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近鉄奈良駅にベビーケアルームを試験設置

近鉄奈良駅構内に設置されたベビーケアルーム=奈良市

 近鉄奈良駅(奈良市)の改札内に、乳幼児のおむつ替えや授乳ができる完全個室型のベビーケアルームが試験設置されている。近鉄が駅に授乳室などの設備を設置するのは初めてで、期間は10月31日まで。利用状況や要望を把握した上で、設置の継続を検討するという。
 ベビーケアルームは可動式で、高さ2㍍、幅1・8㍍、奥行き0・9㍍。約1・3平方㍍の室内にソファとテーブルが設置されている。会員登録や予約は不要で、子供連れであれば午前7時半~午後8時半までの間、誰でも無料で利用できる。時間外は施錠しているが、駅員に声をかければ利用できる。
 近鉄はこれまで、駅で授乳を希望する女性には救護室などを使ってもらっていたが、サービスの向上を目指し、ベビーケアルームを設置。担当者は「小さな子供を連れた方は、気兼ねせずに使ってほしい」としている。また、備え付けのモニターで利用者へのアンケートも実施している。

「やすまろさんへのメッセージ」作品募集 太安万侶生誕の地 

 田原本町記紀・万葉事業実行委員会は、短歌・新短歌で町のすばらしさを表現する「第8回『やすまろさんへのメッセージ』コンテスト」の作品を9月6日(当日消印有効)まで募集している。
 田原本町は古事記を編纂した太安万侶の生誕地であることから、町の魅力を再発見し、PRしようと毎年コンテストを開催している。
 歌は「田原本の風」をテーマに、「五七五七七」のリズムで現代言葉で表現した作品を募集。「小学生の部」と中学生以上を対象にした「一般の部」がある。
 応募は、作品▽住所▽氏名▽年齢▽電話番号―を明記し、はがきか封書で、〒636―0300 田原本町193の同実行委事務局まで。メール(shikinosato@arion.ocn.ne.jp)、FAX(0744・33・4560)でも応募できる。
 問い合わせは同事務局(0744・33・4560)。

奈良市史料保存館で「戦時中の奈良町」展 10月6日まで

父の智厚さんから聞いた空襲の状況について話す仲矢明夫さん(右)=奈良市

 奈良市脇戸町の市史料保存館で、企画展「史料が語る戦時下の奈良町」が開かれている。第二次大戦末期の空襲の記録や防空壕の築造、寺社の仏像疎開などの資料約30点を展示。県内の空襲は東京や大阪が受けたほどの大規模ではなかったが、15回の空襲で30人以上が死亡するなどの被害を受けた。空襲で父が家を失ったという来館者が、親族の証言から当時の状況を話してくれた。
 県内が初めて空襲を受けたのは昭和20年6月1日だった。大阪大空襲で無差別爆撃を加えたB29の大編隊509機の一部が、米軍マリアナ基地に帰る途中に奈良市の上空を通過した際、佐保国民学校(現市立佐保小学校)に近い法蓮町と法華寺東町に焼夷弾を落としたと、奈良市史は伝えている。
 7月23日に同館を訪れた大阪府柏原市立小学校の教育相談員、仲矢明夫さん(64)=上牧町=によると、展示されている法蓮町の空襲被害図に図示された焼失民家2戸のうちの「奥本宅」が、父の仲矢智厚さん(当時は奥本姓)の実家だったという。
 「父は『大阪大空襲の帰りに残った焼夷弾を落とされたのだろう』と話していました。空襲の被害で(家主の)祖父は気力を失い、家の中は終戦後も暗い雰囲気だったそうです」。エンジニアとして海軍工廠で働いていた叔父が、消沈した祖父に代わって家を支えたという。
 当時、大学生だった智厚さんは京都の下宿で暮らしていたため、実家を襲った災難を目の当たりにはしていない。叔母の証言によると、焼夷弾は庭石に落ちて炎を上げ、爆風で倒れた障子に燃え移り、家財道具の一切合切が灰になった。祖母は爆弾の破片で足をえぐられ、やけども負って入院したという。
 企画展では、奈良市鳴川町に築造された防空壕の写真と復元模型、さらに四天王像などが疎開先から東大寺法華堂に戻る様子の写真(入江泰吉撮影)も展示している。10月6日まで。入館無料。月曜休館。

