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高齢者福祉に貢献 県庁で「長寿と健康の祭典」表彰式

 高齢者福祉の向上に寄与した個人や団体を表彰する「長寿と健康の祭典」表彰式が15日、県庁で行われ、個人24人と2団体、45クラブが表彰状などを受け取った。

「老人福祉功労者」表彰を知事から受け取る受賞者(右)

「老人福祉功労者」表彰を知事から受け取る受賞者(右)

 高齢者福祉の推進を目指し、県などが毎年実施。知事表彰などを贈った荒井正吾知事は、「健康と長寿は県の目標。地域に貢献していただき感謝している。今後も地域での活動に尽力していただきたい」と述べた。

 老人クラブで長年、地域の清掃活動などに取り組んだとして、「老人福祉功労者」の表彰を受けた三宅町の東川善逸さん(85)は「身に余る光栄。今後も命の続くかぎり、活動を頑張っていきたい」と話していた。

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今中・上牧町長が3選目指し立候補表明 来年3月任期満了の町長選

 上牧町の今中富夫町長(65)は15日、任期満了(来年3月22日)に伴う同町長選挙に、3選を目指し無所属で立候補する意向を表明した。同町長選への出馬表明は初めて。

今中富夫上牧町長

今中富夫上牧町長

 今中町長はこの日の町議会の一般質問の答弁で、「気力体力も充実している。住民、議会、行政がともに力を合わせる和の町づくりを目指し、町長の職を継続してやりたい」と述べた。

 今中町長は同町職員を経て平成21年3月の町長選で初当選し、現在2期目。

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秋の七草 ハギの花見ごろ 大和高田の奈良文化高校

 奈良文化高校(大和高田市)で、秋の七草の一つ、ハギの花が見ごろを迎えている。

見ごろとなっているハギの花

見ごろとなっているハギの花

 同校は本校舎隣に「奈良文化」をイメージした植栽と遊歩道「万葉の小径」を整備。ハギのほかフジやナデシコなどを植えている。万葉の小径には140株のハギが植えられており、赤紫の小さい花が見ごろとなっている。

 同校は「地域の方々に花を楽しんでいただきたい」と、希望者が校門で守衛に申し出れば、花を切って持ち帰ってもらっているという。問い合わせは同校(☎0745・22・8268)。

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「症状あれば医療機関受診を」 相次ぐはしか感染で県が注意喚起

 関西国際空港などで、はしか患者が相次いで確認されたことを受け、県は感染拡大防止のための注意喚起に力を入れている。県内で感染者は確認されていないが「関空付近に行った人で、症状が出ている人は速やかに医療機関を受診してほしい」と呼びかけている。

 県では先月末から今月初めにかけ、各市町村や県医師会、保健所、県教委などに対し、はしかの集団感染の状況や、渡航歴があったり関空を利用した人で、はしかが疑われる症状が出ている場合の対応に注意するよう文書で通知。ホームページでも予防方法などについて説明している。

 県内のはしか患者の発生は、平成23年に2人▽24、25年は0人▽26年に1人▽27人に1人―で、いずれも海外渡航歴がある人だった。県によると、関空での集団感染が明らかになって以降、県民からは「来週海外に行くが、予防接種は受けたほうがよいのか」などの問い合わせが増えているという。

 県保健予防課の担当者は「ワクチンが不足しているケースもあるかもしれない。必要としている人がどのぐらいいるのか、まずは人数をつかまないと国にも要請できない」とし、今後市町村に対し、ワクチンの予防接種対象者の数についての聞き取りも検討している。

 厚生労働省によると、はしかのワクチンを接種すると、95%以上の人がウイルスに対する免疫を獲得できるとされ、2回接種する方が効果的という。18年度からは、1歳児と小学校入学前1年間の2回の定期予防接種制度が始まっている。県は「まずは母子手帳で予防接種の記録を確認し、まだ受けていない子供には早めに予防接種を受けさせてほしい。海外へ行く予定があり、予防接種を受けたか不安の人は、抗体検査を受けて」と呼びかけている。

高熱や全身の発疹、ワクチン接種が有効

 はしかは、麻疹ウイルスによる急性の全身感染症。感染すると約10日間の潜伏期を経て38度前後の発熱やせき、鼻水などのかぜの症状が現れる。熱はいったん下がった後、再び39・5度以上ぐらいの高熱となり、発疹が全身に広がる。肺炎や中耳炎を合併しやすく、まれに脳炎を起こすこともある。

 はしかは感染力が強く、空気感染するので手洗いやマスクでは予防できず、ワクチンの接種が効果的とされる。日本では平成22年11月以降は、海外由来型のウイルスしか検出されていない。国立感染症研究所によると、25年12月下旬から26年3月下旬にかけて、全国で206人のはしか患者が確認された。海外渡航中の感染が推定されるという。

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「本当はプレッシャーだった」 タカマツペア金メダル祝賀会で高橋選手が本音

 リオ五輪バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華(26)、松友美佐紀(24)両選手の祝賀会が橿原市内のホテルで開かれた。あいさつした高橋選手は、「PV会場では深夜まで、800人ものみなさんが応援してくれたと聞いて、勝ててよかったと思った」などと喜びを語った。

祝賀会であいさつする(左から)高橋選手、松友選手、日本ユニシスの小宮山元監督

祝賀会であいさつする(左から)高橋選手、松友選手、日本ユニシスの小宮山元監督

 10日夜に行われた祝賀会には、市や市スポーツ協会、市ジュニアバドミントン連盟の関係者ら約60人が出席。両選手が所属する日本ユニシス女子チームの小宮山元監督が五輪での優勝を報告し、森下豊市長が高橋選手に市民栄誉賞、松友選手に感謝状を贈った。

