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万葉のかれんな花 「思ひ草」ナンバンギセル咲く 明日香

赤紫色の花をつけるナンバンギセル=明日香村


 明日香村の国営飛鳥歴史公園石舞台地区で、万葉集にも詠まれたハマウツボ科の植物、ナンバンギセルがかれんな花を咲かせている。
 ナンバンギセルはイネ科植物の根に寄生して成長する。花の形が南蛮人がもたらしたキセル(煙管)に似ていることからその名が付いたとされる。万葉集では首を垂れて物思いにふける様子に見えることから「思ひ草」として登場する。
 石舞台地区内にある「あすか風舞台」近くに群生するススキの周囲を歩くと、根本にひっそりと赤紫色の花を開く姿を見ることができる。同公園飛鳥管理センターによると、9月いっぱいは花を楽しむことができるという。

平城宮跡公園をスイスイ 電動車いす型モビリティー無料貸し出し


 国営平城宮跡歴史公園(奈良市)で16日から、電動車いす型モビリティーの無料貸し出しが始まる。見所が点在する広大な敷地内の移動の負担を軽減し、幅広い世代に長時間の滞在を楽しんでもらう狙い。県内では初めての配備で、利用希望日の1週間前までの予約が必要。
 モビリティーは手元のコントローラーでバックや方向転換などができ、3・5㌢までの段差なら乗り越えられる。最大スピードは早歩きと同じぐらいの時速6㌔。5時間の充電で20㌔まで走行できるという。運転免許は不要で、全国の空港やスタジアム、テーマパーク、商業施設など約20カ所で導入されている。
 同公園は東西1・3㌔、南北1㌔の敷地に「朱雀門ひろば」「第一次大極殿」などの見所が点在することから、かねて「高齢者や足の不自由な人がすべてを見るのが難しい」との声があった。
 事業を手掛けるWHILL(東京)の杉浦圭祐・法人レンタル事業本部長は「普段は車いすを利用していなくても、長距離や長時間の歩行をつらいと思っている人は多い。家族やお孫さんたちと一緒に、園内の散策を存分に楽しんでもらいたい」と話した。
 貸出時間は午前9時~午後4時半。。申し込みは平城宮跡管理センター(0742・36・8780)。

コスモス迷路が開園 安倍文珠院

コスモス迷路を楽しむ園児たち=桜井市


 桜井市の安倍文殊院で、色とりどりのコスモスが咲き誇る恒例の「コスモス迷路」が開園した。地元の市立安倍幼稚園と飛鳥学院保育所の園児ら約80人が招待され、花の迷路を楽しんだ。10月下旬まで設置予定。
 境内にある金閣浮御堂の東側広場に、早咲き遅咲きあわせて27種類のコスモスからなる迷路を設置。寺の職員らが7月から整備を始め、病気や害虫に気を配りながら手入れを続けてきたという。
 迷路の難易度は年々増しているといい、園児たちは途中に設けられたポイントでコスモスの花言葉が書かれたスタンプを押しながら、出口を探して歩き続けた。安倍幼稚園の山本美結ちゃん(6)は「迷路は難しかったけど、おもしろかった。コスモスもきれいだった」と話していた。

少年サッカー「アジアパシフィックカップ」 6カ国の選手が三郷町、生駒市に集結

アジアパシフィックカップに向けて握手を交わす森宏範町長(中央)ら=三郷町


 スペインサッカークラブ・FCバルセロナ傘下の少年サッカースクール「バルサアカデミー」に所属する国内外の選手たちが一堂に会する「アジアパシフィックカップ」が15~18日、三郷町のグラウンド「ナラディーア」と生駒市のスポーツ施設「市体育協会高山S.C.」で開かれる。
 バルサアカデミーは国内では平成22年から、福岡、東京、奈良、横浜、広島の5都市で展開。スペインのコーチが指導し、Jリーグで活躍する選手も輩出してきた。
 アジアパシフィックカップには、日本、スペイン、インド、オーストラリア、シンガポール、トルコの6カ国の選手が参加。9歳以下▽歳以下▽歳以下の3グループに分かれて競技する。選手とその家族計約500人が来県する。
 開催に先立ち、バルサアカデミージャパンを展開する、サッカーJ3「奈良クラブ」の浜田満代表と、バルサアカデミー奈良校のラウル・コシアルス監督が、三郷町の森宏範町長を表敬訪問した。
 浜田氏は「多くの子供たちに試合を楽しんでもらう一方、奈良をはじめ、日本の文化に触れる機会にしたい」と話すと、森氏は「大会の場として町の施設が選ばれたのは大変光栄。町をあげて歓迎したい」と応じた。

