14年で入館20万人達成 川上村の「森と水の源流館」
川上村の豊かな森と水の恵みを体感できる学習施設「森と水の源流館」の入館者数が、平成14年4月の開館から14年目で20万人を超えた。
20万人目の入館者となったのは、今月9日に入館した奈良教育大(奈良市)の次世代教員養成センターの中澤静男准教授と学生ら10人のグループ。「持続可能な社会づくり」に向けた教育推進事業の一環として、川上村の森林や林業に関するフィールド研修で村を訪れていたという。
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特大茶碗で豪快に一服 西大寺で「大茶盛式」
奈良市の西大寺で15日、特大の茶碗で茶を回し飲む恒例行事「大茶盛式」の初釜が行われ、訪れた参拝者らが新春の豪快な一服を楽しんだ。
鎌倉時代の高僧・叡尊上人が神社に供えた茶の残りを振る舞ったのが由来とされ、参加者は直径30センチ以上の特大茶碗で、助け合いながら茶を回し飲んだ。
東京から夫(38)と訪れた公務員、米田真梨子さん(35)は「申年生まれなので、今年はいいことがあればうれしい」と笑顔で話していた。
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【奈良テレビおすすめ!】『NEXT-輝け!アスリートたち「ラグビー・立川選手」』 (16日午後9時半から)
◇『NEXT-輝け!アスリートたち- 「栄光からの新たな挑戦!ラグビーW杯日本代表・立川選手」』
(16日午後9時半から)
2015年ラグビーW杯日本代表として活躍した天理市出身の立川理道選手のインタビューを放送。大学を卒業してからの4年間は日本代表の進化のプロセスと重なります。スランプの苦悩と南アフリカ戦の歓喜、2019年のW杯日本開催への思いを聞きました。
そして、今年新たに始まる挑戦、スーパーラグビー「サンウルブズ」には立川選手とともに天理大学出身の井上大介選手も加わります。4歳からトップリーグ・クボタまで同じチームでプレーしてきた同級生コンビの思いとは・・・。また、年末年始の高校サッカー・高校ラグビーの戦いも振り返ります。番組では、お年玉として、素敵なプレゼントも準備しています! お見逃しなく!
奈良テレビ放送のホームページはhttp://www.naratv.co.jp/
災害時に子供を守るには? 子育て世代へ「防災BOOK」 生駒市作成
生駒市は、地震などの大規模災害が発生した際に妊婦や幼い子供を守るための備えをまとめた「防災BOOK」を5千冊作成した。市健康課やこども課の窓口、子育て支援総合センターなどで無料配布している。
同市は平成26年から、妊産婦やその家族を対象に育児に関する知識を提供する「パパ・ママ教室」を開催。その中で、災害発生時に避難や必要品の調達が難しい子育て世代への防災情報の発信が重要と判断、作成したという。
冊子は〈災害対応編〉と〈知識編〉の2部構成で持ち運びしやすいようにと、ジャバラ折りのコンパクトなサイズ(縦20センチ、横13センチ)。スーパーのレジ袋とタオルで手作りできる簡易オムツの作り方や、哺乳瓶なしでミルクを飲ませる方法など、子育て家族に必要な情報を紹介。市が避難所に指定している小中学校や病院、幼保育園などの位置を分かりやすく示した防災マップも掲載した。
市危機管理課の甫田和佳子係長は、「生駒市には子育て世代の転入が多く、地理感覚が薄い人も多いため、防災マップは欠かせない」とし、「妊婦さんは10カ月の間で身体の変化に加え必需品の増加など、環境がめまぐるしく変わる。常に携帯し、災害時に備えてもらえれば」と話した。問い合わせは、同市危機管理課(☎0743・74・1111)。
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外国人旅行者「売上げに貢献」 奈良大生が宿泊施設調査 リピーター課題
奈良大学の学生らが、昨年から増加が注目されている外国人観光客(インバウンド)の実態調査を奈良市街地の宿泊施設で実施した。4割が売り上げに「非常に貢献している」と回答する一方、リピーターの割合は平均1・8%と低く、言語の違いによる意思疎通の難しさなどが課題となっていることも明らかになった。
同大社会学部総合社会学科(旧・社会調査学科)の2回生5人が社会体験実習として昨年秋、尾上正人教授の指導で奈良市街地の旅館・ホテルなどの宿泊施設42軒に調査票を配布。うち32票を回収し、分析した。
「売り上げに貢献しているか」という質問では、40%が「非常に貢献している」と回答、「やや貢献している」も53・3%に上った。「外国人に宿泊してほしいか」との問いには、46・7%が「非常にそう思う」と回答、「ややそう思う」も43・3%だった。
一方、「リピーターは何%くらいか」への回答の平均値を集計した結果は、わずか1・8%。「外国人が来て困ったこと・悩んだこと」(複数回答)では「言葉の違いで意思疎通が難しかった」63・3%、また、「マナーが悪かった」が56・7%に上った。
学生らは「外国人観光客は施設の売り上げに貢献しており、意思疎通などに少し難はあるが、多くはインバウンドに大きな問題なく対応している」と分析。調査に当たった学生は、「奈良市街地の宿泊施設が積極的に外国人観光客を呼ぼうとしていることが分かった」「外国人観光客の問題はマナーが悪いというより、意思疎通が原因のようだ」と話した。
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日本一安全な町づくりへ キッズポリスが一役 下市、大淀、吉野のCATVで放映
