奈良伊賀地域で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

【センバツ】 高田商 悔しさを夏に晴らす  秀岳館に1-11で大敗

後輩のプレーをネット裏で観戦する元DeNAの三浦大輔さん=甲子園

後輩のプレーをネット裏で観戦する元DeNAの三浦大輔さん=甲子園

第89回選抜高校野球大会4日目の23日、高田商は第2試合で秀岳館(熊本)と対戦した。OBで昨季限りで引退した元DeNAの三浦大輔さんも試合を見守ったが、中盤までに大量失点し打線も抑えられ、23年ぶりの春勝利はならなかった。
一、二回は無得点に抑えた古川だが、三回に連打で1点を先制される。アカペラ部でブラスバンドに参加した植野美羽さん(17)は「野球部はいつも学校を盛り上げてくれる人たちばかり。夢の舞台を楽しんでほしい」とエールを送っていた。
アルプスには23年前、一塁手として出場した同校教諭で、コーチを務める豆越秀人さん(39)の姿もあった。豆越さんは「七回まで1、2点差でいってくれれば何かやってくれるはず。集中して自分たちの野球をしてほしい」と期待を込めるが、五回に安打と失策が絡み、打者11人の猛攻を受け一挙7点を献上した。
六回には〝ハマの番長〟こと三浦さんがアルプスに姿を現し、沈みかけていた応援席は再び盛り上がり出した。2死一塁から3番・山崎が右中間を破る適時二塁打で1点を返す。山崎の母、順子さん(48)は「打ってくれて、とてもうれしい。逆転を目指して頑張ってほしい」と声をからして応援。しかし、打線は再び沈黙し敗退した。

赤坂誠治・高田商監督の話 「ミスが続いた後、立て直すことができなかった。課題が明確になったのでもう一度夏に向けてチーム作りをしていく」
大久保拓海・高田商主将 「甲子園の雰囲気にのまれてしまった。最後まで戦えたのは、アルプス席の応援があったから。夏にこの悔しさを晴らしたい」

六回、高田商の山崎が適時二塁打を放つ=甲子園

六回、高田商の山崎が適時二塁打を放つ=甲子園

【天理市】 「コフフン」完成 4月1日にオープン  JR、近鉄天理駅前

天理駅前広場①天理駅前広場③天理駅前広場② 天理駅前広場④天理駅前広場⑤ 奈良県天理市が新たな周遊拠点として整備を進めている天理駅前広場が公開された。古墳をモチーフにした大型の野外ステージも完成、駅前の風景は様変わりしている。広場は「コフフン」の名称で4月1日にオープン予定で、現在最終工事が進められている。
駅前広場(約1万9500平方㍍)の土地は、天理教やJR西日本、近鉄電車などが所有。市はにぎわい創出や市民の憩いの場を目指し、総事業費約14億3200万円を投じて、昨年4月に着工した。
古墳をイメージした直径13~26㍍の円状の構造物を整備。音楽ライブなど野外イベントで利用できる「ステージコフン」(収容規模200人)や、カフェレストランや観光案内所が入る「インフォ&ラウンジコフン」、トランポリンなどの遊具として遊べる「ふわふわコフン」などが設置されている。周囲には芝生が敷かれ、健康遊具を設置するなど、子育て中の母親や高齢者も楽しめるよう工夫されている。
1日からのオープニングイベントでは、ジャズライブやノルディックウォーク体験、なら万葉プロレスなど、多彩な企画を予定。市総合政策課の吉本幸史係長は、「若者や高齢者も街に出てもらうきっかけになる。広場を拠点に、にぎわいを周辺市町村や県全体に波及させたい」としている。

【撮影日記 奈良写真倶楽部】 二上山に夕日が沈む様子は幻想的だ 桧原神社の鳥居のしめ縄の下から狙った

写真日記 春分、秋分のころ、桧原神社(桜井市)の正面に見える二上山(葛城市、大阪府太子町)に夕日が沈む様子は幻想的だ。写真愛好家には有名な撮影スポットで、自宅から車で約10分ということもあり、3月9日、桧原神社の鳥居のしめ縄の下から狙った。
この日は雲が多かったが午後6時すぎ、雲が切れて、二上山の馬の背に沈む美しい太陽を撮影することができた。欲を言えば太陽がまん丸で、さらに真っ赤ならベストショットだったが…。秋にもう一度チャレンジしたい。   (福岡延雄撮影)
【3月例会優秀作】「日本海」藤森弘(香芝市)▽「春日の道」出口博司(広陵町)▽「春の一時」森井秀樹(田原本町)▽「小津青春館」片岡滋規(斑鳩町)▽「大和の夕景」福岡延雄(桜井市)

【あっ、これ食べたい!】  ハンバーグにナイフを入れると肉汁がジュワ~ エビフライはプリップリの身  「洋食 春」

「有頭エビフライ&ハンバーグ」は人気メニュー!

「有頭エビフライ&ハンバーグ」は人気メニュー!

