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教育関係者らに紙芝居 杉浦さんが実演

新作の紙芝居を披露する杉浦貞さん=奈良市

 大阪でプロの街頭紙芝居師として活動する杉浦貞さん(88)の実演会が、奈良市のホテルリガーレ春日野で開かれ、県内外の教育関係者約20人が熱のこもった紙芝居に聞き入った。
 イベントは県内の学校教諭らでつくる勉強会「三碓村塾」が主催。杉浦さんは昭和55年、勤務していた染色会社の倒産を機に紙芝居の道に。以来、約40年にわたってオリジナルの紙芝居を上演してきた。
 杉浦さんが実演会で披露したのは、5年がかりで作った大人向けの新作「遷都で輝く地球国家」。日本の遷都の歴史をたどりつつ、「異常気象や核兵器の開発などで人類が危機にさらされている今こそ、遷都する最高のタイミングだ」と力説した上で、原爆投下後、急速に戦後復興を果たした広島に首都を移し、活気あふれる国際都市を築くべきと訴えた。
 大阪府東大阪市教育委員会の堤晶子さん(61)は「杉浦さんのパワーに圧倒された。人生において紙芝居道を極められ、本当にすばらしいと思う」と感心していた。

チャッピー岡本さん、妖怪テーマのカブリモノ展 県立図書情報館

さまざまな妖怪のカブリモノが並ぶ展示会=奈良市の図書情報館

 奈良を拠点に活動しているカブリモノ作家、チャッピー岡本さん(52)と奈良芸術短大デザインコースの学生らが制作した作品を披露する「ゆかいな妖怪カブリモノ展」が、県立図書情報館(奈良市)で開かれている。28日まで。
 チャッピー岡本さんは「カブリモノでみんなをハッピーに」と創作に取り組んでおり、今回は約点を展示。雪女(山形)や一つ目小僧(東京)、べとべとさん(奈良)など全国の妖怪をデザインした作品がずらりと並び、訪れた人を楽しませている。
 会場ではカブリモノを作る「カブリモノ変心塾」が21、27、28日、午後1時半からと同3時半からの2回開かれる。参加費は千円で、定員は各回30人。申し込みは図書情報館のホームページからか来館、FAX、電話(0742・34・2111)で。

巫女らに神楽舞の講習会 大神神社

先﨑徑子さん(左端)から神楽舞の指導を受ける巫女ら=大神神社

 桜井市の大神神社で19日、神楽舞の講習会が開かれ、今春入社した新人2人を含む13人の巫女が参加した。
 神楽舞は祭典には欠かせない神事の華。結婚式などでも披露され、神社では講習会を年2回開いている。
 巫女らは、講師を務めた神社音楽協会(東京)の先﨑徑子会長の指導を受けながら、ポピュラーな浦安の舞や幸魂の舞を繰り返し練習。先﨑さんは足の動かし方や扇の扱い方など細部までチェックし「手の上げ下げをそろえるときれいに見える」とアドバイスした。
 新人巫女の箕井彩乃さん(19)と黒井むすひさん(18)は「舞では普段は伸ばさない体の部分を伸ばすので難しい。教えてもらった点に気をつけ、これからも頑張ります」と話していた。
 講習会は16~20日の5日間。最終日の午後には、練習の成果を披露する奉告祭が拝殿で行われる。

奈良のシカ、最多の1388頭に 愛護会調査

 奈良の鹿愛護会(奈良市)は、奈良公園に生息する国の天然記念物「奈良のシカ」の頭数調査結果を発表した。生息頭数は3年連続で増え、昭和30年に調査を開始して以来最多となる1388頭だった。
 今月15、16日に同会スタッフらが調査した結果、雄357頭、雌756頭、子鹿275頭の計1388頭で、前年より28頭増加。このほか、鹿苑内保護収容頭数は293頭だった。
 奈良公園内の交通事故発生件数は69件で、前年より死亡数は増えたものの13件減少。最も多かった場所は国道169号県庁東交差点~福智院交差点の22件だった。
 また、年間死亡頭数は179頭で、原因は疾病が最多だった。奈良の鹿愛護会は「頭数はほぼ前年並みとみている。公園内の事故件数が減ってよかった」としている。