近大奈良病院でホスピタルアート 学生らがデザイン

小児科病棟の処置室に施されたホスピタルアート=生駒市の近畿大学奈良病院

 病院を芸術作品で彩り、患者の心を癒やす「ホスピタルアート」が近畿大学奈良病院(生駒市)の小児科病棟で完成し、お披露目された。処置室が鮮やかなパステルカラーに彩られ、診察への不安を和らげる効果が期待されている。
 デザインを手がけたのは、近畿大文芸学部文化デザイン学科の森口ゆたか教授のゼミに所属する学生16人。開放的で落ち着く空間にしようと、「森」をイメージした。
 木の色合いにグラデーションをかけて奥行きを持たせ、シカやウサギ、サルなど動物のシルエットを描いた。一部はマグネットになっており、動かして遊べる仕掛けも。処置室の入り口には動物の足跡を描き、子供をスムーズに誘導する工夫が施されている。
 プロジェクトには、富士フイルムイメージングシステムズ(東京都)が全面協力。病院によると、以前よりも子供たちが泣かないようになったといい、早くも一定の効果が表れているという。原画の大部分をデザインした2年の宮本美来さんは「思った以上の仕上がり。子供たちが処置を怖がらず、安心できる空間になればうれしい」と話していた。

平城宮跡で「日本のクワガタ展」 ポピュラー種から希少種まで

興味深い標本がずらりと並んでいる=奈良市

 国内に生息する80種1100匹(亜種も含む)を超えるクワガタの標本を紹介する企画展「日本のクワガタ展」が奈良市の平城宮跡歴史公園・平城宮いざない館で開かれ、夏休み中の子供たちでにぎわっている。9月1日まで。
 大柄で人気が高いオオクワガタや、水牛のようなアゴをもつノコギリクワガタといったポピュラーな種から、オスとメス双方の特徴を併せ持った雌雄同体の希少個体まで、多種多様なクワガタが展示されている。
 目玉はツシマヒラタクワガタやオキナワノコギリクワガタなどの希少個体。ツシマヒラタクワガタは、カブトムシとクワガタの専門誌「BE|KUWA」(むし社)が「野外採集された同種で国内最大」と認定した82・6ミリのジャンボサイズも並べられている。
 標本の多くは、一般財団法人「公園財団」の川原洋・環境教育推進室長が所有。川原さんは「クワガタの魅力は造形のかっこよさ。これだけ多くの種類が生息する日本の自然を誇りに思い、その大切さに目を向けるきっかけになればうれしい」と話している。
 開館時間は午前10時~午後6時半。入場無料。会期中は無休。問い合わせは平城宮跡管理センター(0742・36・8780)。

「涼を呼ぶ!夏の酒器・茶器」展 奈良町で18日まで

工芸作家の作品が展示・即売されている「涼を呼ぶ!夏の酒器・茶器」展=奈良市西寺林町

 「涼を呼ぶ!夏の酒器・茶器」展が奈良市西寺林町の「ならまち ギャラリーたちばな」で開かれ、お酒やお茶を味わう時間をより豊かにしてくれそうな涼しげな器が展示・販売されている。18日まで。
 全国のガラス工芸作家や陶芸家など約30人が出展。クリエーティブなデザインのぐい呑み、ロックグラス、ワイングラス、とっくりなど約200点が展示され、数千~数万円で販売している。信楽焼のアート作品で知られる石山哲也さんや、奈良ガラス工房代表の新倉晴比古さんら有名作家の作品も並んでいる。
 入場無料で午前11時~午後6時。問い合わせは同ギャラリー(0742・31・6439)。

終戦の日、護国神社で戦没者を追悼

 「終戦の日」の15日、奈良市古市町の県護国神社で戦没者追悼式が行われ、参列した遺族や関係者らが祈りをささげた。
 追悼式では、斎主による祭詞、祭主による祭文の奏上の後、参列者らが県出身の戦没者2万9243人に黙禱。「ふるさと」と「同期の桜」の合唱などに続いて、玉串がささげられ、戦没者をしのんだ。
 この日は台風10号の影響で、戦没者慰霊塔前での拝礼は拝殿内で行われた。葛城市から訪れた男性(77)は「私も父を亡くしている。英霊を祭るのは遺族の義務」と話していた。

