的虐待」12件▽「心理的虐待」4件▽「放棄・放置(ネグレクト)」2件▽「性的虐待」1件-だった。警察が対応したケースはなかった。
県は障害者施設の職員や、相談を受ける市町村職員らを対象とした研修を開催しており、県の担当者は「虐待防止には、何が障害者への差別にあたるのかを知り、意識を高めることが重要。今後も啓発活動に力を入れる」としている。

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障害者への不当な扱いをめぐっては県が今年4月、障害者への差別を禁じる「障害者差別をなくす県条例」を施行した。問題解決への具体的なアプローチ方法を定めたほか、悪質な事業者や施設名の公表を決めた。
県によると、これまでは障害者差別に関する相談が県や市町村に寄せられても、「個別対応にとどまっていた」(県担当者)といい、態勢が不十分との批判があった。
4月に施行された県条例では初めて、障害者差別に対する相談の流れを規定。まず県の専門相談員が対応し、解決が難しい場合は学識経験者らで構成する「県障害者相談調整委員会」が検討し、助言などを実施。障害者への差別に該当する行為の疑いがある当事者が同委員会の調査を拒否するなどした場合には、知事が勧告し、従わなければ当事者名や事案の概要を公表するという。
さらに、条例では具体的にどんな言動が障害者差別にあたるかも明示している。たとえば、障害を理由に採用・雇用を拒む▽車いすを利用している身体障害者のタクシー乗車を拒否する▽盲導犬を伴った視覚障害者の入店を拒否する-などが「差別」に該当するという。
県条例の制定に尽力した「障害者差別をなくす条例推進委員会」の清水辰馬事務局長は、「これまで多くの障害者が相談をまともに取り合ってもらえず、苦しい思いをした。行政の相談態勢が確立された意味は大きい」と評価。一方、「まだ理解不足から、不当な扱いや虐待を受ける障害者は少なくない。条例を多くの人に知ってもらい、差別を減らしたい」と話した。

奈良マラソンに1万7000人 冬の大和路駆け抜ける

奈良マラソンで、参加ランナーは大和路を元気いっぱいに駆け抜けた

奈良マラソンで、参加ランナーは大和路を元気いっぱいに駆け抜けた

奈良市のならでんフィールド(鴻ノ池陸上競技場)を発着点とする「奈良マラソン2016」(同実行委員会主催)が開催され、全国から集まった約1万7千人の市民ランナーが冬の大和路を駆け抜けた。
奈良マラソンは今年で7回目。10日に3㌔ジョギング、11日に10㌔とフルマラソンが行われ、荒井正吾知事の号砲を合図にスタート。11日の奈良市は最低気温1・2度と厳しい寒さの中、ランナーたちは平城宮跡や興福寺などの名所を眺めながら走った。
フルマラソンを2時間40分56秒で完走した広陵町の大学職員、前田和良さん(38)は「10月に長男が生まれ、父としての初レースで頑張りました。来年は優勝を狙えるように、また一から練習し直します」と話していた。

フルマラソンは、男子の部では王寺町の平田治さん(39)=TEAM奈良=が2時間27分50秒で2年連続5回目の優勝を果たした。女子の部では、大阪府枚方市の床呂沙紀さん(22)=関西外国語大=が2時間44分5秒の記録で初優勝した。

