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「がん封じ」祈り、竹杯で一杯 大安寺で笹酒祭り

 南都七大寺の一つ大安寺(奈良市)で23日、無病息災を祈る伝統行事「光仁会・笹酒祭り」が行われ、寒空の下、訪れた多くの参拝者に「がん封じ」のご利益があるとされる笹酒が振る舞われた。

参拝者に笹酒を振る舞う笹娘

参拝者に笹酒を振る舞う笹娘

 祭りは奈良時代、光仁天皇が境内の竹を杯にして酒を飲み、長寿を保ったとする故事にちなんで、毎年行われている。

 がん封じの太鼓が響く中、約20人の着物姿の「笹娘」が竹筒(約1・5メートル)に入れて、たき火で燗にした笹酒を準備。参拝者が差し出す竹製のおちょこ(竹杯)に次々に注ぎ、参拝者は、白い息を吐きながら笹酒を飲み干して、頬を赤く染めていた。

 初めて訪れたという河合町の主婦、伊藤貴子さん(48)は「家族が健康でいられるようにお祈りしました」と顔をほころばせた。

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妖艶・美人画、大河「真田丸」関連作品も 県立美術館で「日本美術の輝き」展始まる

 桃山時代から近代までの美人画や武者絵など約100点を紹介する「真田丸」関連企画展「蕭白・松園…日本美術の輝き~美人画、武者絵から刀剣、近代の名品まで」が23日、県立美術館(奈良市)で始まり、美術ファンら多くの来場者が詰めかけた。3月13日まで。

多彩な美人画に見入る来場者

多彩な美人画に見入る来場者

 展示品のうち美人画は40点。曾我蕭白(そがしょうはく)は江戸時代中期の画家で、色彩豊かで妖艶さが漂う代表作の「美人図」を展示。明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家、上村松園(うえむらしょうえん)の美人画「春宵」なども並び、多彩な美人画表現とその変遷を見ることができる。

 また、江戸時代のファッション誌で、当時の服飾を描いた「雛形絵巻」のほか、刺繍などで桜や松を表した打ち掛けも展示されている。館の担当者は「当時の美意識を垣間見ることができる」。

 豊臣秀吉の側室・淀殿を描いた「伝淀殿画像」(桃山~江戸時代)は、淀殿の筆跡を含むとされる「手鑑」(藤岡家住宅蔵)と共に展示された。

 開会式では荒井正吾知事が「心を休める文化が見事に残っていることがわかる展示で、その歴史を感じてほしい」とあいさつした。県立美術館②

 県美術人協会会員の杉山洋子さん(71)は「着物は現代に通じる斬新な柄が多く、展示作品の顔や着物の様子の移り変わりが新しい発見となって面白いと思います」と話していた。

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【奈良テレビおすすめ!】『御食つ国・伊勢志摩 冬の極上味いただきます!』(23日午後6時半から)

 ◇『近鉄スペシャル「御食つ国・伊勢志摩 冬の極上味いただきます!」』(23日午後6時半から)

 この時期、旬のおいしい味覚がいっぱいの三重県・伊勢志摩。仲良しコンビの安田美沙子と小林さりが賢島から伊勢へと向かう1泊2日の旅を楽しみます。

 賢島に降り立った2人が最初に向かったのは、〝極上のおもてなし〟という言葉がピッタリのリゾートホテル。美しい英虞(あご)湾の風景が楽しめるレストランでランチを味わいます。その中でも、手間ひまをかけてじっくり作り上げた伊勢海老のクリームスープは注目の一品です。そのほか、志摩の冬を代表する美味「あのりふぐ」を堪能するなど、この地域の「食の素晴らしさ」が詰まった53分間、ぜひご覧ください。

 奈良テレビ放送のホームページはhttp://www.naratv.co.jp/

名前は「四神の館」に決まる 今秋開設のキトラ古墳壁画保存・展示施設

 国営飛鳥歴史公園事務所(明日香村)は、今秋オープン予定のキトラ古墳壁画の保存・展示施設の正式名称が「キトラ古墳壁画体験館 四神の館(しじんのやかた)」に決まったと発表した。昨秋、名称案を公募し、最優秀賞に選ばれた作品をもとに決定した。

保存・展示施設の完成予想図(国営飛鳥歴史公園事務所提供)

