11月14日は新聞休刊日です
日頃は産経新聞ほか、グループ紙をご購読いただきまして、まことにありがとうございます。
11月14日は「新聞休刊日」となっており、朝刊の配達がございません。大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解くださいます様宜しくお願い致します。
普段、インターネットでニュース記事を読んでいただいている皆様、「ニュースはネットで十分」と思っていらっしゃる皆様、紙の新聞を読むと、新しい発見があるかもしれません。
産経新聞の試し読み、ご購読はhttp://sankei-nara-iga.jp/koudoku.html
【あっ、これ食べたい!】季節の果物使って 彩り豊かな生ケーキ 「パティスリー・ネイロ」
奈良県橿原市膳夫町にある「パティスリー・ネイロ」。オーナーシェフの上田嘉規さん(37)は神戸の有名店で12年間修業し、西日本洋菓子コンテストでは最優秀賞を受賞した名パティシエだ。
季節の果物を使ったケーキなど、約30種類の生ケーキが彩り豊かに並べられている。
「できる限り近隣の果物を使うようにしている」(上田さん)ので、新鮮な果物を使うことができる。
橿原市にある岸上三和園の柿を使った「香久山の柿タルト」など秋の味覚が味わえるケーキが勢ぞろい。
タルト生地は朝焼きで、生地自体にカスタードクリームが入れられ、しっとりしながらもサックサク。
柿の味を引き立てるため、自家製柿ジャムと生の柿を合わせ、仕上げの艶出しに使うナパージュにはパッションフルーツの酸味を加えている。
他にも女性が大好きな「いも・くり・なんきん」を使ったこの時季限定のケーキや、手土産にピッタリの奈良県産の小麦粉と米粉を使った「ふわふわ山のごちそうブッセ」もお薦めです。 (朋)
【住所】橿原市膳夫町442|1
【連絡先】☎0744・47・3371
【営業時間】午前9時半~午後7時
【ホームページ】http://www.p-neiro.jp/
【定休日】火曜日
【メニュー】香久山の柿タルト(400円)、栗とかぼちゃのタルト(400円)、ナルト(400円)、りんごのシブースト(390円)、和栗のモンブラン(420円)、マロンショート(390円)、マロンパイ(340円)、アップルパイ(1カット250円)、ふわふわ山のごちそうブッセ(1個170円、5個箱入り千円)、飛鳥めぐりマドレーヌ(180円)など
【特典】「あっ、これ食べたい!」の新聞紙面の切り抜きを持参し、2千円以上購入するとクッキー1枚プレゼント。12月10日まで
【鹿角抄(コラム)】「オール御所」で流しそうめんの世界記録達成
夏は屋外で市民参加型のイベントが多いものだが、今年の夏は、そんな中でもひときわ印象深いイベントが御所市で行われた。
「流しそうめん世界記録に挑戦!!」と元気のいいタイトルのイベントで、8月27日当日、会場に見学に来た人は約5千人(主催団体発表)。観客だけでなく、いやそれ以上に、開催にかかわった御所市民中心のスタッフが、イベントを盛り上げていたのが印象的だった。
このイベントは、そうめんが竹樋を流れ下る距離の長さでギネス世界記録に挑戦するというものだった。主催したのは、市内の各種団体で組織した実行委員会。「御所でなんで流しそうめん?」「これをやってなんになるの?」という辛辣な声もあったらしいが、「とにかく、やってみようやないか」と、準備は今年寒い時期から行われていたという。
それまでのギネス世界記録は、京都府井手町で達成された3216・7㍍。御所ではそれを超える3500㍍の流しそうめんに挑戦した。
ギネス世界記録に登録されるには、そうめんが流れる樋の材質やサイズ、流すそうめんの量、チャレンジ当日の態勢など、さまざまな細かい規定がある。竹樋の原料の竹を集めるのも大変だったが、京都府舞鶴市の団体の協力を得て集まった。
迎えた本番。1回目は竹樋に落ち葉が詰まり、ゴール寸前でそうめんが止まって失敗。2回目のチャレンジで、1時間あまりかけて3317・7㍍の世界記録を達成した。
観客やスタッフの歓声に包まれながら、実行委員長を務めた北谷敦美さん(75)は、「みんなが手をつないで達成できたことは、御所市の将来の大きな希望につながる」と喜び、東川裕市長も「このイベントでできた絆は、御所市にとって大きな財産になる」と力を込めた。
御所市にも厳しい財政運営や少子化など課題が多い。このイベントで盛り上がった「オール御所」の気持ちが、課題に向かう力になりそうな気がしている。 (山本岳夫)
【春日さんのご造替】奉祝マルシェで豪華限定弁当 秋の味覚楽しめる
春日大社(奈良市)の「正遷宮」を祝い、奈良公園では11~13日、「奉祝マルシェ」が催され、限定弁当「1200人の奉祝御膳」が提供される。祝賀ムードとともに、秋の味覚も楽しむことができそうだ。
奉祝御膳は3種類。「海山の幸 春日遊楽御膳」は焼きぐり入り奈良茶飯や白身魚のみそ漬焼が入った豪華な弁当。県内在住の伝承料理研究家、奥村彪生さんが監修した。
「柿の葉寿司御膳」は、柿の葉寿司のネタとしてはめずらしい高級魚のノドグロなどさまざまな味が楽しめる。
「日本一の長寿御膳」は、サバのみそ煮やイカフライを高齢者向けに柔らかく調理した。
各日計400食。前売り制で税込み2千円。弁当のほかに、酒か大和茶や記念品などがつく。
奉祝マルシェの会場では、「春日餺飥うどん」の振る舞いや利き酒会なども予定されている。
奉祝御膳の受付は午前11時~午後2時ごろ。前売りチケットは「e+(イープラス)」(http://eplus.jp/)などで購入する。問い合わせは奈良市飲食店組合(☎0742・33・8940)。
「北方領土と私たち」作文コンクール 知事賞に青翔中の笠谷真由さん
北方領土への関心を高めようと中学生を対象に実施されている「平成28年度『北方領土と私たち』作文コンクール」(北方領土返還要求運動県民会議主催)の表彰式が、奈良労働会館(奈良市西木辻町)であり、知事賞には「思いのバトン」を書いた県立青翔中2年の笠谷真由さんが選ばれた。また、県北方領土問題教育者会議会長賞には「情報発信者として伝えたいこと」を書いた同中1年の大家衣濃理さんが選ばれた。
