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東大寺学園中が初優勝 小・中学校将棋団体戦

決勝で東京都代表の海城中(右)と対戦する県代表の東大寺学園中=東京・大手町(相川直輝撮影)

東京都千代田区の大手町サンケイプラザで8日に行われた「文部科学大臣杯 第21回小・中学校将棋団体戦」(主催・産経新聞社、日本将棋連盟、後援・文部科学省、特別協賛・ヒューリック)の決勝大会で、県代表の東大寺学園中が初優勝を飾った。
同中3年の田畑優さんは「決勝は苦しい戦いだったが、勝ててうれしい。優勝を狙っていたので喜びもひとしおです。厳しい状況でも落ち着いてできたのがよかった。後輩は2連覇をしてほしい」と喜びを語った。
◇準決勝(敬称略)
東大寺学園中(松岡輝真、末浪佑二郎、田畑優)○2−1●攻玉社中(東京)
◇決勝
東大寺学園中○3-0●海城中(東京)

奈良のシカ 最多1465頭 4年連続で増加 愛護会調査

奈良公園に生息する奈良のシカ=奈良市

奈良公園(奈良市)に生息する「奈良のシカ」(国天然記念物)は前年に比べ140頭多い1465頭で、記録のある昭和28年以降で最多であることが奈良のシカを保護する一般財団法人「奈良の鹿愛護会」の調査で分かった。
7月15、16日に調査を行った。雄ジカは前年比で2頭多い315頭、雌ジカは18頭増の816頭、子ジカは120頭増加の334頭。全体の頭数は令和4年から4年連続で増え続けている。同会の施設「鹿苑」で保護されているシカは247頭で、21頭減った。
また、昨年7月から今年6月までに死亡したシカは前年比10頭増の140頭。内訳は雄ジカ30頭、雌ジカ41頭、子ジカ69頭だった。死亡原因で最も多いのは「死因不明」などその他の74頭で、次いで交通事故の36頭、疾病の30頭だった。
シカがからんだ交通事故発生件数は、前年より8件多い72件。県庁東交差点~近鉄奈良駅前が最多で23件、次いで大仏殿交差点~高畑交差点の16件、県庁東交差点~福智院交差点の13件だった。
頭数が増えた理由についてはこれまで新型コロナウイルス禍で減少した観光客が戻り、鹿せんべいをもらう機会が増えたことが一因とも考えられている。
一方、交通事故の発生件数が増えていることを踏まえ、奈良の鹿愛護会は「生まれて間もない子ジカは小さくて見えにくいので、注意して運転していただきたい」と呼びかけている。

夏の高校野球 天理、粘り及ばず初戦敗退

試合に敗れた天理ナイン=甲子園球場(水島啓輔撮影)

 

第107回全国高校野球選手権大会第2日の6日、県代表の天理は鳴門(徳島)と対戦。暑さ対策で試合開始が午後6時半からのナイターとなり、序盤から1点を争う好ゲームになった。中盤に逆転された天理は懸命の粘りをみせたがあと一歩及ばず、3年ぶり30回目の夏の甲子園は初戦で涙をのんだ。
天理は一回、先頭の冨田の右前打などで一、三塁とし、赤埴が右前適時打で1点を先制。さらに1死二、三塁から内野ゴロの間に2点目を挙げた。二回には吉田の左前打や犠打などで2死二塁。好調の冨田が左越え二塁打を放ち1点を追加した。

【天理―鳴門】二回、適時二塁打を放つ天理・冨田(泰道光司撮影)

先発松村は、コースを狙う丁寧な投球をみせたが四回に2点本塁打で追いつかれる。橋本、長尾の継投で相手打線をかわそうと粘りの投球をみせたが逆転を許した。
2点リードされた七回、四球と犠打などで1死三塁とし、4番永末の犠飛で1点差。九回には、2死から伊藤の四球、赤埴が中前にしぶとく弾き返して一気に逆転のチャンスをつかんだ。三塁側アルプススタンドから「ワッショイ、ワッショイ」と大歓声が響くなか、永末が外野へ大きな飛球を放ったが及ばずゲームセット。最後まで息詰まる熱戦に温かい拍手が送られた。

夏の高校野球開幕、天理の選手たち力強く行進

 

元気よく入場行進する天理ナイン=甲子園球場(成田隼撮影)

第107回全国高校野球選手権大会は5日、甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕した。開会式では、県代表として、3年ぶり30回目の夏の甲子園出場となる天理の選手たちが力強く入場行進した。
天理は大会2日目の第4試合(6日午後6時45分開始予定)で鳴門(徳島)と対戦する。

被爆医師の思い次世代に 上牧町が8,9日に朗読劇 15日までパネル展も

朗読劇「響け! 長崎の鐘」に出演する町職員ら=上牧町

戦争の悲惨さや命と平和の尊さを知ってもらうため、奈良県上牧町は町文化センターペガサスホールで8、9日、朗読劇「響け! 長崎の鐘」を上演する。長崎原爆で重傷を負いながら被爆者救護に奔走し、多くの人に平和を訴えた医師、永井隆博士(1908~51年)の軌跡を描く。
同町は令和4年から毎年この時期に、職員が「戦争」をテーマにした朗読劇を開催している。今回は総務部の高木真之理事(59)が、永井博士の著書「長崎の鐘」「この子を残して」をもとに脚本を執筆。永井博士の孫で長崎市永井隆記念館長の永井徳三郎さんが監修に当たった。職員だけではなく、町立小学校の児童3人も子役として舞台に上がる。
劇では、放射線医学の研究中に白血病を発症し、余命3年の診断を受けた永井博士が、約2カ月後に長崎原爆で妻を亡くし、自らも被爆しながらも原爆被災者らの救護に尽力する姿を伝える。幼いわが子2人を残してこの世を去らねばならない永井博士の悔しさや、平和への思いも表現している。
永井博士を演じる総務課の大谷湧希さん(29)は「平和の大切さを訴え続けた博士の思いを次の世代につなぐバトンの役目を担っていると思っている。心に響く思いやメッセージを感じてもらいたい」と話している。
上演は8日午後3時からと9日午前11時からで、それぞれ約1時間。入場無料で全席自由席。手話通訳がある。ホール前ロビーでは、長崎や広島の被爆の実相を写真パネルなどで伝える資料展を15日まで開催している(午前9時~午後5時、15日は正午まで。4日と12日は休館)。
問い合わせは上牧町秘書人事課(0745・76・2501)。

