旅先で「仏の顔」美容マスク 奈良ホテル×化粧品・マックス
化粧品メーカー「マックス」(大阪府八尾市)は、仏の顔をデザインした美容マスクを奈良ホテル(奈良市)の宿泊客に提供する取り組みを始めた。日帰り観光が多い奈良で、宿泊客に奈良らしさを感じてもらうことで宿泊観光を促進したい考えだ。

「仏の顔」になれる美容マスクでリラックスできる宿泊プランのイメージ(奈良ホテル提供)
マックスは橿原市に事業所があることから、平成31年に奈良の農業や観光産業を盛り上げようと、日本酒や柿の葉など県内の特産品を使った「やまとcosmetic」シリーズを立ち上げ。美容マスクはその一つで、「身につければ『仏の顔』になれる」と人気を呼んでいる。
9月30日までの夏季限定で奈良ホテルで実施される2連泊の宿泊プラン「クールにこころとからだを癒すリフレッシュの旅」の利用客に対し、1人につき2枚、冷蔵庫に入れて冷やした状態で提供する。マックス広報担当の品川雅司さんは「奈良を訪れる人に奈良らしさをリラックスしながら感じてもらいたい」と話している。
同社は今年度中に県内のほかの宿泊施設や温泉でも同様に美容マスクを提供する予定。提供場所はホームページで公開する。
奈良ホテルの同プランは、1室2人で1人あたり1泊1万3500円から。問い合わせは奈良ホテル(0742・24・3011)。
橿原の観光大使「さらら姫」に3人 市制70周年の節目に意欲
橿原市の「2025観光親善大使 さらら姫」に、ヨガインストラクターの吉田奈央(なお)さん(29)、同志社大3年の中井優さん(20)、県立医大1年の石井小奈都(こなつ)さん(18)が選ばれた。1年間にわたってイベントなどで魅力を発信する。

さらら姫に選ばれた(左から)吉田奈央さん、中井優さん、石井小奈都さん=橿原市役所
市は来年2月11日に市制70周年を迎え、亀田忠彦市長は「大きな節目の年。ぜひPRに力を尽くしてほしい」と期待を込めた。
さらら姫は、藤原京を開いた女帝・持統天皇の幼少期の名前「うののさらら」にちなみ、県内在住や在勤・在学の18歳以上を対象に募集し、面接などを経て選ばれた。
7日には亀田市長を表敬訪問。吉田さんは約10年前に大和郡山市観光キャンペーンレディ「女王卑弥呼」として活動し、「当時の経験を生かして橿原の歴史やグルメなども紹介したい」と意欲。中井さんは「カナダに留学した際、出身地の特徴などを聞かれて勉強した。海外の人にも橿原について伝えたい」。石井さんは「さらら姫には幼い頃からあこがれていたので、選ばれて感激しています」とし、抱負を述べた。
安倍元首相銃撃事件3年 県内からもしのぶ声

事件現場近くで手を合わせる人たち=奈良市(彦野公太朗撮影)
安倍晋三元首相が奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃され死亡した事件から8日で3年。現場となった近鉄大和西大寺駅北口付近には、県内からも多くの人が訪れ、手を合わせたり花束を供えたりした。