表彰式後、笠谷さんは、「これからも北方領土に戻りたいという元島民の思いを多くの人に伝えていきたい」。大家さんは、「情報発信者として自分の思いを届けられることはうれしい。そのためにも自分の意見をしっかり持ちたい」と話していた。
ほかの受賞者は次の通り。(敬称略)
安堵中3年、徳谷和瞳▽青翔中2年、小山愛桂▽山添中3年、徳田光叶▽斑鳩中2年、大西咲彩▽同、仲村野々花▽同、山縣史佳
「音楽とふれあい、楽しい」東大寺福祉療育病院で演奏会 奈良大宮ロータリークラブ
音楽による病気の快癒を目指し、奈良大宮ロータリークラブ(潮田悦男会長)は東大寺福祉療育病院(奈良市雑司町)で、太鼓とギター・マンドリンの演奏会を開いた。同病院の重症心身障害児・者約60人は演奏後、楽器に触れるなどして肌で音楽を感じていた。
参加したのは生駒山麓太鼓保存会(15人)と帝塚山中学・高校のギターマンドリンクラブ(25人)で、太鼓は屋外で、ギター・マンドリンは食堂でそれぞれ演奏した。人工呼吸器をして病室を出られない患者のためには病室まで出向き、演奏した。
演奏会を企画した同ロータリークラブの高辻良成・奉仕プロジェクト委員長は、「患者も演奏者もともに『やってよかった』と笑顔をみせていた。本当に充実した1日を過ごせた」と喜んでいた。
同ロータリークラブは演奏会に合わせ、クッションチェアといったリハビリテーション器具など計10
点を同病院に寄贈した。
【プレゼント】11月30日締め切り 「司馬遼太郎展」 チケット ペアで5組に
没後20年司馬遼太郎展「21世紀”未来の街角”で」(産経新聞社などが主催)が阪神梅田本店8階催場にて12月14日~12月24日まで開かれます。
開館時間は午前10時~午後8時(12月21日~12月23日は午後9時まで。最終日は午後6時まで。*入場は閉場30分前まで)
産経新聞奈良県伊賀地区専売会では、この展覧会のチケットをペアにして5組にプレゼントします。
プレゼント応募はこちらをクリック ※プレゼント内容欄には「司馬遼太郎展」とご記入ください。
応募の締め切りは11月30日(水)。多数の場合は抽選。当選発表は賞品の発送で代えさせていただきます。
【春の高校バレー】奈良文化、高取国際、奈良女子、天理などが準々決勝へ
「春高バレー」として開催される「第69回全日本バレーボール高校選手権」奈良県大会(奈良県バレーボール協会、産経新聞社など主催)は大会2日目の6日、橿原市の県立橿原公苑第1、2体育館と県立畝傍高校で女子1~3回戦が行われた。34チームが熱戦を繰り広げ、シード校の奈良文化、高取国際、奈良女子、天理などが準々決勝へ勝ち進んだ。
男女とも準々決勝と準決勝は、12日に香芝市総合体育館で行われる。
2回戦で生駒を圧倒した奈良文化は、3回戦で関西中央と対戦。試合の序盤から市川選手が連続してサーブを決め、試合の流れをつかむと、今井選手や荒木選手らのスパイクも次々と決まり、終始関西中央を圧倒し続けた。
関西中央はスピードのあるスパイクを打つも、安定した守備に阻まれ、一矢を報いることができなかった。
奈良文化の今井選手は「粘り強くボールを落とさず、相手のミスを誘えたことが勝因。次戦も負けられない気持ちで挑みたい」と話した。
2回戦をフルセットで勝ち抜いた高田商は、3回戦で一条と対戦。第1セットでは落合、村田両選手らの高い打点のスパイクやブロックで、7連続で得点し一条を突き放した。その後も一度もリードを許すことなく、準々決勝へ駒を進めた。
一条は高田商の猛攻に粘りのレシーブで食い下がり、試合中盤で連続で得点するなどしたが及ばなかった。
高田商の落合主将は「2回戦は緊張があったが、3回戦では粘りのあるプレーができた。身長が低くてもつなげるバレーで勝ちたい」と話した。
【女子】
▽1回戦
西和清陵 2―0 登美ケ丘
奈良情報商 2―1 香 芝
▽2回戦
西 の 京 2―0 法隆寺国際
桜 井 2―0 奈良大付
添 上 2―0 奈良朱雀
天 理 2―0 育 英 西
大淀・山辺 2―1 奈 良
一 条 2―1 天理教校学園
高 田 商 2―1 五 條
奈良文化 2―0 生 駒
関西中央 2―0 奈良学園
奈 良 北 (棄 権) 奈良学園登美ケ丘
高取国際 2―0 榛生昇陽
畝 傍 2―0 磯 城 野
郡 山 2―0 奈良育英
橿 原 2―0 平 城
奈良女子 2―0 西和清陵
高 田 2―0 奈良情報商
▽3回戦
奈良女子 2―0 西 の 京
奈良文化 2―0 関西中央
高 田 商 2―0 一 条
高取国際 2―0 奈 良 北
天 理 2―0 大淀・山辺
高 田 2―0 橿 原
畝 傍 2―0 郡 山
添 上 2―0 桜 井
【NIE(教育に新聞を)】生駒市立光明中学で2回目授業 奈良支局長
奈良県NIE(教育に新聞を)推進協議会の「出前授業」が2日に引き続き4日、生駒市立光明中学校(阪本英雄校長)であり、産経新聞奈良支局の野瀬吉信支局長(53)が1年生に対し、「メモのとり方、まとめ方」をテーマに話した。
2日は2組、3組で授業があり、この日は4組と1組。前回同様に野瀬支局長が新聞記事を書く際の原則〈いつ〉〈どこで〉〈だれが〉〈なにを〉〈なぜ〉〈どのように〉の「5W1H」を新聞を使って説明した上で、「文章に5W1Hがそろっていてもまだ不十分。オリジナリティーあふれる文章には『へぇー』『そうなんや』『なるほど』と思ってもらえる内容が不可欠で、取材で自分が納得できるまでどんどん質問してほしい」とアドバイスした。
生徒からは「記事の大きさ(扱い)はどうして決めているのか」といった難しい質問のほか、「これまでに取材で会った有名人は」といったユニークな質問が相次いでいた。
【関連記事】
【NIE(教育に新聞を)】生駒市立光明中学校で「メモのとり方、まとめ方」 奈良支局長
【学童野球】マスガファイターズが初優勝 橿原ロータリークラブ杯
第8回橿原ロータリークラブ(RC)杯学童野球大会の決勝が3日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われ、マスガファイターズ(橿原)が4―2で常盤ヤンチャーズ(同)を破り、初優勝した。
橿原RC(米田常彦会長)の創立60年を記念して開催し、奈良県内の少年野球60チームが参加した。決勝は三回以降、長打を重ねたマスガファイターズが着実に得点し、逆転勝利した。
