「最高の雰囲気で戦えた」 バンビシャス奈良、大和郡山市長を表敬訪問
大和郡山市に練習拠点を置くプロバスケットボールBリーグ2部(B2)の「バンビシャス奈良」の選手らが9日、同市役所を表敬訪問し、上田清市長に2024|25シーズン終了を報告した。

上田清市長にシーズン終了を報告する阿部友和選手(右)と小林遥太選手(中央)=大和郡山市
訪問したのは加藤真治社長と、小林遥太選手(33)、阿部友和選手(39)ら。チームはシーズン中盤までなかなか勝ち星をつかめなかったが、終盤の2月以降に選手らが奮闘し、戦績は歴代最高勝率の26勝34敗に。B2西地区で5位となり、惜しくもプレーオフ進出を逃した。
阿部選手は「後半になるにつれ、若手とベテランが互いに高め合える最高の雰囲気で戦うことができた」と振り返った。また、小林選手も「苦しいときもあったが、素晴らしいメンバーやファンとの出会いがあった。来シーズンに向けて身体を休め、頑張りたい」と意気込みを語った。
上田氏は「最終戦まで希望をつなげてくれたことはとてもうれしい。来シーズンの活躍が楽しみ」と激励した。
またこの日は、主将の林瑛司選手(27)と副主将の大塚勇人選手(35)が県庁で山下真知事を表敬訪問した。
知事杯学童野球が五條市で開幕 4強出そろう
「高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント県予選兼第25回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会」(主催・県軟式野球連盟、共催・産経新聞社)が開幕し、10、11日の両日、1回戦、2回戦と準々決勝が五條市の上野公園野球場などで行われた。
大会は、同連盟の各支部に所属する小学生クラブチームのうち、県内8ブロックの予選を突破した計24チームが参戦。優勝チームは全日本学童軟式野球大会に県代表として出場する。
10日は1回戦8試合、11日は2回戦と準々決勝の12試合が行われ、大宮ホワイトベアーズ(奈良市)▽奈良ジュニアファイターズ(同)▽西大寺ドリームズ(同)▽田原本南リトルヤンキース(田原本町)が準決勝に進出した。17日に準決勝と決勝、3位決定戦が行われる。
10、11日の試合結果は次のとおり。
【1回戦】大宮ホワイトベアーズ7-0新庄小野球部▽西方パワーズ6-2榛原ジャガーズ▽晩成フレンズ7-3牧野ジュニアーズ▽三郷北イーグルス11-3陵西サンダーズ▽西大寺ドリームズ7-0香久山ビッグメイツ▽桜井西ブラックベアーズ13-5當麻ファイターズ▽前栽アスレチックス9-8三郷TFB▽大和明星子供会8-0河合フレンズ
【2回戦】大宮ホワイトベアーズ6-0王寺ドンキーズ▽西方パワーズ7-2今井野球クラブ▽奈良ジュニアファイターズ6-3晩成フレンズ▽三郷北イーグルス6-3大淀フェニックス▽西大寺ドリームズ9-5朝和イーグルス▽あすか野ファイターズ12-4桜井西ブラックベアーズ▽磐城デンジャーズ9-8前栽アスレチックス▽田原本南リトルヤンキース2−1大和明星子供会
【準々決勝】大宮ホワイトベアーズ4-2西方パワーズ▽奈良ジュニアファイターズ8-0三郷北イーグルス▽西大寺ドリームズ13-6あすか野ファイターズ▽田原本南リトルヤンキース8-1磐城デンジャーズ
斑鳩少年野球部が4年ぶり3回目の優勝 春季北和学童野球

4年ぶり3回目の優勝を飾った斑鳩少年野球部の選手たち=奈良市
県北部地域の小学生野球チームが参加する「第27回春季北和地区学童軟式野球大会」(奈良市学童軟式野球連盟主催、産経新聞社など後援)が10、11日に同市の西部生涯スポーツセンター球技場などで行われた。大会には同市と天理市、大和郡山市、生駒市、生駒郡、磯城郡から計16チームが出場。決勝は斑鳩少年野球部(生駒郡)が柳本キングス(天理市)を下し、4年ぶり3回目の優勝を果たした。
試合結果は次の通り。
【1回戦】小泉ファイターズ10-2奈良チャレンジャーズ▽斑鳩少年野球部9-2生駒クラブライオンズ▽五条山レパード9-5壱分ジュニアシャインスターズ▽小林ファイヤーズ7-0井戸堂ファイターズ▽山陵クィーンズ9-2奈良信貴REDS▽柳本キングス7-3三宅マリナーズ▽帝塚山スポーツ少年団10-3山の辺コンドル▽生駒GKブロッカーズ7-0郡山フレッシュ
【準々決勝】斑鳩少年野球部8-1小泉ファイターズ▽五条山レパード4-1小林ファイヤーズ▽柳本キングス3-2山陵クィーンズ▽帝塚山スポーツ少年団7-0生駒GKブロッカーズ
【準決勝】斑鳩少年野球部8-4五条山レパード▽柳本キングス6-0帝塚山スポーツ少年団
【決勝】斑鳩少年野球部4-1柳本キングス
「石を割るのがどれほど難しいか知った」 石器作りに挑戦の高校生奮闘紹介 橿原市博物館