安倍氏の慰霊碑「留魂碑」のある三笠霊苑でも花が手向けられた=奈良市(泰道光司撮影)
「奈良市民として、地元で起こった事件は衝撃でした」
ハイビスカスの花を供えたという奈良市の画家、松原貴之さん(47)は、事件についてこう振り返る。「悲惨な事件に深い怒りがある。安倍さんには天国で昔通りの笑顔を見せてほしい」と語った。
北口付近に設置された献花台には安倍氏の遺影が置かれ、訪れた人たちは安倍氏をしのんだ。
毎年訪れているという奈良市の主婦(64)は、「安倍さんがいなくなってから3年間不安な気持ちで過ごした。日本のことを見守っていてほしいなと、手を合わせた」と話した。奈良市の50代会社員女性も「安倍さんが生きていたら、世界各国とうまくつきあえたのではと思うことがある。日本社会が混乱の時期なので、見守ってほしい」と願った。
一方、五條市の団体職員、山本修二さん(67)は、殺人罪などに問われた山上徹也被告(44)の裁判員裁判が10月28日に始まることを念頭に、「選挙期間中に起きた事件は民主主義に対する挑戦であり、あってはならないことだ。裁判で事件の背景を明らかにしてほしい」と話した。
橿原市、物価高騰対策で高校生世代にPayPayポイント1万千円分
橿原市は、物価高騰対策として、高校生世代を対象に1人当たり1万1千円分のデジタルポイントを配布すると発表した。決済サービス「PayPay(ペイペイ)」のシステムを利用し、市内約2千店舗で来年1月末まで使えるようにする。約5千万円を今年度一般会計補正予算案に盛り込み、8日の臨時市議会に提出し可決された。
対象は、市内在住の平成19年4月2日~22年4月1日生まれの約3300人で、該当する世帯への生活支援の一環。10月中旬ごろから2次元コードが記された用紙を郵送し、スマートフォンでポイントをチャージすれば使用できる。
市担当者は「小中学生は学校給食費無償化などがあるが、高校生なら受験など学費もかさむことが考えられ、少しでも支援になれば」としている。
さらに補正予算案では、10月3~5日に市内で開催される「日本女性会議2025」の市民の参加費補助などとして400万円を計上。参加費は現在、市民1人4千円(先着200人)としているのを千円(同400人)に軽減する。参加者は8月20日まで募集している。
市営納骨堂で永代収蔵 奈良市、市外の利用も可
奈良市は市営寺山霊苑(白毫寺町)の納骨堂をリニューアルし、15日から骨壺を無期限で預かる「永代収蔵」の受け付けを開始すると発表した。全国誰でも利用可。少子化や核家族化に伴い、墓を継承して維持管理する子供や孫がいなかったり、遠隔地の墓参りや掃除が難しかったりするといった問題が起きており、市はこうした不安を解消したいとしている。
使用料は申請者が市民、あるいは納骨する骨が市民のものである場合は8万円で、それ以外の場合は15万円。自身を納骨する前提で成人(18歳以上)の生前の申請も可能としている。預かった後、15年間は遺族の返却要請に応じる。
納骨堂は「奈良大文字送り火」で有名な高円山の山麓に位置し、自然や歴史に恵まれた環境。昭和44年に建築されたが利用が進まず、職員が永代収蔵を提案したことから市が1億3千万円をかけてリフォームした。2万体を収蔵できる。
供用開始は12月下旬を予定。8月から永代収蔵を返礼品としたふるさと納税も予定している。問い合わせは市斎苑管理課(0742・34・5161)。
涼感じる 風鈴まつり 橿原・おふさ観音 9月30日まで

境内につるされた風鈴を楽しむ参拝者ら=橿原市小房町
橿原市小房町の「おふさ観音」で、恒例の風鈴まつりが開かれている。透明感のあるガラス製の江戸風鈴など約3千個が境内につるされ、猛暑の中、一服の涼を求めて参拝者らが訪れている。9月30日まで。
風鈴の風習は、鐘の音が魔や厄をはらうという仏教思想から生まれたとされ、同寺では平成15年から風鈴まつりを行っている。岩手の南部風鈴や小田原風鈴など各地の風鈴が楽しめ、アマチュアカメラマンらの姿もみられる。
境内に一陣の風が吹くと「チリーン」「カララン」とさわやかな音が鳴り響き、密門裕範(ゆうはん)住職は「風鈴の種類によって音の響きも異なり、酷暑の中で少しでも涼を感じてもらえれば」と話す。
午前8時半~午後5時。風鈴まつりは無料。期間中に夜間のライトアップも行われ、開催日は同寺の公式ホームページで公表する。問い合わせは同寺(0744・22・2212)。
災害支援にドローン活用 天理市、「SKYどり~む」と協定
天理市とドローン(無人航空機)の撮影・動画制作などを行う「SKYどり~む」(天理市)は、大規模災害発生時の支援活動に関する協定を締結した。

協定書を掲げる並河健市長(右)と沢井美代子社長=天理市
同社はこれまでに広陵町や宇陀市と同様の協定を締結しており、天理市の文化財、山の辺の道や石上神宮などを空撮で動画撮影も行っている。
協定書には、災害時のドローンによる被害状況の調査や被災者の捜索、災害現場地図の作成、物資輸送、建物危険診断のほか、平時のドローンを活用した防災訓練への参加や技術支援、市職員への操縦指導なども盛り込まれている。
同社の沢井美代子代表は「有事と平時の防災体制の一翼を担えるよう市民の安全を守るために微力ながら貢献したい」と話した。並河健市長は「市には中山間地域があり、大規模災害時は道路が遮断される恐れもある。協定により災害発生後は迅速な被災者支援につなげたい」と期待した。
県議会6月定例会閉会 議長に田中氏(自民党倭)、副議長に藤野氏(新政なら)選出
県議会の6月定例会は2日、物価高対策としてLPガス利用者や特別高圧電力を利用する中小企業を支援する約2億2千万円の一般会計補正予算案などを可決し、閉会した。
正副議長の改選も行われ、新しい議長に田中惟允議員(自民党倭)、副議長に藤野良次議員(新政なら)が決まった。任期は慣例で1年。
金魚すくい選手権で記念販売 近鉄が入場券と駅名キーホルダー
近畿日本鉄道は6日、「第30回全国金魚すくい選手権大会」の県予選が開かれる大和郡山市中央公民館(三の丸会館)で、台紙付きの記念入場券と駅名入りキーホルダーを販売する。