県、歳入・歳出ともに増加 令和6年度一般会計決算

県は5日、令和6年度一般会計決算の概要を発表した。歳入・歳出ともに前年度より増加した。翌年度への繰り越し分を引いた実質収支は、前年度より19億円少ない30億円の黒字となった。
歳入は前年度比5・4%増の5814億円。主な財源の県税等は、株式市況の好調などから8・3%増の2307億7千万円。国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対策関連が減少し、14・2%減の700億9千万円だった。
県民の借金に当たる県債残高は8665億円で、ピークの平成26年度から10年連続の減少となった。
歳出は前年度比5・9%増の5765億円。6年度は職員の退職者が多く、退職手当が80・3%増の105億6千万円となった。普通建設事業費のほか医大・病院機構整備等基金など積立金や繰出金などが増加した。
財政状況の指標(速報値)は、借金の割合を示す実質公債費比率が前年度比0・5㌽減少の8・8%となるなど、いずれも健全であることを示す基準をクリアした。

河瀬監督「後進たちを育てたい」 奈良を舞台に若者に映画づくり教えるワークショップ開催

次世代を担う映画人を発掘する「なら国際映画祭 for Youth 2025」(9月21~23日)に先立ち、映画祭の実行委員会は今月7~12日、若者たちが古都奈良の神社仏閣などを舞台に映画制作を体験する「ユース映画制作ワークショップ」を開く。映画祭のエグゼクティブディレクターを務める河瀬直美監督らプロの映像制作スタッフがサポートに入るといい、河瀬監督は「これからの映画にかかわる後進たちを育てたい」と意気込み、参加者を募集している。


同ワークショップは、令和2年から開催。河瀬監督が「関東や世界では美術館でもワークショップが行われ、興味がある分野についてより深く知見を広めるきっかけになっているが、奈良では圧倒的に少ない」と感じたことがきっかけだ。
期間中は、ロケハンから企画・撮影上映までの映画づくりの流れを学んでもらう予定で、河瀬監督は「奈良にはいっぱい、いいものがある。若い人たちが本物に触れる機会を作るとともに、発信する力を培ってもらいたい」と話す。
対象となるのは、13歳~18歳(海外からの参加も可能で高校生まで)。定員は若干名。参加費は3万3千円(交通費・宿泊費は別途必要)。制作した映画は今秋、奈良市内で開かれる「なら国際映画祭 for Youth 2025」のほか、大阪・関西万博の会場内でも公開される。
また実行委は、世界の映画賞の作品などを鑑賞し審査する「ユース映画審査員」や、映画祭の広報・運営に携わり、映画祭づくりの戦略を学ぶ「ユースシネマインターン」の参加者も募集している。「ユース映画審査員」は対象は13~23歳で参加費5500円、定員8人、「ユースシネマインターン」は対象は15~23歳で参加無料、定員7~10人。いずれも申し込みは先着順。
詳細は、なら国際映画祭ホームページ(https://nara-iff.jp/news/3309/)。

「飛鳥・藤原」世界遺産へ民間が後押し 商議所など「応援する会」設立

飛鳥時代の遺跡で構成され、来年の世界文化遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」(橿原市、桜井市、明日香村)について、民間から登録の機運を盛り上げようと、地元の橿原商工会議所や観光協会などが、「応援する会」を結成した。登録の可否は来年夏ごろに決まるとみられ、会長の佐藤進・同商工会議所会頭は「このタイミングで設立することで、地域や民間の立場からさらに後押ししたい」と意欲をみせている。

世界遺産登録へ意欲をみせる「応援する会」の佐藤進会長(左)と中谷昌紀副会長=橿原市内

世界遺産登録については政府が今年1月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出し、夏か秋ごろにユネスコの諮問機関「イコモス」の専門家が現地を視察する予定。イコモスの判断を経て、来年夏ごろにユネスコの世界遺産委員会で審議される見込みとなっている。
応援する会は、3市村の商工会議所や商工会、観光協会、近鉄百貨店橿原店で構成し、民間ならではの柔軟な発想やノウハウを生かして活動する。ボランティアガイドの育成や啓発ポスターの掲示、今秋をめどにホームページに特設サイトを設けて市民らの応援メッセージなどを掲載する予定。

飛鳥時代の都の藤原宮跡。奥は香具山=橿原市

7月10日に設立総会が橿原市内で開かれ、会長に選任された佐藤氏は「飛鳥・藤原の地から日本の国が形成されたことを、国内外の人たちに知ってもらえるよう地域全体で応援したい」と述べた。
「飛鳥・藤原の宮都」は国内初の本格的都城の藤原宮跡(橿原市)、飛鳥美人壁画で知られる高松塚古墳(明日香村)、山田寺跡(桜井市)など19の資産で構成されている。

シルクロードの文化交流示す資料 富雄丸山古墳とウズベク出土の虺龍文鏡を同時展示へ

左から「富雄丸山虺龍文鏡」(奈良市教育委員会提供)、「サマルカンド虺龍文鏡」(ウズベキスタン共和国芸術文化振興財団提供)

