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喜光寺でハスの花が見ごろ

 奈良市の喜光寺で、清楚なハスの花が見頃を迎えている。今年は例年より少し遅く、6月中旬から咲き始めたといい、8月初めごろまで美しく咲き誇る様子が楽しめる。
 境内にはピンクが鮮やかな「大賀ハス」など、約種250株のハスが鉢で栽培されている。朝方に咲き始め、昼過ぎにはしぼんでしまうため、午前中からじっくり眺めたり、写真を撮ったりする人の姿がみられた。
 小林澤應副住職(53)は「美しいハスの花を見て、心を癒していただければ」と話した。

ホーランヤの火祭り行事中止 橿原市

橿原市は14日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、8月15日に市内の春日、八幡両神社で予定していた伝統行事「東坊城のホーランヤ」(国選択無形民俗文化財)の火祭り行事を中止すると発表した。
 氏子らが燃え盛る約500㌔の大松明を担ぎ、境内を回る勇壮な行事で、毎年多くの人が訪れている。非公開の神事は予定通り実施する。

傑作ずらり 鎧の「美」堪能 春日大社で特別展

 鎧の魅力を紹介する特別展「Enjoy鎧 日本一の鎧を楽しむ」が、春日大社(奈良市)の国宝殿で開かれている。国宝「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」(鎌倉時代)など約30件を展示。国宝殿は新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、6月5日まで臨時休館していたため、会期を9月23日まで延長した。
 貴族や武家から信仰があつかった春日大社は甲冑や刀剣の宝庫。今回は大鎧や胴丸などの傑作を並べ、その構造や美の理由なども知ってもらうことにした。
 展示品のうち、「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」は威糸が紅花染めで、金物はウメやウグイスなどが意匠化されていて美しい。修理の際の記録写真を通じ、構造まで詳しく分かる。「春日社宝蔵鎧四領之図」(江戸時代)は春日大社に伝わった2領の赤糸威大鎧と2領の黒韋威胴丸の実写絵図で、精細に描かれている。
 国宝殿の渡辺亜祐香学芸員は「鎧はきれいで格好よく、見て楽しめるが、構造を知ればさらに面白くなる。展示を通じ、それが伝われば」と話している。
 会場では、マスク着用など新型コロナウイルスの感染防止対策を呼びかけている。
 大人500円。高校・大学生300円、小・中学生200円。今月13日は展示替えのため休館。問い合わせは春日大社(0742・22・7788)。

「大和茶ビール」共同開発 醸造会社と茶農園がタッグ

地ビールを製造販売する奈良醸造と、大和茶を手掛けるティーファーム井ノ倉(ともに奈良市)が、大和茶の一番茶を使ったビール「Eighty Eight(エイティエイト)」を共同開発した。
 エイティエイトは、ベルギースタイルのビール「セゾン」に、抹茶の原料となる「碾茶」を低温で漬け込み、茶の甘みと香りを引き立てた。ビール1㍑に約4㌘の茶葉を使用。お茶の香りがふわっと鼻に抜ける清涼感も特徴だ。
 数年前に米国のビール会社が抹茶を使ったビールを販売し、日本でもヒットした。奈良醸造の浪岡安則社長(41)は「日本で作る方がおいしいはず。悔しい思いをした」と開発のきっかけを語る。その後知り合ったティーファーム井ノ倉の井ノ倉光博社長(56)と半年かけて研究を重ね、ようやく思いが結実した。
 「ビールとお茶の境界線を探り、雑味がなく、すっきりとした味わいに仕上がった」と浪岡さんが言えば、井ノ倉さんも「ビール造りに茶葉を提供したのは初めて。お茶という商品の幅が広がった気がする」と語る。2人は「奈良においし

大和茶ビールを共同開発した、奈良醸造の浪岡安則社長(左)とティーファーム井ノ倉の井ノ倉光博社長=奈良市

いものがたくさんあることを全国の人に知ってもらいたい」と口をそろえた。
 奈良醸造の工場(週末のみ)やオンラインストアなどで購入できる。価格は商品名にちなみ880円。