台紙付きの記念入場券と駅名入りキーホルダー
今年は同大会が30回目を迎えるとともに、昨年は市制70年や、江戸時代の郡山藩の初代藩主、柳澤吉里の大和郡山入城300年という節目となったことを記念して販売。キーホルダーは表面に近鉄郡山の駅名、裏側には金魚すくいのポイを持った同大会の公式キャラクター「きんとっと」と「デメッキー」が描かれている。記念入場券の台紙には、コメットやランチュウなど市の特産の金魚の写真があしらわれている。
入場券は180円(200部限定販売)、キーホルダーは600円(100個限定販売)。7日以降は近鉄天理駅と近鉄郡山駅でも販売される。
路線価 17年連続下落 奈良市内など上昇地点も
1日付で公表された令和7年分の県内の路線価は、平均変動率が前年比マイナス1・0%となり、17年連続の下落となった。一方、インバウンド(外国人観光客)の影響もあり奈良市の奈良近鉄ビル前などは上昇した。

県内最高路線価の奈良近鉄ビル前の大宮通り=奈良市
路線価は道路に面した1平方㍍当たりの土地の評価額。その年の1日1日を評価時点とし、1年間の地価変動などを考慮して評価している。
今回、税務署ごとの最高路線価は奈良と葛城で上昇し、桜井と吉野が下落した。県内の最高路線価は、奈良税務署管内の奈良近鉄ビル前の大宮通りで87万円。変動率はプラス10・1%で、3年連続で上昇した。インバウンドの効果が顕著で、ホテルや飲食店の需要が高まるなどし、地価の上昇幅が広がっている。
葛城税務署管内では、近鉄大和八木駅前南通り(橿原市内膳町)が6・5%上昇し、33万円。3年連続の上昇となった。主要駅前の商業地域としての潜在力が高いことなどが原因という。
桜井税務署管内は、近鉄桜井駅前の桜井駅北口線(桜井市川合)が10・5万円で、横ばいから4・5%のマイナスに転じた。人口減少や高齢化の影響のほか、幹線道路沿いの商業施設に人が流出し、需要が弱含みとみられる。
吉野税務署管内では、県道平畑運動公園線(大淀町下渕)が3・4万円で、2・9%の下落。近鉄下市口駅周辺は商業地域だが、新規出店の動きがほとんど見られないなど衰退傾向の状況という。
「生駒山ダービー」引き分け J3奈良クラブ、FC大阪と対戦

ボールを競り合うFC大阪と奈良クラブの選手ら=大阪府東大阪市の花園ラグビー場第1グラウンド
サッカーJ3の奈良クラブは6月30日夜、大阪府東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドでFC大阪と戦い、1|1の引き分けに終わった。両チームの対戦は、各ホームタウンが生駒山をはさんで隣接することから「生駒山ダービー」とも呼ばれる。平日の夜にもかかわらず、3621人が応援に駆けつけた。
この結果、同日現在で、J2昇格を目指すFC大阪は首位を維持し、奈良クラブは昇格の可能性がある7位。J3での生駒山ダービーの対戦成績は奈良クラブの1勝2敗2分けとなった。
試合は奈良クラブが前半に先制し、後半にFC大阪が追いついた。負傷者が相次いだ影響で後半のアディショナルタイムが11分あり、午後9時を過ぎるとサポーターらの応援は鳴り物を控え、拍手や歌声だけで行われた。
公務員に夏のボーナス 県職員平均87万円 知事は300万643円
県や市町村は6月30日、公務員の夏のボーナスに当たる期末・勤勉手当を支給した。県は職員1万4398人(平均年齢40・9歳)に対し、総額125億6457万円を支給。1人当たりの平均支給額は87万2661円、支給月数は2・300月分となった。県人事委員会勧告により前年同期に比べ支給月数は0・050カ月分引き上げられ、1人当たりの平均支給額は4万8296円増えた。
山下真知事への支給額は300万643円、副知事は244万7095円。県議は、議長237万8725円、副議長207万7995円、一般議員191万7770円となっている。
奈良市では職員2397人(平均42・5歳)に対し、総額20億3511万円を支給した。1人当たりの平均支給額は84万9022円。仲川げん市長への支給額は235万1712円で、議長は175万3702円だった。
県内市長で最も高額だったのは、橿原市の亀田忠彦市長で250万4678円。最も低かったのは宇陀市の金剛一智市長で176万8125円だった。
園児ら馬とふれあい 餌やり体験「親しみ持って」 天理大

