奈良県で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

インバウンド需要 奈良県内企業、あの手この手で取り込みへ スケーター、梅乃宿酒造、中川政七商店……

インバウンド向けにスケーターが開発した900㍉㍑入りの大型水筒=奈良市

 

訪日外国人客(インバウンド)の増加に伴い、奈良県内の企業の戦略に変化が生じている。日本人と生活文化が異なる客のニーズに応えるべく、これまで主力商品でなかったものに注力したり、多言語対応の施設を整備したり。インバウンド需要を取り込むため、さまざまな業界であの手この手が打たれている。(木村郁子)
 ■主力商品以外に注力
2月下旬に奈良市内で開かれた日用雑貨品メーカー「スケーター」(同市)の春季新製品展示会。一ひときわ目を引いたのが、アニメのキャラクターなどがデザインされた水筒だ。同社は今回、従来販売していた480㍉㍑入りの水筒の約2倍にあたる900㍉㍑入りの大型水筒を開発した。念頭にあるのは、インバウンドだ。

同社の主力商品は弁当箱だが、広報を担当するデジタルMK本部の鴻池輝明部長は「欧米などは弁当文化がないことから、主力商品よりも水筒が人気。ゲームやアニメキャラクターなど、日本が誇るサブカルチャーを落とし込んだグッズが土産物として選ばれています」と説明する。
このほか、日本食ブームもあって同社の箸も土産品の定番となっている。インバウンドに向けた箸は、1膳揃いの同柄以外にあえて1本1本に別のキャラクターイラストが施されているものも。箸としての用途以外に、髪をまとめるヘアアクセサリーとして活用されるという。
■トイレの使い方説明
酒造会社「梅乃宿酒造」(葛城市)は、蔵見学や梅酒づくり体験、試飲などを通して、日本酒発祥の地とされる奈良をアピールする。同社によると、海外旅行客のうちフランス人が9割を占めていると言い、団体ツアーの訪問先として選ばれている。
マーケティング部の福山和子さんは「酒造りの工程を見ることができたり、酒米が発酵する音が聞けたりと、どんな国の人でもわくわくするような蔵でしか楽しめない体験を提供しています」と話す。

梅乃宿酒造の梅酒づくり体験はインバウンドにも人気だ(梅乃宿酒造提供)

大阪・関西万博の開幕を控え、今後、インバウンド客は増える見込みで、すでに蔵見学の予約も今秋まで入っているという。多言語での接客対応に加え、今後はトイレに多言語で使い方の説明板を設置するなどして生活文化の違いにも対応する。
■海外に旗艦店も
日本の工芸品を扱う中川政七商店(奈良市)も活況だ。観光客の多い三条通にある奈良三条店は、3割が外国人客で、こちらは特にアジア人が多いという。このため同社は商品につけるポップに英語を併記。今年1月には、日本語表記のみだったブランドロゴを海外でも通じるように英語表記を付け加えた。

中川政七商店のこれまでのロゴ(左)と英語表記の入った新しいロゴ(中川政七商店提供)

インバウンド需要に手応えを感じた同社は、令和12年には海外への旗艦店出店も視野に入れる。広報担当の佐藤菜摘さんは「日本の工芸を元気にする一つの道として、海外にも販路を広げたい」と話している。

「熱い戦いぜひ体感して」奈良クラブ、チケット引換券PR

郵便局で先行販売されるチケット引換券のパネルを手にする選手と関係者ら=三郷町

サッカーJ3の奈良クラブは、今シーズンのホームゲーム観戦チケットの引換券が郵便局窓口で販売されるのに合わせ、販売開始セレモニーを12日、三郷町のサッカーグラウンド「ナラディーア」で開催した。
セレモニーには、郵便局関係者のほか、三郷町の池田朝博副町長、選手4人が列席。生駒萩の台郵便局の梁瀬健司局長は「スタジアムで熱い戦いをぜひ多くの人に体感してもらいたい。地域の絆を深めるきっかけを郵便局がお手伝いしたい」。森田凜選手は「一つずつ試合に勝って、スタジアムに来てもらえるように頑張りたい」と話した。
引換券は17日から、県内24郵便局のほか三郷町内の簡易郵便局3カ所で販売する。大人2千円、65歳以上1300円、23歳以下千円。

