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【生け花】私の散歩道(華道家元池坊) 燃えるような華やかな秋に

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 【花材】ツルウメモドキ、アメリカ楓、秋桜、エノコログサ、リンドウ

 【花器】清水焼

 【作意】秋が深まり木の葉も色付き始めました。木々の実も宝石をちりばめたように実りの季節を迎えています。

 四季折々に楽しませてくれるアメリカ楓の街路樹は、もの思う姿をじっと見つめ続けてくれている私の散歩道です。今年もまた燃えるように華やかな赤や黄やオレンジ色の木の葉が、よそおいも新たに一時の華やかさを見せてくれます。

 澄んだ青空の下、秋の情景を表現しました。

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「すべて私の責任」 76万円分の政活費領収書偽造、上田県議辞職 第三者関与なし

 政務活動費の収支報告書に添付した領収書約76万円分を自ら偽造したことを明かし9月30日、辞職願を提出した上田悟県議(59)=自民、生駒郡選挙区選出。問題の発覚当初は取材に対し、「訴訟も視野に弁護士に相談している」「知人の処理に不手際があった」などと釈明していたが、この日は一転、「第三者は関与していない。すべて私の責任だ」と陳謝した。

報道陣に辞職願を提出した経緯を説明する上田悟県議

報道陣に辞職願を提出した経緯を説明する上田悟県議

 上田県議が「自分で書いた」と領収書の偽造を認めたのは、7月に県に返還した平成24~27年度の政活費約76万円分。コピー機がない並松公民館(斑鳩町)でのコピー代や、実在しない店名の茶菓子購入代金などの領収書を、手書きして偽造していたという。

 この日正午、議長宛ての辞職願を提出した上田県議は会見し、「長年支えてくださった支援者の信頼を揺るがすことになり、心からお詫びする」と謝罪。領収書を偽造した理由を問われると、「軽率だった。だまし取ろうという認識はなかった」などと繰り返した。

 川口正志議長は「誠に遺憾。全議員に収支報告書の点検を促し、政活費の使途について遺漏のないよう徹底する」とコメント。一方、上田県議が返還した政活費について議長らに対し、事実関係の調査を求めていた県市民オンブズマン連絡会議事務局の中垣高代さん(57)は、「辞職したら終わり、ではない。質問状に真摯に答えてもらい、県民への説明責任を果たす必要がある」と指摘した。

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「さおりちゃん、おめでとう」 レスリングの吉田選手が橿原の保育園訪問

 リオデジャネイロ五輪のレスリング女子53キロ級で銀メダルを獲得した吉田沙保里選手(33)が橿原市の保育園「ともえ学園」を訪問し、園児らと交流した。

園児と交流する吉田沙保里選手

園児と交流する吉田沙保里選手

 吉田選手を指導する日本レスリング協会の栄和人・強化本部長が選手時代に県を拠点に活躍した縁から、栄本部長とともに毎年訪問しているという。園児らは吉田選手に「さおりちゃん、おめでとう」などと、元気よくあいさつ。吉田選手は園児をひざの上に乗せて写真撮影に応じ、「子供たちが元気よく迎えてくれ、ふれあったことで私の元気にもつながる」と話した。

 おりがみで作ったチューリップの花を吉田選手に手渡した同園年少の端無健太君(4)は「さおりちゃんが来るからお母さんと作った。渡せてよかった。かっこよかった」と話していた。

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小学校の結果が過去最低36位 全国学力テスト 

 文部科学省が小学6年と中学3年を対象に行った平成28年度全国学力・学習状況調査(学力テスト)で県教委は29日、県内の結果を発表した。平均正答率の全国総合順位は小学校で36位(前年度23位)となり、過去最低に。中学校は過去最低の前年度と同じ19位だった。

 教科は国語と算数・数学で、それぞれ知識を問う「A」と、活用に関する「B」がある。4月19日に実施され、公立小・中学校と特別支援学校計307校の計2万2101人が参加した。

 小学校では、国語A(平均正答率71・7%)、同B(同56・9%)、算数A(同77・1%)、同B(同46・4%)のすべてで全国平均正答率を0・5~1・2ポイント下回った。国語、算数のAがともに下回ったのは初めてで、国語Aについては1・2ポイント低かった。

