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キトラ古墳壁画の十二支像 「巳」も残存の可能性

巳の壁画の存在が想定される漆喰片。丸い点が集中する中央部に絵の具に含まれる水銀が確認された(文化庁提供)


 明日香村の国宝・キトラ古墳壁画(7世紀末~8世紀初め)の十二支像のうち、まだ確認できていない巳(ヘビ)の壁画が残っている可能性が高いことが分かった。東京都内で8月31日に開かれた文化庁の「古墳壁画の検討会」で報告された。
 十二支像は古墳石室内部の四方の壁に3つずつ描かれたとみられている。卯(ウサギ)、未、酉の3つははげ落ちて失われているが、子(ネズミ)、丑、寅、戌、亥(イノシシ)、午の6つの壁画は残っており、はぎ取って保存している。辰と申は泥に覆われた漆喰片のX線調査などで存在の可能性が明らかになっている。
 同庁施設に保管中で未調査の泥の付いた漆喰片(縦約40㌢、横約30㌢)を蛍光X線分析にかけたところ、破片の中央部の約10㌢四方に絵の具に含まれる水銀が多く分布していることが分かった。水銀朱で赤く色付けされた壁画の存在を示すとみられ、文化庁の担当者は「巳の壁画があることを示す大きな成果だ」としている。
 文化庁は今後、辰と申についても蛍光X線分析で改めて調査し、壁画の存在を再確認することにしている。

抗原検査キット、各学校に配布 奈良市

抗原検査キットの使用方法を説明する奈良市職員(奥)=奈良市立春日中学校


 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、奈良市は30日、市立の小学校43校、中学校21校、高校1校に、抗原検査キットを配布した。発熱症状のある生徒らに接触した教職員への使用を想定している。迅速に感染の有無を検査できる体制を整え、クラスター(感染者集団)の発生を抑止するのが狙い。
 各学校に1箱(25回分)を配布。検査の結果は15分ほどで判明するという。この日、同市西木辻町の春日中学校では、同中の教員10人が、検査キットの使用方法についての動画を視聴。その後、市職員が検体の採取方法を実演したり、注意点を説明したりした。
 同中の坂本静泰校長は「先生の健康を守ることが、子供たちを守ることにつながる」と話した。

橿考研博物館がリニューアル  11月オープン

空調施設の全面改修などのため平成30年から休館していた橿原考古学研究所付属博物館(橿原市)が工事を終え、11月3日にリニューアルオープンすることが決まった。数千点とされる資料の展示替えも実施し、装いを一新して約3年ぶりに考古学ファンらを迎える。
2階建ての同館は昭和55年に建築され、平成9年に一度リニューアル。しかし、空調施設は建築当時のままだったことから、展示室や学芸員が執務する事務室などを含め改修することにし、平成30年12月24日から休館している。
工事では空調施設を改修し、展示室内を自動ドアで細かく区切って外気の侵入を抑制、室内の環境を可能な限り一定に保つように整備した。また、中庭には有料ゾーンを通らずに、フリーゾーンから行き来できるように改修した。
同館は、国宝・重文を含め古代からの大和の歴史を紹介する数千点の資料を収蔵している。工事期間中は土器や埴輪、木製品などは梱包され、収蔵庫に移した。改めて展示するにあたっては展示替えを実施。館内の装いが一新されるという。

橿考研はリニューアルを記念し、11月3日午後1時から同市の県社会福祉総合センター大ホールで第回公開講演会「大和の考古学」を開催する。
松田真一・特別指導研究員が縄文時代、坂靖・企画学芸部長が古墳時代、鶴見泰寿・資料係長が古代宮都をテーマにそれぞれ講演する。
定員260人。無料。聴講の際はマスク着用。希望者は往復はがきに住所、氏名、電話番号を書いて9月10日(必着)までに申し込む。応募者多数の場合は抽選。問い合わせは橿考研(0744・24・1101)。

橿考研付属博物館

コロナ感染 自宅療養の注意点

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、県内でも患者を受け入れる病床がひっ迫するおそれが強くなっている。自宅療養を余儀なくされた場合、気をつけるポイントは何か―。
厚生労働省は家庭内感染を防ぐため、▽部屋やトイレを分ける▽感染者の世話は限られた人にする▽マスク着用▽こまめにうがい・手洗い▽ドアノブなど共有部分の消毒|といった対策を挙げる。
県医師会の安東範明会長は「デルタ株を防ぐには不織布マスクが重要。使い捨て手袋や大きめのゴミ袋を備蓄しておくと、簡易の防護服になる。また、感染者の入浴は最後にしてほしい」と話す。
また、普段から水や、おかゆといったレトルト食品、ゼリー飲料などを準備しておいた方がよい。自分が住んでいる自治体の支援体制も調べることも有効だ。例えば、奈良市、天理市などは食料品やマスクの提供、買い物や医薬品受け取りの代行を実施している。
自宅療養中に最も警戒が必要なのが症状の悪化だ。
安東会長は「陽性者の多くは軽快するが、発症から1週間前後に病状が急変する場合もある」とする。容体の把握に有効なのが、各自治体が貸し出す血中酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」だ。厚労省は、96%以上を軽症、93%超~96%未満を中等症I、93%以下を中等症Ⅱとする。
安東会長は「94~95%は息苦しく、かなり咳が出る状態。家族はいつでも保健所などに連絡できる態勢をとる必要がある。93%以下は呼吸不全で、救急車を呼んでもいい。携帯電話を枕元に置くことも重要だ」と話している。