1年近くかけて作った石器を前に古代人に思いをはせる生徒たち=橿原市博物館
高校生が1年近くかけて石器作りに挑戦した姿を追いながら古代人の技術に迫る企画展が、奈良県橿原市川西町の「歴史に憩う橿原市博物館」で開かれている。生徒たちが、数万年前の旧石器時代から利用された二上山産のサヌカイトを加工した石器とともに、失敗作も含めて約60点を展示。「石を割るという単純作業がどれほど難しいか身をもって知った」。高校生の奮闘ぶりを物語るユニークな展示となっている。6月22日まで。
同館は平成28年度から、地元の県立橿原高校考古学研究部と連携し、考古学の魅力を伝える企画展を毎年開催。今回は、「肉が切れるような石器を作りたい」との部員の声があり、石器をテーマとした。
材料となるサヌカイトは、大阪と奈良の府県境に位置する二上山が西日本有数の産地。1300万年前の火山活動で溶岩が固まって形成され、鋭角に割れることからナイフなどに使われた。
石器作りは、二上山麓にある奈良県の香芝市二上山博物館の協力を得ながら昨年4月末にスタート。石器は、石を適度な大きさに割ってから刃の部分をとがらせて仕上げるが、まず石を割ることができなかったという。

生徒たちが苦心しながら割ったサヌカイトの破片
「力いっぱい石をたたいたがゴツッ、ゴツッという鈍い音がするだけでほとんど割れず、小さい破片が飛び散るばかりだった」と2年の中島睦貴(むつき)さん(16)。二上山博物館の担当者から石をたたくコツを教わり、部員たちがうまく割れるようになったのは昨年月ごろ。中島さんは「『石の目』という筋に沿って力を抜いてたたくと、キーンという金属音とともにきれいに割れた」。
石器作りの際には石をたたく音も録音し、企画展会場で再生している。部長で3年の麻生彩斗(さいと)さん(17)は「ふだんは静かな博物館で、あえて石の音を流すことにした。音の違いに耳を傾けてもらって、石器を作っている気分になってほしい」と話す。
月曜休館。大人300円、高校・大学生200円、小中学生100円。問い合わせは同館(0744・27・9681)。
生駒市、職員へのハラスメント防止条例を7月施行 3割近くが「受けたことがある」
生駒市は、市長や議員、職員による職員へのハラスメント(いやがらせ)を防止する条例を7月1日から施行する。被害を受けた職員は、新たに設置されるハラスメント認定・対策委員会の調査を求めることができる。市によると、こうした条例は県内で初めてという。
市が昨年3月に条例案を議会に提出し、継続審査となったが、同6月に「実態把握をしたうえで再度提出する」などとしていったん撤回。職員らにアンケートを実施したうえで、同9月に改めて議会に提出した。再び継続審査となっていたが、今年3月の議会で議員が修正案を提出し、可決された。
条例によると、対象はパワーハラスメントやセクシャルハラスメントのほか、妊娠や出産、介護などに関するハラスメントも含まれ、市長や議員、職員は、「職員に対し、ハラスメントをしてはならない」と規定している。
修正前の条例案では「市長等、議員及び職員の間におけるハラスメント」と議員や市長も被害者となり得る表現だったが、被害者を職員に限定する文言に変わった。
被害を受けた職員は市内部の相談窓口や相談員、第三者による相談窓口に申し出ることができ、被害職員が求めれば、弁護士や臨床心理士、社会保険労務士ら5人以内の委員で構成されるハラスメント認定・対策委員会が調査する。事実が確認されれば、加害者が市長や議員の場合は公表し、職員の場合は懲戒処分などを受ける。
市はこれまで「職場におけるハラスメントの防止等に関する指針」を策定したほか、「ハラスメント防止ハンドブック」を作成。昨年職員らに実施したアンケート(929人回答)では、ハラスメントと思われる行為を受けたことがあるとする回答は264人(28%)だった。
奈良大創立100年記念式典 「次の100年へ新たな一歩」