 また中学校では、国語B(同65・5%)で1ポイント下回ったほかは、全国平均正答率を0・1~1・4ポイント上回った。教科別の全国順位では、算数・数学Aが小学校26位、中学校8位だった。

 県教委は質問紙調査の結果も発表。学習に対する関心・意欲に関する項目のうち、「国語の勉強は好き」と答えた割合は小学校は全国平均を上回った一方、中学校では3・6ポイント下回った。「算数・数学の勉強は好き」と答えた割合は小、中学校ともに全国平均を下回った。

 学力テストの結果について県教委は、「聞き取り調査を行い、どのような課題があるのか把握したい。家庭学習の徹底が必要なほか、無回答も目立つのが気になる」としている。

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「大興奮の一日だった」 三戸なつめさんが奈良署の一日警察署長に

 奈良出身のモデルで歌手の三戸なつめさん(26)が、奈良警察署の一日署長に就任。市内をパトロールするなどして、交通安全を呼びかけた。

交通安全の啓発グッズなどを配布する三戸なつめさん

交通安全の啓発グッズなどを配布する三戸なつめさん

 秋の全国交通安全県民運動(30日まで)の一環として、「一日署長をやってみたかった」という三戸さんに同署が協力を依頼し実現。警察官の制服に身を包んだ三戸さんは、同署で一日署長に委嘱された後パトカーで市内をパトロールし、母校の市立三笠中学校では自転車の安全利用啓発活動を実施。近鉄奈良駅前では観光客らに「安全に奈良を楽しんでください」などと声をかけ、交通安全を促すチラシやメモ帳などを手渡した。

 三戸さんは「制服を着てパトカーにも乗れて、大興奮の一日だった。母校や慣れ親しんだ街で、交通安全のメッセージを伝えられてうれしかった」と話した。

 三戸さんから啓発グッズを受け取った大和郡山市の会社員、中野美優さん(18)は「三戸さんに会えてうれしかった。自転車をよく使うので、車や歩行者にも気をつけようと思った」と話していた。

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【あっ、これ食べたい】あつあつメロンパンの中にアイス 「ベーカリー メイ」

 天理市川原城町にある「ベーカリー メイ」。ユニークなパンや季節感あふれる限定パンを多くそろえ、店内には約80種類のパンがそろう。%e3%81%82%e3%81%a3%e3%80%81%e3%81%93%e3%82%8c%e9%a3%9f%e3%81%b9%e3%81%9f%e3%81%84%ef%bc%81%ef%bc%93

 10月末ごろまでの期間限定「メロンパンアイス」は、注文を受けてからパンを「アツアツ、サックサク」にして、バニラビーンズたっぷりのアイスをサンドしている。

 「アツアツのメロンパンと冷たいアイスの食感を楽しんでほしい」とオーナーシェフの湯川剛志さん(44)。

 もうひとつユニークなのは、「メロンパンドーナツ」。なんとメロンパンを揚げており、ザックザクの食感。シナモンシュガーがかかっていて、中にはさっぱりしたヨーグルトのクリームが。%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%80%80%e5%ba%97%e5%86%85%ef%bc%92

 「揚げたて、焼きたて、作りたて」を大切にしている(湯川さん)ため、生地の発酵時間を調節して少量ずつ焼き、店頭に並べている。ぜひ店前のイートインスペースで、できたてを味わうのがお薦めです。(朋)

【住所】天理市川原城町896

【連絡先】☎0743・63・8355

【営業時間】午前8時~午後7時半(売切れ次第閉店)

【ホームページ】http://ameblo.jp/tmkah7574/%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%80%80%e5%a4%96%e8%a6%b3

【定休日】日曜(不定休)

【メニュー】メロンパンアイス(200円)、メロンパンドーナツ(130円)、ラズベリーマフィン(180円)、パン屋さんのリンゴタルト(240円)、クルミとプルーンのボストーク(240円)、ヨーグルトとラズベリーのデニッシュ(160円)、渋皮栗のモンブラン(230円)など。※全て税別

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切り花の魅力感じて 県庁正面玄関に入賞作 キク、バラ、ダリア…

 県内の花き生産者らが制作した切り花の作品展示が28日、県庁で始まった。

県庁正面玄関に展示されている品評会の入賞作品

県庁正面玄関に展示されている品評会の入賞作品

 全国有数の生産高で知られる県産の小ギクなど、県産切り花の生産振興やPRにつなげようと、県花き植木農業協同組合が主催。県庁正面玄関には、花き品評会で入賞に選ばれた作品41点が並んでおり、キクやバラ、ダリアなど色とりどりの切り花が、来庁者を楽しませている。