五條市、4月から奨学金返還を補助 若者定住促進へ  

五條市は4月に市内在住の30歳以下の若者を対象として、奨学金の返還を補助する制度を新設する方針を決めた。大学や短大などで奨学金を受け、卒業後に返還を続けている若者を支援することで、定住につなげるのが狙い。市内在住・在勤の場合は年間最大18万円、市内在住で市外で働く場合は年間最大12万円を補助する。
市によると、昨年4月1日現在で、市人口約2万7300人のうち20~30歳は約9%の一方で、65歳以上は約40%にのぼる。国の支援を受け全国的に同様の取り組みが広がっており、市も若者定住促進のために、新年度から新たな施策として始めることにした。
対象となるのは、大学や短大などで日本学生支援機構などの奨学金を受け、卒業後、返還を続けている市内在住で30歳以下の就業者。ただし公務員は対象外となる。市内在住・在勤者10人、市内在住で市外就業者10人をそれぞれ想定し、令和7年度一般会計当初予算案に新規事業として300万円の事業費を計上した。事業費の半分は国が特別交付税として交付する。
募集時期は今後決める予定で、市企画政策課の担当者は「県外でこの制度を取り入れている自治体はかなり利用者が多い。この制度をきっかけに長く五條市に住んでもらえれば」と期待している。

県警、春の人事異動1020人 郡山署、高田署に初の女性署長

県警は11日、約1020人の春の定期異動を発表した。大部分は28日付。内訳は警視正6人、警視86人、警部139人など。県内12署のうち11署長が交代し、郡山署と高田署に女性を登用。県警としては初めての女性署長となる。
限られた人的資源で警察機能を最大限に発揮することなどを狙い、組織改編を実施。サイバー事案に対応するために、サイバー犯罪対策課の付属機関として「サイバー捜査室」を新設し、同課の人数も増やす。また公安・外事部門の情報収集体制の管理機能を強化するために公安課に「警備情報官」を設ける。
このほか、広報部門を担ってきた県民サービス課を「広報相談課」に改称し、インターネットによる情報発信を強化する。

災害時 迅速な電力復旧を 関西電力送配電が奈良市で訓練

関西電力送配電奈良本部は、大規模災害に備えた訓練を奈良市の青山近隣公園で行った。作業員らは、電力設備の修理やドローンでの被災状況の確認などに当たった。

高圧発電機車で応急送電の準備をする作業員ら=奈良市

ドローンで配電設備の被害状況を確認する作業員ら

訓練は「奈良市を震源とする、マグニチュード︵M︶7・4、最大震度7の大規模地震が発生」との想定で実施。県と奈良市、斑鳩町、安堵町、上牧町、山添村の防災関連の課の職員が参加した。
災害時に復旧拠点となる同公園に、作業員や復旧資材や機材を載せた車両が集結し、各地の被害状況を確認。奈良市危機管理課とともに、電力復旧に向けて応急措置を行うなどした。
さらに、高所作業車を使って損傷した電線を修理したり、高圧発電機車を使って避難所に電力を供給したりしたほか、配電設備などの被害状況をドローンで確認する作業も行った。

県防災統括室の米津浩幸参事は「こうした訓練を積み重ねることによって、災害時に迅速な電力復旧が県民の安心にもつながると感じた」と話していた。
同本部は県内6自治体と協定を締結し、駐車場や公園など計23カ所の復旧拠点を確保している。