奈良市は7月31日、奈良国立博物館で令和9年7~8月の開催を予定している姉妹都市のウズベキスタン・サマルカンド市との特別交流展で、富雄丸山古墳(4世紀後半)から出土した国内最大の虺龍文鏡(きりゅうもんきょう、直径19・1㌢)と、サマルカンド市のコクテパ墳墓(紀元前1世紀)で出土した同形の鏡(直径18・7㌢)を合わせて展示すると発表した。シルクロードの文化交流を示す貴重な資料としており、コクテパ墳墓の鏡は日本初公開という。
中国では紀元前の前漢時代、武帝が外交官の張騫(ちょうけん)を西域に派遣して中国と中央・西アジアの文化交流が始まり、シルクロードが開拓されたとされる。ウズベキスタン国内でも前漢の青銅器などが出土し、コクテパ墳墓の虺龍文鏡はシルクロードの開拓時代を物語る資料として国宝級の扱いをされているという。同墳墓はサマルカンド市中心部から約30㌔北に位置し、人骨と金の装飾品があったことから、地位の高い女性が埋葬されたとみられている。
国内で虺龍文鏡が古墳から出土するのは珍しい。市ではシルクロードによるサマルカンド市とのつながりを知り、鏡の対比ができる貴重な機会としている。
交流展は令和9年7~8月の開催が予定されており、市は展示を充実させるため今年9月末までふるさと納税で寄付を募っている。詳細はホームページ。

全国学力テスト 奈良は中学校全教科に課題 小学校はほぼ全国並み

文部科学省が小学6年と中学3年を対象に行った令和7年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が公表された。県内公立の小学校は実施した3教科ともにほぼ全国平均と同レベルだが、中学校はいずれも全国より低く課題がみられた。
調査は4月中旬に行い、小学校178校、中学校94校と義務教育学校、特別支援学校が参加した。
平均正答数は、小学校国語は14問中9・4問、同算数は16問中9・3問、同理科は17問中9・7問で、いずれも全国と同じだった。
中学校国語は14問中7・4問で、全国(7・6問)を0・2、同数学は15問中7・1問で、全国(7・2問)を0・1それぞれ下回った。同理科はオンライン方式による実施で500を基準にしたスコアで表され、全国の503に対し奈良県は492だった。
学習状況調査では、「授業では各教科などで学んだことを生かしながら、自分の考えをまとめる活動を行ったか」との問いで肯定的な回答は中学校で55・6%で、全国の70・6%を大きく下回るなどの結果となった。
県教育委員会は結果を受け、指導を改善するため今後、市町村教育委員会の担当者や教員を対象にした説明会を実施する。県教委の担当者は「小学校は全国とほぼ同じような分布だが、中学校は正答が少ない生徒の割合が高い傾向がみられる。今後分析を進め、各校で指導できるよう県として方向性を示したい」と話している。

奈良「正論」懇話会詳報 なぜ石破首相は退陣しないのか 有元特別記者

「参院選後の政局」をテーマに開かれた奈良「正論」懇話会の講演会=奈良市

奈良市で28日に開かれた奈良「正論」懇話会の第96回講演会。「参院選後の政局」と題して講演した産経新聞特別記者の有元隆志氏は、参院選で自民、公明両党が大敗した原因を「保守層の期待を裏切っている」と断じた。自民党内で退陣要求が高まりながらも石破茂首相が続投に意欲を示す理由やポスト石破の見通しを語り「自民党を立て直し、安全保障や国内の諸課題への対策に早急に取り組まなければならない」と主張した。詳細は次の通り。
◆保守層への裏切り
参院選の比例代表の結果を見ると、自民、公明は大幅に票を落とし、共産党は日本保守党に負けた。日本維新の会は踏ん張ったが国民民主党、参政党を下回ったのが衝撃的。自民の選挙は支持層を固めないと勝てないが、大幅に減って参政や国民に流れている。
日本会議は7月24日付の声明で「リベラル化した自民に対し、保守層がノーを突き付けた結果」としている。本来、保守層が期待している憲法改正や外国人による土地買収の規制などを進めず、「LGBT理解増進法」を制定し、夫婦別姓の議論を進めようとしている。日本会議は「保守政党の中核としての矜持(きょうじ)を取り戻し、果断に国家政策を提案し実現することが党再生の道筋」としている。まさにその通りだ。
石破首相と国民意識との乖離(かいり)がひどい。「官邸病」にかかっていて、自分がやらなければ国が成り立たないと思い込んでいる。
石破政権の迷走は参院選直前に決めた国民1人当たり2万円給付だ。選挙向けのばらまきが見え見え。財務省寄りの立憲民主党の野田佳彦代表ですら食料品の消費税率0%を打ち出し、維新、国民なども消費税に手を付けろと言っているのに、石破首相は森山裕幹事長に止められて消費税に手を付けなかった。
これは森山氏が自民党税調のドンと呼ばれ、消費税導入を進めた故・山中貞則氏の議席を引き継いだことに理由がある。
石破氏は参院選でにっちもさっちもいかなくなって給付金を打ち出したが、評判を落とした。
◆石破首相が退陣しない理由
石破首相は8月15日の戦後80年の談話をやりたいと周辺に語っている。戦後70年で安倍晋三元首相が出した談話を上書きしようとする思惑ではないか。
安倍元首相の談話は侵略、おわびに言及しているが、一番言いたかったのは謝罪を次世代に背負わせないことだ。だが石破首相は「なぜあの戦争にわが国は突っ込んでいったのか。もう一度歴史に謙虚に学び、日本の平和は尊い犠牲の上にある、そのことに思いをいたしたい」と語り、戦争責任にこだわっている。
石破首相が懸念するのは8月15日に談話が出せなくなること。だから8月下旬まで引きずっているのではないか。
 ◆ポスト石破
昨年の総裁選に立候補したメンバーをみると有力候補は高市早苗氏だと思う。
安倍元首相が殺害され、昨年の総裁選は旧安倍派が政治とカネの問題でガタガタになって、高市氏は推薦人20人を集めるのにも苦労した。ところが地方遊説は非常に反応が良かった。党員・党友票は石破首相を上回って1位だった。
当初最有力とみられていた小泉進次郎氏は国会議員票は1位だが、党員・党友票は2人に差を付けられた。小泉氏の敗因は、最初の会見で選択的夫婦別姓に決着をつけると言い出したこと。再び総裁選に出ても夫婦別姓などに言及すると自民から票がはがれる。
日本を取り巻く安全保障環境は危うい。中国は軍備を増強し、北朝鮮は核開発だけでなく、ウクライナで実戦経験を積んでいる。自民は党を立て直し、安全保障や国内課題への対策に早急に取り組まなければならない。それが日本を立て直すことになると思う。

