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「奈良筆まつり」開催、桜井高書道部が迫力の「大字揮毫」披露

「大字揮毫」を披露する県立桜井高校の書道部員=奈良市

 伝統工芸品の奈良筆を供養し、書道の上達を願う「奈良筆まつり」が21日、奈良市の菅原天満宮で開かれ、使い古した筆を持ち寄った参拝者ら約2千人でにぎわった。
 奈良筆に毛が使われる動物の供養や書道の普及を目的に、奈良筆の製造・販売業者らでつくる奈良毛筆協同組合が主催し、今年で40回目。
 この日は、県立桜井高校の書道部員12人が「大字揮毫」を披露。画仙紙に、楷書や隷書など4つの書体で「非常に大きな幸福」を意味する「遐福」を迫力たっぷりに書いた。また、3㍍四方の画仙紙には、「筆まつりが末永く続くように」という願いを込めて、「飛翔」「楽寿」と揮毫した。
 また、境内では毛筆の祖とされる古代中国・秦王朝の蒙恬将軍に感謝する神事や、奈良筆の製造実演、筆作り体験なども行われた。

桜のシーズン間に合った 吉野山ロープウェイ、23日再開

 平成29年にゴンドラが駅の施設に接触する事故があり、運休が続いていた「吉野山ロープウェイ」が、23日に運行を再開する。
 ロープウェイを運営する吉野大峯ケーブル自動車(吉野町)によると、国土交通省近畿運輸局が不良箇所の点検などを行い、問題がなかったため、運行を再開するという。
 運営会社の内田英史社長は「ご迷惑をおかけした。再開後は安全第一に運行したい」、吉野町の担当者は「桜のシーズンの春に運行再開が間に合ってほっとしている。たくさんの方に利用してもらえれば」と話している。

県内5人目、はしか発症 30代男性

 県は19日、県内に住む30代の男性会社員がはしかを発症したと発表した。県内では5人目。男性はすでに回復しているという。
 県によると、男性は5日から発熱し、18日に病院ではしかと診断された。その間、9日午前9時~正午に生駒市の市立病院を受診。その際、1階の受付や外来で不特定多数に接触した可能性があるという。
 男性は昭和57年に1回しかはしかの予防接種を受けておらず、免疫が不十分だったという。

「就職応援フェア」に300人 県内企業78社が参加

企業担当者の説明に熱心に耳を傾ける学生たち=奈良市

 奈良市のホテル日航奈良で18日、大学生や若年求職者を対象にした企業合同説明会「就職応援フェア」(ならジョブカフェ主催)が開かれた。製造業や金融機関など県内企業78社が参加し、学生らは真剣なまなざしで企業担当者の説明を聞いていた。
 この日は約300人が来場。会場はリクルートスーツ姿の学生らであふれ、熱気に包まれた。印刷会社や金融機関の資料を抱えいた奈良市の大学3年の女性(21)は「デザイン系の仕事に就きたいけれど、できれば実家のある奈良を出たくない。県内の企業はほとんど知らないので、業種を絞り過ぎずにいろいろなブースを回ろうと思う」と話した。
 男子学生に熱心に説明をしていた建設会社「中村建設」(奈良市)の採用担当者は「建設業界のことを学生はよく知らないので、どうしてもネームバリューのある大手に流れる。中小は新卒も中途も人が集まらず厳しい。きょうは最低3人にはブースに座ってもらって、仕事の魅力をアピールしたい」と話していた。