台風10号警戒、15日のお盆行事の中止相次ぐ

 大型の台風10号の接近に伴い、終戦の日の15日に県内各地で予定されていたお盆の行事や花火大会などが相次いで中止、変更となった。奈良地方気象台によると、台風10号は15日昼過ぎから夕方にかけて県内に最接近。同日午後6時までの24時間降水量は多いところで北部180㍉、南部500㍉と予測されている。
 奈良市の高円山に夜空を焦がす炎の「大」の字が浮かび上がる「奈良大文字送り火」は、13日夜に中止が決まった。昭和35年に始まり、今年で60回を数えた送り火の中止は初めて。奈良大文字保存会の関係者による慰霊祭は春日大社、大安寺(ともに奈良市)で執り行う。
 春日大社境内で3千基の燈籠に火をともす「中元万燈籠」にも影響が出た。14日は終了時刻を1時間繰り上げて実施したが、15日は中止に。
 また、五條市と明日香村でそれぞれ15日夜に開催予定だった「吉野川祭り納涼花火大会」と「あすかふるさと夏まつり2019」は中止、「下北山村夏祭り」は延期となった。
 桜井市の大神神社では台風10号の接近に備え、神職や巫女らが拝殿(重文)や祈祷殿、勅使殿につるされた燈籠をひもで固定するなどの対応に追われた。

GRAN CHA「口福茶寮」で福寄せミルクかき氷発売

5種のソースで味わえる「口福茶寮の福寄せミルクかき氷」=奈良市

 近鉄奈良駅(奈良市)前の東向商店街にある大和茶大福専門店「GRAN CHA(グラン チャ)」は、大和茶など5種類のシロップで好みのアレンジが楽しめる「口福茶寮の福寄せミルクかき氷」を発売した。
 ミルクかき氷は凍らせた牛乳をふわふわの食感に削っており、ほんのりとした甘みが特徴。大納言小豆の自家製餡やわらび餅、栗の甘露煮が付いてくる。シロップは大和抹茶、煎茶、ほうじ茶に加え、季節のフルーツ2種。夏季はスイカと晩柑を用意する。店舗に併設している「口福茶寮」で、1200円(税別)で提供している。
 取締役の木村有香さんは「それぞれのシロップの味を楽しみ、自分好みの氷を作ってほしい」とPRしている。また、大和茶のテークアウト専門店「STAND GRAN CHA」も今月3日、東向商店街にグランドオープン。大和茶を使用したソフトクリームやタピオカを提供している。
 口福茶寮の営業時間は午前11時~午後7時。元日以外無休。問い合わせは同店(0742・26・4834)。

旧知事公舎をPR 「御認証の間」は将来的に一般公開も

旧知事公舎を後にされる昭和天皇の秘蔵写真を掲げ、その歴史について説明する荒井正吾知事=県庁

 昭和天皇が滞在中、サンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の批准書に署名された旧知事公舎(奈良市)を「歴史の舞台」としてPRしようと、県は今月から、秘蔵写真の展示を始めた。
 旧知事公舎は奈良公園の一角にある大正期の日本建築。平成29年5月まで居住した荒井正吾知事が最後の住人となった。県は現在、近くの日本庭園「吉城園」を含む一帯を周遊できる空間に整備する計画を進めている。また、日本が主権を回復した昭和26年のサンフランシスコ講和条約と日米安全保障条約の批准書に、昭和天皇が署名された「御認証の間」は、将来的に一般公開する予定だ。
 県は奈良公園周辺を会場とする「なら燈花会」(14日まで)や、「ぐれーとさまぁふぇすた☆ならまち遊歩」(17~25日)といった夏のイベントに連動し、旧知事公舎に関する秘蔵写真を公開。昭和天皇が公舎を後にされる際の写真など4点を、奈良公園バスターミナル東棟2階で展示している。
 荒井知事は「公式に発表はされていないが、陛下はお泊まりになられたと考えられる。なかなか展示する機会がなかった貴重な写真です」と話した。