近鉄大和高田駅開業100周年 市内3主要駅で鉄道写真など展示

大和高田市の近鉄大和高田駅が開業100周年を迎えたのを記念した「なつかしの鉄道写真展」が同市西町の市立図書館で開かれている。同駅、近鉄高田市駅、JR高田駅の市内主要3駅などの貴重な写真約80点が展示されている。

近鉄大和高田駅など3駅の貴重な写真を集めた「なつかしの鉄道写真展」=大和高田市

同市のまちづくりボランティア団体「夢咲塾(ゆめさきじゅく)」が主催し、同図書館が協力して開催。写真は同市や元市職員の鉄道愛好家、夢咲塾が提供した。
近鉄大和高田駅は大正14年に大阪電気軌道の高田駅として開業し今年で100周年を迎えた。現在は近鉄大阪線の駅として利用されている。写真展では、昭和年代とみられるホームの写真が展示されており、「榛原」「大阪」と書かれた電車と、通勤時とみられるスーツ姿の人や制服の女子生徒が写っている。

昭和20年代の近鉄高田市駅の駅舎。旧字体の「驛」と書かれている

また近鉄高田市駅では、昭和20年代の駅舎とその周りの制服姿の男子生徒をとらえた写真を展示。駅名の看板は旧字体の「驛」と記されている。JR高田駅関連では、3つの車輪で走る「オート三輪」が停車した国鉄時代の駅の写真や、人々で混雑する駅前の商店街の写真などが展示されている。
夢咲塾企画委員で元市職員の阪本昌敏さん(66)は「大和高田の発展に寄与した鉄道の歴史を知ってほしい」と話している。
8月13日まで。無料。同図書館は月曜休館(祝日の場合は火曜休館)。

知って愛そう、わが町・広陵 写真ふんだん、冊子作製

古里に愛着を持ってもらおうと、広陵町社会教育委員会議は町内の自然やまち並み、景色を写真をふんだんに使って紹介した冊子「広陵町の風景」を400部作製した。町役場や公民館、図書館などに置いているほか、町ホームページ(HP)に掲載している。

掲載されている南郷環濠の写真

同会議は町教育委員会生涯学習課に事務局が置かれ、生涯学習など社会教育の事業計画を立案する組織。町文化協会写真部のメンバーや地域の人たちから写真の提供を受けた。

百済野の夕景や田などのページ(広陵町ホームページから)

冊子では、町南東部の「百済野(くだらの)」の夕景や田、環濠集落の「南郷環濠」、西部に広がる「馬見(うまみ)古墳群」、新しい住宅地として開発された「真美ケ丘(まみがおか)ニュータウン」などの写真を掲載。竹取物語ゆかりの讃岐(さぬき)神社周辺を紹介したページでは、かぐや姫をモチーフにした町イメージキャラクター「かぐやちゃん」のモニュメントも。いずれも町出身で五輪柔道金メダリストの野村豊和さんとおいの野村忠宏さんの栄誉をたたえた「金メダルの塔」も紹介している。

「かぐやちゃん」のモニュメントのページ

町役場などに置かれているが、町民らへの配布は行っていない。生涯学習課の担当者は「町HPで楽しんでほしい」と話している。A5判。26㌻。

高齢者スマホ相談が好評 「より広く」会場変えて開催 生駒市

生駒市が高齢者らにスマートフォンの操作を教えるために無料で開催している「スマホ相談会」の参加人数が4月の開始から3カ月で延べ約100人に達した。高齢者が筋力運動に取り組む自治会館などを会場に開催してきたが、より幅広い高齢者を対象にしようと今月から、会場を変えた。

スマホ相談会で操作を教わる高齢者ら=生駒市(同市提供)

この取り組みは、高齢者らに操作の仕方をボランティアで教える「スマホサポーター」を養成し、4月に開始。高齢者が筋力運動に取り組む「いきいき百歳体操」が行われる自治会館など市内6カ所の会場で、原則月に1回開催し、6月までに延べ約100人が参加した。市によると、参加者へのアンケートでは約%が「満足」と回答した。
ただ、この方式では対象者が「いきいき百歳体操」の参加者に限られることから、今月17日に市中心部の市図書会館(同市辻町)で開催。以降は12月まで月に2会場でそれぞれ1回とし、市中心部と、北部の「北コミュニティセンターISTAはばたき」(同市上町)か南部の「南コミュニティセンターせせらぎ」(同市小瀬町)を会場とする方針を決めた。
8月は7日に市中心部のたけまるホール(同市北新町)、21日に北コミで開催する。両日とも午後1時、2時、3時からの3回。申し込みは7月までは当日受付だったが、8月以降は市デジタルイノベーション推進課(市役所代表0743・74・1111内線4311)に電話で事前予約する方式に変更した。7日分はすでに受け付けを終了、21日分は8月8日から18日。受付時間は平日の午前9時~午後5時で先着順。
ボランティアのスマホサポーターは計9人。市によると、無料通信アプリ「LINE(ライン)」についての相談が多いという。市の担当者は「ちょっとした疑問でもお答えするので、遠慮せず気軽に来てほしい」と話している。問い合わせは同課。

