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踏切7カ所に点字ブロック設置 県、死亡事故受け安全対策

令和4年に大和郡山市の踏切で目の不自由な女性が電車と接触し死亡した事故を受け、県は同市など7カ所の踏切道に安全対策の点字ブロックを設置した。踏切内にある点字ブロックは全国的にも少ないという。県内で事故後に設置されたのは計15カ所になった。
7カ所は、香芝市下田西の近鉄大阪線▽桜井市谷地のJR桜井線▽葛城市長尾の近鉄南大阪線▽大和郡山市北郡山町の近鉄橿原線▽大和郡山市南郡山町の近鉄橿原線▽大和郡山市高田町のJR関西線▽河合町池部の近鉄田原本線|の各踏切となっている。
4年4月に女性が電車にはねられる事故が発生した大和郡山市の近鉄橿原線郡山~筒井間の踏切内には点字ブロックはなかった。このため、同市が同年6月に同市の踏切内に設けたのを皮切りに、国や各市がこれまで奈良市や橿原市など8カ所に設置していた。
一方、県は5年から今年5月にかけ、高齢者や障害者らの移動が多い「特定道路」のうち、踏切道改良促進法で「改良すべき踏切道」に指定された踏切に点字ブロックを設置した。
国は「道路の移動等円滑化に関するガイドライン」を改定し、踏切道での安全対策を盛り込んでいる。県内では、踏切は約600カ所あるとされ、点字ブロックのない踏切も多い。
県道路マネジメント課の担当者は「今回、事故を未然に防ぐために設置できたことはよかった。今後も必要性について検討していきたい」と話している。

奈良市長杯学童軟式野球開幕 19チームの熱戦始まる

選手宣誓する鳥見ゼブラーズの水谷颯太主将=奈良市

第45回奈良市長杯奈良市学童軟式野球大会(産経新聞社後援)が14日開幕し、同市の柏木球技場で開会式が行われた。大会は、秋の第26回ろうきん杯学童軟式野球選手権大会奈良支部予選を兼ねる。
開会式では、エントリーした同市内19チームの小学生選手たちが元気よく入場行進。鳥見ゼブラーズの水谷颯太主将が「日々支えてくださる皆さま、そして仲間に感謝し、大会では一致団結・心はひとつで優勝目指して全力プレーで戦うことを誓います」と選手宣誓した。
14、15日の試合結果は次の通り。
【1回戦】平城スポーツ少年団3-0鳥見ゼブラーズ▽大宮ホワイトベアーズ7-0登美ヶ丘フェニックス▽かすみの7-2奈良伏見イーグルス
【2回戦】山陵クィーンズ9-6平城スポーツ少年団▽都跡スポーツ少年団9-5やまと▽奈良ジュニアファイターズ13-3飛鳥紀寺スポーツ少年団▽五条山レパード8-0奈良北ゴールデンカイト

「身近な戦争被害知って」香芝市立二上小で平和学習 軍服や寄せ書き展示

今年が戦後80年の節目となることを受け、NPO法人「平和のための香芝戦争展」が、香芝市立二上小で平和学習を開催した。6年生約100人が、戦時中に同校に通っていた巽勝さん(87)と上村善一さん(88)から当時の体験を聞くなどした。

児童らに戦争体験を語る巽勝さん(中央)と上村善一さん(左)=香芝市

巽さんは、校庭で兵隊がテントを張って駐屯していたことや、児童らは本土決戦に向けて竹やりで敵兵を突く訓練をしていたことを話し、「田んぼのあぜ道で遊んでいて空襲警報に気づかず、慌てて側溝に隠れて機銃掃射から身を守った」などと振り返った。上村さんは「寝ているときもご飯のときも、昼夜問わず空襲警報が鳴り響くと、あわてて防空頭巾をかぶって避難した」と語った。
巽さんと上村さんは終戦から2年たった昭和22年4月、同級生が不発弾と知らず持ち帰った金属の棒が爆発し、5~11歳3人が即死したことなども説明。「こんな小さな町であっても戦争の犠牲になった人たちがいることを知ってもらい、いま世界で起きている紛争地で怯えながら暮らす人々のことを思いやってほしい」と呼びかけた。

出征する兵士への寄せ書きを眺める子供たち

教室では、当時の軍服や出征する兵士への寄せ書きも展示。男児(12)は「今まで戦争というと広島や沖縄、長崎しか知らなかった。身近で小さな子たちが被害にあっていることを知り、自分たちが生きていることを大事にしようと思った」と感想を話した。

針テラス再整備、イオンモールが事業協力者として協定

奈良市は名阪国道針インターチェンジに併設された「道の駅針テラス」(針町)のリニューアル事業について、イオンモール(千葉市)と「事業協力に関する基本協定」を締結した。イオンモールは事業協力者として今年度中に「事業計画」を市に提出し、再整備後は運営を担う予定。イオンモールにとって道の駅事業は新規参入分野という。

イオンモールが事業協力者に決まった「針テラス」=奈良市針町(市提供) 

イオンモールは令和8~11年度に工事を実施し、12年度の新施設供用開始を目指す。契約期間は30年。イオンモールが市に提案した再整備のコンセプトは「太古から今に連なる『山と水と郷の暮らし』に共感する未来につげる場所」。歴史・文化の継承、大和高原・都祁地域固有の魅力を伝える|などが盛り込まれている。
針テラスは旧都祁村が整備し、平成13年に開業。国土交通省管理の駐車場などを除き、合併で同村から引き継いだ奈良市が所有している。運営会社の債務不履行などのトラブルで新規テナントが途絶えて老朽化が進み、再整備が急がれていた。
市は公募型プロポーザル方式で事業協力者を募り、昨年10月に優先交渉権者にイオンモールを選定していた。