来たれ消防団、求められる若者 全国平均に遠く及ばない奈良の事情 

「消防団応援の店」の表示証を掲示している店舗=生駒市

 南海トラフ巨大地震などの大規模自然災害に備え、減少の一途をたどる消防団員を確保する取り組みが県内で始まっている。県が4月から学生の加入を呼びかけるほか、生駒市の一部店舗では消防団員に対する割引サービスなどの特典を導入。県の担当者は「県内では学生の数が少なく、危機感がある。加入してもらえるよう積極的に働きかけていきたい」としている。
 県内の消防団員数は8368人(昨年4月1日現在)。昭和40年には1万5400人いたが、平成11年に1万人を割り込み、年々減少している。このうち学生(大学生、大学院生、専門学校生)はわずか9人。47都道府県の平均に当たる97人には遠く及ばない。
 そこで県は、県内にある全ての大学と短大、看護学校で学生の消防団加入を働きかける。啓発チラシを配布したり、ポスターを掲示したりするほか、学生が集まるオリエンテーションの場でPR。学生分団を作り、初年度は30人の加入を目指す。
 奈良教育大や奈良女子大など8大学・短大は、大規模災害が発生した際の指定避難所に指定されている。学生は任務を限定した「機能別団員」として、避難所の運営や負傷者の応急手当てなどを担うという。
 来月、関西大に入学する18歳の男性は昨年12月、人に貢献する活動をしたいと地元の橿原市消防団に入団。「入団してから、災害への当事者意識を持つようになった。消防団の活動には学生の若い力が必要。災害が発生したときには、若者ならではの元気さで被災者を勇気づけられるのでは」と語る。
 消防団員として活動すれば証明書を交付する自治体もあり、就職活動の際に地域社会に貢献した実績をアピールできる。県消防救急課の担当者は「就活でPRできるので、学生にとってメリットがある。大学と協力し、防災に関心のある学生を見つけたい」と話す。
 また、消防団の活動に関心を持ってもらおうと、生駒市では今月から「消防団応援の店」事業を展開。登録店で消防団員が専用のカードを提示すると、さまざまな購入特典を受けられる県内初の試みだ。飲食店やドッグスクールなど5つの店舗が登録済みで、さらに7店舗が申請中という。
 生駒駅前の商業施設にある「陶磁館・イマジンハウス」も登録店の一つ。従業員の女性は「もっと加盟店が増え、消防団員の数も増えていってほしい」と期待を込めた。

「私からあなたへの万葉集」 短歌・俳句・川柳を募集

 故郷や親しい人への思いを短歌や俳句、川柳で表現するコンテスト「第16回私からあなたへの万葉集」が開催される。主催するボランティア団体「明るい社会づくり運動奈良」と明日香村教育委員会が作品を募集している。25日必着。
 平成16年から毎年開催しており、今回は「私たちの世界のかけがえのない愛おしさ」がテーマ。一般▽高校生▽中学生▽小学生―の各部ごとに短歌と俳句・川柳の作品を募集し、5月26日に明日香村中央公民館で入選発表会を開く。入選者には興福寺の多川俊映貫首ら、県内7寺院の関係者らが揮毫した色紙などが贈呈される。
 応募は明るい社会づくり運動奈良のホームページで応募用紙をダウンロードし、同団体または村教委事務局教育文化課の「私からあなたへの万葉集」係へ郵送する。
 問い合わせは、明るい社会づくり運動奈良(0743・52・7118)。

奈良交通1日フリー乗車券「聖徳太子ゆかりの里わんデイパス」販売 JRおおさか東線全線開業で

聖徳太子にゆかりのある地を「わんコイン」で周遊できる奈良交通バスの1日フリー乗車券「聖徳太子ゆかりの里わんデイパス」

 奈良交通は16日から、聖徳太子ゆかりの地をバスで周遊できる1日フリー乗車券「聖徳太子ゆかりの里わんデイパス」を発売を始めた。
 大阪府東部を南北に結ぶJR西日本の「おおさか東線」が同日、全線開業するのに合わせて企画。対象区間で奈良交通バスを自由に乗り降りでき、達磨寺や明神山(ともに王寺町)、法隆寺(斑鳩町)、信貴山(平群町)などの観光スポットを巡ることができる。
 大人500円、小児250円。千枚限定で6月30日まで販売。発売場所は奈良交通王寺案内所、王寺町観光協会、奈良交通JR奈良案内所、県猿沢インなど。問い合わせは奈良交通(0742・20・3100)。

献血に100人 新聞販売店関係者らキャンペーン

「日本赤十字社の献血に協力するキャンペーン」で、献血に協力する販売店関係者ら=大和郡山市

 新聞販売店でつくる日本新聞販売協会近畿地区本部の奈良・三重支部(的場利正支部長)は14日、「日本赤十字社の献血に協力するキャンペーン」を大和郡山市の県赤十字血液センターなどで実施し、県内の販売店関係者ら約100人が献血に協力した。
 同協会では、献血の推進と地域貢献のため平成13年から同キャンペーンに取り組んでいる。この日は県赤十字血液センターのほか、近鉄奈良駅ビル献血ルーム(奈良市)など県内4カ所で実施した。
 産経新聞生奈販売の田中淳志社長は「この活動を通じ、新聞販売に携わる人たちが地域に貢献できればうれしい。冬場は献血に来られる方が少ないので、協力してくれる人が増えるきっかけとなれば」と話した。