老舗ライブハウス 待望の営業再開 創業40年

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月末から休業していた奈良市の老舗ライブハウス「ビバリーヒルズ」が約4カ月ぶりに営業を再開した。店とゆかりのある著名アーティストのTシャツの売り上げで苦境を乗り切ったといい、坂口照太郎代表(42)は「一度は閉店も考えましたが、奈良の音楽の灯を消したくなかった。待っている人たちの期待にも応えたかった」と感慨深げに話す。
 ビバリーヒルズで待望のライブが開かれたのは6月27日。奈良市在住のパーカッション奏者、スティーヴエトウさん(62)の演奏に、応募で選ばれた約10組の観客が酔いしれた。
 音漏れ対策で扉を開けられないため、厨房の大型換気扇をフル稼働。ライブを2部制にして観客の入れ替え時に換気した。また、客席の最前列を空席とし、演者にはステージ後方に下がって演奏してもらうなど万全の感染対策を取った。定員は通常55人だが、当面は20人程度に縮小して営業する予定だ。
 休業中は家賃などの固定費を稼ぐため、アーティストの応援メッセージ入りTシャツを販売。店で演奏したことがあるウルフルズや押尾コータロー、嘉門達夫らがメッセージを寄せてくれたといい、この売り上げで窮地を脱したという。
 坂口さんの信条は「コンサートやライブは生で見てこそ」。だが、外出自粛要請の期間中、思いがけぬ心変わりがあったという。常連客のありがたさに改めて気づき、「音楽の楽しさを届けるにはどうすればいいのか」と思案。思い立ったのが、ライブの動画配信だった。
 ビバリーヒルズは今年で創業40周年。平成25年に66歳で亡くなった父の照人さんから後を継いだ坂口さんは、映像配信に力を入れようと、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で8月末まで機材の購入資金を募っている。坂口さんは「ライブハウスから足が遠ざかった人も多いはず。音楽の楽しさや熱量を改めて体感してほしい」と話している。

廃寺の仏さま 数奇な運命探る「ソムリエの会」小倉さんが書籍刊行

 NPО法人「奈良まほろばソムリエの会」の会員、小倉つき子さん(69)が、廃寺となった寺院に祭られていた仏像の現状を探る活動に取り組み、その成果をまとめた「『廃寺のみ仏たちは、今』奈良県東部編」(京阪奈情報教育出版、税別950円)を刊行した。現在安置されている寺院や地区収蔵庫など約カ所を対象としており、貴重な記録になりそうだ。
 古代から数々の寺院が建立された県内では、神仏分離令や寺院の衰退で行方知れずとなった仏像もあれば、県内外の寺院や地域で大切に守られている仏像もある。小倉さんはそうした数奇な運命に興味を抱き、平成30年秋から約1年かけて取材。さまざまな事情に翻弄された仏像の「今」に迫った。
 「『廃寺のみ仏たちは、今』奈良県東部編」では、各地の廃寺と移された仏像について紹介。国宝仏から秘仏まであり、このうち古代に桜井市に創建され、その後廃寺となった粟原寺から流出したと口伝されている仏像は、長野市の清水寺などに行き着いたとされる。
 また、神仏分離令により一帯で唯一残った山添村の薬音寺には、廃寺の仏像が集められ、木造仏像群として村文化財に指定されている。十一面観音菩薩立像など18体が平安時代の一木造りという。
 このほか、由緒不明の極楽寺(奈良市)の阿弥陀如来坐像など県文化財3体や、宇陀市西峠区の住民に守られる薬師如来坐像(県文化財)も紹介。仏像がたどった運命に思いをはせることができる。
 小倉さんは「取材を通じ、仏さんだけは守ろうという奈良の人たちの信仰心を感じた。だが、山間部では70~80代の人が守っているところが多く、次世代にどう引き継いでいくかが課題となっている」と話しており、今後は奈良盆地編にも取り組む意向だ。

王寺プレミアム回数券「5千円分」半額で販売

王寺町は新型コロナウイルスの影響で打撃を受ける飲食店を応援するため、王寺プレミアム回数券(1冊500円券10枚つづり)を8日から販売する。額面5千円分の金券として使える回数券が1冊2500円で購入でき、王寺グルメをお得に堪能できる。
 回数券は、コロナ禍で影響を受ける飲食店などを応援するため、同町商工会などが立ち上げた「王寺わんチームプロジェクト」の一環。5千円のうち半額分は町が負担する。
 町観光協会、町商工会、町食品衛生協会のいずれかに加盟する町内の39店舗で利用できる。居酒屋やカフェ、焼肉、スペインバルなど、さまざまなジャンルの店舗がそろっており、各店舗が店専用の回数券をそれぞれ120冊販売。1人1店舗3冊まで誰でも購入可能で、売り切れ次第終了する。利用期間は9月30日まで。
 オープニング企画として8日午前11時と午後5時からの2回、同町の「りーべる王寺東館」2階入り口付近で、各店の回数券20セットを限定販売する。
 町の担当者は「町内の人気店舗も参加しています。王寺の絶品グルメを堪能してください」とPRしている。

