高齢者スマホ相談が好評 「より広く」会場変えて開催 生駒市
生駒市が高齢者らにスマートフォンの操作を教えるために無料で開催している「スマホ相談会」の参加人数が4月の開始から3カ月で延べ約100人に達した。高齢者が筋力運動に取り組む自治会館などを会場に開催してきたが、より幅広い高齢者を対象にしようと今月から、会場を変えた。

スマホ相談会で操作を教わる高齢者ら=生駒市(同市提供)
この取り組みは、高齢者らに操作の仕方をボランティアで教える「スマホサポーター」を養成し、4月に開始。高齢者が筋力運動に取り組む「いきいき百歳体操」が行われる自治会館など市内6カ所の会場で、原則月に1回開催し、6月までに延べ約100人が参加した。市によると、参加者へのアンケートでは約%が「満足」と回答した。
ただ、この方式では対象者が「いきいき百歳体操」の参加者に限られることから、今月17日に市中心部の市図書会館(同市辻町)で開催。以降は12月まで月に2会場でそれぞれ1回とし、市中心部と、北部の「北コミュニティセンターISTAはばたき」(同市上町)か南部の「南コミュニティセンターせせらぎ」(同市小瀬町)を会場とする方針を決めた。
8月は7日に市中心部のたけまるホール(同市北新町)、21日に北コミで開催する。両日とも午後1時、2時、3時からの3回。申し込みは7月までは当日受付だったが、8月以降は市デジタルイノベーション推進課(市役所代表0743・74・1111内線4311)に電話で事前予約する方式に変更した。7日分はすでに受け付けを終了、21日分は8月8日から18日。受付時間は平日の午前9時~午後5時で先着順。
ボランティアのスマホサポーターは計9人。市によると、無料通信アプリ「LINE(ライン)」についての相談が多いという。市の担当者は「ちょっとした疑問でもお答えするので、遠慮せず気軽に来てほしい」と話している。問い合わせは同課。
聖徳太子終焉の地は「上宮遺跡」 大教大講師が講演 法隆寺南東1・5㌔
斑鳩町教育委員会で長年発掘調査を行った平田政彦・大阪教育大非常勤講師が26日、法隆寺(同町)の夏季大学で講演し、同寺を創建した聖徳太子が死去した地について、同寺の南東約1・5㌔にある「上宮(かみや)遺跡」(同町)との見解を示した。日本書紀では同寺東側の「斑鳩宮」とされているが、発掘成果などをもとに検証した。

法隆寺夏季大学で行われた平田政彦さんの講演会=斑鳩町
聖徳太子について日本書紀は、推古天皇29(621)年に斑鳩宮で死去したと記述。しかし平田さんは奈良時代の文献史料などをもとに「飽波葦墻宮(あくなみあしかせきのみや)で622年に死去した」と指摘した。
平田さんはかつて、飽波葦墻宮伝承地とされる成福寺(じょうふくじ)近くの上宮遺跡を発掘。飛鳥時代の大型井戸や瓦、焼けた柱の痕跡などが見つかり、「飽波葦墻宮の可能性が高い」と述べた。
同宮については奈良時代の史料に「聖徳太子が療養し、推古天皇が田村皇子(のちの舒明(じょめい)天皇)を派遣した」と記載されていることから、平田さんは「聖徳太子はこの宮で亡くなり、斑鳩宮に運ばれたのではないか」とした。
一方、聖徳太子が創建した法隆寺については、平成16年に焼けた壁土や壁画の破片が発掘されたことから「火災に遭ったことは明らかで、落雷によって塔などが焼失したのだろう」と話した。
奈良「正論」懇話会 石破氏は官邸病 自分がやらなければ国が成り立たない
奈良「正論」懇話会の第96回講演会が28日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、産経新聞特別記者の有元隆志氏が「参院選後の政局」と題して講演した。

奈良「正論」懇話会で講演する産経新聞の有元隆志・特別記者=奈良市
有元氏は、石破茂首相が同日の自民党両院議員懇談会で続投に意欲を示したことに触れ、「自分がやらなければ国が成り立たないと思い込む『官邸病』にかかっている」と痛烈に批判。参院選比例代表では既存政党の退潮が顕著だったとし、特に自民については「安倍晋三元首相の貯金を使い果たした」と述べた。
石破首相が党内の厳しい突き上げを食らっても退陣しない理由として「戦後80年の談話を出したがっている」と指摘。
さらに「戦争責任にこだわり、安倍氏の戦後70年談話を上書きしようとしている」と警戒感を示した。
夏の高校野球 天理が3年ぶりに甲子園切符 智弁学園一歩及ばず

夏の甲子園への出場を決め、喜び合う天理の選手たち=橿原市のさとやくスタジアム
第107回全国高校野球選手権奈良大会(県高野連など主催)は28日、橿原市のさとやくスタジアムで決勝が行われた。天理が3|2で智弁学園を破り、3年ぶり30回目の夏の甲子園出場を決めた。全国高校野球選手権大会は8月5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。
強豪同士の戦いとなった決勝戦。好機に本塁打を放って逆転した天理が、大会3連覇を狙う智弁学園の猛追を振り切り、逃げ切った。
天理は1点を先制され迎えた二回、7番吉田が安打で出塁すると、続く8番石井が二塁打。一死二、三塁の好機に9番松村が逆転の3点本塁打を放ち、試合の流れを引き寄せた。
先発投手も務めた松村は、一回に1点を先制されたものの、以降は要所を抑えてしのぎ、橋本、長尾へと継投した。
智弁学園は七回、4番角谷が適時打を放ち、1点差に迫った。九回にも満塁のチャンスを迎えたが、あと一本がでず、惜敗した。
▽決勝
天 理030000000-3
智弁学園100000100-2
(天)松村、橋本、長尾-石井(智)杉本、田中-角谷
▽本塁打=松村(天)▽二塁打=石井(天)近藤(智)
「コアジサシ」ひなの巣立ち確認 今年も平城宮跡歴史公園で

