映画と音楽、寺子屋で学ぼう 大淀町の光明寺が4月から

光明寺子屋について語り合う三浦明利さん(左)と河井真也さん=大淀町(同寺提供)
映画や音楽などの文化芸術を楽しみながら学んでもらおうと、大淀町の光明寺(浄土真宗本願寺派)は4月8日に「光明寺子屋」を開設する。住職でシンガー・ソングライターの三浦明利さんは「子供から大人までが夢や希望を感じる場にしたい」と話している。
三浦さんは平成23年に、CD『ありがとう~私を包むすべてに~』でメジャーデビュー。仏教の心を盛り込んだ歌を各地で披露する活動を展開している。きっかけは、映画『スワロウテイル』だったという
同作品を手掛けたのは県立奈良高出身の映画プロデューサー、河井真也さんだった。河井さんは、奈良を舞台にした映画を構想し昨秋、光明寺を訪ねたところ三浦さんと意気投合。河井さんが映画や音楽を楽しむ寺子屋を発案した。
光明寺子屋では『南極物語』『私をスキーに連れてって』など河井さんが携わった作品を上映し、河井さんが語る「映画塾」を隔月で開催。その間の月は三浦さんが音楽や写経などの「体験塾」とレクリエーションなどの「こどもまつり」を開く。
三浦さんは「新型コロナウイルスの感染拡大で集えることが当たり前でなかったことを思い知らされた。寺子屋を始めることができうれしい」と説明。その上で「寺は学びの場だった歴史がある。現代版の寺子屋として芸術文化を通じて人生を豊かにする場にしたい」と話す。
無料。各回40人までで2週間前までに申し込む。申し込みは光明寺(0747・52・2321)。
観光バス事故の対応確認 奈良交通が研修

研修で停止表示板を設置する乗務員=大和郡山市
奈良交通(奈良市)は、バス乗務員約150人を対象に高速道路での事故に対応するための研修を大和郡山市の営業所で行った。西日本高速道路パトロール関西(大阪市)と県警高速道路交通警察隊も協力し、乗務員に通報の手順や安全な避難方法を伝えた。
高速道路で大型バスがエンジントラブルのため動かなくなったとの想定で、乗客にアナウンスし道路管理者に通報、バスから離れた場所に停止表示板や発煙筒を設置した。その後、西日本高速道路パトロール関西の交通管理隊の誘導に従って乗客を避難させた。
奈良交通の担当者は高速道路では後続車両を巻き込む重大事故に発展する危険性が非常に高いとした上で、「緊急事態での二次被害を最小限に食い止めるため、迅速で安全な対応につなげたい」としている。
「あさがお塚」牽牛子塚古墳 国史跡100年で記念イベント 明日香村

アサガオの種をつけた風船を空に放つ園児たち=明日香村の牽牛子塚古墳
飛鳥時代の女帝・斉明天皇の墓とされる明日香村の牽牛子塚古墳が、国史跡指定から100年を迎え、同村は記念イベントを開いた。古墳を含む「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界文化遺産登録へ向け機運を高めていきたい考えだ。
牽牛子塚古墳は、7世紀後半ごろの築造とされ、天皇陵に多くみられる八角形の外観が特徴。江戸時代には多角形の古墳であることが知られており、アサガオの花の形に似ていることから「あさがお塚」の別名もある。大正12年3月7日、国の史跡に指定された。
昨年3月、5年間にわたる復元整備工事が完了し、築造当時の姿がよみがえった牽牛子塚古墳。同村は世界遺産登録をめざす「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の目玉の一つに位置づける。
現地では7日、村立明日香幼稚園の園児32人が、あさがお塚」にちなんでアサガオの種と絵手紙をつけた約400個の自然素材の風船を、雲一つない青空に次々と飛ばした。同園の沖野詩織さん(6)は「風船をたくさん飛ばすことができて楽しかった」と笑顔で話した。
同古墳では国史跡指定100年を記念し、日までライトアップや夜間の石室特別公開(いずれも午後6~8時、無料)を実施。森川裕一村長は「これを機に牽牛子塚古墳が注目を集め、世界遺産登録にはずみをつけたい」と話している。
奈良にこだわる和食カフェ開店 CFで資金調達