 市スポーツ協会の森下健男会長は、両選手に市スポーツ協会特別賞を贈呈。ジュニアバドミントン連盟などからも感謝状と花束が贈られた。

 その後2人はあいさつに立ち、高橋選手は「7月の壮行会で『金メダルを取って戻ってきて』といわれ、本当はプレッシャーを感じていた」と明かし、「五輪には自分たちのプレーをしようという思いで臨み、勝利できた。世界選手権でも金メダルを取れるよう、2人で頑張っていきたい。また取ったら、祝勝会をお願いします」と語り、会場は大いに沸いた。

 松友選手は「いつも先輩を応援してくれているみなさんに会えて、私もうれしいし、みなさんに愛されているパートナーを持って幸せです」とし、「五輪ではたくさんの方に応援していただき、最後まであきらめないで戦うことができてよかった。みなさんに応援していただいたおかげ。これから2人でもっと強くなれるように頑張っていきたい」と述べた。

 小宮山監督はリオ五輪出場を期待されながら、足のけがで出場できなかった高橋選手の妹、沙也加選手(24)についても触れ、「次の東京五輪では3人が輝けるよう、これからも応援よろしくお願いします」と話していた。

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「仕事果たせた」 上北山村の福西村長が今季限りで退任 

 上北山村の福西力村長(83)が14日会見し、今年12月22日に迎える任期満了をもって退任する意向を表明した。高齢であることや、国道169号の伯母峯峠道路の事業化が決まったことで「仕事が果たせた」としている。

今期限りでの退任について語る福西村長

今期限りでの退任について語る福西村長

 福西村長は会見で、「若い人にバトンタッチし、村の将来のありかたや定住促進、少子化解消など、いろいろな問題に取り組んでもらいたい」と話した。

 福西村長は村議を経て昭和63年の村長選で初当選し、現在7期目。任期満了に伴う同村長選は11月29日告示、12月4日投開票の日程で行われることが決まっている。

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【あっ、これ食べたい】あっさり、いくつでも食べられる 幾世屋の名物ぼたもち

 生駒市元町の「幾世屋」は現在の場所で90年以上営業する和菓子店。

いくつでも食べられそうな名物ぼたもち

いくつでも食べられそうな名物ぼたもち

 名物の「ぼたもち」は、「宝」に濁点をつけた独特の文字を「ぼ」、「多」を「た」と読ませる「宝多餅」で、一般的なぼたもちの約3倍の大きさ。女将の堀内靖子さん(77)は「夫婦円満を表していて、つぶあんとこしあんのセットになっています」とほほ笑む。

 大きさのインパクトだけではなく、素材と味にもこだわりが。もち米は佐賀県産のヒヨクモチ、あんこには北海道産大納言小豆とザラメを使っている。「添加物も使わず、手作りにこだわっています」と、娘で4代目店主の由加里さん(45)。あっさりとした甘さで、大きいが1箱ペロリと食べられる。作り置きはせず、注文が入ってからもち米をあんこで包む。店内の喫茶スペースでできたてを味わうこともできる。

 9月末までは、吉野本葛とこしあんを焼いた「葛やき」も販売中。これからは、栗をまるごと1個使った「栗大福」や「亥の子餅」など、季節感あふれる和菓子が登場する。(朋)

【住所】生駒市元町1-10-9

【連絡先】☎0743・73・2249

【営業時間】午前9時~午後6時※日曜は午前10時~午後5時

【定休日】水曜、日曜は不定休

【メニュー】宝多餅(1箱2個入680円、単品1個380円)、葛やき(200円)、生菓子(160円~)。喫茶メニューは、抹茶と季節の生菓子(680円)、抹茶と宝多餅(800円)など。

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「歴史的価値の高さ感じた」 金田法相が奈良少年刑務所視察

 金田勝年法務大臣は14日、廃止が決まった奈良少年刑務所(奈良市)を視察した。宮地重光所長から、設備や矯正・教育プログラムの説明を受けながら、中央看守所や放射状に広がる5棟の舎房、木工・建築科の職業訓練を行う実習場などを見て回り、「文化的、歴史的価値の高い建造物であると感じた。奈良の重要な観光資源であり、重要文化財として認めてもらえるとありがたい」と述べた。

中央看守所を視察する金田勝年法務大臣(手前左)

中央看守所を視察する金田勝年法務大臣(手前左)

 奈良少年刑務所は重厚なれんが造りが特徴で、明治政府が建設した「五大監獄」のうち、唯一当時の姿をそのまま残す。法務省は今年度中に受刑者の収容を停止し、民間に施設の運営を任せ活用することが決まっている。

 地元住民らは重要文化財の登録を目指して署名活動を展開しており、金田大臣は今後の活用について、「ホテルや博物館など、民間の約20社から話があると聞いている。どのように活用していくか、文化庁や県、市との連携を図っていきたい」と話した。

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「文化の薫りするまちに」 生駒市が奈良芸術短大と連携協定

 生駒市は、芸術文化を生かした地域活性化を進めるため、奈良芸術短期大学(橿原市)と連携協定を締結した。市が大学と協定を結ぶのは帝塚山大、近畿大、県立大に続き4校目。

協定を結んだ奈良芸術短期大の平田博也大学長(右)と小紫雅史市長

協定を結んだ奈良芸術短期大の平田博也大学長(右)と小紫雅史市長

 奈良芸術短大は2年前から、市の秋の恒例行事「高山 竹あかり」や、毎年8月に平和を祈り開催される「ピース・キャンドル・ナイト」の2行事で市に協力。同短大クラフトデザインコースの学生らが、イベントのポスターやパンフレットのデザインなどを手がけてきた。

 協定により、今後はほかの市民イベントでも連携。学生の感性を取り入れた取り組みを企画するとしている。

 市役所で開かれた締結式で、平田博也大学長は「身を引き締め、学生たちがよりよいものを目指すことで市に寄与したい」とあいさつ。小紫雅史市長は「まちづくりにデザインやアートは必要。大学の力を借り、文化の薫りがするまちにしたい」と話していた。