奈良市公納堂町にある古民家を改装した「洋食 春」は子供からお年寄りまで、幅広く魅了する洋食店。人気メニューの「有頭エビフライ&ハンバーグ」はアツアツの鉄板にデミグラスソースのかかったハンバーグと大きな天然物の有頭エビフライがドドーンとのっている。
ハンバーグにナイフを入れると、中から肉汁がジュワ~。ふんわりやわらかな食感もたまらない。店長の津野智城さん(29)は「大和牛とヤマトポークの2度挽きしたミンチの味を活かすため、あえて塩コショウは使っていません」と話す。
有頭エビフライを頭からがぶり。頭はパリパリに揚がっていて、続いてプリップリの身が現れる。エビを十分堪能できるよう「できるだけ衣は薄くしている」と津野さん。自家製バジルのタルタルソースと奈良漬のタルタルソースが付いているので、食べ比べてみても楽しい。セットにはオーナー、中林大樹さん(38)が丹精込めて作った自家米のご飯、みそ汁、サラダが付く。
自家製牛めしのタレでいためた「牛めし」も他ではなかなか味わえない一品で、お薦めです。  (朋)

【住所】奈良市公納堂町14
【連絡先】☎0742・24・5187
【営業時間】午前11時半~ラストオーダー午後2時半と午後6時~ラストオーダー午後8時半
※売切れ次第閉店
【定休日】水曜
【メニュー】有頭エビフライ&ハンバーグ(単品1566円、セット1782円)、ハンバーグ(単品1404円、セット1620円)、牛めし(単品540円、セット810円)、ポークステーキ(1458円)、サーロインステーキ(150㌘2700円、250㌘3888円)など

【観光・奈良】 鹿せんべいとばし 優勝者には「鹿の角きり」のトロフィー

参加者は鹿せんべいを投げて、距離を競った

参加者は鹿せんべいを投げて、距離を競った

鹿せんべいを投げて飛距離を競う「鹿せんべいとばし」の春休み大会が19、20の両日、奈良市の若草山で開かれ、家族連れなどでにぎわった。
奈良若草山観光振興会が主催。大会では、参加者が1枚300円で直径約20㌢の鹿せんべいを購入し、若草山の中腹からフリスビーのように鹿せんべいを投げて飛距離を競い合う。これまでには50㍍を超える記録が出たこともあったという。
2日間で計約1350人が参加し、20日は約38㍍を記録した東京都の男性が優勝した。参加者は勢いよく鹿せんべいを投げたり、鹿と触れ合ったりしていた。
各日の優勝者には表彰状と、春日大社境内の鹿苑角きり場で行われる秋の風物詩「鹿の角きり」で切られた角を使用したトロフィーが贈られ、20㍍以上を投げた参加者にはストラップなどの入賞品がプレゼントされた。
家族3人で訪れ、参加した大阪府高槻市の西田彩姫ちゃん(3)は「ちゃんと投げられて楽しかった」と話していた。

鹿せんべいとばし1

【学童野球】 ならでんスタジアムで開幕式 奈良市学童軟式野球連盟 22チームが元気に行進

野球 トップ野球 一斉行進 奈良市学童軟式野球連盟の平成29年度リーグ戦開幕式が19日、同市のならでんスタジアム(鴻ノ池球場)で開かれた。リーグ戦には市内の22チームが参加。開幕戦は20日に行われ、Aゾーン、Bゾーンに分かれて秋まで熱戦を繰り広げる。
開幕式では、快晴の下で選手らがりりしく入場行進。同連盟の池田慎久会長が「選手のみなさんにとっては待ちに待ったシーズンの到来。1年を通して野球にひたむきに打ち込み、仲間と力を合わせて強いチームをつくってほしい」とあいさつした。
その後、Aゾーン代表で東辰ツインズの木村心粋主将(11)とBゾーン代表で帝塚山スポーツ少年団の田中渚主将(11)が「野球ができる喜びと野球の素晴らしさを教えて下さった監督、コーチ、僕たちを支えてくれたお父さん、お母さんに感謝して最高の仲間と最後まで諦めずに全力でプレーすることを誓います」と宣誓した。

野球 池田会長野球3  旗行進jpg野球 監督野球①野球②野球③野球④野球③―1野球⑤野球⑥野球⑦野球⑧野球⑨野球13野球14野球15野球16野球17野球18野球19野球20野球21野球22野球23野球24野球25野球 選手宣誓

【献血キャンペーン】 新聞販売店主ら150人が協力 138回目を迎える

献血する新聞販売店の関係者

献血する新聞販売店の関係者

新聞販売店のスタッフらが献血に協力する「日本赤十字社の献血に協力するキャンペーン」が16日、近鉄奈良駅ビル内の献血ルーム(奈良市)など県内4カ所で実施された。
日本新聞販売協会近畿地区本部の奈良・三重支部が地域貢献と協会のPRを目的に平成13年から取り組んでおり、今回で138回目を迎えた。
献血に協力した県内の新聞販売店関係者は約150人。県赤十字血液センターでは、新聞販売店主や店員ら約50人が訪れ、献血していた。

【やまと人巡り】 「大和茶のよさ伝えたい」 月ヶ瀬健康茶園代表、岩田文明さん(42)

【やまと人巡り】岩田文明さん ポーズ① 「月ケ瀬の山、川、自然。茶園を囲む環境が大好き」。朴訥とした口調で茶園の魅力を語るのは月ケ瀬健康茶園代表の岩田文明さん(42)。茶園で農薬、化学肥料を使わない有機栽培を続ける。
奈良県北東部の「大和高原」はその冷涼な気候から300年以上前から茶栽培が盛んだった。「大和茶」と呼ばれる奈良の名産品で、実家は明治から続く茶農家だ。
就農のきっかけは大阪の食品卸会社でのサラリーマン時代。研修でドイツへ渡り、現地の紅茶のおいしさに感銘を受けた。実家も周りも緑茶農家がほとんどだったが「『茶農家だから緑茶』ではなく、紅茶を作れないか」と26歳で月ケ瀬へ戻り、紅茶を育て始めた。
8㌶の茶園は家族やスタッフら10人ほどで運営する。紅茶のほか煎茶、ほうじ茶などの茶は生産から加工、販売まで全て茶園で行う。栽培も「化学肥料は茶の味に影響を与えてしまう」と落ち葉や雑草、粉砕した笹のチップを茶畑に敷き詰め肥料にしている。日当たりが悪ければ山を手入れし、「茶の育つ環境を作ってあげる」ことを第一に考える。
「奈良で生まれ育った。だから、大和茶のよさを伝えることが使命」と今は初夏の収穫に向け、茶園を駆け回っている。  (啓)