保存・展示施設の完成予想図(国営飛鳥歴史公園事務所提供)

 公募には全国から175件の応募があり、有識者らでつくる名称選定委員会(委員5人)が「壁画を表し、親しみがもてる」などの視点で審査。最優秀賞には橿原市の吉田晶子さんの「キトラ 四神の館」が選 ばれた。

 四神は古代中国の方位を表す4つの動物(青龍、白虎、朱雀、玄武)のこと。キトラ古墳には東西南北の各壁に4つの動物すべてが描かれていた。吉田さんは作品に「キトラ古墳といえば四神の壁画に代表される。訪れた人が壁画の描かれた古代に思いをはせながら、いろいろな体験をしてほしい」という思いを込めたという。

 また、優秀賞には吉田篤司さん(明日香村)の「あすかキトランド」▽山下賢三さん(香芝市)の「キトラーン」▽中村祐子さん(大阪府羽曳野市)の「キトらぼ」が選ばれた。

 優秀賞を含めた入選者4人には、2月8日に開かれる表彰式で感謝状などが贈られる。

 キトラ古墳壁画の保存・展示施設は地上1階地下1階で、広さ約2500平方メートル。壁画を紹介するマルチシアターなども備え、同公園「キトラ古墳周辺地区」のメーン施設となる。

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【ガムシャラ バンビシャス】プレーオフ進出へ、山場の滋賀戦近づく

 バンビシャスは、18、19の両日開催された広島戦にいずれも100点ゲームで快勝し、球団の連勝記録を6に更新した。また、これまで11勝17敗で勝率も福岡と並んだが、得失点差で上回り、プレーオフ圏内の8位に順位を上げた。

 今後は、鈴木達也が出場する24日のオールスターゲームを挟み、30、31の両日はいよいよ衛藤晃平ヘッドコーチが「後半戦のポイント」と位置付ける滋賀戦が奈良市中央体育館で開催される。昨季1勝もできなかった滋賀から勝利をつかめるかが、後半戦の躍進を左右するだろう。1_30_31_ol

 主将の本多純平は、プレーオフに進出するためには、「勝ち星を1つでも多く増やさなくてはならない」とした上で、滋賀戦へ向けて「成長を証明したい。今までしてきたことをどこまで表現できるか、ここでどれだけ力を出せるか、試合が待ち遠しい」と意気込む。

 滋賀戦は、「みんなが人権ブースターpresentsホームゲーム」として開催。公式ホームページには、選手それぞれが人権について考えたメッセージや動画をアップしている。

 本多は「『一人の意見』がまちを変える大きな可能性を秘めています。勇気をもって伝えていきましょう。みんなが思ったことを発言できる環境づくりも大切です。相手の意見を尊重しましょう」。笠原太志は「僕には、姉と妹の女兄弟がいます。姉や妹が近くにいて育ってきたからこそ、男女平等な社会が大切であると思っています。『女性だから』『男性だから』と不平等であることがまだまだ多いように感じます。みなが平等に自分らしく生きることで、それぞれが、自分のやりたい仕事につき、よい社会がつくれると思います」などとメッセージを寄せている。

 バンビシャスは、未来を担う子供たちへの啓発活動など、地域社会に貢献する活動を通し、地域とともに育っていくチーム目指す。

 【次の試合】
滋賀戦=30日午後6時、31日午後2時▽会場=奈良市中央体育館

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大判、小判に富本銭… 歴史に憩う橿原市博物館で「カネ・人・こころ」展 

 古代から現代までの貨幣などを展示した企画展「カネ・人・こころ」が、橿原市の「歴史に憩う橿原市博物館」で開かれている。同館は「お金の歴史と人との関わりを見てほしい」としている。

世界最大級の貨幣「慶長笹書大判金」

世界最大級の貨幣「慶長笹書大判金」

 展示されているのは、最古の貨幣といわれる飛鳥時代の無文銀銭や飛鳥池遺跡(明日香村)で出土し、有名になった富本銭、日本国内で本格的に流通した和同開珎に代表される皇朝十二銭、中国から鎌倉時代などに輸入された宋銭、江戸時代の寛永通宝や大判金など計152点。