「蘭陵王」を披露する雅楽研究会のメンバー=奈良市
学校法人奈良大学(奈良市山陵町)は、創立100周年の記念式典を開催した。
同法人は、大正14年に薮内敬治郎氏が薬師寺境内に勤労青年のために夜間制の南都正強中学校を設立したことが始まり。昭和23年の学制改革で奈良正強高校となり、42年に幼稚園、44年には奈良大学を開設した。
式典には、約500人の学校関係者が列席し、同法人の浅川正美理事長が「少子化が進む中、建学の精神である心身共に正しく強くたくましい人材育成にさらに励むとともに、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出したい」とあいさつした。
また、奈良大付属高校美術部が制作した100周年ロゴ「つなごう、未来へ」や、同高三味線部となぎなた部による演舞、奈良大雅楽研究会の祝賀雅楽「蘭陵王」も披露された。
「宿泊税は一考の価値」 奈良市、監査人が指摘 過去に導入失敗の経緯
奈良市が公表した令和6年度の包括外部監査結果報告書で、監査人は相次ぐ同市内でのホテル開業を踏まえ「宿泊税導入には一考の価値がある」との意見を付けた。市は過去に導入を試みたものの失敗に終わった経緯がある。外部の専門家に指摘されることになり、今後の議論が注目されそうだ。
6年度は基金に関する監査が行われ、監査人は「市観光振興基金」で意見を付けた。
市は観光都市として国内外から多くの観光客を受け入れており、「環境の維持・整備には少なからず財源が投入されている」と指摘。観光客を受け入れつつ市民の生活を守る必要があり、「奈良の魅力アップ、観光サービス・インフラ充実などの観光振興を図る施策のための財源を安定的に確保することが望まれる」と述べた。
さらに同市内で「紫翠ラグジュアリーコレクションホテル奈良」「ふふ奈良」「JWマリオット・ホテル奈良」といったホテルの開業が相次ぐ状況を踏まえ、大阪府や京都市などの観光に注力する自治体が宿泊税を導入した事例にならい「市内に宿泊する観光客に宿泊税を負担してもらい、同基金に積み立て、しかるべき事業の財源に充てることは一考の価値がある」としている。
奈良市は元年に宿泊税の検討懇話会を立ち上げたが、宿泊事業者や市議会が反発。6年度予算案にも懇話会に関連する予算を計上したが、市議会が認めず、立ち消えになっている。
特別な柿の葉ずし登場 毎月8日「平宗の日」に
奈良の伝統料理の「柿の葉ずし」を全国に広めようと、柿の葉ずしの老舗「平宗」は、毎月8日を「平宗の日」に定めた。この日だけの特別な柿の葉ずしを販売する。

限定の柿の葉ずしをPRする飯田恭代さん=天理市
8日は、創業者である平井宗八の名前に数字が含まれていることや柿の葉(は)にちなんで決定。令和5年夏頃から、女性従業員らでつくる開発チームが、8日に提供する柿の葉ずしのパッケージデザインを考え、試作を繰り返すなどして実現した。
柿の葉ずしファンの間口を広げるため、具材はあえてオーソドックスなサバやサケは外している。4月8日に販売した柿の葉ずしは、「アスパラ生ハム」と「あさり佃煮」。それぞれ、桜の花びらを思わせるピンク色の生ハムやうまみのあるあさりが酢飯になじんだ逸品だ。5月8日は「白子たけのこ」と「漬けかつお」を販売予定。

4月に販売した「アスパラ生ハム」と「アサリのしぐれ煮」の柿の葉ずし
広報担当の飯田恭代さんは「郷土料理を現代版に進化させつつも旬の食材を取り入れた。柿の葉をはずしたときに現れる『なぞ』の食材との味わいをぜひ楽しんでもらいたい」と話す。
2種8個入りで2500円。奈良店本館(奈良市)や大阪上本町駅ナカ店(大阪市)など直売店13店舗(各店10個、吉野本店は除く)のほか、ネットショップでも販売する。問い合わせは本社工場(0743・64・2238)。
天理大創立100周年式典 雅楽と創作ダンスのコラボパフォーマンスも
天理大は創立100周年を祝い、天理市守目堂町のおやさとやかた南右第二棟「陽気ホール」で記念式典を開催し、卒業生や関係者ら約370人が参加した。

式典であいさつをする永尾比奈夫学長=天理市
同大学は大正14年に全国初の私立外国語学校として開校。近隣のアジア圏にも注目して私学で初めて朝鮮語教育も行い、昭和24年に天理大学として発足した。
式典には、連携協定を締結する韓国や台湾の大学の学長なども出席。永尾比奈夫学長は「次の100年に向けて、卒業生や教職員、学生、地域、世界とつながり合うことを目的に、人の役に立つ知識を学び社会に還元できる人材を育てる大学としたい」と話した。

笙や竜笛など雅楽部の演奏のなか、創作ダンス部の学生がコラボレーションでパフォーマンスを披露
その後、雅楽部と創作ダンス部によるコラボレーションパフォーマンス「創世記」も披露された。
こいのぼり のびのび自由に 園児制作の70匹泳ぐ 大和郡山

園庭に掲げられたこいのぼりの下で遊ぶ園児たち=大和郡山市
5日のこどもの日を前に、大和郡山市立筒井幼稚園の園児たちが、自作したこいのぼりを園庭に掲げた。
同園では毎年、子供たちの健やかな成長を願って、こいのぼりを園庭に掲げている。今年は園児35人が折り紙などで70匹のこいのぼりを制作。吹き流し35本とともに園庭に掲げた。

筒井順慶顕彰会のメンバーから兜を受け取る園児たち
また、今年はお城まつりなど地元のイベントなどで参加する筒井順慶顕彰会のメンバーが、ほら貝を吹きながら甲冑(かっちゅう)姿で登場。園児たちに紙製の兜(かぶと)を贈ると、「かっこいい」と喜びの声が上がった。その後、園児たちは園庭に掲げられたこいのぼりの下で弁当を広げ、さわやかな5月の風を感じながら昼食を楽しんだ。
市田久美子園長は「子供たちに伝統行事を知ってもらうとともに、こいのぼりの制作を通して自由にのびのびと表現する楽しさを感じてもらえたら」と話した。
三郷北イーグルス、5年ぶり5回目の優勝 大和郡山RC学童軟式野球大会
第30回記念大和郡山ロータリークラブ学童軟式野球大会(同クラブ主催、産経新聞社など後援)は3日、決勝戦が大和郡山市のならっきー球場で行われ、三郷北イーグルスが西方パワーズとの接戦を制し、5年ぶり5回目の優勝を果たした。
【決勝】三郷北イーグルス1-0西方パワーズ
「拉致被害者の早期帰国を」 曽我ひとみさんが天理市で講演
北朝鮮による拉致被害者で帰国を果たした曽我ひとみさん(65)が、天理市民会館で「帰国から23年目を迎えて思うこと」をテーマに講演を行った。