佐保川のカワヅザクラが満開 

佐保川沿いに咲く約20本のカワヅザクラ=奈良市

 サクラの名所として知られる奈良市の佐保川沿いで、カワヅザクラがきれいな花を付け、道行く人の目を楽しませている。
 カワヅザクラはソメイヨシノよりも1カ月以上早く開花する。奈良地方気象台によると、奈良市内では今月6日に最高気温17・1度を観測したほか、最低気温も平年より高い日が続いている影響で、一部は早くも葉桜に。同市の男性(69)は「この時期にサクラを見る機会は少ないので、うれしい」と話していた。

【知事杯学童野球】17チームの対戦相手決まる

抽選会で番号札を掲げる選手=橿原市

 県内17チームが参加する「高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント県予選大会(兼)第19回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会」(県軟式野球連盟主催、県スポーツ少年団、産経新聞社共催)の組み合わせ抽選会が、橿原市の市中央公民館で開かれた。大会は今月23、30、31日に五條市内の3会場で行われる。
 抽選会では、県内各支部の予選を勝ち抜いたチームの主将らがくじを引いて番号を発表し、対戦相手が次々に決まった。開会式の選手宣誓は、浮孔小野球部(高田支部)の松下蓮主将(小学校6年)に決まった。
 優勝チームは8月に東京で行われる「高円宮賜杯第39回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント大会」に、準優勝チームは7月に和歌山県高野町で開かれる「第24回記念高野山旗全国学童軟式野球大会」に出場する。

「ご入学おめでとう大会」に親子ら700人 なら100年会館

交通ルールを説明する警察官(左)とナポくん=奈良市

 今春、小学校に入学する子供たちを祝う「ご入学おめでとう大会」(産経新聞社など主催)が、奈良市のなら100年会館で開かれた。子供と保護者ら計約700人が参加し、小学校での生活や交通ルールについて学んだ。また、産経新聞社の編集企画室により、新聞紙で防災スリッパを作るブースなども設けられた。
 最初に、奈良市教委の担当者が「小学校は勉強し、強い体をつくり、優しくあたたかい心を作るところ。困ったりわからないことがあっても、先生が助けてくれるので安心して入学してください」と子供たちに説明。保護者に対しては「はきはきとした返事とあいさつを心がけ、生活のリズムを作り、自分を大切にする気持ちを育ててください」と話した。
 その後、県警交通企画課の威徳理香子巡査部長が、県警のマスコットキャラクター「ナポくん」と一緒に、道路標識や横断歩道の渡り方について説明。「信号が青になってもすぐに渡らず、右左、後ろを見てください」などと呼びかけた。

しゃべる「雪丸」登場、お経も観光案内もOK 王寺町

おしゃべりができるロボット「ユキマルトーク」=王寺町の達磨寺

 王寺町の公式マスコット「雪丸」とおしゃべりができるロボット「Yukimaru Talk(ユキマルトーク)」が誕生し、同町の達磨寺で報道陣に披露された。会話内容を認識して観光案内をしたり、お経を唱えたりすることができる優れものだ。4月1日から町地域交流センター内の雪丸ミニプラザに設置される。
 聖徳太子の愛犬と伝えられる雪丸は、人の言葉を理解し、お経を唱えたとされる。達磨寺には「雪丸像」がまつられており、町が平成25年に公式マスコットとして認定。町の観光・広報大使も務める。
 ユキマルトークは高さ35㌢、幅18㌢、奥行き37㌢。ソフトバンクのヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」の開発にも携わったIT関連企業「ワントゥーテン」(京都市)が、自動コミュニケーションを可能とする会話エンジンを手がけた。
 観光案内、クイズ、おしゃべりの3つを基本機能として搭載。例えば「こんにちは雪丸」と話しかけると「こんにちは! あのさ、今日は何するの?」と質問が。「居酒屋に飲みに行く」と言うと「いいなぁ。でもお酒はほどほどにね。飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。行ってらっしゃい!」とユーモアたっぷりに返してくれる。
 また、法隆寺や信貴山など周辺の観光スポットをお勧めするほか、「観自在菩薩|」とお経を唱えるモードも。日本語で数百通りの会話ができるが、今後は会話のパターンを増やし、他言語にも対応させていくという。
 町はこれまでに、小型無人機「雪丸ドローン」や、紙芝居の読み聞かせができる「雪丸ロボット」を開発。ユキマルトークは県内外のイベントに出張し、町をPRする。聖徳太子1400年御遠忌を2年後に控え、平井康之町長は「雪丸をシンボルとして、聖徳太子の里である王寺町を観光振興の拠点にしていきたい」と話した。
 町は動画投稿サイト「YouTube」の「雪丸」公式チャンネルで、紹介動画を公開している。