【やまと人巡り】 心のつながり生む藤岡家住宅 「五條にこんな人が…誇りを」川村優理館長

【やまと人巡り】①奈良県五條市近内町にある国の登録有形文化財「藤岡家住宅」を管理・運営するNPO法人うちのの館の館長、川村優理さん(58)=五條市在住=は「どれだけの資料があるのか、数え切れません」と話す。
藤岡家住宅は、官選知事を務める一方、俳人として知られた故・藤岡長和(俳号・玉骨、1888~1966年)の生家で、玉骨が集めた品々など膨大な歴史的に貴重な資料が保存され、施設は現在一般公開されている。
川村館長は児童文学作家の故・川村たかし氏の長女で、タイの民話を研究し翻訳も出版している。平成16年から行われた藤岡家住宅の修復・活用には、たかし氏とともに当初から関わり、学芸員として資料の整理にもあたっている。
多くの研究者やボランティアと出会い、一緒に活動してきた。「この藤岡家住宅が、多くの人との心のつながりを生んでいます」と振り返る。
現在、正岡子規・夏目漱石・南方熊楠の生誕150年に合わせた展示「子規の時代」(3月25日まで)を開催中。「『こういうものがありました』という資料整理の報告でもあります。そして、地元の子供には、五條にこんなに偉い人がいたということを知り、誇りを持ってほしい」と期待する。  (岳)

【橿原市議会】 委員会が29年度予算案を否決 2年前の市長選のしこり、市政停滞か

奈良県橿原市議会の予算特別委員会が15日開かれ、市が提案した平成29年度一般会計当初予算案(445億5千万円)を反対多数で否決した。市議会は2年前の市長選のしこりから〝市長派〟と〝反市長派〟に分裂、2月の市議選後、両勢力はほぼ拮抗していた。橿原市議会の委員会での予算案否決は平成に入って以降、初めてという。
委員会審議では、市役所新庁舎建設地の土壌から環境基準を上回るヒ素が見つかったことが今議会まで議会に報告されていなかったことが問題視された。〝反市長派〟は、本庁舎に付属する東駐車場や、新庁舎最上階の展望台、近鉄橿原神宮前駅東側の地下駐輪場などの整備費の妥当性を疑問視。採決の結果、6対4の反対多数で否決された。
市側が予算案を修正しなければ、23日に開かれる本会議で予算案が否決される可能性もあるが、森下豊市長は「否決は理解できない。本会議での可決を目指したい」とした。

【バンビシャス通信】 ブースターと喜び分かち合う バンビーナス、Akariさん

「もっと愛されるダンスチームにしたい」とAkariさん。毎日の筋トレは欠かさない

「もっと愛されるダンスチームにしたい」とAkariさん。毎日の筋トレは欠かさない

ホームゲーム会場を華やかなダンスで盛り上げるオフィシャルダンスチーム「バンビーナス」。名前の由来は小鹿の「バンビ」と「ビーナス」を組み合わせた造語だ。
昨季からバンビーナスとして活動している香芝市出身のAkari。中学からバトントワリングを始め、高校ではチアリーディング部に所属した。大学に入学後、母親がバンビーナス募集のチラシをみたことがきっかけで応募した。現在、大学2年生。
応募まではプロバスケットボールの試合をみたことはなかった。初めてみたとき、演出なども含めとても魅力的であり、その楽しさに驚いた。もっと広めたいと思ったという。
授業の合間にも学校のジムでトレーニングをする。毎日の筋トレも欠かさない。自分でも明るい性格と話し、じっとしているのが苦手だそう。趣味はショッピングとカラオケ。バイト代は大好きな洋服を買うために使う。
ダンスはレベルが高くかっこいいものを目指す。でも近寄りがたい感じではなく、ブースターの皆さんとたくさんコミュニケーションをはかり、壁をとっぱらいたい。そして、もっと愛されるダンスチームにしたい。「バンビーナスを見に行きたい」。そう思ってもらえるように活動する。
勝利したときはブースターのみなさんと一緒に喜びを分かち合う。試合に負けたときは会場内の重たい雰囲気を払拭。そんなときこそとびきりの笑顔で、来場の感謝を込めてお見送りする。バンビーナスに会いにぜひ会場へ。   (バンビシャス広報 和田真智子)
【ホーム試合予定】東京エクセレンス戦=3月25日(土)午後6時、26日(日)午後2時▽ならでんアリーナ(奈良市中央体育館)
【お知らせ】3月25日(土)、26日(日)は奈良県内在住の60歳以上1000円(2階自由席)。問い合わせは☎0742・20・1800(火曜日~金曜日午前10時~午後5時)。

