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保存活用へ機運高めて 橿原市、県内初の世界遺産条例制定へ 啓発フラッグも設置

建物跡などが柱で復元された藤原宮跡=橿原市

 

橿原市は2日、来年の世界文化遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」について、市民に関心を高めてもらおうと「橿原市世界遺産条例」を制定すると発表した。5日開会する6月定例市議会に条例案を提出する。市によると、世界遺産に特化した条例は県内では初めて。市内には国内初の本格的都城の藤原宮跡などがあるが、高松塚古墳で知られる同県明日香村と比べて認知度が低く、条例を機に保存活用へ機運を高めたいとしている。
「飛鳥・藤原の宮都」は明日香村、同県桜井市を含めて19の歴史資産からなり、橿原市には藤原宮跡や菖蒲(しょうぶ)池古墳など4つがある。
市の条例案は11条からなり、基本理念として「世界遺産が有する顕著な普遍的価値を維持・向上させ、将来世代へ確実に引き継ぐこと」と明記。市は、適切な保存活用を図るため必要な措置を講じるとし、市民らに対しても世界遺産の周辺環境の保全への配慮などを求めている。市議会で可決されれば8月1日から施行するとしている。
飛鳥・藤原の宮都については、今年1月に政府から国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書が提出され、夏ごろにはユネスコ諮問機関の現地調査が予定されている。亀田忠彦市長は「このタイミングで条例を制定して機運を高め、景観保全や藤原宮跡の公有地化をさらに進めたい」と話した。

ストリートファイターのキャラクターがデザインされた啓発フラッグ=橿原市内

また、市は世界遺産について歴史ファン以外にも知ってもらおうと、市役所近くの国道165号沿いに人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターを描いた啓発フラッグを設置した。担当課は「20人分のキャラクターが登場するので、歩きながら楽しんでもらえれば」としている。

子供の車内置き去り事故防ごう 香芝市が啓発ポスター

本格的な夏を前に、子供を車内に置き去りにして重大な事態に至る事故を防ごうと、香芝市は、保護者らに向けた啓発ポスター2種類を作製し、市内の保育所や幼稚園、小学生の学童保育所、市施設、駅など92カ所に配布した。それぞれで掲示するよう求めている。

子供を車内に置き去りにする事故を防ごうと、香芝市が作製したポスター(同市提供)


各地で夏などに同様の事故が起きていることから作製。商業施設の駐車場に止めた車に置き去りにしたり、子供を幼稚園や保育所などに送迎する際に施設に通っていない別の子供を車内に残したりするケースを想定した。
ポスターのうち、1種類はチャイルドシートに座った子供のイラストを掲げて「おいていかないで!」と記し、もう1種類は「いつもおくってくれてありがとう」と大きく書いたうえで「子どもだけを車内に残してしまうことは重大な熱中症事故につながります」と注意を呼びかけている。
市保育幼稚園課の担当者は「夏の日中、車を駐車すると、10分でも車内は危険な温度になる。このポスターを見てもらい、日ごろから車への子供の置き去りがないよう意識してほしい」と話している。

産経杯奈良市学童軟式野球(5月24、31日、6月1日の結果)

第47回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会は5月24、31日、6月1日に2回戦と準決勝計6試合を行った。残りの2回戦と準決勝を7日に行い、準決勝、決勝は8日に予定している。
5月24、31日、6月1日の試合結果は次の通り。
【2回戦】奈良伏見イーグルス3-1高の原ファイターズ▽山陵クィーンズ7-0奈良チャレンジャーズ▽奈良ジュニアファイターズ20-0登美ヶ丘フェニックス▽かすみの4-3やまと
【準々決勝】山陵クィーンズ9-2奈良伏見イーグルス▽奈良ジュニアファイターズ10-3かすみの

生駒市立病院10周年 総合病院空白10年経過し開院、15日記念式典

近鉄東生駒駅(生駒市)前にある生駒市立病院(同市東生駒)が6月1日、開院から10年を迎えた。平成17年に近鉄生駒駅前にあった県国民健康保険団体連合会運営の生駒総合病院が閉院した後、10年にわたり市内に総合病院が空白になる中、27年に開院した。同15日には10周年記念式典が開かれる。

開院から10周年を迎えた生駒市立病院

生駒市立病院を巡っては、18年の市長選で初当選した山下真氏(現知事)が病院建設を公約。内科、外科、整形外科、産婦人科など14診療科でスタートし、リウマチ科や糖尿病内科などが加わり現在は19診療科。病床数は開院当初から210床で、医療法人徳洲会が指定管理者となっている。救急医療を受けられる地域の中核的な総合病院で、市内外の人たちが通院・入院している。
開院時からの累積赤字があったが解消し、令和2年度以降、病院経営は経常黒字を続けている。
昨年には国から緊急時に対応する「在宅療養後方支援病院」に認定され、市地域医療課の担当者は今後の市立病院について「高齢化が進んでいくので、在宅医療に力を入れたい」と話している。