児童ら泥だらけで田植え 三郷町立2小学校で体験

泥だらけになりながら苗を植える三郷北小の児童ら=三郷町

三郷町立三郷小学校と三郷北小学校で12日、田植え体験が行われた。児童ら計約170人が、泥だらけになりながら苗を植えた。
地域と学校とのつながりの中で児童たちが学ぶ「コミュニティスクール活動」の一環として、三郷北小近くの農業法人経営者、岡島三千男さん(79)の水田で行われた。
児童たちは岡島さんから指南を受け、苗を植える作業を体験。水田に入り、「虫がいっぱいいる」「足元がぬるぬる」などと笑い合いながら、泥だらけになっていた。
岡島さんは子供たちに「昨今の米の高騰には胸が痛むが、日本人の主食としていかに米が大切かを知ってもらいたい」と呼びかけた。参加した女児(11)は「こうして田植えを体験してみると、いかに昔の人が大変だったかよく分かる。改めてお米の大切さをひしひしと感じた」と感想を述べた。
児童たちは秋には稲刈りも行う予定。

スマホで「卒煙」目指しませんか 生駒市が無料の禁煙プログラム、看護師のオンライン面談も

スマートフォンを活用して禁煙をサポートしようと、奈良県生駒市は、禁煙外来を受診しなくても自宅などで看護師らの面談を受けながら取り組める無料の「オンライン禁煙プログラム」を続けている。令和4年度にスタートし、今年度は今月13正午から参加する市民らの募集を開始。半年でたばこを完全にやめる「卒煙(そつえん)」を目指すとしている。こうした取り組みをしている自治体は珍しいという。


参加者は既存のスマホ禁煙アプリで看護師や保健師ら専門職のオンライン面談の予約をとり、半年間で5回にわたる面談を受けるほか、禁煙時のイライラを緩和する禁煙補助薬の「ニコチンパッチ」か「ニコチンガム」のいずれかを選び、チャレンジ。面談による心理療法と補助薬による薬剤療法の両輪で対応する。アプリは有料だが、市のふるさと納税の寄付金をあてる。
一人ではなかなか禁煙できない人でも途中で挫折せずに「卒煙」を達成してもらうのが狙い。市によると、禁煙すると、数日で味覚や嗅覚が改善し、2~12週間で血液循環が改善して肺機能が高まり、1カ月後以降にはせきや息切れが減るとしている。
4年度から過去3回プログラムが行われ、参加者は計64人。市健康課の担当者は「参加した人の半分程度は禁煙に成功した。ぜひ参加してほしい」と話している。
参加は市ホームページの申し込みフォームで。無料。定員30人(先着順、新規申し込み者優先)。市内在住か市内に通勤・通学している20歳以上で、スマホを持ちアプリを利用できる人が対象(禁煙外来を受診している人は参加できない)。原則半年間のプログラムとしているが、来年3月31日まで利用できる。問い合わせは市健康課(0743・75・2255)。

選手と口論、J3奈良クラブの中田監督が辞任 後任に小田切氏

サッカーJ3の奈良クラブは12日、選手と意見がぶつかる中で不適切な行為があったとして、チームの指揮を外れていた中田一三監督(52)から辞任の申し出があり、新たに小田切道治氏(46)が監督に就任すると発表した。小田切新監督は14日の試合から指揮を執る予定。
チームによると、中田前監督は今月6日、チーム内での指導に関するやり取りの中で選手と口論となり、頭部が選手の体に当たる行為が確認されたという。選手にけがはない。
チームが選手らに個別ヒアリングを実施したところ、過去にも前監督が強い表現を用いたことで、チーム内にすれ違いが生じた事例があったことが判明。9日になって、前監督から謝罪とともに契約解除の申し入れがあったという。
中田前監督は「許されるものではなく、監督として自覚と責任を著しく欠いた行為だった」とコメントした。中田前監督は高校サッカーの名門・四日市中央工業高(三重県四日市市)時代に全国高校選手権大会で優勝(帝京高との両校優勝)、小倉隆史さん、中西永輔さんとともに「四中工三羽烏」と呼ばれた。
小田切新監督は富山県出身。今年5月までJ2のカターレ富山で指揮を執った。

奈良市新斎苑、利用増、市民の持ち出し減少 旧施設比

奈良市は令和4年4月の供用開始から3年を迎えた火葬場「奈良市斎苑 旅立ちの杜」(横井町)の利用状況を発表した。3年度の運営終了時の旧施設「東山霊苑火葬場」と比べ、13歳以上の火葬の利用件数は約2倍となり、市民が市外の施設を利用する件数は大幅に減ったとしている。一方で、用地取得額が不当に高いとする住民訴訟が起こされるなど、新施設の費用の妥当性に否定的な見方もある。

「奈良市斎苑 旅立ちの杜」=奈良市

13歳以上の火葬は旧施設の3年度が2298件だったが、新施設の6年度実績は4337件と増加。これに伴い、市民が市外の施設を利用した件数は1746件から168件に減少した。旧施設では1日最大で8件までしか対応できなかったが、新施設は22件まで可能になったためで、市内での火葬を希望する市民はほぼ希望をかなえられる環境になったという。
市営火葬場を当該市外の人が利用する場合、料金は10倍近くになることがある。奈良市の旧施設は能力不足で、大阪府四條畷市など他の自治体施設を利用する市民が多かった。
3年度に奈良市民が市外の火葬場を利用したことでかかった負担は、市の火葬場を使用した場合よりも計約1億4千万円余分にかかった計算になるという。6年度の超過負担は約1352万円にとどまった。
旅立ちの杜を巡っては、用地を不当に高く購入したとして住民団体が訴訟を起こし、仲川げん市長と元地権者に約1億1600万円を請求するよう市に命じた大阪高裁判決が令和3年に確定。市は仲川氏らに損害賠償請求訴訟を起こしたが、仲川氏らが市に3千万円ずつ支払い、遅延損害金を加えた残る約8600万円の市の債権を放棄する和解案が5年に成立した。
住民団体は和解成立が住民訴訟制度を逸脱しているなどとして債権回収を市に求め訴えていたが、奈良地裁は今年5月に請求を棄却した。