17日で発生から21年となる阪神大震災を前に、吉野署が「キッズポリス」の幼稚園児や「犯罪抑止啓発ランナー」の小学生による防災啓発番組を収録した。阪神大震災を機に設けられた「防災とボランティア週間」(15~21日)の期間中、下市町、大淀町、吉野町のケーブルテレビを通じて1日に4回放送される。
地域住民に災害時のボランティア活動や自主防災への理解を深めてもらおうと企画。収録に当たり、下市町立下市幼稚園の桝井怜愛さん(6)と大淀町立大淀東部幼稚園の松田航くん(6)の2人を1日警察官の「キッズポリス」に任命した。
下市町役場の情報センター室で行われた収録には、吉野署の坂口正和署長と署の犯罪抑止啓発ランナーの小学生児童4人も参加。「避難するところを確認してください」「災害に備えて日頃から準備が大切です」などと呼び掛けた。
坂口署長は「日本一安全な町作りのため、放送を見て防災意識を高めてほしい」と話していた。
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「警備対策果敢に取り組む」 サミット見据え 県下警察署長会議
県警本部で14日、今年初の県下警察署長会議が開かれ、幹部や県内12の署長ら計70人が出席。5月に開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向けた警備対策や県内の治安情勢、県警の運営重点目標などを確認した。

県下警察署長会議で訓示した羽室英太郎本部長
羽室英太郎本部長は訓示で「子供や女性、高齢者の安全を脅かす事案が後を絶たず、指定暴力団六代目山口組の分裂や国際テロ情勢の緊迫化など、治安情勢は厳しい状況にある」と指摘。一方、昨年香芝市で小学6年の女児が連れ去られた事件の早期解決などを挙げ、「社会に警鐘を鳴らす事件を検挙してきた」とした。
また、今年5月に開かれる伊勢志摩サミットについて、「テロ対策や情報収集、警備訓練など、警備諸対策に果敢に取り組む必要がある」と強調した。
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奈良学園医進コース14・29倍 県内私立中出願状況
奈良県私立中学高校連合会は14日、平成28年度の県内私立中学校などの出願状況(12日午後5時現在)を発表した。中学校10校の募集人員1566人に対し、6325人が出願し、平均倍率は4・04倍となった。
倍率が最も高いのは、奈良学園医進コースの14・29倍で、西大和学園女子の7・50倍、同男子の6・65倍が続いた。
また、中等教育学校は、聖心学園の80人に対し、272人が出願し、倍率は3・40倍。
入試は16日から順次始まり、合格発表は17日から行われる。
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生駒市の「生きいきカード」見直しへ 高齢化進み財政負担大きく
生駒市は13日、70歳以上の高齢者に年間1万円相当のバスやタクシー券を一律助成している「生きいきカード」配布事業を見直す方針を明らかにした。高齢化率や介護給付費の増加が続く中、現状維持は今後の市財政に大きな負担となるためで、17日に同市役所でタウンミーティングを開催し、小紫雅史市長が制度の現状を説明。住民とともに制度の今後のあり方や、より効果的な高齢者福祉施策について考える。
同制度は平成8年度から実施。市に住民登録している70歳以上を対象に、鉄道、バス、タクシー、生駒ケーブルの利用券(いずれも5千円相当)から自由に2つ選び、1人あたり年間1万円分を「生きいきカード」として配布している。同制度にかかる予算は26年度実績で2億305万円(利用者2万396人)、27年度の見込みは2億1260万円となっており、毎年右肩上がりで推移しているという。
市によると、市の人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は27年10月1日現在で25・4%(3万774人)、同年の介護給付費は推計70億円。団塊の世代が75歳以上となる平成37年には高齢化率30%(約3万5千人)、介護給付費は120億円に膨らむと予想されており、「生きいきカード」事業を現行のまま実施すれば、同年の事業費は約2億9550万円に上る見通しという。
市の担当者は現行の一律配布について「本当に必要な方もあれば、自立して元気に活動している方、寝たきりの方などさまざまなケースがある」と分析。「財政状況や、高齢者1人1人の実態に見合ったより効果的な施策に転換する必要がある」としている。
タウンミーティングは17日午前10時~正午、市役所4階大会議室で開催。小紫市長や副市長、担当課職員が説明に当たる。参加無料で、手話通訳付き。庁舎が耐震工事中のため、駐車場が手狭になっており、市は公共交通機関の利用を呼びかけている。問い合わせは、市高齢施策課(☎0743・74・1111)。
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悠久の愛を誓う鐘の音響け 王寺工高生徒が制作 秋に明神山に設置
県立王寺工業高校の生徒が、王寺町の明神山頂上に設置する「悠久の鐘」を制作し、平井康之町長に鐘を手渡した。
明神山は標高273メートル。明石海峡大橋や比叡山など360度の眺望が楽しめ、町は同山を「恋人が悠久の愛を誓う観光名所」にしようと、展望デッキなどの整備を進めている。
「悠久の鐘」(直径25センチ、高さ30センチ、約10キロ)は、町の依頼を受けた同校の機械工学科3年の男子生徒13人が、卒業制作の一環として作製。耐腐性に優れたリン青銅を用い、昨年5月から約8カ月間かけて作業。鋳型には1200~1300度という高温の素材を流し込む高度な技術で製作したという。