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なら国際映画祭17日に開幕 期間拡大、カンヌ受賞作上映も 初企画満載

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 河瀬直美監督の提唱で平成22年に始まった「なら国際映画祭」が17日、開幕する。4回目の今回は、例年より2日長い6日間。日本では劇場公開されにくい芸術性の高い作品が今回もそろったほか、今年のカンヌ国際映画祭の短編部門でパルムドールを受賞した「TIMECODE」など4作品が上映される「カンヌ映画祭招待作品」、子供向けの「ならキネコ上映会」など、初企画もめじろ押しだ。

 17日午後5時から奈良市の春日野園地で行われるオープニングセレモニーでは、俳優の斎藤工さんや別所哲也さんが河瀬監督とともに、奈良公園に敷かれたレッドカーペットを歩く。

 若手監督を招き、地元の人々と奈良を舞台にした映画を製作する「NARAtive」では、キューバ出身のカルロス・M・キンテラ監督が、東吉野村を舞台に75歳の孤独な猟師を描いた藤竜也さん主演の「東の狼」を制作。セレモニー後にはプレミア上映が行われ、藤さんやカルロス監督らの舞台あいさつも予定されている。

 最高賞「ゴールデンSHIKA賞」を最終日に決める「インターナショナルコンペティション」では、国内外から応募があった約1700作品から選ばれた8作品を上映。最高賞の受賞者は、次回の「NARAtive」プロジェクト作品を映画祭の支援で制作できる。

 今年は、なら国際映画祭とカンヌ国際映画祭の学生部門がパートナーシップ協定を締結。これにより、日本の学生映画監督による約70の応募作品から選ばれた9本を上映する「NARA―wave」では、優秀と評価された作品をカンヌ国際映画祭に推薦する。

 性的少数者(LGBT)の姿を描いた作品上映や、写真展「話そう!LGBT」も初企画。奈良初の映画館「尾花座」跡地に立つホテルサンルート奈良では、井筒和幸監督の「パッチギ!」など、古今東西の名画12本が上映される。

 クロージングセレモニーは22日正午から、ならまちセンターで。今年のカンヌで「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司監督の「淵に立つ」が全国公開に先駆けて上映され、各コンペの審査結果などが発表される。
各前売り券の購入は、電話予約(☎0570・02・9999)または「チケットぴあ」ホームページ(http://t.pia.jp/)で。

 問い合わせは、なら国際映画祭実行委(☎0742・95・5780)へ。

 なら国際映画祭の公式サイトはhttp://nara-iff.jp/2016/

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駅から新庁舎まで100メートル以上の屋根付き歩道設置へ 橿原市が計画

 橿原市は、近鉄大和八木駅南側に平成30年春オープンする新庁舎と同駅間の歩道に屋根を設置して「シェルター化」することを決め、開会中の9月議会に施設の設計委託費900万円を盛り込んだ補正予算案を提出した。

屋根が設けられる予定の近鉄大和八木駅南側の歩道。左が新庁舎建設地で、奥が駅方向

屋根が設けられる予定の近鉄大和八木駅南側の歩道。左が新庁舎建設地で、奥が駅方向

 新庁舎はホテルと市役所の窓口部門13課が入る予定の複合施設で、今年5月から工事が始まっている。地下に駐車場が設けられるが、最寄り駅から訪れる人も多いとみられ、利便性を高めようとシェルター化を決めた。

 現在、大和八木駅南口にはバス利用者らのために歩道に屋根が設けられているが、「風雨が強い時はぬれてしまう」との声もあるといい、市は「既存の屋根の改良も含め、シェルターの構造を検討する」という。今年度中に設計を終え、来年度に工事を実施、新庁舎との同時完成をめざす。

 新たに設置される屋根の長さは100メートル以上になる見込み。市は「雨の日にもぬれずに駅から市役所などに行けるよう整備したい」としている。

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特殊詐欺、川柳で防げ 県警と葛城市の梅乃宿酒造が募集

 振り込め詐欺などの特殊詐欺被害を防ごうと、県警と葛城市の酒造メーカー「梅乃宿酒造」が詐欺被害防止を呼び掛ける川柳を募集している。

平成26年の作品から作られた特殊詐欺被害防止ポスター(県警提供)

平成26年の作品から作られた特殊詐欺被害防止ポスター(県警提供)

 同社は平成24年に商品ボトルに被害防止を呼び掛ける札を付けるなど、防犯活動に取り組んできた。川柳募集は社会貢献活動の一環として25、26年にも行われており、今回で3回目。

 募集しているのは、特殊詐欺防止を呼び掛ける5・7・5の川柳で、1人3点まで応募可能。10月中に選考を行い、最優秀作品1点と優秀作品2点は県警と同社のホームページに掲載、県内の各金融機関に被害防止ポスターとして掲示する。

 県警によると28年上半期の特殊詐欺被害件数は32件で前年より10件少ないが、被害総額は前年比約606万円増の約1億9246万円という。

 応募は10月7日まで。メール(soumu@umenoyado.com)かFAX(0745・69・2122)、郵送で〒639―2102 葛城市東室171―1梅乃宿酒造物流センター総務課へ。問い合わせは同社(☎0745・69・2121)。

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戦国のキリシタン大名・高山右近の「福者」認定祝う 25日に橿原で記念講演会

 戦国時代のキリシタン大名・高山右近(1552~1615)が、カトリック教会で崇敬を受ける対象の「福者」に認定されたことを祝う「列福記念講演会とコンサート」が25日午後0時半から、橿原市の橿原文化会館小ホールで開かれる。