聖徳太子終焉の地は「上宮遺跡」 大教大講師が講演 法隆寺南東1・5㌔

斑鳩町教育委員会で長年発掘調査を行った平田政彦・大阪教育大非常勤講師が26日、法隆寺(同町)の夏季大学で講演し、同寺を創建した聖徳太子が死去した地について、同寺の南東約1・5㌔にある「上宮(かみや)遺跡」(同町)との見解を示した。日本書紀では同寺東側の「斑鳩宮」とされているが、発掘成果などをもとに検証した。

法隆寺夏季大学で行われた平田政彦さんの講演会=斑鳩町

聖徳太子について日本書紀は、推古天皇29(621)年に斑鳩宮で死去したと記述。しかし平田さんは奈良時代の文献史料などをもとに「飽波葦墻宮(あくなみあしかせきのみや)で622年に死去した」と指摘した。
平田さんはかつて、飽波葦墻宮伝承地とされる成福寺(じょうふくじ)近くの上宮遺跡を発掘。飛鳥時代の大型井戸や瓦、焼けた柱の痕跡などが見つかり、「飽波葦墻宮の可能性が高い」と述べた。
同宮については奈良時代の史料に「聖徳太子が療養し、推古天皇が田村皇子(のちの舒明(じょめい)天皇)を派遣した」と記載されていることから、平田さんは「聖徳太子はこの宮で亡くなり、斑鳩宮に運ばれたのではないか」とした。
一方、聖徳太子が創建した法隆寺については、平成16年に焼けた壁土や壁画の破片が発掘されたことから「火災に遭ったことは明らかで、落雷によって塔などが焼失したのだろう」と話した。

奈良「正論」懇話会 石破氏は官邸病 自分がやらなければ国が成り立たない

奈良「正論」懇話会の第96回講演会が28日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、産経新聞特別記者の有元隆志氏が「参院選後の政局」と題して講演した。

奈良「正論」懇話会で講演する産経新聞の有元隆志・特別記者=奈良市

有元氏は、石破茂首相が同日の自民党両院議員懇談会で続投に意欲を示したことに触れ、「自分がやらなければ国が成り立たないと思い込む『官邸病』にかかっている」と痛烈に批判。参院選比例代表では既存政党の退潮が顕著だったとし、特に自民については「安倍晋三元首相の貯金を使い果たした」と述べた。

石破首相が党内の厳しい突き上げを食らっても退陣しない理由として「戦後80年の談話を出したがっている」と指摘。

さらに「戦争責任にこだわり、安倍氏の戦後70年談話を上書きしようとしている」と警戒感を示した。

夏の高校野球 天理が3年ぶりに甲子園切符 智弁学園一歩及ばず

夏の甲子園への出場を決め、喜び合う天理の選手たち=橿原市のさとやくスタジアム

第107回全国高校野球選手権奈良大会(県高野連など主催)は28日、橿原市のさとやくスタジアムで決勝が行われた。天理が3|2で智弁学園を破り、3年ぶり30回目の夏の甲子園出場を決めた。全国高校野球選手権大会は8月5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。

強豪同士の戦いとなった決勝戦。好機に本塁打を放って逆転した天理が、大会3連覇を狙う智弁学園の猛追を振り切り、逃げ切った。
天理は1点を先制され迎えた二回、7番吉田が安打で出塁すると、続く8番石井が二塁打。一死二、三塁の好機に9番松村が逆転の3点本塁打を放ち、試合の流れを引き寄せた。
先発投手も務めた松村は、一回に1点を先制されたものの、以降は要所を抑えてしのぎ、橋本、長尾へと継投した。
智弁学園は七回、4番角谷が適時打を放ち、1点差に迫った。九回にも満塁のチャンスを迎えたが、あと一本がでず、惜敗した。

▽決勝
天  理030000000-3
智弁学園100000100-2
(天)松村、橋本、長尾-石井(智)杉本、田中-角谷
▽本塁打=松村(天)▽二塁打=石井(天)近藤(智)

「コアジサシ」ひなの巣立ち確認 今年も平城宮跡歴史公園で

コアジサシの親鳥と孵化したばかりのひな=奈良市(岡口晃子さん提供)

奈良市の平城宮跡歴史公園で今年も、環境省レッドリストの絶滅危惧種に指定されている野鳥「コアジサシ」のひなの孵化(ふか)と巣立ちが確認された。同公園で野鳥の観察を続ける奈良教育大自然環境教育センターの研究部員、岡口晃子さんによると、推測される卵の数の少なくとも9割近くに当たる羽のひなが巣立ちに成功したといい、「全国的にコアジサシの繁殖地の減少と営巣の失敗が相次ぐ中、極めてまれで貴重な繁殖成功例だ」としている。
岡口さんによると、コアジサシは4月17日に同公園北側の水上池に飛来したのを今季初確認。5月11日に同公園南部の砂礫(されき)地で抱卵が始まった。6月2日には最初のひなが孵化し、その後も順調に孵化が続いたという。
コアジサシは、春から夏にかけて日本に飛来する体長30㌢弱の渡り鳥。主な餌は小魚で、本来は海岸の砂浜や河川の中州に巣を作り、本州以南で繁殖する。奈良県は内陸部だが、同公園にはコアジサシの営巣に適した砂礫地があり、毎年この時期に飛来が確認され、夏の風物詩になりつつある。同公園の整備を担当する県は、コアジサシの繁殖を守るため、抱卵が確認されると草刈りや業者の立ち入りを一部制限している。
岡口さんによると、同公園ではコアジサシのほかにもケリやコチドリ、オオヨシキリなどの鳥が営巣しているといい、岡口さんは「この地に宿る多様な命の価値を知ってもらい、未来につないでもらえれば」と話している。

御所まちの取り組みを世界に 日本薬科大教授ら台湾の学会で発表

古い町家が並ぶ「御所まち」=御所市

 