12日に町やわらぎ会館で開かれた引渡式で、鐘や「悠久の鐘」と書かれた銘板を受け取った平井町長は「町の財産として大事に引き継いでいきたい」。鐘作製のリーダー、西田健太さん(18)は「老若男女問わず、恋人や友達と鐘を鳴らしに明神山を訪れてほしい」と話していた。
今後、生徒らが制作した鐘や銘板は町役場玄関に展示され、9月末までに山頂に新たに完成するデッキに設置されるという。
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黒いぶしの金箔瓦復元 豊臣政権時代の郡山城に思い馳せる
豊臣秀吉の弟、秀長が居城し現在、天守台の石垣整備が進められている大和郡山市の郡山城跡。平成26年の発掘調査では金箔瓦の破片が出土し、帝塚山大考古学研究所などが実際にあった瓦と同じ大きさの金箔瓦を復元した。城の歴史を広く知ってもらおうと今後、市民らに一般公開される予定だ。
郡山城は豊臣政権時代に建てられたとされ、現在は石垣部分しか残っていない。26年9月、天守台の整備に伴って市教委が実施した発掘調査で、わずかに金箔が付着した瓦の破片が出土した。金箔瓦は安土城や大坂城など、豊臣家に関わる限られた城でしか使われておらず、瓦片は当時の郡山城が壮麗な建物だったことを物語る史料として注目された。
これを受け、帝塚山大考古学研究所(清水昭博所長)では、長年の瓦研究の成果を生かして瓦を復元させ、地域に貢献しようと再現を計画。瓦製造を手がける「県瓦センター株式会社」(天理市)に協力を依頼し約1年間、再現に取り組んできた。
今回復元した瓦は、屋根の軒先に使用した巴文様の丸瓦(文様部分の直径17センチ)と、唐草文様の平瓦(幅26センチ)、菊文様の丸瓦(直径13センチ)の3種類。同研究所の清水所長によると、出土した瓦片から3次元計測によって得られたデータを元に当時の瓦の大きさを再現したという。
また、見た目を当時に近づけるため、一度いぶして銀色の光沢を持った瓦を再び焼き直し、いぶしを飛ばすことで古色を表現。その後、漆を塗って金箔を付けた。県瓦センター取締役の葛原裕二さん(59)は「きれいな『黒いぶし』に仕上がった。いつか郡山城が復元されて、城の屋根にこの瓦を収める日が来ることが私の願いです」と笑顔で話した。
復元した金箔瓦は、市民の共有財産となるよう、市と郡山城史跡・柳沢文庫保存会に寄贈される。上田清市長は「市民の方に広く知ってもらえるよう展示場所を考えたい。今後、石垣の語り部を育てる運動などとも連携して、瓦を活用していきたい」と話していた。
歴史フォーラムで金箔瓦誕生秘話も 2月6日開催
金箔瓦の復元を記念した歴史フォーラム「きらめく瓦 かがやく城―金箔瓦と豊臣郡山城―」(大和郡山市・帝塚山大共催)が2月6日午後1時から、同市のやまと郡山城ホールで開かれる。
復元に携わった帝塚山大考古学研究所の清水昭博所長が「金箔瓦の誕生」をテーマに記念講演。織田信長が初めて用いた、権威の象徴としての金箔瓦の誕生について説明するほか、市が進めている郡山城天守台の石垣解体工事の経過報告もある。
参加無料で、申し込み不要。問い合わせは市生涯学習課(☎0743・53・1156)。
また、2月8~13日まで、帝塚山大付属博物館で特別ミニ展示「金箔瓦展」も開催(11日は休館)。午前9時半~午後4時半。入館無料。問い合わせは同館(☎0742・48・9700)。
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朝ドラのモデル「加島屋」ゆかりの黄金茶碗 2月から寧楽美術館で公開
長州藩主・毛利敬親が大坂の両替商・加島屋に贈ったという寧楽(ねいらく)美術館(奈良市水門町)所蔵の「黄金茶碗」が2月6日~3月9日、同館で特別公開される。加島屋がNHKの連続テレビ小説「あさが来た」のモデルになったことにあわせたもので、5年ぶりの公開という。
毛利家伝来の黄金茶碗は口径12・6センチ。薄い金の板をはりあわせて作られているという。毛利敬親は明治元年、加島屋からの数年来の融資に対する礼とともに、大坂の各両替商への負債返済交渉のとりまとめを依頼するため、黄金茶碗を贈ったという。
現在、同館では「江戸時代の書画とやきもの(Ⅱ)」を開催中で、黄金茶碗はこの会場で公開。火曜休み。庭園の料金も含め大人900円、大学生810円、中学・高校生500円、小学生300円。
また、美術館のある依水園では「第3回珠光茶会」開催中の2月11日~14日、明治時代に造られ、通常は非公開の茶室「清秀庵」と「氷心亭」を公開する。各日午前10時半と午後2時からの2回で、定員各10人。参加費は見学と抹茶、庭園・美術館を含み2500円。予約が必要。問い合わせは依水園(☎0742・25・0781)。
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葛城山のギフチョウ守れ 御所市がボランティア保護監視員養成
葛城山に生息する御所市の市指定文化財(天然記念物)「葛城山のギフチョウ」の保護活動に、同市が乗り出した。公募市民によるボランティアの「保護監視員」を養成、今春から活動を始める。
同市教委によると、ギフチョウはアゲハチョウ科に属し日本のみに生息する固有種で、形態的に多くの祖先的な形質があるため「生きた化石」とされる。羽を広げた開張は5~6センチで、成虫が春に発生することから「春の女神」とも呼ばれている。
葛城山のギフチョウは、雌が他地域の個体より大きく「学術的に貴重」とされ、市教委は「乱獲で種の保存が危ぶまれ、保護対策の必要がある」と平成26年11月、市指定文化財に指定。山中の約107ヘクタールに設定した保護地域内では卵も含む捕獲、殺傷などを禁じる条例を昨年2月に制定、施行し、違反行為には5万円以下の罰金などを科す罰則も定めた。