「燈花と芸術の森作品展」 14日まで高校生らの力作並ぶ

展示作品を観賞する来館者=奈良市

 県内の高校生や芸術家らが制作した彫刻や絵画の力作を展示する「第12回燈花と芸術の森作品展」が、奈良市の県文化会館で開かれている。14日まで。
 県文化会館・燈花と芸術の森実行委員会が主催。奈良公園一帯でろうそくを灯すイベント「なら燈花会」に合わせて開催している。
 展示会では、県立高円高校(奈良市)や県立高等養護学校(田原本町)の生徒が石を削って制作した彫刻のほか、プロの芸術家が手がけた絵画やオブジェなど計22点が交流サロンと中庭に並んでいる。
 生徒らに指導し、自身も作品を出展している高円高校の非常勤講師、杉村仁さんは「フレッシュな作品とプロの作品が一堂に会した展示会。生徒たちが時間をかけて努力した成果を見てほしい」と話していた。

バンビシャス奈良、新体制で記者会見「魅力的なバスケを」 

バンビシャス奈良のクリストファー・トーマスHC(前列中央)と選手たち=奈良市

 プロバスケットボール・Bリーグ2部(B2)のバンビシャス奈良が9日、2019―20シーズンを前に奈良市内で新体制会見を開き、選手らが意気込みを語った。
 チームは今季から、カナダや中国などでヘッドコーチ(HC)の経験があるクリストファー・トーマス新HCのもとで新体制に。選手は昨季のメンバーから主将の本多純平選手ら6人が残り、西裕太郎と井手勇次、ともに米国出身のディー・ジェイ・ジョンソンとグレッグ・マンガーノの計4選手が新加入した。
 神田悠輝ゼネラルマネジャー(GM)らと会見に参加したトーマスHCは「できる限り早く展開するバスケットがしたい。勝つことだけでなく、全ての瞬間を楽しみながらプレーすることを目標に掲げている」、昨季に引き続きキャプテンを務める本多選手は「魅力的なバスケットを皆さんに見せられるよう頑張る」と意気込んだ。
 開幕戦は9月21日、西宮市立中央体育館(兵庫県西宮市)で西宮ストークスと対戦。今月31日には天理市立総合体育館で、大阪エヴェッサとのプレシーズンゲームが開催される。

高校耐震化、奈良県は全国45位 17棟が未耐震

 文部科学省が9日発表した今年4月1日現在の公立学校施設の耐震改修状況によると、県内高校の耐震化率は94・3%で、前年に比べて改善したものの都道府県別の順位は45位だった。小中学校は99・6%で26位、幼稚園は92・2%で36位となっている。
 高校では、平成30年度に14棟の耐震化を完了したが、耐震性のない建物がまだ17棟あり、全国平均の98・7%を下回っている。小中学校は、全国平均の99・2%をやや上回り、耐震性のないのは奈良市の2棟と天理市の4棟。幼稚園は17棟で耐震性がなく、全国平均の95・5%を下回った。一方、特別支援学校の耐震化率はすでに100%となっている。
 また、屋内運動場の吊り天井などの落下防止対策は、小中学校5棟、高校2棟で未完了だった。
 県教委学校支援課では「公立高校の耐震化が全国平均を下回っており、県立高校の早期の耐震化に努める」としている。

伝統の「夜中行進訓練」 県消防学校初任教育生ら出発

県庁を出発し、奈良公園内を歩く県消防学校の初任教育生ら=奈良市

 長距離を夜通し歩き続ける県消防学校伝統の「夜中行進訓練」が8日、始まった。今年入学した第50期初任教育生67人が参加し、奈良市の県庁から県消防学校(宇陀市)までの約42㌔を約13時間かけて歩く。
 夜中行進訓練は、いつどこで起こるかわからない災害に即時に対応し、長時間の活動に耐えうる体力や気力を付けることを目的に、初任教育生を対象に毎年実施している。
 県庁であった出発式で、仲嶋元成学校長が「訓練で培った体力や精神力、寮生活で養った協調性や団結力を発揮してください」と訓示。坂本真士総代(28)が「ともに団結し、和衷協同の精神を持って全力で取り組みます」と宣誓した。
 初任教育生らは引き締まった表情でホースを持ち、午後6時に出発した。天理消防署(天理市)や芝運動公園(桜井市)を経由し、9日午前7時に県消防学校に到着する予定。