10周年記念式典は生駒駅前のたけまるホールとベルテラスいこまで開催される。たけまるホールでは、小紫雅史市長が今後の医療施策、遠藤清院長が今後の病院運営についてビジョンを発表。続いて市のこれからの地域医療について小紫市長や遠藤院長、山下知事らがパネルディスカッションを行う。たけまるホールでは骨密度、血管年齢の無料測定、ベルテラスいこまでは市消防による心肺蘇生法体験や、非常食の展示、パンや加工品、野菜の販売など多彩な催しがある。午前9時半~午後3時半。入場無料、申し込み不要。

県立高4校へ自転車ヘルメット JA共済連県本部が寄贈

自転車事故の被害防止に役立ててもらおうと、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)県本部は30日、県警に自転車用ヘルメット50個を寄贈した。県警は県立高校4校の自転車通学の生徒らに配る。

県立郡山高の植村麻未さん(左)にヘルメットを手渡す県警交通部の朝山昭彦参事官=大和郡山市

県警によると、令和2~6年の全国の自転車乗車中の死亡事故の致命傷は、頭部の損傷が半数を占める。一方で、5年4月の道路交通法改正で自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されているが、6年度の県の普及率は13・7%で、全国平均の17・0%を下回った。
同県本部はそうした現状を踏まえ、自転車通学の高校生たちに寄贈したヘルメットを着用してもらうことで、啓発モデルになってもらおうと寄贈を決めた。この日は郡山高で寄贈式が行われ、県警交通部の朝山昭彦参事官が同校の村井博樹校長と生徒会の2年、植村麻未さん(16)に目録とヘルメットを手渡した。
朝山参事官は「自転車事故の重大な被害を少しでもなくすために、通学で日常的に着用することを推進してもらえたら」と期待した。植村さんは「市内の通学路は道が狭く車も多いのでヘルメットを着用している。ヘルメットをかぶっていない人にも勧めたい」と話した。
県警はこの日生駒高にも寄贈したほか、後日に県立商業高と香芝高に寄贈する予定。

大和西大寺駅周辺の渋滞対策 知事、政府要望見送り 高架化へ調査

「開かずの踏切」がある奈良市の近鉄大和西大寺駅周辺の渋滞対策について、山下真知事は5月30日の定例記者会見で、令和8年度政府予算編成への最重点要望(知事要望)に盛り込むことを見送る方針を明らかにした。同市などと協議会開催のめどが立たないためとし、今年度に高架化などを検証する交通シミュレーション調査を行い、結果を市に示す考え。
大和西大寺駅周辺の渋滞解消について、県は2年度予算編成から政府に最重点項目として要望してきた。一方、県と市、近鉄の3者協議会は5年に2回開かれて以降は開催されていない。
県は高架化によって、「開かずの踏切」が解消されて交通の安全性と利便性が確保されるほか、高架化に伴う周辺道路の整備で県や市のさらなる発展につながる|などと説明。その上で、交通シミュレーション調査をして、高架化や周辺道路の整備について効果を検証するとしている。
山下知事は会見で「高架化の必要性はあると考えているが、市に理解してもらえないとできない。調査をしてデータを市に示した上で議論したい。高架化だけでなく、(周辺整備で)駅北側が劇的に変わることも示したい」と話した。

奈良市内でもクマ目撃「非常事態」 猟友会との情報共有も

奈良市の東部地域で28、29の両日、ツキノワグマが目撃され、市は注意を呼びかけるとともに、非常事態に備え猟友会との情報共有を始めた。
28日昼ごろ、同市月ケ瀬月瀬で住民がツキノワグマ1頭を目撃。また、29日午前7時ごろには、阪原町で車で通行中の人が1頭を見つけた。いずれも体長1㍍程度という。
市によると、奈良県内のツキノワグマの生息域は吉野川以南とされているが、今月は北部地域の天理市や山添村でも目撃が続いており、異例の事態という。

川西町の新スポーツ施設「オーバルパークかわにし」 地元企業GMBがベンチ寄贈

川西町の保田遊水地に今月オープンしたスポーツ施設「オーバルパークかわにし」に、自動車部品の製造販売を手掛ける「GMB」(同町)がベンチを寄贈した。

GMBの大瀧民也専務(右から2人目)と目録を手にする小沢晃広町長(右から3人目)ら=川西町

オーバルパークかわにしは水害リスクを軽減する治水施設として国土交通省大和川河川事務所が整備し、敷地面積は約7万平方㍍。日本初の競技用インラインスケートトラック(1周200㍍)を備え、新たな地域交流やスポーツ振興の拠点として期待されている。
ベンチは、GMBのロゴとオリジナルマスコットキャラクターをあしらった白色のベンチ7脚で、インラインスケート競技場に設置される予定。
5月25日の遊水地運用開始式典後にベンチの寄贈式が行われた。同社の大瀧民也専務は「地域に感謝の気持ちを形にしたいという思いから寄贈を決めた。競技や練習に訪れる選手はもちろん、地域の皆さんに快適に施設を利用いただけたら」とあいさつした。