保護活動をさらに進めようと、市教委はボランティアによる「保護監視員」養成を企画。成虫が飛ぶ4月初め~5月上旬の全日を「監視対象日」とし、保護監視員らが保護地域内での巡視を行う。禁止行為が確認された場合は中止を指導し、応じなければ市教委に報告。緊急を要する事態などがあれば警察に通報するとしている。
市教委では昨年、市民と市内在勤者を対象に、保護監視員のボランティアを公募。11月、応募した16人を対象にした研修会を開催し、葛城山のギフチョウの特徴や条例の内容、保護監視員の役割、活動内容などを説明した。
研修会に参加した市内の男性(62)は1年に4、5回は葛城山に登るといい、「葛城山の自然、ギフチョウをこのままの状態で引き継がなければならないと思い、参加した」と話した。
市教委文化財課の藤田和尊課長は「『生きた化石』ともいわれるギフチョウを市民の手で将来に向けて守っていきたい」としている。
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パルロただいま研修中 南都銀行にロボット行員〝入行〟
南都銀行(本店・奈良市)が顧客へのサービス向上に向け人型ロボットPALRO(パルロ)を2台導入した。本店では〝入行式〟も行われ、顧客や地域の小中学校での金融教育でのマスコットキャラクターを担うロボットとして期待がかかっている。
パルロは富士ソフト(神奈川県)が開発した高さ40センチ、重さ1・8キロと小型ながらも高度な人工知能を有したコミュニケーションロボット。人との会話のほか100人以上の名前と顔を記憶するなど、さまざまな機能を持つ。
入行式を終えたパルロは報道陣を前に、「南都銀行の一員として、僕が講師を務める小学校や中学校での金融教育セミナーも企画しています。地域のお客さまに喜んでいただけるサービスを提供してまいります」と自己紹介。「恋するフォーチュンクッキー」を熱唱し、華麗なダンスも披露した。
パルロは3月ごろまで研修を受け、4月からは本店での受け付け業務を担当。地域の小中学校で行う金融教育で、プレゼンテーションなどを担当する予定という。
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現職陣営のみ出席 吉野町長選立候補予定者説明会
任期満了に伴い今月26日に告示される吉野町長選挙の立候補予定者説明会が13日、同町中央公民館で開かれ、3選を目指し出馬する意向を表明している現職の北岡篤氏(59)の陣営関係者が出席した。
立候補の届け出は26日午前8時半~午後5時で、午前中は町中央公民館第3・4研修室、午後は町役場2階会議室で受け付ける。
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いきいき生活へ、女性の活躍支援講座 2月6日と20日 参加者募集
年齢を問わず女性がいきいきとした生活を送ることを目指した「女性の活躍支援講座」が2月6日、20日の両日、県女性センター(奈良市)で開かれる。
女性や子供を対象とした心理相談機関「女性ライフサイクル研究所フェリアン」のスタッフ、森崎和代さんを講師に招いて開催。6日は「見つけよう!自分の中の宝物~過去を振り返る」をテーマに、20日午後は「未来の私のライフデザイン~私らしく生きるために」と題した講義が行われる。
いずれも午後2時からで、定員30人(先着順)、無料。1歳以上就学前の子供は有料で託児が可能。申し込みは1月29日までに、同センターにFAX(0742・22・6729)か公式ホームページ(http://www.pref.nara.jp/11774.htm)から専用フォームで。問い合わせは同センター(☎0742・27・2300)。
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【私の働き方】「楽観的思考」で家庭と両立 弁理士 松山徳子さん
あきらめずに何度も難関試験に挑戦し、44歳で弁理士となった松山徳子さん(54)。奈良市内の自宅で特許事務所を開業し、家庭との両立を図りながら日々奮闘している。「弁理士は会社の未来を助ける仕事」と生き生きと語る松山さん。実直な人柄や丁寧な仕事ぶりで、顧客からの信頼も厚い。「いくつになっても勉強を続けないとだめ」。知的財産のスペシャリストとして常に「その先」を見据えている。

「焦らずに細く長く自分のキャリアを続けていきたい」と話す松山徳子さん
■あきらめず挑戦
父親が弁理士で、生駒市内で特許事務所を経営していたことから、幼いころから弁理士の仕事に親しみを持っていた。ただ、自身は「英語と貿易に興味があった」ため、大学の英文科を卒業後は、服の輸入専門商社の海外事業部に勤務。だが、「ずっと働ける仕事をしたい」と思うようになり、27歳で退社。父の事務所を手伝いながら、弁理士の資格取得を目指すようになった。
最初は「取れたらいいな、と思うぐらい」だったというが、勉強するうちにのめり込むように。35歳で結婚、37歳で長女、39歳で長男を出産したが、妊娠・育児期間中も、1年に1回弁理士の試験を受け続けた。
妊娠中に受けた試験では、終了後に「切迫早産の可能性がある」といわれ、3カ月間入院したことも。出産後に受けた試験のときは、試験合間の休み時間にトイレに行って搾乳した。「赤ちゃんにおっぱいをあげながら勉強していた。胎教は特許法条文だったのかな」。今は笑顔で振り返る。
こつこつ続けた努力が実り、晴れて合格。弁理士登録したのは平成17年で、19年に自宅を事務所として開業した。「あまり煮詰まったことはなかったけど、途中でやめなくてよかった。試験は年中行事みたいになっていたけど」と笑う。
■自分のペースで
試験勉強中や、弁理士として働き始めてからも、夫(57)の協力を得て家事や子育てに奮闘した。保育所や学童保育に預けた子供を夕方に迎えにいくと、家では寝かしつけまで一緒に過ごし、その後、自分の勉強や仕事に取り組んでいた。