馬にニンジンの葉を食べさせる園児=天理市
天理大は6月30日、社会貢献活動の一環として、天理市立朝和幼稚園の園児らを招き、馬の餌やり体験を行った。園児らは馬とのふれあいから、動物との関わり方を学んでいた。
同大学は馬術部で馬を飼育していることから、令和元年度に馬で人を癒やす「ホースセラピー」活動を開始。5年度からはホースセラピーを学ぶ講義も行っている。今年度は、馬の福祉に取り組む一般財団法人「TAW」と協力して、市内や周辺地域の子供たちを馬場に招き、馬とふれあう取り組みを始めた。
この日は、同園の年長組園児人が、収穫したばかりのニンジンの葉を手に取り、葦毛(あいげ)のポニー「てんてん」に食べさせた。園児らは「かわいい」「よく食べる」と言いながら、てんてんの鼻先を撫でていた。男児(6)は「ふわふわしていてかわいい。たくさん食べてくれてうれしかった」と笑顔を見せた。
同大学の岡田龍樹副学長は「餌やりを通して子供たちに馬の体温を感じてもらいたい。親しみを持ってもらえればうれしい」と話していた。
ソロプチミスト奈良-平城、地域貢献活動に支援金 高校・大学3団体
ボランティア団体「国際ソロプチミスト奈良|平城」は、地域貢献活動に取り組む県内の高校・大学のサークルや部活動3団体に、活動支援金を贈呈した。

活動支援金を受け取る奈良女子大の大原聖后さん(右から2人目)=奈良市
3団体は、奈良女子大わかたけ会、県立郡山高家庭クラブ、奈良市立一条高吹奏楽部。
奈良女子大わかたけ会は、発達障害のある人々と交流するボランティアサークル。部長の3年生、大原聖后(しょうこ)さん(20)は「クリスマス会や夏のバーベキュー大会を企画し、交流を重ねました」と話した。
また、県立郡山高家庭クラブは全国交通安全運動週間に合わせて巾着を作り啓発活動に協力したほか、地域の祭りに参加して子供たちにキーホルダーづくりを指導。市立一条高は県吹奏楽コンクールで金賞を受賞したほか、2025年大阪・関西万博の会場で開かれた「ブラスエキスポ2025」で演奏を披露した。
国際ソロプチミスト奈良|平城の中谷静子会長は、各団体の代表者にそれぞれ支援金7万円を手渡し、「地域のクラブ活動を通して、奉仕の輪が広がることを期待しています」と話した。
「家族の介護は誰がする?」 男女共同参画週間に大和郡山で紙人形劇
内閣府が定めた男女共同参画週間(23日~29日)に合わせて、大和郡山市は27日、市役所交流棟で介護の役割分担のあり方をテーマにした紙人形劇を開催し、25人が来場した。

介護の役割分担をテーマにした紙人形劇=大和郡山市
ジェンダーにまつわる身近な問題提起を行うサポーターチーム「いきサポ座」のメンバー5人が、紙人形劇「誰がするの? おばあちゃんの介護」を上演。祖父母、両親、子供2人の6人暮らしの北村家が、77歳の祖母の認知症をきっかけにさまざまな問題が起きる|というストーリーだ。劇中では、家族の話し合いによって性別役割意識から脱却していく過程が描かれた。
その後、メンバーは「介護・看護が理由で離職した男女比と人数」や「家族における介護を担う性別の比率」といったデータを発表。無意識の偏見や思い込みである「アンコンシャスバイアス」についても説明した。
リーダーの松村徳子さん(62)は「これまで女性に偏りがちだった介護だが、公的休暇などを活用して家族誰もが関われることを知ってもらいたい」と話す。訪れた女性(70)は「性別によって役割を担うべきではないということを改めて気づかされた。ボランティアをしているので、活動に反映させたい」と話していた。
「孤立化する子供をサポートし、高齢者らに生きがいを」 県、こども食堂開設支援
子供に無料や低額で食事を提供する「こども食堂」の活動を広げようと奈良県は、新たに食堂を開設するために必要な機器や家具などの購入費用を支援する制度を始め、希望する団体を募集している。県内でこども食堂は全小学校区の半分以上で設置されており、県ではさらなる設置を目指す。