 展示は30日まで。主催者は「展示を通して切り花の魅力に触れてもらえればうれしい」としている。展示に関する問い合わせは、県農業水産振興課(☎0742・27・7443)。

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「返還すれば済む話でない」 ベテラン県議の政活費問題 オンブズが批判

 男性県議(59)=5期目、自民=が「事実関係が判然としない」などとして、平成24~27年度の政務活動費の一部に利息を加えた計約83万円を返還していた問題で28日、県議会事務局長と議長に公開質問状を提出した市民団体「県市民オンブズマン連絡会議」は県庁で会見し、「返還すれば済むという話ではない。条例に基づき正しく政活費を使ってほしい」と断じた。

 この県議の政活費をめぐっては昨年12月、同オンブズが、「25、26年度分計481万円が不当な支出」として返還を求め奈良地裁に提訴。その後訴訟の書面で、県議が返還請求されたうち65万円のほか、24、27年度分の一部を加えた計約83万円を「事務担当者と連絡が取れず、事実関係が判然としない部分があり、道義的責任があるので利息も含め返還する」などと返還していたことが判明したという。

 オンブズは、政活費の収支報告書の訂正届を議長に提出すれば返還ができる手続きについても「簡単に出し入れでき、チェック体制が甘い」と指摘。公開質問状の期限は10月28日で、受け取った上田博文議会事務局長は「議長と相談し対応を決めていく」と述べた。

 オンブズは今年2月、県議が領収書を偽造して24、25年度に政活費計約38万円を不正取得したとして詐欺罪で奈良地検に告発、受理された。告発状では県議が実在しない店の領収書を収支報告書に添付していたことも指摘されている。

 議会の休憩時間に取材に応じた県議は「現在私なりに調査しているので、後日お話できることがあれば機会を持ちたい」と述べた。

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アートで葛城のいいところ発信 寺や古民家で作品展

 葛城市内の寺や古民家などに芸術作品を展示する「葛城発信アートFAIR2016」が28日、始まった。一般公募作品のほか、日本画家の平山郁夫さん、現代美術家の森村泰昌さんの作品も特別展示されている。10月2日まで。

酒蔵を改装したギャラリーに展示されている作品

酒蔵を改装したギャラリーに展示されている作品

 市を「美術館化」し、アートを通じて葛城の魅力を発信するのが目的で、今年で2回目。作家として活動している人を対象にした作家部門のほか一般、中高生、小学生以下の4部門で募集し、全国から230点の作品応募があったという。

 展示会場は當麻寺や市相撲館「けはや座」のほか、酒蔵を改装したカフェ併設のギャラリー、當麻寺周辺の古民家など13カ所。市相撲館には市立當麻小学校の児童が制作した「仁王像」の絵画作品約50点、當麻寺本堂・曼荼羅堂外陣では「特別企画」として平山郁夫さんの「神の山 三輪山の月」と、森村泰昌さんの作品が展示され、訪れた人が熱心に見学していた。

 問い合わせは、葛城市教委生涯学習課内の実行委員会事務局(☎0745・48・2811)。

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火葬場移転関連費用原案を可決 奈良市議会 市長「一日も早く、最大限努力」

 奈良市議会は27日、本会議を開き、火葬場移転関連費用1800万円を含む計6億1千万円の今年度一般会計補正予算案など12議案を原案通り可決し、9月定例会を閉会した。

 火葬場移転をめぐっては、市は3月議会に関連費用を計上した予算案を提案したが、環境影響調査費を除く4800万円が削減された修正案が可決。今議会に提案されたのは計画地周辺の断層調査費(1600万円)と周辺道路の交通量調査費(200万円)で、決算審査等特別委員会(13人)では全額を削減した修正案が可決された。

 この日の本会議では、修正案に自民、未来など17人が賛成し、共産や公明など20人が反対。一方、原案には21人が賛成、20人が反対し、原案が可決された。

 仲川げん市長は「一日も早い計画実現に向け、最大限努力する。調査結果に応じて状況が整えば、関連予算も計上していきたい」と話した。

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【鹿角抄】便利さは豊かさと同じだと思いますか?