【柔道世界選手権】66キロ級代表・丸山城志郎選手、天理大で公開練習

世界選手権に向け、練習を公開した丸山城志郎選手(右)=天理市

 柔道の世界選手権(8月25日~9月1日・日本武道館)男子66キロ級代表の丸山城志郎選手(25)=ミキハウス=が17日、母校の天理大(天理市)で練習を公開した。
 練習には、男子73キロ級代表でリオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平選手(27)=旭化成=や、天理大の柔道部員ら約100人が参加。約1時間にも及んだ乱取りをはじめ、激しい練習に汗を流した。
 東京五輪の代表選考会となる世界選手権に向け、丸山選手は「本番当日に一番強い自分を持っていき、最高のパフォーマンスを見せられるよう頑張る」と意気込みを語った。

古都華のスパークリング、いよいよ登場

販売が始まり、好評を博している古都華のスパークリングワイン=奈良市

 奈良県のブランドイチゴ「古都華」だけを使った初のスパークリングワイン「古都のあわ」が完成し、商品開発に携わった「古都のお酒で乾杯しよう実行委員会」などが販売を始めている。古都華特有の芳醇な香りと甘さをストレートに伝える商品に仕上がっており、早くも好評を博しているという。
 「お酒を介して地元の価値を提案する」という同実行委の理念に基づき、酒類卸売会社「泉屋」(奈良市)が企画。古都華の生産者団体「コトカ カンパニー」、丹波ワイン(京都府京丹波町)と協力し、完成にこぎつけた。
 実行委員長を務める泉屋の今西栄策社長によると、2年前に3種類の県産イチゴでスパークリングワインを試作したところ、古都華の風味が際立ち、商品化に向けた機運が一気に高まった。コトカ カンパニーの萩原健司さんは「古都華の風味がしっかり残っていて、生産者としてすごくうれしかった」と振り返る。
 平成29年7月、女子大生らを招いた試飲会でも高評価が得られ、昨夏の発売を目指して準備に取りかかった。しかし、古都華の需要が急増したため原料が十分に集められず、1年持ち越した経緯がある。
 スパークリングワイン1本当たり、半パック(約140グラム)ほどの古都華を使用。本来の生産工程をたどれば1本4千円近くかかるが、農家の協力や自前輸送による物流コストの低減などで、1本2160円(税込み)に抑えたという。
 今西さんは「休日の昼間に心静かにお楽しみいただくことをおすすめしたいお酒です」と話している。
 泉屋のネットショップや近鉄百貨店奈良店などで約3500本を販売する。問い合わせは泉屋(0742・26・1234)。

消防はしご車を共同運用へ 奈良市と木津川市など

 奈良市と京都府木津川市などを管轄する相楽中部消防組合消防本部は、はしご車の共同運用に関する連携協約を締結した。経費削減のため、購入費や維持管理費を折半するのが目的で、府県をまたいで消防車両を共同運用するのは全国初という。来年11月の運用開始を予定している。
 奈良市消防局によると、はしご車は3階以上の建物火災に出動し、逃げ遅れた人の救助や放水に活用される。約2億円と高額な上、年に約1千万円の維持費がかかるが、年間出動回数は1台平均2、3回程度にとどまっている。今回は双方のはしご車1台の交換時期が重なったことなどから、共同運用を決めた。
 奈良市役所で10日に行われた協約の締結式で、仲川げん市長と、木津川市、笠置町、和束町、南山城村を管轄する相楽中部消防組合の管理者を務める木津川市の河井規子市長が協約書に署名。仲川市長は「周辺自治体とのシェアリングを進め、消防力を維持していきたい」、河井市長は「スムーズな運用ができるよう協力して取り組みたい」と話した。
 はしご車は奈良市北消防署で運用される予定。今後は合同訓練を行うなどし、連携を強化する。