県によると、県内ではこども食堂は平成28年度末は12市町の19カ所だったが、今年5月末は28市町村の178カ所に増加。県内の全小学校区に対する設置率は、平成28年度末の8・5%(201小学校区中17校区)から、今年5月末には56・7%(187校区中106校区)まで増えた。県は子供にとって身近な居場所となるこども食堂をさらに増やすため開設を支援することにした。
補助の対象は、概ね2カ月に1回以上続けて開催する新設のこども食堂。開設のために必要な業務用調理機器や家具、消耗品などの購入を20万円を上限に補助する。未設置の小学校区への開設は30万円が上限。補助は20件程度を想定しており、先着順としている。財源は企業版ふるさと納税を活用する。
山下真知事は定例記者会見で「こども食堂はさまざまな事情で孤立化する子供をサポートし、高齢者らの生きがいづくりにもなるなど良い効果が期待できるので、増やすための力になれば」と話した。
申請についての問い合わせは、県こども家庭課(0742・27・8678)。
市民から1億3千万円遺贈寄付、生駒市 小中学校新校舎の備品などに活用
生駒市は、故人となった市民から遺贈寄付で1億3千万円が寄付されたと発表した。遺贈寄付は生前に遺言書などで寄付の意思を残せば、死後に遺産が寄付される制度。同市でこの制度による寄付は今回が初めてで、寄付額としては過去2番目に高いとしている。
今回の寄付金は、令和10年度に小中一貫校になる予定の市立生駒南小学校と市立生駒南中学校の新校舎の備品や、9年度に導入する市役所のワンストップ総合窓口の備品などに使われる。ワンストップ総合窓口は、引っ越しや出産などで必要な手続きを1カ所の窓口でできるようにする仕組み。
市は2年度から遺贈寄付に本格的に取り組んでいる。相続税の対象にならないのが特徴で、今回を除き、6人が遺贈寄付の意思を示しているという。
市企画政策課の担当者は「遺贈寄付があれば、市の施策に十分活用させていただきたい」と話している。
西大寺ドリームズが12年ぶり3回目の優勝 奈良市長杯学童軟式野球

3回目の優勝を決めた西大寺ドリームズの選手たち=奈良市
19チームが熱戦を繰り広げる第45回奈良市長杯奈良市学童軟式野球大会(産経新聞社後援)は最終日の28日、同市の柏木球技場で準決勝と決勝が行われた。決勝戦では西大寺ドリームズが山陵クィーンズを破り、12年ぶり3回目の優勝を果たした。両チームは9月に開催される第26回ろうきん杯学童軟式野球選手権大会に出場する。
28日の試合結果は次の通り。
【準決勝】山陵クィーンズ5-1帝塚山スポーツ少年団▽西大寺ドリームズ9-1奈良ジュニアファイターズ
【決勝】西大寺ドリームズ7-3山陵クィーンズ
オオムラサキ1700匹羽化 28日に明日香村と橿原市昆虫館でイベント
橿原市の蝶研究家、林太郎さん(41)が人工繁殖させた国蝶(こくちょう)・オオムラサキ約1700匹が羽化し、明日香村内の飼育ハウスで優雅に飛び回っている。林さんが育てたオオムラサキは同市南山町の市昆虫館でも公開されており、28日には両施設でふれあいイベントが行われる。林さんは「人工知能(AI)などデジタルの時代にこそ、子供たちに本物のすばらしさを感じてほしい」と話す。

飼育ハウスでオオムラサキの人工繁殖に取り組む林太郎さん=明日香村
オオムラサキは、里山開発などで全国的に減少し、環境省のレッドリストで「準絶滅危惧」となっている。林さんは、橿原市内で飼育・研究に取り組んだ秋山昭士さん(故人)のもとで10年以上前から人工繁殖を学び、3年前に近鉄飛鳥駅からほど近い場所に飼育ハウスを設けて育てている。

手で触れることができるオオムラサキ=橿原市昆虫館
今年は5月下旬から羽化が始まり、今ではエノキの葉に卵を産みつけており、飼育ハウスの見学会ではオオムラサキの生態を知ることができる。今月28日と7月5、6日の午前10時~午後4時で、定員100人。1人500円で雨天中止。インターネット「じゃらんnet オオムラサキ」から申し込む。問い合わせは国営飛鳥歴史公園・飛鳥管理センター(0744・54・2441)。
橿原市昆虫館のふれあいイベントは今月28、29日、7月5、6日の午前10時~午後3時。館内の特設テントで約15匹が飛び回り、触れることができる。入館料が必要。問い合わせは同館(0744・24・7246)。
平城宮の「隼人」知って 8月に祭り開催 奈良市の平城宮跡歴史公園