コンフィをオープンした落合広道さん(中央)ら=奈良市
奈良にほれ込んだ、という三重県出身の兄弟が昨年末、奈良市西寺林町に「和食カフェ&バーComfy(コンフィ)」をオープンした。クラウドファンディング(CF)で資金を調達し、開店にこぎつけた。食材だけでなく、内装も県産素材にこだわった。「観光客らに古都を感じてもらいたい」と話す。
店を立ち上げたのは、三重県四日市市出身の落合広道さん(34)と弟の誠さん(28)。カナダの飲食店で働いていた広道さんと東京都で不動産営業をしていた誠さんが、「一緒に何か楽しいことがしたい」と思いついたのが、飲食店だった。
選んだ場所は、広道さんが小学校の修学旅行で訪れたことがある奈良。落ち着いた雰囲気にひかれ、「海外からの観光客に古都が持つ和の風情を感じてほしい」と考えた。
新型コロナウイルス禍で飲食店を開くことへの不安もあった。奈良県内に人脈がない上、開業資金も足りなかったが、CFで支援を募った。県内の飲食店に足を運んではチラシを置いてもらい、そこで知り合った人たちにも呼び掛け、約2カ月で220万円を集めた。
料理長を務めるのは、広道さんの元仕事仲間で、料亭で働いていた福島千鶴さん(28)。御所市産の小松菜や橿原市内の養鶏場でとれた卵など県産食材にこだわり、自ら県内の直売所などを巡っていい食材を探すこともある。
店内のテーブルやカウンターは吉野杉を使って手作り。最近では海外からの観光客も来店するといい「今後はより全身で奈良を感じてもらえるよう、ゲストハウスも展開したい」と意気込む。
衣類捨てずに再使用を 生駒小で出前授業

不要になった衣類を提供する児童ら=生駒市立生駒小学校
生駒市立生駒小学校で、衣類の再使用を手掛ける企業による出前授業が行われた。国内で廃棄される衣類は年間約50万㌧とされるが、再使用すれば、資源を節約でき、焼却処分に伴う二酸化炭素(CO2)の排出量の削減もできる。6年生約80人が参加し、循環型社会に向けた取り組みを学んだ。
不要な衣類を回収し洗浄、修繕した上でレンタル・販売する事業を展開する「エアークローゼット」(東京)の前川祐介副社長が講師を務めた。前川副社長は「不必要となった衣類を必要な人に届けることで、衣類ごみや焼却で発生するCO2削減にもつながる。衣類循環の問題意識を共有してほしい」と語り掛けた。
児童たちはグループに分かれて、身の回りで再使用が可能な品目について話し合い、ランドセルや文房具、おもちゃなどの意見も出された。授業後には、不要になった衣類を同社に提供。同社でクリーニングと品質チェックを行い、4月2日にイオンモール奈良登美ケ丘(鹿畑町)で開催予定の「衣類循環体験イベント」で無料配布する。
授業を受けた北村貴希さんは「ものを大事にすることが、環境に優しい社会につながるということを実感できました」、岡田彩希さんも「身の回りで不要と思ったものも再利用できるか考えたい」と話した。
西の京高 45年の歴史に幕

校旗やアルバム、制服などを眺める卒業生ら=奈良市の県立西の京高校
今月末で45年の歴史に幕を閉じる県立西の京高校(奈良市)で、閉校イベントが行われた。卒業生たち約1300人が各地から集まり、母校との別れを惜しんだ。
セレモニーで、中川照久校長が「地域に愛され支えられて過ごした高校生活を忘れないでいてほしい。新たなことに挑戦する気持ちを忘れず、人生を切り開いてほしい」とあいさつ。有志によるダンスパフォーマンスや軽音楽部の演奏などが披露された。また校舎内に、校旗や制服、部活動のトロフィー、アルバムなどが展示され、訪れた卒業生たちが当時の思い出話に花を咲かせた。
「駅から通学路を歩いていると、当時の気持ちが込み上げてきた。高校がなくなってしまうことが寂しい」と奈良市の西尾美喜さん(45)。今月1日に卒業したばかりの大原唯さん(18)は「新型コロナウイルス下の高校生活だったけれど、修学旅行にも行くことができて楽しい思い出ばかり。閉校は寂しいが、この日のことはずっと心に残るはず」と話した。
西の京高は昭和53年開校、これまでに1万4889人の卒業生を送り出した。校舎は昨年4月に開校した県立大付属高が引き継ぐ。卒業生に対する証明書発行などの業務は、県立国際高が対応する。
ロボットSotaくんが案内 大和高田市役所

実証実験で設置された音声認識ロボット「Sota」=大和高田市役
大和高田市は、市庁舎1階ロビーに来庁者を音声で案内する対話ロボット「Sota」を導入した。業務の効率化が可能かを調べるための実証実験で、今月末まで設置する。
Sotaは「ヴイストン」(大阪市)が開発。Sota用の音声ソフトウエアなどを開発するシステム関連会社「デジタルみらい」(同)が市に共同での実証実験を提案した。
例えばSotaに「確定申告は」と質問すると「2階の3番窓口に行ってね」と案内。「トイレはどこ」と尋ねると「右斜め後ろにあるよ」などと答える。近くに設置した液晶画面に市民窓口での順番待ちの人数も表示する。
年度末は転入・転出などの手続きで窓口を訪れる人が多いことから、今回の実証実験では市民課やこども家庭課、介護保険課など1、2階の計9課を案内するプログラムとした。
Sotaの設置作業が完了すると、さっそく「市民税の相談は」「マイナンバーカードの申請は」などと質問する来庁者も。市の担当者は「愛らしいロボットのお目見えで活用する人が増え、市民サービスの向上につながれば常設の導入も検討したい」と話している。
ひな人形華やぐ 高取・土佐街道で「雛めぐり」