【奈良出身の若者】 「夢与えるバレリーナに」 矢倉杏理(ももり)さん(17)が国際コンクール優勝

バレエ矢倉杏理さん④ウクライナの首都・キエフで行われた国際バレエコンクール「MYSL|POTOK 国際バレエコンペティション」で、シニア部門に出場した御所市出身の矢倉杏理(ももり)さん(17)が優勝した。矢倉さんは「世界の人々に夢を与え、そして愛されるプロのバレリーナになりたい」と話している。
コンクールは、ウクライナ文化省とキエフ市営ダンスアカデミーの支援で3月4~6日に開催された。シニア部門は17~19歳が対象で、ウクライナやロシア、ポーランドなどから約30人が出場した。矢倉さんは予選と決戦でクラシックバレエとコンテンポラリーダンス計5曲を踊り、見事グランプリを獲得した。
3歳のときに姉の影響でバレエを始めたという矢倉さん。平成25年に行われた「第2回全国クラシックバレエコンクールinHIRAKATA」で3位に入賞、「キエフバレエカレッジ」への留学資格を得て、同26年9月から留学。現在は、海外のバレエ団に入団するために必要な証書「ディプロマ」取得に向け、バレエの練習に励む日々だ。
矢倉さんは「世界各国から素晴らしい容姿、技術を持つバレリーナが集まり圧倒された」としつつ、「私も絶対に負けられないと思った」と振り返った。

【あっ、これ食べたい!】御陵餅本舗 甘さ控えめのあん、県外からの常連客も多い

あっ、これ食べたい!1 奈良県天理市柳本町の崇神天皇陵近くにある「御陵餅本舗」。 「実は小豆を食べるのが苦手だった」という店主、田代幸義さん(58)が作るあんこは、北海道十勝産の中納言をザラメで炊いた甘さ控えめのあんで、県外からの常連客も多い。
「田舎おはぎ」は少し大ぶりな昔ながらのおはぎ。朝から作った分が無くなれば、注文後に手早く包餡していくという。タイミングが合えば、手早くおはぎが握られる様子も見ることができる。
古墳の形をイメージした「御陵焼もち」は、粘りとコシのある佐賀県産のヒヨクモチを高温で一気について包餡後、一度冷ましたものに、高温の銅板で軽く焼き目をつけている。食べてみると、ぷにっとやわらかなもちがよく伸び、あっさりとしたつぶあんとよく合う。大きめだが、ペロリと完食してしまった。添加物は一切使っていないそうで、日持ちはしないがいくつでも食べたくなる。
普段は製造から販売まで一人でこなす田代さんだが、お彼岸には家族も応援にかけつけるとか。お彼岸のお供えに、いかがでしょうか。  (朋)

【住所】天理市柳本町1536
【連絡先】☎0743・66・3035
【営業時間】午前9時~午後6時
※売切れ次第閉店
【定休日】水曜(3月28日は休業)
【メニュー】田舎おはぎ(あんこ、きなこ各151円)、御陵焼もち(しろ、よもぎ各151円)など

【国を守る】 自衛隊の入隊、入校者を祝う激励会 「不安はない」と荒木航空自衛隊幹部候補生学校長

緊張した面持ちで激励会に臨む自衛隊入隊、入校者=奈良市のならまちセンター

緊張した面持ちで激励会に臨む自衛隊入隊、入校者=奈良市のならまちセンター

自衛隊奈良地方協力本部からの入隊・入校者を祝う「激励会」がならまちセンター(奈良市東寺林町)であり、出席した63人(男51人、女12人)が保護者など多くの参列者から励まされた。
式では主催者を代表し、奈良県防衛協会の前田武会長が「不安もあるだろうが、失敗を恐れずにいろいろなことに挑戦してほしい」と励ました。来賓の航空自衛隊幹部候補生学校の荒木哲哉学校長は「国を守るという崇高な道を選んでもらい感謝する。いろいろあるだろうが不安はない」と優しく語りかけた。
入隊・入校者を代表してあいさつした一般曹候補生、中井鉄平さん(18)は「期待と不安でいっぱいですが、自らで決意した道なので何かを成し遂げる思いです」と力強く宣言していた。

【結婚】 親が50歳までの子供に代わってお見合い 良縁親の会が30日に奈良で結婚支援フォーラム

結婚相手が見つからない子供に代わって親同士がお見合いをする「結婚支援フォーラム」が3月30日午後1時20分から、奈良商工会議所(奈良市登大路町)で開催される。全国各地で親の代理お見合いを開催する良縁親の会(京都市)の企画で、先着順で100人の参加者を募集している。
当日は出席した親同士が子供のプロフィルを元にお見合いし、気に入った場合は身上書、写真を交換する。その後は親同士で連絡を取り合う。結婚相談所ではないので成婚しても同会に報告義務はなく、追加費用も発生しない。参加資格は50歳くらいまでの独身の子の親に限っている。
奈良県内では平成20年以降毎年開催しており、今回が16回目となる。同会によると、関西では子供が女性の親からの応募が多いといい、応募しても参加できない場合があるという。
参加費は1人1万1千円(夫婦の参加は2万2千円)。申し込みの締め切りは今月21日。問い合わせは良縁親の会(☎075・213・0506)。