「捜査当局に全面協力」と天理大 大麻所持・譲り受け容疑でラグビー部員2人逮捕

天理市の天理大ラグビー部の寮で大麻を所持したとして、奈良県警は11日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで同部員の島田郁容疑者(20)を現行犯逮捕した。また大麻を譲り受けたとして、同法違反(譲り受け)の疑いで、同じ寮に住む同部員の弘田士道容疑者(20)を逮捕した。いずれも容疑を認めているという。

島田容疑者の逮捕容疑は11日、寮の自室で大麻を若干量所持したとしている。弘田容疑者の逮捕容疑は昨年12月、天理市内のドラッグストア駐車場で、密売人から大麻約1グラムを4千円で譲り受けたとしている。

県警が密売人の供述をもとに、弘田容疑者の部屋を捜索。捜査員が寮で聞き取りしたところ、島田容疑者が所持を認め、大麻が見つかった。

関係者によると、同部は6月11日から活動を自粛しているといい、天理大の永尾比奈夫学長はホームページで「この事態を厳粛に受け止め、捜査当局に全面協力するとともに、事実関係の把握を早急に進め、厳正に対処する」とのコメントを発表した。同部は関西の強豪として知られ、令和3年に決勝が行われた全国大学選手権で初優勝した。

伝統引き継ぐ ビネガードリンク 「食事と一緒に」新機軸 橿原・老舗酢醸造元「ミヅホ」

橿原市の老舗酢醸造元「ミヅホ」は、長年培ってきた醸造技術をいかし、米酢や黒酢をベースにしたクラフトビネガードリンク「saku(サク)」を開発した。人気が高まるノンアルコール市場に、「食事と一緒に楽しめる飲み物」として売り込む同社の新機軸だ。きっかけとなったのは、跡継ぎの大西佑亮さん(36)の「伝統を守りたい」という強い思いだという。

蔵で酢造りの工程を説明する大西佑亮さん=橿原市

同社は明治27年創業。木桶(きおけ)で発酵させるという江戸時代から続く伝統製法で約7カ月間かけて酢を醸造する。木桶は社有の東吉野村の山から切り出された吉野杉を使用したもので、この中でじっくりと寝かせることでまろやかな味わいに仕上がる。
大西さんは、家業を取り巻く厳しい状況から父の甚吾社長に「継ぐな」と言われ、長らく異業種の自動車業界で働いていた。転機は令和5年、大正から昭和初期に建てられた主屋と醸造施設が国の登録有形文化財に指定されたことだ。その価値や伝統を次代に引き継ぐ必要があると感じて退職し、実家を継ぐことに。
20世紀の米国の禁酒法時代にアルコールの代替品として酢をベースにしたドリンク「シュラブ」が親しまれた歴史を参考に、新たなビネガードリンクを打ち出そうと構想を温めた。
昨年に県のブランディング事業の業務委託を受けた中川政七商店の「経営とブランディング講座」を受講し、商品の発信の方法などを学び、改良を重ねた。

クラフトビネガードリンク「saku」

伝統技法の酢を使ってできあがった新ブランド「saku(サク)」は、兵庫県のイタリア料理人が監修にあたり、名は酢に含まれる「酢酸(さくさん)」から付けた。
ドライマンゴーやドライいちじくなどを使ったフルーティーな米酢ベースの「saku Komezu Fruity(こめずフルーティー)」と、黒酢をベースにシナモンやカルダモン、バニラビーンズなどのスパイスが香る「saku Kurozu Spicy(くろずスパイシー)」の2種類があり、炭酸水などで希釈して楽しむ。
フルーツやスパイスなどが複雑に絡みあった味わいで、「ノンアルコールながら酒を飲んだときのような気持ちになれる」と大西さん。「健康によいから酢を飲む、のではなく、おいしいから飲みたいがコンセプト。ビネガードリンクを通して、守られてきた醸造方法や伝統を知るきっかけとなれば」と期待を寄せる。
1本300㍉㍑入り2970円(税込み)。全国の中川政七商店直営店やsaku公式オンラインショップ(https://mizuhosu.base.shop/)で購入できる。

喜光寺でハスが開花 12日から4寺院で「奈良・西ノ京ロータスロード」

奈良時代の僧、行基ゆかりの喜光寺(奈良市)で、夏の到来を告げるハスの花が咲き始めた。市観光協会はハスで彩られる同寺と西大寺、唐招提寺、薬師寺(いずれも同市)を巡るイベント「奈良・西ノ京ロータスロード」を12日~8月11日に行う。

咲き始めたハスの花‖奈良市の喜光寺

行基が庶民に仏の教えを説く拠点とし、晩年を過ごした喜光寺。平城宮跡にも近いこの古刹では例年、本堂近くに置かれた約250鉢のハスが順にピンクや白色の花を咲かせ、参拝者の目を楽しませる。今年は今月8日に初めて開花し、現在数輪が咲いている。
小林澤應副住職は「社会でいろいろなことが起こる中、花を見て癒やしてほしい」と語る。ハスは午前中に花を開いて午後には閉じる。見頃は7月になりそう。拝観料は500円。
ロータスロードでは4寺院の共通拝観券を4千円(オリジナルグッズ含む)で販売し、同券提示で特別な御朱印(別に納経料必要)を授与する。今年は新企画として西大寺で、蓮の花の文様の瓦を紙に写し取る拓本体験もある。
ロータスロードについて問い合わせは奈良市観光協会(0742・30・0230)。