 「便利さと引き換えに得られるのは結局、今以上の忙しさではないか」―。先日、奈良県版の連載企画「奈良 移住物語」の取材で話を聞いた宇陀市榛原沢地区在住の編集者兼ライター、赤司研介さん(36)の言葉に、多くのことを考えさせられた。

 赤司さんは5年前の東日本大震災を機に、神奈川県藤沢市から一家で移住。子供たちの世代に「健やかな未来」を残そうと、現在は「SlowCulture(スローカルチャー)」の屋号で、持続可能な暮らしや環境保全の大切さを日々、発信している。

「生き物の存在を身近に感じられる環境がいい」と、手がけたフリーペーパーを手に話す赤司研介さん

「生き物の存在を身近に感じられる環境がいい」と、手がけたフリーペーパーを手に話す赤司研介さん

 「田舎暮らしは不便ではないか」と尋ねると、赤司さんは「確かに不便もあるが、嫌いではない」と答え、反対に便利さの弊害を指摘した。「便利になって節約できた時間は結局、仕事に使ってしまう。その結果、ますます忙しくなる」

 なるほど、その通りだと思った。次々と便利な道具や機械ができ、情報があふれる現代、人間の生活は確かに豊かで便利になった。だが、「何のための便利さか」という問いを持っていなければ、赤司さんが言うような〝落とし穴〟に自らはまる可能性がある。

 車で県内各地へ取材に赴く記者は日々、カーナビゲーションの恩恵にあずかっているが、時折、思いもしない小路やあぜ道に案内され、戻るに戻れず右往左往することも。自分の頭で考えればこんな道を通るはずはないと分かるのに、音声案内のままにつき進んでしまう。機械に任せきりで、思考停止に陥っている証拠だ。

 著書『14歳からの哲学』などで知られる文筆家、池田晶子さんの文章に、こんな一節があった。「便利さが価値になるほど、人間の価値は薄まる」(『死とは何か さて死んだのは誰なのか』毎日新聞社刊)。

 そう遠くない未来、リニア中央新幹線が走り、ロボットや人工知能(AI)の存在が日常になる。「何のための便利さか」という問いを発することは、今後、ますます重要になってくるのではないかと感じている。(浜川太一)

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【高校野球】奈良朱雀、高取国際が8強 秋季近畿大会県予選

 秋季近畿地区高校野球大会県予選が27日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われた。結果は次の通り。

 【3回戦】奈良朱雀4―1登美ケ丘▽高取国際6-5奈良

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高田商業高校の生徒が地元図書館で読み聞かせ

 大和高田市立図書館で行われている子供への絵本の「読み聞かせ」活動に、同市立高田商業高校の生徒が参加している。

子供たちに読み聞かせをする生徒

子供たちに読み聞かせをする生徒

 同館では毎週土曜日に「読み聞かせ」活動を実施。今年春からは高田商業高校の生徒有志約10人が、毎月第1、3土曜日に参加している。

 17日には同校3年の峯尚代さん(17)と金石明久さん(17)の2人が参加。児童開架コーナーで自分で選んだ絵本を使い、子供たちに読み聞かせをした。2人は「保育士を目指していて、将来のために役立つかと思って」「子供が好きだから」などと話していた。

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パワーリフティングで国体2連覇 広陵町職員の芦原徹さん

 広陵町職員の芦原徹さん(25)=橿原市=が、今月11日に岩手県平泉町で行われた「いわて国体」の公開競技「パワーリフティング」成年男子83キロ級で2連覇を果たした。芦原さんは「応援してくれる人たちに良い報告ができた」と喜びを語った。

いわて国体のパワーリフティング成年男子83キロ級で優勝した芦原さん

いわて国体のパワーリフティング成年男子83キロ級で優勝した芦原さん

 中学からパワーリフティングを始めたという芦原さん。高校時代は自転車競技にも取り組み、3年生の時には南アフリカで開かれたパワーリフティングの「世界サブジュニア選手権」で銅メダルを獲得。大学に進学後はパワーリフティングに絞り、2年生で出場した「アジアジュニア選手権」67・5キロ級では、スクワットとトータルで日本記録を樹立し優勝。全日本ジュニア選手権でも優勝するなど活躍した。

 就職後も、仕事が終わると毎日橿原市内の体育館で練習を積み、平成25年の全日本選手権で優勝。同年アメリカで開かれた世界ジュニア選手権74キロ級では銀メダルを獲得し、昨年の和歌山国体では成年男子83キロ級で優勝した。