【バンビシャス通信】Tシャツ付きチケット販売中 イラストは「スラムダンク」作者

イラスト入りのTシャツを着た橿原市出身の玉井健介選手。イラストは漫画「スラムダンク」の作者が描いた

 バンビシャス奈良は、今月2、3日に開催したホームゲームで、仙台89ERSに連勝しました。3日のゲームは残り1・9秒で仙台に逆転を許しましたが、ここで、今季一番のファンの応援コールが選手を後押し。ブザービーターでの劇的な逆転勝利となり、会場は大歓声に包まれました。
 2月16、17日の山形ワイヴァンズ戦に続き、ホームゲームは4連勝です。次のホームゲームは今月16、17日の熊本ヴォルターズ戦。今季初の大和郡山市での開催で、会場は金魚スクエアです。
 そして、漫画『スラムダンク』の作者、井上雄彦氏が描いたイラスト入りオリジナルTシャツが付いたチケット(1階席)を販売中です。このチケットは23、24、27日のホームゲームでも取り扱います。
 B2クラブライセンスを維持するため、今季の黒字化が絶対のバンビシャスは、来場者数を増やし、チケット収入をあげる企画を選手らが考案するなどし、来場者数は前年比約20%増で会場は盛り上がりをみせています。
 しかし、4月に行われる最終のクラブライセンス判定では、3月のチケット収入も考慮して判断が下されます。予断を許さない状況が依然続いていますので、ぜひ、会場での応援をお願いします。(バンビシャス広報 和田真智子)

蔵元・城陽酒造の「春の蔵開き」 10日開催

 限定の清酒「徳次郎」などで知られる蔵元・城陽酒造(京都府城陽市奈島久保野)の「春の蔵開き」が10日、同社で開催される。多くの屋台も並び、限定酒の販売や利き酒のコンテストも行われる。
 城陽酒造は京都府南部では唯一の酒蔵で、蔵開きには例年、近畿を中心に各地から大勢の日本酒ファンやピクニック気分の家族連れらが駆けつける。
 蔵開きでは、直売店限定量り売りや、定番から限定酒、梅酒などを手頃な価格で試飲できる。また、京都や奈良の人気・有名飲食店が自慢の料理を提供する屋台も数多く出店される。
 当日は午前10時~午後3時で小雨決行。問い合わせは同社(0774・52・0003)。

江戸時代の「おしゃれ」を解説 奈良女子大佐保会館で9日開催

 江戸時代の女性たちの髪形やメークについて解説する講演会「絵ときものでたどる江戸時代のおしゃれ」が9日、奈良市の奈良女子大学佐保会館で開催される。
 県立美術館の飯島礼子主任学芸員が、江戸時代の絵画に描かれた女性や現存する着物をもとに、当時のおしゃれや美意識について解説。身分や立場によって服装や化粧の決まりがある中で、いかにおしゃれを追及していたかを知る内容になっている。
 また、県立美術館で17日まで開催中の企画展「姿の美、衣装の美…肉筆浮世絵」も紹介する。
 申し込みは氏名と連絡先を記入の上、FAX(0742・22・4144)かメール(sahokai@cc.nara‐wu.ac.jp)で。参加費は500円(学生無料)で、当日の申し込みも可能。問い合わせは佐保会(0742・23・3805)。