コアジサシの親鳥と孵化したばかりのひな=奈良市(岡口晃子さん提供)
奈良市の平城宮跡歴史公園で今年も、環境省レッドリストの絶滅危惧種に指定されている野鳥「コアジサシ」のひなの孵化(ふか)と巣立ちが確認された。同公園で野鳥の観察を続ける奈良教育大自然環境教育センターの研究部員、岡口晃子さんによると、推測される卵の数の少なくとも9割近くに当たる羽のひなが巣立ちに成功したといい、「全国的にコアジサシの繁殖地の減少と営巣の失敗が相次ぐ中、極めてまれで貴重な繁殖成功例だ」としている。
岡口さんによると、コアジサシは4月17日に同公園北側の水上池に飛来したのを今季初確認。5月11日に同公園南部の砂礫(されき)地で抱卵が始まった。6月2日には最初のひなが孵化し、その後も順調に孵化が続いたという。
コアジサシは、春から夏にかけて日本に飛来する体長30㌢弱の渡り鳥。主な餌は小魚で、本来は海岸の砂浜や河川の中州に巣を作り、本州以南で繁殖する。奈良県は内陸部だが、同公園にはコアジサシの営巣に適した砂礫地があり、毎年この時期に飛来が確認され、夏の風物詩になりつつある。同公園の整備を担当する県は、コアジサシの繁殖を守るため、抱卵が確認されると草刈りや業者の立ち入りを一部制限している。
岡口さんによると、同公園ではコアジサシのほかにもケリやコチドリ、オオヨシキリなどの鳥が営巣しているといい、岡口さんは「この地に宿る多様な命の価値を知ってもらい、未来につないでもらえれば」と話している。
御所まちの取り組みを世界に 日本薬科大教授ら台湾の学会で発表

古い町家が並ぶ「御所まち」=御所市
日本薬科大(埼玉県伊奈町)の多根井重晴教授(薬学)らは5月、銭湯を中心とした御所市のまちづくりについて、台湾で開かれた国際学会で発表した。出席者からは「ユニークな取り組みだ」などといった声があがったといい、多根井教授から報告を受けた山田秀士市長は「多くの海外の方にアピールしていただけてうれしい限り」と喜んだ。

学会への発表を報告した多根井重晴・日本薬科大教授(左)と山田秀士市長(中央)=御所市
江戸時代の街並みが残る御所市の陣屋町「御所まち」では令和4年、地元企業が廃業した銭湯「御所宝湯」を復活開業したほか、周辺の古民家をホテルや御所の食材を使った料理を提供する飲食店としてリノベーション。御所まち全体を1つのホテルとみなし、周遊する仕掛けにしたのが功を奏し、今では国内外から観光客が訪れている。
多根井教授は台北市で5月中旬に開催された「スポーツ・レジャー・ホスピタリティ・マネジメント国際学術研究会」で、こうした取り組みをポスターを使って紹介。出席者からは「本来は1つの建物の中に飲食店や娯楽などを集約するのがホテルの役割だが、まち全体をホテルに見立てるという着眼点はユニークだ」などと関心を寄せる声が上がる一方で、「銭湯という人に裸を見せる文化がない国の人たちが訪れるのには、もう一工夫いるのでは」と指摘する人もいた。
今月上旬に御所市役所を訪れた多根井教授は、山田市長にその様子を報告。御所まちのまちづくりについて「地域住民と来訪者の交流を通じたホスピタリティの実践モデルといえる。薬学教育の根幹でもある『癒やし』を、訪れる人の心に働きかけるための演出は目を見張るものがある」と話した。
山田氏は「御所まちの街並みは市の財産。こうした発表を通じて多くの外国人にアピールしていただけたのはうれしい限り。魅力を発信するためにも力を貸していただきたい」と期待を込めた。
田原本南リトルヤンキースが初優勝 県学童軟式野球
県内の小学生チームが熱戦を繰り広げた「第66回県学童軟式野球大会兼さとやくカップ第49回近畿少年軟式野球大会県予選会」(県軟式野球連盟主催、産経新聞社共催)は最終日の26日、橿原市の橿原運動公園軟式野球場で決勝が行われ、田原本南リトルヤンキース(まほろば)が二上スポーツ少年団(香芝)を8-0で破り、初優勝を果たした。両チームは、8月30、31日に堺市で開催される「さとやくカップ第49回近畿少年軟式野球大会」に県代表として出場する。
▽決勝
田原本南0350-8
二 上0000-0
(四回規定によりコールドゲーム)
自民県連、石破氏退陣要望 「リベラルではなく、もっと右に寄って」
参院選で自民党が大敗し、奈良選挙区でも苦戦を強いられたことを受け、自民県連の井岡正徳幹事長は24日、党の刷新を求める意見書を党本部の森山裕幹事長に送付したと発表した。県庁で記者会見した井岡氏は「(石破茂)総裁をはじめ、役員の刷新を求めている」と説明しており、実質的に石破首相の退陣を求めている。
奈良選挙区では、県連会長を務める堀井巌参院議員が3選を果たしたが、国民民主党の候補に約3万2千票差まで迫られた。
意見書では、「参院選は比例はもとより、都道府県連にとっても大変厳しい状況の戦いだった」とし、「(堀井氏が)他党候補の猛追を受けた選挙戦は、党に対する県民の信頼が揺らいだことに一因があると考える」と指摘している。
井岡氏は保守層の自民離れを念頭に、会見で「個人的に、石破氏にはリベラルではなくもっと右に寄ってほしい」と話した。井岡氏によると、意見書は県連会長の堀井氏と相談して決め、高市早苗衆院議員ら役員にも報告したという。
平城京跡に未知の寺院? 奈良時代後半、瓦敷きの基壇出土