フレンチ風餃子とワインのバー、三条通りにお目見え

フレンチ風餃子とワインを堪能できる「ボンボヌール」の店内

 飲食事業も展開する奈良交通は5日から、フレンチ風餃子をワインで楽しむバー「Bon Bonheur(ボンボヌール)」を奈良市三条町の三条通りにオープンした。古代欧州の王国をモチーフにした「EVANS PLAZA」内にあり、女性が気軽に立ち寄れる店を目指している。
 赤ワインやオニオンソテーなどで洋風に仕上げて焼いた餃子を、しょうゆや酢をベースにしたタレではなく、トリュフオイルやアボカドペーストで味わう。餃子は「フレンチ風」と「生姜風味」の2種類(各税込み360円)。
 ワインは赤白、スパークリングを各3種用意。「古都のお酒で乾杯しよう実行委員会」などが開発した、県産イチゴ「古都華」のスパークリングワイン「古都のあわ」が飲める奈良で最初の飲食店という。
 増田貴久店長は「ボンボヌールは『お幸せに』を意味するフランス語。リーズナブルながら、幸せな気持ちになれる店にしていきたい」と意気込んでいる。

【学童野球】県軟式野球大会、三郷北イーグルスが優勝

優勝を果たした三郷北イーグルスの選手ら=橿原市

 「第60回県学童軟式野球大会(兼)ほっかほっか亭カップ第43回近畿少年軟式野球大会県予選会」(県軟式野球連盟など主催)の決勝が4日、橿原市の橿原運動公園で行われ、三郷北イーグルスが平城スポーツ少年団を3―2で破り、優勝を果たした。
 三郷北イーグルスは三回、嶋洋佑主将(12)の2点適時二塁打で先制。その後追いつかれたが、七回に勝ち越した。平城スポーツ少年団は中盤に同点に追いつく粘りを見せたが、あと一歩及ばなかった。
 嶋主将は「みんなで練習をたくさんやってきた成果が出た。うれしいです」と喜んだ。
 三郷北イーグルス、平城スポーツ少年団の両チームは9月22、23の両日、大阪府で開催される近畿少年軟式野球大会に県代表として出場する。

天理大の「ゆるラン教室」 スポーツで地域に活力を

談笑しながらジョギングする「ゆるラン教室」の参加者ら=天理市

 天理大(天理市)で、女性教職員らを対象にした「ゆるラン教室」が開かれている。ランニングに必要な知識やフォームの基礎を学び、運動習慣を身につけてもらうのが狙い。参加者らはハード過ぎない「ゆるいランニング」で、楽しく体力向上に励んでいる。
 ゆるラン教室は、文部科学省の私立大学研究ブランディング事業に昨年度採択された「天理大学スポーツブランドを活かした地域のスポーツ・運動・健康づくり研究拠点の形成」の一環。スポーツを通じ、地域社会に活力を与えることを主な目的としており、女性教職員20人が参加している。
 指導にあたるのは、国際学部の上谷聡子専任講師。「運動習慣のない人が始めたいと思えるように」と「ゆるラン教室」と名付けた。参加者は、5月下旬の第1回教室でランニングの基礎を学び、その後は月1回ほどのペースで練習を重ねている。
 天理大杣之内キャンパスで先月開かれた3回目の教室では、参加者らが雑談しながら軽やかな足取りで約4キロをランニング。入学課職員の森川智美さんは「運動の機会を増やしたいと思って参加した。いいペースで運動でき、体力をつけられていると思います」と話していた。
 「ゆるラン教室」は来年度、天理市民を対象に実施する予定。同事業の一環としては他に、体育学部の中谷敏昭教授を中心に9月ごろ、市民向けの下肢筋力測定会を開くという。