奈良トヨタグループが「奈良女子大学なでしこ基金」に100万円寄付

寄付金贈呈式に出席した奈良トヨタグループの菊池攻社長(左)と今岡春樹奈良女大学長(中央)=奈良市のトヨタカローラ奈良・奈良店

 奈良トヨタグループ(菊池攻社長)は社会貢献活動の一環として、5月に創立110周年を迎える奈良女子大の「奈良女子大学なでしこ基金」に100万円を寄付した。
 同基金は平成26年に創設され、同大の教育研究と国際交流、社会貢献事業に役立てられている。
 5日にトヨタカローラ奈良の奈良店(奈良市)で行われた贈呈式で、奈良トヨタグループの菊池社長は「女性が活躍できる社会の実現に少しでも協力できれば」とあいさつ。同大の今岡春樹学長は「学生が設計に参加する学生寄宿舎(33年度完成予定)の整備に使いたい」と話した。

【はしか感染】県内で4人目確認、過去10年で最多 

 県は5日、県内に住む30代の女性会社員がはしかを発症したと発表した。県内では4人目で、過去10年間で最多となった。女性は先月ミャンマーを訪れており、現地で感染した可能性が高いという。
 県によると、女性は先月9~13日にミャンマーを訪れ、帰国後の25日に発熱した。今月2日午後5時ごろ、橿原市の県立医大付属病院に救急搬送され、はしかと診断されるまでの約2時間40分、同病院の一般病棟に入院していた。現在は感染症病床に入院中で、快方に向かっているという。
 はしかは空気感染でも広がり、潜伏期間は約10~12日間。県は2日夕~夜に女性が一時入院していた同病院A棟7階北病棟にいた人は感染の可能性があるとして、「はしかを疑う症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡した上ですみやかに受診してほしい」と呼びかけている。

【奈良高耐震問題】一部保護者が知事・教育長に公開質問状

 県立奈良高校(奈良市)の耐震問題で、同校の保護者らが4日、県の対応が不十分として、荒井正吾知事や吉田育弘教育長らに公開質問状を提出した。8日までの回答を求めている。
 同校は耐震性が国の基準を大きく下回っており、1月から体育館を使用停止にした上、4月からは新1、2年生を城内学舎(大和郡山市)へ一時的に移すなどの対応を取っている。
 公開質問状では、耐震問題を10年以上放置した県の責任に対する見解や、全校生徒を一度に収容できない仮設体育館の設置、耐震診断を新たに実施しない理由などの説明を求めている。
 保護者の女性は「人生の大事な時期に子供たちが怖い思いや負担を強いられるのが許せない。ちゃんと回答してほしい」と話した。
 また同日、県市民オンブズマン連絡会議は、同校について倒壊の危険のある校舎の即時撤去や、部活動を行う生徒への配慮を求めた要望書を荒井知事らに提出した。

今回は岡寺「如意輪観音」 奈良大和路ポスター

岡寺の如意輪観音菩薩坐像を紹介するポスター(県提供)

 歴史・文化の魅力を伝え観光客誘致につなげようと、県と奈良市、JR西日本、近鉄、奈良交通は新たな「奈良大和路仏像ポスター」を制作した。今回は岡寺(明日香村)の如意輪観音菩薩坐像(重文、奈良時代)を紹介している。
 今回で98作品目となる。岡寺は西国三十三所観音霊場の第7番札所。如意輪観音菩薩坐像は塑造で、像高4・85㍍の大きな姿で知られる。撮影は故・小川光三さん。
 ポスターはJR西日本と近鉄の主要駅で貼られるほか、1枚千円で250枚を限定販売。問い合わせは県ビジターズビューロー(0742・23・8288)などへ。

奈良市、コンビニでの住民票などの交付はじまる

 奈良市は3日、マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで住民票などの証明書を取得できるサービスを始める。また、性的少数者(LGBT)に配慮し、市役所窓口で提出する申請書類の性別欄を削除する。
 サービスは、全国約5万4千店舗のコンビニに設置されているマルチコピー機で証明書を発行することができ、全国の約3割の自治体で実施されている。交付が受けられるのは、住民票の写し▽印鑑登録証明書▽戸籍証明書・附票の写し▽課税(非課税)証明書―で、手数料は窓口と同額。4日から市役所の窓口でもマイナンバーカードを使い、証明書を発行できるようになる。
 また、LGBTに配慮し、同日から印鑑登録証明の交付申請書の性別欄を廃止。これに合わせ、住民票と印鑑登録証明書、戸籍証明書の3種類を1枚にまとめた様式に変更し、何枚も申請書を書く手間を省く。
 仲川げん市長は「利便性の向上や不要な性別確認をなくすことで、余計なストレスを与えない市を目指す」と話した。