【鹿角抄(コラム)】 東アジア文化都市イベントの〝レガシー〟とは? 問われる今後の取り組み

「古都祝奈良(ことほぐなら)」。みなさんはこの言葉、記憶にあるだろうか。年間を通した日中韓の文化交流イベント「東アジア文化都市2016奈良市」のメーンイベントとして昨年9月3日~10月23日の約2カ月、〝時空を超えたアートの祭典〟と銘打って開催されたイベントのタイトルだ。
事業は継続され、奈良市の平成29年度当初予算案にも「アートプロジェクト事業」として9500万円が計上された。具体的な内容は未定だったが、仲川げん市長は「古い街に現代アートを取り入れることで奈良は創造性、変革性に富んだ街ということをアピールする。レガシーを未来につなぐ」とやる気満々だった。
だが担当課によると、文化交流イベント「東アジア文化都市2016奈良市」の来場者数は昨年3月26日~12月26日の期間中に約126万人。市の観光客数は27年で約1500万人だったことを考えると、寂しすぎる。ある職員は「手を広げすぎて、結局インパクトのあるものを残せなかった。奈良のイメージを刷新できるいいチャンスだったのに」とこぼす。街中にポスターも掲示されたが、来場した市民の22%がイベントを「知らなかった」とアンケートに回答した。「東アジアへの関心が高まったか」という質問には4割以上の市民が「変わらない」か「分からない」と答えている。
イベントを取材しようにも、報道資料が配られるのはいつも開催直前。告知記事の掲載すら難しく、「せっかくいいイベントなのに」と、何度ももどかしい思いをした。担当課も「打ち合わせはぎりぎりまでもつれ込むことが多かった。やれることはやったが…」と、市単独で外国とのイベント共催した経験の不足も挙げた。「だからこそ、一過性の打ち上げ花火で終わりではなく、何かを残していかなくては」とする。
記者自身は、日中韓3カ国の高校生の交流事業などを取材する中、イベントの国際性を実感する場面もあった。だが、9500万円を投じても来場した市民の4割に「関心が高まらなかった」と言わしめたイベントの〝レガシー〟とは、一体何なのか。今後に生かす取り組みは、これから問われる。
(神田啓晴)

【学童野球】 県知事杯学童軟式野球 17チームの対戦相手決まる  25日に開幕

抽選会で番号札をあげる牧野ジュニアーズの大谷健輔主将。選手宣誓にも決まった

抽選会で番号札をあげる牧野ジュニアーズの大谷健輔主将。選手宣誓にも決まった

奈良県内17チームが参加する「第17回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会」(県軟式野球連盟、産経新聞社など主催)の組み合わせ抽選会が12日、橿原市の市中央公民館で開かれ、対戦相手が決まった。大会は25、26日に五條市内の3会場でトーナメント戦が行われ、4月2日に又一記念球場(橿原市)で決勝戦がある。
抽選会では、県内各支部の予選を勝ち抜いたチームの主将がくじを引き、次々と番号を発表。17チームの対戦相手が決まった。
選手宣誓に決まった、牧野ジュニアーズ(五條支部)の大谷健輔主将(11)は「緊張しますけど、大きな声でみんなに伝わる宣誓にしたい」とし、「チーム一丸となって全力でプレーして優勝目指して頑張ります」と力を込めた。
優勝チームは8月に東京で行われる「高円宮賜杯第37回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント大会」に、準優勝チームは7~8月に和歌山県高野町で開かれる「第22回記念高野山旗全国学童軟式野球大会」に出場する。

初戦の組み合わせは次の通り。

①常盤ヤンチャーズ―牧野ジュニアーズ②壱分ジュニアシャインスターズ―田原本スラッガーズ③大淀ブルーサンダース―(①の勝者)④下田スポーツ少年団―斑鳩ジュニアスターズ⑤榛原ジャガーズ―高取ホークス⑥御所ジュニアスラッガーズ―安倍フレンズ⑦柳本キングス―王寺ドンキーズ⑧疋田ボーイズ―飛鳥紀寺スポーツ少年団⑨小林ビートルズ―高田イーグルス

野球①野球2野球③野球④野球5野球6野球7野球8野球9野球10野球12野球11野球13 野球14 野球15

【やまと人巡り】 関西にない味、自分の手で  広島風お好み焼き専門店「雪風」の富岡秀文さん(49)

富岡秀文さん・ポーズ2  「関西風対広島風のお好み焼き戦争」が続く(?)中、広島風お好み焼きを奈良市で焼く男性がいる。
近鉄線学園前駅から徒歩5分ほどの専門店「雪風」店主、富岡秀文さん(49)。「自分で何かやりたい」と建設会社を4年前に退社した。出身は大阪だが小学5年から高校卒業まで育った広島で虜になった味を忘れられず、「関西にないなら自分で焼こう」と決心し、2年前に店を開いた。
「カチャカチャ」と手際の良いコテで作る一品を目当てに老若男女が足を運ぶ。こわもてとは裏腹に爽やかな笑顔で客を見送る「ありがとうございます」が印象的だ。前職で現場監督を経験しただけに声も大きい。「広島風のおいしさを知ってもらいたい」と意気込む。  (森)

【センバツ】 「日本一の目標達成を」  智弁学園野球部の壮行会を盛大に

部員は壮行会で日本一を目指すと決意を表明した

部員は壮行会で日本一を目指すと決意を表明した

第89回選抜高校野球大会に出場する智弁学園野球部の壮行会が8日、五條市の同校で行われた。
壮行会には同校生徒らが参加し、生徒会の春木悠登会長が「野球部に実力を発揮してもらうには、全校生徒一体となった熱い応援が不可欠で、一人一人が智弁学園の生徒としての誇りを胸に、一体感あふれる応援を展開し、母校の勝利に貢献しよう」と呼びかけた。
小坂将商監督が「一戦一戦戦って上を目指してがんばります」とあいさつし、選手一人一人を紹介。選手を代表し、福元悠真主将が「日本一の目標を達成できるよう精一杯がんばります」と決意表明した。