北朝鮮の拉致被害者の救済を訴える曽我ひとみさん=天理市
講演は、県市町村人権・同和問題啓発活動推進本部連絡協議会が提唱する「人権を確かめあう日」(11日)に合わせた県内一斉集会の一環で、4月12日に実施された。
曽我さんは昭和53年に母のミヨシさんとともに新潟県佐渡市の自宅近くで行方不明となり、平成14年9月に日朝首脳会談で拉致被害者であることが判明し、同年10月に帰国を果たした。現在は佐渡市総務課拉致被害者対策係に勤務している。
講演会では、拉致されたときの状況や、北朝鮮での厳しい暮らしなどを説明。「一緒に拉致された母とはあれ以来会えていない。93歳になる母の年齢を考えると心配でたまらない」と訴え、「拉致問題は徐々に風化していると感じている。私たちが帰国した直後のように、今も北朝鮮に残る拉致被害者の早期帰国を願う気運を高め、助けてほしい」と語りかけた。
甘い香りと淡い紫の優美な姿で魅了 春日大社で藤の花が見頃

見頃を迎えた「砂ずりの藤」=奈良市の春日大社
春日大社(奈良市)で、ゆかりの深い藤の花が見頃を迎え、甘い香りと淡い紫色の優美な姿が参拝者らを魅了している。
春日大社は古くから藤が自生しているうえ、藤原氏の氏神として信仰され、社紋も「下がり藤」。巫女の簪(かんざし)も藤を意匠化している。
回廊内の棚では、花房が長く垂れ下がる「砂ずりの藤」が咲いているほか、大社の萬葉植物園では早咲きから遅咲きまでの20品種の藤が開花。植物園の担当者は「今年は天候の影響で一斉に見頃を迎えました」と話している。
萬葉植物園は一般700円、小中学生300円。問い合わせは春日大社(0742・22・7788)。
カプコン創業者ゆかり、ストリートファイター駅名板がある畝傍駅で「音楽マルシェ」

ストリートファイターの駅名板(左)が設けられたJR畝傍駅=橿原市
神武天皇陵参拝などで皇室もご利用になった奈良県橿原市のJR桜井線・畝傍駅周辺で5月6日、「音楽マルシェ」が開かれる。昭和15年の皇紀2600年に合わせて設けられた貴賓室も特別公開される。 同駅ホームには人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターが描かれた駅名板も昨年12月に設置され、ゲームファンらによるにぎわいも期待される。
マルシェは地域のまちづくりに取り組むNPO法人などが、歴史的価値のある駅舎の活用を目的に毎年、春や秋に開催。今回は午前10時~午後4時にバンドのライブ、飲食や雑貨販売などが行われる。古い町並みが残る八木地区では、古民家見学などもある。詳細は音楽マルシェ実行委員会のホームページで紹介している。
一方、同駅では上下線のホームにストリートファイターのキャラクターの駅名板がお目見えし、休日などにはゲームや鉄道ファンらが訪れている。同ゲームを開発したゲームソフト大手、カプコンの創業者が同市出身で、橿原市とJR西日本が畝傍駅や香久山駅、金橋駅に駅名板を設置し、沿線の魅力発信に取り組んでいる。
大和郡山RC学童軟式野球開幕 5月3日の決勝は三郷北イーグルス 対 西方パワーズ
第30回記念大和郡山ロータリークラブ学童軟式野球大会(同クラブ主催、産経新聞社など後援)は26日開幕し、27日までに1、2回戦、準決勝計8試合が大和郡山市のならっきー球場などで行われた。決勝は5月3日、三郷北イーグルスと西方パワーズが対戦する。
【1回戦】奈良信貴REDS8-1小林フャイヤーズ▽斑鳩少年野球部8-1リトルジャイアンツ
【2回戦】三郷TFB8-1奈良信貴REDS▽三郷北イーグルス4-3小泉ファイターズ▽西方パワーズ7-6斑鳩少年野球部▽郡山フレッシュ5-3法隆寺ファイターズ
【準決勝】三郷北イーグルス3-1三郷TFB▽西方パワーズ20-2郡山フレッシュ
信号ない横断歩道 安全に 香芝市と香芝署が動画
香芝市は、道路での児童らの安全を確保しようと、香芝署と協力して、信号機のない横断歩道の渡り方を解説した啓発動画を製作し、動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開した。市教育委員会はこの動画を市立小中学校の交通安全教育で活用していくとしている。