【はしか感染】40代男性、新たに発症 生駒など立ち寄り

 県は1日、県内に住む40代の男性会社員がはしかを発症したと発表した。県内では3人目。男性は現在は快方に向かっているが、先月16~22日に生駒市内の大型電気店や病院などを利用しており、感染拡大の可能性があるとして、県は注意を呼びかけている。
 県によると、男性は先月13日に大阪市内の職場ではしか患者の同僚と接触し、17日夜から発熱。18日以降、複数回生駒市立病院を受診し、28日にはしかと診断された。この間、男性は16日夕に生駒市の大型電気店「ジョーシン東生駒店」を利用。17日夕には大阪府藤井寺市の飲食店「コナズ珈琲藤井寺店」に立ち寄った。発症後の19日午前と22日午前には、同病院1階の外来待合室を利用したという。いずれも移動手段は自家用車だった。
 はしかの潜伏期間は約10~12日間。空気感染で広がるため、県は男性と同じ日に各施設を利用した人に対し、「風邪に似た症状が出たらはしかを疑い、公共交通機関は利用せずに病院の指示に従って受診してほしい」と呼びかけている。

【東大寺お水取り】本行へ練行衆が宿所入り

参籠宿所に入る練行衆ら=奈良市の東大寺

 東大寺二月堂(奈良市)の修二会(お水取り)で籠もる練行衆11人は28日、同寺戒壇院の別火坊での前行を終え、二月堂下にある参籠宿所に入った。練行衆は二月堂で1日から2週間にわたる本行を勤める。
 練行衆は28日午後、別火坊を出発。戒を授ける和上を務める筒井寛昭・同寺長老を先頭に境内を進み、宿所前に到着すると、「娑婆古練」と呼ばれる参籠を重ねた僧侶らに一礼して中へと入った。参拝者らはその様子を見守り、今年もお水取りが始まることを実感しているようだった。
 修二会は十一面観音の前で練行衆が人々に代わって過ちを悔い改め、幸せを祈る厳粛な法会。奈良時代から続き、今年で1268回目になる。本行では1日を6つの時に分けて行を勤め、二月堂に入る練行衆の足下を照らす「お松明」は1~14日の毎夜上がる。

大神神社、新直会殿の上棟祭 今秋完成予定

上棟祭で行われた「曳綱の儀」=大神神社

 大神神社(桜井市)で建設が進められている新直会殿(2階建て)の上棟祭が27日、約350人が出席して行われた。
 新直会殿は延べ約4900平方㍍。総工費は約32億円で、結婚式や祭典関連の催しを開くことができる大直会室(300人収容)や直会室(100人収容)のほか、大阪市内の篤志家から寄贈された能楽堂(客席350席)も備える。
 平成29年7月からJR三輪駅東側の境内地に建設中で、今秋完成予定。この日は祝詞奏上の後、棟木を設置するための「槌打の儀」や「曳綱の儀」などを行い、工事の無事を祈った。

【耐震問題】県文化会館、専門家の見解周知へ

 県文化会館(奈良市)の耐震問題で、県は26日、同館の詳細な耐震性について専門家の見解をまとめた文書を同館ホームページ(HP)上で公表した。同館は開館を続けたまま耐震化を進める予定で、県は利用者に正確な情報を周知したい考えだ。
 同館の国際ホールは耐震性を示す構造耐震指標(Is値)が0・16と、「震度6強~7の地震で倒壊の危険性が高い」とされる0・3未満。県は利用者への注意喚起のため、専門家の意見聴取に先立つ先月19日、HPに「この状況を理解した上で使用してほしい」とする文書を掲載していた。
 これについて、今月25日の県議会本会議で、太田敦議員(共産)が「何か起きたときは自己責任だといいたいのか」と質問。専門家の調査で、同ホールは「コンクリート壁で囲われ強固なため、変形しにくく問題ない」と判明したことから、荒井正吾知事は「『気をつけなさい』と言うだけでは責任逃れになる。誤解を与えないよう、専門家の見立てを正確に伝えるべきだ」と答弁していた。
 ただ、専門家は楽屋や館長室は部分崩壊の可能性を指摘している。県担当者は「楽屋は代替の部屋を用意するなど、早急に利用者の安全確保策を検討する」としている。