沢城跡近くに建てられている高山右近の石碑=宇陀市

沢城跡近くに建てられている高山右近の石碑=宇陀市

 右近は摂津国で生まれ、幼少期を大和の沢城(現宇陀市)で過ごした。12歳の時にキリスト教の洗礼を受け(洗礼名ユスト)、21歳で高槻城主となり、キリスト教を保護。その後、豊臣秀吉に棄教を迫られ、領地を没収されるものの信仰を守り、徳川幕府の禁教令のため1614年にマニラに追放。翌年同地で病気のため没した。

 福者は、カトリックでは「聖人」に次ぐ崇敬対象。信仰を守った右近を福者にしようという活動は死後直後から始まり、戦後も日本のカトリック教会によって列福活動が続けられ、今年1月、ローマ教皇が右近を福者と認定した。

 講演会では、キリシタン史が専門の五野井隆史・東京大学名誉教授が「右近の生きた歴史的環境」をテーマに講演。カトリック奈良南聖歌隊や典礼聖歌奉仕会によるコンサートが開かれ、右近に関連した版画展なども開催される。

 ローマ教皇庁による右近の列福式は、来年2月7日正午から、大阪市の大阪城ホールで行われる。日本司教団の一員として一昨年、バチカンに列福を求める嘆願に行き、25日のコンサートにも出演する橿原市合唱協会会長の仲川久代さん(78)は、「私の生きている間に右近が福者に認定されるとは思っていなかったので、本当にうれしいです」と話している。

 講演会・コンサートの入場料は千円。問い合わせはカトリック大和八木教会(☎0744・22・3855)か、仲川さん(☎0744・23・0330)へ。

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最後の矯正展にぎわう 杉良太郎さんらも視察 奈良少年刑務所

 今年度中に受刑者の収容が停止されることが決まっている奈良少年刑務所(奈良市)で10、11日、刑務所の一部を開放し、刑務所製品の販売などを行う「第26回奈良矯正展」が開かれた。〝最後の矯正展〟を見ようと県内外から大勢の人々が訪れ、来場者は美しい建物を写真に収めるなどしていた。

「最後の矯正展」は大勢の来場者で賑わった

「最後の矯正展」は大勢の来場者で賑わった

 地域住民に刑務所での教育や職業訓練内容を紹介し、理解を深めてもらう目的で毎年開催。近畿圏の刑務所で作られた革製の靴や、木製のおもちゃ、キッチン用品など、さまざまな製品を展示販売。子供用に、刑務官の制服のレプリカを着用する体験コーナーも設けられた。地域の支援団体などが出店する模擬店では、お好み焼きやソフトクリームなどが振る舞われた。

 入場者は10日午前中だけでも3千人を超えたといい、同刑務所の岩本康彦総務部長(54)は「予想外の盛況ぶりに驚いている。奈良では最後だが、受刑者の社会復帰や刑務所の役割に興味を持ってもらうきっかけとなれば」と名残惜しそうに話した。

 10日は特別矯正監を務める俳優で歌手の杉良太郎さんと、矯正支援官の女性ダンス・ボーカルグループ、MAXのメンバーも来所。設備や機能の説明を受けながら、訓練場や実際に受刑者が暮らす建物内を熱心に視察した。杉さんは「受刑者を入れておくだけの刑務所では意味がない。奈良少年刑務所のようなケアができる場所が重要」などと話していた。

所内を視察する杉良太郎さんとMAXのメンバー

所内を視察する杉良太郎さんとMAXのメンバー

 刑務所見学に参加した橿原市の正垣佐和子さん(68)は「今年で最後だと聞いたので初めて訪れた。すてきな建物なので、今後どのように使用されるのか、興味があります」と話していた。

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「全国民カバーする歌に」 国文祭・障文祭イメージソング手がけた新井満さんが語る

 来年開催される「第32回国民文化祭・なら2017」と「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」(国文祭・障文祭)。共通イメージソング2曲を手がけた作詞・作曲家の新井満さん(70)は奈良市富雄に暮らした経験もあり、奈良を「思い出深い土地」と話す。今回手がけたイメージソングについて、「県民の歌であり、全日本国民をカバーする歌にしたかった」と思いを語った。

イメージソングへの思いを語る新井満さん

イメージソングへの思いを語る新井満さん

 イメージソングは、古事記に登場するヤマトタケルの和歌を元に構成したという「やまとしうるはし」と、俵万智さんら8人の詩から構成された「千年のかくれんぼ」の2曲。新井さんには今春、県から依頼があり、「全身を総動員して、命がけで取り組まなければならない仕事だと思った」と振り返った。

 古事記を何度も読み直す中、ヤマトタケルの歌に「望郷の歌で、(イメージソングに)『どんぴしゃだ』と思った」という新井さん。「日本人はふるさとを顧みる民族。そのルーツは、『古事記』や『ヤマトタケル』にあるのでは」と題材に選んだという。日本の原風景を思い浮かべられるような懐かしいメロディーで、「自分の中にある〝良い思い出〟を懐かしめるようなメロディーラインにした」と話した。

 一方、「千年のかくれんぼ」はラテン調の大人っぽい雰囲気。俵万智さんや松尾芭蕉など、古今東西8人の詩を元に構成されている。テーマは「恋」で、「やまとしうるはし」と全く違った味わいが魅力だ。新井さんは「この2曲は両輪」と強調、「セレモニーなどでは『やまとしうるはし』を、愛唱歌として『千年のかくれんぼ』を使ってほしい」と話した。

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【学童野球】《写真特集》熱戦の選手たち ろうきん杯大会決勝

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町家の芸術祭・はならぁと 10月1日から開催 高取では案山子めぐりと連動

 町家を活用し芸術家らが作品を披露する「奈良・町家の芸術祭 はならぁと2016」(同実行委主催)が10月1日~31日に開催される。今回は高取町の土佐町並みエリアで「第8回町家の案山子めぐり」と同時開催するほか、橿原市の今井町エリアでも予定。町家とアートの融合が楽しめそうだ。