子供との時間は決して長くはなかったが、「一緒にいるときに濃密にかかわっていた」と振り返る。生き生きと働く松山さんの姿を見て、長女は今では「自分も経営者になって働きたい」と話すようになった。
家事でもメリハリを重視。自分のペースで段取りを考えながら、掃除や料理をこなす。「気持ちを切り替えながら1つ1つに取り組むのが楽しい。気分転換になっている」という。
とはいえ、最も大切なのは「楽観的な思考」と断言する。「あまり深く考えないほうがよい。長く続けるためにはがんばりすぎないこと。あせらずに細く長く続けるコントロール力が必要。体が資本だから」。
■未来を助ける仕事
子供が成長した今は、日本弁理士会近畿支部での委員会活動にも力を入れている。小中学校へ出向き、知的財産権に関する授業やセミナーで講師も務め、ますます充実した時間を過ごしている。
新しいものを作り出している会社の話を聞くのは楽しく、弁理士の仕事の醍醐味ともいえる。「すごいですね。すばらしいですね、ってこちらも前向きになれる。弁理士は会社が未来に行くのを助ける仕事と思っている」。これからも自分のペースで細く長くキャリアを築いていくつもりだ。(有川真理)
【プロフィル】 松山徳子(まつやま・のりこ)さん。 昭和36年大阪府東大阪市生まれ。小学1年のときに奈良市に引っ越した。夫と長女、長男の4人家族。弁理士として特許・意匠・商標に関する特許庁への出願手続きの代理などを行う。最近は日本弁理士会近畿支部の活動も行い、知的財産権をテーマにしたセミナー講師としても活躍。同市内の自宅で「アバンセ特許事務所」(☎0742・37・3311)を開いている。
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児童虐待は夫婦の不和に原因あり 経済的問題も要因
平成24~25年度に県や市町村が対応した児童の虐待事例を調べたところ、約71%でDV(ドメスティックバイオレンス、家庭内暴力)や夫婦不和など家庭環境に問題があり、約43%では経済的な問題を抱えていたことが県の調査で分かった。県は「家族関係の安定や家庭環境への支援にこれまで以上に力を入れたい」としている。
調査は24~25年度の2年間で虐待を受けた児童4045人のうち、虐待の「重症度」が、慢性的なけがやネグレクトなどに相当する「中度以上」と判定された982人について、詳細に分析。昨年12月2日に公表した。
調査によると982人のうち、最も多かったのは0歳児で、5歳児、4歳児と続いた。虐待の種別では、殴る蹴るなどの身体的虐待が57・8%と最も多く、続いて育児放棄のネグレクト、暴言を浴びせるなどの心理的虐待の順だった。
子供の家庭環境をみると、71・2%が問題を抱えていることが判明。最も多かったのは父母の不和で27・5%、続いて父母の別居25・8%、父母間の暴力(家庭内DV)24・6%で、親同士のもめ事がトップ3を占めている。
また、過去1年以内に生活環境の変化があった子供は51・4%。うち、具体的な理由としては「父母の離婚」が32・3%、「転居」が29・1%だった。一方、生活的に困窮している家庭や生活保護を受給している家庭は43・7%に上り、苦しい経済状況も要因の一端となっていることが伺える。
また、子供の養育者の75・3%に「衝動的」「攻撃的」「未熟」など、性格的な問題があり、子供に対して「態度の急変」「けなす」「疎ましいと感じる」といった否定的な感情を持ったり、態度を取る傾向が見受けられた。
さらに、養育者の39・1%には鬱病など、精神的な問題が。県こども家庭課は「リスクをいかに早く把握し支援につなげるかが大切だ。関係機関との連携をこれからも強化したい」と話す。
県では調査結果を受け、それぞれ課題の解決方法や具体的な施策について29年度に改訂する「児童虐待防止アクションプラン」に反映させる方針。担当者は「市町村で怒鳴らない子育て方法を指導するトレーナーの養成の行うなど家庭への支援の充実を図っていきたい」と話している。
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健康づくり施設、今春オープン 橿原の新沢千塚古墳群公園整備の一環
橿原市が5年計画で進めている「新沢千塚古墳群公園」(25・3ヘクタール)の整備事業で、市民らの健康づくりや交流を目的にした「拠点施設」と「集客施設」が今春、オープンする。園内の遊歩道やビューポイントなどの整備も進んでおり、市は平成28年度内の事業完成をめざしている。
拠点施設は地上1階地下1階建て、広さ約4100平方メートル。水中歩行や水中エアロビクスができる温浴施設や入浴施設、トレーニングルーム、ダンス教室などを備える。温水の供給には、近くのクリーンセンターの熱を利用する。
集客施設は、土産物などの販売を行う平屋の「道の駅」的施設で、広さ約500平方メートル。車80台が駐車可能な駐車場も整備され、地元新沢地区の農産物直売所としても活用される。
建設中の拠点施設のそばには老人福祉センター「千寿荘」があるが、拠点施設が完成すれば撤去される予定。
新沢千塚古墳群は橿原市の西部に位置し、東西にのびる県道を挟んで北側と南側に計約600基の古墳が集中するわが国最大級の群集墳。昭和51年に史跡に指定された。
市は平成24年度から5年計画で、古墳群の整備を実施。北側(約11ヘクタール)については、遊歩道やビューポイントの整備を終えている。今後、南側の遊歩道や、県道をまたぎ公園の北側と南側をつなぐ立体横断歩道橋(長さ約30メートル)、古墳群を紹介するガイダンス施設などが設けられる予定だ。
遊歩道は、車椅子利用者も利用できるように一部をバリアフリー化。車椅子利用者が駐車場で車を降り、立体横断歩道橋に設置されたエレベーターで歩道橋上にあがると遊歩道に出ることができ、園内を楽しむことができるという。