「脱炭素先行地域」生駒市 集会所初の太陽光発電が稼働、小型電動車運行にも活用

生駒市は、市南部の集会所「萩の台住宅地自治会館」(萩の台)に太陽光発電設備と蓄電池を設置し、発電を始めた。同市は令和5年4月に環境省から「脱炭素先行地域」に選定され、市内各自治会の集会所に太陽光発電設備などの設置を呼びかけており、集会所への設置と稼働は初めて。同自治会館の電源として使用しているほか、6年10月から萩の台住宅地で運行している小型電動車「グリーンスローモビリティ(グリスロ)」の運行にも活用している。

太陽光発電設備が設置された萩の台住宅地自治会館=生駒市(同市提供)

脱炭素先行地域は2030(令和12)年度までに民生部門の電力消費に伴う二酸化炭素(CO2)排出の実質ゼロを実現する地域で、県内で選定されているのは生駒市のみ。萩の台住宅地自治会と市北部のひかりが丘自治会の既存住宅地の脱炭素化を進めるなどの事業計画を国に提出し、選定された。令和5~9年度、脱炭素の事業費について国が3分の2を補助する。
萩の台住宅地自治会では、6年度に自治会館の屋根の上に発電容量5㌔㍗の太陽光発電設備と、蓄電池を設置し、今年5月30日に発電をスタートした。また両自治会の家庭に太陽光発電設備と蓄電池を設置するために、今年4月には各世帯が対象の補助金交付の受け付けを開始。国の補助があるため、自己負担は3分の1で済む。今後はほかの市内地域にも広げるとしている。
このほか、6年度に8小中学校など10市施設に計861㌔㍗の太陽光発電設備と、蓄電池をすでに設置した。市脱炭素まちづくり推進課の担当者は「9年度まで脱炭素に向けいろんな事業に取り組みたい」と話している。

生駒市の萩の台住宅地で運行しているグリーンスローモビリティ

萩の台住宅地のグリスロは、高齢者ら住民の交通手段を確保しようと、自治会と市が6年10月に運行を開始。時速20㌔未満で走る小型電動車1台が月・木曜日に無料で運行している。

NIE活動 県内実践7校が昨年度の成果を報告 

 

昨年度のNIE活動の内容や成果などを紹介する実践校の教員ら=奈良市

新聞を学校教育の場で活用する「NIE活動」の普及を図る県NIE推進協議会(会長、前田康二・奈良教育大副学長)の総会などが7日、奈良市内で開かれ、令和6年度の各実践校がそれぞれの取り組みを報告した。
6年度の県内実践校は、五條市立五條小▽同市立五條南小▽葛城市立忍海小▽同市立當麻小▽五條市立五條西中▽葛城市立新庄中▽県立香芝高-の7校。各校の教員らが活動の内容や成果などを紹介した。
このうち昨年度で実践校の指定を外れた五條西中の担当教員は「新聞に触れることによって生徒が社会の出来事に興味をもつきっかけになったり、自分の生活と結びつけて考えたりすることが少しずつできるようになった」と評価し、今後も可能な範囲で取り組みを続けていくとした。
7年度の実践校は次のとおり。
【継続校】五條小▽五條南小▽葛城市立當麻小▽同市立忍海小▽同市立新庄中▽県立香芝高=県独自【新規校】育英西高

「ロス・パラ代表目指す」 卓球・中村選手、天理市長訪問

3月に神戸市で開催された「第45回全日本オープンパラ卓球選手権大会」(肢体の部)で、3位に入賞した天理高校出身の中村亮太選手(22)=日本オラクル=が、天理市役所を訪れ並河健市長に報告した。

パラ卓球の中村亮太選手(中央)と並河健市長(右)=天理市

中村選手は奈良市在住。1歳8カ月で小児がんの一種、神経芽細胞腫を発症して両下肢機能障害となった。中学から杖をつきながら卓球を始めたが、3年生で股関節の状態が悪化し、車いす卓球に転向。天理高ではキャプテンを務め、2年生で車いす卓球の日本代表に選出された。現在は生駒市体育協会高山スポーツセンターや天理高を拠点に練習に励んでいる。
大会では、準々決勝でパリ・パラ五輪日本代表の斉藤元希選手を3-0で下したが、準決勝で中本亨選手に2-3で惜敗した。
天理市役所で中村選手は「斉藤選手を下したことが大きな自信につながった」と振り返り、「3年後のロス・パラ五輪の日本代表を目指すために、一つでも多く試合に出場し、対戦成績を重ねていきたい」と熱く語った。並河氏は「中村選手の活躍は市内の車いす利用者の希望ともなる。パラ卓球の普及促進とともに、市を挙げて応援していきたい」と話した。
中村選手は6月下旬に台湾で開催される国際大会に出場する予定。

能登半島地震の避難生活の様子知り…3億3千万円相当の金塊寄贈、桜井市の70代男性「防災対策に活用を」

奈良県桜井市は6日、70歳代の男性市民から「災害時の避難所の環境整備や防災対策に役立ててほしい」と、重さ20㌔分の金塊の寄贈を受けたと発表した。現在の相場で3億3千万円に相当するといい、市は防災関連に有効活用したいとしている。

寄贈された3億3千万円相当の金塊(桜井市提供)