◇緊急性の高い主な症状◇
・顔色が明らかに悪い(※)
・唇が紫色になっている
・息が荒くなった
・胸の痛みがある
・座らないと息ができない
・肩で息をしている
・ぼんやりしている(※)
・もうろうとしている(※)
(※)は家族らが確認
(厚生労働省の資料より)

「詐欺ではないですか」声かけて被害防止 コンビニ店員に感謝状

天理署から感謝状を受け取った池永三枝子さん(中央)と中川優子さん=天理市(県警提供)


 特殊詐欺被害を防いだとして天理署は、コンビニエンスストア「ファミリーマート」天理井戸堂店(天理市)の店員、池永三枝子さんと、同磯城三宅店(三宅町)の店員、中川優子さんに感謝状を贈った。
 同署によると4月と5月、それぞれの店舗に高齢の男性が来店。「パソコンのウイルス感染を解除するのに電子マネーが必要となった」などと言って天理井戸堂店では6万円分、磯城三宅店では25万円分のプリペイドカードを購入しようとした。
 2人は「詐欺ではないですか」と声をかけ、県警の詐欺防止を呼びかける啓発用封筒をみせながら説得。カードの購入を防いだという。

県内産スギふんだんに 桜井市新庁舎

新本庁舎4階に設けられた市議会議場=桜井市


 桜井市は、9月21日に開庁予定の桜井市役所新本庁舎(4階建て)の内部を報道関係者に公開した。エントランスホールや市議会議場などに県内産のスギをふんだんに使っているのが特長だ。
 エントランスホールのある1階には、市民課や税務課、高齢福祉課など市民生活と関係が深い部門が入居し、3階に市長室、4階には市議会が入る。免震構造で、3日間連続運転可能な非常用発電機も備え、大規模災害時の対策拠点にもなる。
 新本庁舎は現本庁舎が老朽化したことから昨年1月から約35億円をかけ、現本庁舎西側で建設が進められ、6月に完成した。延床面積は現本庁舎の約1・5倍の約7800平方㍍。

絵画と書で万葉の歌表現 明日香村でギャラリー展示

 万葉集の歌から感じたことやイメージしたことをテーマに、小中高生らから募集した絵画と書の作品を紹介する第2回万葉ギャラリー展が、万葉文化館(明日香村)で開かれている。9月日まで。計394点が寄せられ、全作品を展示している。
 課題歌の1つは持統天皇の「春過ぎて 夏来るらし 白たへの 衣干したり 天の香具山」。川で白栲(白い布)を洗う女性を描いた作品や山をバックに白い衣だけを表現した絵画や、「夏めく」「夏山」「涼風」などと記した書といった個性豊かな作品を見ることができる。
 山部赤人の歌を題材にした「富士山」や、柿本人麻呂の歌をテーマにした作品も数多く展示されている。

個性豊かな作品がならぶ万葉ギャラリー展=明日香村

実はすごい糞虫 奈良の中村さんが図鑑発行


 動物の糞を食べる糞虫についてまとめた中村圭一・ならまち糞虫館館長の著書「たくましくて美しい 糞虫図鑑」が、創元社から刊行された。国内外の約70種類を掲載している。中村館長は「糞虫のことをおもしろいと思ってもらえれば」と期待している。
 中村館長は中学2年のとき、昆虫の標本を作る夏休みの宿題で友人が持ってきた糞虫に魅了されたという。平成30年に奈良市内に同館を開設し、国内外の約300種類を展示するまでに。
 図鑑は、糞虫についてQ&A形式で分かりやすく解説している。また、約40種類が生息し、「糞虫の聖地」と呼ばれている奈良公園で観察する際のルートマップ、観察時の装備やフンコロガシの飼い方まで紹介している。
 中村館長のおすすめは、キラキラと光る見た目が美しい「オオセンチコガネ」。生息地によって体色が異なり、奈良では瑠璃色の体から通称「ルリセンチコガネ」と呼ばれている。
 中村館長は「これをきっかけにほかの生き物にも興味を持ち、生き物の暮らす環境にも関心を持ってもらえるとうれしい」と話している。糞虫図鑑は1870円。