信金職員と利用客、連携して特殊詐欺阻止 桜井署が感謝状

感謝状を手にする(左から)松村翠さん、領内由紀子さん、森本恵未さん=桜井市


 桜井市の大和信用金庫本店で、電話をしながらATMを操作していた女性(71)に声をかけて特殊詐欺被害を未然に防いだとして、桜井署は同店利用客の女性や職員ら3人に感謝状を贈呈した。
 感謝状を贈られたのは、利用客で桜井市の調理員、松村翠さん(33)と、いずれも同店職員の領内由紀子さん(52)と森本恵未さん(22)。
 松村さんは8月8日午後4時ごろ同店を訪れ、店内で女性が現金数十万円を持って電話をしながら慣れない様子でATMを操作しているのを見かけた。すでに窓口の営業は終了していた。
 松村さんは女性の行動に違和感を覚えながら一度は店を出たものの、「詐欺じゃなくても、ここで声をかけないと絶対に後悔する」と思い、店に戻った。女性に声を掛けて事情を聴いたが、要領を得なかったため代わりに電話に出た。電話口の男は通信会社の職員を名乗り、「未払い金を振り込む必要がある」と説明。振り込む際の条件などが女性から聞いた説明とずれがあることから、詐欺を確信した。
 その後、業務でATMのあるスペースに来た森本さんとともに女性を説得し、領内さんが同署に通報した。同署は女性が特殊詐欺事件に巻き込まれていたとみており、宮野勝夫署長は「振り込みの最中に止めていただいた、本当に感謝している」と話した。
 感謝状を受け取った松村さんは「光栄なことです。詐欺被害はひとごとではなく、身近に起こりうるもの。勇気はいるけれど、不審に思ったら声をかける必要があると思った」。領内さんと森本さんは「詐欺被害防止の啓発により力を注ぎたい。これからも多額の入出金などを注視していく」と話した。

今年の顔は? 御杖村で「案山子まつり」

大谷翔平選手やラーズ・ヌートバー選手mのかかしが並ぶ御杖村土屋原地区


 御杖村の土屋原地区で「案山子(かかし)まつり」が開かれている。今年の話題をモチーフに住民が手作りした16体が田んぼの前に並び、訪れた人の目を楽しませている。24日午後3時まで。
 会場では、3月に開催されたワールドベースボールクラシック(WBC)で活躍したラーズ・ヌートバー選手と大谷翔平選手、NHK連続テレビ小説「らんまん」や同大河ドラマ「どうする家康」をテーマにしたかかしがずらりと並ぶ。
 土屋原公民館主事の中嶋安司さんは、優勝マジックが点灯した阪神タイガースの岡田彰布監督のかかしを家族総出で10日間かけて制作した。白のTシャツに黒いリボンをはりつけて、ユニフォームのストライプを表現。岡田監督の好物のパインアメを持たせるなど、細部にこだわった。
 中嶋さんは「村人が手間暇かけて作った作品。多くの人に見に来てもらいたい」と話している。

石室は「片袖式」 6世紀後半の斑鳩町・舟塚古墳

大刀などが出土した舟塚古墳の玄室=斑鳩町法隆寺


 斑鳩町法隆寺の円墳「舟塚古墳」の横穴式石室の構造や築造年代が分かり、発掘調査を担当した町教委と奈良大学が7日、発表した。石室は、被葬者を安置する玄室が通路・羨道から横に張り出した「片袖式」構造であることが判明。出土した須恵器から築造が6世紀後半であることも分かった。
 舟塚古墳は現存する墳丘部が直径8・5㍍で、石垣で囲われている。今回、墳丘中央付近の約13平方㍍を発掘した。玄室は長さ3・8㍍、幅1・6㍍で、入り口(玄門)から見た正面の奥壁は5段以上の石材が積まれていた。石室内からは鉄製の大刀2点(いずれも長さ約1㍍)、馬具類3点、玉類12点、土器類37点が出土した。こうした状況から、被葬者は地域の有力者2人とみられる。
 6世紀後半に築造された町内の古墳としては、豪華な金銅製馬具の副葬品で知られる藤ノ木古墳もあるが、舟塚古墳の方が古いとみられ、奈良大文学部の豊島直博教授(考古学)は「藤ノ木古墳以前の町内の古墳構造を知る重要な成果になった」と話している