「はならぁと」と同時開催される「町家の案山子めぐり」の会場

「はならぁと」と同時開催される「町家の案山子めぐり」の会場

 同芸術祭は地域と芸術を融合し、空き町家の利活用につなげようと平成23年に始まり、今年で6回目。

 「はならぁと こあ」として土佐町並みエリアでは、展覧会「人の集い」を開催。絵画や写真などの芸術家5人が空き町家などで作品を展示する。さまざまなかかしが並ぶ「案山子めぐり」も同時に開かれる。

 今井町エリアは「はならぁと ぷらす」として、10月22日~31日に地元まちづくり団体が企画し、芸術家らが出展する。このほか、「はならぁと あらうんど」が、橿原市の八木札の辻エリア(11月1日~6日)と吉野町国栖(10月9日)でも予定されている。

 実行委員長の川端規央さんは「空き町家の利活用などで活性化につなげたい。地域の人たちが楽しみ、有意義なものになれば」。土佐町並みエリアを担当するインディペンデント・キュレーターの遠藤水城さんは「案山子めぐりはおもしろい。奈良特有の町家のすばらしさにアートの斬新さを組み込ませ、相乗効果で体験に深みを与えたい」と話している。

 問い合わせは実行委事務局(☎0743・25・6126)。

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【学童野球】下田スポーツ少年団がサヨナラでV ろうきん杯大会

 第17回ろうきん杯学童軟式野球選手権大会(近畿労働金庫奈良地区統括本部など主催)の決勝戦が11日、桜井市の芝運動公園野球場で行われ、下田スポーツ少年団(香芝)が3―2で生駒GKブロッカーズ(生駒市)にサヨナラ勝ちし、優勝を果たした。

優勝しダイヤモンドを一周する下田スポーツ少年団ナイン

優勝しダイヤモンドを一周する下田スポーツ少年団ナイン

 下田スポーツ少年団は10月15日から兵庫県などで開催される佐川印刷旗第10回近畿学童秋季大会に県代表として出場する。

 下田スポーツ少年団は同点の五回、2死走者無しの場面で1番大城がランニング本塁打を放ち勝ち越しに成功。七回も2死無走者の同じ場面から、またも1番大城の打席。外角高めのボールをフルスイングするとボールは外野の頭を越え、これがサヨナラ本塁打となり試合を決めた。

 生駒GKブロッカーズは投手陣が強打の下田スポーツ少年団を相手に六回まで2失点と粘りを見せたが最後の一球に泣いた。

記念撮影する下田スポーツ少年団の選手

記念撮影する下田スポーツ少年団の選手

 下田スポーツ少年団の酒井優夢主将(6年)は「みんなが繋がって一つになってくれた。近畿大会は前回準決勝で負けてしまったので今度は優勝したい」と笑顔。サヨナラ本塁打を放った大城志琉君(6年)は「アウトコースの球を狙って素直に打つことができて、気持ちよかったです」と顔を紅潮させていた。

 準決勝の結果は次の通り。下田スポーツ少年団5―0牧野ジュニアーズ(五條)▽生駒GKブロッカーズ3―1小林ビートルズ(郡山)

優勝旗を受け取る下田スポーツ少年団

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準優勝の生駒GKブロッカーズ

準優勝の生駒GKブロッカーズ

特別な御朱印 奈良県内でも4寺で 「西国三十三所札所会」が記念事業

 国内最古の巡礼路とされる西国三十三所が平成30(2018)年に草創1300年を迎えるのを前に、「西国三十三所札所会」が記念事業として、毎月1回1札所で特別な御朱印を受ける「月参り巡礼」を実施する。県内でも4つの寺で特別な御朱印が授与される予定で、「御朱印ブーム」の中、人気を集めそうだ。%e5%be%a1%e6%9c%b1%e5%8d%b0

 西国三十三所は養老2(718)年、長谷寺の徳道上人が閻魔大王からお告げを受けて起請文と宝印を授かり、人々に観音霊場に参ることをすすめたことが最初と伝えられる。

 月参り巡礼は、各札所で毎月法要を営んで巡礼者とともに災害被災地の復興や世の安寧を願うもの。今年4月の青岸渡寺(第1番札所、和歌山県那智勝浦町)から始まっており、県内では25日に第6番の壷阪寺(南法華寺、高取町)、10月16日に第7番の岡寺(明日香村)、11月18日に第8番の長谷寺(桜井市)、12月10日に第9番の興福寺南円堂(奈良市)で法要があり、御朱印が授与される。

 特別な御朱印は蓮の上の観音が衣をまとった図柄。壷阪寺では午前8時半~午後5時、通常の御朱印とともに受けられる。法要は午後1時からで、問い合わせは同寺(☎0744・52・2016)。

 巡礼の全体的なことなどに関する問い合わせは、石山観光会館内の西国三十三所札所会事務局(☎077・548・8621)へ。

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【奈良移住物語】「健やかな選択」、自然豊かな宇陀でフリーペーパー編集

 青空と伊那佐山の緑が目に心地良い宇陀市榛原沢地区。この地でフリーペーパーやウェブマガジンの編集者兼ライターとして活動する赤司研介さん(36)は、5年前の東日本大震災を機に、神奈川県藤沢市から一家で移住してきた。「子供たちに豊かな未来を残したい」。移住を経てたどり着いたのは、自然環境と持続可能な暮らしを重んじる「健やかな選択」という生き方だ。(浜川太一)

「生き物の存在を身近に感じられる環境がいい」と、手がけたフリーペーパーを手に話す赤司研介さん

「生き物の存在を身近に感じられる環境がいい」と、手がけたフリーペーパーを手に話す赤司研介さん

■震災が転機に

 「生き物たちの息遣いとゆったりした時間を感じられる、この上ない環境です」。平成24年3月に桜井市に移り住み、その後よりよい環境を求め、宇陀市に暮らし始めて約2年。新天地にすっかり溶け込んだ赤司さんは、まちの魅力を笑顔で語る。