 芦原さんは「プレッシャーはあったが、(連覇できて)ほっとした」と話し、パワーリフティングの魅力について、「努力した分が数字につながる競技。いろんな人と会うことができ、自分の人生を変えてくれた」と語った。

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【奈良クラブ】J3昇格なるか ライセンス交付 「可能性ある限り最後まで戦う」

 サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)の奈良クラブに、J3昇格に必要な「J3クラブライセンス」が交付された。交付は昨年に続き2年連続。奈良市の鴻ノ池陸上競技場で会見した矢部次郎ゼネラルマネジャー(GM)(38)は、「苦しいシーズンだが、可能性がある限り最後まで戦う」と語った。

J3昇格への意気込みを語る奈良クラブの矢部次郎GM

J3昇格への意気込みを語る奈良クラブの矢部次郎GM

 クラブライセンスは、ホームの規模などの基準を満たしたチームに交付されるJ3入会のための申請資格。リーグ戦で1試合の平均入場者数が2千人以上▽年間事業収入見込みが1・5億円以上▽JFLシーズンにおける最終順位が4位以内かつ「Jリーグ百年構想クラブ」のうち上位2クラブ以内―などの条件をクリアすればJ3に昇格できる。

 奈良クラブが前後期の通算成績で4位以内に入るには、後期で1位となることが必須。今季のホーム試合平均入場者数は24日時点で1445人のため、残り2試合で平均約5600人を集める必要がある。

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天理市のメガソーラー不正疑惑 市の調査委が再発防止策公表

 天理市が進める大規模太陽光発電(メガソーラー)の事業者選定をめぐり、市役所などが官製談合防止法違反容疑で大阪地検特捜部の家宅捜索を受けた事件で、外部有識者でつくる市の調査委員会は26日、再発防止策を公表した。

 調査委は8月以降4度会合を開き、「公募型プロポーザル方式」で実施された事業者選定について検証。参加した2事業者が提出した提案書を市職員のみで採点評価していたことが問題とし、選定委員は市職員以外の外部委員を中心に構成▽委員と事業者間の利害関係や接触の有無を、評価開始前に確認▽選定後は速やかに市ホームページに採点表と、採用された提案書を公表―などとする再発防止策をまとめた。

 調査委は事業自体については、「2事業者の提案額の差は1・72倍と大きく、評価自体は不合理とはいえない」として「事業継続が妥当」と結論づけていた。記者会見した並河健市長は「住民への丁寧な説明を続けながら事業を継続したい」と話した。

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春日大社の国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」はほぼ純金 信仰のあつさ示す?

 金具部分の大半がほぼ純金であることが奈良文化財研究所の調査で26日、分かった春日大社(奈良市)の国宝「金地螺鈿毛抜形太刀」。調査結果は、「黄金色が今も保たれているのはなぜ」と不思議がっていた関係者らを納得させると同時に、奉納者の春日の神へのあつい信仰心をうかがわせた。

ほぼ純金と判明した太刀

ほぼ純金と判明した太刀

 現在、国内に残る毛抜形太刀の完全品は3点のみで、1つは伊勢神宮(三重県伊勢市)、残りは春日大社の所蔵。今回、調査された金地螺鈿毛抜形太刀は貝殻を使った螺鈿など、平安時代の高度な技術によって華麗に装飾されている。

 銀にメッキしたと考えられていた金具が色あせないことに専門家らは疑問を抱いていたといい、関根俊一・奈良大学教授(日本工芸史)は「すべてを金にするというのは、そこに込める思いが違う。お金をかけ、一級の工人によって作られたのは春日への信仰の証し」とする。

 春日大社は藤原氏の氏神であり、同大社では鞘に施されたネコの奇抜なデザインに注目。奉納者はネコが好きだったという摂関家の藤原頼長が候補として考えられるとし、花山院弘匡宮司は「奉納者には『神にご加護いただきたい』という強い思いがあり、自分の気に入った意匠を施した黄金の太刀を作ったのでは」と話した。

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英語の観光情報冊子で奈良をPR 女性翻訳者塾卒業生が創刊

 県が提供している講座「女性翻訳者養成塾」の卒業生らが、英語で奈良の魅力を発信する観光情報冊子「Simply NARA」を創刊した。無料で3千部を発行。県内の宿泊施設や観光案内所などに配布している。