20チーム、熱戦火ぶた 産経新聞社杯奈良市学童野球

 奈良市内の20チームが参加する「第42回産経新聞社杯奈良市学童軟式野球大会」が5日、奈良市針ケ別所町の旧六郷小学校グラウンドで開幕し、1回戦4試合が行われた。
 当初は6月7日に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。「密」を避けるため開会式を取りやめ、両チームの選手全員が対面する試合開始のあいさつは主将のみで行うなど、感染防止対策が徹底された。
 奈良市学童軟式野球連盟の礒田清俊理事長は「試合ができる喜びをいっそう感じさせる大会となった。コロナ対策を万全にし、全試合を無事にやり遂げたい」と話した。
 11、12日に2回戦と準々決勝、18日に準決勝と決勝が行われる予定。1回戦の試合結果は次の通り。
  山陵クィーンズ9―1かすみの▽やまと11―2山辺スーパーフェニックス▽大宮ホワイトベアーズ2―1飛鳥紀寺スポーツ少年団▽奈良ジュニアファイターズ5―1大安寺アパッチライオンズ

ボーガンを有害がん具刃物類に指定

兵庫県宝塚市の住宅で、ボーガンと呼ばれる洋弓銃で家族ら4人が撃たれ死傷した事件を受け、県はクロスボウ(ボーガン)を県青少年健全育成条例の有害がん具刃物類に指定した。
 生命や身体、財産に危害を及ぼす恐れがあり、青少年の犯罪を誘発し、健全な育成を阻害する恐れがあるため。販売業者などが青少年に販売した場合、30万円以下の罰金が科せられる。

大和西大寺駅に案内「AIロボ」 

奈良市の近鉄大和西大寺駅で1日から、人工知能(AI)を搭載した案内ロボットの運用が始まった。南北自由通路の部分供用が今春始まった同駅には、すでに大型マルチディスプレーなども導入。同駅は「近未来ステーション」を目指しており、いずれも近鉄の駅では初めて。
 近鉄は、利用者へのサービスや安全性の向上、駅係員の業務負担軽減などを目的に、先端技術を活用する近未来ステーション構想を掲げている。
 同駅ではこの日、案内ロボット2台の運用がスタート。大型の「アリサ」が改札内、小型の「リン」が改札外にそれぞれ設置され、乗車・乗り換えや駅周辺などの案内に4カ国語で対応する。女性の姿で対話も可能な「アリサ」は、特に駅構内の店舗情報に詳しく、記念撮影にも応じる。
 また、改札口の見守りシステムも開始。カメラ映像をAIが解析し、白杖を持った人や車いす利用者を検知し、パソコン、表示灯により駅務室の係員に伝える。このほか、大型マルチディスプレーで発車時刻や乗り場などの情報を分かりやすく提供するほか、構内店舗の従業員らを対象に指紋認証改札システムも導入した。
 同駅は奈良線、京都線、橿原線が乗り入れるターミナル駅で、乗り換え客を含めて1日に10万人以上が利用する。
 近鉄総合企画部の西矢里子課長は案内ロボットについて「わくわく感を持ってもらえるようにエンターテインメント性も加えた」と話している。

奈良トヨタグループ 2社の本社機能を統合

 奈良トヨタグループは1日、奈良市の奈良本社で、奈良トヨタ自動車とトヨタカローラ奈良の移転統合に伴う協業プロジェクト出発式を開催した。両社の営業や総務などの本社機能を統合したことで、より迅速なサービスが実現できるという。
 奈良トヨタグループでは、5月にトヨタ自動車の国内販売会社による全車種の取り扱いが始まったのに合わせ、両社の移転統合を計画。新型コロナウイルスによる自粛期間中に社員らが協力して移転を行った。
 この日は移転セレモニーが開かれ、同グループの菊池攻社長が「田原本は営業本部、奈良は管理本部ときっちりと分けることで、生産性を上げていきたい」と話した。同グループ公式キャラクター「まほろばトヨ太子」のテーマソング発表会なども行われた。

電車遅延…原因はカメ JR和歌山線、ポイントに挟まる

 6月30日午前9時35分ごろ、香芝市下田西のJR和歌山線香芝駅構内で、信号が赤になったまま変わらない状態になった。JR西日本によると、カメが線路に入り込み、電車の進行方向を変える「ポイント」に挟まっていたのが原因という。これにより、同線は高田-王寺間で約40分運転を見合わせ、上下線計4本が最大36分遅延するなど約200人に影響した。