瓦が敷き詰められた基壇跡。すぐ右側には柱穴が1列に並んでいた=奈良市杏町
奈良市杏(からもも)町の平城京跡で、奈良時代後半(8世紀後半)の瓦を敷き詰めた基壇跡が見つかり、県立橿原考古学研究所が24日、発表した。この一帯は「惣毫寺(そうごうじ)」という地名が残っており、奈良時代の記録にはない未知の寺院があった可能性が高まった。平城京の都市構造を考える上で貴重な資料になりそうだ。

「寺」と書かれた土器の破片
調査地は、奈良時代の宮殿があった「平城宮」から約3㌔南に位置し、「平城京左京八条一坊」と呼ばれた地域。京奈和自動車道大和北道路建設に伴って約1500平方㍍を発掘したところ、基壇(高さ約30㌢)の上に瓦が長さ15㍍、幅40㌢にわたって敷き詰められているのが見つかった。大半が割れており、近くにあった寺院の瓦を転用したという。
瓦敷きに沿うように、柱穴が9基見つかり、基壇の上に大型の建物があったと推定。瓦敷きは基壇を荘厳に見せるためのものか、建物の屋根からの雨水を受ける施設の可能性もあるとしている。
また、昨年度までの周辺の発掘では、塔跡ともみられる一辺15㍍の方形の基壇跡、回廊で結ばれた南北に並ぶ大型建物跡などを検出。「寺」「仏」などと書かれた土器や、法要に使われたとみられる灯明皿200枚以上も出土し、この一帯に寺院が存在した可能性が高まった。
今回の発掘現場は平城宮から離れているため、発掘前は役人の住宅地とみられていたが、役人宅のような小規模な建物跡は見つからなかった。室町時代の文献には「正豊寺」の記録が残っているが、奈良時代に寺院があったとは考えられていなかった。
調査担当の岩﨑郁実主任技師は「この地域は中世に寺院があったとみられていたが、奈良時代にも存在したとは予想外の成果。寺院跡とすれば、今回の発掘区域外に当たる東側に中心伽藍があったのではないか」と話した。
現地説明会は27日午前10時から。近鉄橿原線・九条駅から東に約1㌔。駐車場はない。問い合わせは同研究所(0744・24・1101)。
5選の仲川奈良市長が初登庁 記者会見で新ごみ処理施設建設に意欲
20日の奈良市長選で5選を果たした仲川げん市長が23日、初登庁し記者会見を行った。市長選で最大の課題とした新ごみ処理施設「クリーンセンター」建設について「公害調停から議論ばかりの20年を歩んだが、決断し、実行するスキームに入るべきだ」と意欲を見せた。

初登庁し職員から花束を受け取る奈良市の仲川げん市長(左)=同市役所
現在のごみ処理施設「環境清美工場」は、市と周辺住民との間で平成17年に施設移転を目的とした公害調停が成立したが、以後の移転先選定が市議会の反発もあって難航。市の策定委員会が選定作業をやり直して今年6月、候補地3カ所を答申した。
市長選と同日に行われた市議選で市議の顔ぶれが変わることから、仲川氏は新議員に対しこれまでの経緯などを説明していく考えを示す一方、「(移転先を)早急に決める必要がある。建設地が確定しても、施設の完成は10年後で、現行施設を50年使うことになる」と老朽化を懸念した。
4期目で目立った議会との対立について「丁寧な議論が4期16年間、少し欠けていたように思う」と振り返り、「市民のため、持つ力を出し切る思いは共通していると思う。フランクに、日常的にコミュニケーションをとりたい」と話した。
吉野川納涼花火 資金難もCFや寄付金で開催こぎつけ、8月15日