橿原神宮第1回奉納弓道大会 神武天皇ゆかりの地で開催

真剣な表情で弓を射る選手たち=橿原市の橿原神宮

初代・神武天皇が即位した「建国の地」と伝わる橿原市の橿原神宮で9日、令和13年の国民スポーツ大会(国スポ)に向けて弓道を盛り上げようと、第1回奉納全国弓道大会(同市弓道協会主催)が行われた。
神武天皇は、九州から大和に入る際に金色の鵄(とび)が弓の先端にとまって光を放ち、敵を退けたと伝わり、弓を持つ姿は肖像画などで親しまれている。同神宮では戦後間もない昭和22年、弓道界の再興を願って全日本弓道連盟の大会が開かれるなど、古くから弓道と関係が深い。
今回の奉納大会は、国スポも見据えて全国の選手との交流などを目的に、初めて開催。競技には、北海道から九州まで約430人が参加した。
開会式で阪中計夫会長は選手を前に「神宮ならではの凛とした空気の中で、心をこめて奉射していただきたい」とあいさつ。久保田昌孝宮司は「礼節を重んじて人々を慈しむ弓道の精神は、国民の幸せと平和を願った神武天皇の思いに通じる」と述べた。
境内には特別の弓道場が設けられ、選手たちが腕前を披露した。

連合奈良、春闘本格化を前に決起集会

春闘の交渉本格化を前に、連合奈良は7日、奈良市の近鉄奈良駅前で決起集会を開いた。約150人の組合員が「賃上げが当たり前の社会をつくろう」と気勢を上げた。

プラカードを掲げガンバローを三唱する決起集会の参加者=近鉄奈良駅前

連合がまとめた昨年の春闘の結果によると、平均賃上げ率は33年ぶりの高水準となる5・1%だったが、中小企業の組合員は4・45%にとどまり、大手との賃金格差が拡大した。
集会では水野仁会長が昨年の結果を踏まえ、「物価も経済も賃金も安定して上昇する社会の実現は、春闘の中小企業の賃上げにかかっている」と主張した。

4強出そろう 白橿旗橿原卒業記念野球大会

県内の小学6年生球児のチームで争う「第35回白橿旗橿原卒業記念野球大会」(橿原卒部野球実行委員会主催)は9日、2回戦と3回戦が橿原市立白橿中学校と御所市民運動場グラウンドで行われ、4強が出そろった。準決勝と決勝、3位決定戦は16日に実施予定。9日の試合結果は次の通り。
【2回戦】葛城BBC6-0高田BBC▽SIHブラックヤンキース1-1白UNEUNEリトルホークス(抽選でSIHブラックヤンキース勝ち)▽大和リトルスワローズ2−0吉野オールスターズ▽生駒東少ライオンズ2−1八木ルーキーズ▽三下ドッコイズ1-1伏登美スカイウインズ(抽選で三下ドッコイズ勝ち)▽橿原ブルードラゴンズ6-1王寺・河合スポーツ少年団▽ヤマト侍スターズ7-0郡山パラダイス▽ビッグジュニアーズ1-0広陵少年野球部
【3回戦】SIHブラックヤンキース9-0葛城BBC▽生駒東少ライオンズ2−2大和リトルスワローズ(抽選で生駒東少ライオンズ勝ち)▽橿原ブルードラゴンズ7-3三下ドッコイズ▽ヤマト侍スターズ5-2ビッグジュニアーズ

https://sankei-nara-iga.jp/news/archives/20924

古代の甘味料再現に挑戦 天理・福住中生、樹液採集し煮詰める

清少納言の「枕草子」に記された古代の甘味料「甘葛煎(あまづらせん)」の再現に、天理市立福住中学校の1、2年生が取り組んだ。出来上がった甘葛煎は今夏、学校でかき氷にかけて楽しむ予定。

ナツヅタの幹を上下に振って樹液を集める生徒ら=天理市

甘葛煎はナツヅタの樹液を煮詰めて作ったとされ、さっぱりとした甘みが特徴。平城京の長屋王邸跡から出土した木簡には「甘葛」という記載があり、約1300年前には存在したとされるが、砂糖が世に広まった江戸時代には姿を消したという。