【鹿角抄(コラム)】言葉は大事、心はもっと大事 夜間中学文化祭を訪ねて…

10月末、奈良県天理市で開かれた「天理の夜間中学文化祭」をのぞいてみた。今年で開校37年の市立北中学校夜間学級には、戦争や家庭の事情で教育を受けられなかった生徒40人が学ぶ。年齢は20代前半から、最高齢は97歳。国籍も日本だけでなく中国、タイ、ベトナムとさまざまだ。当日は生徒手作りの中華粥やバナナ春巻きなど各国の料理が販売され、多くの来場者でにぎわった。
会場には生徒が書いた作文を展示する一室があった。その中で、朝鮮半島出身の80代の女性が書いた文章が、強く印象に残った。
戦争の影響で教育を受けられず、差別も経験したという彼女は作文に、文字の読み書きを学んで「引っ込み思案」だった性格が変わった喜びを綴るとともに、文字に苦労する仲間との交流を振り返りながら、こう書いていた。
「ことばはうまく使えなくても、一緒に勉強しているうちに、なんとなく何が言いたいのか、わかってくるもんなんですねえ。ことばはしらなくても、心は通じる。ことばも大事やけど、人の心はもっと大事やと思うようになりました」
読み書きができる喜びをかみしめながら、「心はもっと大事」と書いた彼女の文章に、強く胸を打たれたと同時に、改めて「心が通じる」ということの意味を考えてみたくなった。
人間のあらゆる活動は、言葉を介することで成り立っている。仕事上のやりとり、友人との交遊、一人で思索にふけるときも、言葉がその中心的な役割を果たしている。
一方で、心が通じるというのは、言葉以前のところで意思疎通ができるということなのだろう。言葉を介さなくても、相手が考えていることや感じていることが分かる、つまり、それだけの想像力や思いやりが働く、ということなのだと思う。
彼女の作文に出合って感じたのは、日ごろ、言葉は通じていても、心が通じていない人間関係が多くあるのではないか、ということだった。
「心のつながり」などというと、今の時代には古くさくて笑われそうな響きもあるが、そんな時代だからこそ、真剣に思いめぐらせる価値があるのだと、強く思う。     (浜川太一)

冬のボーナス あったか~い 奈良県職員の平均83万4003円

公務員の冬のボーナスにあたる期末・勤勉手当が、県内で一斉に支給された。奈良県は教員や警察官を含む県職員1万5082人(平均年齢42・8歳)に対し、総額125億7843万円を支給。1人あたりの平均支給額は83万4003円だった。
奈良県人事委勧告により、昨年同期と比べ支給月数が0・05カ月分増え、1人あたりの平均支給額は1万4352円アップした。
知事への支給額は300万643円。知事以外の県特別職や県議では、副知事234万699円▽議長230万8762円▽副議長201万6877円▽一般議員186万1365円-だった。
県内12市の市長で最も高額だったのは奈良市の仲川げん市長で、244万3360円。一方、市の財政状況を考慮し、大和高田市の吉田誠克市長は平成16年4月から50%、天理市の並河健市長は26年5月から20%、それぞれカットしている。
また、葛城市の阿古和彦市長は、今年10月31日に就任したため、3割の支給額になっている。

■知事・市長の冬のボーナス支給額■
知  事 荒井正吾 300万643円
奈  良 仲川げん 244万3360円
大和高田 吉田誠克 117万2325円
大和郡山 上田 清 225万5209円
天  理 並河 健 186万7628円
橿  原 森下 豊 241万3928円
桜  井 松井正剛 173万1843円
五  條 太田好紀 191万918円
御  所 東川 裕 192万2289円
生  駒 小紫雅史 239万5780円
香  芝 吉田弘明 220万9944円
葛  城 阿古和彦 64万7167円
宇  陀 竹内幹郎 169万1250円
(税込み、敬称略)

【生け花】初冬

鈴口江津甫 (櫻未生流)%e7%94%9f%e8%8a%b1%ef%bc%88%ef%bc%99%e6%97%a5%e7%b5%84%ef%bc%89
【花材】黄金ヒバ、小菊
【花器】黒大皿水盤
【作意】初冬に美しい黄金ヒバと、自宅の庭に咲いた小菊2種をシンプルな取り合わせで、自然の曲線を生かして生けました。
黄金ヒバには輝ける未来への願いを込め、橙色の小菊は控えめでかれんな美しさを、鮮やかな黄色の小菊ははつらつとしたエネルギーを表現しています。