【あっ、これ食べたい!】 本格中華をリーズナブルに 「中国菜館 桂花」 

あっ、これ食べたい!1 奈良県生駒市真弓南にある「中国菜館桂花(けいか)」のオーナーシェフ、小倉聡さん(58)は「本格中華をリーズナブルに味わってほしい」と話す。
2人から注文できる「春のランチコース」(写真は2人分)は、前菜から中国茶まで11種類。「アサリと菜の花の蒸し炒め」など、春を満喫できる料理が満載だ。桜鯛を使った「鯛の香港風お造り」は、砕いたカシューナッツ、焼売の皮、彩り豊かな野菜と混ぜて、ゴマ油とポン酢でいただく。なじみのある和食の刺し身とは違った食べ方で、楽しめる。
県特産品のヤマトポークを使った「ヤマトポークの白菜包み」は、ヤマトポークのうまみと中華あんが絶妙で、コースのために考案された新メニュー。「大海老の彩り変わり揚げ」は、エビに彩り鮮やかな大根をまとわせ大豆油でサクッと揚げた一品で、どれもしつこくなく、はしが止まらない。「野菜は50種類以上常備し、塩分も控えめにしています。桂花でしか食べられない料理を味わってほしい」と小倉さん。
満席になることが多い人気店のため、予約がお薦めです。  (朋)

【住所】生駒市真弓南1-10-7
【連絡先】☎0743・79・0013
【ホームページ】http://www.c-keika.com/
【営業時間】午前11時~午後3時(ラストオーダー午後2時半、ランチコースは同2時)と午後5時~同10時(ラストオーダー同9時半)
【定休日】火曜
【メニュー】ランチは春のランチコース(2700円)、14種類あるランチセット(864円~1296円)など。ディナーは、ディナーコース(3240円~)、他アラカルトも。

【学童野球】 飛鳥紀寺スポーツ少年団が優勝、知事杯に 奈良ライオンズクラブ杯奈良市学童軟式野球大会

野球ゲームP④21チームが出場した「第40回記念奈良ライオンズクラブ杯奈良市学童軟式野球大会」(奈良ライオンズクラブ主催)は5日、決勝と準決勝が奈良市のならでんスタジアム(鴻ノ池球場)で行われた。決勝では飛鳥紀寺スポーツ少年団が3―0で西大寺ドリームズを破り、優勝した。
飛鳥紀寺スポーツ少年団は四回、内野安打と死球で出塁し、2塁打で2点先制。六回にも走力を生かして追加点を奪った。
西大寺ドリームズは、何度も3塁に走者を送り、好機を作ったが、あと1本が出ず、涙をのんだ。
優勝した飛鳥紀寺スポーツ少年団は、25日に五條市の上野公園野球場で開催する、第17回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会に出場する。
飛鳥紀寺スポーツ少年団の佐長拓哉主将(11)は「みんなで力を合わせて協力してプレーできたことが勝因」とし、「今後も全員野球でいろんな大会を制覇したい」と話した。
準決勝では、飛鳥紀寺スポーツ少年団が1-0で平城スポーツ少年団を、西大寺ドリームズが5-4で奈良ジュニアファイターズを下した。閉会式①閉会式②野球ゲームP①野球ゲームP②野球ゲームP③

【鹿角抄(コラム)】 「好きなことに打ち込む」「輝く人」 発掘して、元気にできる記事を

事件取材を担当していると、日々の帰宅は遅い。いつものように夜もすっかり更けた時間に帰宅したある日。暗くて寒い部屋は、冷え切った体だけでなく、精神面にも多少のダメージを与えてくる。
そんな独身生活の味方・カップラーメンに、いつものように沸かした湯を注ぎ、割りばしで麺をすすりながらテレビのチャンネルを回していたとき。ふと、ある映像に目を奪われ、リモコンを操作する手が止まった。奈良市の少年サッカー大会の放送だった。
保護者が懸命に応援する中、学校のグラウンドで子供たちは白い息を吐き、細い体を泥だらけにしながら、ゴールに向かって一生懸命にボールを追いかけていた。
記者自身も、サッカー少年だった。今はカップラーメンばかり食べているが、当時は食にも気を配り、部活に打ち込んでいた。サッカーに夢中だった昔の自分をテレビで見た少年たちの姿に重ねると、懐かしい思い出に浸れた。そして、少し温まった思いで眠りについた。
先日、2012年のロンドン五輪・アーチェリー競技個人戦で銀メダルを獲得した古川高晴選手(32)=近畿大職員=を取材する機会があった。中学生の前で講演した古川選手は、自分のモットーを「好きこそものの上手なれ」だと話してくれた。世界の大舞台での経験から話してくれた講演は「なるほど」「その通りだ」と思わされることが多々あり、生徒にとっても間違いなく糧になったことだろう。
どんな分野でも、何かに真剣に取り組む人の姿には、他人を感動させる力があると信じている。取材を通じて出会うそうした人たちには、「何かおもしろいな」と感じさせられることが多い。テレビで見たサッカー少年のおかげで温まったのも、同じことだろうと思う。
古川選手が話していたように、「『本当に』好きなことを見つけて打ち込む」ことを、講演を聞いた子供たちには期待している。そして、私も「輝く人」を発掘して、誰かを元気にできる記事を書いていきたい。
(森西勇太)

【西大和保育園】 3歳児、健康パークで、手作りのミニ新幹線を満喫!