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十三重塔など、さくら幼稚園児の力作ずらり 談山神社で展示
桜井市の談山神社に地元幼稚園の園児らが制作した絵画や造形作品が展示されており、参拝者らを楽しませている。
同市のさくら幼稚園が、園児の力作を多くの人に見てもらおうと企画。年長の園児70人が描いた絵画46点と、同神社の十三重塔(重文)を模した立体の造形作品24点を展示している。塔の模型にはペットボトルのキャップやドングリなどを使っており、訪れた参拝者らが見入っていた。
橿原市の小学5年、鳥居ゆうさん(10)は「塔の模型はストローやマカロニなど意外なものも使われていてリサイクルみたい。ひとりひとり頑張って作ったり、描いたりしてるのが伝わってきます」と話していた。
2月末まで。問い合わせは談山神社(☎0744・49・0001)。
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金堂に祈りの声響く 法隆寺で修正会
法隆寺金堂(斑鳩町)で年頭の1週間、国家の安穏や国民の幸福を祈願する「修正会」が営まれている。14日に結願を迎える。
法隆寺の修正会は奈良時代から続き、東大寺二月堂(奈良市)の修二会(お水取り)と同じように人々の過ちを悔い改める悔過の行。吉祥天に懺悔するため「吉祥悔過」とも呼ばれている。8日から始まり、1日を6つの時間帯に分けて法要を営む「六時の行法」が守られている。
11日夜も、灯明やろうそくの明かりで浮かび上がる釈迦三尊像(国宝)や吉祥天・毘沙門天立像(同)などを前に、大野玄妙管長らが法要を営んだ。経をリズミカルに唱えたり、加持杖を持って須弥壇周囲を回ったりし、古代から歴史を刻む金堂内は祈りの熱気に満ちていた。
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【鹿角抄】初期ヤマト政権の大王墓を実感 渋谷向山古墳発掘見学会
宮内庁が第12代景行天皇陵に指定する渋谷向山古墳(天理市、全長約300メートル)で先月4日行われた同庁書陵部による発掘現場見学会に参加した。4世紀後半の築造とされる巨大前方後円墳。古墳の西側を通る国道はよく利用するが、古墳の中に入ったのは初めてで、墳丘を間近に見ながら、改めて「大王墓」であることを実感した。
古墳は前方部を西に向けてつくられている。書陵部による調査は墳丘整備の一環で、後円部裾の調査地では、埴輪や葺石がセットで出土していた。その場所から上を見上げると、木々に覆われる中、墳頂部付近をうかがうことができた。論評抜きに淡々と遺構の説明を行う調査担当者の話を聞きながら、「やっぱりでかい。4段築成ぐらいかなあ」と、その規模を実感した。
景行天皇は実在した天皇と考えられ、日本書紀には宮(宮殿)は「纒向日代宮」と記されている。初期ヤマト政権の首都である纒向遺跡(桜井市)は渋谷向山古墳の南に広がり、遺跡内には纒向日代宮の伝承地がある。
そうした中、注目されるのは纒向遺跡で4世紀後半とみられる大規模な溝跡が見つかっていること。これは首長居館を囲んだ溝跡(堀跡)とみられ、纒向日代宮に関連するような初期ヤマト政権の大王の宮殿遺構の可能性が浮上している。
日本書紀によれば、景行天皇の時代には天皇の命を受けた日本武尊が熊襲を討つなど日本統一が進められた。そうした時代の様相も、纒向に都があった4世紀という初期ヤマト政権の時代の様相と一致するとみられる。
渋谷向山古墳は、卑弥呼の墓といわれる箸墓古墳(3世紀、全長約280メートル)を上回り、前期古墳としては全国最大で、大王墓にふさわしい。景行天皇の墓とは証明されていないものの、纒向遺跡に宮殿を構え、初期ヤマト政権の国づくりを進めた「大王(天皇)の1人」の墓であることは間違いなさそうだ。(野崎貴宮)
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TPPは難しい? 2月10日説明会開催 企業への影響など開設
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の内容や企業の海外展開の影響などについて説明する「TPP協定説明会」が2月10日、県産業振興総合センター(奈良市)で開かれる。
経済産業省や県などが主催。当日は同省や日本貿易振興機構(ジェトロ)の担当者がTPP協定の内容や国内経済への影響、活用方法などを説明。その後、同センターの担当者が「早わかりTPP/あなたの会社はこう使う!」と題し、県内の中小企業向けに分かりやすく解説する。
センターの担当者は「TPPについて難しくてよく分からないと思っている人もいる。ざっくばらんに実務的な話をしたい」としている。
参加無料で、先着50人。申し込みや問い合わせは同センター(☎0742・33・0817)。
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成人式で聞いた 「どのように社会に役立ちたい?」
成人の日の11日、県内でも各地で成人式が行われ、振り袖やスーツ姿の若者が、再会を喜び合って記念撮影するなど華やかな雰囲気に包まれた。
県によると、今年度の県内の新成人は昨年より577人少ない1万4149人。県内で最も多い3475人が大人の仲間入りをした奈良市の成人式会場で、新成人に「大人としてどのように社会の役に立ちたいか?」を聞いた。
回答では、職業を通じて社会に貢献したいという意見が目立った。市内の専門学校生、木平賢吾さん(20)は漫画家志望。「小さな賞だが出版社の賞を受賞したことがある」といい、「漫画雑誌に連載をして読者を楽しませられたら」と夢を語った。