山辺高、大和茶の茶摘み みずみずしい新芽 おいしいお茶に

茶の新芽を摘み取る県立山辺高の生徒たち=奈良市

県立山辺高校(奈良市)は生徒たちに地域の伝統を知ってもらおうと28日、茶摘み体験を実施した。生徒10人が、みずみずしい新芽を手際よく摘み取った。
大和茶の産地・大和高原にある同校の敷地内には、約4千平方㍍の茶畑があり、毎年生徒らによる茶摘み体験を行っている。今年は27~29日に実施。茶の木の刈り取りを冬に行った影響で、例年より1週間ほど摘み取りが遅れたという。
恒例の大和絣(かすり)に茜(あかね)だすきをかけた伝統的なスタイルに身を包んだ農業探究科1年の藤本曖美(あいみ)さん(15)は「衣装がとてもかわいい。おいしいお茶になってくれたら」と笑顔を見せた。
27~29日に収穫される新芽は約1㌧となる見込み。蒸気で蒸して揉み、乾燥させたのちに製茶となる。今後、煎茶とほうじ茶の2種が校内で販売するほか、製菓の材料としても活用する。

北葛城郡4社協、災害時の機材確保 シルバー人材センターと協定 

北葛城郡内の上牧、河合、王寺、広陵各町社会福祉協議会(社協)はそれぞれ、地元の各町シルバー人材センターと、災害時の機材の貸借に関する協定を結んだ。災害時にセンターが管理する機材を社協に無償で貸し出し、災害ごみの運搬などに活用したいとしている。こうした協定締結は県内では初めてという。

締結式を終え、協定書を手にする関係者=上牧町(同町社会福祉協議会提供)

1社協と1シルバーセンターの間で協定を締結。社協は災害時に災害ボランティアセンターを運営し、軽トラックや清掃道具などを借り受けてボランティアに生活再建のために被災世帯の災害ごみの片づけや運搬などに取り組んでもらう。
上牧町社協によると、社協は地元自治体の補助金などで運営。資金面で十分とはいえず、機材の確保も完全にはできない状態で、この協定で災害ボランティアが使う機材を確保したいとしている。
4社協と4シルバー人材センターの代表らが集まり今月日、合同の協定締結式が上牧町の町保健福祉センターで行われた。
郡内4町は町域が狭いことから、発生が予想される南海トラフ巨大地震などの大規模災害時には、4町社協が合同で災害ボランティアセンターを運営することも検討している。

【大阪・関西万博】「おん祭」行列や芸能披露 29日まで、PRイベント

 

EXPOアリーナを練り歩く春日若宮おん祭・お渡り式を構成する大名行列など=大阪市此花区(柿平博文撮影)

2025年大阪・関西万博会場(大阪市此花区)のEXPOアリーナで27日、奈良の魅力を国内外に発信するイベント「ALL NARA FESTIVAL」が始まった。初日は、古都の師走を彩る、春日大社(奈良市)の摂社若宮神社の例祭「春日若宮おん祭」の一部が披露された。29日まで。
日は、おん祭の「お渡り式」を構成する大名行列や猿楽(さるがく)座などが練り歩いた。その後参道脇にある「お旅所」に見立てたステージで、神職らが神事を行い、世界の平安を祈願。続いて、神楽(かぐら)や舞楽などが披露された。

お旅所に見立てたステージでは神楽なども披露された

ステージでは、28日は十津川村に伝わる「十津川の大踊」や能楽パフォーマンス「不二之舞」など、29日は御所市・鴨都波(かもつば)神社の「ススキ提灯献灯行事」や曽爾村に伝わる「曽爾の獅子舞」、「不二之舞」などが予定されている。いずれの日も午後1時から。午後7時半からは、毎年8月に奈良公園(奈良市)で開催される「燈花会(とうかえ)」を再現し、明かりで彩る演出も行われる。
このほか周辺では、奈良の食文化や工芸を紹介するゾーンも設け、広くPRする