バンビシャス奈良が「大人のバスケレッスン」開催 

試合形式の練習をする参加者ら=奈良市

 プロバスケットボールBリーグ2部(B2)のバンビシャス奈良のスクールコーチによるバスケ教室が近鉄スポーツセンター(奈良市)で開かれ、参加者らが実戦形式の練習などに汗を流した。
 18歳以上を対象にバスケットの楽しさを知ってもらおうと、「大人のバスケレッスン」として昨年から開催している。
 5日の「金曜バスケでショー」には、21~54歳の男女16人が参加。バンビシャス奈良の山我拓也スクールコーチの指導の下、ドリブルやパスの練習に取り組んだ。8日は「月曜から夜バス」と題し、女性限定のレッスンを初めて開催。金曜バスケでショーに参加した奈良市のパート職員の女性(54)は「なかなか体育館で球技をすることがないので、いい機会になりました」と話していた。

金峯山寺、70年ぶりの仁王門大規模修理へ法要

仁王像の搬出を前に営まれた法要=吉野町の金峯山寺

 吉野山(吉野町)の金峯山寺仁王門(国宝)に安置されている金剛力士立像(重文、仁王像)が修理のために搬出されるのを前に、魂を抜く法要が営まれた。
 仁王門は本堂(国宝、蔵王堂)背後に北面して建つ二重門で、高さ約20メートル。仁王像は木造の阿形・吽形像の2体で、南北朝時代の作。高さは約5メートルあり、東大寺南大門の金剛力士立像(国宝)に次ぐ大きさという。今後搬出され、一部解体や剥落止めなどが行われる予定。仁王門の大規模修理は約70年ぶりで、約10年後の完了を目指している。
 法要では僧侶らが読経した後、五條良知管領が像の魂を抜く作法を行った。法要後、五條管領は「修理の責任は重く、皆さまの力をお借りして無事終えたい」と話した。

紀伊半島知事会議、林業で連携を確認

紀伊半島知事会議で意見交換する(右から)鈴木英敬・和歌山県知事、荒井正吾・奈良県知事、仁坂吉伸・和歌山県知事=奈良市の平城宮跡歴史公園・平城宮いざない館

 奈良、三重、和歌山の3県の知事が広域的課題を協議する「第30回紀伊半島知事会議」が、奈良市の平城宮跡歴史公園で開かれ、荒井正吾知事がスイスの手法に学んだ森林環境管理の取り組みを説明した。3県にはそれぞれ林業の学校があり、連携しながら人材育成を図ることを確認した。
 スイスでは、林業の専門教育を受けた「フォレスター」と呼ばれる国家資格保持者が、生産▽防災▽生物多様性▽レクリエーション|と森林の持つ4機能を重視しながら、森林管理を実践している。
 荒井知事は11日の会議で、これに学んだ「奈良県フォレスター」を市町村に配置する計画を紹介。林業経営者らを育てる学校を運営する三重県の鈴木英敬知事は「育成のターゲットは違うが、紀伊半島を林業の広域的な人的交流の先進地にしていきたい」、手つかずの森を育てる取り組みを展開する和歌山県の仁坂吉伸知事は「切磋琢磨しながら、制度を変えたり収束させたりしていきたい」と話した。