横断のため手を挙げて車に合図を送る場面(ユーチューブの香芝市公式チャンネルから)
動画名は「カッシー&ナポくんの交通安全教室~横断歩道の渡りかた~(旭ケ丘編)」。県警の交通安全標語「合図してゆずってもらって笑顔でお礼」に沿って解説している。
動画では、小学生2人が横断歩道前に立ち、なかなか車が止まらない中、県警のマスコットキャラクター「ナポくん」が「ぼくのマネをしてね」とアドバイス。「車に合図しよう」と、市のマスコットキャラクター「カッシー」とともにみんなで手を挙げると車が止まり、「右を見て」「左を見て」「もう一度、右を見て」「後ろを見て」と何度も確認して横断。渡り終えると、車におじきする。
三橋和史市長は「子供たちの交通安全に向けての意識を向上させるとともに、自動車の運転手にも注意喚起することができる」として効果を期待している。
ラディッシュの種を子供たちの教材に 大和農園、天理市へ寄贈
種苗を手掛ける大和農園(天理市)は、子供たちの教材に使ってもらいたいと、市にラディッシュの種を寄贈した。

大和農園から寄贈されたラディッシュの種を手にする並河健市長(中央)=天理市
同社は令和6年5月に、農業や食育に関する包括連携協定を天理市と締結しており、今回初めて種を寄贈。市立小学校2年生の生活科の授業で、児童たちが校内で栽培する。
ラディッシュは赤と白のコントラストが特徴の「あかゆきちゃん」という品種で、種まきから1カ月ほどで収穫できるという。
同社事業推進部の尾曽菜穂子さんは「初心者でも育てやすいラディッシュは見た目もかわいらしい。自分が育てたことで野菜が苦手な子も好きになってくれるはず」と話し、並河健市長に種が入った袋を手渡した。並河氏は「命をいただくという食に対し、自分で育てる喜びや学びを子供たちに感じてもらいたい」と期待を込めた。
天理市「おくやみコーナー」設置 遺族の精神的負担軽減
天理市は今月、家族らが亡くなった際の手続きをワンストップで受け付ける「おくやみコーナー」を設置した。県内では、奈良市、生駒市に続き3番目。複数の窓口を回ってそれぞれ一から申請用紙に記入する手間を省き、遺族の精神的負担も軽減する狙いがある。

遺族の手続きを簡略化する「おくやみコーナー」=天理市
市役所1階の市民課に、机とパソコン1台、いすを置いた専用ブースを設置。遺族は死亡届を提出すると、葬儀社から必要な手続きを記載した「おくやみハンドブック」を受け取り、予約した時間にブースを訪れる。職員が簡単なヒアリングを行い、必要書類を作成する。
これまで社会福祉や保険医療、税務など申請に必要な各課を案内に従って遺族が回り、そのたびに同じ内容を申請書に記載していたが、その必要がなくなる。また完全予約制で職員も事前に準備ができるため、作業効率が上がるという。
設置に先立ち令和5年11月、窓口担当職員ら約15人が従来の手続きを体験したところ、約1時間半を要し、遺族の精神的負担が大きいと実感したという。2年から同コーナーを設けている三重県松阪市に相談し、取り組むことに。所要時間は45分程度に短縮され、手続きを行った市民からは「わかりやすい」との声も上がっているという。
市民課スマート窓口推進係の山林大記係長は「市役所デジタル化の一環。今後は改善点を踏まえ、市民サービスの向上を図りたい」と話している。
大河主人公「秀長さん」の法要 大和郡山の「大納言祭」
令和8年に放送されるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公で、豊臣秀吉の弟、秀長の435回忌の法要「大納言祭」が、大和郡山市の大納言塚で行われた。

「大納言祭」で焼香する参列者=大和郡山市
秀長は天正13(1585)年に紀伊国、河内国、大和国を治める郡山城に入城して今の郡山の礎を築き、天正19(1591)年1月22日に城内で亡くなった。市民からは「秀長さん」と親しまれ、毎年4月22日に秀長の墓の大納言塚で法要が行われている。
法要では、菩提寺である春岳院の薮中真弘住職ら僧侶5人が読経する中、地域住民や観光客ら約50人が墓前で焼香し、手を合わせた。
大河ドラマ放映で観光客の増加が予想されることから、春岳院は現在、傷んだ屋根や床の改修を行っている。クラウドファンディングや寄進で改修費用を募り、今年中に本堂の改修を終える予定だ。薮中住職は「ドラマをきっかけに、秀長の功績を知ってもらい、大和郡山市に多くの人が訪れてほしい」と話した。
全国の綿花栽培者らが集結、コットンサミット11月に天理で 「綿を身近に感じて」