メイン会場の「雛の里親館」に設けられた17段の雛飾り=高取町
昔ながらの街並みが残る高取町の土佐街道で「町家の雛めぐり」が開かれている。街道沿いの町家や商店に華やかなひな人形が並び、ひな祭りムードを盛り上げている。31日まで。
住民団体「天の川実行委員会」が平成19年から毎年この時期に開催。地元住民たちが保管してきたさまざまなひな人形を見ることができる。
米蔵を改装したメイン会場の「雛の里親館」には、17段に500体のひな人形が並ぶ「天段の雛」を展示。江戸時代の文久3(1863)年につくられたひな人形や、桃の花をかたどった「つるしひな」も展示され、華やかな雰囲気に包まれている。
同実行委代表の野村幸治さんは「ひな人形を見て明るい気持ちになってもらいたい」と話している。
三大山城・高取城の鯱瓦 当時の姿取り戻す

当時の姿を取り戻した大小2つの鯱瓦=高取町
日本三大山城の一つに数えられる高取城(高取町)の櫓に使われていた2つの鯱瓦の復元が完了し、同町のリベルテホールで展示されている。町教委の担当者は「普段見ることができない遺物なので足を運んでほしい」としている。入場無料。31日まで。
高取城は南北朝時代に築かれたとされ、豊臣秀吉の弟、秀長の時代に大改修が行われ、近世城郭としての形を整えた。
鯱瓦は高取城の新櫓か国見櫓(いずれも二層櫓)の屋根に取り付けられていたとみられる。明治4年の廃藩置県で廃城となって以降、建物の多くが解体される中、鯱瓦は櫓とともに現在の明日香村へ移築。さらに田原本町へ移り、二層櫓の本体部分が解体され、鯱瓦のみが今に伝わる。
展示している鯱瓦は、大(高さ92㌢、幅32㌢、奥行き59㌢)と小(高さ74・5㌢、幅29㌢、奥行き62㌢)の2つ。小さい方には「元禄八年八月」の銘文と「土田吉兵衛」の押印があり、元禄8(1695)年8月に土田(現在の大淀町)の吉兵衛という人物が作ったと推定されている。
平成元年から町の歴史研修センターで保管してきたが、昨年から復元作業を進めてきた。町教委の谷岡樹技師補は「高取城の瓦としては最古のもので貴重な遺物。展示を通じて城に興味を持ってもらいたい」と話した。
相撲発祥の葛城市 元横綱白鵬・宮城野親方が観光大使に

葛城市観光大使に就任した宮城野親方=同市の新庄文化会館
令和3年に現役引退した元横綱白鵬の宮城野親方が、相撲発祥の地とされる葛城市の観光大使に就任した。同市の新庄文化会館で就任式があり、宮城野親方は「奈良から相撲の文化や魅力を世界に発信したい」と意気込みを語った。
日本書紀に、垂仁7年、天下一の豪傑、當麻蹶速(たいまのけはや)と野見宿禰(のみのすくね)が垂仁天皇の前で力比べをしたとの記録があり、これが相撲の起源とされている。當麻蹶速の生誕地である葛城市は、相撲発祥の地として知られる。
宮城野親方は、當麻蹶速ゆかりの「蹶速塚」(當麻)を参拝したあと、観光大使の就任式へ。同市の阿古和彦市長は「元大横綱に葛城市の魅力をアピールしてもらえるのは大変心強い」と話し、宮城野親方も「奈良から新弟子もスカウトし、育成できれば」と笑顔を見せた。式典には荒井正吾知事も出席し、「県とモンゴルの交流を促進したい」と述べた。
宮城野親方はモンゴル出身で、令和3年の秋場所後に引退するまで、大相撲史上最多となる45回の優勝を果たした。平成28年に市内で開催された「相撲サミットin葛城」に参加したほか、令和2年には市相撲館けはや座(當麻)の新土俵で四股を披露するなど、同市と交流を深めていた。
神武天皇の生涯 イラストで親しみやすく 橿原神宮が動画公開

動画「日本のはじまり 神武天皇の物語」の一場面(橿原神宮提供)
橿原神宮(橿原市)は、祭神である神武天皇の生涯を紹介する動画「日本のはじまり 神武天皇の物語」をユーチューブ公式チャンネルで公開している。奈良芸術短期大(同市)の学生が原画を描き、神武天皇の一生をあたたかみのあるタッチで表現している。
同神宮宝物館所蔵の『神武天皇御一代記御絵巻』をもとに、神武天皇の生涯を「ナガスネヒコとの戦い」、「八咫烏にみちびかれて」など20の場面に分けて紹介。それぞれにイラストと説明の字幕をつけた。
原画は同短大のデザイン広報サークル所属の田中茉央さんが担当。やわらかい表現になるよう、登場人物を3頭身で描くなど工夫をこらした。田中さんは「初めて神武天皇について知る方も、そうでない方も、少しでも楽しく学んでいただければうれしいです」と話している。
動画は、同神宮のユーチューブ公式チャンネル(https://www.youtube.com/@user-of2yq8mo1d/videos)で公開。
大和郡山城で凧揚げ 厩跡広場を特別開放