奈良舞台にファンタジー小説 桜井の芦原さん作家デビュー

デビュー作を手にする芦原瑞祥さん=桜井市


 令和元年の「第2回ビーズログ小説大賞」(KADOKAWA主催)の現代部門特別賞を受賞した桜井市の芦原瑞祥さん(46)が、奈良を舞台にしたファンタジー小説「まほろばの鳥居をくぐる者は」(KADOKAWA)で、作家デビューを果たした。
 小説は、神社の娘、宮子が幽霊の友達や修験者の少年と出会い、世の中の不条理や不思議に触れながら成長していくというストーリー。受賞作を改題・改稿して仕上げた。
 芦原さん自身、父が神社の神主とあって細部までリアルな表現ができたと話す。「読んだ後、神社や寺を訪れたくなったり、奈良へ行ってみたいと思ったりしてくれたらうれしい」
 幼い頃から物語を作るのが好きだったという芦原さん。20代後半からは、働きながら大阪文学学校(大阪市)で腕を磨いた。今後も日常の延長線上にあるファンタジー作品を創作したいという。

秘伝のレシピで感動のから揚げ再現 

マリオフーズを受け継いだ諸岡賢治さん(左)と妻の千恵子さん=奈良市


 昔ながらの風情が漂う弁当販売店「マリオフーズ」(奈良市)。その店主、諸岡賢治さん(50)は、実は店の元常連客だ。カリカリでジューシーな鶏の唐揚げに感動し、秘伝のレシピとともに、30年以上続いた老舗店を平成27年に受け継いだ。
 出会いは23年前にさかのぼる。当時勤めていた会社の後輩に紹介されて食べた弁当の唐揚げが「むちゃくちゃおいしくて。衝撃を受けた」。それ以来足しげく通うようになった。
 ところが店は26年7月に閉店。「テナント募集中」の看板を目にした諸岡さんはその瞬間に「店をなくしてはならない。自分が継ぐしかない」と決意したという。
 そこからの行動は早かった。店主に「マリオフーズを継がせてほしい」と直談判。しかし、店主は妻と幼い3人の子供がいる諸岡さんに「今の仕事を続けた方がいい」と諭し、首を縦に振らなかったという。それでも諸岡さんの決意は変わらず、三度の説得で承諾を得て、27年3月にマリオフーズを復活させた。
 目玉は「ジャンボからあげ弁当」(580円)。鶏のモモ肉を調味料とともに長時間こねて冷蔵庫で丸一日寝かせ、衣をつけて8分間じっくり揚げる。かつてほれ込んだ、外はカリカリで中がジューシーな唐揚げの完成だ。
 新型コロナウイルスの影響で、イベントでの大口注文がなくなり「売り上げは厳しい面はある」。一方で個人の客は増えているといい、「新しい味の唐揚げにも挑戦したい」と意気込む。
 「ゆくゆくは店を拡大し、もっと多くの人に食べてほしい」。大きな目標に向け、600個近くの唐揚げを揚げる毎日だ。
 ◇
 弁当の問い合わせはマリオフーズ(0742・22・7880)。

豪族の優雅な暮らし伝える遺物 橿原で企画展

豪族が使ったとみられる石川土城遺跡出土の「瓦灯」=歴史に憩う橿原市博物館


 平成27~30年度に橿原市内で行われた発掘調査の成果を紹介する企画展「かしはらの歴史をさぐる21」が「歴史に憩う橿原市博物館」で開かれている。9遺跡の出土品計100点を展示。石川土城遺跡(13~16世紀)の出土品など初公開の遺物も見ることができる。9月20日まで。
 石川土城遺跡は、同市石川町にある鎌倉~室町時代の豪族城館(居館)跡で、大溝や井戸、建物跡が確認されている。企画展では、火の付いたものを中に入れて、明かりの方向を調節するために使った珍しい照明具「瓦灯」や古瀬戸の天目碗、青磁の碗(いずれも室町時代)などを公開。こうした遺物は豪族の優雅な暮らしぶりを伝えている。
 藤原京跡関係では、最古級とみられる京跡出土の唐三彩の枕の破片や、銅製の鈴のほか、市役所新本庁舎建設予定地(京跡内)で出土した水を入れるための横瓶などを展示。
 謎の寺院とされる石川廃寺跡で見つかった瓦、新堂遺跡で出土した木製の椅子(5世紀)や馬の骨なども紹介している。