「綿を通して歴史や人とのつながりを感じてもらいたい」と話す梅田正之さん=天理市
全国の綿花の生産者や加工業者らが一堂に集う「全国コットンサミット」が11月15、16日に奈良県天理市内で開催されることが決まった。県内はかつて大和木綿の一大産地として知られていたが、近代以降は衰退。関係者らは「綿を身近に感じてもらう機会にしたい」と意気込んでおり、5月3日には同市内で機運醸成のための関連イベントも開く。
同サミットは国内の綿花栽培の普及を通じて、農業・教育・福祉に関わるさまざまな社会問題の解決につなげることを目的に、平成23年に大阪府岸和田市から始まり、25年には広陵町でも開催されている。
天理市内でのサミット開催に向け、市などに働きかけてきたのが、綿作りを通じて不登校や引きこもりの人らを支援する団体「H.A.M.A.木綿庵」(同市)の代表、梅田正之さん(66)だ。「収穫してから糸を紡ぎ、染め、織り上げるまで簡単にできることが綿の魅力の一つ」と語る。
梅田さんは、かつて精神的に不安定だった頃があり、そのときに綿作りに出合い、心が安定した経緯がある。そうした自身の経験から、20年にH.A.M.A.木綿庵を設立。山の辺の道沿いの天理市乙木町にある約2千平方㍍の栽培放棄地の畑を活用し、不登校や引きこもり、心の病を持った人らとともに綿花や野菜などを育てている。
梅田さんによると、天理市をはじめ、広陵町や大和高田市で、布団の中綿や大和絣の原材料である綿が栽培されてきた。「綿はほんの100年ほど前は身近な存在だったことを知ってもらいたい」と話す。
サミットのテーマは「いのちと未来にたねをまく|SDGs未来を担うこどもたちへ、人生百年時代のその先を見据えて」。綿の手紡ぎや手織り技術など伝統文化にたずさわる人々による講演会や一般参加型のワークショップなども行われる予定。
5月3日午前10時半からは、関連イベントをH.A.M.A.木綿庵で開催。綿の種まきや綿から種を出す綿繰りの体験を行う。参加者には綿の種をプレゼントする。
生駒山越える帰宅訓練 大阪市~生駒市役所を徒歩で 27日に実施
生駒市は27日、南海トラフ巨大地震などの発生に備え、大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地から生駒山(標高642㍍)を通り生駒市役所まで歩く帰宅困難徒歩訓練を実施する。生駒市は大阪市内に通勤・通学する人が多いベッドタウンとして知られるが、徒歩で帰宅するには生駒山が難所となる。こうした訓練は平成26年以来、11年ぶり。

平成年に行われた帰宅困難者訓練で、生駒山を登る参加者(生駒市提供)
一般参加の10~70代17人と、生駒市職員17人、小紫雅史市長、領家誠副市長が歩く予定。
午前9時に同緑地をスタートし、午後4時ごろに生駒市役所に到着予定で、コースは大阪府大東市の阪奈道路沿いや生駒山麓公園を通る約18㌔と、同府東大阪市や生駒山上遊園地を通る約20㌔の2種類がある。小雨決行、荒天中止。
生駒市危機管理課の担当者は「大阪市から帰宅するには生駒山を越えることが文字通りハードルになる。安全に帰られることを確認し、災害時に備えてほしい」と話している。
同市は今年度を「総合防災訓練の年」と位置づけ、10月に防災用品販売や講演会などの防災マルシェ、11月に避難所生活を体験する避難所宿泊訓練を予定している。
橿原神宮「文華殿」最後の一般公開 26日から、修理中の内部を間近に

大書院ならではの格式の高さがうかがえる建物内部

屋根瓦が葺き替えられた文華殿=橿原市の橿原神宮
保存修理中の橿原神宮(橿原市久米町)境内にある国重要文化財「文華殿」が今月26日~5月6日に一般公開される。来年3月末の完成に向けて、壁塗りなど内装の仕上げに取り掛かっており、修理中の内部公開は今回が最後という。
文華殿は、織田信長の弟で茶人として知られる長益(有楽斎)の五男、尚長を藩祖とする柳本藩(現天理市一帯)の陣屋御殿の大書院と玄関部分にあたる。江戸時代後期の天保15(1844)年に建てられ、明治10年から小学校の校舎として使われ、昭和42年に橿原神宮に移築された。
老朽化によって建物の礎石が沈み、屋根瓦が破損するなどしたため、令和2年度から県文化財保存事務所が建物の基礎の強化を含めて実施。屋根は江戸時代の瓦など約3万枚のうち8割を新調した。今回の公開では、大書院ならではの格式高い屋内の様子とともに、鳳凰(ほうおう)が丸彫りされた彩色欄間(らんま)が間近に見学できる。
一般3千円、高校生以下千円で宝物館の入館券付き。問い合わせは同神宮(0744・22・3271)。
「白髭の梅」枯死、市文化財指定解除 奈良市月ヶ瀬の古木
国の名勝に指定されている奈良市月ケ瀬地区の月ケ瀬梅林にある「月ケ瀬桃香野奥ノ谷のウメの古木」が枯れ、同市が市指定文化財の指定を解除したことが23日の市議会観光文教委員会で報告された。
平成22年に同文化財に指定された樹齢約400~500年といわれる古木で、「白髭の梅」の名称でも知られる。物販などを扱う「湖畔の里つきがせ」の正面にあるが、元は北東の川沿いにあった。
令和3年ごろから樹勢が衰え、枯れ枝の伐採や施肥などの対策を施したが、昨春は花や葉が芽吹かず同年5月に枯死を確認したという。
市文化財保護審議会から市教育委員会に解除の答申があり、3月定例教育委員会で指定解除を決定した。
88戸参りは八十八カ所霊場と同じ御利益?大和郡山・番条町「お大師さん」