凧揚げを楽しむ園児たち=大和郡山市
大和郡山市は22日、郡山城跡にある「厩跡広場」を市立郡山西幼稚園の園児らに特別開放した。園児らは元気いっぱいに広場を駆け回り、空高く凧を揚げた。
大和郡山市は城跡の一部で公園の整備を進めており、厩跡広場は今年11月にオープンする予定。この日は、郡山西幼稚園の園児と保護者の計約50人が参加。手作りの凧を揚げ、思い思いの時間を過ごした。
長女の莉子ちゃん(4)とともに参加した会社員、服部廉さん(26)は「凧揚げは生まれて初めてでしたが、高く上がったので父親の面目躍如。風が気持ちいいですね」と笑顔を見せた。
木下育子園長は「新型コロナウイルス下で子供たちの外遊びが減っている中で、今日の体験は大きな学びにつながる」と期待を込めた。
スケボー盛り上げに専用施設 奈良市、今夏オープン

スケートボード施設の完成予想図
東京五輪で正式種目に採用されたスケートボードの人気の高まりを受け奈良市は今夏、ロート奈良鴻ノ池パーク(鴻ノ池運動公園、法蓮佐保山)の北側に専用施設を開設する。
建設は今月中旬から始まっており、敷地面積は約2千平方㍍。子供たちが安心して練習できるビギナーズコースや、障害物を設置し本格的な練習も可能なプレーヤーコースなど、熟練度に応じた4コースを設ける。
市外の愛好家や夜間の利用も可能にする予定で、管理施設ではスケートボードのレンタルや販売も行う。近隣には来夏にホテルとして開業予定の旧奈良監獄(重要文化財、般若寺町)もあり、市の担当者は「新設するパークとにぎわいの相乗効果も期待したい」と話す。
橿原線100周年 近鉄が記念イベント

畝傍線(現在の橿原線)全線開通時の橿原神宮前駅(近畿日本鉄道提供)
近畿日本鉄道は、橿原線の全線開通から3月で100年となるのを記念し、式典やツアーなどの関連イベントを開催する。オリジナルのヘッドマークをつけた列車の運行などで、記念ムードを盛り上げる。
大和西大寺駅と橿原神宮前駅を結ぶ橿原線は、大正12年3月21日に全線開通した(当時は畝傍線)。現在は奈良から大阪や京都、三重方面へ向かう連絡ルートとして、利用客が多い。
全線開通100年の記念式典は、来月21日に大和八木駅で開催。翌22日から4月9日まで沿線の中・高校生がデザインした100周年記念ヘッドマークをつけた列車を運行する。
さらに団体貸し切り専用車両「あおぞらⅡ」によるミステリーツアー(3月21日)のほか、特急「ひのとり」に乗車して橿原線を巡るツアー(4月8日)も開催。
近鉄百貨店橿原店では3月15日~6月14日にキーホルダーなどの記念グッズを、橿原神宮前、天理、大和八木の各駅では3月21日~31日に記念入場券をそれぞれ販売する(いずれも売り切れ次第終了)。
ツアーは事前申し込みが必要。問い合わせは、近鉄旅の予約センター(06・6775・3636)。
日本酒の良さ知って 新成人にプレゼント

梅乃宿の吉田佳代社長(右)と目録を手にする「二十歳の集い」実行委員会のメンバー=葛城市
若者に日本酒のおいしさを知ってもらおうと、梅乃宿酒造(葛城市)は、1月に同市内で開かれた式典「二十歳の集い」に参加した新成人に、日本酒の引換券を贈呈した。
取り組みは令和3年から始め、今年で3回目。辛口の「葛城 純米大吟醸」の引換券を、新成人を代表して式典の実行委員会メンバーが受け取った。今後、式典参加者325人に送付する。
実行委の大学2年の中村陽紀さんは「家族や親類など近しい人が集まったときに、この一本を飲みたい」。奈良高専5年の池田滉さんも「両親が地酒が好きなので家族で楽しみたい」と喜んだ。
吉田佳代社長は「初めての一杯はずっと記憶に残るものなので、おいしい日本酒を飲んでもらいたい。若者の日本酒離れが進む中、取り組みが全国の酒蔵に広がればうれしい」と話した。
サッカー奈良クラブ ラッピングポストで応援、三郷町

クラブカラーに彩られたポストに手紙を投函する奈良クラブの平松遼太郎選手=三郷町
今季からサッカーJ3に参入する奈良クラブの新たな練習拠点「ナラディーア」が三郷町に開設されたことを記念し、同町は奈良クラブのエンブレムなどがデザインした郵便ポストの設置を進めている。3月上旬までに町内11カ所に設置する予定。
デザインは8パターン。ポスト全体をクラブカラーの青と赤で彩り、クラブのロゴやエンブレム、ユニフォームを着た同町イメージキャラクター「たつたひめ」などをあしらった。側面には「三郷町」にちなんで、「35」の数字も。
同町の森宏範町長は「昨年にJリーグ昇格、JFL(日本フットボールリーグ)優勝を果たした奈良クラブを、町が一体となって力を込めて応援していきたい」と話す。
三郷町役場前でのポスト除幕式では奈良クラブの浜田満社長が「身近な郵便ポストがラッピングされてうれしく思っている。8種類の異なるデザインを楽しんでもらいたい」とあいさつ。平松遼太郎選手は「新たな舞台で駆け上がり、スポーツで県全体を活性化していきたい」と意気込みを語った。
東大寺お水取り 新大導師と新入が「試別火」入り