末光副知事に聞く「コロナ後」の経済施策

 新型コロナウイルスの影響で悪化する経済をいかにして立て直すか。財務省総合政策課企画室長を経て県総務部長を務め、4月に副知事に就任した末光大毅氏(43)に、県内経済の現状分析と今後の戦略を語ってもらった。
 ーコロナによる経済危機をどう見ているか
 「例えばリーマン・ショックでは金融の機能が停滞し、需要と供給が落ち込んだが、今回はウイルスという経済活動以外の外生的な要因で突然かつ広範に起きたのが特色だ。特に移動や物理的な接触を伴う商品やサービスの業種に偏って影響が出た。事業者の健全性とは無関係に経営リスクが高まった業態もある。県としては供給面、需要面の特色を踏まえ、まずは『今』に対する応急措置と『これから』の回復支援の両面を講じていく」
 ー応急措置として、県は3月末に無利子、無保証料の思い切った制度融資に踏み切った
 「経営の健全性に問題のない事業者が、いきなり血が止まったので窒息しそうだと。絶対に救わなければいけないので、大胆な制度融資を講じた。また、経営・就労にかかわる相談窓口も、国だけではキャパが足りなかったので、各種相談窓口の設置などを行った」
 ー「これから」の回復支援の考え方は
 「日本や世界の経済社会活動がどのように変化するかに目配せをしながら考える必要がある。奈良から大阪に毎日出勤する必要がなくなり、その分地元のお店の消費が増える可能性も大いにあると思う。どこで働いてどこで消費するか、変化を見ていくことが大切。奈良は就労でも消費でも大阪に出かけていく率が多かった分だけ、移動の見直しはメリットが大きい。『日々のわくわく』を提供するサービスや商品の担い手の余地が奈良に出てくる。暮らしを充実させ、県内でうまくお金が回る構造に変えていくチャンスだ」
 ー県民向け県内宿泊の割引キャンペーンを6月補正予算案に計上した
 「県民が県内の宿泊や食事の魅力に改めて触れるきっかけとなり、県民同士で経済を支え合う構造につながっていくことを期待したものだが、一過性の売り上げ回復で終わらせるのはもったいない。キャンペーン商品を組成する際、例えば周辺スポットへのアクセスを組み込むなど、満足度が高まり、持続的な売り上げ改善につながるような新しい工夫を試す機会ととらえてほしい」
 ー危機の先の戦略は
 「今回のコロナで奈良が提供できるものがあるとしたら、『新しい時間の過ごし方』ではないか。今までの時間的、場所的制約では果たしえなかった楽しみ方を見つけていく工夫が問われている。バケーション(休暇)とワーク(仕事)を両立させる『ワーケーション』の取り組みが他県のリゾート地で始まっているが、奈良でもできるのではないか。神社仏閣巡りや、南部東部であれば吉野の桜や天川の紅葉、御杖の霧氷、野迫川の雲海といった自然現象がある。こういったものは土日に来て見られるというものでは必ずしもない」
 ー神社仏閣などでは期間限定の公開も多い
 「有給を取って唐招提寺(奈良市)に鑑真和上像を拝観しに行ったことがあるが、奈良にいるからこそのぜいたくだ。東京の勤め人だったら、たぶん定年するまで来られない。都市圏の企業ではリモートワークへの対応が課題となっており、就職先としての魅力を維持するためにもその取り組みは不可逆的に進むだろう。例えば奈良に1カ月程度滞在し、リモートワークをしながら史跡を巡ったり、奥大和を周遊したりするニーズは必ずある。使われなくなった施設や空き家なども活用し、奈良でしかできないワーケーションが実現すれば、県内外の人がより幸せになれる」

三郷町の児童文学作家、武鹿悦子さん新作絵本「カリカリのぼうけん」

 絵本「くすのきだんち」シリーズなどで知られる三郷町在住の児童文学作家、武鹿悦子さん(91)がネズミを主人公とする新作絵本「カリカリのぼうけん」(リーブル、1430円)を刊行した。
 ネズミのカリカリが自分の住む家を探す旅に出かける物語。旅の途中に出合う花や虫、鳥、貝などとの交流を通じて成長し、ついにすてきな場所を見つける。
 絵本の制作に際しては、月刊「保育の友」(全国社会福祉用議会)2017~18年版の表紙を使用。フェルト人形作家の凪さんと亀田龍吉さんが撮影した写真をつなぎ合わせ、一つの物語を作り上げた。
 武鹿さんは「一人で人生を踏み出すカリカリのさみしさと強さ、そして優しさを描いています。小さな冒険の中にあるワクワクする楽しさを、今の子供たちに伝えたい」と話している。