弘法大師像に手を合わせる僧侶ら=大和郡山市
奈良県大和郡山市番条町の88戸の家屋に収められている木像の弘法大師像を開帳する「お大師さん」が21日、行われた。それぞれの家の門前に置かれた厨子には、花や赤飯、タケノコやワラビなどが供えられ、お参りする人に無償で提供する「お接待」の餅も並んだ。
同町内の弘法大師信仰は、江戸末期の大洪水やコレラの流行という災害・疫病から始まったとされる。町内すべてのお大師さんを参れば、四国八十八カ所霊場巡りと同じ御利益を得られるとされ、毎年多くの人が訪れる。
四国八十八カ所の第22番札所にあたる平等寺(徳島県阿南市)の谷口真梁住職(46)は「毎年お参りさせてもらっているが、一つの集落そのものが霊場になることはほかにない。地域のつながりで残っていた文化ですね」と話す。
母親とともに訪れた大和郡山市の会社員女性(54)は「こうした風習をずっと守ってもらいたい」と話していた。
「卑弥呼の犬」復元 纏向遺跡から骨出土 桜井市教委

出土した骨をもとに復元された犬=桜井市役所
桜井市教育委員会と市纒向学研究センターは22日、邪馬台国(やまたいこく)の有力候補地とされる同市の纒向(まきむく)遺跡で出土した古墳時代初め(3世紀前半)の犬の骨をもとに、当時の姿を復元したと発表した。邪馬台国の女王・卑弥呼の宮殿があったとされる場所で見つかったことから「卑弥呼と一緒にいた犬」の可能性も高いとしている。23日から9月28日まで同市立埋蔵文化財センターで公開される。
骨は、平成27年に全体の半分近くが、建物を囲む区画溝で出土。分析の結果、体長58㌢、体高48㌢で1歳半以上のメスと推定。弥生時代の在来種より大型で、大陸から持ち込まれたとみている。
復元にあたり、骨をCTスキャンで測定し、3Dプリンターを使って1点ずつ石膏で複製して組み立てて肉付けしたため、当時の姿に極めて近いという。犬は縄文時代から狩猟や番犬として飼われ、茶と灰色の毛の犬がいたと推定されることから、今回も2種類の色で復元した。

茶色と灰色に復元された纒向遺跡の犬(桜井市教育委員会提供)
纒向遺跡では、犬の骨が出土した区画溝の西側で大型建物跡(3世紀前半~中ごろ)も見つかっており、いずれも卑弥呼の宮殿施設とみられている。卑弥呼は2世紀末ごろから倭国を統治し、248年ごろに死去したとされる。
纒向学研究センターの寺沢薫所長は「犬は、魏志倭人伝に記された卑弥呼の時期と合致し、宮殿で大切に飼われたものが祭祀(さいし)に伴って溝に横たえられたのではないか。宮殿は厳重に警備され、迷い犬が溝で偶然に死んだとは考えにくい」と話す。復元犬の愛称を6月30日まで募集。問い合わせは同センター(0744・45・0590)。
国内最多 鏡103枚分の破片公開 「大王墓」桜井茶臼山古墳に迫る 橿考研で特別展

103枚分の青銅鏡の破片が並ぶ特別展=橿原市の県立橿原考古学研究所付属博物館
初期ヤマト王権の大王墓とされ、国内最多の103枚分の青銅鏡が発見された桜井市の桜井茶臼山古墳(3世紀末、全長204㍍)の実像に迫る特別展が橿原市畝傍町の県立橿原考古学研究所付属博物館で開かれている。青銅鏡は権威の象徴とされ、103枚分の鏡の破片が公開されるのは初めてで、強大な権力を誇る大王の姿がうかがえる。
同古墳は、邪馬台国の女王・卑弥呼の墓ともいわれる桜井市の箸墓(はしはか)古墳(3世紀中ごろ~後半、同280㍍)から約3㌔南に位置。同研究所が平成21年に後円部の竪穴式石室を発掘したところ、青銅鏡の破片が数㌢大に割れた状態で出土した。当初は完全な形で埋葬されたが、盗掘で踏み荒らされたとみられ、破片は計385点にのぼる。文様を詳細に調べた結果、少なくとも103枚分あることが確認された。

盗掘などで割られた青銅鏡の破片
なかでも、直径30㌢以上の国内最大級の内行花文鏡(ないこうかもんきょう)と呼ばれる日本製の鏡の発見は研究者を驚かせた。青銅鏡は弥生時代以来、中国から輸入されたが、同古墳が造成された時には大型鏡を国内で独自に生産したことが初めて明らかになった。
特別展では鏡の精緻な文様を間近で見ることができ、平井洸史(たけし)主任研究員は「鏡を100枚以上持つほど隔絶した権力があった被葬者が、各地の首長に鏡を配布することで権力基盤を固めていった状況が分かる」と説明。大王のシンボルとされる玉杖(ぎょくじょう)、被葬者が納められた木棺の底板(長さ4・9㍍)なども展示されている。
会場では、箸墓古墳出土の大型つぼ、卑弥呼の次の女王の壹与(いよ)の墓ともいわれる天理市の西殿塚古墳(3世紀末、同230㍍)の大型円筒埴輪なども展示。両古墳は宮内庁の管理で立ち入りが禁じられているだけに、遺物を通じて大王墓の姿をたどることができる。
6月15日までで入館料は大人千円、大学生450円、18歳未満と高校生は無料。月曜休館(祝日除く)で4月28日は開館、5月7日は休館。4月27日、5月11日、6月1日の午後1時からはヤマト王権などをテーマに研究講座(無料)が開かれる。詳細はホームページか同館(0744・24・1185)。
奈良市、ベビーケアルーム「mamaro」を観光案内所に設置
奈良市は、JR奈良駅前の市総合観光案内所に個室型ベビーケアルーム「mamaro(ママロ)」を設置し、運用を始めた。1畳程度のスペースにソファやコンセント、モニターなどが備えられ、乳幼児の授乳やおむつ交換、着替えなどに利用できる。