ユニーク商品・サービス続々 奈良商議所が企業合同発表会

自社の新商品・新サービスをPRする参加企業の担当者=奈良市


 県内企業の新商品や新サービスの合同発表会が奈良市内で開かれた。うどんや焼き菓子、食品やペットボトル回収機、県内でのシェアサイクルサービスなど8社が8つの商品・サービスを紹介。担当者が商品を使ってみせるなどして魅力をアピールした。
 新型コロナウイルス禍で打撃を受けた企業を支援しようと、奈良商工会議所が初開催。
 奈良市法蓮町の「うどん職人和製麺所」は、奈良女子大の学生と共同開発した、県特産の食材を使った「マーボー富うどん」を発表。県産の大豆「大和大鉄砲」を原料とした豆腐を使い、アクセントとしてサンショウの代わりに同じく県産の伝統漢方「ヤマトトウキ」を刻んだ葉をふりかけ、風味豊かに仕上げた。
 店長の坂口正和さんは「地元の食材の素晴らしさを知ってもらおうと開発した。学生たちのメニュー提案に感謝しています」と話した。

生徒が丹精した野菜苗を販売 山辺高校山添分校

野菜の苗を販売する県立山辺高山添分校の生徒たち=山添村


 県立山辺高校山添分校(山添村、4年制)で5日、農業科の生徒たちが育てた野菜苗の販売会が開かれた。
 1~4年生の計23人が種まきや追肥、水やり、ビニールハウス内の温度管理などを手掛けた白菜、キャベツ、ブロッコリー、レタスなど7品目計3000本の苗を販売。1本50円と手頃な価格が人気を呼び、訪れた近隣住民らが次々と購入していった。
 タイ出身の3年、ナタカン・ウォンタボンさんは「お客さんに『また来るね』と言われるとこれまでの苦労も報われた気がする。大きく育てておいしく食べてもらえたらとてもうれしい」と笑顔で話した。

奈良公園で「スポGOMI」 楽しみながらごみ拾い

奈良公園でごみを拾う「スポGOMI」の参加者ら=奈良市


 ごみ拾いをスポーツ感覚で楽しむイベント「スポGOMI」が3日、奈良市の近鉄奈良駅周辺で行われ、職場仲間や家族連れ、大学生のグループなど計人が参加した。
 日本財団(東京)が、街中の河川などから発生する海洋ごみの削減啓発を目的に企画。この日は2、3人が1つのチームとなり、15チームが競い合って約1時間で計約19㌔のごみを拾い集めた。
 友人と参加した兵庫県芦屋市の食品配達員、門松真秋さん(21)は「観光客にポイ捨てをしないようにアピールする意味も込めてごみを拾いました」と話した。

自然と触れ合うサマースクール 曽爾村

川に入り水中生物を探す子供たち=曽爾村


 曽爾村と奈良教育大は「サマースクール2023in曽爾」を村立曽爾小中学校などで開催した。参加した子供たちは、同大の教員や学生たちとともに、川の生き物を捕まえるなどして村の豊かな自然と触れ合った。
 村を縦断する青蓮寺川では、川にすむ生き物を調査。3~6年生の計26人が、教員や学生らとともに川に入って網などで川エビやヤゴなど10種類近くの生き物を捕まえたほか、薬品を使って川の水質も調べた。
 6年の出口愛夏さんは「知らない虫がいてびっくりした」。6年の中谷粋都さは「水質調査で薬品を使うと、水が薄いピンク色に変化したのが楽しかった」と口々に感想を述べた。
 さらに、学生や教員らが理科、数学、算数などの特別授業も実施した。

週末は市役所で遊ぼう 奈良市が庁舎屋上に「こども広場」

奈良市庁舎東棟屋上の「こども広場」


 奈良市は、庁舎東棟(2階建て)の屋上スペース(約1200平方㍍)を「こども広場」として、毎週金、土、日曜日に開放する。来年3月末まで。
 人工芝を敷いたスペースに県産木材を使った滑り台や平均台、木製マウンテンなどの遊具を設置。テーブルと椅子も4セット置き、飲食を楽しむこともできる。
 8月31日のプレオープンに幼児の子供2人と訪れた同市芝辻町の橋本人美さんは、「見晴らしのいい空間で快適に遊ぶことができ、何度も足を運びたい」と話した。
 無料、予約不要で、利用時間は午前9時から午後5時。遊具は未就学児から小学生が対象。問い合わせは、市資産管理課(0742・34・4724)。