吉福社中による舞のイメージ(平城京魅力創造発信実行委員会提供)
古代に九州南部に居住した「隼人(はやと)」と呼ばれる集団は朝廷に抗ったが、その後平城宮で警護などにあたったとされる。そんな隼人について知ってもらうイベント「平城宮隼人祭り」(平城京魅力創造発信実行委員会主催)が8月23日、奈良市の平城宮跡歴史公園で開かれる。
平城宮跡では過去に独特の渦巻文様が施された「隼人の楯」も出土。奈良文化財研究所のシンボルマークはこの文様をデザイン化したものだ。だが、一般には隼人のことはあまり知られていないためこの祭りを企画し、鹿児島県の人らとの交流を深める機会ともする。
当日は午後6時から朱雀門前特別ステージで神楽団「吉福社中」が隼人神の舞を披露する(申し込み不要)。8月23、24日には鹿児島県の名産品を集めた市も予定している。また、両日には盆踊りなどさまざまなイベントがある「平城京まつり」が開催される。
問い合わせは平城宮跡歴史公園(0742・35・8201)。
「紙おむつのサブスク」県内で広がる 香芝市は9月から 来春には寝具も
香芝市は9月1日から、市立保育所など12施設で紙おむつとおしりふきを、各施設に常備できるよう希望する保護者と事業者が契約する制度を始める。月ごとの定額制で、どれだけ使用しても同額となる。こうした制度は「紙おむつのサブスク」と呼ばれ、導入する自治体が増えている。県内では奈良市や天理市、橿原市などがすでに実施しており、広がりをみせている。(張英壽)
香芝市の対象となる施設は、市立保育所5施設のほか、市立認定こども園3施設、市立幼稚園4施設。これまで紙おむつとおしりふきは保護者が子供を送り迎えする際に施設に預け、施設で使用。ストックが少なくなると、施設側が保護者に伝え、保護者が再度持参する必要があった。
市はこうした保護者の負担を軽減するために、サブスクの導入を決定。9月1日から、希望する保護者が事業者と直接、契約して施設に常備し、月ごとの定額制で運用する方式にする。保護者が施設に持ってくる手間がなくなるほか、定額制のため使用量にかかわらず同じ額となる。
また来年4月1日からは、市立保育所と市立認定こども園で子供が昼寝する際に用いられている寝具も、希望する保護者が事業者と契約して施設に常備する方式にする。現在は寝具も保護者が施設に持ち寄るが、1週間に1回、洗濯のために持ち帰っているという。保護者による子供の送り迎えは自転車が多く、市保育幼稚園課の担当者は「寝具や紙おむつといった大きい荷物を運ばなくてよくなり、子供のケアに集中できるようになるのでは」と話している。
いずれも事業者や金額は未定。同様の取り組みは、奈良市が市立保育園と市立認定こども園で0~2歳児と年齢を限定して実施。橿原市は市立こども園、天理市は市立保育所と市立認定こども園で導入している。橿原市は紙おむつとおしりふき、寝具、ほかの2市は紙おむつとおしりふきが対象になっている。
一方、宇陀市は0~1歳児は全額公費で負担、2歳児では半額を公費負担している。3歳以上は全額保護者の自費。紙おむつとおしりふきで、対象施設は市立と私立の保育園、市立認定こども園となっている。三宅町も町立こども園と私立保育所で紙おむつとおしりふきを全額公費で負担している。
また生駒市、大和郡山市はサブスク導入に向けて検討している。
参院選を前にポスター掲示板の設置始まる 奈良市選管、593カ所に

奈良市役所前に設置された参院選のポスター掲示板。隣に同市長・市議選用の枠も設置された
奈良市選挙管理委員会は25日、参院選奈良選挙区(改選数1)の候補者のポスターを貼る掲示板の設置を始めた。数日をかけて市内593カ所に設置する。県選管によると、県内全体では計4158カ所で、各市町村が順次作業を進める。
掲示板は縦約0・9㍍、幅約2・7㍍で人分のスペースが用意されている。参院選は7月3日に公示され、20日に投開票される。奈良選挙区は現職と新人計7人の立候補が見込まれている。
この日、同市役所前では参院選の掲示板とともに、参院選と同日に投開票が予定されている市長・市議選の掲示板に使用する枠が設置された。
同市選管の小橋勇事務局長は「有権者にとって参院選は国政にかかわる重要な機会だ。積極的に投票に参加してもらいたい」と話していた。
「山の辺工房展」 生徒らの集大成110点並ぶ ミ・ナーラで29日まで

会場では、人物画や風景画など力作が並ぶ=奈良市
「第35回山の辺工房展」が、奈良市の商業施設「ミ・ナーラ」内の市美術館で25日、始まった。29日まで。
同工房は洋画家の川畑太さん(61)が講師を務める天理市の絵画教室。同展では、川畑さんや教室に通う園児~93歳までの生徒約100人の油彩、水彩など作品計約110点を展示している。
新型コロナウイルスが収束し、海外や国内の旅先でのワンシーンを切り取った風景画や、人物画を得意とする川畑さんの教えを受けた生徒たちによる自分の幼いころや孫を描いた作品も並ぶ。
「奈良の鹿」をテーマにした2号サイズの小さな作品が集まったコーナーも。アイスクリームを前に愛らしい笑顔を見せる鹿など85点がある。