 このうち大判金では、世界最大級の貨幣とされる慶長笹書大判金(長さ14・6センチ、幅8・7センチ、重さ165グラム)を展示。黄金色に輝く立派なものだが、大名や公家が儀礼的に使っただけで、流通しなかったとされている。

 また、贋金の私鋳銭としてつくられた和同開珎や、江戸時代に薩摩藩がひそかに鋳造した天保通宝(側面に「サ」の文字が入る)、藤原宮跡で地鎮具として見つかった富本銭なども展示されている。

 2月28日まで。1月23日と同30日の午後1時半からは、大判小判や地鎮具についての講演会も開催される。問い合わせは、歴史に憩う橿原市博物館(☎0744・27・9681)。

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林業はスイスに学べ 県が欧州型の管理ノウハウで森林再生へ

 県内の林業を取り巻く環境が年々厳しさを増している。巨額の累積債務を抱え存続困難となった県林業基金に代表されるように、外国の安い輸入木材に押され、林業の経営環境は悪化。森林所有者の経営意欲の低下で放置された人工林も多く、喫緊の課題となっている。

 県森林整備課によると、こうした課題は全国的にも同様の傾向。林野庁は、自然環境の保全と林業経営を両立させる「持続可能な欧州型」の森林管理ノウハウを取り入れようと、事業を進めているという。

昨年6月にスイスの専門家を招いて行われた現地研修会。研修生は放置された人工林内で講義を受けた=高取町

昨年6月にスイスの専門家を招いて行われた現地研修会。研修生は放置された人工林内で講義を受けた=高取町

 こうした中、県では国有林が少ないなど、森林の特徴や地形が似ているスイスの管理方法に注目。技術や人材育成などを県にも応用しようと計画し、昨年6月にはスイスから専門家を招聘。高取町や王寺町で現地研修会を実施した。

 同課によると、スイスではかつて、県と同様に1種類の樹木を植える単層林の林業が盛んだった。だが、1990年代に2度の暴風災害により、単層林で多くの倒木が発生。木材価格の急落を招く大打撃を受けた。

 これを受け、「災害に強い森林づくり」を第1とし、より自然に近い状態の森林づくりを目指すことに。科学データを利用した管理方法や人材育成にも力を入れ、質を重視したマネジメントを取り入れてきたという。

 担当者は「県と共通点の多いスイスの林業を学ぶことで、県でも持続可能な森林管理の仕組みづくりにつながれば。まずは、スイスの森林管理に対する考え方を知ってもらいたい」と話す。

 県は2月に森林管理をテーマにした講演会のほか、曽爾村と川上村で自治体職員や森林経営者、林業団体など林業、木材産業に携わる人を対象に、スイスの専門家と意見交換を図る交流会も実施する予定。

2月16日に桜井で林業考えるシンポジウム

 環境に配慮しながら持続可能な森林管理を行っているスイスの林業の仕組みを学ぼうと県は2月16日、桜井市の「あるぼ~るイベントホール」でスイスから招いた専門家らによる講演やパネルディスカッションを開催する。

 当日は、スイスで森林管理の政策立案やコンサルティング業務を行ってきたヴァルター・マルティ氏のほか、山林の管理や運営などを行う「総合農林」(東京)社長の佐藤浩行氏、スイス近自然学研究所代表の山脇正俊氏が登壇。森林管理をテーマとした講演や質疑応答などを行う。

 ヴァルター氏はスイスで森林管理のコーディネーターを指す国家資格の「フォレスター」として32年間スイス林業に行政面から携わってきた。担当者は「スイスの森林管理方法や考え方を知り、今後県に応用できれば。まずはその一歩としたい」としている。

 定員100人で、参加無料。申し込みは2月10日まで。問い合わせは県森林整備課(☎0742・27・7612)。

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節分は「ゆきろーる」丸かぶり 王寺町の洋菓子店が限定販売

 2月3日の節分の日を前に、王寺町の公式マスコット「雪丸」にちなんだロールケーキ「開運・恵方ゆきろ~る」(税込み650円)が新たに登場する。近鉄王寺駅改札横の洋菓子店「CAKE hinata 王寺店」で1月26日~2月3日まで、1日限定10本が販売される。

恵方ゆきろ~るを丸かぶり

恵方ゆきろ~るを丸かぶり

 同店ではこれまでにも、地域を盛り上げようと町商工会などとともに、雪丸の顔をかたどったケーキ「ゆきま~る」のほか、濃厚な紫芋のクリームが絶妙なロールケーキ「ゆきろ~る」(直径8・5センチ、長さ17センチ)を開発、販売している。