まち全体をハザードマップに 三宅町

 三宅町は町内の主要地点にある電柱102本に、大雨の際に予想される浸水の深さを示す看板を設置。水位の高さを示す赤いラインも入れた。「まるごとまちごとハザードマップ」と銘打ち、いざという時の避難行動に役立ててもらう。
 三宅町は大和盆地の中央部に位置し、標高は50㍍以下。水田や住宅地などが広がる中、大和川の支流の曽我川、飛鳥川、寺川が流れる。
 平成29年10月の台風21号による豪雨では、3河川の水位がいずれも氾濫危険水位を超えた。氾濫はしなかったが、「あと1歩で大災害になるところだった」という。
 各電柱の看板が示すのは電柱周辺5㍍四方での最も深い部分の値。町中心部の役場付近の浸水想定は1㍍前後だが、西部の小柳地区や南部の但馬地区では4㍍を超える場所もる。町では「日頃から水害のリスクを把握し、水防災に対する意識の向上をはかってほしい」としている。

想定される浸水の深さの値と赤いラインが設置された電柱=三宅町

江戸時代の旅を楽しむ絵画展 奈良市・大和文華館

尾形光琳筆「扇面貼交手筥」のうち「西行物語図」(大和文華館提供)


 旅にまつわる絵画などを紹介する展覧会「旅の美術」が、大和文華館(奈良市学園南)で開かれている。江戸時代の絵画など件を展示し、旅に思いをはせてもらう。22日まで。
 旅人の姿は「伊勢物語」の主人公など多くが絵画化されてきたほか、旅先の名所などを描いた作品も数多い。展覧会では「物語の旅」「名所の絵画」「絵師と旅」の3テーマで展示。
 尾形光琳の「扇面貼交手筥」(重文、江戸時代中期)は西行物語図や富嶽図などが描かれ、旅や名所を想起させる。小田野直武の「江の島図」(同後期)は神奈川県藤沢市の江の島と周囲の海、浜辺の様子が遠近感が感じられるように描かれている。
 同館の仁方越洪輝学芸員は「新型コロナウイルスの影響で遠出しにくい中、展覧会で旅にでた気持ちを少しでも感じてもらえれば」と話している。月曜休館。入館料は一般630円、高校・大学生420円、小・中学生無料。

子供たちが橋の名付け親に 大和郡山市

自分たちでつけた橋の名前のプレートを掲げる児童=大和郡山市


 大和郡山市の小学生が、同市が管理する橋に名前をつける「名付け親プロジェクト」の発表会が、「DMG MORIやまと郡山城ホール」(同市北郡山町)で行われ、児童がつけた57の市道橋の名前が披露された。市は今年度中にそれぞれの橋に、名前が刻まれたプレートを設置する。
 プロジェクトは地域を知り、郷土愛を育むきっかけにしてもらおうとの市立小学校を対象に市が企画。市内には292の市道橋があるが、その約8割には名前がついていない。
 このため、市職員が各学校に「出前授業」に出向き、橋の成り立ちや仕組みについて説明。児童は橋を見学し、地域の人に話を聞くフィールドワークも行い、名前を考えた。
 この日の発表会では児童が、スライドや写真を用いて名付けた理由を説明。矢田小学校の児童は、かつて付近にスイカ畑が広がっていたという橋を「水甘橋」と命名。きれいな水が流れていたことやスイカの甘さを表現した。
 このほか、「お米豊作橋」や「一日お遍路橋」などユニークな名前も飛び出した。
 片桐西小学校5年の長谷川泰樹さんは「3週間ほどの授業だったが楽しかった。将来、この町を出て帰ってきたとき、友達や(自分の)子供に橋を案内しながら自慢したいな」と笑顔を見せた。

あすか野ファイターズV 少年軟式野球県大会

 「第62回県学童軟式野球大会(兼)ほっかほっか亭カップ第45回近畿少年軟式野球大会県予選会」(県軟式野球連盟主催、産経新聞社共催)の決勝が9日、橿原市の橿原運動公園で行われ、あすか野ファイターズが斑鳩少年野球部を15-11で破り、優勝を果たした。優勝、準優勝チームは9月19、20日に大阪府で開催予定の近畿少年軟式野球大会に県代表として出場する。

犯罪被害者支援に役立てて 売り上げ一部を寄付する自販機

なら犯罪被害者支援センターに売り上げの一部が寄付される自販機=奈良市


 県内の損害保険会社4社が、公益社団法人「なら犯罪被害者支援センター」に売上金の一部が寄付される自動販売機を新たに4台設置した。
 同センターでは電話相談や裁判への付き添いなどを通し、犯罪被害者やその家族を支援している。県からの補助金のほか、賛助会員からの会費や寄付金などを資金に活動しているものの、財政状況は厳しいという。
 売上金の一部が寄付される自販機は約10年前から設置が始まり、今回で県内計104台となる。このうち損保ジャパンの奈良支店(奈良市)では、もともとあった自販機を4月に寄付できるものに変更した。
 同センターの福井学専務理事は「センターの活動を少しでも多くの人に知っていただく機会にもなれば」と話している。