地域活動に若者参加を ワークショップで意見交換 大和郡山市

地域活動に対する思いを話し合う奈良高専の学生ら=大和郡山市


 大和郡山市は、市内の県立高校や高専で地域活動について考えてもらうワークショップを開いた。同市では地域の清掃活動や子供や高齢者の見守りといったボランティア活動の多くを高齢者が支えている。若者たちにも関心を持ってもらい、地域で世代を超えた交流を促す狙いがある。
 8月上旬、奈良工業高等専門学校で開かれたワークショップでは、1~5年生の計12人が参加。6人ずつのグループに分かれて、地域活動に対する印象や、参加するために必要仕組み作りなどについて話し合った。
 5年の青野寧旺さんは自身が就職活動で苦労した経験を踏まえ、「地域活動に参加すると、就職や進学の折に有利なアピールポイントになることを周知すると参加人数も増えるはず」と指摘。4年の石橋未央さんは「(グループ内で)地域活動に参加したいという意見が出なかった。子供のころから地域活動を授業の一環として、半強制的に参加すれば意識として根付くのではないか」と提案した。
 令和4年度に市が市民を対象に行った調査によると、「親密な近所づきあいをしている」と答えたのは70歳代が75・2%に上る一方、20代は23・8%、30歳代は23・0%にとどまる。また「地域の支え合い・助け合い」活動に参加している人の割合は、70歳代が32・1%だったのに対し、20歳代は9・5%、30歳代は12・4%だった。
 市の担当者は「地域活動の担い手は高齢者に限られているケースが多い。若い意見を取り入れて、若者に主体的に参加してもらうことで活動を活発化させたい」と話す。
 市は奈良高専のほか、県立郡山高や県立大和中央高でワークショップを実施。結果は来年度に刷新する「市地域福祉計画・市地域福祉活動計画」に盛り込むことを検討している。

体全体で心の動き表現 手話劇団「空の旅団」

ダイナミックな体の動きで登場人物の心象風景を表現する劇団員ら=天理市


 県立ろう学校演劇部の卒業生らで結成した手話劇団「空の旅団」が、天理市文化センターで自主公演「銀河鉄道の夜」を開催した。手話でのせりふのやりとりや、音楽と照明で演出された幻想的な光景が、多くの観客を魅了した。
 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をベースに手話と字幕で物語を展開。劇団員らは体全体を使ったダイナミックな動きで「本当の幸せ」を求めて旅に出る登場人物らの心象風景を表現した。
 空の旅団は令和3年4月結成。「翔け空へ 表言(ひょうげん)の壁はない」をモットーに掲げる。手話をより広く知ってもらおうと、演劇公演や手話パフォーマンス、SNS(交流サイト)などを通じた活動を行っている。
 現在の団員は8人で、うち5人が同校演劇部の出身者。普段は仕事をしながら休日などを使って練習を重ねている。
 同演劇部の元顧問で、劇団主宰者の綿井朋子さんは「演劇で手話の大切さを訴えていきたい。言葉が話せなくても、体全体で表現することで、多くのことを伝えられる」と強調した。

三輪そうめん、今年も良質 大神神社で感謝祭

三輪素麺掛唄を奉納する女性たち=桜井市


 桜井市の大神神社で28日、夏の三輪そうめんの売り上げに感謝する「三輪素麺感謝祭」があり、そうめんづくりを再現した三輪素麺掛唄などが奉納された。
 感謝祭は今年で39回目。拝殿で行われた祭典には、生産や販売の事業者団体の関係者ら約40人が参列。神職が祝詞を奏上し、巫女が神楽・浦安の舞を奉納した後、出席者が玉串をささげて拝礼した。
 拝殿前では、赤いタスキに前掛け姿の女性たちが、三輪そうめんを模した白い毛糸やざるを持ち、三輪素麺掛唄や三輪そうめん音頭を披露した。
 県三輪素麺工業協同組合の小西幸夫理事長は「生産量は想定を若干下回ったが、売り上げは例年並み。今夏も品質の良いそうめんになった」と話していた。