樹液を煮詰める生徒たち

奈良女子大では平成年から甘葛煎の再現に挑み、令和5年には再現したシロップを開発した。今回、福住中の生徒13人が同大学協力研究員の前川佳代さん(57)の指導のもと、ナツヅタの幹を上下に振るなどして樹液を採集。その後、生徒たちは鍋に入れた樹液をかき混ぜながら根気強く強火で煮詰めた。
出来上がった甘葛煎を試食した生徒たちは「甘い」「おいしい」と声を上げていた。2年の中森翔太さん(14)は「甘さを手に入れる昔の人の労力を知った。頑張りに見合った甘さ。はちみつに比べるとさっぱりしている。ヨーグルトにも合いそう」と笑顔を見せた。
前川さんは「甘いものがあふれる現代と違って、1300年前は甘みは庶民には手に入らないものだった。そうした歴史を子供たちに知ってもらいたい」と話した。

一般会計290億8500万円 大和高田市7年度当初予算案

大和高田市は、開会中の市議会定例会に令和7年度当初予算案を提出した。一般会計は290億8500万円(前年度当初比12・1%減)で、同市が構成自治体となっている一部事務組合のごみ焼却施設が前年度に完成したことなどから減少した。
主な新規事業は、防犯カメラの設置補助金に200万円▽市立保育所などの再編基本方針策定に919万円▽ため池の豪雨時耐性評価の実施やパトロールに400万円-など。

五條市の当初予算案 一般会計203億円 

五條市は、開会中の市議会定例会に、令和7年度当初予算案を提出した。一般会計は203億円(前年度当初比8・2%増)で、新規事業として図書館や子育て支援施設などを備える市民交流施設(仮称)の整備に2億9212万円を充てるなどしたことから伸びた。
このほかの主な新規事業は、市役所隣接地への防災備蓄倉庫などの整備に4453万円▽上野公園のアクセス向上のためのJR新駅整備に向けた構想案の検討に313万円▽森林の作業道整備に500万円-など。

一般会計は194億5600万円、葛城市が当初予算案

葛城市は開会中の市議会定例会に、令和7年度当初予算案を提出した。一般会計は過去最大の194億5600万円(前年度当初比10・3%増)で、市役所當麻庁舎や図書館などの機能を併せ持つ複合施設の整備に9億4891万円を充てるなどして伸びた。
主な新規事業は、市役所新庄庁舎のエレベーター改修に4103万円▽新庄庁舎のトイレ改修に6024万円▽大阪・関西万博での観光PRに134万円▽がん治療に伴うウイッグや乳房補正具の購入費補助に80万円-などとなっている。

「県全体を挙げて応援して」 大河ドラマ「豊臣兄弟!」主演、仲野太賀さん知事訪問

令和8年放送予定のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で主演として戦国・安土桃山時代の武将、豊臣秀長役を務める俳優、仲野太賀さんが5日、山下真知事を県庁に表敬訪問した。

「豊臣兄弟!」は天下統一を成し遂げた豊臣秀吉・秀長兄弟の物語で、秀吉を補佐し郡山城(同県大和郡山市)の城主を務めた秀長を中心に描く。

仲野さんは「奈良県がご当地の大河ドラマは1971年に放送された『春の坂道』以来と聞いております。ぜひ県全体を挙げて『豊臣兄弟!』を応援してください」とコメント。山下知事は「これを機会に大和郡山市を中心に、関連する高取城跡(同県高取町)や宇陀松山城跡(同県宇陀市)を含め県全体の観光をPRしたい」と話した。

奈良市長選 仲川氏が態度保留 市議会本会議

任期満了(7月30日)に伴う奈良市長選への出馬について、仲川げん市長は6日の3月定例市議会本会議で「どのような選択が市民のためになるのかを熟考している」と述べ、態度表明を保留した。仲川氏は平成21年の市長選で初当選し、現在4期目。

答弁する奈良市の仲川げん市長

塚本勝議員(自民党・無所属の会)の代表質問に答えた。仲川氏は入札制度の見直しや火葬場の整備、財政再建などを実績として述べる一方、「4期16年間をしっかりと振り返り、達成できたものとできなかったものを分析して、市の未来に向けてどのような選択が市民のためになるのかを目下熟考している」と述べた。
また、道端孝治議員(自民党)から多選の是非を問う質問もあり、仲川氏は「行政運営には一定の一貫性と継続性が重要だ。市民の合意形成、インフラ整備などでも一定の時間が必要だ」と述べた。