「お出かけGO」で高齢者支援 大和郡山・矢田地区

高齢者の「足」となるクルマ「矢田おでかけGO」


 車を運転できない高齢者の「足」を支援する取り組みが、大和郡山市の矢田地区でスタートした。8人乗りの車両「矢田おでかけGO」で自宅近くから最寄りのバス停まで送迎する。65歳以上の高齢者が対象。市は「住み慣れた地域で安心して暮らし続けてもらいたい」としている。
 矢田地区の65歳以上の高齢者の割合は、令和2年3月で39.75%、12年には47.8%となると予測され、市内でも高齢化が進む地域だ。市は今回の取り組みをモデル事業とし、車のリース代や維持費など約200万円の予算を組んだ。
 事業を展開する地域は同地区の城ケ丘自治会。場所によっては最寄りのバス停まで坂道を歩いて10分ほどかかるといい、高齢者世帯を中心に「買い物の足」の支援を求める声が多かった。
 市は矢田地区社会福祉協議会と具体的な支援策を検討。自治会内の7カ所に乗降所を設置し、最寄りのバス停まで週3回、1日1、2往復する支援策を実施することにした。事前登録料1000円を支払った高齢者約20人が利用する。ドライバーは有償ボランティアの地域住民が受け持つ。
 ドライバーを務める同協議会の寺田昭治さん(72)は「気軽に出かけることができれば、便利になるし、生活も活性化される。車内が地域交流の場となれば」と話す。市はこうした支援策を他の自治会でも実施したい考え。

ものづくりの魅力伝えたい 「風の家工房」堀内義弘さん


 田んぼが広がるのどかな風景の中にたたずむ「寧楽兄弟社 風の家工房」(天理市遠田町)。ペンチやトンカチ、ノコギリ、木型といった道具がずらりとならぶ。工房を主宰するのは堀内義弘さん。使い込み、手に馴染んだ道具で、ひと工夫凝らした木工品とレザークラフトを生み出している。
 堀内さんは元教諭。天理市や三宅町、田原本町の4つの小学校で36年間勤めた。木工は気軽な「お父さんの日曜大工」の延長というが、実践的なノウハウをたくわえてきた。自宅の棚などはもちろん、教諭時代は児童の荷物棚の使い勝手をよくしたり、校内に「あったらいいな」を形にした備品を製作したり。
 「退職したら、ものづくりの道があるね」。そんな同僚の声を背に3年前、早期退職して工房を開いた。ものづくりが好きだった、亡き兄の遺した道具を生かしたいとも思っていた。今も30年も前のものも大切に使い続けている。
 レザークラフトを始めたのは40代半ばのころ。水筒とカメラのケースを探したが気に入るものが見つからず、自作した。長男から「就職祝いに学生カバンのようなビジネスバッグが欲しい」と頼まれると、試行錯誤しながら半年かけて作るほど、のめり込んでしまい、結果、腕を磨いた。
 木工品は家具、レザークラフトは小物が中心で、いずれも基本はオーダーメイド。作品を広く知ってもらおうとイベント出店などに力を注いできた。
 しかし、新型コロナウイルス感染拡大でままならない。そこで、財布やペンケースなどを作る体験教室を工房で開く。1日1組と規模は小さいが、4月には旅行サイトのレザークラフト体験で県内1位の評価を得た。
 「自宅で過ごす時間が増えた今、手を動かし、集中してものを作る面白さや魅力を伝えていきたい」と話す。

センバツより上に 智弁ナインが知事表敬

県庁に荒井正吾知事を表敬訪問し、健闘を誓う智弁学園の山下陽輔主将(左)ら


 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で9日開幕する第103回全国高校野球選手権大会に、県代表として出場する智弁学園(五條市)の選手らが3日、県庁を訪れ、荒井正吾知事に健闘を誓った。
 智弁学園は県大会決勝で6-4で高田商に競り勝ち、2大会連続回目の夏の甲子園出場を決めた。
 この日は小坂将商監督と山下陽輔主将らが訪問。小坂監督は「一戦必勝でセンバツより上に行けるよう頑張ります」と抱負を語り、山下主将は「コロナ下で大会を開催できることに感謝の気持ちをもって、自分たちの野球ができるよう頑張りたい」と決意表明した。
 荒井知事は「日頃の練習成果が出るよう頑張ってください」と激励した。
 智弁学園は大会2日目の第1試合に倉敷商(岡山)と対戦する。