みんなで育てるミニヒマワリ 大和郡山の幼稚園で種まき

子供たちに命の大切さを実感してもらおうと、大和郡山市人権擁護委員などが27日、大和郡山カトリック幼稚園(同市永慶寺町)にミニヒマワリの種を寄贈した。

種をまく大和郡山カトリック幼稚園の園児ら=大和郡山市

昭和57年度から続く「人権の花」運動の一環で、同市では毎年市内の幼稚園などから1園を選び、子供たちに種から花を育ててもらっている。
この日はさっそく、年長の園児37人が園庭に用意された10個のプランターに種をまき、「ちゃんと咲くかな」「大きくなるかな」と話しながらじょうろで水を注いだ。
吉野晴美園長は「種から植物を育てるのは園児にとって初めてのこと。芽が出るのを楽しみにしてくれるはず」と話した。市人権擁護委員の植松明夫部会長(72)は「みんなで花を育てることで、優しい心や人を思いやる心を持ってもらいたい」と期待した。
ミニヒマワリは50㌢ほどの高さになり8月ごろに見頃を迎える。同園は道行く人にも楽しんでもらえるよう、道路沿いにプランターを並べている。

カルガモのヒナ誕生 親子で泳ぐ 葛城の神社、限定御朱印も

境内の堀を泳ぐカルガモの親子=葛城市

 

葛城市の調田坐一言尼古(つくだにますひことねこ)神社の境内の堀でカルガモのヒナが誕生し、親子で元気に泳ぐ様子が参拝者の目を楽しませている。
高津和司宮司によると、25日午後、堀の浮島でヒナ9羽が誕生。26日にはスイスイと泳いだり、堀の縁の葉をついばんだりする様子を見せ、参拝者がカメラやスマートフォンで撮影していた。カルガモの親子は数日間堀で過ごした後、近くの川に移動するという。
高津宮司は「今年のカルガモはサービス精神があるのか、人が近くにいても怖がらない。愛らしいヒナが泳ぐ様子を見て心を癒やしてもらえたら」と話す。

カルガモが描かれた期間限定の御朱印とお守り

ヒナの誕生に合わせ日まで、カルガモが描かれた期間限定の御朱印(500円)と、ハガキサイズのカルガモの写真とお守りのセット(1200円)が販売されている。

南部の防災拠点、3段階整備へ 県検討部会が基本計画案を了承

県の防災拠点について有識者らが話し合う検討部会の会合が26日開かれ、五條市の県有地に設ける南部中核拠点の整備基本計画案が了承された。3段階に分け整備する方針で、第1段階として令和7年度にヘリコプター発着場、第2段階として16年度に拠点の中心となる「コアゾーン」の整備完了を目指す。

南部中核拠点・コアゾーンのイメージ図(県提供)

南部中核拠点は南海トラフ巨大地震などの発生時に全国からの応援部隊や支援物資を迅速に受け入れ、被災地に展開する。案では、五條市黒駒町の約62㌶の土地での整備が計画され、京奈和自動車道と国道24号、168号に近接。消防学校も立地するコアゾーンと、応援部隊の受け入れに使う「支援ゾーン」からなる。
第1段階でコアゾーンのうちヘリコプター発着場やベースキャンプなどを先行整備し、第2段階としてコアゾーンの支援物資保管庫など他の施設、第3段階では支援ゾーンを整備する。また、周辺道路の改善についても検証している。防災拠点の事業費は約50億円を見込む。
このほか案では、支援物資保管庫は平常時は備蓄倉庫として、消防学校の施設は災害時は救助活動拠点などとしての活用を想定している。
検討部会長の河田惠昭・関西大学特別任命教授は「県が設置する広域防災拠点で有識者を入れて検討した例はほかに知らない。奈良県で整備されるものが他府県の拠点の見直しにつながるのでは」と説明。山下真知事は「まとまった計画をもとに和歌山県、三重県、あるいは他とどう連携するか議論したい」と話した。

赤字続く小規模な米作り農家グループ化へ県が支援

高齢化などに伴う耕作放棄の増加を防ぎ農業を守ろうと奈良県は今年度から、赤字経営などが続く小規模な米作り農家をグループ化して支援する取り組みを始める。さらに、県内外の企業の農業への参入を促進し、将来の担い手確保につなげる。

雑草が茂った県内の耕作放棄地(県提供)

県によると、県内農業産出額のトップは品種「ヒノヒカリ」を主力とする米の87億円(令和5年)となっている。一方で、近年は田畑の耕地面積や総農家戸数が大きく減少。平成22年から令和2年にかけて耕地面積は2500㌶減の2万㌶に、戸数は6613戸減の2万1950戸となった。
特に小規模な米作り農家はトラクターやコンバインなどの機械に費用がかかるため採算が合いにくく、廃業するケースが多い。県はさらに耕作放棄が増えることを懸念し、小規模農家を支援することを決めた。
取り組みでは、今夏に3戸以上でグループ化を希望する小規模農家を募集。来年度にはまず共同で育苗に取り組んでもらって、田植えや稲刈りの際に機械を共同利用することでコストを抑えつつ、効率化によって販売額の向上につなげることを目指す。県では費用、技術面での支援を考えている。
県農業水産振興課の担当者は「『機械が傷んだらやめようか』と嘆く農家も多い中、この制度で継続するグループに育つよう支援していきたい」と話す。
また、企業の農業参入に向けては今年度、県内企業の意向を調査し、リストを作成。一方で貸し出し希望農地の情報もまとめ、来年度は企業向け農業参入ガイドブックを作るとともに、企業と農地のマッチングを支援する。