 大学を卒業後、東京の広告制作会社に就職。このときに起きた東日本大震災が、その後の生き方を変える契機になった。当時、保険や金融商品の宣伝パンフレットを制作していた赤司さんは、激震と津波で変わり果てた町並みをテレビで目の当たりにし、ふと思った。「自分は何をやっているのだろう。今やるべきことは、ほかにもっとあるのではないか」―。

 震災から2週間後に長女が生まれ、福島で起きた原発事故も気がかりだった。「やるべきこと」の道筋ははっきりと定まっていなかったが、思い切って移住を決断した。

■雄大な自然に魅了された

 地域に溶け込むのに、そう時間はかからなかった。畑作業の経験がなかった赤司さんに、地域の人たちは野菜の育て方を一から教えてくれた。地域の伝統神事にも招かれ、田植え祭や秋祭りなど、20以上あるすべての行事に参加。近所付き合いを通じ、「顔の見える関係」の大切さに気づいたという。

 雄大な自然にも魅了された。「森は確かに生きていて、一本一本の木にも幹の伸び方や形状に、性格の違いが出ることが分かった」。大台ケ原や大杉谷を歩いてまとめたフリーペーパー「GREEN PAPER」は、単なる観光案内ではなく、人と自然の共生や持続可能な暮らし、というテーマの発信に重点を置いた。

自宅前の畑で栽培しているトマトの手入れをする赤司研介さん

自宅前の畑で栽培しているトマトの手入れをする赤司研介さん

 これらの経験を通じて、「自然」というキーワードを、自身の価値判断の基準にする「健やかな選択」という考えを持つようになった。多少値が張っても、できる限り化学肥料を使っていない有機野菜を買う。「生産者を応援し、環境保護につながる」と赤司さんは話す。

■「スローカルチャー」

 今年6月、赤司さんは「SlowCulture(スローカルチャー)」という新たな屋号で、フリーランスのライターとしての活動を始めた。

 近ごろ切実に感じるのは「世の中の動きが早すぎる」ということ。SNSでは、遠方の人と瞬時にやりとりができる。「新幹線に勝る乗り物が走ろうとしている」といい、「だが、便利さと引き換えに得られるのは結局、今以上の忙しさではないか」と思う。

 「便利さと手間暇が混ざり合う、ちょうど真ん中を目指せば、もっと豊かになるんじゃないかな」。赤司さんは、そんな思いを新しい屋号に込めた。ゆっくりと共感の輪が広がることを願いつつ、子供たちのために、健やかな未来の青写真を描いている。

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【高校野球】奈良大付が天理に勝利 秋季近畿大会県予選

 秋季近畿地区高校野球大会県予選が11日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われた。結果は次の通り。

 【2回戦】橿原学院8―6奈良情報商▽畝傍5―4平城▽奈良大付5―2天理

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9月12日は新聞休刊日です

日頃は産経新聞ほか、グループ紙をご購読いただきまして、まことにありがとうございます。

9月12日は「新聞休刊日」となっており、朝刊の配達がございません。大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解ください。

まだ残暑厳しい日もありますが、一日一日秋が近づいてきています。普段、インターネットでニュース記事を読んでいただいている皆様、「ニュースはネットで十分」と思っていらっしゃる皆様、紙の新聞を読むと、新しい発見があるかもしれません。

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高齢者に元気を届け知恵学ぶ 天理の若者が訪問プロジェクト

 天理市内で働く人や学生が、1人暮らしの高齢者宅を訪ねて話を聞き、「自分史」の製作を手伝う取り組みを進めている。昨年5月に発足した「高齢者元気創出プロジェクトTENRI」が実施。若者が訪問して元気を届け、高齢者からは知恵を学ぶ―といった世代間交流で、双方が「ウィンウィン」(相互利益)の関係を築くことで、生きがい作りにつなげることがねらいだ。(浜川太一)

アルバムや日記帳を開きながら、前川さん(中央)の経験を聞き取るメンバーら

アルバムや日記帳を開きながら、前川さん(中央)の経験を聞き取るメンバーら

■静かに寄り添い耳傾け

 「幼少期の一番の思い出は何ですか」「趣味は何ですか」―。8月上旬、午後7時。天理市櫟本町の前川きよ子さん(91)宅で、2人のプロジェクトメンバーが前川さんに耳元で質問していた。

 訪問は5月から始まり、この日が3回目。耳が聞こえづらくなった前川さんは何度か聞き返しながら、「詩吟が一番好きやったなあ」と、はっきりした口調で答えた。途中でお茶休憩をはさみつつ、前川さんはアルバムや日記帳のページを繰りながら約2時間、友人との旅行やバレーボールに励んだ学生時代の思い出を話した。

■生きがい作りをお手伝い

 「高齢者元気創出プロジェクトTENRI」の発起人で代表の天理大職員、井上久光さん(52)は、高齢者の万引事件などの報道に接し、「晩年を生きがいを感じながら暮らしてもらう手伝いができないか」と構想。「自分史」作りの過程で自身の人生を肯定し元気になってもらおうと、プロジェクト「その人物語」を始動、前川さんが第1号となった。

 プロジェクトには現在、天理大や天理医療大の学生のほか、市議会議員、市地域包括支援センター職員ら約40人が集う。製作する「自分史」は約200ページの冊子で、費用は参加者の寄付や印刷会社の協力で捻出。完成後は1冊を無料で贈り、増刷希望者には自己負担してもらう。