知事「長期的に93億円低く」 奈良市庁舎移転案強調

奈良市庁舎の移転建て替え案について、市議らに説明する荒井正吾知事(左奥)=奈良市役所

 老朽化が進む奈良市役所本庁舎について、平城宮跡付近への移転建て替えを推奨している荒井正吾知事は11日、奈良市議らが開いた勉強会に出席し、移転案のメリットを強調した。荒井知事は、長期的には市が進める耐震改修よりも移転の方が費用を93億円低く抑えられると試算。まちづくりの観点からも「平城宮跡周辺の歴史的景観や、にぎわいの創出に寄与する」と主張した。
 荒井知事によると、市の財政負担は移転建て替えなら61億円、現庁舎の耐震改修なら18億円で、短期的には移転案の方が43億円かさむと試算。だが改修後、法定耐用年数が切れる令和25年までに建て替えた場合、市の負担額は現庁舎の土地を一部売却したとしても136億円に上り、トータルでは移転案が61億円、改修案は154億円で、移転案の方が93億円少なくなるという。
 また、まちづくりの視点から、移転先の積水化学工業奈良事業所跡地(同市三条大路)は平城宮跡の朱雀門に近く、「歴史的景観の創出に寄与する名物庁舎になる」と力説。一方、移転による利便性の低下を懸念する市議から「(近鉄奈良線が将来的に移設し)『朱雀門前駅』が設置される可能性はあるのか」との質問が出たが、荒井知事は「近鉄は移設に反対しているので具体的ではない」としながらも「朱雀門前駅には比較的興味を示している感触がある」と述べた。
 現庁舎周辺には来春、外資系高級ホテルやコンベンションセンターが完成予定。荒井知事は、平城宮跡周辺から奈良公園にかけての一体的なにぎわい創出を進めており、「リニア中央新幹線『奈良市付近駅』の奈良市内の設置にも好影響を与える」と強調した。
 工事の完成時期については、改修案が3年3月、移転案は7年3月を予定。現庁舎は震度6強の地震で倒壊する危険性が高いだけに、完成までの安全確保について不安視する意見もあった。これに対し、荒井知事は「応急措置で済ませるか、将来的にも安心といえる措置をとるかは大きな政治的判断。耐震性だけでなく、トータルの安全確保の観点で考えてもいいのではないか」と話した。

シカの誤食防ごう 奈良公園で140人が清掃イベント参加

清掃イベントで、ごみを拾う参加者=奈良市

 国の天然記念物「奈良のシカ」が観光客が捨てるポリ袋などを食べ、衰弱死する例が相次いでいることを踏まえ、奈良の鹿愛護会は10日、奈良公園の周辺で清掃イベント「クリーンアップならディアパーク2019」を開いた。
 イベントには、県内外から約140人がボランティアで参加。午前10時から約1時間半、東大寺大仏殿や春日大社、興福寺の周辺を歩き、落ちているレジ袋やペットボトルなどを拾い集めた。ごみの総重量は53キロにも及んだという。
 愛護会によると、ごみは歩道などの人通りが多い場所で目立った。今年生まれた子ジカ約150匹(10日現在)は今月下旬、公園デビューを飾るといい、同会の蘆村好高事務局長は「こんなにごみが落ちているとは想像以上だった。子ジカを公園に戻す前に少しでもごみを減らしたい」と意気込んだ。
 兵庫県川西市から参加した主婦(51)は「溝にペットボトルや紙ごみ、ポリ袋などが多く落ちていた。今回の活動が観光客への啓発となり、シカの誤食防止につながれば」と話していた。

宇陀市議会・百条委、高見市長を17日に再喚問  

宇陀市の宿泊施設「保養センター美榛苑」の指定管理者を、高見省次市長が専決処分で選んだ決定過程を調査している市議会の百条委員会(上田徳委員長)は、高見市長に対する2回目の証人喚問を17日に実施することを決めた。
 6月28日の証人喚問で、高見市長が指定管理者の選定は条例ではなく、地方自治法に定められた首長の統括代表権・執行権に基づく選定だったとする証言についての確認や、すでに百条委に提出されている3月29日の指定管理者選定委員会の議事録に関連した質問があるとみられる。
 8日の会合では、指定管理者選定委の審議内容を記録した音声データの提出も求めることを決めた。

生駒で初開催「良縁親の会」 来月20日、先着50人募集

 独身の子供を持つ親同士が集い、代理で子供の結婚相手を探す結婚支援フォーラム「良縁親の会」が8月20日、生駒市北新町のたけまるホールで開催される。県内ではこれまで奈良、橿原、大和高田の各市で行われてきたが、生駒市では初めての開催となる。主催する一般社団法人良縁親の会(京都市)が先着50人の参加者を募集している。
 「親として今できること」を開催趣旨に、これまで全国で400回以上実施されている。当日は、親同士が子供のプロフィルや写真を持ち寄って交流し、良縁を探す。気に入った場合は子供の身上書や写真を交換する。名前や住所以外を掲載した参加者名簿は開催5日前に送付される。
 フォーラムへの参加費は1人1万1千円で、夫婦で参加の場合は2万2千円。参加費以外の費用は必要なく、終了後に結婚に至っても追加費用は生じない。
 当日は午後1時20分~3時半。参加希望は、良縁親の会に参加申込書を請求し、必要事項を記入して参加費を添えて申し込む(銀行振込も可)。先着順で、申し込み締め切りは8月10日(必着)。申し込みや問い合わせは同会(075・213・0506)。