昨年8月15日に6年ぶりに開かれた「吉野川祭り納涼花火大会」=五條市(実行委員会提供)
吉野川の夜空に花火を打ち上げる五條市の「吉野川祭り納涼花火大会」が8月15日に開催される。夏の風物詩として長年市内外の人に親しまれてきたイベントだが、資金面で厳しい状況にあり、実施できるか難しい局面にあった。主催の実行委員会がインターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を開始したほか、企業の寄付金が多く集まり、6年ぶりに開かれた昨年の第50回大会に続き開催されることになった。
事務局を務める市産業観光課によると、大会は長年にわたり続けられてきたが、令和元年は台風で、2~4年は新型コロナウイルスの影響で、5年は当日の豪雨でそれぞれ中止に。昨年は市の補助金のほか、中止になった大会で寄せられた企業や自治会の寄付金を使い、平成30年以来、6年ぶりに開催できた。
ただ今回は、市から補助金を得られたものの、これまでに集まった寄付金の残りが少なくなり、高騰する資材や警備の人件費などの課題があり、開催できるか危ぶまれた。実行委の中から「市の補助金などを当てにしているだけではだめ。自主的な財源を確保しないといけない」という声が上がり、6月からCFの専用サイトで250万円を目標に広く寄付を募り始めた。
CFの寄付は目標額に達していないが、新たに募った市内外の企業からの寄付が予想よりも多く、開催できるめどが立ったという。
会場は五條市五條の吉野川右岸河川敷。午後2時から露店が営業し、7時半から1時間、約4千発の花火が吉野川上空に打ち上げられる。
市産業観光課の担当者は「市内外の人から毎年楽しみにしているという声を聞いている。今後開催するには資金の確保をどうするか検討する必要がある」と話している。
問い合わせは同課(市役所代表0747・22・4001内線215)。
防犯灯で星空見えやすく 県立大と大阪の金属加工会社開発 観光活用に期待
県南・東部の美しい星空の観測に役立ててもらおうと、県立大学(奈良市)と金属加工会社「浜田プレス工芸」(本社・大阪府東大阪市)は、星空を見えやすくする新たな防犯灯を開発した。アストロツーリズム(星空観光)にも活用されることを期待している。

新しい防犯灯について説明する尾久土・県立大学長=奈良市
県立大の尾久土正己(おきゅうど・まさみ)学長(天文学)が、浜田プレス工芸の光がぎらぎらしない景観配慮型LED防犯灯の存在を知り、「星空を見るのに適している」と昨年9月に共同研究契約を締結して改良に取り組んできた。
新しい防犯灯は、LED管の収納ケースの角度を水平にして上方に光が漏れにくいようにし、光は蛍光灯よりも遠くに届きにくい電球に近い柔らかな色にした。
鹿児島県の与論島で既存の防犯灯の約15%に当たる95本を新しい防犯灯に取り換え、継続的に観測した結果、あらゆる天気のときに従来よりも暗くなり、多くの星が見える環境となったという。
県立大の尾久土学長は「奈良は都市部が近いわりに県南部などの星空がきれい。新しい防犯灯が自治体などの目に留まり、採用されてほしい」と話している。
韓国・瑞山市へ中学生派遣 天理市 現地の生徒らと交流楽しむ
天理市は、市立中学校の生徒らを姉妹都市の韓国・瑞山(ソサン)市へ、使節団として派遣した。生徒らは現地の生徒らとの交流を楽しんだ。派遣は昨年に続き2度目となる。

瑞山市の中学生たちと一緒に給食を食べる使節団の生徒ら(天理市提供)
市が推進する「グローバル人材育成のための国際交流事業」の一環で、使節団は市立中学校2、3年の生徒11人を含む17人。渡航費や滞在費などは、奈良健康ランド(同市)を展開する平川商事(大阪府八尾市)からの企業版ふるさと納税をあてた。
生徒らは、天理大で韓国の言葉や文化などを学んだ上で、9~11日に瑞山市立明智(ミョンジ)中学校などを訪問。現地の生徒がマンツーマンで校舎を案内したほか、一緒に給食のビビンバを食べるなどして交流を深めた。

韓国・瑞山市での体験を報告する生徒ら=天理市
18日に市内で開かれた報告会で、生徒らは並河健市長らに活動の様子を報告。海外は初めてだったという市立西中学校3年の西岡直輝さん(15)は、「現地は高いビルが多く、横断歩道にも電気が埋め込まれていてびっくりした」と振り返り、「『1人でも多く友達ができれば』とスマートフォンの翻訳機能を使ってコミュニケーションを取れるよう頑張った」と笑顔を見せた。
10月中旬には、瑞山市から5校計194人の中学生が修学旅行で天理市を訪問し、天理市立中学校4校の生徒らと交流する予定。
生駒市、省エネ家電買い替え補助 購入額の20%、先着順で受付
物価高騰を受けた市民の生活を支援するため、生駒市は、エアコンや冷蔵庫などを、省エネ家電に買い替えた市内の世帯に対し、買い替え経費の一部を補助する制度を設けている。購入額の%(上限3万円)を補助する仕組みで、先着順で申請を受け付けている。同様の制度は各地の自治体で広がっているが、市の担当者は「県内で今年度実施しているのは生駒市だけではないか」としている。