中川政七商店が初の複合商業施設 ならまちに今秋オープン

日本の伝統工芸雑貨を販売する創業約300年の老舗「中川政七商店」(奈良市)は今秋、同市の旧市街地・ならまちに初の複合商業施設をオープンする。施設内には同社の旗艦店や飲食店が入居。コワーキングスペースも設け、まちづくりを志す人が集い、事業の創出を促す交流拠点を目指す。
 施設は3階建てで、古民家が立ち並ぶ奈良市元林院町に建設される。敷地面積は約419平方㍍。東大副学長を歴任した建築家、内藤広さんが設計を手掛け、開放的なガラス窓と周囲の町並みに溶け込む瓦屋根が特徴となっている。
 施設には、「ミシュランガイド」で一つ星を獲得した飲食店が関西初出店するほか、高品質のスペシャリティコーヒーを提供するコーヒーショップも入居する予定。
 人材育成や企業支援を通じ、奈良の活性化を目指す「N.PARK PROJECT(エヌ・パーク・プロジェクト)」の拠点として、さまざまなワークショップやイベントを展開する。
 同社広報担当の佐藤菜摘さんは「デザイナーや事業者が集い、新たなまちづくりに活用してもらえれば。地元の誇りとなり、県外からお越しになる方が奈良に魅力に感じていただけるランドマークになることを目指したい」と話した。

地震や信仰…江戸の町記録を紹介 奈良市史料保存館

史料を通じ、江戸時代の生活の諸相を伝える企画展示「町記録の魅力|書き継がれた300年の歴史|」が、奈良市脇戸町の市史料保存館で開かれている。7月19日まで。
 奈良の町民生活や近世の都市共同体のあり方を知ってもらおうと、5つの町の記録を展示。このうち「井上町町中年代記」(市文化財)には、嘉永7(1854)年に伊賀で発生した地震で約180人の死者が出て、春日社参道の石燈籠が残らず倒れたとの記述がある。
 また、「萬大帳」(市文化財)は現在の奈良市東向北町の記録。春日社に燈籠を奉納し、永代灯明料を納めたにもかかわらず、灯明がともされていないことに気づいた町の人がどう対処したのかを紹介。当時の庶民の暮らしぶりがうかがえる。
 月曜休館。無料。問い合わせは市史料保存館(0742・27・0169)。

県高野連、トーナメント制を正式決定

県高野連は、新型コロナウイルスの影響で中止となった夏の全国選手権奈良大会に代わる独自大会について、1チーム1試合の対抗試合方式を見直し、トーナメント方式の「令和2年度県高校夏季野球大会」に変更する。当初は7月11日に開幕する方針だった日程は、同18日~8月1日、同5、6日の計17日間と決まった。
 会場は橿原市の佐藤薬品スタジアムで、予定通りに日程を消化すれば8月5日に決勝が開かれる。五回終了時に10点差、七回終了時に7点差がつけばコールドゲームとする通常の公式戦ルールを適用。九回終了時に同点の場合は、十回からタイブレーク方式で延長戦を行う。
 6月23日に参加校の申し込みを締め切り、7月6日に田原本町の県立教育研究所で組み合わせ抽選会を開く。抽選会には各チームの主将と責任教師が出席し、昨秋の近畿大会県予選で4強入りした智弁学園、奈良大付、天理、奈良がシードされる。開会式は行わず、事前に希望を募り抽選で選ばれた主将1人が、抽選会後に選手宣誓する。
 大会では3年生全員を選手登録できるが、ベンチ入りは20人。試合ごとにメンバー変更ができる。原則は無観客だが、3年生の保護者については選手1人に3人まで(登録制)、1、2年生の控え部員も入場を認める。
 県高野連の永井工仁会長は19日に県立高取国際高校(高取町)で開いた理事会後、「残された日々を全力で練習し、自分を信じ、仲間を信じ、思いきり野球を楽しんでほしい。感染予防や練習など一人一人ができることに全力を尽くし、大会を迎えてもらいたい」と話した。

DMG森精機 JR奈良駅前に研究開発拠点

 工作機械大手のDMG森精機は、JR奈良駅近くの奈良市三条本町に研究開発拠点「奈良商品開発センタ」を令和4年春に開設すると明らかにした。
 同社は創業地の大和郡山市に事業所がある。広報担当者は「奈良は重要な場所。駅から徒歩1分のアクセスを利用し、奈良・大阪・京都の優秀な人材の採用や、技術者の交流を推進する拠点にしていきたい」と話している。
 JR奈良駅東口ロータリーの南にあった奈良交通のバス操車場跡地に建設予定。敷地面積3624平方㍍で6階建て。古都奈良の調和をコンセプトに、建築家の隈研吾氏にデザインを委託している。