市によると、2月に男性から手紙で打診があり、3月17日に1㌔の金塊20本分の寄贈を受けた。金塊は長年にわたって男性が購入してきたものという。
寄贈のきっかけは、昨年1月1日の能登半島地震の際、寒さに耐えながら体育館などに避難する住民らの姿を報道で知り、桜井市で災害があった際の避難所の環境改善などに使ってほしいと考えた。高齢者や障害のある人たちが使いやすいトイレの設置などを希望しているという。
松井正剛市長は「貴重な寄付をいただき、市民に安心してもらえるよう防災対策にさらに取り組みたい」とコメントした。

産経杯奈良市学童軟式野球 西大寺ドリームズ12年ぶり3回目の優勝

 

12年ぶり3回目の優勝を果たした西大寺ドリームズの選手たち=奈良市

奈良市内の19チームが熱戦を繰り広げる第47回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会兼第66回県学童軟式野球大会奈良支部予選(同市学童軟式野球連盟主催)は最終日の8日、同市の柏木球技場で決勝戦などが行われた。決勝では、西大寺ドリームズが奈良ジュニアファイターズを1点差で下し、12年ぶり3回目の優勝を果たした。両チームは夏の県大会に奈良市代表として出場する。
8日の結果は次の通り。
【準決勝】奈良ジュニアファイターズ7-0山陵クィーンズ▽西大寺ドリームズ4-3帝塚山スポーツ少年団
【決勝】西大寺ドリームズ6-5奈良ジュニアファイターズ
◇…7日の結果…◇
【2回戦】鳥見ゼブラーズ4-3平城スポーツ少年団▽西大寺ドリームズ5-3五条山レパード【準々決勝】西大寺ドリームズ5-2鳥見ゼブラーズ

児童らが茶摘み 新芽の生茶味わう 天理市の小学校

天理市立福住小学校の児童たちが4日、近くの茶畑で恒例の茶摘みを行った。持続可能な循環型里山の暮らしの実現に向けた市の「大和高原福住村プロジェクト」の一環。児童らは、大和茶の一大生産地だった同市福住町で耕作放棄された茶畑再生にかかわっている。

茶の新芽を摘む市立福住小の児童ら=天理市

同小3、4年生22人は、近くに住む中西和子さん(83)の約300平方㍍の茶畑で、新芽を次々と摘み取った。その後、学校に持ち帰った新芽を急須に入れ、お湯を注いで生茶を味わった。児童らは「豆の香りがする」「色は薄いけれど、ちゃんとお茶の味がする」と口々に感想を話した。
茶畑再生にかかわる健一自然農園(大和郡山市)の伊川健一さん(43)は「この地域はお茶と歩んだ歴史が深い。子供たちに生の茶葉を味わってもらい、焙煎したり手を加えたお茶との味の違いを感じてほしかった」と話した。

開庁時間短縮、県内で広がる 奈良市に続き生駒・橿原市 働き方改革

職員の働き方改革の一環で、来庁者に対応する開庁時間を縮める自治体が奈良県内でも増えている。生駒市が9月1日から、橿原市では試行的に7月1日から、現在の「午前8時半~午後5時15分」を「午前9時~午後4時半」に変更。奈良市でも2月から、「午前8時半~午後5時15分」を「午前9時~午後5時」としており、こうした動きがさらに広がるのか注目される。
これまで各市では、職員の就業時間と開庁時間が同じだったため、開庁までの準備や閉庁後の後片付けなどで時間外勤務が生じていた。短縮によって改善するとともに、業務の効率化を図る。
生駒市で対象となるのは市役所のほか、市民活動推進センター、こども家庭センター、セラビーいこまにある健康課と、北コミュニティセンターや南コミュニティセンター、図書会館、鹿ノ台ふれあいホールの各市民サービスコーナー。昨年9~10月、市役所の市民課を訪れた人の約90%が、午前9時~午後4時半の時間帯だったことから導入に踏み切った。
開庁時間の短縮とともに、行政手続きのオンライン化を進め、市役所に行かなくてもできる手続きを拡充するとしている。すでに住民票の写しなどをコンビニで交付し、転出届などをオンライン化。7月からは市民課や課税課で交付する除籍謄本や納税証明書などの証明書についてマイナンバーカードを利用したオンライン申請を開始する予定。交付手数料や郵送代はクレジットカードやスマートフォン決済サービス「Pay Pay(ペイペイ)」で決済できるようにし、市役所に行かなくても手続きを可能にする。
小紫雅史市長は「(開庁時間を)短くすることでご迷惑をかけるところもあるが、デジタル化を組み合わせることでご理解をいただきたい」と話した。
また、橿原市で対象となるのは、市役所分庁舎「ミグランス」にある市民窓口課をはじめ年金や福祉、子育てなどの窓口業務。今年度中は試行期間とし、従来の時間も受け付けるが、利用状況をみて来年度以降に完全な形での実施を検討するとしている。市によると、短縮される朝夕の時間帯の利用者は全体の1割程度という。
一方、山間部を含む県内のある自治体では、従来から朝夕の来庁者が少ないといい、今後の開庁時間について「住民の利用状況や他の自治体の動向もみて判断したい」とした。

葛城市キャラ「蓮花ちゃん」ぬいぐるみが人気 返礼品として提供

ふるさと納税の返礼品として人気を集めている「蓮花ちゃん」のぬいぐるみ(葛城市提供)