統一省エネラベルの例(省エネ型製品情報サイトから)
国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して実施。エアコン(1世帯3台まで)、冷蔵庫(1世帯1台)、テレビ(1世帯2台まで)、ガス給湯器(1世帯1台)の買い替えで補助される。ガス給湯器はエネルギー消費効率が87・5%以上、エアコン、冷蔵庫、テレビは一般財団法人省エネルギーセンターが提供する「統一省エネラベル」で「☆3・0以上」の製品が対象となっている。
同市では令和4、5年度にも同様の補助を実施。今回は4043万円を予算化した。計約1300台の補助を想定している。市SDGs・公民連携推進課の担当者は「この機会に新しい家電に買い替えてもらい、省エネルギーと脱炭素に協力してほしい」と話している。
市が委託した業者に郵送で9月30日までに(当日消印有効)申請する必要がある。予算がなくなると受け付けを終了する。今年4月1日から9月30日までに生駒市内の店舗で購入した製品で、本体価格が5万円(税込み)以上であることが条件。補助額は千円未満切り捨て。詳しくは市ホームページで。問い合わせはコールセンター(0120・658・800、土・日曜日、祝日を除く午前9時~午後5時)。
堀井氏「党再生へ努力」 参院選、逆風耐え3選
20日に投開票された参院選奈良選挙区(改選数1)は、自民党現職の堀井巌氏(59)が新人6人を破り、3選を果たした。堀井氏は21日、奈良市内で報道各社の取材に応じ「厳しい選挙戦だったが、与党にとっても大変厳しい結果だ。党の再生に向け、幅広い世代や多様な考えを受け止められるように努力したい」と振り返った。

参院選を振り返る堀井巌氏=奈良市
堀井氏は「今回、支持者は他党へ行ってしまった。反省しなければならない」と述べた上で、若者の支持離れも問題視し「長い人生で希望が見える政策が重要だが、今はそうなっていない部分がある」と語り、物価高に苦しむ若者の生活を支え、少子化に挑む骨太な政策が必要だとした。
自民県連会長としては、「県連に若者の声を聴く仕組みが必要だ。若い自民党県議は若者を支える視点や見識を持っているので、県連もこうした目を持っていることを示し、県民の共感と納得を得るよう取り組む」とした。

支持者らと万歳して喜ぶ堀井氏(中央)=21日未明、奈良市
選挙戦は野党乱立に助けられたが、「構図はあまり意識しなかった。支援者と話をし、積み上げる選挙活動をしたことに尽きる」とし、「支援をいただいたみなさんに、心から感謝したい」と述べた。
奈良市長5選の仲川氏に当選証書 「期待の大きさ感じた」
任期満了に伴う奈良市長選で5選を果たした現職の仲川げん氏(49)が21日、植田茂・市選挙管理委員会委員長から当選証書を受け取った。

市長選の当選証書を受け取る仲川げん氏=奈良市役所
仲川氏は報道陣に「過去最多得票となり、これまでの取り組みに一定の評価をいただいたと思う。一方、他の候補に投票した人らの思いにも思いをはせる必要がある」と語った。
5期目については「候補地を求め議論を重ねてきたクリーンセンターの決着をつけることが重要」とした上で、「期待はずれにならないよう新しい発想を取り入れ、柔軟に考え、職員とともに一丸となって取り組みたい」と話した。
26日の決勝は二上スポーツ少年団vs田原本南リトルヤンキース 県学童軟式野球
「第66回県学童軟式野球大会兼さとやくカップ第49回近畿少年軟式野球大会県予選会」(県軟式野球連盟主催、産経新聞社共催)が19~21日、橿原市と桜井市で行われた。県内16の小学生チームが熱戦を繰り広げ、二上スポーツ少年団(香芝)と田原本南リトルヤンキース(まほろば)が決勝進出を決めた。決勝戦は26日に橿原市の橿原運動公園軟式野球場で行われる。19~21日の試合結果は次の通り。
【1回戦】桜井西ブラックベアーズ18―1明日香小野球部▽西大寺ドリームズ6―2新庄小野球部▽二上スポーツ少年団6―5朝和イーグルス▽河合フレンズ6―2王寺ドンキーズ▽真北リトルズ6―3あすか野ファイターズ▽田原本南リトルヤンキース11―4大淀フェニックス▽奈良ジュニアファイターズ1―0三郷北イーグルス▽今井野球クラブ5―4前栽アスレチックス
【準々決勝】桜井西ブラックベアーズ10―3西大寺ドリームズ▽二上スポーツ少年団11―8河合フレンズ▽田原本南リトルヤンキース6―0真北リトルズ▽今井野球クラブ6―0奈良ジュニアファイターズ
【準決勝】二上スポーツ少年団5―4桜井西ブラックベアーズ▽田原本南リトルヤンキース2―0今井野球クラブ
中川政七商店 花ふきん30周年 数量限定でアートな5種販売

発売30周年を記念した数量限定の「花ふきん」と田出睦子さん(右)=奈良市
生活雑貨の老舗「中川政七商店」(奈良市)は、看板商品の「花ふきん」発売30周年を記念して、特別なデザインを施した数量限定のふきん5種を販売している。
花ふきんは室町時代から続く蚊帳織の技術を生かして平成7年に誕生。累計約460万枚を売り上げ、東大寺のお身拭いとしても使用されている。吸水速乾性に富む生地で、ストールやバスマット、ベビー用品などもある。
30周年記念のふきんは58㌢四方の大きさで、「アートになる、ふきん」がコンセプト。5種のうち4種はそれぞれ春夏秋冬がテーマで、サクラやオダマキソウ、オミナエシ、ツバキなど四季折々の花々と奈良公園の鹿が描かれている。残りの1種は松竹梅とともに、縁起の良い正倉院文様「花喰鳥(はなくいどり)」がデザインされ、慶事ごとにふさわしい1枚となっている。
デザインを担当した商品企画開発課ディレクターの田出睦子さん(51)は「目が粗い生地のため繊細な柄はインクジェットプリンターで印刷し、贈られた方に驚きと喜びが届けられるよう華やかに仕上げた。『飾る』『包む』『目隠し』など、さまざまな用途に使っていただけたら」と期待を寄せる。
1枚1980円。無地との2枚セットは3520円。5種すべてを詰め合わせたセットは1万1千円。全国の直営店のほか、オンラインショップでも販売している。
天理大卒業生ら市長訪問 エジプト・キルギスへの海外協力隊出発控え
今月29日に国際協力機構(JICA)の海外協力隊員としてエジプトとキルギスへ出発する天理大の卒業生らが、天理市の並河健市長を表敬訪問した。