県いじめ防止基本方針を見直し 外国人生徒らへの配慮必要

 県教委など関係機関がいじめ対策を検討する今年度の第1回県いじめ対策連絡協議会が5日、奈良市の県文化会館で開かれた。国の改定に合わせた「県いじめ防止基本方針」の見直しについて、外国人や性的少数者(LGBT)の生徒・児童に対する対応や、学内のいじめ情報共有の徹底などが改定案として示された。
 県教委によると、平成29年度の県内の小中学校と高校、特別支援学校における1千人当たりのいじめ認知件数は37・5件で、前年度の2倍以上に増加。全国平均の30・9件も上回った。小学校では、からかいや悪口など軽度のいじめの早期発見が進み、教職員による発見が82・8%を占めた。
 一方で、教職員の目が届かないSNSやオンラインゲーム上でのいじめが増加しており、委員からは「保護者とともに取り組まなければ対処できない」との意見が出た。
 いじめ防止基本方針の改定案では、発達障害▽外国人▽LGBT▽原発事故による避難者―といった事情を抱える児童・生徒について、「特に配慮が必要」と明記。また、教職員が学内でいじめ情報を共有しないことを「いじめ防止対策推進法の規定に違反しうる」とした。
 今後は11月に第2回協議会を開き、来年2月末に基本方針の完成を目指す。
 

【バンビシャス通信】新HC決まり、新加入も続々 チームお披露目は28日

 バンビシャス奈良は、2019―20シーズンを率いるヘッドコーチ(HC)として、米国出身のクリストファー・トーマス氏と契約を締結しました。トーマス氏はHCとして、スロベニアや中国などのチームで指揮をとり、マレーシアやスロベニアの代表チームでもコーチングスタッフとして関わるなどキャリアを積み重ねてきた人物です。
 日本で指揮をとるのは初めてとなるトーマス氏は「日本の文化にひかれていたので、奈良を『ホーム』と呼べることを楽しみにしています」とコメントし、神田悠輝GMは「新たな風を吹かせてくれることを信じています」と期待を寄せています。
 日本人選手に関しては、昨季から継続で6選手と契約しているのに加え、滋賀レイクスターズ(B1)から西裕太郎選手、金沢武士団(18―19=B2、19―20=B3)から井手勇次選手の加入が決定しました。
 「全力をささげてチームの勝利とプレーオフに行けるよう貢献していきたい」と意気込む西選手は、米カリフォルニア州出身で英語が堪能。司令塔としてゲームメークに期待がかかります。高いオフェンス能力を誇る井手選手は「関東人が初関西圏ということで少し緊張しますが、最高のパフォーマンスを皆さんにお見せしたい」と得点力アップを目指します。
 新HCのもと、新加入選手を加えたチームの初お披露目を7月28日に橿原市立中央体育館で行います。当日は午後4時から公開練習を行い、午後6時すぎからサイン会などの交流イベントを開催する予定です。 (バンビシャス広報 和田真智子)

給食に地元特産「三輪そうめん」登場 桜井の保育所

おいしそうにそうめんをほおばる子供たち=桜井市

 桜井市内の4つの市立保育所で5日、三輪そうめんの普及促進を目指す「そうめん条例」の制定を記念し、給食のメニューにそうめんが登場、子供らが地元の特産品に舌鼓を打った。
 市立第1保育所では七夕の集いの後、ちらし寿司とスイカとともにそうめんが出され、約150人がおいしそうにほおばった。おかわりする子供もおり、女児(5)は「おいしかった」と話していた。
 そうめん条例は平成29年7月に制定され、「三輪素麺を食する習慣を広め、地域経済の活性化をはかる」とうたっている。給食に出されたそうめんは、県三輪素麺工業協同組合が無償提供した。