 「自分史」は書籍の形態だけではなく、希望があれば写真、録音、動画も想定。絵を希望する人があれば、天理大美術部の学生が描くという。

■自然な会話で傾聴

 メンバーは話を聞く際、矢継ぎ早に質問し「追及」するのではなく、自然な会話の中で出てきた人生経験を拾い取る「傾聴」の形を取るよう心がけている。前川さん宅へ通う天理大職員、森川智美さん(33)は「相手の負担にならず、双方が楽しみながら進めるのが大事」と話す。

 同じプロジェクトメンバーで天理医療大4年の真田陽生さん(21)は、将来看護師を目指しており、傾聴の大切さを感じて参加。「戦争体験など、人生の先輩の知恵を聞けるのはとてもありがたい」と話し、前川さんも「若い人と話すことができて、こんなにうれしいことはない。自分史の完成が待ち遠しい」と顔をほころばせた。

 プロジェクトでは自分史作り以外に、高齢者と共同で行う農作業体験なども計画中。井上さんは「同様の活動が市外にも広まり、地域全体で高齢者を支える仕組みができていけば」としている。

 プロジェクトでは、「自分史」の製作希望者を募集している。対象は天理市内の一人暮らしの高齢者。問い合わせは井上さん(☎090・8822・8168)。

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橿原に凱旋のタカマツペア バドミントンチーム交流会で金メダルプレー披露

 リオ五輪バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得し10日、橿原市に凱旋した高橋礼華(26)、松友美佐紀(24)の両選手。神武祭で使う輿に乗って市内をパレードして市民から大歓迎を受けるとともに、市内のバドミントンチームの選手らが参加する交流会にも出席し、金メダルのプレーを披露した。

ジュニア選手を指導する高橋選手

ジュニア選手を指導する高橋選手

 近鉄橿原神宮前駅前から橿原神宮南神門までのパレードでは多くの市民やファンらが沿道を埋めた。両選手は、「金メダルおめでとう」といった祝福の言葉や名前を呼ぶ声が高まるなか、メダルを見せながら笑顔で進んだ。

 橿原市の会社員、勝山雄志さん(29)は「2人ともかわいかった。思っていたよりも小柄で、あの体からどうして五輪で見せたような力強いプレーができるのか、信じられません」。一緒に来ていた同僚の東大阪市の本間悠太さん(30)は「逆転で金メダルを決めた決勝戦のプレーに感動した。きょうも来てよかった。感激です」と2人を写真に収めていた。

 午後からは橿原市中央体育館で市内のジュニア、シニアのバドミントンチームのメンバー約200人が参加する交流会も開催。両選手は所属する日本ユニシスの監督らを相手にミニゲームに臨んだり、選手たちを指導するなど交流を深めた。

シニア選手を指導する松友選手

シニア選手を指導する松友選手

 高橋選手から指導を受けた市立金橋小6年、田中聖也さん(11)は「スマッシュのスピードがすごかった。教えてもらったことを忘れずにやっていこうと思う」。主婦らでつくるバドミントンチーム「ドリーム」のメンバー、堀由利さん(58)は「プレーを生で見る機会はなかったのですごいと思った。感激しました」と話していた。

 高橋、松友両選手の次の目標は来年の世界選手権での優勝。高橋選手は「多くの人が来てくれてびっくり。地元の人が応援してくれるのは本当にうれしい。次の目標は世界選手権で金メダルを取ることなので、それを持ってまた戻ってきたい」。松友選手は「温かく迎えていただき本当にうれしく思う。世界選手権で勝てるように、これからも2人で成長していきたい」と意気込みを見せた。

金メダルを見せながら輿に乗ってパレードする高橋、松友の両選手。市民から祝福を受けた

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青空のもとでフィールド駆け巡る 橿原で中学校学年別対校陸上競技大会

 県内の中学1~3年生が参加し新人戦に位置づけられる「第64回県中学校学年別対校陸上競技大会」(県中学校体育連盟など主催)が10日、橿原公苑陸上競技場(橿原市)で開幕し、選手らが日ごろの成果を発揮した。11日まで。

力いっぱいレースに挑んだ選手たち

力いっぱいレースに挑んだ選手たち

 この日行われた開始式では、昨年の学年別優勝校が優勝杯を返還した。大会には県内85校の男女計約1300人が参加し、走り高跳びや200メートル走、砲丸投げなどを学年・男女別に実施。学年別で各種目の8位入賞者までの得点の合計を競った。

 昨年も円盤投げに出場し2年連続で1位となった、橿原市立畝傍中学2年の黒田咲希さん(14)は「今回は負けると思っていたので、優勝できてよかった」と声を弾ませた。

力いっぱいレースに挑んだ選手たち

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秋の平城京天平祭は収穫祝う「みつきうまし祭り」  特製ご朱印帳で古刹めぐりも

 世界遺産・平城宮跡(奈良市)を会場とする恒例の「平城京天平祭・秋」が今年から、秋の実りを祝う「みつきうまし祭り」として10月29日~11月6日に開催される。法華寺、西大寺、海龍王寺の周辺3寺と連携、光明皇后や称徳天皇ゆかりの古刹も巡ってもらおうと、女性の天平衣装と同じ生地を使ったオリジナルご朱印帳を初めて作製した。〝御朱印ガール〟の人気も集めそうだ。

「みつきうまし祭り」に合わせ作られた朱印帳などを手にする関係者

「みつきうまし祭り」に合わせ作られた朱印帳などを手にする関係者

 天平祭は平城宮跡にぎわいづくり実行委員会と県、市の主催で平成23年から開催。現在は春と夏、秋に行われている。

 秋は今回から、祭りのために収穫した食べ物や花、歌などを献上することを意味する「みつき」という言葉を用いた名称に。古代行事の再現やステージイベント、天平衣装体験、食のコーナーなどが予定されている。