奈良市立佐保小の新校舎建設 JVが予定価格の99%で落札

物価や人件費高騰などを背景に入札が不調に終わった奈良市立佐保小学校(法蓮町)の新校舎建設工事で、2度目の一般競争入札が5日に行われ、ゼネコンの村本建設(本店・広陵町)と三和建設(奈良市西大寺栄町)の共同企業体(JV)が落札した。市は請負契約締結を開会中の3月定例市議会に諮る。
同JV以外の応札はなかった。落札額は約51億7800万円で、市が提示した予定価格に対する割合(落札率)は99・99%と高かった。競合がなかったためとみられる。
入札を巡っては、令和6年3月に市議会が将来の支出として約51億円の債務負担行為を可決したが、同年8月の入札は応札者がなく、不調に終わった。市は資材費と人件費高騰が原因として9月議会に約12億円の増額を提案したが市議会が否決。市は増額を約9億円に圧縮して12月議会に再提案したが議会が認めず、当初の枠内での入札となった。
当初の計画からプールの整備などを見送り本体工事に絞ったほか、内装などの見直しで工費を縮減した。新校舎建設は市立鼓阪小(雑司町)との統合が前提で、開校予定は9年度。

天理市予算284億7千万円 新規事業に「学校三部制」の推進など

天理市は、令和7年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比12・7%減の284億7千万円。開会中の市議会定例会に提出した。
主な事業は、公民館と小学校の機能を併せ持つ新校舎の整備を行う「学校三部制」の推進に2863万円▽教育現場の保護者の相談を受け付ける窓口「子育て応援・相談センター~ほっとステーション」への情報統合システムの導入に3775万円|など。
並河健市長は「人口減少社会にしなやかに適応するための予算となった」と話している。

桜井市の7年度当初予算案258億円 世界遺産登録に向けて路線バス実証運行など

桜井市は5日開会の市議会定例会に、258億8千万円の令和7年度一般会計当初予算案を提出した。ごみ焼却施設整備完了による事業費減少で前年度当初比9・1%減となった。
新規事業として、邪馬台国有力候補地とされる纒向遺跡のガイダンス施設を中心としたまちづくり基本構想策定に1700万円、山田寺跡を含む「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録に向けて路線バスの利便性向上への実証運行に850万円を計上。子育て支援として第2子保育料無償化に3200万円、防災関連ではトイレカー導入に2100万円を盛り込んだ。

宇陀市7年度当初予算、226億円 来年1月の市制20周年記念事業費など

宇陀市は、226億5千万円の令和7年度一般会計当初予算案を発表した。6年5月の市長選後の6年度6月補正後予算比で4・4%増となり過去最大となった。8年4月にオープンする幼保連携型認定こども園とこども家庭センターの整備費(計23億8700万円)などの計上が、増加の主な要因としている。
新規事業として、保健福祉施設「うだ健幸プラザ」運営事業に1100万円▽物価高対策として65歳以上の高齢者1人あたり3500円分の商品券に6100万円▽来年1月の市制20周年記念事業費に2200万円-など。
開会中の市議会定例会に提出した。

山添分校廃止へ 野村村長「断腸の思い」 令和8年度新入生募集中止に

山添村にある県立山辺高校山添分校(4年制の昼間定時制)を巡り、野村栄作村長は4日の村議会定例会本会議で、令和8年度以降の新入生募集を中止し、今春入学する1年生が卒業する11年3月で閉校する方針を示した。厳しい財政状況を踏まえて決断したといい、「断腸の思いだ」と述べた。分校の設置条例について、現在開会中の村議会で議論される見通し。