山辺高サッカー部の太田凱翔主将 ドイツ名門チームから練習に招待

太田凱翔さん


 県立山辺高(奈良市)2年で、サッカー部主将の太田凱翔選手(17)が、ドイツの名門クラブの2チームから招待を受け、2日から現地で練習に参加している。実力が認められた場合、18歳となる来年にチームと契約を結ぶ可能性があるという。
 プロを目指す太田選手は身長170㌢、体重㌔。得点力の高いフォワード(FW)で、1年生から主将を務めている。6月の全国高校総体(インターハイ)県予選決勝では相手高から2得点を挙げる活躍をみせ、2-2からのPK戦の末、初優勝を果たす原動力となった。
 招待を受けたのは、ブンデスリーガ1部の「レバークーゼン」と「シュツットガルト」。山辺高と提携するボスコヴィラサッカーアカデミーの興津大三監督()が、欧州のサッカーリーグに精通したエージェントにプレー映像を送るなどし、両チームから実力が評価されたという。
 7月末に記者会見した興津監督は「左右の両足とヘディングの3つのシュートの精度がどれも高い。ドイツの選手はフィジカルが屈強で(FWにとって)一番難しく、大きな刺激になる」と飛躍を期待。太田選手は「ドイツのスピードやパワーに立ち向かうことで攻撃のバリエーションを増やし、世界で活躍する選手になりたい」と将来を見据えた。

ハス&キバナコスモスが競演 藤原宮跡

畝傍山をバックに咲く清らかなハスの花


 藤原宮跡(橿原市)の花園で、ハスとキバナコスモスが見ごろを迎え、多くの人が訪れている。
 花園は世界遺産登録をめざす宮跡のPRを目的に、市が地元の協力を得て整備。大極殿跡南東側のハスゾーン(広さ約3千平方㍍)には11種類のハスが植えられ、ピンクや白色の清涼感のある花を咲かせている。8月上旬ごろまで楽しめるという。
 一方、醍醐池西側では100万本ともいわれるキバナコスモスが、オレンジと黄色の鮮やかな花を付けており、圧巻。見ごろは8月中旬ごろまでという。
 市はHPで開花状況を紹介している。

咲き誇るキバナコスモス

スイーツで楽しむ「ピーターラビット」の世界 JWマリオットホテル

ブッフェで提供されるスイーツやドリンク


 JWマリオット・ホテル奈良(奈良市)で、映画「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」とコラボした「ピーターズ・アフタヌーンティーブッフェ」が期間限定で開催されている。映画に登場するシーンや食べ物をイメージしたスイーツやドリンクなどが楽しめる。8月29日まで。
 作品の世界観を再現したオリジナルのスイーツやドリンクなど50種類以上を提供する。席数を減らし、使い捨てのビニール手袋を用意するなど感染対策を実施している。
 ブッフェの提供は土日祝の午後3時~5時、料金は5900円(税、サービス料込み)。予約・問い合わせは同ホテル(0742・36・6000)まで。

なら燈花会 今年は事前登録で入場

無観客で開催された昨年のなら燈花会の様子


 古都・奈良の夏をろうそくの灯で彩る「なら燈花会」が8月5~14日、奈良市の春日野園地で開催される。新型コロナウイルス対策で今年は会場を1カ所に絞り、入場は事前登録制に。また、昨年に続き、自宅で燈花会を楽しめる体験セット「おうちで燈花会」をネット販売する。
 「おうちで燈花会」は、開催期間中にツイッターやフェイスブックなどのSNSに自宅でろうそくに火を灯している動画や写真を「♯おうちで燈花会」と「♯みんなに笑顔を届けたい」という2つのハッシュタグ(検索目印)をつけて投稿してもらい、一緒にお祭り気分を味わってもらおうという試み。
 同会のサイトで、実際に祭りで使用しているろうそくやカップなどを「おうちで燈花会体験セット」として販売している。3千円セットではカップ5個とろうそく10個が入っている。
 なら燈花会は、奈良の夏を盛り上げようと平成11年に始まり、今年で23回目。例年は奈良公園や春日大社などの会場で、毎夜約2万個のろうそくが並び、奈良の幻想的な光景を演出し、観光客を楽しませていた。 事前登録の予約枠はすでに埋まっているといい、同会の尾形裕明会長は「コロナ下でも灯を絶やさず、燈花会を通じてみんなに笑顔をとどけたい」と話している。

希少種トンボ「コサナエ」 奈良市内で生息確認

奈良市内で生息が確認されたコサナエの雄(森と水の源流館提供)


 県はこれまで下北山村でしか生息が確認されていなかった希少なトンボ「コサナエ」の新生息地が奈良市内に見つかったと発表した。コサナエは県の特定希少野生動植物に指定されており、県は今年度中に保護管理計画を策定し、来年度から事業を実施する予定という。
 コサナエは山間部の池や休耕田などに生息する体長4㌢前後の小型のトンボで、成虫は5月下旬から6月中旬の短い時期にしか見ることができない。日本の特産種で北海道から本州に分布するが、近畿地方では生息域が限られている。県内ではこれまで下北山村の2カ所でしか生息が確認されておらず、里山の環境悪化などで減少が懸念されていた。
 ところが今年5月、川上村の「森と水の源流館」職員の古山暁さんが奈良市内の山間でコサナエを発見。6月に県職員とともに現地確認を実施したところ、雄1頭が見つかり、新たな生息地が確認された。
 古山さんは「10年近く探してようやく見つかった。紀伊半島でのコサナエの分布を読み解く上で重要な発見」とした上で、「今後の保護活動にも役立てたい」と話した。