キャプテンで小学6年の北峯嵩流(たける)君(12)は「小学校最後の大会で優勝できて最高にうれしい」と笑顔を見せた。常盤ヤンチャーズキャプテンで小学5年、長岡真一郎君(11)は「来年は必ず優勝する」と話していた。
そのほかの試合結果は次の通り。
【準決勝】マスガファイターズ3―0平野パイレーツ(磯城郡)▽常盤ヤンチャーズ7―1新庄小野球部(葛城)
【学童野球】ジュニア親善大会が開幕 95チーム参加
小学5年生を中心とした新チーム95チームが参加する学童軟式野球大会「第24回ジュニア親善大会2016」が3日、大和郡山市のならっきー球場などで開幕した。決勝戦は6日の予定。
開会式では各チームの選手たちが元気よく行進し、小林ファイヤーズの寺野陸斗主将(11)が開会を宣言した。
選手宣誓では、平和レッドスワローズの田村琉樹主将(11)が「日頃の努力を十分に発揮し、野球ができることに感謝し、最後の一球まで諦めず全力でプレーすることを誓います」と元気いっぱいに宣誓した。
3日の結果は次の通り。
三和スポーツ少年団5―3平城東スポーツ少年団▽城ケ丘エンゼルス9―1広陵東パワフルズ▽橿原ビクトリーズ4―0平城東スポーツ少年団▽三和スポーツ少年団2―1城ケ丘エンゼルス▽橿原ビクトリー9―2広陵東パワフルズ▽山陵クイーンズ8―1二上スポーツ少年団▽橿原カープ7―2真美ケ丘レッドベアーズ▽山陵クイーンズ3―1あすか野ファイターズ▽二上スポーツ少年団6―6真美ケ丘レッドベアーズ▽あすか野ファイターズ3―0橿原カープ▽飛鳥紀寺スポーツ少年団9―0白橿ベースボールクラブ▽馬見ブラザーズ6―1小泉ファイターズ▽飛鳥紀寺スポーツ少年団7―1大淀エンジェルス▽小泉ファイターズ9―1白橿ベースボールクラブ▽馬見ブラザーズ11―5大淀エンジェルス▽かすみの10―0真北リトルズ▽生駒GKブロッカーズ8―0関屋スポーツ少年団▽陵西サンダーズ10―2かすみの▽真北リトルズ17―2関屋スポーツ少年団▽陵西サンダーズ5―1生駒GKブロッカーズ▽桜井パワーズ3―1鹿ノ台バンビーズ▽斑鳩ブルースター1―0西大寺ドリームズ▽西大寺ドリームズ6―2鹿ノ台バンビーズ▽桜井パワーズ2―1疋田ボーイズ▽疋田ボーイズ4―4斑鳩ブルースター▽斑鳩ブルースターjr2―2内牧ファイターズ▽城島レッズ2―1奈良信貴REDS▽斑鳩ブルースターjr2―0西方パワーズ▽内牧ファイターズ6―3奈良信貴REDS▽城島レッズ10―0西方パワーズ▽箸尾ヤングス4―1真美ケ丘スポーツ少年団▽矢田イーグルス3―1マスガスカイヤーズ▽奈良伏見イーグルス10―2真美ケ丘スポーツ少年団▽箸尾ヤングス3―0矢田イーグルス▽奈良伏見イーグルス4―1マスガスカイヤーズ▽吉野ヴィクトリー2―2田原本南リトルヤンキース▽王寺コンドル4―0真菅北オークリングス▽帝塚山スポーツ少年団5―3吉野ヴィクトリー▽真菅北オークリングス2―1田原本南リトルヤンキース▽王寺コンドル3―3帝塚山スポーツ少年団▽今井野球クラブ18―2大淀ブルーサンダース▽東辰ツインズ4―0郡山フレッシュ▽五位堂スポーツ少年団10―0今井野球クラブ▽大淀ブルーサンダース8―1郡山フレッシュ▽五位堂スポーツ少年団5―2東辰ツインズ▽法隆寺ファイターズ4―1葛本ワルサーズ▽下田スポーツ少年団9―0大安寺アパッチライオンズ▽葛本ワルサーズ4―3當麻ファイターズ▽下田スポーツ少年団1―0法隆寺ファイターズ▽大安寺アパッチライオンズ9―9當麻ファイターズ▽高田イーグルス30―0大淀フェニックス▽奈良チャレンジャーズ3―0明日香小野球部▽平和レッドスワローズ18―0大淀フェニックス▽高田イーグルス1―0奈良チャレンジャーズ▽明日香小野球部3―3平和レッドスワローズ▽桜井南コンドル3―2大淀緑ケ丘ファイターズ▽志都美・旭ケ丘スポーツ少年団4―2ホワイトベアーズ▽若草ベースボールクラブ4―4大淀緑ケ丘ファイターズ▽桜井南コンドル8―1志都美・旭ケ丘スポーツ少年団▽ホワイトベアーズ2―1若草ベースボールクラブ▽河合フレンズ2―0生駒東少年野球クラブ▽磐園キングス2―1やまと▽河合フレンズ10―3神楽野球部▽磐園キングス12―1生駒東少年野球クラブ▽神楽野球部1―0やまと▽香久山ビッグメイツ5―2王寺ドンキーズ▽小林ファイヤーズ4―1山辺スーパーフェニックス▽王寺ドンキーズ3―1平城スポーツ少年団▽香久山ビッグメイツ8―1山辺スーパーフェニックス▽小林ファイヤーズ0―0平城スポーツ少年団▽大宮ホワイトベアーズ18―0大久保子供会▽小林ビートルズ4―3生駒クラブライオンズ▽生駒クラブライオンズ8―1大久保子供会▽大宮ホワイトベアーズ5―0磐城デンジャーズ▽小林ビートルズ13―1磐城デンジャーズ▽壱分ジュニアシャインスターズ9―1耳成オックス▽リトルジャイアンツ9―2西八尾フレンズ▽耳成オックス9―1リトルジャイアンツ▽壱分ジュニアシャインスターズ3―1奈良ジュニアファイターズ▽奈良ジュニアファイターズ14―2西八尾フレンズ▽晩成フレンズ6―4生駒ドラゴンズ▽登美ケ丘フェニックス17―0片塩ベースボールクラブ▽生駒ドラゴンズ9―4片塩ベースボールクラブ▽新庄ハッピーボーイズ1―1晩成フレンズ▽登美ケ丘フェニックス6―0新庄ハッピーボーイズ▽三郷北イーグルス2―1奈良北ゴールデンカイト▽田原本スラッガーズ15―0榛原アタッカーズ▽三宅マリナーズ4―0奈良北ゴールデンカイト▽田原本スラッガーズ6―0三郷北イーグルス▽三宅マリナーズ25―0榛原アタッカーズ▽榛原ジャガーズ6―2神功なら山ファイターズ▽御所ジュニアスラッガーズ12―5浮孔小野球部▽榛原ジャガーズ5―0川西フェニックス▽浮孔小野球部2―1神功なら山ファイターズ▽御所ジュニアスラッガーズ9―1川西フェニックス
【春日さんのご造替】一之鳥居に「正遷宮」告げる榊
春日大社(奈良市)の20年に1度の国宝・本殿修理「式年造替」で1日、一之鳥居に大榊を立て、ご神体が本殿に戻る「正遷宮」(6日)を告げる「立榊式」が行われた。
雨上がりの朝を迎えた清々しい参道。朱色が鮮やかな一之鳥居の向こうから、お祓いをした大きな2本の榊を運んでくる白装束の神職、職員3人の姿が近づいてきた。7㍍近くある榊は春日山から採った神聖なもので、垂などが付けられ、南、北の順で鳥居に丁寧に立てられた。