同校は約30人の生徒が通う本州唯一の村立高校で、正式名称は「山添村立奈良県立山辺高等学校山添分校」。村立でありながら県が管理するという状況に対し、平成28年に文部科学省から是正するよう指導を受け、村は対応を検討してきた。
野村村長が諮問した「分校の在り方委員会」は令和5年、「村立の定時制高校として本校化して存続すべきだ」と答申。今年2月には卒業生ら有志が「村にとって高校があるのは大きな財産だ」などとして、存続を求める約3千人分の署名を村に提出した。
そうした中で、野村村長が懸念したのが、村の財政状況だ。本校化した場合は校舎の維持管理費用など毎年3千万円程度がかかるが、現在約3千人いる村の人口は減少が続いており、税収の増加は見込めないという。野村村長は「分校を存続するための体力や財力が村にはない。このまま維持すれば、村の財政を圧迫し、村民の生活を守れなくなる」と説明した。

山添分校の閉校について説明する野村栄作村長=山添村

この日の村議会では、昨年6月に同校で開講し、同校の生徒たちが村内外の大人と一緒に有機農業を学ぶ「オーガニックスクール」のあり方についても議論になった。
野村信介村議は「分校の生徒たちが頑張りだしたところで閉校するとなれば、(オーガニックスクールを打ち出した)宣言は色あせたものになり、迷走としか思えない」と指摘した。これに対し野村村長は「まだ閉校まで時間はある。4年間のうちに分校に変わる新たな学びの機関ができないか、村民とともに考えていきたい」とした。

御所市、小中給食と18歳以下子供の医療費無償化へ 当初予算案は185億円

御所市は、令和7年度に小中学校の給食無償化と18歳以下の子供の医療費無償化を実施する方針を固めた。給食無償化に関連し、市外の私立小中学校などに通う子供の保護者を対象に給食費補助金も支給する。給食無償化と給食費補助金は8年度も実施するかは未定としている。
昨年10月の市長選で初当選した山田秀士市長が編成した7年度一般会計当初予算案に事業費を盛り込んだ。子育て支援や教育に力を入れた編成になっている。
18歳以下の子供の医療費無償化については800万円を盛り込み、7年8月診察分の医療費から無償化するとしている。対象は約2200人。
給食無償化は全額国の交付金でまかない、市立小学校7校、市立中学校4校分の3976万円を計上。一般会計から学校給食費特別会計に繰り出す。市外の私立小中学校などに通う子供の保護者に対しては給食費補助金を支給し、434万円を計上。11カ月分の給食費相当額を補助する。
また物価高騰対策として市立保育所・幼児園と、私立保育所などで出される給食の副食(おかず)についても無償化する方針で、合わせて1167万円を充てる。
一般会計当初予算案は前年度当初比7・8%増の185億8千万円。開会中の市議会定例会に提出した。

橿原市、当初予算案512億円 新規事業に市昆虫館リノベーション設計費など

橿原市は、512億5千万円の令和7年度一般会計当初予算案を発表した。人件費や物件費の増加などで前年度当初比4・9%増となった。市立小中学校の2、3学期の給食費無償化や学校トイレの洋式化、私立保育園の保育士確保など教育や子育て支援に力を入れたとしている。
新規事業として、開館から30年以上経過した市昆虫館リノベーションに向けた設計に6100万円、「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録に向け当時の藤原宮を再現したAR(拡張現実)整備などに2千万円を盛り込んだ。
開会中の定例市議会に提出した。

476億8800万円 生駒市の当初予算案 新規事業に中小企業の人材確保支援など

生駒市は、令和7年度当初予算案を発表した。一般会計は476億8800万円(前年度当初比1・5%増)で、職員の給与改定による人件費の増加などで過去最大となった。
主な新規事業は、6月に開院10周年を迎える市立病院の記念式典に255万円▽市内中小企業の人材確保などへの支援に4815万円▽大阪・関西万博への出展に327万円▽民生・児童委員活動のデジタル化に223万円-など。
4日開会の市議会定例会に提出した。