別火坊に入る新入の上司永観さん=東大寺
東大寺二月堂の修二会(お水取り)で参籠する練行衆(れんぎょうしゅう)11人のうち、新大導師の森本公穣さんと初めて籠る新入(しんにゅう)の同寺上院詰、上司永観さんが15日、他の練行衆より5日早く同寺戒壇院に設けられた別火坊で前行前半の「試別火(ころべっか)」に入った。他の練行衆は20日に試別火入りする。
別火では、火打ち石で起こした新たな火を使って生活し、心身を清める。お経に節をつけて唱える「声明」の稽古をしたり、本尊に供えるツバキの造花を作ったりし、3月1日から2週間にわたる本行に備える。
飛鳥大仏をポスターに 奈良の歴史・文化PR

県は「飛鳥大仏」として知られる飛鳥寺(明日香村)の本尊・釈迦如来坐像(重要文化財)を紹介する「奈良大和路仏像ポスター」を製作した。
県は昭和29年から、国宝や重要文化財の仏像を取り上げてポスターを製作している。今回の飛鳥寺の釈迦如来坐像は、飛鳥時代の名工、鞍作鳥により造られ、国内最古の仏像とされる。撮影は写真家、三好和義さん。
ポスターはJR西日本と近鉄の主要駅などで掲示するほか、県ビジターズビューロー(0742・23・8288)と奈良市総合観光案内所(0742・27・2223)で販売する。1枚1千円で限定100枚。
コロナ終息・世界平和祈り 橿原神宮で「紀元祭」

神前に供える御幣物を運ぶ勅使の一行=橿原神宮
「建国記念の日」の11日、神武天皇を祭る橿原神宮(橿原市)で「紀元祭」があり、国家や世界の平安を願い、厳かに神事が執り行われた。
紀元祭は、初代の神武天皇が橿原宮で即位した日にちなみ毎年行われている。例年全国から4千人を超える参列者が集まっていたが、新型コロナウイルスの影響で令和3、4年はそれぞれ30人限定で行うなど大幅に人数を制限。今年は県内の崇敬者限定で900人が参列した。
儀式は内拝殿で行われ、神前に供える御幣物を運ぶ天皇陛下の勅使を迎え、4人の巫女が神楽の扇舞を奉納。陸上自衛官でソプラノ歌手の鶫真衣さんが君が代の独唱を披露した。
同神宮の久保田昌孝宮司は「コロナ禍やウクライナの戦火が終息し、国内外が平和になるよう祈りたい」と語った。
マンホールの魅力、Tシャツに 生駒市と斑鳩町

各地のマンホールをモチーフにしたTシャツを作り続ける足立拓海さん=斑鳩町
各地のマンホールをモチーフにしたTシャツを作り続けているアパレルブランド「JAPAN UNDERGROUND」(京都市)が、生駒市と斑鳩町のマンホールTシャツを製品化した。地域の土産物店などで販売する。代表の足立拓海さん(26)は「地域ごとに特色があり、デザイン性に富んだマンホールの魅力をアピールしたい」と話している。
足立さんは同志社大3年のときにイギリスへ留学し、その後南米やアフリカなど世界40カ国をバックパッカーとして旅した。帰国した際、足元にあったマンホールのデザインにひかれた。「世界各地を旅しても日本のマンホールのように地域をPRするものはない。日本が世界に誇れる文化といえるのでは」
大学卒業後、専門商社を経て、令和3年7月にブランドを立ち上げ。使用許可を受けて小樽市や東京都などの自治体のマンホールTシャツを次々と製作した。今月1日に生駒市、斑鳩町に進出。同町の担当者は「わが町自慢のデザインがTシャツになることはとてもうれしい」と喜んだ。
47都道府県のマンホールTシャツの完成を目指すという足立さん。「地域の魅力をPRするこの取り組みは、地方創生にもつながるはずだ。Tシャツを手に取り、その地を実際に訪れてみたいと思ってもらえたらとてもうれしい」と意気込む。
TシャツはS、M、L、XLの4サイズ。色は白と黒の2色。税込み4100円。各地の土産物店などで取り扱うほか、同社ホームページ(https://japanunderground.shop/)でも販売する。
おかねの作文で文部科学大臣賞 三郷中の藤本瑛亘さん