「鞄工房山本」が取り組んでいるトマト栽培(県提供)

県内ではすでに、ランドセルの製造販売を主とする老舗企業の「鞄工房山本」(橿原市)がトマトを栽培するなど、農業参入に乗り出している企業もある。
県担い手・農地マネジメント課の担当者は「農業参入はこれまでも何社かから相談があるので期待できる」とした上で、「販路を開拓し、地域ともうまくやっていくことが課題になるだろう」と話している。

インドの生徒たち「校舎を自分たちに掃除」に驚き 天理中で生活体験

インド南部の都市、ハイデラバードやバンガロールの学校に通う13~16歳の生徒約40人が天理中学校(奈良県天理市)を訪れ、日本の学校生活を体験した。

天理中の生徒から雑巾のしぼり方を教わるインドの生徒=天理市

日本とインドの文化交流を進めるNPO法人「インド日本友の会」(京都市)が企画。同法人は天理市が毎年開催している「ワールドフェスティバル天理」に参加したことをきっかけに、天理大との縁が生まれ、インドからの生徒たちを系列校の天理中で受け入れてもらうことにした。
高木章教頭は、日本の学校では入学式や遠足、文化祭、体育祭といった行事があることや学校生活の1日の流れについて説明。授業が終わると生徒たちが校舎を掃除していることを話すと、インドの生徒たちは驚きの表情を見せた。その後、インドの生徒たちは天理中の生徒たちから雑巾がけの仕方を教わった。
インドでは、学校に清掃員がいるのが当たり前で、子供たちが自ら掃除をする機会は少ないといい、K・ケサリナンディニさん(14)は「学校生活で掃除を取り入れているからこそ、街もきれいなんだと思った。インドも教育で取り入れたほうがいい」と笑顔。同NPO法人のクンナ・ダッシュ理事長(55)は「時間に正確なことや清潔であることは、日本が誇るべき文化。インドの子供たちにもぜひ体験してほしかった」と話した。

知事杯学童野球 田原本南リトルヤンキースが初優勝

「高円宮賜杯第45回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント県予選兼第25回県知事杯争奪選抜学童軟式野球大会」(主催・県軟式野球連盟、共催・産経新聞社)は24日、準決勝と決勝、3位決定戦が五條市の上野公園野球場などで行われた。決勝では、田原本南リトルヤンキース(田原本町)が奈良ジュニアファイターズ(奈良市)を10対4で破り初優勝を果たした。田原本南リトルヤンキースは全日本学童軟式野球大会に県代表として出場する。
決勝以外の結果は次のとおり。
【準決勝】奈良ジュニアファイターズ7-6大宮ホワイトベアーズ▽田原本南リトルヤンキース6-0西大寺ドリームズ
【3位決定戦】西大寺ドリームズ7-5大宮ホワイトベアーズ

「奈良の夏冷酒」5月24日発売 12年目、5銘柄飲み比べてすっきり

 

「奈良の夏冷酒」の5銘柄をPRする泉屋の今西栄策社長=奈良市

県内5つの酒蔵が手掛ける日本酒の飲み比べを楽しむ「奈良の夏冷酒 飲み比べシリーズ」が25日に発売される。今年で12年目を迎え、企画した酒類卸「泉屋」(奈良市)は「清酒発祥の地である奈良の酒のブランド力向上を担う取り組み」としている。
同シリーズは、醸造元が異なる5銘柄のボトルやラベルデザイン、価格などを統一し、「奈良の夏冷酒」として販売。ボトルは涼しげな青を基調とし、奈良を象徴する鹿、金魚、社寺をデザインに取り込んだ。
5銘柄は、「春鹿」(今西清兵衛商店‖奈良市)▽「豊祝」(奈良豊澤酒造‖同)▽「猩々(しょうじょう)」(北村酒造‖吉野町)▽「出世男」(河合酒造‖橿原市)▽「稲天」(稲田酒造‖天理市)。いずれも1本500㍉㍑で1188円。県内の酒類販売店や量販店、道の駅などで販売する。
泉屋の今西栄策社長は「すっきりした味わいの冷酒がそろった。それぞれ異なる香りや口当たりを楽しんでほしい」とPRする。問い合わせは同社(0742・26・1234)。