【参院選】公示、現新3氏の選挙戦スタート

 参院選が公示された4日、奈良選挙区(改選数1)には、幸福実現党新人の田中孝子氏(64)、自民党現職の堀井巌氏(53)=公明党推薦、無所属新人の西田一美氏(58)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦―の3氏が立候補を届け出た。21日の投開票に向け、熱い論戦が始まった。
 田中氏は近鉄奈良駅前で選挙活動をスタート。支持母体の宗教法人「幸福の科学」の信者らを前に、第一声を上げた。午後は選挙カーなどで生駒市内を中心に街宣活動を行った。
 再選を目指す堀井氏はJR奈良駅前で出発式。「力強い日本!」ののぼり旗が並ぶ中、自民党県連会長の奥野信亮衆院議員が「政治の安定を求めていくのか、否かが争点だ」と訴え、岡史朗・公明党県本部代表らも応援演説した。その後は大和郡山市や橿原市などでも出発式を行った。
 「野党統一候補」の西田氏は、出身地である宇陀市の近鉄室生口大野駅前で出発式。総合選対本部長の馬淵澄夫衆院議員は「公正な社会の実現に取り組んでくれる」と強調した。近鉄大和西大寺駅前などでも出発式を開き、JR奈良駅前では立憲民主党の福山哲郎幹事長が応援演説した。

【参院選】4日公示 前日現在の有権者数115万2572人

 県選管は3日、同日現在の選挙人名簿登録者数(有権者数)を発表した。県内の登録者数(在外選挙人を除く)は、平成28年の前回参院選の公示前日(同年6月21日)より1万3144人少ない115万2572人(男54万147人、女61万2425人)だった。
 市の合計は8836人減の90万9900人。市別では、奈良市は1511人減の30万4571人、橿原市は512人減の10万3019人、生駒市は74人減の9万8821人。郡部の合計は4308人減の24万2672人となった。

来年度入試、県立4高が新学科・コース 一条もコース新設

 県教育委員会は2日、令和2年度の県立高校入試で、適正化実施計画に基づき新たに募集する4校の学科・コースを発表した。
 新設されるのは、国際高校国際科▽榛生昇陽高校こども・福祉科▽奈良北高校数理情報科▽香芝高校普通科表現探究コース。
 県立高校の再編に伴い、開校する国際高校の国際科は特色選抜と一般選抜に分けて募集。英語のほか、グローバル探究や世界の言語などの授業を必修化する。
 榛生昇陽高校こども・福祉科は特色選抜で募集。従来の福祉科と普通科人間探究コースの学びを引き継ぎ、高齢者・児童・障害者福祉を学習する。
 奈良北高校数理情報科は一般選抜で募り、情報活用能力を育み、科学技術を支える人材育成を目指す。
 また、香芝高校普通科表現探究コースは一般選抜で募集し、教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)活動を学習に取り入れる。
 このほか、奈良市立一条高校普通科に科学探究コースが新設され、特色選抜で募集する。

「奈良橿原じゃらん」刊行、名所からスイーツまで多彩に紹介

ご当地パンフレット「奈良橿原じゃらん」

 橿原市観光協会は、旅行情報誌「じゃらん」を発行するリクルートライフスタイル(東京都)と共同で、ご当地パンフレット「奈良橿原じゃらん」を刊行した。
 市への誘客を図るのが目的で、コンセプトは「五感+第六感で楽しむ橿原のまち。」。
 江戸時代からの町並みが残る今井町をはじめ、同町内にある個性的なカフェ▽地元の食材を使ったレストランや新鮮な海の幸が食べられる飲食店▽四季の花が楽しめ、世界遺産登録を目指す藤原宮跡▽広大な森の中で、早朝には静寂の中で参拝できる橿原神宮―などについて、カラー写真をふんだんに用いて紹介。日本酒やスイーツといった土産物も取り上げている。
 市役所や市観光交流センター、奈良まほろば館(東京都)などに置かれ、県内外の観光関連イベントでも配布する。
 問い合わせは橿原市観光協会(0744・20・1123)。