表彰を受ける三郷中1年の藤本瑛亘さん(左)=三郷町
中学生がお金についての考えをつづる「第55回 おかねの作文コンクール」(金融広報中央委員会主催)で、三郷町立三郷中学1年の藤本瑛亘さんの「あの時五千円を財布から出していたら」が文部科学大臣賞に選ばれた。
家族旅行で毎年沖縄を訪れていた藤本さんは、沖縄のシンボルである首里城が令和元年の火災で焼失したことに心を痛め、復興を支援する募金に寄付することを決意。ためていたお小遣いから5千円を出そうと考えた。だが、母親から「自分で努力して得たお金から出す方が大切」と言われ、家族の布団を畳むなど1回につき10円の手伝いをしてためたお金を寄付した。作文では、お金を稼ぐことの大変さや両親への思いがつづった。
表彰式で藤本さんは「多くの人に広く知ってもらい、首里城修復の支援金が少しでも集まったらうれしい」と話した。1回10円の手伝いは今も続けており、ためたお金は家族旅行で沖縄を訪れた際に寄付するつもりだという。
バレンタインには「身体にいいスイーツ」を 帝塚山大生らが開発

開発した焼き菓子をアピールする学生たち=奈良市
バレンタインデーに合わせ、帝塚山大の学生たちが奈良市内のハトムギ専門店と連携して、卵やバターなどの動物性食材を使わない焼き菓子を共同開発した。カロリーが気になる人やヴィーガン(菜食主義者)にも食べてもらいたいという。学生たちは「食べる人を笑顔にするスイーツ。バレンタインを楽しんでもらいたい」と話している。奈良市の近鉄百貨店奈良店で14日まで販売している。
開発に携わったのは、同大現代生活学部食物栄養学科の1、2年生10人と、ハトムギを使用した食品や健康食品を展開する「はとむぎの杜」。学生たちは、昨年9月から同社のハトムギ畑を見学したり、アンケートで学生に人気の高い菓子を調査したりして、テーマを「身体によいスイーツ」に設定。ハトムギ粉と小麦粉、豆乳、ココアなどを使って仕上げた。
チョコレートマフィン、マドレーヌ(抹茶味・イチゴ味)、フィナンシェ、パウンドケーキの5種類で価格はそれぞれ240~380円(税抜き)。パッケージデザインは1年の松原真理奈さんが担当し、大仏やシカなど奈良らしいイラストをあしらった。期間中、各日各種個限定で近鉄百貨店5階「奈良に良し」コーナーで販売している。
チームリーダーの2年、丸谷香奈さんは「罪悪感なく味わえる、ナチュラルで身体にやさしいスイーツが出来上がりました」と満足した様子。2年の安田早織さんも「サイズが少し大きめなので食べ応えもあります」とアピールする。3月に生駒市内にオープンする「はとむぎの杜 東生駒店」でも、学生たちが開発したスイーツを取り扱う予定だ。
大和郡山にバスケ新コート バンビシャス公式戦に

整備されたばかりのコートで感覚を確かめるバンビシャス奈良の三森啓右選手=大和郡山市
大和郡山市は総合公園多目的体育館(金魚スクエア)にバスケットコートを整備し、報道陣に公開した。令和5年度から、プロバスケットボールチーム「バンビシャス奈良」が公式戦会場として使用する。
ロート製薬(大阪市生野区)から企業版ふるさと納税を受け、整備費に充てた。床を磨いて塗装を施し、取り外し可能なゴール用金具を新たに設置するなどした。
コートでは早速、バンビシャス奈良の三森啓右選手がダンクシュートを次々と披露。チームの加藤真治社長は「豪快なプレーができるコートはとてもうれしい。迫力あるプレーを観客にお見せできる」と喜んだ。
バンビシャス奈良は主にロートアリーナ奈良(奈良市)で公式戦を行い、金魚スクエアを使用するのはシーズン中に1、2試合となる見込み。市の担当者は「市内のバスケットボールチームに所属する子供たちにも活用してもらいたい」と話している。
記憶力大会に300人 大和郡山で3年ぶり開催

ボードゲーム「ブロックス」で戦術を競う参加者ら=大和郡山市
並外れた記憶力で古事記の編纂に貢献した稗田阿礼にちなんだ「第17回記憶力大会」(同実行委主催)がDMG MORIやまと郡山城ホールで開かれた。イラスト記憶や間違い探しなどに約300人が挑戦した。稗田阿礼は現在の大和郡山市稗田町出身とされる。大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が続いていたが、3年ぶりの開催となった。
フランス発祥の陣取りゲーム「ブロックス」による「頭脳スポーツの部」に知人とペアで出場した大和郡山市立郡山西中学校1年の藤谷佳穂さんは「大会を心待ちにしていた。ダブルスは相手に対する信頼関係が大事で楽しかった」と話していた。
頭脳スポーツの部の審判長を務めた山梨学院大のウィリアム・リード専任教授は「出場する皆さんからパワーをもらいました」と笑顔を見せた。
ウクライナ支援に3万足 靴下のまち・広陵町から