県の女性翻訳者養成塾の卒業生らが製作した英語の観光情報冊子「Simply NARA」

県の女性翻訳者養成塾の卒業生らが製作した英語の観光情報冊子「Simply NARA」

 県は女性の就労支援施策として翻訳者の育成を進めており、冊子の製作もその一環。平成26年度から開講している県の女性翻訳者養成塾の卒業生3人が翻訳を担当した。

 冊子は、A4版のカラー8ページで、夜間特別拝観やライトアップイベント、三輪そうめんや柿の葉ずし、かき氷など奈良の食を紹介しているほか、「万葉集」や「古事記」「日本書紀」の説明も。

 県女性活躍推進課の担当者は「養成塾の修了者が冊子の作成に携わることで、起業や就労に向けた翻訳の実績やスキルの向上につなげてほしい」と話している。冊子は季刊誌として、今後3回の発行を予定している。

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県の女性翻訳者養成塾の卒業生らが製作した英語の観光情報冊子「Simply NARA」

県の女性翻訳者養成塾の卒業生らが製作した英語の観光情報冊子「Simply NARA」

新たな魅力発見の一冊に フリー編集者の倉橋さんが「奈良の朝歩き、宵遊び」発刊

 古都・奈良の魅力を朝・夕・夜に分けてとらえたフリー編集者、倉橋みどりさん(50)の新著「奈良の朝歩き、宵遊び」が、淡交社から発刊された。寺社などのほか「とっておきの飲食店」も紹介、奈良を再発見する一冊となっている。

発刊された「奈良の朝歩き、宵遊び」

発刊された「奈良の朝歩き、宵遊び」

 奈良に暮らして20年余りという倉橋さんは、古民家を生かしたアトリエ「踏花舎」(奈良市)を拠点に編集者として活動。奈良の文化や歴史を発信するNPO法人・文化創造アルカの理事長を務め、講座やイベントを実施している。

 「時間軸で分けると新たな表情が見れるのでは」とまとめた新著では朝の奈良について、「深呼吸したくなるような清々しいひとときを過ごせる場所」を紹介。春日山へのウオーキングや東大寺二月堂への参拝、初夏のハス巡りなどを挙げている。宿や朝食も紹介、興福寺で食べられてきた精進汁にも触れている。

 「奈良の夕」では、夕日に染まる石舞台や二上山などを紹介。夜については春日大社の万燈籠や生駒山上からの夜景のほか、東大寺二月堂、薬師寺、新薬師事の3つの修二会などの魅力を伝えている。

 県外から訪れた人をもてなしたいときに訪ねるという魅力的な飲食店の紹介も。1500円(税別)。主な書店で販売している。

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近世・近代の花街・元林院を紹介 奈良市史料保存館で展示

 江戸時代から昭和初期までの奈良市元林院町の歴史を紹介する「近世・近代の元林院町―絵師の町から花街へ」が10月23日まで、奈良市の史料保存館で開催されている。

館内には江戸時代の絵師が制作した元林院町の地図や、昭和20~30年代の町の様子を写した写真など23点が展示されている

館内には江戸時代の絵師が制作した元林院町の地図や、昭和20~30年代の町の様子を写した写真など23点が展示されている

 猿沢池の南西に位置する元林院町の近世から近代にかけての変遷を知ってもらおうと同館が企画。元林院町は江戸時代までは、興福寺などに仏画などを納めていた絵師が多く住んでいたとみられるが、鉄道が整備された明治時代には、観光地としてにぎわった。芸者も最盛期の昭和初期には200人以上おり、関西有数の花街として栄えたという。

 展示では、奈良町の絵師が制作した江戸時代後期の奈良町の地図「和州奈良之図」や仏画、昭和初期に芸者が春日大社へ真榊を奉納する様子を写した絵はがきや写真などが並んでいる。

 奈良市の大学1年、山崎千寿さん(18)は「奈良町の歴史は全然知りませんでしたが、写真もあり解説も丁寧で、来てよかったです」と話していた。

 入場無料。入館は午前9時半~午後4時半。月曜と祝日の翌日は休館。10月9日午後1時半からは、職員による展示解説が行われる。問い合わせは奈良市史料保存館(☎0742・27・0169)。