県消防学校は五條へ移転 防災拠点と一体に 大和高田案から変更

老朽化が進む県消防学校(宇陀市)について、県は五條市の県有地に移転させる方針を明らかにした。同市に予定している防災の南部中核拠点と一体的に整備する考えで、山下真知事は3日の県議会2月定例会本会議で「(消防隊員らの)教育施設として必要な規模や整備スケジュールを決め、早期移転に取り組む」と述べた。
県消防学校は昭和48年の設置から50年以上が経過しており、県は昨年2月に大和高田市の県立高田東高校跡地に移転する方針を発表した。だが県議会で自由民主党・無所属の会が出した修正予算案で整備事業費が削除され、可決。その後、有識者らでつくる検討部会が、高田東高跡地と五條県有地の2案を比較検討した上で県に判断を委ねていた。
県が検討した結果、五條県有地について、消防学校が南部中核拠点の敷地を活用し教育訓練の充実強化が期待できる▽災害時に県外から派遣された応援部隊の執務室、宿泊場所として消防学校を使用できる-の2点を理由に決めた。
また、高田東高跡地については、県と大和高田市が連携して活用に取り組むとした。

奈良市学童軟式野球開幕 19チームの選手500人元気に行進

 

選手宣誓する高の原ファイターズの久冨木航介主将

奈良市学童軟式野球連盟の令和7年度シーズン開幕式が1日、同市のロートスタジアム奈良で開かれた。参加19チームの選手たち約500人が元気に行進し、健闘を誓った。
同連盟は今シーズン、創立50周年を迎えた。池田慎久会長が「大きな目標に向かって頑張り、心身ともに大きく成長していくことを願っています」と選手たちを激励。高の原ファイターズの久冨木航介(くぶき・こうすけ)主将(11)が「野球をできることをチームメートや家族に感謝し、けがをせず全力でプレーします」と宣誓した。
シーズンは11月までで、今月29日開幕の奈良LC杯、6月の産経新聞社杯や7月の奈良市長杯など、各大会が予定されている。

白橿旗橿原卒業記念野球大会開幕 6年生22チーム参加

県内の小学6年生球児のチームで争う「第35回白橿旗橿原卒業記念野球大会」(橿原卒部野球実行委員会主催)が2日開幕し、葛城市農村広場グラウンドで1回戦6試合が行われた。
同大会は、6年生が学童野球を引退したのち中学進学までに生じるブランク期間に「野球離れ」を防ぐことを目的にスタート。高校球児も支援に協力し、大和高田市立高田商業高校の野球部員が審判として参加する予定という。
今大会には22チームが参加。9日に2回戦と3回戦、16日に準決勝と決勝、3位決定戦が行われる。2日の試合結果は次の通り。
【1回戦】高田BBC0-0奈良信貴REDS(抽選で高田BBCが2回戦進出)▽SIHブラックヤンキース3-0オール磯城▽大和リトルスワローズ3-2YMTA▽王寺・河合スポーツ少年団7-1HTTドジャース▽郡山パラダイス13-1古都会かすみのベアーズ▽ビッグジュニアーズ8-0宇陀スラッガーズ

旧車の博物館入館1万人 奈良トヨタ「まほろばミュージアム」

奈良トヨタが整備復元した旧車を展示する自動車博物館「まほろばミュージアム」(奈良市八条)の来館者が1万人を達成した。

セレモニーでくす玉を開く菊池攻社長(右から2人目)ら=奈良市

同社は平成16年から、エンジニアの技術継承を目的に劣化の激しい車を新車同様に整備復元する作業「レストア」を行っており、手がけた車が増えてきたことから、一般の人に見てもらおうと令和3年に同館をオープン。現在、18台が展示され、北海道や沖縄から訪れる人もいるという。
2月26日にはセレモニーが開かれ、奈良フィルハーモニー管弦楽団と関西歌劇団による記念オペラコンサートを開催。同館でユニフォームを展示しているプロ野球の読売ジャイアンツの巡回投手コーチ、久保康生さん(66)が挨拶したほか、愛車のスープラを奈良トヨタにレストアしてもらい、同館に寄贈した高市早苗衆院議員によるビデオメッセージも披露された。
1万人目の来館者となったのは、2歳と3歳の子供たちと一緒に訪れた大和郡山市の公務員、上田泰司さん(40)と妻の明子さん(39)。「子供たちが乗り物に興味を持つようになって初めて訪れた。昔の車は本当にかっこいいです」と喜んだ。
菊池攻社長は「今後も昔の車のレストアを行い、多くの人の目に触れる機会を作り、2万人、3万人の来館者を目指したい」と抱負を話した。