夏恒例、奈良ホテル「涼泡フェスタ2019」 22・23日

「涼泡フェスタ2019」で提供する料理のイメージ

 奈良ホテル(奈良市)は22、23の両日、夏恒例のイベント「涼泡フェスタ2019」を開く。
 大豆で作る代替肉の料理やフォアグラ丼、オマール海老のフリチュール(唐揚げ)などがブッフェ形式で楽しめる。ソムリエが厳選したスパークリングワインや生ビールなど、泡にちなんだドリンクも飲み放題。伝統のコンソメスープを目の前でこして提供してもらえるほか、ジャズのライブ演奏、インスタグラムに写真を投稿すれば抽選で景品が当たるキャンペーンもある。
 営業企画課の津川あかねさんは「ステーキの食べ比べなど肉料理もたくさんそろえています。おいしく楽しい時間を過ごしてもらえれば」とPR。午後6時半からで定員は両日とも100人。要予約。料金は一般1万円、中高生6千円、小学生以下3500円(サービス料・税込み)。予約、問い合わせは奈良ホテル宴会セールス課(0742・24・3033)。

背丈低めのヒマワリでインスタ映え 馬見丘陵公園 

カップルや家族連れでにぎわうヒマワリ畑=県営馬見丘陵公園

 15万本のヒマワリが咲き誇る県営馬見丘陵公園の人気が、若い女性やカップルの間でじわじわと高まっている。背丈の低い切り花用のヒマワリが「インスタ映えする」と評判を呼び、先月28日には1万人近くが来園。同園では4日まで「馬見ひまわりウィーク」が開かれており、多くの家族連れらでにぎわいそうだ。
 広陵町と河合町にまたがる馬見丘陵公園は、春はチューリップ、秋はコスモスを目当てに多くの家族連れらが訪れる。平成27年からは来場者が少ない夏の名物にしようと、ヒマワリを植え始めた。
 当初は約4万本だったが年々栽培面積を増やし、現在は園内6カ所の計6800平方メートルに24種、約15万本が咲き誇るまでに。7月28日には約9700人が訪れ、昨夏最多の入場者数だった約5600人(8月5日)を大きく上回った。
 県中和公園事務所花いっぱい推進課によると、ヒマワリ畑の人気は写真共有アプリ「インスタグラム」などで若い女性を中心に広がり、高齢者が多い春秋の来園者と比べ、年齢層がぐっと低いという。
 同園もほぼ連日、インスタグラムでヒマワリの写真を発信しており、同課の青木浩久課長は「背丈よりも高いヒマワリが見渡す限りに広がる風景とはかなり違いますが、かえって人気を集めているようです」と話す。
 7月30日に友人と訪れ、スマートフォンのカメラで写真を撮っていた地元の女性会社員(22)は「ヒマワリに埋もれているような写真を撮るのに高さがちょうどいい」と楽しそうだった。

ウバユリが見頃 飛鳥歴史公園甘樫丘地区

咲き誇るウバユリ=明日香村

 明日香村の国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区で、大型のユリ「ウバユリ」(姥百合)が開花し、園路沿いで緑白色の美しい花を咲かせている。
 ウバユリは山中に自生するユリ科の多年草。長さ10センチ以上もある花とハート形の葉が特徴。花の咲く頃に葉が枯れ始め、「葉(歯)がない」ことから姥を連想し、ウバユリと名付けられたとの説もある。
 甘樫丘地区では主に2カ所に群落を形成。川原展望台南西側の園路沿いには300株以上が咲き誇っている。展望台を目指し、斜面の園路を登ってきた入園者らは大きな花に目を奪われている。
 花の見頃は8月上旬ごろまで。問い合わせは同公園飛鳥管理センター(0744・54・2441)。

【やまと歳時記】なら燈花会は5日~、金魚すくい選手権は18日

2日 大峯山洞川温泉「行者まつり」(天川村、3日まで)
5日 奈良公園一帯で「なら燈花会」(奈良市、14日まで)
7日 東大寺「大仏さま お身拭い」(奈良市)
     大神神社「七夕祭」(桜井市)
15日 春日大社境内飛火野・高円山で「奈良大文字送り火」(奈良市)
     春日神社、八幡神社「ほうらんや火祭」(橿原市)
     東大寺大仏殿「万灯供養会」(奈良市)
18日 全国金魚すくい選手権大会(大和郡山市)
23日 元興寺「地蔵会万灯供養」(奈良市、24日まで)