走る子供食堂、秋にスタート 奈良クラブ・浅川選手

移動式子供食堂を始める奈良クラブの浅川隼人選手(右から2人目)と妻の菜生さん(同3人目)ら=田原本町


 サッカーJ3「奈良クラブ」のエースストライカー、浅川隼人選手(28)が今秋、移動式子供食堂の運営を始める。調理台や冷蔵庫などを備えたキッチントレーラーで県内各地を回る。「食事やふれあいを通して地域の子供たちに夢を持ってもらいたい」といい、サッカー教室なども併せて開催する予定だ。
 本格始動を前に、23日に田原本町の安養寺で開いたキッチントレーラーのお披露目会では、アスリートフードマイスターの資格を持つ浅川選手の妻、菜生さん(28)が栄養バランスを考慮しながら作った弁当8世帯分を用意。集まった子供たちは浅川選手から弁当を受け取ると笑顔を浮かべた。
 子供たちは浅川選手とおしゃべりをしながら食事を楽しみ、口々に「おいしい」。浅川選手は「こちらも元気になる」と語った。
 きっかけは、4年前にフィリピン・セブ島で開いたボランティアサッカー教室だ。貧困にあえぐ子供たちは、多くは将来の夢を語る余裕がなかった。これはフィリピンに限った話ではない。令和元年に内閣府が発表した調査では日本における子供の貧困率は「7人に1人」に上る。
 そうした中で、安養寺を拠点にお供え物を一人親家庭におすそわけするNPO法人「おてらおやつクラブ」の活動を知った。「自分にも何かできないか」と考えたときに、キッチントレーラーで子供食堂を開くことを思いついた。
 今年6月からクラウドファンディングで資金を募り、キッチントレーラーを購入。食事を受け取る子供たちと目線が合うようにカウンターは低めに設置した。カセットコンロを置けば、温かな食事を提供することも可能だ。キッチントレーラーで9月から12月までスタジアムをはじめ県内各地を巡り、移動式子供食堂を8回開く。
 おてらおやつクラブは、浅川選手に生活が苦しい一人親家庭を紹介するなどして、活動をサポートする。同クラブスタッフの上村康弘さんは「子供のときの外食体験は心に残る特別なもの。浅川選手の取り組みはさまざまな地域の子供たちの笑顔につながる」と期待する。
 浅川選手は寄付を募るなどして活動資金を集めるといい、「多くの人の応援が活動の支えとなる。県内各地の子供たちの笑顔に会いに行きたい」と話した。

ロボット金魚すくいに挑戦 

奈良高専の学生が見守る中、タブレットを使ってロボットを操作する子供=大和郡山市


 奈良工業高等専門学校(大和郡山市)とイオンモール大和郡山(同市)は、地域産業界の振興や人材育成などの分野で協力する包括連携協定を締結した。イオンで行われた調印式では早速、同校の学生たちが開発した「金魚すくいロボット」を動かす体験会が開かれた。
 体験会には子供たち約70人が参加。同校システム開発研究会の1~5年生10人が開発したロボットでシートの上に置かれた金魚の模型をすくうゲームに挑戦した。子供たちは学生たちからアドバイスを受けながら、ロボットの動かし方をプログラミングして楽しんだ。
 河合町立河合第二小4年、潮谷春佳さんは「金魚をうまくすくうためには、ロボットのアームの角度の調整が必要だった」と反省しつつも、「理科や図工が好きなので楽しかった」と笑顔を見せた。
 研究会リーダーの5年生、小谷啓人さんは「ロボットを実際に動かすことで、子供たちにプログラミングの面白さを体感してもらえたら」と話した。

「ストファイ」ナンバープレート限定260枚交付 橿原市

「ストリートファイター」オリジナルナンバープレートを受け取る人たち=橿原市(一部画像処理しています)


 人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクターをデザインしたミニバイク用ナンバープレートの交付が23日、橿原市役所で始まった。朝から市民らが次々と訪れ、念願のナンバープレートを受け取った。市は枚数限定としていたが、反響の大きさを受け追加交付も検討する。
 同シリーズを手掛けるゲーム大手カプコン(大阪市)の創業者、辻本憲三会長が橿原市出身という縁もあり、昨年8月、市は同社と包括連携協定を締結。キャラクターの銅像を設置するなどの観光振興に取り組んでいる。
 交付したナンバープレートは、最新作「ストリートファイター6」と、根強いファンが多い「ストリートファイター2」のキャラクターをあしらった2種類。色は排気量別に50㏄以下(白色)▽51~90㏄(黄色)▽91~125㏄(桃色)の3種類を用意し、計260枚限定としたが、いずれも多数の申し込みがあり抽選を行った。
 ストリートファイター2のナンバープレートを受け取った橿原市の専門学校生、樋口嘉希さんは「父の影響で『スト2』のゲームが好きだったのでうれしい。(キャラクターの)リュウのようにルールを守って格好よく走りたい」と笑顔を見せていた。