【やまと歳時記(7月)】高校野球奈良県大会、13日開幕

1日 おふさ観音「風鈴まつり」(橿原市、8月31日まで)
4日 参院選公示
7日 興福寺「弁財天供」(奈良市)
     金峯山寺「蓮華会・蛙飛び行事」(吉野町)
     龍田大社「風鎮大祭」(三郷町)
13日 第101回全国高校野球選手権奈良大会開幕
     (橿原市の佐藤薬品スタジアム、28日決勝)
     特別陳列「法徳寺の仏像―近代を旅した仏たち―」
     (奈良市の奈良国立博物館、9月8日まで)
14日 奈良公園「なつの鹿寄せ」開始(奈良市)
21日 参院選投開票
27日 「平維盛の大祭」(野迫川村)
31日 大神神社「おんぱら祭奉納花火大会」(桜井市)

アジサイ見頃、4000株が咲き誇る 馬見丘陵公園

見頃を迎えたアジサイ=県営馬見丘陵公園

 広陵町と河合町にまたがる県営馬見丘陵公園で、梅雨を彩るアジサイが見頃を迎え、来園者の目を楽しませている。
 アジサイを観賞できるのは、同公園中央口近くにある「あじさい園」と「あじさいの小径」の両エリア。計約400メートルの道沿いに青や紫のアジサイ約4千株が咲き誇り、園内を彩っている。散策中の来園者が立ち止まって眺めたり、写真を撮影したりしていた。
 同園では今年、新たに6品種のアジサイを植栽。雨量が少ない影響で、開花は5月末ごろからと例年より遅かったといい、7月上旬までが見頃になりそう。
 訪れた香芝市の主婦は「梅雨の時期の花では一番きれいで好き。とてもきれいに咲いていて驚きました」と話した。入園無料。問い合わせは県馬見丘陵公園館(0745・56・3851)。

聖火リレーランナーを公募 7月1日から

 奈良県は、県内を走る東京五輪の聖火ランナー39人を7月1日~8月31日に公募する。
 県スポーツ振興課によると、聖火ランナーが県内を走行するのは4月12、13日の2日間。聖火リレーのスポンサー企業4社もすでに募集を始めており、計約180人が各200メートル程度を走行する予定という。
 応募要件は、平成20年4月1日以前に生まれた人、県にゆかりがある人―など。県ホームページの応募フォームに、自己PRや応募動機などの必要事項を記入。電子メールや郵送でも応募可能。問い合わせは、県や県内市町村でつくる「東京2020オリンピック聖火リレー県実行委員会」窓口(050・5357・1085)。

奈良学園大、キャンパス統合へ 三郷を登美ケ丘に

 奈良学園大は、令和4年に人間教育学部がある三郷キャンパス(三郷町)を保健医療学部がある登美ケ丘キャンパス(奈良市)に統合すると発表した。登美ケ丘キャンパス内に新たに人間教育学部のための施設を建設。三郷キャンパスは閉鎖する。
 大学によると、登美ケ丘キャンパスの新施設は、1号館の東側か2号館の南側の空き地に建設予定。4年3月までの完成を目指し、翌月から講義や研究をスタートさせたいとしている。
 大学は前身の奈良産業大として昭和59年4月に三郷町で開学。平成10年のピーク時には約4800人の学生がいたが、三郷キャンパスの学生は現在522人にまで減少している。一方、奈良学園大への改称とともに26年に開設した登美ケ丘キャンパスには、同じ敷地内に幼稚園から大学まで全ての教育施設がある。そのため、人間教育学部の教育、研究との親和性が高く、キャンパスとして適しているという事情もあり、昨年9月から統合を視野に検討を進めていた。
 三郷キャンパスと近くにある信貴山グラウンドは、合わせて万平方㍍以上の広さがあり、今後は三郷町の意向も聞いた上で活用や売却を検討するという。