葛城市の公式マスコットキャラクター「蓮花(れんか)ちゃん」のぬいぐるみがふるさと納税の返礼品として人気を集めている。3月に長さ約50㌢と約20㌢の大小2種類がそれぞれ30体と100体製作され、一部を4月に返礼品に加えたところ、すぐにすべての提供が終了。新たに製作され、再び返礼品にした。市は「好評ならさらに製作し、返礼品として定着させたい」と意気込む。
蓮花ちゃんは平成21年4月にデビュー。市内の当麻寺で一夜にして曼荼羅を織りあげたと伝えられる中将姫(ちゅうじょうひめ)をモチーフにしたキャラクターで、市出身の漫画家、木下聡志さんがデザインした。
蓮花ちゃんのぬいぐるみをつくるのは今回が初めてで、市観光協会が、大阪市のぬいぐるみメーカーに委託して製作した。市がぬいぐるみの一部を、保育所や幼稚園、こども園、小学校などに配布。残りの一部をふるさと納税の返礼品にすることを決め、今年4月24日に受け付けを開始したところ、すぐに提供が終了。新たに市観光協会がぬいぐるみを製作し、5月から再び返礼品にした。
市商工観光プロモーション課の担当者は「奇をてらわずにストレートにかわいさを出したことが受けたのでは」と話す。ふるさと納税のすべてのサイトに返礼品として掲載している。今後、販売することも検討しているという。

生活保護業務のDX化進む 奈良市、スマホ申告やAI活用 ケースワーカーの負担減

生活保護利用者に対応する窓口業務やケースワーカーの負担軽減のため、奈良市はデジタル技術やデータを活用するデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進している。収入の申告をスマートフォンから行えるようなシステムや人工知能(AI)による補助を導入。仕事の効率化や人的資源の有効活用を目指し、人口減少に伴う人手不足に備える。

奈良市では、スマートフォンから生活保護に関するさまざまな申告や申請ができる(同市提供)

昨年4月から生活保護の決定に必要な金融機関の預貯金照会にNTTデータの電子照会システム「ピピットリンク」を導入。照会書や回答書などの紙でやり取りしていた照会業務を電子データで行うことが可能になった。手作業でのデータ入力や書類の郵送が不要になるため、照会1件当たり約100分必要だった所要時間が55分に短縮されたという。令和6年度は計1万6544件の照会業務のうち37・5%に当たる6217件が電子処理された。
また、生活保護の受給世帯が収入を得た場合の申告をパソコンやスマートフォンから行えるシステムを5年12月に導入。6年度の申告件数1万2240件のうち2132件(17・2%)がオンラインで処理され、ケースワーカーの業務効率化に役立っているという。
このほか生活保護費の算定や支給の処理に関するデータ入力を自動で処理するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や、生活保護にかかわる法令や規則などを検索するAIを導入。経験の浅いケースワーカーを補助する狙いがあり、ベテランに依存しきらない環境を整えている。
市によると、資産調査と申告のオンライン化、AI支援、RPA導入のすべてを実施している中核市は奈良市、大阪府寝屋川市、枚方市の3市だけという。
背景にあるのは、奈良市の職員数の減少だ。市人事課によると、正規職員数は平成30年(4月1日時点)に2690人だったのが、令和7年(同)に2440人。人口減少に伴い、今後さらに減少するとみられる。
一方で、市保護課によると市内の生活保護受給世帯数は、ここ数年は5300世帯前後をほぼ横ばいで推移。さらに、高齢化で年金の受け取りを開始する受給者が多く、それに伴う生活保護受給額の変更などで事務量が増えているという。
担当者は「事務にかける時間を圧縮し、受給者の自立に向けた支援に注力したい」としている。

シカの赤ちゃん一般公開 奈良公園の保護施設「鹿苑」

奈良公園で今年初めて確認されたシカの赤ちゃん=5月1日(奈良の鹿愛護会提供)

今年生まれた子ジカの一般公開が、奈良公園(奈良市)にあるシカの保護施設「鹿苑」で行われている。7月14日まで。
一般財団法人「奈良の鹿愛護会」では、妊娠したシカが安全に出産し子育てができるように保護。子ジカが公園にデビューするまでの間に母子を一般公開している。6月3日現在で鹿苑に収容している母ジカは頭、子ジカは66頭となっている。
公開は午前10時~午後4時。無料で、シカのえさなどに使われる鹿苑協力金は100円。問い合わせは奈良の鹿愛護会(0742・22・2388)。

王寺町の「だるまさんがころんだ」競技が定着 11月に5回目の全国大会 

聖徳太子や達磨大師ゆかりの王寺町の達磨寺で令和3年から開かれている「全国だるまさんがころんだ選手権大会(略称・だるころ)」が今年11月に5回目を迎える。昔遊びの「だるまさんがころんだ」をオリジナル競技にし、新型コロナウイルス禍に、だるまのように「七転び八起き」で打ち勝とうと開始。人気を集めて定着しており、今年2月には地域の活力を生み出すイベントとして表彰された。関係者は今後、全国から出場する大会になってほしいと期待する。(張英壽)

「全国だるまさんがころんだ選手権大会」に参加する人たち‖昨年月、王寺町(いずれも王寺町の文化財を生かした観光拠点づくり協議会提供)

選手権大会に参加するチームは5人で構成。競技は2チームが戦う形式で、時間は2分。競技コートで、鬼が「だるまさんがころんだ」と唱えている間に動き、15㍍先のゴールを目指す。ゴールすれば20点の特点が与えられ、合計点で勝敗を競う。動いているところが鬼に見つかればアウト。鬼と審判はボランティアが務めている。
第1回は3年11月に開かれ、新型コロナの感染拡大防止のため県内在住者に限定して参加者を募集し、21チームが参加。その後は11月に予選大会と決勝大会を別々に開催し、第2回に49チーム、第3回に41チーム、第4回に35チームが出場。近畿を中心に県内外からの参加があった。6年9月には、東海奈良県人会の協力を得て名古屋市で名古屋大会も開かれた。
主催するのは町や町商工会、町観光協会などの関係者でつくり町が事務局を務める「王寺町の文化財を生かした観光拠点づくり協議会」。町の担当者によると、子供からお年寄りまで楽しめるのが魅力で、参加者は普段着で出場することが多いが、アニメキャラクターなどの仮装で臨むチームもある。