幸運の女神、原口優さんが笑顔でPR 年末ジャンボ1億円

宝くじ幸運の女神の原口優さん

宝くじ幸運の女神の原口優さん

1等と前後賞の賞金総額が10億円の「年末ジャンボ」(第704回全国自治宝くじ)PRのため宝くじ幸運の女神、原口優さん(28)が8日、産経新聞奈良支局を訪れた。
今回の年末ジャンボは1等1億円105本の「ミニ1億円」と1000万円1000本の「プチ1000万」も同時発売され、夢は大きく広がる。
幸運の女神の原口さんは「街を散歩しましたが、奈良は空気も運気もいい感じがしました。ぜひ県内で購入してください」と話していた。いずれも1枚300円で、23日まで発売する。抽せんはいずれも31日。

12月12日は新聞休刊日です。

日頃は産経新聞ほか、グループ紙をご購読いただきまして、まことにありがとうございます。

12月12日は「新聞休刊日」となっており、朝刊の配達がございません。大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解くださいます様宜しくお願い致します。

普段、インターネットでニュース記事を読んでいただいている皆様、「ニュースはネットで十分」と思っていらっしゃる皆様、紙の新聞を読むと、新しい発見があるかもしれません。

産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html

【あっ、これ食べたい!】昼時は行列 「特性つけそば」は女性にも  麺食堂88

女性にも人気の「特製つけそば」。麺200㌘、レアチャーシューが「つけそば」の2倍、さらに煮卵も付いている

女性にも人気の「特製つけそば」。麺200㌘、レアチャーシューが「つけそば」の2倍、さらに煮卵も付いている

奈良県川西町結崎にある「麺食堂88」は、昼どきには行列ができるラーメン店だ。女性にも人気の「特製つけそば」は麺200㌘、レアチャーシューが「つけそば」の2倍、さらに煮卵も付く豪華な一品となっている。
つけダレは奈良市の「イゲタ醤油」、御所市の「片上醤油」に加え、「企業秘密の醤油」の3種類から作る醤油ダレとコラーゲンたっぷりの鶏出汁、アクセントに数種類をブレンドした酢などが入った少し酸味のあるこだわりのタレ。希望をすればシメに「割スープ」で割って味わうこともできる。
麺は自家製、中太のストレート。茹でた後、冷水で締められた麺はモッチリとした食感に、ツルッツルでのどごしもバツグン。「少しずつつけダレにつけながら食べるのがお薦めです」と店主の高田崇さん(40)はいう。
きれいに盛りつけられた麺を、つけダレにつけて食べるとどんどん箸が進む。タレには角切りにされたレアチャーシューもゴロゴロ入っており、ボリューム満点。
「ジャンクそばの麺は温かいままでモチモチして風味が良く、中華そばの麺は少し細め」(高田さん)だそうで、食べ比べるのもお薦めです。  (朋)

【住所】川西町結崎674-6酒井ビル102
【連絡先】☎0745・43・9518
【ホームページ】https://twitter.com/men_eightyeight
【営業時間】午前11時~午後2時半(ラストオーダー)。火曜日と金曜日は午後6時半~午後9時半(ラストオーダー)も営業
【定休日】月曜日と木曜日
【メニュー】特製つけそば(950円)、つけそば(750円)、特製中華そば(850円)、中華そば(650円)、ジャンクそば(700円)など