古都の夜を彩る「ライトアッププロムナード」開催中

ライトアップされた平城宮跡の朱雀門=奈良市(奈良県提供)

 古都・奈良の夏の夜を彩る恒例イベント「ライトアッププロムナード・なら2019」が行われ、闇夜に歴史的建造物などが浮かび上がっている。9月29日まで。
 夏の閑散期に観光客を呼び込もうと、県や社寺、公共交通機関など17団体でつくる実行委が昭和63年から実施。今年で32回目となる。
 ライトアップされているのは、東大寺大仏殿や興福寺五重塔、奈良国立博物館なら仏像館、平城宮跡朱雀門など。浮見堂と猿沢池は通年行っているが、同イベント期間中はライトの色を変える。
 8月5~14日には、猿沢池や浮雲園地、春日野園地などでろうそくを灯す「なら燈花会」も開かれ、多くの人でにぎわいそうだ。
 ライトアップは午後7~10時(9月は午後6~10時)。問い合わせは実行委(0742・27・8677)。

県学童軟式野球大会が開幕 決勝は8月4日予定

 「第60回県学童軟式野球大会(兼)ほっかほっか亭カップ第43回近畿少年軟式野球大会県予選会」(県軟式野球連盟など主催)が開幕し、橿原運動公園硬式野球場(橿原市)で開会式が行われた。8月4日まで4日間の日程で熱戦が繰り広げられる。
 27日の開会式では、橿原市吹奏楽団の演奏に合わせ、各地区代表34チームの選手が元気に入場行進。壱分ジュニアシャインスターズ(生駒市支部)の田口真羽主将が「鍛え上げた力を存分に発揮し、チームの誇りと僕たちの輝く未来のために強い気持ちで精いっぱい、全力で大好きな野球をすることを誓います」と力強く宣誓した。
 大会はトーナメント方式で行われ、優勝、準優勝チームは9月22、23日に大阪府で開催される近畿少年軟式野球大会に県代表として出場する。

JAF奈良支部の新事務所お披露目 

関係者がテープカットし、お披露目されたJAF奈良支部の新事務所=奈良市法蓮町

 日本自動車連盟(JAF)奈良支部が移転し、8月5日から新事務所で業務を開始するのを前に、奈良市法蓮町の新事務所が関係者にお披露目された。
 新事務所は奈良市東九条町から移転、新築され、2階建てで床面積は約520平方㍍。近鉄新大宮駅に近く、国道24号からすぐの立地となっている。26日のお披露目ではテープカットに続いて、関係者らが出席して懇親会も開かれた。
 JAF奈良支部の菊池攻支部長はあいさつで「ロードサービスや交通安全の啓蒙に加え、観光やお勧めルートの案内など地域振興への貢献もJAFの役目。今後もより地域と一体となった活動を展開していく」と語った。

【バンビシャス通信】28日、橿原で今季初の公開練習 

バンビシャス奈良と契約したグレッグ・マンガーノ選手。得点力アップに期待がかかる

 バンビシャス奈良の日本人選手、継続の6選手に加え、新加入の2選手を加えた今季初の公開練習を28日に橿原市立中央体育館で開催します。入場開始は午後3時45分、公開練習は午後4~6時。練習終了後の午後6時10分~午後7時にはサイン会や記念撮影など交流イベントを予定しています。どなたでも参加可能で無料です。ぜひ、お越しください。
 一方、バンビシャスは、外国籍選手のグレッグ・マンガーノ選手との契約合意を発表しました。
 米名門のイェール大出身の29歳で身長208㌢。2016―17シーズンには仙台89ERSに在籍した経験を持ち、チームプレーの中で得点できるクレバーな選手です。バンビシャスの昨季の課題だった得点力を補い、ディフェンスではブロックショットも見どころで、攻守の要としての活躍が期待されます。
 チームへの合流を8月上旬に予定しているマンガーノ選手は「今シーズン奈良に行くことができとてもうれしく思います。素晴らしいブースターを持つクラブの一員になることを楽しみにしています。新しいチームメートとコーチ陣で今シーズンが始まることを待ちきれません」とコメントしています。 (バンビシャス広報 和田真智子)