重要文化財の一之鳥居は平成19年に解体修理が行われたが、色あせたため、正遷宮を前に丹塗りを塗り替えた。一之鳥居に榊を立てるのは「春日祭」(3月)と「春日若宮おん祭」(12月)、そして20年に1度の正遷宮。いずれもさまざまな儀式が行われ、中心神事を迎える。
【あっ、これ食べたい!】おまかせ膳はボリュームたっぷり 「蕎麦きり 彦衛門」
奈良市あやめ池南の「蕎麦きり 彦衛門」。限定15食で平日のみ提供される「お昼のおまかせ膳」は、蕎麦が「絹びき」「あらびき」のどちらかを選べ、小鉢や飯物、デザートが付いている。こだわりたっぷり、ボリュームも満点で人気があり、売り切れることも多い。
取材日の小鉢は「柿の白和え」「だし巻き卵、カレイの南蛮漬け、子持ちこんにゃく」などの焚き物、飯物は「イカと山菜、きのこの炊きこみ御飯」。蕎麦は絹びきを選択した。
「絹びきはツルッとして喉ごしも良く、あらびきは太めで野性的な味です」と店主の池田勝彦さん(59)。
「できたての蕎麦をすぐに食べてもらいたい」(池田さん)と、まるでコースのように、小鉢を食べ終わるころ合いで蕎麦が提供される。
蕎麦の産地や品種は時季により異なり、石臼で自家製粉する際も蕎麦によって挽く速さや、ふるう粗さも変えるという。取材日は、絹びきが「北海道石狩沼田の丸挽き(新蕎麦)」、あらびきが「福井県大野の玄蕎麦」だった。
食後の蕎麦湯もひと手間かけられていて、お薦めです。 (朋)
【住所】奈良市あやめ池南6―5―38
【連絡先】☎0742・53・3697
【営業時間】午前11時半~午後2時、午後5時半~午後8時(売切れ次第閉店)
【ホームページ】http://www.hikoemon.com/
【定休日】火曜日と水曜日
【メニュー】平日・限定15食のお昼のおまかせ膳(1600円)、自家石挽絹びきせいろ(850円)、玄そば石挽あらびきせいろ(850円)、貝柱とあわび茸のせいろ(1450円)、天然えび天せいろ(1900円)、京の生ゆばのおそば(1200円)、自家精米変わりご飯(300円~)など
【関連記事】
【あっ、これ食べたい!】奈良県産素材使用、奈良土産にも…スコーン専門店「ここまーる」
第25回豊祝会に800人 「互いに喜び楽しめる宴を」 奈良大の上野誠教授が講演
奈良の日本酒を楽しむ「第25回豊祝会」(奈良豊澤酒造主催)が1日、奈良市の奈良春日野国際フォーラムで開かれ、約800人が参加した。
奈良豊澤酒造の大吟醸「豊祝」が全国新酒鑑評会で金賞を受賞したのを機に、平成4年から毎年開かれている。今年も「豊祝」は同鑑評会で12回目の金賞受賞を果たした。
この日は冒頭、豊祝会の会長を務める西口廣宗・南都銀行相談役が、「金賞の受賞は『豊祝』が日本一の酒という証。社長、社員の努力あってこその結果だと思う」とあいさつした。
続いて、万葉学者の上野誠・奈良大教授が「宴の古代学」をテーマに講演。奈良豊澤酒造の豊澤安男会長らと日本書紀に出てくる酒を勧める歌を壇上で唱和し、「宴においてはもてなす側も、もてなされる側も喜び楽しむことを考えるべき。共同体をつくるには、酒を酌み交わし、同じ釜の飯を食うことが一番だ」と話した。
【NIE(教育に新聞を)】生駒市立光明中学校で「メモのとり方、まとめ方」 奈良支局長
奈良県NIE(教育に新聞を)推進協議会の「出前授業」が2日、生駒市立光明中学校(阪本英雄校長)であり、産経新聞奈良支局の野瀬吉信支局長(53)が1年生に対し、「メモのとり方、まとめ方」をテーマに話した。
校外学習で商店などに取材をするという生徒に対し、野瀬支局長は新聞記事を書く際の原則〈いつ〉〈どこで〉〈だれが〉〈なにを〉〈なぜ〉〈どのように〉の「5W1H」を説明した上で、「文章には5W1H以外のオリジナリティーが必要。『へぇー』『そうなんや』『なるほど』と思ってもらえる文章が書けるように取材に行ったところでどんどん質問してほしい」とアドバイスした。生徒からは「わかりやすい文章を書くコツは」などの質問が相次いだ。
この日の授業は2組、3組それぞれ約40人の生徒に約45分間ずつで、4日には1年生の残り4組、1組の出前授業が予定されている。
【鹿角抄(コラム)】手軽に見られる映画館を、奈良県民は渇望している
「なら国際映画祭」の各部門の受賞者と河瀬直美さん(左端)、審査委員長の三上博史さん(右端)=奈良市
9月17日~22日まで開催された「第4回なら国際映画祭」。6日間で3万人超と、奈良県内外から多くの来場者が集まり、大盛況で幕を閉じた。記者も開幕式と閉幕式を取材した。運良く、東吉野村を舞台にした「東の狼」のプレミア上映も観賞できた。野外で虫の声や、そよ風が吹く中での映画鑑賞はぜいたくで、非日常を体験できた。
もともと映画観賞が趣味で、学生時代には年間100本は見ていた。だが奈良に来てからというもの、映画とは縁遠い生活になってしまった。奈良市内には映画館がなく、一番近くて大和郡山市ということも要因の一つだろう。車を出さなければ映画が見られないのはなかなか寂しいもので、映画が〝手軽〟でなくなってしまったように感じている。
なら国際映画祭のエグゼクティブディレクターの河瀬直美さんは、「奈良に映画の文化を根付かせたい」と話していた。確かに、映画祭では大人から子供まで、純粋に映画を楽しんでいたと感じる。奈良県内では今後映画の撮影が行われるなど、奈良に映画文化は確実に根付いてくるのではないだろうか。
しかし、映画祭は奈良市から補助金が全額カットされ、その上、奈良市内には映画館がない…となると、せっかく芽吹き始めた〝文化〟に水を差しているようだ。
最近では「シン・ゴジラ」や「君の名は。」など、邦画も好調で話題作もめじろ押し。また、京阪神間ではミニシアターが注目を集め、商業ベースに乗りづらくシネマ・コンプレックスでは上映しない映画も、若者を中心にファン層を広げているという。潜在的な映画ファンは確実にいるというのに、もったいないではないか。
近年「3D」や、座席の揺れやにおいまで体感できる「4D」など観賞スタイルも選ぶ時代になった。多様化する中で、映画をより身近に、手軽に見られるような映画館を、奈良県民は待っているのではないだろうか。 (石橋明日佳)
【関連記事】
【地震・防災を考える㊦】「いざ」に備える 食料備蓄は1週間分