海外協力隊員として派遣される舟崎千夏さん(左から2人目)と椿理穂さん(同3人目)=天理市
出発するのは、天理大柔道部出身の舟崎千夏さん(25)と、天理大卒業生で同大学元職員の椿理穂さん(27)の2人。任期は2年間。
舟崎さんはエジプト政府からの要請で、同国柔道女子ナショナルチームの指導にあたる。昨年エジプトに短期派遣された際に、同国で活動したい思いが強まり実現。「大学の柔道部で培った技術を生かして、エジプトの柔道を強くしたい」と意気込んだ。
椿さんはキルギスで人材育成や日本語講座のサポートなどを行う。大学時代にコロンビアに1年間留学したことがきっかけで、海外ボランティアに従事したいと願っていたという。茶道や華道、和太鼓をたしなんでいるが、「現地の人に日本のことを知ってもらうだけでなく、悩みに寄り添い、人としても成長したい」と笑顔を見せた。
同市と同大学は、令和4年秋にJICA関西と連携覚書を締結している。並河氏は「2人には2年後、ぜひ天理に帰ってきてもらって活動の場にしてもらいたい。ご縁をつないでもらえたら」と期待した。
参院選で県選管が大和郡山イオンで啓発運動 「若い人に関心持ってほしい」

買い物客にポケットティッシュを配る選挙啓発キャラクター「だいぶっちゃん」=大和郡山市
参院選(20日投開票)の投票率向上を目指し、県選挙管理委員会は15日、イオンモール大和郡山(大和郡山市)で啓発運動を行った。
職員のほか選挙啓発キャラクター「だいぶっちゃん」「シカ太」が同店1階の中央コートで、投票日が書かれたポケットティッシュを買い物客らに配布し、「投票に行ってください」と呼びかけた。
同店は県内屈指の大型商業施設で、大和郡山市選管は有権者の利便性に配慮し、同店2階に期日前投票所を設けている。県選管の福井英之委員長は「社会を築く上で、選挙は有権者にとって重要な機会だ。特に若い人に関心を持ってほしい」と話していた。
個性光るブレンドティー ハーブ×里山三年晩茶 天理・福住小中で試飲会
天理市立福住小中学校の児童たちが栽培したハーブと地元・天理市福住町産の「里山三年晩茶」を使ったブレンドティーが完成した。15日には同校で試飲会が開かれ、児童生徒約人ができあがったお茶を楽しんだ。

できあがったブレンドティーを試飲する児童ら=天理市
同校では昨春から、小学4、5年の児童17人が地域の特産品づくりのため、校庭でハーブを育て、ブレンドティーづくりに取り組んでいた。
完成したのは、ローズゼラニウムとホーリーバジルが入った「里山をまもるお茶」と、ローズゼラニウムとレモンバーベナ、ペパーミントが入った「人と人をつなぐお茶」の2種。それぞれパッケージも児童らが手掛け、大和高原に生息するヤマトサンショウウオとトンボ、里山の風景のイラストが描かれている。

児童たちがパッケージをデザインしたブレンドティー
試飲会では、児童生徒らがお茶うけとともにブレンドティーを堪能。小学6年の女児は「苦みの中に甘みやさわやかさを感じた。おいしい」と満足そう。開発にかかわった5年の男児は「後味すっきり。多くの人にこのお茶を飲んでもらいたい」と笑顔を見せる。
福住町の放棄茶畑の再生に携わる健一自然農園(大和郡山市)の伊川健一さん(42)は「子供たちの個性を感じるブレンドティーが完成した。教科書では学べない地域のつながりを感じる」と話した。
できあがったブレンドティーは今後、地域ぐるみで本格的な商品化を目指すという。
夏の高校野球県大会開会式 猛暑対策で夕方に式のみ開催

力強く選手宣誓をする中井大雅主将=橿原市のさとやくスタジアム
夏の甲子園出場をかけた第107回全国高校野球選手権奈良大会(県高野連など主催)の開会式が11日、橿原市の「さとやくスタジアム」で開かれ、39校・34チームの選手たちが力強く入場行進した。今回は、暑さ対策のため午後4時からの式典のみという奈良大会初の夕方開催となった。試合は12日から同スタジアムで行われる。
開会式では、昨年優勝の智弁学園から優勝旗が返還され、県高野連の村井博樹会長が「自信を持って大会に臨み、この経験を人生の次のステージでも生かしてほしい」とあいさつした。奈女大付の中井大雅主将が選手宣誓をし「野球が私たちの青春を彩り、人間性を磨いてくれた。この大会は球児にとっての集大成。これまでの思いを一投一打に込め、全力でプレーすることを誓います」と力を込めた。
大会は、順調に進めば28日に決勝戦が行われる。
視覚障害者に安全な踏切を 近鉄橿原線で点字ブロック設置 歩いて状況確認
視覚障害者が安全に踏切を利用できるよう、橿原市大久保町の近鉄橿原線・畝傍御陵前駅北側の踏切に点字ブロックが設置され、視覚障害者らが8日、現地で状況を確認した。踏切の手前には交差点があり車の通行量が多く、参加者からは「列車だけでなく横断歩道を渡る際に車への注意も必要で、信号機があれば」との声があり、新たな課題も浮かび上がった。