下水管 ロボットで早期復旧 奈良市、田原本の業者と協定

災害時に破損が生じた下水道管の速やかな復旧を図るため、奈良市と設備メンテナンスなどを手掛ける「中部トータルサービス」(田原本町)が、災害時協定を結んだ。避難所などの建物で下水道管が壊れた際、ロボット「配管くん」を内部に送り込み、修理が必要な箇所を特定して補修する。

「配管くん」の説明を聞く奈良市の仲川げん市長(中央)と中部トータルサービスの大橋章子社長(右)=同市役所

「弘栄ドリームワークス」(山形市)が開発し、運営している遠隔操縦の配管探査ロボット。連結したパーツに複数のタイヤが取りつけられており、尺取り虫のような動作で直径100~150ミリの管内を進む。カメラやセンサーで内部のデータを取得し、修繕が必要な箇所を特定するほか、移動した経路を記録する。
下水道管が破損した場合、通常は掘り起こしといった工事が必要となるが、配管くんは短い時間で調査を終えられるため早期の復旧が期待できるという。
協定締結式が市役所であり、仲川げん市長は「自然災害と向き合わなければならない時代だ。非常に心強い」と述べ、中部トータルサービスの大橋章子社長は「ロボットでいち早く状況を把握し、速やかな復旧を目指したい」と話した。

一般会計は345億4800万円 香芝市7年度当初予算案

香芝市は、令和7年度当初予算案を発表した。一般会計は345億4800万円(前年度当初比11・0%増)で、人件費や扶助費などで膨らみ過去最大となった。
主な新規事業は、小中学校への防犯カメラ設置に2430万円▽関屋小学校区の一部地域を対象にした夏季のスクールバス運行に412万円▽小学校でパソコン使用に対応した児童用机の拡張機器購入に1300万円-など。
開会中の市議会定例会に提出している。

大和郡山市 7年度当初予算 前年比8・7%増370億円

大和郡山市は、令和7年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比8・7%増の370億5千万円。3日開会の市議会定例会に提出する。
主な事業は、令和8年度のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公となる豊臣秀長の小中学生向け副読本作成など「大河ドラマ関連事業」に1億8218万円▽小中学生に配布するタブレットを更新する「GIGA第2期端末導入事業」に4億500万円-など。
上田清市長は「子育て関連施策をはじめ、シビックプライドを高める予算となった」と話している。

参院選で連合奈良、立民と国民に候補者一本化要請

立憲民主、国民民主両党の支持基盤となっている連合奈良は2月28日、両党の県連に対し、今夏の参院選奈良選挙区(改選数1)の候補者を一本化するよう求める要望書を提出した。両党とも新人候補の擁立を発表しており、連合は1人区での競合を「憂慮せざるをえない」としている。
要望書では、連合本部が昨年の衆院選に続き今夏の参院選でも与党過半数割れを基本方針に掲げ、政権交代の分岐点となる可能性があると主張。勝つために候補者一本化が必要としたほか、参院選以外の選挙でも不要な競合を避けることを求めている。
奈良選挙区は、自民党が現職の堀井巌氏(59)、立民が新人の川戸康嗣氏(49)、日本維新の会が新人の平将生氏(48)、共産党が新人の太田敦氏(53)、国民が新人の杉本葵氏(33)、参政党が新人の黒川洋司氏(53)の擁立を予定している。
杉本氏は参院選公示日の自動失職を待たず、28日に大和郡山市議を辞職した。

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

読もうよ新聞読もうよ新聞

野球教室