西大和保育園③ 奈良県河合町の西大和保育園(松本喜久子園長)の3歳児クラス「元気組」の園児30人が6日、大和郡山市のまほろば健康パークで、ミニ新幹線の乗り物を楽しんだ。
ミニ新幹線は、長年、建設業を営んできた奈良市の中村常明さん(83)が3年前に「まほろばファミリー鉄道」としてパーク内に整備したもの。「子供の喜ぶ顔が見たい」と、全長350㍍の線路と5㌅のミニ新幹線は中村さんがすべて手作りした。
園児らは出発の合図の汽笛が鳴ると大喜び。笑顔で手を振りながら、パーク内の周遊を楽しんだ。
高橋姫凜ちゃん(4)は、「ちょっとスピードが速かった。もっと乗りたい」、小藤昆ちゃん(4)は「速く動くからびっくりした。電車の運転士さんになりたい」と話していた。西大和保育園①

【橿考研博】 鋲留短甲の製作 「型紙」新たに確認 「生産体制の謎に迫りたい…」 

橿考研付属博物館では、別々の遺跡で見つかった押付板が同じであることを示す映像を見ることができる

橿考研付属博物館では、別々の遺跡で見つかった押付板が同じであることを示す映像を見ることができる

橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)などの研究グループは6日、古墳時代中期(5世紀)の鋲留短甲(びょうどめたんこう、甲=よろい)の部材をつくる「型紙(設計図)」を新たに確認したと発表した。鋲留短甲は胴体を覆う鉄製武具で、鉄板を鋲でつなぎ合わせた古墳時代の高度な工業製品。グループは4年前、1例目を確認しており、今回の確認で型紙は少なくとも2つあることが明らかになったという。

グループは九州や関東など6県(30遺跡)で出土した鋲留短甲34点を対象に、背中を覆う後胴上部の「押付板」と呼ばれる部材の3次元計測を行うなど調査。その結果、福岡県行橋市の馬場代2号墳と、長野県飯田市の立石寺所蔵の鋲留短甲の押付板の形や大きさがほぼ同じと判明した。2つの押付板をつくるための木型のような共通の型紙が存在したとみられるという。
押付板は後胴の部材で、曲線状の部分があり、鋲留短甲全体を特徴付ける重要な部分。グループは4年前、宮崎県西都市の西都原4号地下式横穴墓と、同県えびの市の小木原1号地下式横穴墓出土の鋲留短甲が共通の型紙でつくられたと発表。今回、福岡県久留米市出土の鋲留短甲の押付板もほぼ同じ大きさと判明し、3つに共通する型紙があったとみられるという。
馬場代2号墳と、西都原4号地下式横穴墓の鋲留短甲の押付板の曲線部分などには微妙な違いがあり、型紙は別々と考えられている。鋲留短甲は大和政権が近畿地方で大量生産し、地方の豪族に配ったと考えられているが、その生産体制などは謎に包まれている。
グループ代表の吉村和昭・同館学芸係長は「新たな一群を見いだしたことで、鋲留短甲製作において型紙が存在した可能性がより高まった。今後、さらに調査対象を増やして、生産体制の謎に迫っていきたい」としている。
研究成果は同館1階ホールで、4月16日まで紹介されている。

【やまと人巡り】 夢は五輪 クライミング世界ユース選手権3位 天理中2年、西田秀聖さん(14)

【やまと人巡り】西田秀聖君① ポーズ昨年11月に中国・広州で開かれたスポーツクライミング世界ユース選手権で、リード種目3位に輝いた天理中学2年、西田秀聖(ひでまさ)さん(14)。結果に、「2人に負けたから、あまり気に入ってはいない」と、負けん気の強さをにじませる。
小学2年からクライミングを始めた。人工壁の突起物(ホールド)を素手やロープを使ってよじ登る競技の魅力は、「練習して登り切ったときの達成感が大きい」ところだ。
授業を終えると大阪府堺市のジムに向かう。何も知らない友達には「帰宅部と思われているかも」と笑う。スポーツクライミングは2020年東京五輪の競技種目で、「みんな強いから勝てるか分からないけど、出場したい」と夢を膨らませる。   (浜)

【やまと人巡り】 シカ理解し、獣医の後継者を 鹿愛護会事務局長、吉岡豊さん(69)

【やまと人巡り】 吉岡豊さん 顔① 「獣医がいないのなら俺が行く」。吉岡豊さん(69)はそういって一般財団法人奈良の鹿愛護会の獣医となった。
天理市生まれで奈良市に移った中学生のころからシカに親しんできた。獣医として奈良県庁に勤めた後、愛護会から獣医がいなくなってしまうことを知り、愛護会の獣医となった。
「もっとシカを理解してもらって、次の代、その次の代へと伝えていってほしい」。この思いで2年前からは事務局長も務め、子供を対象にしたシカとの触れ合いの場作りに取り組む。施設「鹿苑」の大幅改修も計画している。心配なのは獣医の後継者がいないこと。「いつまでも自分がやるわけにはいかないのでね」。その目は遠くを見詰めていた。   (栗)

【撮影日記】 夜空に浮かぶ若草山  「カメラマンは辛抱、辛抱…」

奈良写真倶楽部 2月 1月28日、初めて若草山焼きを撮りに行った。ネットにおすすめスポットとして、近鉄大和西大寺駅近くのならファミリー展望台があがっていた。午後5時から無料整理券を配布するということだったが早めの午後4時に行った。すでに行列ができていた。ギリギリ前列を確保でき、幸運だったが「カメラマンは辛抱。早めに、早めに」という教訓を改めて確認した。写真は午後6時15分からの花火と午後6時30分からの山焼きを合成した。手前の大極殿もきれいに収まった。  (佐藤稔撮影)
【2月例会優秀作】「波紋(航跡)」出口博司(広陵町)▽「終わりの美」沼田毱子(奈良市)▽「激写」橋本剛(奈良市)▽「厳冬」福岡延雄(桜井市)▽「冬火」佐藤稔(大和郡山市)
【春日大社御祭撮影会】最優秀賞「春日おん祭り」森井秀樹(田原本町)▽優秀賞1席「撮影会」橋本 剛(奈良市)▽優秀賞2席「出番前」橋本常太郎(奈良市)▽優秀賞3席「本番を待つ」富山久代(奈良市)