三郷町に「いんくるパーク」オープン オリジナル遊具、緑育つ遊び場

遊具で遊ぶ園児たち=三郷町

三郷町の奈良学園大旧三郷キャンパス「FSS35キャンパス」のソーシャルインクルージョンヴィレッジ2号館近くに、社会福祉法人檸檬(れもん)会(和歌山県紀の川市)がオリジナル遊具を設置した公園「いんくるパーク」をオープンした。
敷地面積約700平方㍍で、滑り台や天然木のはしごなど4つの遊具のほか、ハーブなどが楽しめる植栽ゾーンもある。障害者就労支援施設と連携して維持管理を行い、幅広い世代の交流促進のためのイベントも開く。
都市緑化機構と第一生命財団が主催する「第35回緑の環境プラン大賞」の地域のシンボルとなり都市環境の保全・再生に貢献する「シンボル・ガーデン部門」で国土交通大臣賞を受賞。「誰にとっても居心地のよい社会の実現に寄与できる点」などが評価された。
今月1日にはオープニングセレモニーが開催され、木谷慎一郎町長らが出席。町内のこども園の園児たちがさっそく遊具で遊んでいた。檸檬会の前田効多郎理事長は「たくさんの人の遊び場や癒やしの場として、公園の緑が育つ様子を楽しんでもらいたい」と話した。

県立大和広陵高校で献血の出前授業 県赤十字血液センター

県赤十字血液センター(大和郡山市)は21日、県立大和広陵高校(広陵町)で、献血に関する出前授業を開催した。将来の献血人口を増やす狙いがある。

献血の大切さについて話す県赤十字血液センターの桜井嘉彦所長=広陵町

同センターは県立高校を対象に毎年12校ずつ、出前授業を開催している。同校では昨年に続いての開催という。
この日は、桜井嘉彦所長が1年生約90人に、健康診断の受診から採血までの献血の流れを説明。また、献血するメリットとして、血液検査によって感染症の有無や健康状態が無料で分かることも挙げた。
上山立真(りつま)さん(15)は「僕の血が誰かの役に立つなら16歳になったら献血してみたい」と笑顔を見せる。桜井所長は「献血は相手の顔が見えないボランティア。ちょっとした勇気が誰かの力になることを若い子たちに知ってもらいたい」と期待した。

県内ガソリン値下がり、22日から補助制度も「劇的には下がらない」

石油情報センターが21日に公表した県内のレギュラーガソリン小売価格(19日時点)は1㍑当たり179円80銭で、前週(12日時点)より1円20銭値下がりした。値下がりは4週連続で、全国平均の1㍑当たり182円10銭を下回った。政府は22日からガソリン補助の新たな仕組みを導入するため、段階的な値下がりが予想されている。
これまでの補助制度では1㍑当たり185円の基準価格を上回った分を国が石油元売り各社に補助していた。新制度は1㍑当たり10円を補助する定額制だが、買い控えなどの混乱を避けるため、29日の全国平均店頭価格が今週より5円下がるよう調整した結果、補助額は7円40銭となった。その後は10円まで段階的に拡大する。
同センターによると、ガソリンスタンドでは当面、新制度前に仕入れた在庫分も販売するため、値下がりは劇的ではなく、徐々に進んでいくという。

天理市内でクマ目撃 近隣に注意喚起

天理署は20日、天理市内馬場町の国道25号でクマ1頭が目撃されたと発表した。近くには、内馬場町公民館のほか、道の駅「なら歴史芸術文化村」や石上神宮もあり、同署や市は近隣住民らに注意を呼びかけている。

目撃されたクマ(ドライブレコーダーから)=天理市(県警提供)

同署によると、19日午前7時半ごろに通行人がクマを目撃し、その後家族を通じて同署に通報した。
同署は天理小、中学校などで下校時の見守り活動を実施。市は交流サイト(SNS)や市民向けのメール配信で注意を呼びかけたほか、市立山の辺小学校の児童や市立北中学校の生徒の自宅までの送迎を保護者に要請した。
市の担当者は「これまでサルの目撃情報などはあったが、クマは初めて。今後も目撃情報などがあればさらなる対策を講じたい」としている。

連合奈良、夏の参院選で候補者一本化を断念

今夏の参院選奈良選挙区(改選数1)で立憲民主、国民民主両党の県連に候補者の一本化を求めていた連合奈良は20日、一本化を断念したと発表した。両党とも具体的な動きがなく、連合奈良は選挙までに残された時間が乏しいとして、15日の執行委員会で選挙区での推薦を見送り、比例代表の支援に注力すると決定した。
同選挙区を巡っては、国民が今年1月、立民が2月にそれぞれ候補者擁立を発表。連合奈良は昨年12月から候補者の調整を打診し、1月に両党本部、2月には両党県連に対し一本化を求める要請書を提出したが、溝は埋まらなかった。連合奈良はいずれの候補者にも推薦を出さず、事実上の自主投票となる。
連合は旧民主党の流れをくむ立民、国民の支持母体で、両党の再合流は連合の悲願となっている。同日、県庁で記者会見した水野仁会長は「政権交代に向け、非常に重要な選挙であるだけに残念だ。今後の選挙で連合の分断につながるか、懸念している」と述べた。