金魚すくいをPR 猿沢インで29日にイベント

 8月の全国金魚すくい選手権大会を前に、大和郡山市は29日、奈良市の県猿沢インで、金魚すくいトーナメントや藍染ポイの絵付け体験などができるPRイベントを開く。国内外の観光客に金魚すくいの魅力を発信し、大会参加者を増やしたい考えだ。
 PRイベントは昨年から実施。ボランティアガイドが外国人観光客らに英語でルールや魅力を伝え、金魚すくいの体験コーナーも設置する。
 午前11時と午後3時からの金魚すくいトーナメントでは、3つの水槽に12人が分かれ、制限時間内にすくった数を競う。午前、午後合わせ70~80人程度の参加を見込んでおり、対戦ごとに優勝者を決定。優勝者には金魚グッズが贈られる。
 このほか、先着100人限定の藍染ポイの絵付け体験や、14インチのブラウン管テレビに水槽をはめ込んだ「変わり種水槽」の展示もある。大会のマスコットキャラクター「きんとっと」も応援に駆けつける。
 参加無料で、雨天の場合は日に順延。問い合わせは市地域振興課(0743・53・1151)まで。

【学童野球】平城スポーツ少年団がV 奈良市大会

4年ぶり2回目の優勝を果たし、行進する平城スポーツ少年団の選手ら=奈良市

 第41回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会の準決勝と決勝が23日、奈良市の柏木球技場で行われ、決勝は平城スポーツ少年団が大安寺アパッチライオンズを8―1で破り、4年ぶり2回目の優勝を飾った。
 平城スポーツ少年団は1点を追う三回、大量5点を挙げて逆転すると、六回にも3点を奪い、試合を決定づけた。薫田大和主将は「先制されて焦りはあったが、中盤から気を引き締め直し、チームが一つになれた」と喜んだ。
 準決勝の結果は次の通り。
 平城スポーツ少年団5―1奈良チャレンジャーズ▽大安寺アパッチライオンズ4―1奈良伏見イーグルス

県産イチゴ「奈良9号」の名称募集 アスカルビー、古都華に続け

大きな果実が特徴の「奈良9号」

 県は「アスカルビー」と「古都華」に次いで開発された県産イチゴの名称を募集している。県農業研究開発センター(桜井市)が約10年かけて完成にこぎ着けた「奈良9号」(仮称)で、大きな果実とさっぱりした甘みが特徴だ。募集は7月12日まで。
 「奈良7号」はアスカルビー、「奈良8号」は古都華と品種登録され、奈良のブランド品種としてすっかり定着した。新品種の登録は久しぶりとあって、県は「多くの人に愛される名前をつけてもらい、県の農業を盛り上げてほしい」と期待する。
 応募は県農業水産振興課ホームページの専用フォームから。イチゴの名前と命名理由▽名前▽住所・電話番号などを記入し、郵送かファクスでも応募可。名称は生産・流通関係者らで構成される選考会議を経て、県が最終決定する。採用者と応募者から抽選で計5人に県産イチゴが贈られる(採用者が5人を超えた場合は抽選)。問い合わせは同課園芸特産係(0742・27・7443)。

奈良弁護士会「女性の権利110番」 25日実施

 奈良弁護士会は25日、DVやストーカー被害、職場での性差別などに関する相談を受け付ける無料電話相談「女性の権利110番」(0742・27・1325)を実施する。相談時間は午前10時~午後4時。
 男女共同参画週間(23~29日)に合わせ、同会と日本弁護士連合会が主催し、弁護士6人が相談に応じる。奈良弁護士会両性の平等委員会の藤木秀行委員長は「法律事務所の敷居が高いと感じている方でも、ぜひ気軽に利用してほしい」と話している。

くず餅の食感も夏向きに「葛もちサイダー」発売中 井上天極堂 

井上天極堂が夏季限定で販売している「葛もちサイダー」

 吉野本葛の老舗「井上天極堂」(本社・御所市)が暑い夏にぴったりの「葛もちサイダー」を発売した。
 レモン、カムカム(南米原産の果実)、ミックスベリーの3種類。小さく砕いたくず餅が入っており、弾力のある食感が楽しめる。JR奈良駅店の井田慎吾店長は「サイダーの爽やかさと、ほんのり甘いくず餅の食感を楽しんでほしい」と話している。
 1杯500円(税込み)。夏季限定で、奈良本店(奈良市押上町)とJR奈良駅店で販売する。問い合わせはJR奈良駅店(0742・20・6300)。

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