いつ起こるのか分からない地震災害に対して、どんな備えをするべきなのだろうか。揺れなどへの対策、備蓄食料の智恵、防災袋に何を入れておけばよいのか―。地震学者や防災研究者らに尋ねた。 (北村理)
■普段から試食することが大切
国は食料備蓄の必要量について、平成7年の阪神大震災後は「3日分」としていたが、23年の東日本大震災後は「1週間」に修正した。東日本大震災では道路や公的機関が被災するケースが多かったため、住民に自立を求めるようになったといえる。
災害食研究が専門の奥田和子・甲南女子大名誉教授は1週間21食を4つのカテゴリーで備蓄することを勧めている。「主食」「魚もしくは肉などのおかず」「野菜」「デザート」の4つだ。
「主食」は、お湯、水でもどせるアルファ化米、缶詰パンなど。「魚もしくは肉」はレトルト食品や缶詰で用意する。「野菜類」は「栄養バランス上、欠かせない」もの。調達が難しいと思いがちだが、野菜ジュースや豆類の保存食で十分だという。さらに、意外に大切なのが「デザート」。「甘い物などは精神を落ち着かせるのに有効だ」という。
ただ、せっかく備蓄していたとしても、いざ災害が起きたときに賞味期限切れになってしまっては大変だ。奥田さんは、「賞味期限の管理もかねて、ふだんから試食することが大切」と語る。
実際に試食することで、家族の好みも分かり、好きなものを用意しておくことがいざというときの「心のたしになる」という。大きなストレスを抱える避難生活のなかでも、好みのものがあることで、「災害時の精神的負担を軽減する」という効果も期待できるのだ。
■さすが、地震学者 全員「対策している」
昨年10月に神戸で行われた日本地震学会に参加した地震学者を対象に行った聞き取り調査で、地震学者自身の「わが家の災害対策」について聞いたところ、全員が「地震対策をしている」と回答した。内容は「家具の固定、転倒防止」(23人回答)がトップだった。
このほか、「安全な場所に引っ越した」「自宅の耐震補強」「寝室の危険物を排除」「ガラスを飛散防止フィルムでカバー」などが続いた。地震の揺れによるけがの回避や、火災や津波から逃れるための避難路確保への備えが多かった。
■使い慣れたバッグ活用を
今年4月の熊本地震。京都大防災研究所の矢守克也教授の80代の義母は、熊本で被災して避難生活をしていた経験があるという。避難所を訪れ、実際の被災を目の当たりにした矢守教授は「非常時に必要なものを入れておくのは、使い慣れたバッグが良い」と話していた。
特別な防災袋を準備しなくても、日常的に使い慣れたバッグに必要なものをまとめておくだけで、いざというときの助けになるという。矢守教授の義母は、地震で家具が転倒し、物が散乱する室内にいたが、「必要なものは手元に置いていたバッグにあった」ことが、避難生活の助けになった。
バッグに入っていたのは、携帯電話と充電器、小型の懐中電灯、健康保険証、お薬手帳、障害者手帳―。
懐中電灯は、「停電のマンションで室内を照らしていた義母を外部の人が見つけてくれた」といい、保険証などによって「すぐに病院で治療を受けることができた」という。日頃の準備がいざというときに役に立った好例だ。
【春日さんのご造替】宮司ら正精進入り 「御湯之儀」で心身清め
春日大社(奈良市)の20年に1度の国宝・本殿修理「式年造替(しきねんぞうたい)」で31日、ご神体が仮殿から本殿に戻る「正遷宮(しょうせんぐう)」(6日)に奉仕する神職らと斎館を祓(はら)い清める「御湯(みゆ)之儀」が行われた。花山院弘匡(かさんのいんひろただ)宮司ら上役の神職はこの日から斎館に籠(こ)もって心身を清める「正精進(しょうしょうじん)」に入った。
御湯之儀は「春日若宮おん祭」で行われる「御湯立(みゆたて)」(12月15日)と似ており、作法を継承する大和郡山市の巫女、加奥満紀子さんが釜の清らかな湯をまく。
この日は斎館前で、釜にお神酒や米などを入れてたぎらせ、「左右左(サヨーサ)」と唱えながら笹の葉で周囲に湯をまいた。釜の前に張ったしめ縄には青苧(あおそ、麻)や人形が下げられていて、最後に神職らは鈴を鳴らされながら湯を注がれ、さらに清浄さを高めるために青苧を肩に掛けた。この後、斎館では宮司らが造替にかかわることが記された古文書を確認する「密記拝見(みっきはいけん)」を行った。
正精進では外界との交流を絶つ。食事も睡眠も薦(こも、むしろ)の上と定められており、調理も通常とは異なる清らかな火が使われる。残る神職も2日以降に正精進入りすることになっており、式年造替の最高潮である正遷宮がいよいよ近づいてきた。
唯一、陸自駐屯地ない奈良に誘致 推進協を設立 「防災に不可欠」
奈良に陸上自衛隊の駐屯地を誘致しようと、奈良県と五條市、県南部の3町8村は31日、「県南部陸上自衛隊駐屯地誘致推進協議会」(会長・太田好紀五條市長)を設立した。これまで奈良県と五條市のみで防衛省に要望してきたが、今後は県南部の課題として、協議会で誘致に向けた活動を本格化させる。
奈良は全国の都道府県で唯一、陸上自衛隊の駐屯地がない。大きな被害が出た平成23年の紀伊半島豪雨でも、京都府宇治市の大久保駐屯地に自衛隊の派遣を要請した。荒井正吾知事は、「奈良に駐屯地を置く必要がある」と訴え、具体的な候補地として五條市を挙げている。
協議会には参加自治体の市町村長や地元選出県議のほか、荒井知事も顧問として参加した。この日の設立総会では、駐屯地の誘致に関する要望書を防衛省に提出することが全会一致で決議された。
太田市長は「安心、安全な防災を実現するために自衛隊は必要不可欠。誘致に向けてがんばりたい」と決意表明。荒井知事も、「県の防災拠点を作ることは重要な事業だ」と話した。
31日の近鉄奈良線トラブル 通勤直撃し、9万人の足に影響
31日午前6時35分ごろ、奈良市富雄元町の近鉄奈良線富雄駅を出発した大和西大寺発大阪難波行きの上り準急電車(6両編成)の運転士が、加速が鈍いことに気づき、停車した。
近鉄によると、係員が車両を点検したが自力運転ができず、後続の特急電車と連結して約40分後に運転を再開。乗客約1200人にけがはなかった。
このトラブルで、奈良線は東生駒―大和西大寺間で運転を見合わせていたが、午前8時ごろに運転を再開した。このトラブルで、午前中、上下線計約120本が運休、約70本に遅れが生じ、約9万人に影響した。