「開かずの踏切」解消へ 近鉄大和西大寺駅の自由通路、工事本格化

近鉄大和西大寺駅に建設される自由通路のイメージ(奈良市提供)

 駅近くにある「開かずの踏切」が長年の懸案となっている近鉄大和西大寺駅(奈良市)で、駅の南北を結ぶ自由通路を設置する工事が今月末から本格的に始まる。奈良市は、新年度予算案に整備事業費として約22億6千万円を計上。平成32年度末までの完成を目指す。
 近鉄奈良線、京都線、橿原線が乗り入れる同駅は、県内の観光と通勤通学を担うターミナル駅で、1日の乗降客数は約4万7千人に上る。北側には大型商業施設があり、駅周辺の踏切や地下通路は1日約2800人が利用している。
 歩行者が南北を行き来するには、駅の北西にある踏切か地下通路を利用するしかない。だが、踏切はラッシュ時、1時間のうち最大52分も遮断機が下りる「開かずの踏切」だ。地下通路は階段の上り下りを強いられるため、高齢者や足の不自由な人は利用しづらい。問題の解消は長年にわたる地域の懸案だった。
 市が建設中の自由通路は長さ75・5㍍、幅約6㍍。南北に階段を各2カ所、エレベーターとエスカレーターを1基ずつ設置し、自転車や車いす、ベビーカーも通行できる。
 通路の床部分にあたる橋桁を大型クレーンでつり上げ、橋脚の上に設置する工事が今月末からスタート。完了後は内装や外装工事に着手する。
 仲川げん市長は「大幅な利便性の改善になる。通行できるようになった時点で、前倒しでの利用開始も検討したい」としている。

【バンビシャス通信】B2のモテ男に前村選手 来月最初のホームは「制服割」も

B2のモテ男トップを記念した前村雄大選手の「ギャップありすぎイケメンTシャツ」

 今月上旬、Bリーグのバレンタインデー投票企画の「モテ男No.1決定戦」が実施され、B2ではバンビシャス奈良の前村雄大選手がトップとなる2710票を獲得しました。私服の写真紹介で掲載したカットモデルをしたときの写真が効いたようです。
 普段は、コミカルな動きや面白い顔をして周囲を明るくするキャラクターだけに「#ギャップありすぎイケメン」としてツイッターで話題に上り、「顔二枚目、キャラ三枚目は一番モテる男子」「写真集だしちゃえば」といったコメントが寄せられました。
 B2でのナンバーワン獲得を発表した動画は、再生回数が1万5千回に達しています。B2トップを記念して「ギャップありすぎイケメンTシャツ」の販売をはじめたところ、売れ行きも好調です。
 バンビシャスの試合に足を運んでもらうきっかけは「イケメンを見に行こう」でもなんでもありです。ぜひ、試合会場へ。
      ◇
 【次のホームゲーム】
 3月2日(土)午後6時、3日(日)午後2時、仙台89ERS戦、会場はならでんアリーナ。
 両日は「前村選手考案!制服割チケット」を実施します。これは前村選手の「春は卒業式や入学式、入社式や職場の異動なども多いと思います。おそろいの制服で会場にきて、楽しい思い出をつくってほしい」という思いから立ち上がった企画です。
 職場や学校などの制服で来場すると、2階自由席が大人千円(通常前売り1800円)、小中高500円(同800円)に。事前申し込みが必要で今月28日が期限です。問い合わせは、0742・20・1800まで。(バンビシャス広報 和田真智子)

奈良弁護士会の石黒新会長「無料相談に一層の力」

奈良弁護士会の新会長に選任された石黒良彦氏=奈良市

 奈良弁護士会の新会長に選任された石黒良彦氏(53)が、奈良市の奈良弁護士会館で記者会見し、「市民に親しまれる弁護士会を築いていきたい」と抱負を語った。任期は4月1日から1年間。
 石黒氏は「自治体の無料法律相談などにより一層力を入れ、弁護士への敷居を低くしたい」とした上で「一人一人の市民と直接ふれあい、悩みを解決していきたい」と述べた。
 気軽に相談ができる自治体の無料法律相談は好評を博しており、平成29年度には5千件以上の相談が寄せられたという。
 石黒氏は福島県いわき市出身。茨城県庁職員から転職し、平成11年に司法試験に合格した。13年に奈良弁護士会に登録し、24、28年度に副会長を務めた。