吉野ヒノキのマスク開発 吉野町の製材会社

 吉野町の集成材メーカー「南都木材産業」が、地元産ヒノキのかんなくずを素材とする「吉野ひのきマスク」を開発し、評判を呼んでいる。江藤拓農林水産相が記者会見で着けたことで知名度がアップ。注文が殺到しているといい、福田富夫社長は「木目が詰まった吉野ヒノキのしなやかな着け心地と豊かな香りを楽しんでほしい」とアピールしている。
 福田社長が木製マスクを試作したのは、新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が深刻になった2月ごろ。「心地良かったのでしばらく着けていたら、花粉症も楽になった気がした」。さらに試行錯誤を重ね、商品化にこぎつけた。
 かんなくずは0・01㍉と極薄だが、木目が詰まった樹齢約100年のヒノキを使っており、しなやかで破れにくいのが特徴だ。
 顔の形にフィットするように手作業で折り曲げ、タック入りの立体マスクに成型。ゴムひもの長さは、ヒノキのビーズで調整できるよう工夫されている。紙や布と違って空気を透過しないが、マスクの内側に空間が確保されるため、息苦しさはない。アルコールで除菌すれば繰り返し使用できるという。
 江藤氏は5日、閣議後の記者会見で吉野ひのきマスクを着用。県選出の高市早苗総務相から贈られたという。福田社長は「ヒノキは消臭、抗菌、リラックス効果があり、マスクにぴったり。使えば使うほど艶も出ます」とこれを機会に吉野材もPRしている。
 3枚セット1650円。インターネットで販売している。問い合わせは南都木材産業(0746・32・8409)。

県内の景況感 4~6月期、リーマン時並みのマイナス

奈良財務事務所は、県内の法人企業景気予測調査(4~6月期)の結果を発表した。新型コロナウイルスの影響で、景況感が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」とした企業の割合を差し引いた景況判断指数(BSI)は全産業でマイナス65・4となり、リーマン・ショック後の平成21年1~3月期(マイナス65・8)並みの落ち込みとなった。
 無作為に抽出した資本金1千万円以上の107社に調査票を送り、78社から5月15日時点の回答を得た。
 BSIは製造業(社)でマイナス67・7となり、前回調査(1~3月期)のマイナス27・8から大幅に悪化。非製造業(47社)もマイナス63・8で、同じく前回調査のマイナス21・6から大きく落ち込んだ。
 7~9月期の予測は、全産業でマイナス30・8、10~12月期はマイナス12・8の見通し。
 奈良財務事務所は「感染症の影響が続くことへの懸念など、先行きに不透明感を持つ企業が多い」としている。

天然素材の夏用マスク 中川政七商店が販売

日本の伝統工芸雑貨を販売する創業約300年の老舗「中川政七商店」(奈良市)は、蒸れにくく肌に優しい天然素材の夏用マスクをオンラインショップで販売している。
 肌に密着する不織布マスクは汗で蒸れやすく、かゆみやニキビなど肌荒れの原因にもなるとされ、同社はガーゼを研究している京都・中京区のブランド「NADELL(ナデル)」と共同企画した。
 広報担当の佐藤菜摘さんは「肌トラブルの原因になりがちな化学繊維は使用せず、オーガニックコットンを3層に重ね、吸水性と肌当たりの良さを実現しています」とPR。ウエディングドレスや洋服を手掛ける職人がマスクの縫製を担当し、シルエットの美しさにもこだわったという。
 オンラインショップではすでに予約を受け付けており、22日から直営店舗でも取り扱う。大人用2400円、子供用1500円(ともに税抜き)。

トヨタ、新型「ハリアー」発売、広陵店もお披露目

奈良トヨペットとネッツトヨタ奈良(ともに奈良市)は今月17日、新型ハリアーの記者発表会と5月にオープンした県内初の合同店舗となる広陵店のお披露目会を行った。
 この日発売された4代目の新型ハリアーは、ガソリン車とハイブリッド車(HV)があり、エクステリアとインテリア、走行性能、先進安全性能が進化。価格は299万~504万円で、県内全てのトヨタ販売店で取り扱われる。
 広陵店には全長約150㍍のキッズカートを併設。土曜祝日に予約制で電動カートを体験できる。初回は1時間850円、2回目以降は30分300円。
 奈良トヨペットの菊池武之祐社長は「初代から人気があった車だが、一層磨きがかかり、優美さは奈良県の雰囲気にぴったり。運転手だけではなく、歩行者にも安全な車になっている」と話した。