大和郡山市で子供議会

議場で学校生活や通学路について要望を述べる中学生=大和郡山市


 大和郡山市議会の議場で、市内の中学生に議員活動を体験してもらう「子供議会」が開かれた。
 市立中5校の計10人が市議役を務め、議長に任命された片桐中3年の宇城和奏さんが開会を宣言。生徒たちは議場で、上田清市長に学校生活などについてさまざまな要望を述べた。
 郡山西中3年の本田将真さんが「通学路が狭く、田んぼに落ちたこともある。道路はみんなの生活を支える基盤なので何とかしてもらいたい」と述べると、上田氏は「道路の拡幅は土地の買収など膨大なお金が必要。今は難しいが、みんなに意見を一つずつ市に投げかけてもらうことで、改善できることもある」と応じた。

木の上から星空を楽しんで 十津川「空中の村」が宿泊サービス

透明ドームを紹介するジョラン・フェレリさん=十津川村


 十津川村の森の中にあるレジャー施設「空中の村」が、ツリーハウスなどを設け宿泊サービスを始めた。豊かな自然を身近に感じながら眠ることができ、利用者からは「落ち着いた環境でリラックスできる」と評判を呼んでいる。
 「空中の村」は、フランス出身のジョラン・フェレリさん(31)が令和2年4月、同村小川の「世紀の森・紀伊半島森林植物公園」の一角にオープン。木々の間に張り巡らせた網の上や吊り橋を歩く「空中ウォーク」などが人気を博す一方、宿泊を希望する声が多く寄せられていた。
 これを受け、昼間とは異なる静かな自然の風景を楽しんでもらおうと、ジョランさんはフランスの技術者らと約1年半かけ敷地内に、ツリーハウス▽透明ドーム▽空中テント▽空中ハンモック|の4種類の宿泊設備をつくった。テントとハンモックは木々の間に渡したロープを使って空中に浮かせた。天候が良ければ満天の星空が楽しめる。
 宿泊設備の近くにはキャンプ場を整備し、シャワー室もある。ジョランさんは「空中ウォークと併せて、施設内で1日中楽しめるようにしている。夜の自然の風景も楽しんでほしい」と話している。
 宿泊は1日10組までで、問い合わせは、21世紀の森・紀伊半島森林植物公園(0746・62・0567)。

天理市の教育・芸術スーパーバイザーに加藤雅也さん

天理市の並河健市長(左)から教育・芸術スーパーバイザーの委嘱状を受け取る加藤雅也さん=同市


 天理市は教育政策特別顧問(教育・芸術スーパーバイザー)に、俳優の加藤雅也さんを起用した。教育や芸術に関する分野で市に提言してもらう。
 加藤さんは平成31年公開の天理市を舞台にした映画「二階堂家物語」で主演して以降、市を題材にした写真展を開いたり、市立小学校で環境問題について考える特別授業を行ったりしてきた。
 委嘱式で加藤さんは「古くから学びの場である奈良という地で、子供たちに人生を豊かにする方法を伝授したい」と抱負を語った。並河健市長は「ぜひ加藤さんの演技や人生の経験を子供たちの学びに生かしてもらいたい」と期待した。
 市は今後市立小学校で、加藤さんを講師に招き、廃棄されるもので芸術作品を生み出す「サスティナブルアート」の特別授業を開く予定という。

軟式野球全国大会へ 健闘誓う天理高

全国大会に出場する天理高軟式野球部のメンバー=天理市


 24日に開幕する第68回全国高校軟式野球選手権大会(主催・日本高校野球連盟)に近畿代表として出場する天理の選手らが天理市役所を訪れ、並河健市長に健闘を誓った。
 天理は2日に佐藤薬品スタジアム(橿原市)で行われた近畿大会決勝で、比叡山(滋賀)を2-1で破り代表の座を勝ち取った。全国大会出場は平成30年以来、5年ぶりとなる。
 石井昭郎主将(17)は「近畿大会が終わってから3週間かけてチームを作り直し、レベルをもう一段上げられるよう練習を続けている」とした上で、「堅い守備からテンポを作るのがチームの持ち味。日本一を目指したい」と話した。並河氏は「自信を持って戦ってもらいたい。身体に気を付けて頑張ってください」と激励した。
 天理は大会初日に北関東代表の茗渓(めいけい)学園(茨城)と対戦する。

橿原市昆虫館 入館者300万人達成

入館300万人目となり記念品を贈られる乾誠二さん(右端)一家=橿原市


 橿原市昆虫館(同市)の入館者数が300万人を突破し、記念セレモニーが同館で行われた。
 平成元年10月に開館した同館は、県内では数少ない自然史系博物館として、昆虫標本など千点以上を展示。放蝶温室では約10種類500頭のチョウを飼育しており、身近で生態を観察することができる。
 セレモニーには、300万人目となった奈良市在住で天理大学付属天理参考館学芸員の乾誠二さん(51)と家族が参加。亀田忠彦市長から認定書や昆虫図鑑、キーホルダーなどの記念品を贈呈された。
 乾さんの長女で小学1年の綾乃さん(7)は「キーホルダーは登校のときにつけていきたい」と笑顔。長男の雄貴さん(7)は、「カブトムシやカマキリを見られて楽しかった」と話した。