奈良市が設置したベビーケアルーム「ママロ」=JR奈良駅前の市総合観光案内所
Trim(トリム、横浜市中区)が手がける設置型授乳室で、高さ2㍍、幅1・8㍍、奥行き0・9㍍。鍵付きでソファがあり、おむつ替えや寝かしつけに使える。モニターでママロの使用方法や育児に役立つ情報などを見ることができる。
利用は原則20分以内で、モニターに使用時間のお知らせが表示される。30分が経過すると施設管理者にアラートメールが配信され、授乳中に体調を崩した人などを早期に発見できる仕組みだ。
今月21日から同案内所のトイレ改修工事が予定され、現行の授乳室が利用できなくなるため市が設置を決めた。ママロは簡単に移動できるため、工事終了後に設置場所を変更することも可能としている。
近鉄郡山駅前にコワーキングスペース、始発から終電まで利用OK 「地域の人が集まる場に」
地域の人に活用してもらおうと、奈良県大和郡山市の社会福祉士、仲谷直美さん(49)が同市の近鉄郡山駅前に、コワーキングスペース「こはるーむ」をオープンした。早朝から深夜まで利用でき、ミーティングルームやセルフカフェなどさまざまな用途にあわせた設備がある。「学生から会社員まで幅広い人が集まる場にしたい」と話している。

同駅前の大和郡山病院(同市)に勤務していた仲谷さんが、通勤途中にシャッターが閉まったままの物件を見かけたことがきっかけ。その後独立を思い立ち、事務所を探す過程で物件の持ち主に連絡し、昨年6月に購入した。
「これだけの好立地。自分だけで使うのはもったいない」と、地域の人も使えるコミュニティースペースや貸事務所も兼ねることに。地域密着型起業を応援する総務省の補助金制度「ローカル10000プロジェクト」を利用し、リノベーションを行った。
建物は2階建て延べ床面積150平方㍍で、白を基調にしている。1階は、路面販売可能なレンタルスペースや飲食持ち込みができるミーティングルーム、セルフカフェを設置。2階は間仕切りして机と椅子を設置した10個のセミプライベートスペースや、仮眠ができる2段ベッドのほか、オンライン会議などに対応したテレフォンブース(事前予約が必要)もある。

セルフカフェで訪れた人と話す仲谷直美さん(右)
仲谷さんは「出勤前などに朝ご飯を持ち込んで食べてもらったり、学生には自習に利用してもらったり、使い方は多種多様。あったらいいなと思うものを詰め込んだ。地域の人に愛される新しい居場所として育ってほしい」と話している。
営業時間は午前5時から翌午前0時まで。15分110円(終日2640円)から。月額制の場合は1カ月(週1回利用)5500円から。問い合わせはメール(info@koharoom.com)。
興福寺で「放生会」 殺生戒め猿沢池に在来魚を放流

放生会では僧侶が読経し、猿沢池に魚が放たれた=奈良市
殺生を戒める仏教行事「放生会(ほうじょうえ)」が17日、奈良市の興福寺で営まれ、法要後には教えに基づいて近くの猿沢池に魚が放たれた。
この日は南円堂の北側にある一言観音堂で、森谷英俊貫首ら僧侶が法要を営んだ。その後、猿沢池に移り、僧侶が般若心経を唱えた後、近くの小学生らとともに池に魚を放流した。
放ったのは、事前に池から採取したモツゴなど約300匹。以前は金魚を放流していたが、生態系に影響を与えるとの指摘を受けたため、近畿大農学部の協力を得て令和2年から在来種を放っている。
近畿大の学生らも放流を手伝い、4回生の男性は「奈良の行事に関わり、貴重な体験ができてうれしい。在来種、外来種についての知識を広めることは大切だと思う」と話していた。
【大阪・関西万博】39市町村、魅力PR 多目的エリアで交替で出展

赤いツツジが咲き誇る様子を表現した葛城山のジオラマ
近畿2府4県のうち独自パビリオンを展開する大阪府を除き、関西パビリオンで唯一ブースを展開していない奈良県では、パビリオン施設に隣接する多目的エリアにおいて、県内39市町村が地域ごとで順番に地元の特産や観光地などをPRしている。26日まで。
16日には大和高田市や橿原市、桜井市、御所市など13市町村が多目的エリアのテント内でそれぞれの特産品や、観光名所を示すジオラマを並べたりした。
御所市は、橿原市出身のドールハウス作家が制作した80分の1サイズの葛城山のジオラマを展示。山上とをつなぐロープウエーのほか、「一目百万本」と呼ばれる真っ赤なツツジ、その景色を楽しむ人々らが表現されていた。
ジオラマ内の人形制作などには、地域住民や地元小中学校の児童生徒ら計約500人が携わった。
御所市観光振興課の野村栄二係長は「奈良の魅力を万博を機に多くの来場者に知ってもらい、中部や南部地域への来訪のきっかけになることを期待している」と話している。


