選手権大会には、仮装して参加する人も

一方、縁起物のだるまの生産地として知られる群馬県高崎市でも別団体が主催した同様のイベントが5年と6年に開かれ、協議会が資材を貸し出して協力した。
今年2月には、王寺町の選手権大会は、一般財団法人地域活性化センター(東京)が地域の活力を生み出すイベントを表彰する「第29回ふるさとイベント大賞」で選考委員会表彰の「ふるさとキラリ賞」に輝いた。同大賞には101件の応募があり、8イベントが大賞や最優秀賞、優秀賞など5賞を受賞した。
町地域交流課の片岡篤課長は「大会は知名度が上がってきた。今後は全国各地から出場するようになり、『だるころ』と言えば王寺町というようになってくれれば」と話している。
今年は11月15日に町立王寺北義務教育学校グラウンドで予選大会、同16日に達磨寺で決勝大会を行う。

奈良市クリーンセンター策定委 七条町など3カ所を答申

奈良市が進める新ごみ処理施設「クリーンセンター」の建設計画で候補地選定を進めてきた同市クリーンセンター建設計画策定委員会(委員長・中川幾郎帝塚山大名誉教授)は3日、仲川げん市長に、七条町などの3カ所が建設に適しているとする答申を行った。
策定委は5月の会合で、候補となっていた7カ所について、建設・維持コストなどの観点から評価を実施。このうち、点数が高かった七条町(505点)▽北之庄町(456点)▽大和田町(453点)-の3カ所について、中川委員長は災害リスクや市議会が採択した七条町での建設に反対する請願も考慮して適していると判断したと答申した。
答申後に記者会見した中川委員長は3カ所に絞ったことについて、他に検討した4カ所との差が大きかったと説明した。また「巨額の投資を伴う公共財と呼んでもいい施設の事業だ。行政のみでできる事業ではなく、議会の同意がなければ前に進まない」と述べ、市議会での議論を期待した。
同センター建設を巡っては、市が七条町を候補地に上げたことに市議会が反発し、策定委が事実上選定作業をやり直した経過がある。仲川市長は「現在の処理施設の老朽化が進むなど事態の解決は目前の課題だ」と述べ、6月議会での議論を求めた。今夏に市長・市議選が行われることについて「だれが市長や市議になっても、目を背けられない課題だ。責任を持って議論する必要がある」と話した。

保存活用へ機運高めて 橿原市、県内初の世界遺産条例制定へ 啓発フラッグも設置

建物跡などが柱で復元された藤原宮跡=橿原市

 

橿原市は2日、来年の世界文化遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」について、市民に関心を高めてもらおうと「橿原市世界遺産条例」を制定すると発表した。5日開会する6月定例市議会に条例案を提出する。市によると、世界遺産に特化した条例は県内では初めて。市内には国内初の本格的都城の藤原宮跡などがあるが、高松塚古墳で知られる同県明日香村と比べて認知度が低く、条例を機に保存活用へ機運を高めたいとしている。
「飛鳥・藤原の宮都」は明日香村、同県桜井市を含めて19の歴史資産からなり、橿原市には藤原宮跡や菖蒲(しょうぶ)池古墳など4つがある。
市の条例案は11条からなり、基本理念として「世界遺産が有する顕著な普遍的価値を維持・向上させ、将来世代へ確実に引き継ぐこと」と明記。市は、適切な保存活用を図るため必要な措置を講じるとし、市民らに対しても世界遺産の周辺環境の保全への配慮などを求めている。市議会で可決されれば8月1日から施行するとしている。
飛鳥・藤原の宮都については、今年1月に政府から国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書が提出され、夏ごろにはユネスコ諮問機関の現地調査が予定されている。亀田忠彦市長は「このタイミングで条例を制定して機運を高め、景観保全や藤原宮跡の公有地化をさらに進めたい」と話した。

ストリートファイターのキャラクターがデザインされた啓発フラッグ=橿原市内

また、市は世界遺産について歴史ファン以外にも知ってもらおうと、市役所近くの国道165号沿いに人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターを描いた啓発フラッグを設置した。担当課は「20人分のキャラクターが登場するので、歩きながら楽しんでもらえれば」としている。

子供の車内置き去り事故防ごう 香芝市が啓発ポスター

本格的な夏を前に、子供を車内に置き去りにして重大な事態に至る事故を防ごうと、香芝市は、保護者らに向けた啓発ポスター2種類を作製し、市内の保育所や幼稚園、小学生の学童保育所、市施設、駅など92カ所に配布した。それぞれで掲示するよう求めている。

子供を車内に置き去りにする事故を防ごうと、香芝市が作製したポスター(同市提供)


各地で夏などに同様の事故が起きていることから作製。商業施設の駐車場に止めた車に置き去りにしたり、子供を幼稚園や保育所などに送迎する際に施設に通っていない別の子供を車内に残したりするケースを想定した。
ポスターのうち、1種類はチャイルドシートに座った子供のイラストを掲げて「おいていかないで!」と記し、もう1種類は「いつもおくってくれてありがとう」と大きく書いたうえで「子どもだけを車内に残してしまうことは重大な熱中症事故につながります」と注意を呼びかけている。
市保育幼稚園課の担当者は「夏の日中、車を駐車すると、10分でも車内は危険な温度になる。このポスターを見てもらい、日ごろから車への子供の置き去りがないよう意識してほしい」と話している。

産経杯奈良市学童軟式野球(5月24、31日、6月1日の結果)