支援の靴下の発送に立ち会う山村吉由町長(右)ら=広陵町
ロシアによる侵攻で、避難生活を余儀なくされているウクライナの人々を支援しようと、「靴下のまち」で知られる広陵町が町民や町内の事業者などから募った靴下を現地に送った。厳しい冬の寒さを少しでも快適に過ごしてもらいたいと呼びかけたところ、約3万足が集まった。駐日ウクライナ大使館を通じて船便で現地に届けられる。
きっかけは、山村吉由町長のもとに昨年11月に届いた一通のメールだ。「町の地場産品である靴下を送りたいが、一人の力では限界がある。町をあげて協力できないだろうか」
送り主は、同町に住む会社員の女性。インターネットに投稿された動画で、ウクライナの人々がマイナス20度の極寒の中、暖房も使えず不便な思いをしていることや、ウクライナの兵士が濡れた靴下をしぼって履いているのを知ったことがきっかけだった。
メールを受け、町が駐日ウクライナ大使館に問い合わせたところ、現地で日常生活品が不足していることが分かった。町は同町靴下組合や同町商工会にも協力を呼びかけ、靴下を現地に送るプロジェクトを始めた。
1月13日から同31日にかけて、町役場や図書館など町内の11施設に靴下を入れる箱を設置。支援の輪は口コミなどで町内だけでなく県外にも広がり、約3万足の靴下が集まった。
今月1日、ボランティアや担当職員が靴下を仕分けしながら荷造り。箱には、ウクライナの国花であるヒマワリが町の花でもあることにちなんで英語とウクライナ語で「ひまわりの町からひまわりの国へ」と書いた。
山村町長は「電気やガスが不足しているウクライナの人々が、我が町の靴下をはいて寒い冬を乗り越えてもらえたら」。自身も靴下を寄付したという女性は「多くの人がプロジェクトに賛同してくれたことをとても嬉しく、誇りに思う」と話した。
バドミントン、メダリストが次世代発掘 橿原に小学生向けアカデミー

子供たちの動きをチェックする高橋礼華さん(中央右)と藤井瑞希さん=橿原市
2016年リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルス金メダリストで、橿原市出身の高橋礼華さんが、次世代の選手育成を目指して4月からスタートするバドミントンアカデミー「M|BASE」の第1期生セレクションが、同市の曽我川緑地体育館で行われた。県内の小学2~5年の29人が参加し、高橋さんの前で日ごろの練習の成果を披露した。
地元・奈良のバドミントンの実力の底上げにつなげようと高橋さんは、自身の名前を冠した小学生向けの大会「高橋礼華ドリームカップ」を昨年から橿原で開催するなど、ジュニア世代の育成に力を入れている。
アカデミーは、2012年ロンドン五輪女子ダブルス銀メダリストの藤井瑞希さんと計画。セレクションを通過した子供たちを対象に、4月から月に1度程度、1年間にわたって指導にあたる。
セレクションでは、高橋さんが準備運動や練習の時間から子供たちの様子を精力的にチェック。男女混合で行われた試合では、藤井さんとともに体育館の2階に上がり、プレーを見ながらメモをとるなど、熱心に見入っていた。
終了後、高橋さんは「奈良のバドミントンのレベルを上げ、1人でも多く全国で戦える選手を出したい」と語った。セレクションの合否は2月中旬ごろ決定する。
奈良高専生と下宿をマッチング 大和郡山リゾデールが始動

「大和郡山ソリデール」について説明を受ける地元住民ら=大和郡山市
大和郡山市は令和5年度から、高齢者宅の空き部屋を国立奈良工業高等専門学校(同市)の学生向けの下宿にする「大和郡山ソリデール」を始める。県内では初めての取り組み。高齢者と学生らが互いに助け合う仕組みを目指す。
「ソリデール」はフランス語で「連帯の」を意味し、2004年にパリで始まった下宿サービス。日本では学生の多い京都府などが取り入れている。部屋を貸し出す高齢者にとっては孤独や日常生活の不便の解消、借りる学生側には家賃が低く抑えられることや、通学時間の短縮、他の人と暮らす経験などのメリットがあるという。
奈良高専は、学生1020人のうち通学に片道2時間以上かかる学生に寮を提供しているが、定員は約130人。関西圏以外からの入学が増えており、3~4年後に学生寮が定員超過になる見通しで、大和郡山ソリデールは新たな受け皿として期待される。
学生は18歳以上、受け入れ側は世帯構成員全員が歳以上で、要介護ではなく自立していることが条件。希望する学生は高専、高齢世帯は市に登録するとマッチングが行われ、1週間試験的に同居をした後に双方の合意を得てから本契約となる。
1月28日に開かれた説明会には、近隣の住民や学生など計約30人が参加。京都府でのソリデールの様子が紹介された後、市の担当者が事業について説明した。同山市出身で京都工芸繊維大(京都市左京区)の学生時代に2年間ソリデールを活用した会社員、岡本和哉さんは、「血縁でもなく友人でもない人と生活を共にした経験は大きな財産。就職活動などでも相談に乗ってもらった」と振り返った。
一方、地元・東城自治会の介護職、大橋康清さんは「同居は互いの信頼関係がないと成り立たない。実際にマッチングがうまくいくか、希望者がいるのかは分からないが、新鮮な取り組みだ」と興味を示す。
市は学生を受け入れる世帯に光熱費の一部として月5千~1万円程度を補助する。家賃は月1万~2万円程度。今年4月から希望者の登録が始まり、8月以降事業が本格的にスタートする予定。
曽爾高原のススキを守ろう 村が魅力アピール