日本薬科大(埼玉県伊奈町)の多根井重晴教授(薬学)らは5月、銭湯を中心とした御所市のまちづくりについて、台湾で開かれた国際学会で発表した。出席者からは「ユニークな取り組みだ」などといった声があがったといい、多根井教授から報告を受けた山田秀士市長は「多くの海外の方にアピールしていただけてうれしい限り」と喜んだ。

学会への発表を報告した多根井重晴・日本薬科大教授(左)と山田秀士市長(中央)=御所市

江戸時代の街並みが残る御所市の陣屋町「御所まち」では令和4年、地元企業が廃業した銭湯「御所宝湯」を復活開業したほか、周辺の古民家をホテルや御所の食材を使った料理を提供する飲食店としてリノベーション。御所まち全体を1つのホテルとみなし、周遊する仕掛けにしたのが功を奏し、今では国内外から観光客が訪れている。
多根井教授は台北市で5月中旬に開催された「スポーツ・レジャー・ホスピタリティ・マネジメント国際学術研究会」で、こうした取り組みをポスターを使って紹介。出席者からは「本来は1つの建物の中に飲食店や娯楽などを集約するのがホテルの役割だが、まち全体をホテルに見立てるという着眼点はユニークだ」などと関心を寄せる声が上がる一方で、「銭湯という人に裸を見せる文化がない国の人たちが訪れるのには、もう一工夫いるのでは」と指摘する人もいた。
今月上旬に御所市役所を訪れた多根井教授は、山田市長にその様子を報告。御所まちのまちづくりについて「地域住民と来訪者の交流を通じたホスピタリティの実践モデルといえる。薬学教育の根幹でもある『癒やし』を、訪れる人の心に働きかけるための演出は目を見張るものがある」と話した。
山田氏は「御所まちの街並みは市の財産。こうした発表を通じて多くの外国人にアピールしていただけたのはうれしい限り。魅力を発信するためにも力を貸していただきたい」と期待を込めた。

田原本南リトルヤンキースが初優勝 県学童軟式野球 

県内の小学生チームが熱戦を繰り広げた「第66回県学童軟式野球大会兼さとやくカップ第49回近畿少年軟式野球大会県予選会」(県軟式野球連盟主催、産経新聞社共催)は最終日の26日、橿原市の橿原運動公園軟式野球場で決勝が行われ、田原本南リトルヤンキース(まほろば)が二上スポーツ少年団(香芝)を8-0で破り、初優勝を果たした。両チームは、8月30、31日に堺市で開催される「さとやくカップ第49回近畿少年軟式野球大会」に県代表として出場する。

▽決勝
田原本南0350-8
二  上0000-0
(四回規定によりコールドゲーム)

自民県連、石破氏退陣要望 「リベラルではなく、もっと右に寄って」 

参院選で自民党が大敗し、奈良選挙区でも苦戦を強いられたことを受け、自民県連の井岡正徳幹事長は24日、党の刷新を求める意見書を党本部の森山裕幹事長に送付したと発表した。県庁で記者会見した井岡氏は「(石破茂)総裁をはじめ、役員の刷新を求めている」と説明しており、実質的に石破首相の退陣を求めている。
奈良選挙区では、県連会長を務める堀井巌参院議員が3選を果たしたが、国民民主党の候補に約3万2千票差まで迫られた。
意見書では、「参院選は比例はもとより、都道府県連にとっても大変厳しい状況の戦いだった」とし、「(堀井氏が)他党候補の猛追を受けた選挙戦は、党に対する県民の信頼が揺らいだことに一因があると考える」と指摘している。
井岡氏は保守層の自民離れを念頭に、会見で「個人的に、石破氏にはリベラルではなくもっと右に寄ってほしい」と話した。井岡氏によると、意見書は県連会長の堀井氏と相談して決め、高市早苗衆院議員ら役員にも報告したという。

平城京跡に未知の寺院? 奈良時代後半、瓦敷きの基壇出土

瓦が敷き詰められた基壇跡。すぐ右側には柱穴が1列に並んでいた=奈良市杏町

 

奈良市杏(からもも)町の平城京跡で、奈良時代後半(8世紀後半)の瓦を敷き詰めた基壇跡が見つかり、県立橿原考古学研究所が24日、発表した。この一帯は「惣毫寺(そうごうじ)」という地名が残っており、奈良時代の記録にはない未知の寺院があった可能性が高まった。平城京の都市構造を考える上で貴重な資料になりそうだ。

「寺」と書かれた土器の破片

調査地は、奈良時代の宮殿があった「平城宮」から約3㌔南に位置し、「平城京左京八条一坊」と呼ばれた地域。京奈和自動車道大和北道路建設に伴って約1500平方㍍を発掘したところ、基壇(高さ約30㌢)の上に瓦が長さ15㍍、幅40㌢にわたって敷き詰められているのが見つかった。大半が割れており、近くにあった寺院の瓦を転用したという。
瓦敷きに沿うように、柱穴が9基見つかり、基壇の上に大型の建物があったと推定。瓦敷きは基壇を荘厳に見せるためのものか、建物の屋根からの雨水を受ける施設の可能性もあるとしている。
また、昨年度までの周辺の発掘では、塔跡ともみられる一辺15㍍の方形の基壇跡、回廊で結ばれた南北に並ぶ大型建物跡などを検出。「寺」「仏」などと書かれた土器や、法要に使われたとみられる灯明皿200枚以上も出土し、この一帯に寺院が存在した可能性が高まった。
今回の発掘現場は平城宮から離れているため、発掘前は役人の住宅地とみられていたが、役人宅のような小規模な建物跡は見つからなかった。室町時代の文献には「正豊寺」の記録が残っているが、奈良時代に寺院があったとは考えられていなかった。
調査担当の岩﨑郁実主任技師は「この地域は中世に寺院があったとみられていたが、奈良時代にも存在したとは予想外の成果。寺院跡とすれば、今回の発掘区域外に当たる東側に中心伽藍があったのではないか」と話した。
現地説明会は27日午前10時から。近鉄橿原線・九条駅から東に約1㌔。駐車場はない。問い合わせは同研究所(0744・24・1101)。