第47回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会は5月24、31日、6月1日に2回戦と準決勝計6試合を行った。残りの2回戦と準決勝を7日に行い、準決勝、決勝は8日に予定している。
5月24、31日、6月1日の試合結果は次の通り。
【2回戦】奈良伏見イーグルス3-1高の原ファイターズ▽山陵クィーンズ7-0奈良チャレンジャーズ▽奈良ジュニアファイターズ20-0登美ヶ丘フェニックス▽かすみの4-3やまと
【準々決勝】山陵クィーンズ9-2奈良伏見イーグルス▽奈良ジュニアファイターズ10-3かすみの

生駒市立病院10周年 総合病院空白10年経過し開院、15日記念式典

近鉄東生駒駅(生駒市)前にある生駒市立病院(同市東生駒)が6月1日、開院から10年を迎えた。平成17年に近鉄生駒駅前にあった県国民健康保険団体連合会運営の生駒総合病院が閉院した後、10年にわたり市内に総合病院が空白になる中、27年に開院した。同15日には10周年記念式典が開かれる。

開院から10周年を迎えた生駒市立病院

生駒市立病院を巡っては、18年の市長選で初当選した山下真氏(現知事)が病院建設を公約。内科、外科、整形外科、産婦人科など14診療科でスタートし、リウマチ科や糖尿病内科などが加わり現在は19診療科。病床数は開院当初から210床で、医療法人徳洲会が指定管理者となっている。救急医療を受けられる地域の中核的な総合病院で、市内外の人たちが通院・入院している。
開院時からの累積赤字があったが解消し、令和2年度以降、病院経営は経常黒字を続けている。
昨年には国から緊急時に対応する「在宅療養後方支援病院」に認定され、市地域医療課の担当者は今後の市立病院について「高齢化が進んでいくので、在宅医療に力を入れたい」と話している。

10周年記念式典は生駒駅前のたけまるホールとベルテラスいこまで開催される。たけまるホールでは、小紫雅史市長が今後の医療施策、遠藤清院長が今後の病院運営についてビジョンを発表。続いて市のこれからの地域医療について小紫市長や遠藤院長、山下知事らがパネルディスカッションを行う。たけまるホールでは骨密度、血管年齢の無料測定、ベルテラスいこまでは市消防による心肺蘇生法体験や、非常食の展示、パンや加工品、野菜の販売など多彩な催しがある。午前9時半~午後3時半。入場無料、申し込み不要。

県立高4校へ自転車ヘルメット JA共済連県本部が寄贈

自転車事故の被害防止に役立ててもらおうと、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)県本部は30日、県警に自転車用ヘルメット50個を寄贈した。県警は県立高校4校の自転車通学の生徒らに配る。

県立郡山高の植村麻未さん(左)にヘルメットを手渡す県警交通部の朝山昭彦参事官=大和郡山市

県警によると、令和2~6年の全国の自転車乗車中の死亡事故の致命傷は、頭部の損傷が半数を占める。一方で、5年4月の道路交通法改正で自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されているが、6年度の県の普及率は13・7%で、全国平均の17・0%を下回った。
同県本部はそうした現状を踏まえ、自転車通学の高校生たちに寄贈したヘルメットを着用してもらうことで、啓発モデルになってもらおうと寄贈を決めた。この日は郡山高で寄贈式が行われ、県警交通部の朝山昭彦参事官が同校の村井博樹校長と生徒会の2年、植村麻未さん(16)に目録とヘルメットを手渡した。
朝山参事官は「自転車事故の重大な被害を少しでもなくすために、通学で日常的に着用することを推進してもらえたら」と期待した。植村さんは「市内の通学路は道が狭く車も多いのでヘルメットを着用している。ヘルメットをかぶっていない人にも勧めたい」と話した。
県警はこの日生駒高にも寄贈したほか、後日に県立商業高と香芝高に寄贈する予定。

大和西大寺駅周辺の渋滞対策 知事、政府要望見送り 高架化へ調査

「開かずの踏切」がある奈良市の近鉄大和西大寺駅周辺の渋滞対策について、山下真知事は5月30日の定例記者会見で、令和8年度政府予算編成への最重点要望(知事要望)に盛り込むことを見送る方針を明らかにした。同市などと協議会開催のめどが立たないためとし、今年度に高架化などを検証する交通シミュレーション調査を行い、結果を市に示す考え。
大和西大寺駅周辺の渋滞解消について、県は2年度予算編成から政府に最重点項目として要望してきた。一方、県と市、近鉄の3者協議会は5年に2回開かれて以降は開催されていない。
県は高架化によって、「開かずの踏切」が解消されて交通の安全性と利便性が確保されるほか、高架化に伴う周辺道路の整備で県や市のさらなる発展につながる|などと説明。その上で、交通シミュレーション調査をして、高架化や周辺道路の整備について効果を検証するとしている。
山下知事は会見で「高架化の必要性はあると考えているが、市に理解してもらえないとできない。調査をしてデータを市に示した上で議論したい。高架化だけでなく、(周辺整備で)駅北側が劇的に変わることも示したい」と話した。

奈良市内でもクマ目撃「非常事態」 猟友会との情報共有も

奈良市の東部地域で28、29の両日、ツキノワグマが目撃され、市は注意を呼びかけるとともに、非常事態に備え猟友会との情報共有を始めた。
28日昼ごろ、同市月ケ瀬月瀬で住民がツキノワグマ1頭を目撃。また、29日午前7時ごろには、阪原町で車で通行中の人が1頭を見つけた。いずれも体長1㍍程度という。
市によると、奈良県内のツキノワグマの生息域は吉野川以南とされているが、今月は北部地域の天理市や山添村でも目撃が続いており、異例の事態という。

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