実家がペットショップを経営する市内の大島恵一さん(20)は「将来は家業を継ぐつもり」とし、「大人として家族に迷惑をかけないよう頑張りたい」と話した。
新成人が生まれた年は、阪神・淡路大震災があり、社会が改めて災害の恐怖を痛感していた。電話工事などの仕事に就く市内の中西巧さん(19)は「インフラ整備の仕事を通じ、災害に強いまちづくりで社会に貢献したい」と話した。
家族への感謝を語る新成人も多かった。市内の大学生、赤井梨紗さん(20)は「これまで育ててくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです」。市内の専門学校生、平野あかねさん(19)は「仕事を始めたら、おばあちゃんや妹にお年玉をあげられるような大人になりたい」と笑顔を見せた。
今夏の参院選から、選挙権年齢が18歳に引き下げられることもあり、政治参加のあり方に言及する意見もあった。東京都北区に住む大学生、俣野泰佑さん(20)は「今年は参院選もある。中国や韓国との外交問題を注視しながら一票を投じたい」。川崎市在住の大学生、糸川えなさん(20)は「政府は強いリーダーシップを持って国を引っ張ってほしい」と話し、「選挙権を持つ私たちも、国のことを真剣に考えられる大人になりたい」と語った。
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「行動に責任持ち、前向いて進む」 新成人が決意表明 堂本剛さんメッセージも
奈良市のなら100年会館で開かれた成人式では、新成人代表が「一人一人が自分の行動に責任を持ち、社会の一員として前を向いて進んでいきたい」と決意を表明。仲川げん奈良市長は「たくさんの方々と出会い視野を広げ、自分の可能性を信じてチャレンジを続けてほしい」と祝福した。
会場に設置されたモニターでは、新成人が子供のころに流行した携帯型ゲームや人気ゲームのカードを紹介。市内16校の中学校の教諭46人のメッセージも披露され、新成人らは20年の歩みを振り返っていた。
同市出身の人気アイドル「KinKi Kids」の堂本剛さんのビデオメッセージもサプライズ上映。堂本さんは「ふるさとはとても大きな存在で、一生みなさんを守るものになる。自分だけの世界、それを奈良をスタート地点にし、一度きりの人生を悔いなく生きてほしい」とエールを送った。
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異物混入相次ぐ 生駒市の学校給食12日再開、再発防止へ監視カメラも
昨年12月、男性調理員(46)が調理中の食材に異物を混入させたことが判明した生駒市の学校給食センター。事件以来、全20の市立小中学校で中止していた給食が、12日から再開される。市は再発防止のため、調理場に監視カメラを設置し、老朽化した床は全面改修。今後は職場環境改善に向けた職員研修も予定しており、「安全・安心な給食」への信頼回復に向けた取り組みを進めている。
センターでは昨年12月9日、調理中の白菜を女性調理員が床に落とし、破損した床材のプラスチック片が誤って給食に混入。食べた児童588人のうち53人が気づいた。うち14人は飲み込んだ可能性があるとして検査を受けたが、異常はなかった。
わずか5日後の14日、今度はセンター内で調理中のチンゲンサイにあめの包装紙が混入されているのが見つかり、市はチンゲンサイを入れた料理の配膳を中止し、午後から休校に。県警は18日、包装紙を混入させたとして、偽計業務妨害容疑で男性調理員を逮捕した。調理員は給食係の主任で調べに対し、「給食を中止させ、工程を一から見直してほしかった」などと供述。奈良地検は同罪で調理員を略式起訴し、奈良簡裁は罰金50万円の略式命令を出した。
事件を受け、対応を協議した市教委では、急遽再発防止策を決定。センター内には監視カメラを設置し、調理員の作業服も「異物を持ち込めないように」とポケットのない服に変更。全体の作業工程を「見渡す」作業指導員2人を新たに配置してチェック体制を強化するほか、床も全面改修した。
だが、「作業工程を見直してほしかった」という調理員の供述内容には、関係者も首をかしげている。
この調理員は、勤続20年以上のベテラン。奥田茂学校給食センター所長(54)によると、センターでは毎日、正午に約10分間の職員会議を開き、翌日の献立の確認や、業務上の意見交換を行っているという。奥田所長は「会議で本人から不満が聞かれることはなく、日頃から積極的に会話もしていたので、犯行には驚いた」とし、「勤務態度や対人関係でも異変は見当たらなかった」と話した。
一方、今月5日に開かれた市教育委員の臨時会では、監視体制の強化などハード面だけでなく、より充実した職場環境の構築に向けたソフト面の対策も必要との指摘があった。ある委員は「調理員が誇りと自信を持って、安全な食を届ける意識を持つことが大事」と指摘。また、「調理員と子供たちが交流する機会をつくってはどうか」との意見もあった。
センターでは今後、外部講師による危機管理や安全衛生向上に向けた職員研修を実施。管理職との面談を通じ、風通しのよい職場環境の充実を図るとしている。
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優雅に祈念 春日大社で「舞楽始式」 12年ぶり蘇莫者奉納も
奈良市の春日大社で11日、1年間無事に舞楽を奉納できるよう祈念する神事「舞楽始式」が行われた。
舞楽始式は、戦後になって毎年成人の日に行われていて、今年も奈良で古くから活動する雅楽の演奏団体「南都楽所」の会員ら約40人が舞楽を奉納。管弦や鉾をふるって2人で舞う「振鉾三節(えんぶさんせつ)」や、今年の干支の申年にちなんで、舞人が独特な金色の猿面を付けて舞う「蘇莫者(そまくしゃ)」が12年ぶりに奉納されるなど、境内は華やかで優美な雰囲気に包まれた。