5選の仲川奈良市長が初登庁 記者会見で新ごみ処理施設建設に意欲

20日の奈良市長選で5選を果たした仲川げん市長が23日、初登庁し記者会見を行った。市長選で最大の課題とした新ごみ処理施設「クリーンセンター」建設について「公害調停から議論ばかりの20年を歩んだが、決断し、実行するスキームに入るべきだ」と意欲を見せた。

初登庁し職員から花束を受け取る奈良市の仲川げん市長(左)=同市役所

現在のごみ処理施設「環境清美工場」は、市と周辺住民との間で平成17年に施設移転を目的とした公害調停が成立したが、以後の移転先選定が市議会の反発もあって難航。市の策定委員会が選定作業をやり直して今年6月、候補地3カ所を答申した。
市長選と同日に行われた市議選で市議の顔ぶれが変わることから、仲川氏は新議員に対しこれまでの経緯などを説明していく考えを示す一方、「(移転先を)早急に決める必要がある。建設地が確定しても、施設の完成は10年後で、現行施設を50年使うことになる」と老朽化を懸念した。
4期目で目立った議会との対立について「丁寧な議論が4期16年間、少し欠けていたように思う」と振り返り、「市民のため、持つ力を出し切る思いは共通していると思う。フランクに、日常的にコミュニケーションをとりたい」と話した。

吉野川納涼花火 資金難もCFや寄付金で開催こぎつけ、8月15日

昨年8月15日に6年ぶりに開かれた「吉野川祭り納涼花火大会」=五條市(実行委員会提供)

吉野川の夜空に花火を打ち上げる五條市の「吉野川祭り納涼花火大会」が8月15日に開催される。夏の風物詩として長年市内外の人に親しまれてきたイベントだが、資金面で厳しい状況にあり、実施できるか難しい局面にあった。主催の実行委員会がインターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を開始したほか、企業の寄付金が多く集まり、6年ぶりに開かれた昨年の第50回大会に続き開催されることになった。
事務局を務める市産業観光課によると、大会は長年にわたり続けられてきたが、令和元年は台風で、2~4年は新型コロナウイルスの影響で、5年は当日の豪雨でそれぞれ中止に。昨年は市の補助金のほか、中止になった大会で寄せられた企業や自治会の寄付金を使い、平成30年以来、6年ぶりに開催できた。
ただ今回は、市から補助金を得られたものの、これまでに集まった寄付金の残りが少なくなり、高騰する資材や警備の人件費などの課題があり、開催できるか危ぶまれた。実行委の中から「市の補助金などを当てにしているだけではだめ。自主的な財源を確保しないといけない」という声が上がり、6月からCFの専用サイトで250万円を目標に広く寄付を募り始めた。
CFの寄付は目標額に達していないが、新たに募った市内外の企業からの寄付が予想よりも多く、開催できるめどが立ったという。
会場は五條市五條の吉野川右岸河川敷。午後2時から露店が営業し、7時半から1時間、約4千発の花火が吉野川上空に打ち上げられる。
市産業観光課の担当者は「市内外の人から毎年楽しみにしているという声を聞いている。今後開催するには資金の確保をどうするか検討する必要がある」と話している。
問い合わせは同課(市役所代表0747・22・4001内線215)。

防犯灯で星空見えやすく 県立大と大阪の金属加工会社開発 観光活用に期待

県南・東部の美しい星空の観測に役立ててもらおうと、県立大学(奈良市)と金属加工会社「浜田プレス工芸」(本社・大阪府東大阪市)は、星空を見えやすくする新たな防犯灯を開発した。アストロツーリズム(星空観光)にも活用されることを期待している。

新しい防犯灯について説明する尾久土・県立大学長=奈良市

県立大の尾久土正己(おきゅうど・まさみ)学長(天文学)が、浜田プレス工芸の光がぎらぎらしない景観配慮型LED防犯灯の存在を知り、「星空を見るのに適している」と昨年9月に共同研究契約を締結して改良に取り組んできた。
新しい防犯灯は、LED管の収納ケースの角度を水平にして上方に光が漏れにくいようにし、光は蛍光灯よりも遠くに届きにくい電球に近い柔らかな色にした。
鹿児島県の与論島で既存の防犯灯の約15%に当たる95本を新しい防犯灯に取り換え、継続的に観測した結果、あらゆる天気のときに従来よりも暗くなり、多くの星が見える環境となったという。
県立大の尾久土学長は「奈良は都市部が近いわりに県南部などの星空がきれい。新しい防犯灯が自治体などの目に留まり、採用されてほしい」と話している。

韓国・瑞山市へ中学生派遣 天理市 現地の生徒らと交流楽しむ

天理市は、市立中学校の生徒らを姉妹都市の韓国・瑞山(ソサン)市へ、使節団として派遣した。生徒らは現地の生徒らとの交流を楽しんだ。派遣は昨年に続き2度目となる。

瑞山市の中学生たちと一緒に給食を食べる使節団の生徒ら(天理市提供)

市が推進する「グローバル人材育成のための国際交流事業」の一環で、使節団は市立中学校2、3年の生徒11人を含む17人。渡航費や滞在費などは、奈良健康ランド(同市)を展開する平川商事(大阪府八尾市)からの企業版ふるさと納税をあてた。
生徒らは、天理大で韓国の言葉や文化などを学んだ上で、9~11日に瑞山市立明智(ミョンジ)中学校などを訪問。現地の生徒がマンツーマンで校舎を案内したほか、一緒に給食のビビンバを食べるなどして交流を深めた。