屋外で乾杯 奈良ホテルのビアテラス盛況

奈良ホテル(奈良市高畑町)の新館テラスガーデンで、古都の街並みを眺めながら飲食が楽しめる「ビアテラス」が盛況を博している。今年はテーブルを2㍍間隔で設置し、個別盛りで料理を提供するなど、新型コロナウイルス感染対策を徹底している。
 今年は創業111周年を記念したプランを用意。「チキンココナッツ煮込み ナン添え」や「プリプリ海老のフリットマヨネーズソース」など8品の料理と、生ビールやスパークリングワインなどの飲み放題がセットで楽しめる。
 友人と3人で訪れた斑鳩町の主婦、久保和子さ(73)は「久々に会えて幸せ。屋外の開放的な場所でゆっくりできていいですね」と笑顔。
 同ホテル営業企画課の津川あかねさんは「景色がいいので、古都の良さを感じながら食事やビールを楽しんでほしい」と話している。
 ビアテラスの営業は9月30日まで。営業時間は午後5~8時(7月からは同9時まで)。今月中はオープン記念価格として1人4900円(2日前までに予約が必要、7月からは同5500円)。荒天中止。問い合わせは同ホテルレストラン予約(0742・24・3044)。

県総体で「奈良1位」決定 県高体連、3年生出場呼びかけ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今夏に開催予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)と県予選の中止を受け、県高校体育連盟は、8月下旬から開催予定の県高校総合体育大会(県総体)に3年生の出場を呼びかけるとともに、全競技で参加チームの1位を決める方式で開催する方向で、各競技の専門部と検討していることが分かった。
 県高体連によると、県総体は県内の高校に通う高校生全員が参加でき、一部の競技ではこれまでも3年生が出場してきた。ただ、多くの3年生が進学などでインターハイ県予選を最後に部活動を引退するため、1・2年生中心の大会となっていたという。
 県総体は全国大会の予選と位置付けておらず、サッカーやバレーボール、バスケットボールなどは出場校をブロックに分けて順位づけし、県内1位を決めていなかった。ただ、コロナ禍で多くの大会が中止され、学校や生徒らから進路への影響を不安視する声があったことから、参加チーム全体で順位がつけられるトーナメント方式に変更。可能な限り〝県内1位〟を決められるよう、各競技の専門部と協議しているという。
 すでに3年生の出場機会を設ける動きも活発化。県高体連陸上競技専門部は5月の常任委員会議で、同月開催を断念した県高校記録会を7月にずらし、8月に予定しているユース対校選手権に「3年生の部」を追加することを決めた。一方、全国高体連の空手道専門部は、3年生を対象にした「形」(かた)の全国大会をオンラインで実施すると発表している。
 県教委は、県立高校の部活動について段階的に再開させる方針を決定。練習試合は19日から解禁となる予定だが、会場となる屋内施設は人数制限が続いているほか、臨時休校の影響で夏休みが短縮されるなど日程的な課題も多い。県高体連は開催可否や感染防止策などについて、今後も各競技の専門部と検討を重ねるという。

消毒用エタノール「地産地消」進む 酒蔵が手作業で出荷

新型コロナウイルスの感染予防のため、全国的に不足する消毒用エタノールの代替品を酒蔵が出荷し、地元の医療機関などに届ける「地産地消」の動きが県内で広がっている。代替品は日本酒の吟醸酒などに添加されるアルコールの醸造用エタノール。濃度が60~70%台と高く、引火の危険を伴うため、瓶詰めなどの工程は手作業だ。
 厚生労働省は4月、消毒用エタノールの需給逼迫を受け、日本酒の吟醸酒などに添加される醸造用エタノールについて、殺菌作用の高い濃度60~83%の範囲内で代替品として用いることを認可。国税庁も今月1日から、「飲用不可」の表示を条件に酒税を免除することを決めた。
 こうした動きを受けて今月、奈良市の八木酒造と奈良豊澤酒造、葛城市の梅乃宿酒造、吉野町の北岡本店が相次いで出荷を始めた。
 奈良豊澤酒造では、サトウキビを発酵、蒸留させた濃度95度の醸造用エタノールを県外の大手酒造メーカーから仕入れている。
 代替品は水で濃度77度に希釈し「エタノール77」と命名。19日に行われた最初の瓶詰め作業では、引火しないよう細心の注意が払われた。
 通常は工場内の電動機械で瓶詰めされるが、摩擦熱による引火を防ぐため、屋外に手動の充填機を設置。作業にあたる工場長や杜氏ら5人のうち、充填機のノズルに瓶の口を差し込む2人は、静電気による引火を防ぐビニール製の作業着と手袋を着用した。キャップを締めるのも手作業で、1人が締めた後、もう1人が締まり具合を入念に確認。ラベルを張り、21日に出荷を開始した。
 県医療政策局薬務課によると、消毒用エタノールは県内の病院だけで1日150㍑程度が消費される。中森正晃課長は「社会福祉施設などでも手に入りにくい状態が続いており、地元の酒蔵による支援は非常にありがたい」と喜ぶ。
 奈良豊澤酒造は500㍉㍑入りの「エタノール77」を、県と奈良市の医療機関に向けて計600本を寄贈。1本1210円で販売を始めた。豊澤孝彦社長は「日本酒メーカーだからできることをやろうと考えた。地元での不足解消と感染予防につながれば」と話している。