大和橘、ブランド化で観光資源に 推進協発足5年、期待高まる

大きく実った大和橘を収穫する学生

大きく実った大和橘を収穫する学生

日本固有のかんきつ類の一種で、奈良にゆかりの深い「大和橘(やまとたちばな)」。この品種を奈良県のブランド品にして地域活性化を図ろうと、大和郡山市商工会の有志らが5年前に立ち上げた「なら橘プロジェクト推進協議会」主催の「収穫祭」が昨年に続き同市内で開かれ、栽培する農家や市民ら約80人が参加した。
大和橘は古くから太平洋岸の温暖な地域に自生するが、現在は環境省の絶滅危惧種に指定されている希少品種。県内では奈良時代に平城京と橘寺(明日香村)を結んだ古道が「橘街道」の名称で残るほか、万葉集には、橘に関する歌が69首詠まれているなど、奈良とゆかりが深いという。
プロジェクトでは3年前から「橘街道」の再生を目指して活動。現在、沿道に約2500本を植樹している。収穫した実を飴やお茶に加工し、試験的に商品化するなど、産業化も視野に入れているという。
1日は、大和郡山市内の街道沿いで収穫祭を開催。プロジェクトに協賛する会員や農家、大学生らが、直径3~4㌢の黄色い実を一つ一つ丁寧に取りながら、収穫を楽しんだ。大和橘の効能を研究しているという近畿大農学部4年、岡田啓史さん(22)は、「香りがよくでこぼこした見た目がかわいらしい」と笑顔を見せていた。
プロジェクト代表の城健治さん(68)は、「3年前に植えた苗が大きいもので2㍍を超えるまでに成長している。1万本の植樹を目指し今後も活動を続けていきたい」と話した。
収穫は今月いっぱい続くという。

■葉の香り、血流量増加や保湿作用の効果期待

手のひらに載るサイズで、甘くさわやかな香りを放つ大和橘。酸味が強いため生食には向かないが、ジャムなどに加工されている。また、香りのよさから果皮を香料とした「匂い袋」としても利用されるなど、用途は多岐に渡る。
橘の香りを研究する近畿大農学部の富研一助教は、大和橘の葉の香りの効能について、「血流量の増加や保湿作用の効果が期待できる」とする。
富助教らが行った実験では、葉から取り出した精油のにおいをマウスにかがせると、血管が広がって血流量が増え、皮膚の水分含有量が増える―という生理機能の変化が確認できたという。
富助教は1日の収穫祭後に開かれた講演会で研究成果を紹介し、「大和橘は食用以外にも多くの用途が期待できる。産官学が協力して研究が進めば、重要な観光資源になる」と話した。

「赤ちゃんが大事だから仕事辞めるよね…」 奈良労働局がマタハラ防止、啓発強化

妊娠や出産を理由に嫌がらせを受けるマタニティーハラスメント(マタハラ)を防ぐため、新たに企業の事業主にマタハラ防止措置を義務づける改正男女雇用機会均等法と改正育児・介護休業法が、来年1月から施行される。奈良県内でも周知を図り、女性が働きやすい職場環境を目指そうと、奈良労働局は啓発活動に力を入れている。
「おなかの赤ちゃんが大事だから、仕事は辞めるよね」。奈良労働局には、会社の同僚に妊娠を告げた際、そんな風に言われて傷ついたといった相談が寄せられている。
奈良労働局によると、平成27年度の相談件数は40件で、近年増加傾向にあるという。妊娠した契約社員の女性が上司に「次の契約更新はないな」と言われたり、つわりがひどくて休業したときに「入院していないなら復帰できないのか」と責められたりした、といった相談もあった。
現行法は事業主によるマタハラを禁じているが、加害者は必ずしも事業主ではない。独立行政法人「労働政策研究・研修機構」が昨年9~10月に25~44歳の女性約9600人を対象に行った調査では、妊娠・出産した女性の21・4%が「マタハラを経験した」と回答した。マタハラを受けた相手は「直属の上司」が29・9%で最多だった。「職場の同僚・部下」も14・9%に上った。
こうした実情を受け、来年1月施行の改正法では新たに、上司や同僚からのマタハラについて、事業主に防止措置を義務づける。
■奈良労働局が説明会開催、個別相談も
法改正に合わせ、奈良労働局は12月19日と来年1月11日、いずれも午後1時半から、奈良市の同局で法改正に関する説明会を開く。説明会後は個別相談にも応じるといい、同局の担当者は「マタハラに対する企業の意識改革はもちろん、働く側も法律や制度をよく知ることが、働きやすい職場作りにつながる」と参加を呼びかけている。
先着30人。応募締め切りは12月の回が9日、1月の回が1月4日。応募や問い合わせは奈良労働局雇用環境・均等室(☎0742・32・0210)。

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