点字ブロックが設置された踏切を渡る視覚障害者ら=橿原市大久保町
踏切の点字ブロックは、令和4年に大和郡山市の近鉄橿原線の踏切で、目の不自由な女性が電車にはねられ死亡した事故を受け、全国的に整備が急がれている。国土交通省は昨年1月、踏切での安全対策に関するガイドラインを改定し、点字ブロックの設置方法などを定めた。
今回の踏切は、視覚障害者の利用も多い県社会福祉総合センターが近いことから、橿原市がガイドライン改定を受けて今年6月に点字ブロックを設置。視覚障害者が誤って踏切に入らないよう、遮断機の50㌢手前で立ち止まるための点字ブロックなどを取り付けた。踏切手前の交差点の横断歩道にも点字ブロックを設け、踏切までスムーズに歩けるようにした。
辰巳寿啓(としひろ)・県視覚障害者福祉協会会長(67)は「安全性を考えて整備されている。ただ、横断歩道では車に注意しないといけないことも分かった。点字ブロックの形状を足裏や白杖できちんと認識して渡れるよう、私たちも練習しないといけない」と話した。
県内には約620カ所の踏切があるが、点字ブロックが設置されたのは15カ所にとどまる。点字ブロックが経年劣化などではがれた際に列車運行への支障も考えられ、設置が容易に進まないという。県道路マネジメント課は「設置については障害者団体などの要望を受けて、必要性を確認しながら検討したい」としている。
旅先で「仏の顔」美容マスク 奈良ホテル×化粧品・マックス
化粧品メーカー「マックス」(大阪府八尾市)は、仏の顔をデザインした美容マスクを奈良ホテル(奈良市)の宿泊客に提供する取り組みを始めた。日帰り観光が多い奈良で、宿泊客に奈良らしさを感じてもらうことで宿泊観光を促進したい考えだ。

「仏の顔」になれる美容マスクでリラックスできる宿泊プランのイメージ(奈良ホテル提供)
マックスは橿原市に事業所があることから、平成31年に奈良の農業や観光産業を盛り上げようと、日本酒や柿の葉など県内の特産品を使った「やまとcosmetic」シリーズを立ち上げ。美容マスクはその一つで、「身につければ『仏の顔』になれる」と人気を呼んでいる。
9月30日までの夏季限定で奈良ホテルで実施される2連泊の宿泊プラン「クールにこころとからだを癒すリフレッシュの旅」の利用客に対し、1人につき2枚、冷蔵庫に入れて冷やした状態で提供する。マックス広報担当の品川雅司さんは「奈良を訪れる人に奈良らしさをリラックスしながら感じてもらいたい」と話している。
同社は今年度中に県内のほかの宿泊施設や温泉でも同様に美容マスクを提供する予定。提供場所はホームページで公開する。
奈良ホテルの同プランは、1室2人で1人あたり1泊1万3500円から。問い合わせは奈良ホテル(0742・24・3011)。
橿原の観光大使「さらら姫」に3人 市制70周年の節目に意欲
橿原市の「2025観光親善大使 さらら姫」に、ヨガインストラクターの吉田奈央(なお)さん(29)、同志社大3年の中井優さん(20)、県立医大1年の石井小奈都(こなつ)さん(18)が選ばれた。1年間にわたってイベントなどで魅力を発信する。

さらら姫に選ばれた(左から)吉田奈央さん、中井優さん、石井小奈都さん=橿原市役所
市は来年2月11日に市制70周年を迎え、亀田忠彦市長は「大きな節目の年。ぜひPRに力を尽くしてほしい」と期待を込めた。
さらら姫は、藤原京を開いた女帝・持統天皇の幼少期の名前「うののさらら」にちなみ、県内在住や在勤・在学の18歳以上を対象に募集し、面接などを経て選ばれた。
7日には亀田市長を表敬訪問。吉田さんは約10年前に大和郡山市観光キャンペーンレディ「女王卑弥呼」として活動し、「当時の経験を生かして橿原の歴史やグルメなども紹介したい」と意欲。中井さんは「カナダに留学した際、出身地の特徴などを聞かれて勉強した。海外の人にも橿原について伝えたい」。石井さんは「さらら姫には幼い頃からあこがれていたので、選ばれて感激しています」とし、抱負を述べた。
安倍元首相銃撃事件3年 県内からもしのぶ声

事件現場近くで手を合わせる人たち=奈良市(彦野公太朗撮影)
安倍晋三元首相が奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件から8日で3年。現場となった近鉄大和西大寺駅北口付近には、県内からも多くの人が訪れ、手を合わせたり花束を供えたりした。