館内には江戸時代の絵師が制作した元林院町の地図や、昭和20~30年代の町の様子を写した写真など23点が展示されている

館内には江戸時代の絵師が制作した元林院町の地図や、昭和20~30年代の町の様子を写した写真など23点が展示されている

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【訃報】近藤公夫氏 87歳 奈良女子大学名誉教授

 近藤公夫氏(こんどう・きみお=奈良女子大学名誉教授、造園学)25日、病気のため死去、87歳。葬儀・告別式は27日午後1時、京都市東山区五条橋東3の390、公益社中央ブライトホールで。喪主は妻、泰子(やすこ)さん。

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動物との関わり方を考えよう 宇陀市のうだアニマルパークで愛護フェス

 動物愛護週間(20日~26日)に合わせて、なら動物愛護フェスティバルが25日、宇陀市のうだ・アニマルパークで開かれ、高校生の紙芝居や読み聞かせ、犬や猫のデザインの名札作りなどが行われた。

読み聞かせをする県立榛生昇陽高校の生徒

読み聞かせをする県立榛生昇陽高校の生徒

 園内の動物学習館では、県立榛生昇陽高校(同市)の普通科人間探求コースの生徒11人が、ボランティアで手作りの紙芝居やパネルシアターの読み聞かせを行った。

 幼稚園や小学校の教員を目指している同コースの生徒は、ボランティア活動の一環として地域のイベントや保育園、小学校などで人形劇や絵本の読み聞かせを続けていて、アニマルパークでの活動は6年ほど前から。この日は犬と家族の絆を描いた「ずーっとずっとだいすきだよ」を手作りのパネルシアターにして読み聞かせたり、手遊びを交えて歌を歌ったりし、会場からは大きな拍手がおくられていた。

 同校2年の木村夏美さん(17)は「同じ絵本でも、読む場所や相手によって一回一回反応が違う。実習だけでは学べないことも知れるし勉強になりました」と話し、3年の高幣あゆみさん(17)は「ボランティア活動を通じて、子供に対する教え方や接し方などを学ぶことができました」と話していた。

家族連れが集まってプラスチックにイヌやネコのイラストを描いて名札を作っていた

家族連れが集まってプラスチックにイヌやネコのイラストを描いて名札を作っていた

 また、犬や猫の首にも掛けることができる名札作り教室も開かれ、子供たちはかわいい動物のイラストを描き、飼っているペットの名前を書くなどして名札作りを楽しんでいた。

 奈良市の小学5年、青木咲絢さん(11)は「猫が好きで、アニマルパークに来たので思い出になるような作品を作りました」と笑顔で話していた。

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「みんなが人生の主人公」テーマ 大和高田で人権・部落解放研究集会

 「第43回県人権・部落解放研究集会」が25日、「日常を、取り戻す―みんなが、自分の人生の主人公―」をテーマに、大和高田市のさざんかホールをメーン会場に開かれた。約800人が参加し、憲法学者の木村草太さんの基調講演や、グループ討論を通して、人権問題について理解を深めた。

憲法と人権をテーマに基調講演する木村草太さん

憲法と人権をテーマに基調講演する木村草太さん

 木村さんは、「憲法訴訟の現場から人権について考える」をテーマに基調講演。婚外子の相続差別問題や同性婚など、家族の形と憲法の関係性について言及し、「公権力は、『どのような家族形成を促すか』ではなく、『現にある家族』をどう保護するのが最良かを考えるべき」と指摘。昨年6月に同性婚を容認したアメリカ合衆国憲法など、世界の法律を例に出し、「公権力は個人の希望を実現するためのもの。社会の側が個人を型にはめるのではなく、個人を尊重することが大事」と説明した。

 全体集会が終了後、参加者らは各分科会に分かれ、子供の貧困などをテーマにした討論会や、人権ゆかりの地を訪れるフィールドワークも行われた。

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【高校野球】奈良大付、智弁学園など勝利 秋季近畿大会県予選

 秋季近畿地区高校野球大会県予選が25日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われた。結果は次の通り。

 【3回戦】奈良大付7-0御所実(七回コールド)▽智弁学園6-2大和広陵▽高田商11-8奈良北▽橿原13―5関西中央(八回コールド)