特殊詐欺防止へ 高齢者のATM利用を一部制限、南都銀

 増加する特殊詐欺被害を防ごうと、南都銀行(奈良市)は県警と連携し、65歳以上の利用者のATM振り込み・引き出し機能を9月5日から一部制限する。
 対象となるのは、1年以上キャッシュカードでのATM振り込み・引き出し実績がない65歳以上の利用者。キャッシュカードでの振り込みができなくなり、引き出しが1日20万円までとなる。窓口では従来通り取引が可能だ。
 県警生活安全企画課の担当者は「還付金詐欺など、詐欺の手口でATMが使われることは多い」とした上で、「制限をかけることで被害を1件でも減らしたい」と話している。

世界遺産めぐりパス 児童生徒に配布 奈良市 

古都奈良の文化財 世界遺産めぐりパス


 「古都奈良の文化財」の世界遺産登録周年を記念し、奈良市は市内の主要6社寺を無料拝観できる「世界遺産めぐりパス」を、市立小中学校の全児童生徒に配布した。
 対象となる社寺と無料拝観場所は、東大寺(大仏殿)▽興福寺(国宝館)▽春日大社(御本殿)▽元興寺(境内すべて)▽薬師寺(白鳳伽藍)▽唐招提寺(特別公開などを除く)。
 市立小42校と市立中22校の全児童生徒(約2万9000人)に配布済みで、来年1月末まで対象の社寺で提示すると、児童生徒の拝観が何度でも無料になる。市内在住で市外在学の児童生徒は、市のホームページから申請できる。
 問い合わせは、市観光戦略課(0742・34・4739)。

薬師寺からイカロスの陶片出土 そのわけは… 平城宮資料館で展示

薬師寺で出土した陶片(奥)=奈良市の平城宮跡資料館


 翼を付けたギリシャ神話中の青年、イカロスを表した陶片がなぜ薬師寺から出土したのかー。奈良文化財研究所がそんな謎に迫る夏期企画展「イカロスの翼|薬師寺の発掘成果から見る近世と近代」を平城宮跡資料館(奈良市)で開いている。10月1日まで。
 薬師寺境内で平成24年に行った調査で陶片が出土し、過去にも似た破片が見つかっていたが詳細は不明のままだった。このため令和元年から、インターネットや航空史研究家の情報をもとに調べたところ、昭和13年に開催された「第2回全日本帆走飛行競技大会」のために製作された陶製のプレートと分かった。
 同大会は生駒山上からグライダーで、大阪府東大阪市にあった盾津飛行場に向かい滞空時間などを競うものだ。第1回大会では、同じデザインの金属製メダルが選手らに贈られていた。
 出土した陶片は釉薬をかけていない素焼きの状態の未完成品。薬師寺近くの工房で作られたあと廃棄された可能性が浮上。当時、伽藍近くに赤膚(あかはだ)焼の窯元があり、二代松田正柏(しょうはく)がイカロスのプレートを製作していたことが判明した。金属の使用が制限された戦時中、メダルを陶製プレートにかえたことも分かった。
 企画展では、陶片などのほか金属製メダルも展示している。調査した奈良文化財研究所の岩戸晶子・展示企画室長は「全く何か分からないところから出発し、手掛かりから引き出して謎が解け、楽しかった」と話している。
 月曜休館(祝日の場合は翌日が休み)。入館無料。問い合わせは奈良文化財研究所連携推進課(0742・30・6753)。