「奈良クラフトビールフェスタ」 27、28日開催 

 県内全5社のクラフトビールブルワリーが集結する「奈良クラフトビールフェスタ」が27、28の両日、ならファミリー1階らくだ広場(奈良市西大寺東町)で初開催される。
 企画した近鉄百貨店奈良店によると、ゴールデンラビットビール▽なら麦酒ならまち醸造所▽奈良醸造▽奥大和ビール▽曽爾高原ビール―の5社から各3種類、計15種類のクラフトビールがビアサーバーから入れたてで楽しめる。
 両日とも午前11時~午後7時。チケットは5枚つづり2千円▽1枚券432円▽3種飲み比べ+おつまみセット1296円(いずれも税込み)。問い合わせは近鉄百貨店総務広報部(06・6655・7030)。

恒例「ふくし・ふるさと祭り」27日開催、26日には前夜祭

 今年で38回目となる奈良社会福祉院の「ふくし・ふるさと夏祭り」が27日、奈良市法蓮町の佐保山こども園で開催される。26日には前夜祭が行われる。
 地域住民らとの交流を目的に毎年開催される恒例行事。27日は午前10時~午後8時半で、さまざまな模擬店が出店されるほか、親子ふれあいダンスや和太鼓の演奏も行われる。
 前夜祭は26日午後5時~8時半で、模擬店はじめ、子供らの歌やダンスなどが披露される。両日とも午後5時からビアガーデンも設けられる。問い合わせは奈良社会福祉院(0742・22・3070)。

藤原宮跡のハス、見頃迎える

ハスの花が咲き誇る藤原宮跡=橿原市

 藤原宮跡(橿原市)の花園で、白やピンクのハスの花が開花し、多くの見物客が涼を感じさせる花に見入っている。
 藤原宮跡の世界遺産登録をPRするため、市が地元自治会の協力を得て花園を整備。四季折々の花を楽しむことができ、約3千平方メートルのハスゾーンには、古代ハスや唐招提寺ハスなど種類のハスが植えられている。
 毎年来ているという王寺町の男性(68)は「よく管理され、きれいに咲いている。見ていると心が落ち着きます」。友人と初めて訪れた和歌山県橋本市の女性(69)は「本当にきれいでびっくり。背の高いハスもあり、すごいと思う」と話していた。
 見頃は今月いっぱいで、開花状況は橿原市のホームページで確認できる。

キトラ古墳壁画、国宝に指定 

 明日香村のキトラ古墳壁画(7世紀末~8世紀初め)の国宝指定が23日、官報告示された。飛鳥時代の極彩色壁画が国宝となったのは、高松塚古墳壁画(同村)に次いで2例目。
 キトラ古墳壁画は、石室の壁に描かれた「青龍」「白虎」「朱雀」「玄武」の四神図と獣頭人身の「十二支像」、天井に描かれた東アジア最古の「天文図」で構成。十二支像はこれまでに「寅」や「午」など6つを確認し、X線撮影では「辰」の可能性のある画像も得られている。
 キトラ古墳では昭和58年にまず玄武が見つかり、その後相次いで他の壁画も確認された。保存のため、平成16年から劣化していた壁画を千以上のパーツに分けてはぎ取り、28年の修復完了後は明日香村の保存・展示施設「四神の館」で年に4回、一般公開されている。
 四神の館では現在、朱雀を公開中。8月18日までで入館は事前予約制。

【学童野球】まほろば大会、平城スポーツ少年団が16年ぶり優勝

 県内の学童野球96チームが参加した「第18回まほろば学童軟式野球大会」の準決勝と決勝が21日、川西町の川西健民運動場で行われ、決勝は平城スポーツ少年団が大会2連覇を狙った大安寺アパッチライオンズを4―1で破り、16年ぶり2度目の優勝を果たした。
 三回に1点を先制した平城スポーツ少年団は五回、本塁打などで3点を追加。大安寺アパッチライオンズはその裏、1点を返したが及ばなかった。
 平城スポーツ少年団の薫田大和主将(12)は「最終回は打線もつながり、全員で野球ができた。この大会は久しぶりの優勝なのでうれしい」と笑顔で話した。

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