「奈良の鹿」をテーマにしたコーナーも
川畑さんは「生徒たちの1年間の集大成なのでぜひ足を運んで見に来てほしい」と話した。
入館無料。開館は午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)。問い合わせは同工房(0743・62・2920)。
クマ目撃増、生息域拡大 保護から管理へ 県が方針転換、殺処分も
県内で目撃情報が相次ぎ、生息域が拡大しているとみられるツキノワグマに対して県は、「保護重視から管理」に方針を転換することを明らかにした。クマの保護管理計画を改定し、集落内では殺処分も含めた対策とするとしている。

目撃情報が相次いでいるツキノワグマ(県提供)
奈良と三重、和歌山の3県にまたがる森林に生息する「紀伊半島のツキノワグマ」は、独自の遺伝的特性を持つことや生息数が少ないことから「絶滅のおそれのある地域個体群」として環境省のレッドリストに掲載され、保護されてきた。同省の平成4年調査では個体数は150頭だったが、令和6年度には395~560頭に増えていると推定されている。
県によると、県内での目撃情報も5年度は58件だったが、6年度は145件と大幅に増加。今年は5月以降、天理市や山添村、奈良市の東部山間で目撃情報が相次いでおり、従来は吉野川以南とされていた生息域が拡大しているとみられるという。
こうした中、県はクマに対する方針を転換。これまでは捕獲した場合は人里に対する恐怖心を学習させた上で山奥に放つ「学習放獣」を行ってきたが、改定案では出没場所を区分けして対応する。集落内や農地など人間活動が盛んな「集落ゾーン」では原則殺処分、「集落周辺ゾーン」では1回目は学習放獣し、2回目の捕獲となった場合は原則殺処分とする。「森林ゾーン」は原則殺処分は行わない。総捕獲数は県内推定生息数の8%以内とする。
県は今後、パブリックコメント(意見公募)を実施し、10月の施行を目指す。
県農業水産振興課の担当者は「これだけ目撃情報が増え、『怖いので何とかしてほしい』という声もあり、計画を見直すことになった」と話している。
クマ目撃の奈良市東部地域 小中学校に「熊鈴」を配布
吉野川以南が生息域とされていたツキノワグマが、中山間地の奈良市東部地域で目撃が相次いでいることを受け、同市は24日、同地域の市立小中学校にクマよけの「熊鈴」を配布した。

ランドセルに「熊鈴」をつける児童たち=奈良市立田原小
同市では5月28日の月ケ瀬月瀬での目撃以降、6月23日までに12件の目撃情報が寄せられた。市は最初にクマが目撃された地域の月ケ瀬小・中学校に先行して熊鈴を配布していた。
この日はさらに、目撃されたエリアにある田原小、都祁中など7校に計約430個を配布。かばんやランドセルにつけてもらい、不意の遭遇を回避する。
田原小の3年生の教室では、担任が生徒6人に鈴を手渡し、「鈴の音で人がいることを知らせ、クマを威嚇する」と説明。ランドセルに鈴を取りつけた女児(9)は「とても心強いです」と話していた。
クマが夜間に生ごみをあさる可能性があるため、市は収集日の前日夜のごみ出しをやめて、当日午前に出すよう呼びかけている。
「きなりの郷」道の駅に登録 下北山村 来年度にオープン

山間部にあるスポーツ公園「きなりの郷」(下北山村提供)
国土交通省は、下北山村にあるスポーツ公園「きなりの郷」を道の駅に登録したと発表した。県内では18番目の登録となる。
きなりの郷は昭和58年にオープン。約16万3千平方㍍の広大な敷地には、キャンプ場やテニスコート、サッカーグラウンド、合宿施設や温浴施設などがあり、村の観光拠点として多くの人が訪れている。令和5年12月に起きた土砂崩れの影響を受け、観光客は減少傾向にある。

道の駅のイメージ
同村はきなりの郷を道の駅として整備して令和8年度にグランドオープンする予定。特産品販売所やコインランドリーを新たに設置する。登録に先立ち、今年5月には県で2番目となる防災道の駅にも選定されており、非常用発電機や備蓄品を収納する防災倉庫も設ける。
南正文村長は「(道の駅の登録は)村の観光振興の起爆剤となる。奥大和地域や南紀・熊野地域を含めた観光情報を発信するとともに、地域の特産品を扱い、紀伊半島全体の活性化に寄与したい」とコメントしている。
県警、参院選を前に選挙違反取締本部設置
今夏に実施される参院選を前に県警は23日、本部と県内12署に選挙違反取締本部を設置した。