 朱印帳は観光雑誌「ならめがね」を発行する合同会社エディッツ(奈良市)の協力で作製した。表紙には、天平祭の行列などで女性が着る天平衣装と同じ生地を使用。花の文様「円花文」が施され、華やかなものとなっている。裏表紙は平城京を守る四神にちなみ、青、赤、白、黒の4色をそろえた。

 限定710冊(1冊1300円)で、東京・奈良まほろば館で今月16~29日に行うキャンペーンで先行販売し、10月29日からは祭り会場で販売予定。購入すると同29、30日と11月3、5、6日に平城宮跡大極殿院南門前の特設会場で「平城宮跡特別ご朱印」を無料で受けられる。寺院での朱印は拝観料・ご朱印代が必要。

 ならめがね副編集長の白崎友美さんは「天平衣装は女性のあこがれ。その生地を使った朱印帳を手にする女性はうれしくなると思う」、海龍王寺の石川重元住職は「参拝は観光の一環ととらえられがちだが、奈良時代からの祈りを感じていただきたい」と話している。

「みつきうまし祭り」に合わせ作られた朱印帳などを手にする関係者

「みつきうまし祭り」に合わせ作られた朱印帳などを手にする関係者

 問い合わせは県平城宮跡事業推進室(☎0742・27・8973)。

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【学童野球】大和郡山で16チームが熱戦 北和地区親善大会

 第36回北和地区親善学童軟式野球大会(大和郡山市民懇話会など後援)が10日、大和郡山市営球場(ならっきー球場)などで開幕。天理、郡山、生駒市、生駒郡、奈良、磯城の各支部から16チームが参加し、熱戦を繰り広げた。

力強く選手宣誓するやまとの是沢天晴主将

力強く選手宣誓するやまとの是沢天晴主将

 開会式では、前年度優勝チームの鹿ノ台バンビーズ(生駒市)から優勝旗、準優勝の大安寺アパッチライオンズ(奈良)から準優勝楯がそれぞれ返還された。

 矢田イーグルス(郡山)の沢村一辰君(11)が開会宣言を行った後、選手を代表してやまと(奈良)の是沢天晴主将(11)が「野球ができる喜びを感じ、最高の仲間とともに最後の一球まで全力でプレーすることを誓います」と元気に宣誓した。準決勝と決勝は22日に同球場で行われる予定。

 結果は次の通り。

 【1回戦】壱分ジュニアシャインスターズ4―1朝和イーグルス▽山陵クイーンズ9―0城ケ丘エンゼルス▽飛鳥紀寺スポーツ少年団6―1生駒東少年野球クラブ▽法隆寺ファイターズ6―4小林ビートルズ▽やまと7―4矢田イーグルス▽斑鳩少年野球部31―0井戸堂ファイターズ▽生駒ドラゴンズ3―0天理小コスモ▽斑鳩ブルースター15―0田原本東レッドファイターズ

 【準々決勝】山陵クイーンズ7―0壱分ジュニアシャインスターズ▽飛鳥紀寺スポーツ少年団9―2法隆寺ファイターズ▽斑鳩少年野球部12―0やまと▽斑鳩ブルースター8―7生駒ドラゴンズ

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♡奈良婚♡を国内外でPR ウエディングの会が公式サイト開設

 古都・奈良で思い出の結婚式を―。県内のホテルやゲストハウスなど約10社が加盟する「奈良ウエディングの会」が、奈良でのウエディングの魅力や、各会場で実施されているフェアやプランなどの最新情報を掲載するインターネットの公式サイト(http://nara-wedding.jp/)を開設した。

奈良ウエディングの会の公式サイトの画面

奈良ウエディングの会の公式サイトの画面

 奈良ウエディングの会は、平成25年2月に発足。奈良で結婚式を挙げてもらおうと共同のイベント開催や商品企画などを通じ、〝奈良婚〟をPRしている。

 公式サイトでは、これまでそれぞれのサイトで別々に発信されていた各式場の詳細や、ブライダルフェアの情報がまとめられている。日付による検索も可能だ。

 同会ではサイト新設記念として、11月30日までに挙式を申し込んだカップル限定で、ウエディングギフト券など3万円相当をプレゼントするキャンペーンを実施している。

 担当者は「奈良で結婚式を挙げる人は地元の人が多いが、奈良の魅力を発信することで、県外や海外の人にも奈良での挙式に興味を持ってもらいたい」と話している。

 キャンペーンは各会場で記念特典が異なるため、問い合わせが必要。詳細は公式サイトへ。

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【高校野球】桜井、奈良が初戦突破 秋季近畿大会県予選

 秋季近畿地区高校野球大会県予選が10日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで1回戦2試合と2回戦2試合が行われた。結果は次の通り。

 【1回戦】桜井4-3高円▽奈良9-2五條(七回コールド)

 【2回戦】郡山6―0奈良女大付▽一条4―2法隆寺国際

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バドミントン金、タカマツペアが高橋の故郷・橿原市で凱旋パレード

 リオデジャネイロ五輪バドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華選手(26)、松友美佐紀選手(24)の「タカマツペア」が10日、高橋選手の出身地、奈良県橿原市内で凱旋パレードし、多くの市民から祝福を受けた。

橿原神宮境内をパレードする高橋礼華選手(左)と松友美佐紀選手

橿原神宮境内をパレードする高橋礼華選手(左)と松友美佐紀選手

 近鉄橿原神宮前駅前広場で午前10時から記念セレモニーがあり、市や市バドミントン協会が両選手に花束を贈呈。両選手は「金メダルを持ち帰ることができてうれしく思います。応援ありがとうございました」と語り、森下豊市長は「約束を果たしていただき、感謝しています」と祝った。

 両選手は「神武祭」(毎年4月)で使われる輿に乗るなどして橿原神宮境内の南神門までの約700㍍をパレード。市民からの「おめでとう」などの祝福の言葉に笑顔で手を振って応えていた。その後、橿原神宮に参拝し、優勝を報告した。

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