【バンビシャス通信】 とびきりの笑顔でお出迎え シニアのボランティアスタッフ

ポーズをとる(右から)上新さん、竹内さん、相澤さん

ポーズをとる(右から)上新さん、竹内さん、相澤さん

ホームゲーム会場の入場口でとびきりの笑顔で来場者を迎えているボランティアスタッフさんがいる。上新さん、竹内さん、相澤さんだ(いずれも60歳以上だが詳細は秘密)。さまざまなところでボランティア活動をしている上新さんの誘いで竹内さん、相澤さんも参加したという。
ホームゲームの会場運営の大部分を担うのはボランティアスタッフ。3人にボランティアスタッフの活動について聞いた。
上新さんは「一つひとつ階段を上るように日々、新しいことにチャレンジしたいと思っているので参加した。活動はにぎやかに楽しくやっています」。竹内さんは「いろいろな方と接することで元気をもらえている。入場口では、しゃがんだり立ったりするのでいい運動になっている」。相澤さんは「日常ではないことをさせてもらうことが楽しいと感じている。どんな人が見に来るんだろうと興味をもっています」とそれぞれ楽しそうに話した。
試合観戦の感想について竹内さんは「間近でプレーをみることができるところがバスケットボールの魅力」。上新さんは「2月の連勝は応援の力もあって勝てていると思う」と話していた。
また、バンビシャスの今後について相澤さんは「地元を大事に活動してほしい。選手との交流があると、その人を応援したくなるし、親しみがもてる。選手が地域にきてくれたらとても嬉しいです」と希望を述べていた。
今後も地域に根差し、地域の方々と共に活動、成長していく、プロスポーツチームを目指します。  (バンビシャス広報 和田真智子)
【ボランティアスタッフ募集中】問い合わせは☎0742・20・1800(火曜日~金曜日 午前10時~午後5時)
【お知らせ】3月4日(土)、5日(日)、25日(土)、26日(日)は60歳以上1000円(2階自由席)。問い合わせは☎0742・20・1800
【ホーム試合予定】
愛媛オレンジバイキングス戦=11日(土)午後6時、12日(日)午後2時▽大和郡山市総合公園

【あっ、これ食べたい!】 「釜めし 玉や」  審査員特別賞受賞の太鼓判付き!

ヤマトポーク角煮の釜めしセットは小鉢3品、漬物、味噌汁、デザートが付く

ヤマトポーク角煮の釜めしセットは小鉢3品、漬物、味噌汁、デザートが付く

奈良県葛城市當麻の當麻寺門前にある「釜めし 玉や」は、江戸時代建築というはたごを利用した趣のある店だ。県特産の「ヤマトポーク・大和牛・大和肉鶏」を使った釜飯が味わえる。
一番人気は「ヤマトポーク角煮の釜めし」。注文すると釜が運ばれ、目の前で点火。炊き上げる香ばしい香りについふたを開けたくなるが、火が消えて3分蒸らすまで我慢我慢。
「當麻寺を参拝される前の注文がお薦めです」と店長の赤石宗聡さん(38)。ふたを開けると、ふわ~っと立ち昇る湯気の中から大きな角煮がゴロッと存在感を現わす。
米は葛城市産のヒノヒカリ、醤油は御所市にある片上醤油の「淡色天然醸造醤油」を使う。野菜もできる限り県内の物という。「家庭でも食べたい」という要望から「釜めしの素」も考案、奈良のうまいもの会主催の「第2回認定プレミアム商品審査会」では審査員特別賞を受賞した。
ヤマトポークと野菜の甘みとうまみの詰まった釜めし、お薦めです。  (朋)

【住所】葛城市當麻1242
【連絡先】☎0745・48・5470
【ホームページ】http://taima-tamaya.com/
【営業時間】午前11時~夕方
【定休日】月曜日
【メニュー】釜めしセット(1980円)、桜(1580円)、持ち帰り用に、玉やの釜めし弁当(1280円)、奈良大和の釜めしの素(ヤマトポーク 角煮2合用1800円、大和牛 時雨煮2合用2400円)などもある

【奈良のシカ】 減らない交通事故 1年で81頭死亡  「シカの横断を待ってやってほしい」

シカの交通事故が多発する道路を横断するシカ

シカの交通事故が多発する道路を横断するシカ

「奈良のシカ」の交通事故が後を絶たない。一般財団法人奈良の鹿愛護会(奈良市春日野町)がまとめた2016年版マップ(平成27年7月16日~28年7月15日調べ)によると、奈良公園周辺で131件の交通事故が発生し、81頭が死亡した。  (インターンシップ生 寺脇加乃)
事故は朝夕の通勤時間帯が多く、年間では発情期の10、11月に増える。
交通事故多発地帯のワースト1は県庁東交差点~福智院北交差点(約750㍍)で33件(17頭死亡)だった。交通量とシカの横断が多いことに加え、エサとなるドングリの木があることが要因と考えられる。ワースト2は県庁東交差点~東向交差点(約525㍍)で20件(10頭死亡)、大仏殿交差点~高畑町交差点(約630㍍)が18件(12頭死亡)でワースト3だった。
事故防止策として、標識や看板設置のほか、交通事故があった際、自販機に搭載したカメラが記録したデータが鹿愛護会に提供される「鹿ちゃんカメラ」などがある。事故防止には官民双方が取り組んでいるが、劇的な事故減少には至っていない。鹿愛護会事務局長の吉岡豊さん(69)は「奈良公園は元来シカの生息地。車は速度を落とし、シカの横断を待ってやってほしい」とシカへの理解を呼びかけている。奈良のシカ②

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ
Business iBusiness i
夕刊フジ夕刊フジ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

読もうよ新聞読もうよ新聞

野球教室