命の大切さ伝える特攻隊悲話 上牧町職員が朗読劇

朗読劇に出演する上牧町職員ら=同町


 第二次世界大戦末期、鹿児島県知覧町(現・南九州市)の基地から多くの特攻隊員たちが飛び立ち、飛行機もろとも敵艦に体当たりして命を散らした。上牧町は隊員たちを知ってもらい、「命の大切さ」について考えてもらおうと、町職員による朗読劇「特攻隊悲話『最期の恋文』-会いたい、話したい」を4日と5日、町文化センターのペガサスホールで上演する。
 町職員による朗読劇は昨年の学童疎開船「対馬丸」を描いた作品に続いて2度目。今回は知覧特攻平和会館(南九州市)を訪れたことのある高木真之・秘書人事課長が、「死ぬことでしか任務を果たせない悲劇を知ってもらいたい」と特攻隊員を題材に選んだ。
 脚本は高木さんが、同館の協力を得ながらさまざまな文献をもとに書き上げた。軍指定の食堂の女主人、鳥浜トメさんと特攻隊員らの交流を中心に人間模様を描く。
 ある特攻隊員は、出撃前日、トメさんに「ホタルになって帰ってくる」と告げて飛び立った。また別の特攻隊員は婚約者に「あなたの幸せをねがう」とつづった手紙を送り、婚約者から贈られたマフラーを首に巻いて出撃し、命を落とした。
 トメさん役の安達裕代・文化振興課図書館長補佐は「トメは特攻の母として、私財をなげうち、隊員たちを慈しみ愛した人。命の尊さや生きることの意義、大切さを伝えたい」。今中富夫町長は「今の日本の平和は、かつて悲惨な戦争の歴史があってのこと。若い人たちに知ってもらいたい」と話している。
 4日は午後2時から、5日は午前11時から上演。入場無料。全席自由(定員932人)。手話通訳あり。問い合わせは、上牧町秘書人事課(0745・76・2501)。

橿原市の魅力発信 応援大使に福本愛菜さん 

橿原市応援大使に就任した福本愛菜さん(中央)=橿原市


 橿原市は、市出身のタレント、福本愛菜さん(30)を橿原の魅力をPRする市応援大使に任命した。市主催のイベントや交流サイト(SNS)を通じて市内のおすすめスポットなどを発信していくという。
 福本さんは、平成22年にアイドルグループ「NMB48」第1期生としてデビュー。卒業後は吉本興業入りし、新喜劇の研究生を経てタレントとして活動している。県内をはじめ関西で幅広く活躍する福本さんに市の魅力や情報を発信してもらおうと、応援大使への起用が決まった。
 任命式では、亀田忠彦市長が市の特産品とともに応援大使の肩書入りの名刺200枚を福本さんに贈呈した。福本さんは「住みやすい街であることが橿原の一番いいところ」とさっそく魅力をPR。特技のマラソンに絡めて「大和三山を走るマラソン大会ができれば」と夢を膨らませていた。

打ち勝つ野球で優勝旗を 甲子園出場の智弁ナイン、知事を表敬訪問

山下真知事(中央)に健闘を誓う智弁学園野球部の高良鷹二郎主将(右)と中山優月副主将=県庁


 阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で8月6日開幕する第105回全国高校野球選手権記念大会に、県代表として出場する智弁学園(五條市)の選手らが、県庁に山下真知事を訪問し、健闘を誓った。
 智弁学園は7月28日の決勝で高田商に8―1で快勝。今大会5試合で計本の本塁打を放つなど、持ち前の長打力を発揮し、2年ぶり21度目の甲子園出場を決めた。
 この日は高良鷹二郎主将と中山優月副主将、小坂将商監督ら約人が出席。高良主将は「智弁らしく打ち勝つ野球を目標にして、優勝旗を持ち帰れるように頑張りたい」と抱負を語り、小坂監督も「投手のリズムから打撃につなげ、一つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。
 山下氏は「甲子園でも強い気持ちでパワーを発揮し、頂点を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。
 組み合わせ抽選会は8月3日に大阪市内で行われ、初戦の対戦相手が決まる。

「ストファイ」ナンバープレートを限定交付 橿原市

オリジナルナンバープレートをPRする橿原市職員ら=同市役所


 橿原市は、包括連携協定を結んでいるゲーム大手カプコン(大阪市)の人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクターをデザインしたミニバイク用のオリジナルナンバープレートを8月23日から260枚限定で交付する。亀田忠彦市長は「世界各国にファンがいるゲーム。橿原のシティーセールスにつなげたい」と語った。
 ナンバープレートは、6月に発売されたばかりの最新作「ストリートファイター6」と、シリーズでも根強いファンが多い「ストリートファイター2」の2種類を用意。いずれもキャラクターの「リュウ」が道着をまとった後ろ姿や、必殺技の波動拳を放つ姿をあしらっている。
 橿原市のナンバープレートからの交換希望者や市で新規登録する人に交付する。排気量㏄以下が「スト6」と「スト2」各100枚(白色)、51~90㏄が各10枚(黄色)、91~125㏄が各20枚(桃色)。希望番号の選択はできない。
 受付期間は、8月1日午前9時から同17日午後5時15分まで。市ホームページの専用フォームから申し込む。申し込み多数の場合は抽選。

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