【学童野球】22チーム堂々行進 奈良市学童軟式野球連盟会長杯が開幕
22チームが参加する第30回奈良市学童軟式野球連盟会長杯大会が30日、同市の柏木球技場で開幕した。各チームは堂々とした入場行進をみせ、白熱した試合を展開した。
開会式で、同連盟の池田慎久会長は「仲間を信じ、野球の面白さ、楽しさを感じながらプレーして下さい。6年生にとっては最後の大会、学童野球で学んだことを生かして大きく成長してほしい」とあいさつ。
続いて、奈良伏見イーグルスの黒田浩太主将(12)が「6年生にとって最後の大会を迎えました。野球を始めたばかりのこと、上手くボールを取れなかったこと、監督、コーチに一生懸命教えていただき、ほんの少し野球選手らしくなりました。支えて下さった全ての人に感謝し、小学生らしく最後の一球まで全力でプレーすることを誓います」と力強く選手宣誓した。
また、リーグ戦の年間成績が発表され、表彰式が行われた。Aゾーンは飛鳥紀寺スポーツ少年団、Bゾーンは奈良チャレンジャーズがそれぞれ1位に輝いた。2位、3位のチームは次の通り。
Aゾーン=②奈良ジュニアファイターズ③登美ケ丘フェニックス
Bゾーン=②五条山レパード③東辰ツインズ
この日行われた1回戦6試合の結果は次の通り。
【1回戦】登美ケ丘フェニックス4―2山辺スーパーフェニックス▽大安寺アパッチライオンズ2―1山陵クイーンズ▽鳥見ゼブラーズ10―6平城東スポーツ少年団▽都跡スポーツ少年団9―2神功なら山ファイターズ▽平城スポーツ少年団2―1奈良伏見イーグルス▽飛鳥紀寺スポーツ少年団2―0奈良北ゴールデンカイト
【バンビシャス通信】ホーム4連戦で浮上を 29日から2巡目スタート
前週あった中地区首位の西宮ストークスとの対戦は2戦とも僅差で敗戦となった。特に2戦目は残り23秒の土壇場で追いつかれるという悔しい敗戦だった。
10試合が終わり、4勝6敗の4位。B2中地区の対戦は1巡したところ。西宮とFE名古屋が9勝1敗で並び、頭ひとつ抜け出ている。しかし、首位の西宮を僅差まで追い詰めたことから残り50試合、チーム力を上げていくことで挽回していけるはずだ。
チーム最年長の寺下太基選手(36)は西宮戦で、初日はチームのトップスコア17得点、7本のリバウンドを獲得した。2日目は14得点、8本のリバウンドを獲得と活躍した。
ここまでを振り返って寺下選手は「西宮、FE名古屋は完成したチーム。われわれはまだまだチームとして未完成な部分がある。これをプラス材料ととらえたい。どのチームと対戦してもリードしている時間がある。この時間の集中力をきらさず戦いたい」と話す。
29、30両日の信州戦から2巡目の戦いが始まる。アウェーでの開幕戦を戦い、連勝しているが、中地区2位のFE名古屋を1点差に追いつめるなど決して侮れない。
ここからはホームゲーム4連戦、ブースターの声援を力に浮上するチャンスだ。信州戦は何としても勝利し、現在8連勝中の西宮戦をいい形で迎えたい。 (バンビシャス広報 和田真智子)
【試合結果】
バンビシャス奈良83―89西宮ストークス(22日)
バンビシャス奈良89―92西宮ストークス(23日)
【ホーム試合予定】
信州ブレイブウォリアーズ戦=29日(土)午後6時、30日(日)午後6時▽ならでんアリーナ(奈良市中央体育館)
【関連記事】
【バンビシャス通信】残り14秒で本多選手が逆転の3Pシュート! 東京Z戦
女性行員のみの出張所 南都銀行、西大寺駅南に新規出店
南都銀行(本店・奈良市)は、奈良市の近鉄大和西大寺駅南側に「西大寺支店 西大寺駅南出張所」を新規出店した。県内での新規出店は9年ぶり。初の女性行員のみの営業拠点で、同行は「女性ならではの目配り、気配りを生かしたサービスを展開したい」としている。
同行によると、近鉄大和西大寺駅南側は現在、再開発が進められて人口が増加傾向のうえ、周辺はアパート経営者や資産家らが居住。奈良市も「副都心」と位置づけており、土地区画整理やインフラの整備を進めている。
こうしたなか、同出張所では高齢者の資産運用などの相談を受ける際に女性ならではのきめ細やかなサービスを提供しようと、スタッフ7人(パート含む)は全て女性行員とした。ATM2台と両替機1台を設置し、窓口業務を行うハイカウンターは3席、ローカウンターは2席を設けた。
同出張所の門脇久美所長は「女性の目配り、心配りを徹底し、明るく、活気ある出張所を目指します」と話している。営業時間は平日午前9時~午後3時、ATMコーナーは平日、土・日曜、祝日ともに午前8時~午後9時。問い合わせは同出張所(☎0742・52・1021)。
【関連原稿】
秋恒例 日本酒を楽しむ「豊祝会」 11月1日開催 参加者募集
【生け花】深まりゆく秋
嶌岡孝夫 遠州流(奈良)
【花材】ツルウメモドキ、テッポウユリ、ソテツ、ピンクッション
【花器】桜三輪窯花器
【作意】つるを長く伸ばして垂れ下がるツルウメモドキに清らかなユリ、けがれのないソテツ、さらに色鮮やかなピンクッションを添えて深まりゆく秋の風情と和を表しました。
ツルウメモドキは、山野に生育し季節の移り変わりを楽しめる植物であり、葉が枯れても色鮮やかさを保つため生け花の素材としてよく利用されます。この植物のように末永く寄り添い、無理せずに日々を過ごしたいものです。
【関連記事】
【生け花】生花~生け分け~
奈良県華道展覧会が華やかに開催 66回目、「親子いけばな体験教室」も
【三笠宮さま薨去】激動の1世紀生きられた 県内に悲しみの声
三笠宮崇仁親王殿下が27日、100歳で薨去(こうきょ)された。平成2年まで天理大の非常勤講師を務め、何度も奈良を訪問された。県民に親しまれたお人柄をしのび、悲しみの声が広がった。
親交のあった天理大名誉教授・飯田照明さん(87)は、「講義が終わると学生に『よく聞いてくれてありがとう』と、必ず声をかけられていたのが印象的でした」と話す。
薨去の知らせに、大和郡山市の主婦、角田暢子さん(55)は、「穏やかで優しそうな印象の宮さまだった。残念です」と驚いた様子。奈良市の無職、吉田久義さん(86)は、「戦争を経験され、ご子息にも先立たれて大変な苦労をされた。昭和を代表される方が亡くなられたと思うと寂しい」と話した。