ラディッシュ育てて食べよう 小学校で食や農業学ぶ授業 天理市

食育活動の一環として、天理市と種苗会社「大和農園」(同市)は、市内の小学2年生を対象にラディッシュの種をまく授業を行った。
同社は令和6年5月に市と包括連携協定を締結。4月10日の「タネの日」に合わせ、小学2年の「生活科」の教材としてラディッシュの種を市内の小学校10校に寄贈していた。

畑にラディッシュの種をまく児童たち=天理市立井戸堂小学校

今月9日には、市立井戸堂小で種まき授業を実施。同社事業推進部の尾曾(おそ)菜穂子さんが講師を務め、児童ら35人に種の画像を見て植物の名を当てるクイズを出したり、植物が育つのに大切な要素「土の栄養・空気・水・太陽光」を説明したりした。その後、児童らは同校敷地内の畑の畝で種をまいた。
女子児童(7)は「野菜が嫌いだけど頑張ってお世話をして、食べてみたい」と笑顔。尾曾さんは「自分で育てた野菜を食べることで、命の大切さや食への感謝を学び、食や農業について考える機会を持ってもらえたら」と話した。

飛鳥の礎築いた女帝「斉明天皇」の生涯 日本画で紹介 明日香村文化協会が冊子刊行

冊子の原画を手にする東紀子さん(前列左から2人目)ら明日香村文化協会のメンバー=明日香村内

 

飛鳥時代の女帝、斉明(さいめい)天皇の生涯を子供たちにも親しみやすいよう、色鮮やかな日本画で紹介した冊子「小市岡(おちのおか)に眠る女帝|飛鳥をこよなく愛した斉明(皇極(こうぎょく))天皇の物語」を奈良県の明日香村文化協会が刊行した。1400年前、国内外の使者を招く迎賓館や宮殿など壮大な国造りに奔走した姿が描かれ、同会は「飛鳥の原型を造ったともいえる女帝の思いを知ってもらえれば」としている。

斉明天皇の生涯を描いた冊子「小市岡に眠る女帝」

同会は村内外の歴史愛好家らが会員で、講演会などを開催。数年前から郷土の歴史を分かりやすく伝えようと絵を添えた冊子を刊行し、蘇我入鹿(そがのいるか)暗殺の「乙巳(いっし)の変」など今回で4作目となった。
斉明天皇は、夫の舒明(じょめい)天皇の死後に49歳で皇極(こうぎょく)天皇として即位。乙巳の変(645年)により退位したが、10年後に再び斉明天皇として重祚(ちょうそ)し、中国に引けを取らない国造りに尽力した。天智、天武両天皇の母としても知られ、661年に68歳で亡くなり、同村の牽牛子塚(けんごしづか)古墳に葬られたとされる。
冊子では斉明天皇の波乱に満ちた人生や歴史背景について、研究者のアドバイスを受けながら忠実に描写。絵は、同村在住で元高校美術教師の東紀子さんが担当し、自身が専門とする日本画で本格的に描いた。
東さんは「衣装の色やデザインが時代に合うか確かめながら描くのに苦労した。子供たちにも手に取ってもらえるよう、人物の表情は柔らかく仕上げました」と話し、「62歳で再び天皇になり、朝鮮半島に百済救援に赴くなどとてもエネルギッシュな女性」と斉明天皇の印象を述べた。
冊子はB5判38㌻で、村内の保育園や幼稚園児、小中学生に配布。一般向けには、これまでに刊行した「乙巳の変」「善信尼(ぜんしんに)物語」とともに1冊700円で近鉄・飛鳥駅前の観光案内所「飛鳥びとの館」などで販売。問い合わせは同村教育委員会文化財課内の同協会事務局(0744・54・5600)。

熱中症予防「い・こ・ま・し」生駒市が合言葉、HPや広報誌で発信

本格的な夏を前に、生駒市は、熱中症予防の合言葉「い・こ・ま・し」をつくった。「い」は「意識して水分を摂取しよう」、「こ」は「こまめに休憩、しっかり睡眠」、「ま」は「まずはエアコンを使おう」、「し」は「しっかり三食たべて、つけよう体力」で、市ホームページ(HP)などで発信している。

市民が涼める「クールスポット」ののぼり=生駒市のセラビーいこま

市健康課と市広報広聴課の職員が、頭文字を使った覚えやすい言葉の組み合わせがないかと思案し、市民なら知っている「いこまし」を合言葉に採用した。
合言葉は、市HPのほか、市広報誌5月号の「5月から始める熱中症予防」の記事の中で紹介。交流サイト(SNS)の「X(旧ツイッター)」の市健康課公式アカウントでも発信している。
市は昨年度から、猛暑時に市民が涼める市や民間の施設を「クールスポット」として指定。今年度は市役所や図書会館、コミュニティセンター、市健康課が入るセラビーいこま、郵便局など34カ所で、ホッキョクグマなどが描かれたオリジナルのぼりを配布している。
同課の担当者は「合言葉は覚えやすいので、熱中症対策を意識するきっかけにしてほしい」と話している。