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認知症の人と接するには? 奈良佐保短大で公開講座

 認知症の症状や患者への接し方について市民に解説する公開講座「知っておきたい認知症の接し方」が25日、奈良市の奈良佐保短期大で開かれた。

認知症について解説する小木曽真司助教

認知症について解説する小木曽真司助教

 大学の地域貢献や情報発信などを目的に開催されている公開講座。今回は同短大生活未来科生活福祉コースの小木曽真司助教(33)が「認知症とは」をテーマに講演し、認知症が脳の細胞が死ぬことによって発症する知能の障害であることなどをスライドを使って説明した。

 その後、「認知症への接し方」として「認知症の人は周りに対して敏感になっている。不安や焦燥感を与えないように本人を責めたりせずに、さりげない気配りや対処が必要」などとアドバイスしていた。

 講座を聴いた上牧町の看護師、石橋富由子さん(37)は「認知症にネガティブなイメージを持っていたが、周りの人がサポートできるということがわかってよかった」と話していた。

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【「B」が始まる バンビシャス】安定した戦いで信州に大差つけて連勝

 バンビシャス奈良は25日、信州ブレイブウォリアーズとアウェーの2戦目を行い、96-74で勝利を収め、開幕戦を連勝でスタートした。

 バンビシャスは序盤から、ディフェンスから流れを作る、戦い方を実践。着実に得点を重ねて前半終了時点で20点差をつけて折り返した。後半は信州が激しい反撃で追いすがったが、要所で固いディフェンスで相手の攻撃を止め、大差を付けて勝利をもぎ取った。

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【訃報】橋本信代さん 96歳 橋本純信十輪院住職の実母

 橋本信代さん(はしもと・のぶよ=橋本純信十輪院住職の実母)21日、多臓器不全のため死去、96歳。通夜、葬儀は近親者のみで執り行った。告別式は10月2日午後2時、奈良市十輪院町27の十輪院本堂で。喪主は次男で十輪院住職の純信(じゅんしん)師。

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「豊かな表情に感動」 キトラ古墳壁画体験館に興奮 見学者が歓声

 「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」を中核施設とする国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区(明日香村、13・8ヘクタール)が24日開園した。開園式典のあと、午後からオープンした四神の館には大勢の家族連れや歴史ファンらが入場。「すごい」という歓声もあがり、初公開の天文図など修復を終え蘇った1300年前の極彩色壁画に感嘆していた。

公開されたキトラ古墳壁画を見ようと四神の館には大勢の来場者が詰めかけた

公開されたキトラ古墳壁画を見ようと四神の館には大勢の来場者が詰めかけた

 明日香村の日本画家、烏頭尾精さん(84)は「四神図は、色や線の描き方が美しく、特に白虎は表情が豊か。感動しました」と壁画見学に満足した様子。

 大和高田市の会社員、中村好伸さん(46)は「天文図は思ったよりも小さかったが、貴重なものを見ることができ、来てよかった」と話し、妻の美香さん(46)も「最新の設備で、貴重な文化財を保存する素晴らしい施設が建てられたと思います」。

 キトラ古墳周辺地区は「石舞台」「高松塚周辺」など国営飛鳥歴史公園の5番目の地区として整備された。四神の館(地上1階地下1階)はキトラ古墳の北に隣接。「天文図」のほかに「朱雀」「白虎」をガラス越しに見学でき、壁画の高精細映像を楽しめる四面マルチビジョンもある。

 明日香村の森川裕一村長は「壁画などの文化財は村民の誇り。村では文化財を生かした地域づくりに取り組んでおり、新しい施設をみんなで楽しく使ってほしい」と語った。

開園式典でのテープカット

開園式典でのテープカット

 開園記念行事として県立高取国際高校吹奏楽部のコンサートや、勾玉作りの体験教室などが開催され、記念行事は25日も行われる。

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【高校野球】郡山、橿原学院が3回戦突破 秋季近畿大会県予選

 秋季近畿地区高校野球大会県予選が24日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われた。結果は次の通り。

 【2回戦】高取国際5-4西の京▽奈良6-0大淀

 【3回戦】郡山3-2一条▽橿原学院3-2畝傍

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【高校野球・軟式】東大寺学園と天理が決勝へ 秋季近畿大会県予選

 秋季近畿地区高校軟式野球大会県予選が24日、橿原市の橿原運動公園硬式野球場で行われた。結果は次の通り。

 【準決勝】東大寺学園4-1奈良育英▽天理2-1奈良学園登美ケ丘

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