三笠宮さまの宮号は、春日大社の神山である御蓋山に由来する。春日大社の花山院弘匡宮司は、「春日とは深いご縁があり、健康を保たれるように常にお祈り申し上げていた。激動の1世紀を生きられ、戦後も国のために奉仕された功績はすばらしい」としのんだ。
また、荒井正吾知事は、「三笠宮崇仁親王殿下が薨去されましたことは、痛惜の極みであり、謹んで哀悼の意を表します」とのコメントを発表した。
【関連記事】
【生け花】生花~生け分け~
奈良の秋 カクテルにギュッと 奈良ホテルバーテンダー、宮崎剛志さん
奈良の酒と佐賀県武雄市産のレモングラスを使った秋の限定カクテル「TA―KE―O」が奈良ホテル(奈良市)で提供されている。シェーカーを振るのは、バーテンダーの世界大会で3位に輝いた経歴をもつ宮崎剛志さん(42)。「カクテルで奈良の秋を感じてほしい」とこだわり抜き、見た目にも美しい一品に仕上がった。 (神田啓晴)
奈良市と武雄市は、日本銀行本店や東京駅舎を手がけた建築家、辰野金吾(1854~1919年)が設計した奈良ホテルと武雄温泉楼門がそれぞれ市内に現存することをきっかけに、平成24年から連携して観光振興に取り組んでいる。限定カクテルもその一環で、25年から毎年秋の観光シーズンに合わせて奈良ホテルで提供している。
「TA―KE―O」は武雄市産のレモングラス(ハーブ)をつけ込んだジンに、奈良市の「奈良豊澤酒造」のゆず酒やパイナップルジュースなどを絶妙な割合でブレンドしたショートカクテル。フレッシュな香りと清涼感が特徴だ。グラスの台座にはレモングラスの青々とした粉末をまぶし、色づいたモミジを添える。奈良公園・飛火野の緑と、紅葉の赤の融合が美しい「奈良の秋」をイメージした。
「限定カクテルも4回目で、レモングラスの使い方も分かってきた。今までで1番飲みやすく仕上がった」と宮崎さん。「カクテルを通じて訪れる人たちに奈良のよさを知ってほしい」と期待している。
「TA―KE―O」は1500円(消費税、サービス料込み)。奈良ホテル本館1階のバー「ザ・バー」で、11月末まで楽しめる。問い合わせは奈良ホテル(☎0742・26・3300)。
【関連記事】
秋恒例 日本酒を楽しむ「豊祝会」 11月1日開催 参加者募集
【オリジナルリポート】「新聞は情報のごっちゃ煮」 奈良女子大付属中等教育学校で出前授業
NIE(Newspaper in Education 教育に新聞を)の一貫で26日、奈良女子大付属中等教育学校で、「主権者教育とNIE」と題して授業をした。対象は5年生(高校2年)の1クラス男女約40人。45分と短い時間だったが、生徒は真剣に耳を傾け、しっかりと考えてくれた。この授業の様子をリポートする。 (奈良支局長、野瀬吉信)
担当の二田(ふただ)貴広教諭によるとクラスの約8割が自宅で
新聞を定期購読しているということだった。逆に言えば2割は新聞が身近にないということだ。
今回の授業の結論としては、産経に限らず、新聞を読んでいれば学校での主権者教育は必要ないということをわかってほしかった。その理解のために産経新聞を1人1部配布し、まずは新聞について具体的に簡単な解説をした。
■新聞は情報のごっちゃ煮
新聞には締め切り時間があり、印刷工場から遠いところは運搬に時間がかかるので、締め切り時間は当然早くなる。1面左上の数字が締め切りを示し、朝刊の場合、13版、14版、15版と締め切り時間が遅くなることを理解してもらった。
次に、新聞の内容をみていった。生徒には新聞を見ながら何が書いてあるかをジャンルで答えてもらった。
国際政治、株式欄、経済ニュース、スポーツ欄、天気予報、番組欄、コラム、広告、事件・事故など次々とあがった。それぞれが、仕事(お金もうけ)に必要な情報、生活(生きていくのに)に必要な情報、趣味的な楽しみ、向学心や知識欲を満たすニュース、喜怒哀楽の喚起や人生を豊かにする情報であることを説明し、「新聞は新聞社の判断で重要度の高低を付けながらも、情報をごちゃごちゃに詰め込んでいる」ということをわかってもらった。そして、「必然的に自分が目的としていたもの以外の事柄も目に付く、読める、読んでしまう。これが、ネットと違う、一般新聞の特徴である」とまず理解を求めた。
この時点で、ほとんどの生徒がうなずくなど理解している様子だった。
■知識の偏りの恐れ
情報入手の手段を聞くと、生徒からは「テレビ、インターネット」という答えがあった。そこで、ネットの特性について少し解説した。ネット時代の今は往々にして自分の目的にあったものをピンポイントで選び、それしか読まない傾向にある。楽であるが、その情報のさらに外側で起きている大事なこと、大きなこと、意外なことを知る機会をみすみす捨てているようなものとした上で、「自分の興味や関心を超えたいろいろな情報に接することが新聞の楽しさ。ネットだと、知識の偏りが出てしまい、人間の幅があまり広がらない」と説明した。
生徒の理解の度合いがわからなかったので、少し砕けた例をあげた。
〝イケメン〟という基準だけで彼氏を探せば選択の余地は限られるが、いろんな基準を持つと、彼氏ができる可能性はどんどん大きくなると。これには、みんな苦笑いしながらも理解してくれたようだった。
次に私見として、「偏狭なものの見方は自分と違うもの、関心のないものへの無関心、無理解につながる。それがエスカレートすると自分と違うもの、必要でないものに敵対し、排除、攻撃するようになってしまうのでは」と投げかけた。具体例として、過激派組織IS(イスラミックステート)、ヘイトスピーチ、自分さえよければという家族や個人をあげた。新聞さえ読めば偏狭なものの見方をしなくなるとは言い切れないが、読まないよりはいいということの理解を求めた。
ここで蛇足として、昨今の新聞離れの対処法を聞くと、「紙面の大きさが難点。電車では邪魔。もっと、小さくすればいいのでは」「高校生が電車で新聞を読んでいたら浮く。もっと、かっこよく」など傾聴に値することを教えてもらった。
最後に新聞の論調について軽く説明した。右寄り、左寄りという言葉を知っていた生徒は4、5人だった。ただ、論調は違ってもどこの記者も日本の平和、世界の平和を願って取材していると説明し、「物事のとらえ方に違いが出てくるのは仕方のないことであり、むしろ、健全である。自分は極力中立、バランスを重視したいというのなら複数の新聞を読む方がいい」と勧めると、何人もの生徒がうなずいていた。