安倍氏の慰霊碑「留魂碑」のある三笠霊苑でも花が手向けられた=奈良市(泰道光司撮影)
「奈良市民として、地元で起こった事件は衝撃でした」
ハイビスカスの花を供えたという奈良市の画家、松原貴之さん(47)は、事件についてこう振り返る。「悲惨な事件に深い怒りがある。安倍さんには天国で昔通りの笑顔を見せてほしい」と語った。
北口付近に設置された献花台には安倍氏の遺影が置かれ、訪れた人たちは安倍氏をしのんだ。
毎年訪れているという奈良市の主婦(64)は、「安倍さんがいなくなってから3年間不安な気持ちで過ごした。日本のことを見守っていてほしいなと、手を合わせた」と話した。奈良市の50代会社員女性も「安倍さんが生きていたら、世界各国とうまくつきあえたのではと思うことがある。日本社会が混乱の時期なので、見守ってほしい」と願った。
一方、五條市の団体職員、山本修二さん(67)は、殺人罪などに問われた山上徹也被告(44)の裁判員裁判が10月28日に始まることを念頭に、「選挙期間中に起きた事件は民主主義に対する挑戦であり、あってはならないことだ。裁判で事件の背景を明らかにしてほしい」と話した。
橿原市、物価高騰対策で高校生世代にPayPayポイント1万千円分
橿原市は、物価高騰対策として、高校生世代を対象に1人当たり1万1千円分のデジタルポイントを配布すると発表した。決済サービス「PayPay(ペイペイ)」のシステムを利用し、市内約2千店舗で来年1月末まで使えるようにする。約5千万円を今年度一般会計補正予算案に盛り込み、8日の臨時市議会に提出し可決された。
対象は、市内在住の平成19年4月2日~22年4月1日生まれの約3300人で、該当する世帯への生活支援の一環。10月中旬ごろから2次元コードが記された用紙を郵送し、スマートフォンでポイントをチャージすれば使用できる。
市担当者は「小中学生は学校給食費無償化などがあるが、高校生なら受験など学費もかさむことが考えられ、少しでも支援になれば」としている。
さらに補正予算案では、10月3~5日に市内で開催される「日本女性会議2025」の市民の参加費補助などとして400万円を計上。参加費は現在、市民1人4千円(先着200人)としているのを千円(同400人)に軽減する。参加者は8月20日まで募集している。
市営納骨堂で永代収蔵 奈良市、市外の利用も可
奈良市は市営寺山霊苑(白毫寺町)の納骨堂をリニューアルし、15日から骨壺を無期限で預かる「永代収蔵」の受け付けを開始すると発表した。全国誰でも利用可。少子化や核家族化に伴い、墓を継承して維持管理する子供や孫がいなかったり、遠隔地の墓参りや掃除が難しかったりするといった問題が起きており、市はこうした不安を解消したいとしている。
使用料は申請者が市民、あるいは納骨する骨が市民のものである場合は8万円で、それ以外の場合は15万円。自身を納骨する前提で成人(18歳以上)の生前の申請も可能としている。預かった後、15年間は遺族の返却要請に応じる。
納骨堂は「奈良大文字送り火」で有名な高円山の山麓に位置し、自然や歴史に恵まれた環境。昭和44年に建築されたが利用が進まず、職員が永代収蔵を提案したことから市が1億3千万円をかけてリフォームした。2万体を収蔵できる。
供用開始は12月下旬を予定。8月から永代収蔵を返礼品としたふるさと納税も予定している。問い合わせは市斎苑管理課(0742・34・5161)。
涼感じる 風鈴まつり 橿原・おふさ観音 9月30日まで

境内につるされた風鈴を楽しむ参拝者ら=橿原市小房町
橿原市小房町の「おふさ観音」で、恒例の風鈴まつりが開かれている。透明感のあるガラス製の江戸風鈴など約3千個が境内につるされ、猛暑の中、一服の涼を求めて参拝者らが訪れている。9月30日まで。
風鈴の風習は、鐘の音が魔や厄をはらうという仏教思想から生まれたとされ、同寺では平成15年から風鈴まつりを行っている。岩手の南部風鈴や小田原風鈴など各地の風鈴が楽しめ、アマチュアカメラマンらの姿もみられる。
境内に一陣の風が吹くと「チリーン」「カララン」とさわやかな音が鳴り響き、密門裕範(ゆうはん)住職は「風鈴の種類によって音の響きも異なり、酷暑の中で少しでも涼を感じてもらえれば」と話す。
午前8時半~午後5時。風鈴まつりは無料。期間中に夜間のライトアップも行われ、開催日は同寺の公式ホームページで公表する。問い合わせは同寺(0744・22・2212)。
災害支援にドローン活用 天理市、「SKYどり~む」と協定
天理市とドローン(無人航空機)の撮影・動画制作などを行う「SKYどり~む」(天理市)は、大規模災害発生時の支援活動に関する協定を締結した。

協定書を掲げる並河健市長(右)と沢井美代子社長=天理市
同社はこれまでに広陵町や宇陀市と同様の協定を締結しており、天理市の文化財、山の辺の道や石上神宮などを空撮で動画撮影も行っている。
協定書には、災害時のドローンによる被害状況の調査や被災者の捜索、災害現場地図の作成、物資輸送、建物危険診断のほか、平時のドローンを活用した防災訓練への参加や技術支援、市職員への操縦指導なども盛り込まれている。
同社の沢井美代子代表は「有事と平時の防災体制の一翼を担えるよう市民の安全を守るために微力ながら貢献したい」と話した。並河健市長は「市には中山間地域があり、大規模災害時は道路が遮断される恐れもある。協定により災害発生後は迅速な被災者支援につなげたい」と期待した。


