韓国・瑞山市での体験を報告する生徒ら=天理市

18日に市内で開かれた報告会で、生徒らは並河健市長らに活動の様子を報告。海外は初めてだったという市立西中学校3年の西岡直輝さん(15)は、「現地は高いビルが多く、横断歩道にも電気が埋め込まれていてびっくりした」と振り返り、「『1人でも多く友達ができれば』とスマートフォンの翻訳機能を使ってコミュニケーションを取れるよう頑張った」と笑顔を見せた。
10月中旬には、瑞山市から5校計194人の中学生が修学旅行で天理市を訪問し、天理市立中学校4校の生徒らと交流する予定。

生駒市、省エネ家電買い替え補助 購入額の20%、先着順で受付

物価高騰を受けた市民の生活を支援するため、生駒市は、エアコンや冷蔵庫などを、省エネ家電に買い替えた市内の世帯に対し、買い替え経費の一部を補助する制度を設けている。購入額の%(上限3万円)を補助する仕組みで、先着順で申請を受け付けている。同様の制度は各地の自治体で広がっているが、市の担当者は「県内で今年度実施しているのは生駒市だけではないか」としている。

統一省エネラベルの例(省エネ型製品情報サイトから)

国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用して実施。エアコン(1世帯3台まで)、冷蔵庫(1世帯1台)、テレビ(1世帯2台まで)、ガス給湯器(1世帯1台)の買い替えで補助される。ガス給湯器はエネルギー消費効率が87・5%以上、エアコン、冷蔵庫、テレビは一般財団法人省エネルギーセンターが提供する「統一省エネラベル」で「☆3・0以上」の製品が対象となっている。
同市では令和4、5年度にも同様の補助を実施。今回は4043万円を予算化した。計約1300台の補助を想定している。市SDGs・公民連携推進課の担当者は「この機会に新しい家電に買い替えてもらい、省エネルギーと脱炭素に協力してほしい」と話している。
市が委託した業者に郵送で9月30日までに(当日消印有効)申請する必要がある。予算がなくなると受け付けを終了する。今年4月1日から9月30日までに生駒市内の店舗で購入した製品で、本体価格が5万円(税込み)以上であることが条件。補助額は千円未満切り捨て。詳しくは市ホームページで。問い合わせはコールセンター(0120・658・800、土・日曜日、祝日を除く午前9時~午後5時)。

堀井氏「党再生へ努力」 参院選、逆風耐え3選 

20日に投開票された参院選奈良選挙区(改選数1)は、自民党現職の堀井巌氏(59)が新人6人を破り、3選を果たした。堀井氏は21日、奈良市内で報道各社の取材に応じ「厳しい選挙戦だったが、与党にとっても大変厳しい結果だ。党の再生に向け、幅広い世代や多様な考えを受け止められるように努力したい」と振り返った。

参院選を振り返る堀井巌氏=奈良市

堀井氏は「今回、支持者は他党へ行ってしまった。反省しなければならない」と述べた上で、若者の支持離れも問題視し「長い人生で希望が見える政策が重要だが、今はそうなっていない部分がある」と語り、物価高に苦しむ若者の生活を支え、少子化に挑む骨太な政策が必要だとした。
自民県連会長としては、「県連に若者の声を聴く仕組みが必要だ。若い自民党県議は若者を支える視点や見識を持っているので、県連もこうした目を持っていることを示し、県民の共感と納得を得るよう取り組む」とした。

支持者らと万歳して喜ぶ堀井氏(中央)=21日未明、奈良市

選挙戦は野党乱立に助けられたが、「構図はあまり意識しなかった。支援者と話をし、積み上げる選挙活動をしたことに尽きる」とし、「支援をいただいたみなさんに、心から感謝したい」と述べた。

奈良市長5選の仲川氏に当選証書 「期待の大きさ感じた」

任期満了に伴う奈良市長選で5選を果たした現職の仲川げん氏(49)が21日、植田茂・市選挙管理委員会委員長から当選証書を受け取った。

市長選の当選証書を受け取る仲川げん氏=奈良市役所

仲川氏は報道陣に「過去最多得票となり、これまでの取り組みに一定の評価をいただいたと思う。一方、他の候補に投票した人らの思いにも思いをはせる必要がある」と語った。
5期目については「候補地を求め議論を重ねてきたクリーンセンターの決着をつけることが重要」とした上で、「期待はずれにならないよう新しい発想を取り入れ、柔軟に考え、職員とともに一丸となって取り組みたい」と話した。

26日の決勝は二上スポーツ少年団vs田原本南リトルヤンキース 県学童軟式野球 

「第66回県学童軟式野球大会兼さとやくカップ第49回近畿少年軟式野球大会県予選会」(県軟式野球連盟主催、産経新聞社共催)が19~21日、橿原市と桜井市で行われた。県内16の小学生チームが熱戦を繰り広げ、二上スポーツ少年団(香芝)と田原本南リトルヤンキース(まほろば)が決勝進出を決めた。決勝戦は26日に橿原市の橿原運動公園軟式野球場で行われる。19~21日の試合結果は次の通り。
【1回戦】桜井西ブラックベアーズ18―1明日香小野球部▽西大寺ドリームズ6―2新庄小野球部▽二上スポーツ少年団6―5朝和イーグルス▽河合フレンズ6―2王寺ドンキーズ▽真北リトルズ6―3あすか野ファイターズ▽田原本南リトルヤンキース11―4大淀フェニックス▽奈良ジュニアファイターズ1―0三郷北イーグルス▽今井野球クラブ5―4前栽アスレチックス
【準々決勝】桜井西ブラックベアーズ10―3西大寺ドリームズ▽二上スポーツ少年団11―8河合フレンズ▽田原本南リトルヤンキース6―0真北リトルズ▽今井野球クラブ6―0奈良ジュニアファイターズ
【準決勝】二上スポーツ少年団5―4桜井西ブラックベアーズ▽田原本南リトルヤンキース2―0今井野球クラブ

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