以上をもって新聞を読むということは主権者教育にも大きな意味をもってくる理由とした。
■何か聞きたいことを
授業の終了後、「何でも聞きたいことを」と質問を促すと、「発生事件は新聞社で取捨選択しているのか」「科学記事が浅いのでは」「記事を書くときの工夫や大切にしていることは」といった鋭い質問が相次いだ。
それぞれに「取捨選択はしています」「おっしゃる通り。でも、専門紙ではないので…」「取材対象が最もいいたいことを外さないように、正確に、わかりやすく読者に届けること」などと答えた。
【関連記事】
【学童野球】下田スポ少が初優勝 決勝で斑鳩少年野球部下し ダイドードリンコ杯少年野球
【鹿角抄(コラム)】穏やかな奈良の県民性は美徳、でも…
弥山で13日ぶり救助の島根県部長 「心よりおわび」とメッセージ
奈良県天川村の大峰山系弥山(みせん、1895㍍)で登山中に遭難し、13日ぶりに救助された島根県の土木部長、冨樫篤英さん(53)=松江市=が25日、入院先の奈良県立医科大付属病院(橿原市)を通じて、「ご心配と多大なご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」とするメッセージを公表した。
同病院によると、メッセージの公表は、冨樫さん本人が希望したといい、「けがのため入院しておりますが、回復後、改めてお話しさせていただきたい」などと続いている。退院の時期は未定だが、順調に回復に向かっているという。
吉野署によると、冨樫さんは今月8日早朝、1人で入山。山頂付近の「弥山小屋」で宿泊後、9日の下山中に道に迷い、登山道を外れて滑落した。
冨樫さんは肋骨を折るなどして衰弱していたが、わき水を飲んで命をつなぎ、斜面を自力ではい上がって生還した。
救助に携わった関係者は、「雨具の上下を着ていて体温の低下を防げたのが大きいのではないか」と話している。
故郷の魅力 歌声に乗せ―シンガーソングライターの氷置晋さん 新曲リリース
奈良市のシンガー・ソングライター、氷置晋さん(27)が今月、奈良をテーマにした新曲2曲をリリースした。かつてプロのバレエダンサーを目指したという異色の経歴の持ち主だが、今春からは地元の奈良に拠点を置き、地域に根ざした音楽活動を展開している。目標は「奈良の魅力を歌で伝えること」。透き通った声と軽やかなピアノでふるさとを歌う。 (神田啓晴)
プロダンサー目指し
音楽との出会いは小学1年のとき。同級生の女の子が教室のピアノを弾いているのを見て、「なんとなく」ピアノを始めた。だが、妹がクラシックバレエを始めたことをきっかけに、音楽からはしばらく遠ざかることになる。バレエにのめり込んだのだ。
「初めはバレエの伴奏をする『バレエピアニスト』に興味があったんです。でも、バレエの方にはまってしまいました」と氷置さん。バレエの練習は1日10時間以上という過酷なものだった。血のにじむような努力で実力を伸ばし、16歳のころにはオーストラリアで開かれたバレエコンクールで入賞。一時はプロのダンサーを目指した。
だが、高校入学後は伸び悩み、スランプに突入。そんなとき、友人に誘われて入部した軽音部で、再び音楽と出会った。
東日本大震災が転機に
仲間と奏でる音楽は楽しく、大学でもサークルでバンド活動を続けた。だが、平成23年3月11日に発生した東日本大震災が、当時大学生だった氷置さんの音楽活動に転機をもたらした。被災地の惨状を前に、「単純に友人とわいわいはしゃぐのが楽しかった」音楽を、「被災者の支援に生かしたい」と考えるようになったという。
さっそく地元、奈良市のJR奈良駅前で友人と路上ライブを開催。すると、1カ月間で義援金約200万円が集まった。「音楽ってこんなことができるんだ。自分の音楽が誰かの役に立つんだ」。確かな手応えを感じた瞬間だった。
22歳でプロミュージシャンになることを決意。大学を中退し、活動の場を東京に移した。
東京では飲食店でピアニストやシンガーとして活動していた。だが、あるとき経営者から「あなたの音楽を本当に応援してくれる人たちはどこにいるのか」と問いかけられ、自分の中の思いに気が付いた。「地元を大切にして、音楽でまちおこしをしたい」。今年3月、奈良に戻り、地元でのライブ活動を始めた。
商店街テーマソングに
今月、氷置さんはふるさとへの思いを歌った「変わらないで」と「いにしえの風」の2曲入りCDをリリースした。「変わらないで」には1度離れた奈良への思いを込め、「いにしえの風」では、奈良市の商店街「もちいどのセンター街」のツバメの巣に人々の移ろいを重ねた。
《♪やがて皆巣立つけど 帰る場所はここにある》
郷愁を誘うこの「いにしえの風」は、もちいどのセンター街のテーマソングになり、毎日道行く人の耳を楽しませている。
来年4月には、なら100年会館(奈良市)でのコンサートも予定している氷置さん。「『奈良の歌手といえば氷置』といわれる存在になれるように、奈良を盛り上げたい」と、今後も奈良市内を中心に活動の場を広げていくつもりだ。
CD「変わらないで/いにしえの風」はきらっ都・奈良(奈良市)などで販売している。コンサートの前売り券は3300円。問い合わせは奈良ミュージックデザイン(☎070・5014・7161)。
3大品種の柿「刀根早生」をプレゼント 園児ニッコリ 天理市果樹園芸組合がPR
奈良県天理市立中央保育所(同市田部町)に地元産の柿「刀根早生」がプレゼントされ、園児約160人が甘く熟れた実を頬張った。
刀根早生は「富有」「平核無」と並び、日本3大品種の1つに挙げられる天理市発祥の柿で、今回、市果樹園芸組合がPRにつなげようと初めて企画した。10月中に中央保育所を含む、市内5カ所の公立保育所に計200個の柿を贈った。
中央保育所には同組合副会長の野口哲男さん(57)が刀根早生57個を贈呈。「みんなの中から将来、柿を作る人が出てくれたらうれしいです」とあいさつし、園児は「柿クイズ」を楽しんだ後、口を大きく開けてむきた
ての柿を頬張った。
笠松慎平君(6)は「甘かった。もっといっぱい食べたい」と笑顔。水口杏音ちゃん(5)は、「甘くておいしい。一番好きな果物はイチゴで、柿は2番目に好き」と話していた。