医療用ガウン1000着届く 匿名で大和高田市に

「お役に立ててもらえたら幸いです」
 18日午前9時ごろ、そんなメモ書きが添えられた匿名の段ボール48箱が、静岡県からトラックで大和高田市役所に運び込まれた。中身は医療用ガウン千着。すぐに職員の手で同市立病院に届けられた。
 市は同病院での医療用ガウン不足を補おうと、職員らがごみ袋を使った代用ガウンを作成。市民にも雨がっぱの提供やガウンの作成を呼び掛けていた。
 市の担当者によると、配送業者からは「ホームページで医療用ガウンの不足を知り、お役に立てればと思い寄付されたようです」とだけ伝えられ、送り主が市にゆかりのある人物かどうかは不明。
 市の新型コロナ対策本部には14日、静岡県在住を名乗る女性から「医療用ガウンを郵送で寄付したい」と電話で申し出があったが、名前などは明かさなかったという。
 市にはこれまでマスクや消毒液などが寄せられてきたが、今回の匿名の寄付に堀内大造市長は「非常にありがたい。有効活用させていただきたい」とコメントした。

「梅の宿 ゆず酒」フランスの国際コンクールで銀賞

梅乃宿酒造が醸造した「梅の宿 ゆず酒」が、フランス・リヨン市で4月に開催された「第10回リヨン・インターナショナル・コンクール」のリキュール・スピリッツ部門で銀賞に輝いた。
 同コンクールは地元のソムリエ協会などが後援し、ワインビール部門など3部門がある。リキュール・スピリッツ部門には20カ国268銘柄がエントリー。日本の蔵元は13社28銘柄が参加し、2銘柄が金賞、「梅の宿 ゆず酒」を含む6銘柄が銀賞を受賞した。
 梅乃宿酒造リキュール製造課の大川篤史係長は「九州から関東まで、さまざまな産地の国産ゆず果汁を用い、日本酒とブレンドしました。個性的になりすぎない安定した味わいが評価されたのでは」と喜んだ。

オンラインで書評合戦 生駒市図書館で24日開催

生駒市図書館は24日、公立図書館では全国初となる「オンラインビブリオバトル」を開く。ビブリオバトルはお気に入りの本をプレゼンする書評ゲーム。同館で毎月開催されているが、3~4月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止に。この機会にオンライン方式で開催し、新たな参加者を獲得する考えだ。
 開かれるのは「第72回知的書評合戦ビブリオバトルinいこま『オンラインビブリオ』」で、24日午後2時半から約1時間の予定。生駒ビブリオバトル倶楽部員らが、ビデオ会議サービス「Zoom(ズーム)」を利用して書評合戦し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信する。
 誰でも観戦でき、投票やコメントも自由。西野貴子館長は「ちょっと興味はあるけど、図書館に来るというハードルがあって参加したことがない、という人も気軽に入り口に立てる。裾野を広げていきたい」と話している。

イオンモール大和郡山 駐車場での商品受け取りサービス開始

 イオンモール大和郡山(大和郡山市)は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イオンネットスーパーで注文した商品を車に乗ったまま受け取れるサービスを始めた。近畿のイオンモールでは初めての試み。
 午前10時までにネットで注文を済ませ、午後3~6時に同店の駐車場へ。電話で注文番号を伝えると、5分以内にフェイスシールドをしたスタッフが商品を持ってきてくれる仕組み。前々日の午後3時から注文できる。
 奈良登美ヶ丘、橿原の両イオンモールも日から同様のサービスを始めた。

公用車を「飛鳥ナンバー」に 橿原市,明日香村

橿原市と明日香村は、公用車のナンバープレートを11日に交付が始まった「飛鳥ナンバー」に切り替え、キトラ古墳壁画の保存・展示施設「四神の館」(同村)で出発式を行った。
 橿原市の公用車のナンバーは、藤原京に遷都された年にちなみ「694」。明日香村は乙巳の変から「645」となっている。
 飛鳥ナンバー協議会長を務める橿原市の亀田忠彦市長は「観光、地域振興などへの波及効果を期待する」と話し、明日香村の森川裕一村長は「5自治体が協力して飛鳥ブランドをつくっていきたい。朱雀が描かれたナンバーで、夢と希望が広がることを願っている」と述べた。

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