奈良大創立100周年を回顧 写真や校歌楽譜など展示 6月28日まで

学校法人「奈良大学」は創立100周年を記念して、奈良市宝来町に奈良大を開学する直前から現在の同市山稜町のキャンパスに移転するまでの歴史を振り返る企画展「ホウライ写真館|奈良大学のさいしょの最初」を同大学博物館で開催している。6月28日まで。

校歌の楽譜などが展示され、大学の歴史を垣間見ることができる=奈良市

奈良大は大正14年に薮内敬治郎氏が勤労青年のために薬師寺境内に創設した夜間制の南都正強中学校が前身。昭和44年に奈良大を奈良市宝来町に開設し、63年に現キャンパスに移転した。
企画展では、造成から校舎が建てられる様子や学校生活などを写した写真のほか、校歌のデザインや楽譜なども展示している。
入場無料。日曜休館。平日午前9時~午後4時半、土曜日午前9時~正午。問い合わせは同大学博物館(0742・44・1251)。

「ウクライナ国民はPTSD深刻」 奈良「正論」懇話会でジャーナリストの佐々木氏講演

講演する佐々木正明氏=奈良市

奈良「正論」懇話会の第95回講演会が16日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、大和大学社会学部教授で、ジャーナリストの佐々木正明氏が「With プーチン時代をどう生き抜くか」と題して講演した。

佐々木氏は今年2月下旬から3月初旬、ロシアによる侵略を受けて戦時下にあるウクライナを訪問。講演ではその際の映像を交えながら、未明の時間に鳴るけたたましい警報サイレンの音や1日に何度も見かけた葬列、兵士の墓などの状況を振り返った。

一方、2022年に始まったロシアの侵攻から3年以上が過ぎ、「国民のPTSD(心的外傷後ストレス障害)が深刻になっている」と指摘。またウクライナのゼレンスキー政権は「安易な停戦はしない」とし、「ウクライナのロシアへの恨みは100年たっても消えない」と厳しい見方を示した。

産経杯奈良市学童軟式野球開幕 19チームが県大会出場かけ熱戦

 

開会式で選手宣誓する「かすみの」の村上隼翔主将=奈良市

第47回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会(同市学童軟式野球連盟・産経新聞社主催)が18日、同市の都祁生涯スポーツセンター球技場で開幕。第66回県学童軟式野球大会奈良支部予選を兼ねており、市内19チームが県大会出場をかけた熱戦がスタートした。
開会式では全チームの選手らが元気よく入場行進。「かすみの」の村上隼翔(はやと)主将(11)=小学6年=が「仲間を信じて、家族や応援してくれるすべての人にありがとうの気持ちを込めて全力でプレーします」と力強く宣誓した。

18日の試合結果は次の通り
【1回戦】登美ヶ丘フェニックス29-0山辺スーパーフェニックス▽山陵クィーンズ12-1飛鳥紀寺スポーツ少年団▽五条山レパード13-3大安寺アパッチライオンズ
【2回戦】大宮ホワイトベアーズ7-0奈良北ゴールデンカイト▽帝塚山スポーツ少年団5-4都跡スポーツ少年団
【準々決勝】帝塚山スポーツ少年団1-0大宮ホワイトベアーズ

ハート型うちわですがすがしく 唐招提寺で「うちわまき」準備 19日に梵網会

ハート形のうちわを準備する僧侶ら=奈良市の唐招提寺

唐招提寺(奈良市)は15日、「うちわまき」で知られる法要「中興忌梵網会(ちゅうこうきぼんぼんもうえ)」(19日)を前にハート形のうちわ(宝扇)を準備する作業を報道陣に公開した。
中興忌梵網会は鎌倉時代に、唐招提寺を復興した覚盛(かくじょう)上人をしのぶ法要。うちわまきは上人が蚊(か)をたたこうとした弟子を戒めたことから、逝去後に尼僧が蚊をはらううちわを供えたことが始まりと伝わる。
うちわは長さ約40㌢で、和紙に梵字が記され、魔よけになるとされる。この日は、僧侶らが手作業で丁寧にうちわを整えた。
19日は法要が営まれた後の午後3時から、僧侶が境内の鼓楼からうちわ約300本を4回に分けてまく。20~60歳が対象で、参加券は同日午前9時から南大門付近で配布する。
松浦俊昭副執事長は「うちわまきを通じ、『我先に』ではなく、ゆずり合いの精神を学び、すがすがしい気持ちになっていただきたい」と話した。

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