外国人材受け入れ、制度説明会に290人 改正入管法施行控え

改正出入国管理法の施行を前に開かれた新制度の説明会。約290人が説明に聞き入った=奈良市

 外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が4月から施行されるのを前に、法務省は22日、奈良市の県文化会館で、企業や団体向けの制度説明会を開いた。約290人が参加し、担当者の説明に熱心に耳を傾けた。
 制度の仕組みや外国人労働者を受け入れる流れについて、理解を深めてもらうのが目的。改正入管法では、新在留資格「特定技能」が4月に創設される。滞在期間が最長5年で単身が条件の「特定技能1号」は、介護や宿泊、建設、外食業など14業種が対象。一方、建設と造船・舶用工業の2業種を対象とする熟練資格の「特定技能2号」は長期在留や家族の帯同が認められる。
 説明会は2部に分かれ、第1部で制度の概要、第2部では厚生労働省や農林水産省、国土交通省などの担当者が分野別に詳しく説明した。中でも人材不足が深刻な介護分野の参加者が目立った。
 奈良市の和食料理店で働く男性(55)は「店では若い人材が不足している。海外で和食の人気が高まっている今だからこそ、今後の流れに期待している」と話した。一方で、生駒市内で介護施設を管理する女性(44)は「制度の仕組みについては理解が深まったが、まだ詳細があやふやな部分もあるように感じた。4月からしっかり運用されるか不安」との声もあった。

【知事選】立候補予定者説明会、出馬表明の3陣営出席

 任期満了に伴う知事選(3月21日告示、4月7日投開票)の立候補予定者説明会が21日、県庁で開かれ、4選を目指す現職の荒井正吾氏(74)、医師で新人の川島実氏(44)、元参院議員で弁護士の前川清成氏(56)の3陣営が出席した。
 3人はいずれも無所属で立候補を予定。荒井氏は自民党県連、公明党県本部、国民民主党県連が推薦。川島氏は共産党県委員会が応援する方針を決めている。
 説明会では、県選挙管理委員会の中川清孝委員長が「平成最後の節目の年に当たり、奈良が今後どのような道に進むべきか考える重要な選挙。公正な選挙を推進してほしい」とあいさつ。県選管の担当者が立候補の手続きや選挙運動の注意点などを説明した。

飲み食べ歩き「あるくん奈良まちなかバル」 22、23日開催

「あるくん奈良まちなかバル」をPRする実行委員会のメンバー=奈良市

 奈良市の中心市街地で、食べ歩きやはしご酒を楽しめる「第14回あるくん奈良まちなかバル」が22、23の両日、近鉄・JR奈良駅周辺の商店街などで開催される。事前に購入したチケットで、各店のおすすめメニューとドリンクを気軽に楽しむことができる。
 まちなかバルは、中心市街地を活気づけようと平成22年に始まった。スペインの食文化にちなみ、居酒屋や喫茶店、飲食店などをはしごして、いろんな料理や酒、人との交流を楽しむイベントになっている。
 今回は初参加の12店を含む72店(うち持ち帰り店8店)が参加。5枚つづりで1冊4千円のバルチケット1枚(一部店舗では2枚)で、和洋中からスイーツまでの料理とドリンクが1品ずつ堪能できる。余ったチケットは「あとバル」として、イベント終了後の24日から3月5日までの間、一部店舗で金券として利用できる。実行委は「奈良のおいしいお店を知って、リピーターになってほしい」としている。
 イベントは両日とも正午から。前売り券(3500円)は、バル参加店や啓林堂書店(奈良、新大宮、学園前、郡山、生駒各店)などで今月日まで販売。当日券は、バル参加店や奈良もちいどのセンター街(同市橋本町)内のきらっ都・奈良などで購入できる。枚数限定でばら売りチケット(800円)も。問い合わせは実行委事務局(0742・27・1111)。

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