大阪市西区の主婦、西尾純子さん(65)は「春日大社で舞楽を見たのは初めて。『蘇莫者』は舞人のサルのような動きが珍しく、衣装もきれいでした」と話していた。
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往年のシネマ街を感じて 大和高田で「なつかしの映画展」
昭和30年代には8館の映画館が並びにぎわっていた大和高田市の様子を、映画のチラシやポスターなどで紹介する展示「なつかしの映画展」が、同市立図書館で開かれている。2月24日まで。
同図書館と連携協力しているまちづくりボランティア団体「夢咲塾」が主催。「夢咲塾」事務局の阪本昌敏さんのコレクションと、映画館だった建物で大衆演劇の劇場を経営する「高田大劇」所蔵の資料を並べた。
中には「サウンド・オブ・ミュージック」や「ひまわり」のポスター、「男はつらいよ」のチラシや、映画館に掲示されていた横断幕なども。問い合わせは同図書館(☎0745・52・3424)。
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【月刊ならスポ】おばあちゃんに続け、走り幅跳びの吉岡里紗さん 目指すは東京五輪
身長170センチ、体重47・5キロのすらりと伸びた身体が助走路を勢いよく駆けぬけ、踏み切り板を蹴り上げて飛び上がる。川西・三宅両町による学校組合立式下中学校(川西町)2年の吉岡里紗さん(14)は昨秋、ジュニアオリンピック陸上競技大会の走り幅跳びで大会新記録をたたき出して優勝した。約半世紀前に祖母が出場した東京五輪を目標に、さらなる高みを目指している。
■小6で県記録更新
陸上を始めたのは小学1年の秋。父、藍一さん(45)がコーチを務める「三宅陸上クラブ」で走り幅跳びと高跳びを始めた。当初は100メートル走にも取り組んだが、「すごい速い友達がいて、1番でないと気が済まないので幅跳びで1番になろうと思った」という「負けず嫌い」だ。
6年生のときには幅跳び5メートル8センチ、高跳び1メートル41センチを跳んで県記録を更新。中学に入ると幅跳び1本に集中し、1年の7月には5メートル43センチを跳んで県の中学1年の記録を更新した。
だが、8月の全日本中学校陸上競技選手権大会(全中)はまさかの予選落ち。「気持ちばかり先行して、力が入り過ぎていた」と振り返る。自身も走り幅跳びの選手だった南岡宏樹顧問(36)は「今思えば、調整に失敗したのだと思う。近畿大会、全国大会と、両方いい成績を狙いすぎていた」と話した。
■悔しさバネに練習
翌年の全中では5メートル73センチで5位に入賞。それでも、「同級生で幅跳びが専門でない人が3位だった。成績より、同世代で自分より上がいることがとても悔しかった」(吉岡さん)という。
その後は、助走の安定化と踏切りの練習を徹底。「気持ちを落ち着かせるため、1本目はファウルにしない」「助走に勢いをつけて飛び込む」の2つを意識して記録会などにも積極参加、感覚を研ぎ澄ませた。
そして迎えたジュニアオリンピック本番。1回目でいきなり5メートル73センチの好記録をマークすると、6回目には5メートル97センチの大会新記録。他を寄せ付けない記録で優勝した。
「助走のタイミングが合ってきて、記録も伸びた。次の全中で優勝したい」と、さらなる記録更新を目指し、練習に励んでいる。
■オリンピアンの祖母
幼少時から才能を開花させた吉岡さんを支えるのが、陸上一家の家族だ。父、藍一さんと母、明子さん(45)は大学時代に高跳び選手として活躍。祖母の内藤充子さん(72)は1964(昭和39)年の東京五輪に、走り高跳びの選手として出場した。
2020年に開催される東京五輪の年には、吉岡さんも19歳になる。学校の社会科の教科書には、かつての東京五輪で選手団が行進する写真も掲載されており、あこがれの舞台に出場した祖母を「どこを行進していたの」「どんな雰囲気だった?」と質問攻めにしたが、にこにこと笑う祖母の答えはいつも、「忘れちゃった」と曖昧だ。
「おばあちゃんと同じ舞台に立つためにも、今年は6メートル19センチの日本中学記録を破りたい」と、夢に向けた目標も設定した吉岡さん。中学最後となる今夏、さらなる飛躍を目指す。(神田啓晴)
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)
華やか古代装束、オペラで熱唱 遣唐使の歴史をたどる
万葉集などをもとに作られた万葉オペラ曲を披露し、遣唐使に思いをはせてもらう万葉オペラ・ラボ スペシャルコンサート「遣唐使物語への道」が10日、奈良市のなら100年会館で開催され、観客約400人を魅了した。
平成23年から奈良の芸術、文化、歴史の魅力を探求、発信する万葉オペラ・ラボ事業の一環として一般財団法人・奈良市総合財団が主催。ステージでは、華やかな古代風の衣装で着飾った万葉オペラ・ラボスタジオのメンバーら約40人が、万葉集の歌などをもとに万葉学者で奈良大学教授の上野誠さんが作詞した9曲を熱唱した。
また、その合間には上野さんが遣唐使の歴史について解説し、「遣唐使の船旅には危険もあり、生きるか、死ぬかの旅をすることが求められた」などと話した。
奈良市は、日中韓3カ国が文化、芸術イベントの開催を通じて相互理解を深める「2016年東アジア文化都市」にも選定されており、今秋には同館で万葉オペラ「遣唐使物語-名も無き民へのオマージュ」が披露される予定。
鑑賞した三郷町の主婦、勝志津子さん(79)は「歴史のつながりをオペラで楽しめるのがよかった。秋の公演も楽しみです」と話していた。
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