県警本部では、捜査2課前に選挙違反取締本部の看板が掲げられた。本部と県内12署で計2018人が取り締まりにあたる。
県警は「公正な選挙の実現のため、厳正、公平な取り締まりを進めていく」としている。
4強出そろう 奈良市長杯学童軟式野球 28日に決勝
第45回奈良市長杯奈良市学童軟式野球大会(産経新聞社後援)は21、22日の両日、同市の柏木球技場などで2回戦と準々決勝が行われ、ベスト4が出そろった。準決勝と決勝は28日に行われる予定。
21、22日の試合結果は次の通り。
【2回戦】大安寺アパッチライオンズ13-0山辺スーパーフェニックス▽帝塚山スポーツ少年団5-4大宮ホワイトベアーズ▽奈良チャレンジャーズ13-2高の原ファイターズ▽西大寺ドリームズ19-1かすみの
【準々決勝】帝塚山スポーツ少年団7-6大安寺アパッチライオンズ▽西大寺ドリームズ6-2奈良チャレンジャーズ▽山陵クィーンズ8-3都跡スポーツ少年団▽奈良ジュニアファイターズ4-1五条山レパード
国が吉野町に地方創生伴走支援チーム派遣 庁舎建て替えなど課題解決へ
国家公務員が東京と地方の2拠点で活動し、副業的に地方自治体を支援する「地方創生伴走支援制度」で、吉野町に国家公務員3人が派遣された。任期は1年間。3人は「経験を生かして町をサポートしたい」と意気込む一方、町は「町の課題解決につながれば」と期待を込める。

中井章太町長(右)から説明を受ける(左から)関口訓央さん、望月千春さん、伊賀本雅義さん=吉野町
同制度は、石破茂首相が掲げる「地方創生2・0」推進に向けて創設。派遣された国家公務員は定期的なオンライン会議や年数回の現地訪問を行い、自治体が抱える課題解決に向けた助言や支援を行う。
吉野町は庁舎の建て替え、旧吉野小と旧吉野北小の跡地の利活用、公共交通の空白地域といった3つの大きな課題があり、県内で唯一同町が同制度の対象に選ばれた。
派遣されたのは、国土交通省地域交通課の伊賀本雅義・地域交通計画調整官(31)▽内閣官房行政改革推進本部事務局の関口訓央・総括参事官(51)▽国税庁課税部審理室の望月千春・審理室長(53)|の3人。
3人はこれまで町の担当課とオンラインで会議を重ねており、19日には初めて現地訪問を行い、町役場周辺の町並みを見学。20日には金峯山寺や近鉄吉野駅、運動公園や旧吉野小・旧吉野北小、貯木場など町の主要施設を視察した。
町内で開かれた記者会見で、伊賀本さんが「地域交通の課題解決にむけ、自分の経験を生かして全力でサポートしたい」と意欲を語り、奈良大通信教育部文化財歴史学科で学ぶ望月さんは「歩いてみると、町がちゃんと動いている印象を受けた。歴史や文化があり、空き家などの利活用推進が進めば、人と経済が循環する町になる」と力を込める。平成30年の西日本豪雨で愛媛県の災害復旧支援を行った経験のある関口さんは「町の人々の幸せにつながる支援を行っていきたい」と話した。
中井章太町長は「町の過疎化や高齢化が著しく進む中、これまでの経験や新しい発想で、打開策や取り組むべき優先順位など、課題解決への道筋をつけてもらいたい」と期待を込めた。
文化系クラブの力作ずらり 平群町長寿連合会が発表会

力作が並んだ文化系クラブの作品発表会=平群町
平群町長寿会連合会の文化系クラブの作品発表会が20、21日の両日、同町梨本の老人福祉センター「かしのき荘」で開催された。
同連合会は文化系やスポーツなどのクラブがあり、このうち文化系クラブに所属する高齢者たちが1年間の活動で取り組んだ作品が展示されている。
会場では、川柳や短歌、陶芸、リフォーム手芸、パソコンなど各クラブの力作がずらり。リフォーム手芸では、着物の生地を利用した洋服やゆかたの生地からつくったぞうりが展示されている。
初日は茶道クラブがお茶席を設け、抹茶を有料で提供。2日目はコーヒーが有料で提供された。
同連合会の森孝嗣会長(84)は「活動はコロナ禍で少し停滞したが、活発になってきた。来年の文化系クラブの作品発表会でも素晴らしい力作が出てくると思う」と話していた。


