「勇気くれた」「天理の誇り」 柔道「金」大野選手に声援

大野将平選手が勝利を決めた瞬間、並河健市長(中央奥)や市職員から拍手が起こった=天理市役所


 「天理の誇り」「勇気をくれた」。東京五輪の柔道男子73㌔級で26日、金メダルを獲得し、五輪2連覇を成し遂げた天理大出身の大野将平選手。練習拠点となった天理大がある天理市では、市民らが画面越しに大野選手の熱戦を見つめ、快挙の瞬間、大きな拍手が沸き起こった。
 同市役所で職員らと共に観戦した並河健市長は、「5年間重圧と向き合い続けた執念の結果。大野選手の気迫をみた」と話し、「コロナ禍が続く中、市民に限りない勇気を与えてくれた」と祝福した。
 市民からも喜びの声が上がった。パート従業員、竹ノ内充代さんは、「大野選手は市の誇り。(金メダルが)決まった瞬間は涙があふれそうになった」と笑顔。
 天理大の運動部員らがよく通うという「弁当&唐揚げ まんぷく堂」を営む山口千穂さんは、「本当にうれしい。第二、第三の大野選手が生まれることも期待している」と喜んだ。
 「金メダルを確信していた」。こう話すのは、大野選手が天理大柔道部に入部した当時の監督で、大学卒業後も天理大柔道場で練習する姿を見守ってきた正木嘉美・天理大体育学部教授だ。
 「リオ五輪で金を取ってからも、さらに集中力を増したトレーニングを積んでいた。一本を取るだけでなく、絶対に取りこぼしをしない柔道をしている」と進化を感じたといい、偉業の達成に「やってきたことが実った。おめでとうと言いたい」と話した。

近大生経営ラーメン店 リニューアル「すするか、すすらんか。」

メニューにも工夫を凝らしたと話す西奈槻さん(左)と奥野亮太郎さん‖奈良市


 近畿大学の学生が奈良市で経営するラーメン店がリニューアルオープンした。開業後伸び悩んだが、プロの指南を受けて改革を実行、店名も「すするか、すすらんか。」に改めての再出発だ。経営する同大農学部3年の西奈槻さんと奥野亮太郎さんは「大学生に就職活動の選択肢は広いことを知ってもらいたい」という。
 西さんらはアルバイトでためた30万円を元手に、つてを頼って、ならまちのはずれの4軒長屋の一角を間借りして昨年10月に開業。当初の店名は「jinniyah/奈KAMA(じんにいや・なかま)」で、現役大学生が経営する店として話題になった。しかし、内実は「原価計算や人件費など手探り状態。集客も伸び悩んでいた」。
 そこで、生活雑貨の「中川政七商店」(奈良市)が起業を促すために展開するプロジェクトに参加し、経営の実際を学んだ。さらにミシュラン一つ星のフランス料理店「sio」のオーナーシェフ、鳥羽周作さんのアドバイスも仰いだ。
 新店名は西さんの口癖「やるか、やらんかや」から取ったという。西さんは大学卒業後は、店は後継者に譲り「多くの人が挑戦する場を日本で作りたい」と熱く語る。

漆工品修理の北村繁さん 文化財守る「選定保存技術保持者」に

北村繁さん

 文化財保存に欠かせない伝統技能を持つ「選定保存技術保持者」に奈良市の漆工品修理の北村繁さん(49)が認定されることになった。国の文化審議会が答申した。
 北村さんは、人間国宝で同保持者の昭斎さん(83)の次男。今回昭斎さんは高齢のため保持者の解除を申し出た。父から引き継ぐ形で認定される北村さんは、「バトンを渡され、貴重な文化財を後世に残すために努めたい」と決意を語った。
 北村さんは、昭斎さんのもとで漆工技法を習得し、大阪芸術大学で金工の製作技術を学んだ。同大卒業後、父の助手として正倉院宝物や国宝・重文の漆工品の保存修理、復元模造品の製作に従事。各時代の漆工品の技法を知るとともに金属材料についても知見を持っている。また、漆工品修理の後継者育成などにも取り組んでいる。
 北村さんは「奈良の地でいろいろなご縁をもらい(漆工品の修理に)携わってきた。さらに次にバトンを渡せる人が育ってくれれば」と話している。

漆固めの作業に取り組む北村繁さん(文化庁提供)

赤田横穴墓群の全体像判明 近くの古墳から埴輪を拝借?