かやぶき屋根をつくるために刈ったススキを束ねる児童たち(曽爾村役場提供)
曽爾高原で生育するススキを守ろうと、曽爾村が地域住民とともに魅力のアピールに乗り出した。茅葺き屋根の小屋を作るワークショップを子供たちのために開催。今年度は村外の人を呼び込むための体験ツアーなども計画している。
曽爾村は昭和のころから茅葺き屋根用のススキを育て、収穫する茅場として栄えた。太良路地区にはススキの出荷組合があり、地域の民家のほか、伊勢神宮など村外の文化財にも活用されてきた。
十数年前に、組合員の高齢化やススキの生育不良により組合が解散。以降、ススキの保存活動は地域住民有志が担っている。
同村は地元の子供たちにススキの良さを知ってもらおうと、国立曽爾青少年自然の家と1月20、21日にワークショップを開催。曽爾小中の4~7年の児童生徒約30人が、神戸市の茅葺き職人、相良育弥さん(43)の指導を受けながら、鎌で刈り取ったススキで、茅葺き小屋を完成させた。
子供たちは小屋の中に入って「意外と暖かい」と喜んだ。同村で生まれ育ち「子供のころは高原は格好の遊び場だった」という寺前健史さん(61)は「ワークショップがススキに関心を持ってもらうきっかけとなる」と期待する。
さらに同村は来年度以降、地域住民や国立青少年自然の家とともに、茅刈りや茅葺き屋根作りの体験ツアーを開催する予定。村外の茅葺き職人らにススキを提供することも検討している。
同村の担当者は「ヨーロッパで茅は屋根以外にも、室内装飾のインテリアとして受け入れられている。高原に広がるススキの風景を守るためにも、多くの人に曽爾村のススキにふれてもらい、認知度を高めたい」と話している。
奈良クラブ新拠点「ナラディーア」完成 三郷町

完成したクラブハウスの前で撮影に応じる奈良クラブの選手ら=三郷町
サッカーJリーグに昇格し、今季J3初挑戦となる奈良クラブの新拠点「ナラディーア」が三郷町に完成した。選手らが寝泊まりするクラブハウスは、トップ選手と育成選手の距離が近くなるよう設計され、双方の交流を通じて育成チームのレベルアップを目指す。
奈良学園大の跡地(約5万平方㍍)を活用して昨年5月に着工し、今年1月26日に第1期工事が完成した。今年度中に着工予定の第2期工事と合わせ、総工費は約7・4億円の見込み。拠点名「ナラディーア」は、公募で選ばれた長崎市の会社員、吉岡浩幸さんの案で、奈良の「鹿(ディアー)」と「愛しい(ディアー)」をかけている。
主な施設は、人工芝のサッカー場2面とフットサル場1面、クラブハウス(約1200平方㍍)。クラブハウスはロッカーやシャワー室のほか、中高生の育成選手用の寮部屋や県内外からの対戦相手用の合宿部屋を備えている。
グラウンドで練習するトップ選手らを眺められるよう寮部屋の窓を大きくしたり、食堂でトップ選手と育成選手が一緒に食事がとれるようにしたりと、育成選手がトップ選手と交流できるような工夫も凝らしている。グラウンドは一般向けに時間貸しするほか、スポーツ教室なども実施する予定。
奈良クラブの浜田満社長は「沢山の方々がグラウンドに集い、将来ワールドカップに出場するような選手が出ることを期待したい」と抱負を述べた。今春から同施設に入寮予定の中学3年、正司珀天さん=岡山市=は「間近でプロの選手を見られるので自分に足りない点に気付けそう。施設もきれいでサッカーに集中できそうです」と話した。
お水取り「籠松明」3年連続非公開 東大寺
東大寺(奈良市)は、「お水取り」の名で知られる二月堂の修二会について、新型コロナウイルス対策を発表した。二月堂に3月1~14日に上がる「お松明」のうち11日と、ひときわ大きな「籠松明」が登場する12日は非公開とし、他の日の拝観も混雑回避のため人数制限する。コロナ対策で籠松明が非公開となるのは令和3年から3年連続。
お松明は、夜の行を勤めるため二月堂に向かう練行衆と呼ばれる僧侶の足元を照らす道明かり。その荘厳な炎を見ようと二月堂周辺には、例年コロナ前の多い日で1万人以上が訪れた。
今回は土曜日の11日は午後5時半以降、12日は午後4時以降、二月堂周辺の設定区域にとどまることはできない。他の日は基本的にお松明を見ることはできるが、二月堂周辺の拝観者が一定数以上になれば第2拝観所に誘導する。具体的な人数については感染状況などをみながら決める。また、練行衆が行を勤める二月堂内へは全期間入ることができない。


