赤田横穴墓群の「19号墓」で出土した円筒埴輪(右)と人物埴輪(奈良市埋蔵文化財調査センター提供)


 奈良市西大寺赤田町の赤田横穴墓群(6世紀後半~7世紀中頃)で、新たに横穴墓7基が発見され、奈良市教委が発表した。一帯は、埴輪づくりに従事したとされる豪族・土師氏の居住域と考えられており、市教委は「土師氏の集団墓地とみられ、埋葬形態を解明していきたい」としている。
 横穴墓(おうけつぼ、よこあなぼ)は、北九州で5世紀後半に出現し、近畿や東海に伝わったとされる。赤田横穴墓群では16基が確認されていたが、今回の大和中央道建設に伴う調査で17~23号墓が新たに見つかった。いずれも開口部は南を向いており、東西約150㍍にわたる墓群の全体像が明らかになった。
 発見された7基のうち、飛鳥時代の「19号墓」からは人物埴輪と円筒埴輪が出土。同市埋蔵文化財調査センターの調査員によると、飛鳥時代には埴輪の製造自体が終わっていたため、近くの古墳から「拝領」した可能性が高いという。
 19号墓が掘られたのは7世紀中頃と推定される。木棺の底板が残存し、その横に口縁部が花のように開く「朝顔形」とみられる円筒埴輪と、男性の人物埴輪が並んでいた。埴輪の製造は1世紀前の6世紀中頃と推定される。
 同センターによると、平群町の烏土塚古墳(6世紀の前方後円墳)など横穴式石室の内部から埴輪が見つかった例はあるが、横穴墓で発見された事例は聞いたことがないという。
 鐘方正樹・同センター長は「先祖の埴輪伝承や埴輪の魔力を知る人物が、近くの古墳から埴輪を取ってきて魔よけに置いたのでは」と推測する。
 過去の調査や今回出土した「21号墓」などでは6世紀の亀甲形陶棺が出土しており、陶器製造にたけた土師氏との関係がうかがえるという。
 地元住民向けの現地説明会は17日に行った。一般向けの現地説明会は予定されていない。

東北×奈良の味 立ち飲みで楽しんで

「東北と奈良の酒のおいしさを味わってほしい」と話す山地淳一館長=奈良市


 奈良や東北の地酒とおつまみが楽しめる「地酒BAR〝なら〟」が、奈良公園近くの土産物店「なら和み館」(奈良市高畑町)内で営業している。
 同土産店を運営する「ワールド・ヘリテイジ」(同市東紀寺町)は、東日本大震災後、全国の百貨店で東北6県の地酒やアテなどを販売する催事イベントを展開しており、東北と奈良のマリアージュを楽しんでもらおうとバーのオープンを決めた。立ち飲みスタイルで、地酒の「3種呑み比べ」(800円)や、「猪スモークハム」や「燻製とうふ」などの「贅沢8種食べ比べ」(1200円)などが気軽に楽しめる。
 なら和み館の山地淳一館長(39)は「東北のなかなか手に入らないおつまみなど、地元の人にも満足してもらえる酒や肴を取りそろえた」と話す。
 消毒液の設置や、飛沫防止用のアクリル板設置など新型コロナウイルスの感染防止対策を実施している。

曽爾村に移住しませんか 改修空き家を紹介

台所など水回りが美しくリノベーションされた物件。カウンターもとりつけられた=曽爾村


 老朽化した空き家を生活できる状態に改修し、移住希望者に貸し出す事業に曽爾村が今年度から乗り出している。新型コロナウイルスの影響で地方暮らしに関心が高まる中、移住希望者に「すぐ住める家」を紹介し、移住を促進するのが狙い。村は「空き家の所有者と移住者双方に満足してもらえれば」と期待する。
 令和2年度に村に寄せられた移住や家探しの相談は154件で前年度の2倍以上となった。だが、移住希望者が村で物件を探すのは容易ではない。
 村によると、村内には約120軒の空き家があるが、空き家情報を集約する村の「空き家バンク」の登録物件は2年度時点で9軒にとどまる。
 登録に至らない理由として、修繕費用の問題やどんな人が借りるか分からないことへの不安など、所有者側の事情が考えられるという。
 このため、村は、物件を借り上げて改修することで、所有者側の不安を解消しようと計画。平成年度からこうした事業に取り組む高知県梼原町の例を参考に仕組みをつくった。
 これまでに国のコロナ対策の臨時交付金を活用し、3軒を改修。1軒あたり約700万円をかけて、トイレ、風呂、キッチンなど老朽化した水回りや屋根を中心に改修工事を行った。
 村企画課で移住促進を担当する地域おこし協力隊メンバーの猪子栞さんは「村でゆったりした田舎生活を楽しんでもらい、一緒に村の活性化に携わってもらえたら」と話している。
 村では改修した3軒のうち2軒の入居者を募集している。募集期間は7月26日まで。同18日午後1時に希望者内覧会を予定している。詳細は村企画課(0745・94・2116)。

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