 今回新たに登場した「恵方ゆきろ~る」は直径5センチ、長さ16センチで、1人で丸かぶりできる大きさ。雪丸の足跡を装飾した白いスポンジに紫芋、きなこ、チョコレート、イチゴの4色のクリームを包み、5色の甘い豆をトッピングしている。hinataの出井行人オーナー(45)は「果汁分の多いクリームと豆の相性がよく、すしの恵方巻にも負けない食べ応えがある。節分に家族そろって楽しんでほしい」と話している。

 1月31日まで予約も受け付けている。問い合わせはhinata(☎0745・54・0208)。

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普段はマット、災害時は簡易トイレや浮き輪 アイデアくふう作品展

 アイデアや工夫を凝らした作品を集めた「県アイデアくふう作品展」が22日、奈良市美術館で始まった。24日まで。

県知事賞の「防災マット」輪っかをはずして体を入れると浮き輪がわりに

県知事賞の「防災マット」輪っかをはずして体を入れると浮き輪がわりに

 発明品や新製品を創造する魅力を知ってもらおうと県が主催し、今年で14回目。県内の発明家や企業が開発した作品計66点が並んでいる。

 県知事賞を受賞した御所市の山名勉さんの「防災マット」は普段は床に敷くマットだが、災害時には浮輪や簡易トイレにも使用できる。生駒市の主婦、森沢博子さん(68)は「どの作品もアイデアがすごいですね」と話していた。

 他の受賞作品、受賞者は次の通り。(敬称略)

 県議会議長賞=ラップフィルムキャッチャー(奈良市、鎌中祥行)▽日本弁理士会近畿支部長賞=光除草器(天理市、中道真澄)▽奈良デザイン協会賞=スリットアニメーション時計(奈良市、鎌中祥行)▽県発明協会まほろば賞=詰め替え不要の容器(奈良市、長岡ゆかり)

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スリットアニメーション時計は、絵柄が回りスリットを通ると絵が動いて見えるしくみ

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ラップフィルムキャッチャーは、使った後に威力を発揮。ラップの先頭がくっついてしまうことを防止する

ラップフィルムキャッチャーは、使った後に威力を発揮。ラップの先頭がくっついてしまうことを防止する

【生け花】新春の花(櫻未生流)

 西田隆甫(櫻未生流)1月23日掲載原稿 櫻未生流

 【花材】万年青(おもと)

 【花器】手作り信楽焼

 【作意】新年を迎え万年青は古来お芽出度いものとして正月に生けられています。手作りの広い大きな水盤に陰陽2石の飛石を使って11枚、7枚そして新葉の3枚組の葉で生けてみました。

 年中変わらぬ常緑草、祝儀の花として今年も人生の繁栄と平和を祈りつつ株分けに生けました。

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財政ギリギリ 26年度も全国ワースト4位 市町村経常収支比率

 県は22日、平成26年度の県内39市町村の経常収支比率の平均は96・0%で、全国の都道府県別では25年度と同様、全国ワースト4位だったと発表した。全国平均は91・3%だった。

 経常収支比率は数値が高いほど臨時支出にお金を回せる余裕が乏しく、財政の弾力性が失われていることを示す。26年度の県内市町村の経常収支比率の平均は、3年ぶりに上昇。県は普通交付税などの一般財源が減少した一方で人件費や補助費が増加したことや、土地開発公社など第三セクターの解散に伴う地方債の償還額の増加などが要因だとしている。

 都道府県別では奈良は京都、大阪、神奈川に次ぐワースト4位。全国770市と比較すると、県内12市では生駒市(86・2%)が133位と最上位。次に葛城市(88・4%)で239位。奈良市(99・0%)は738位だった。

 県内市町村別のワースト5は桜井市(104・5%)、御所市(104・2%)、天理市(101・8%)、広陵町(99・6%)、奈良市(99・0%)、河合町(同)―だった。

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怒鳴らない子育てをしよう 県が指導者養成 保護者に〝伝授〟

 子育てやしつけに不安や悩みを抱える親などを支援しようと県は地域で「怒鳴らない子育て方法」を教える指導者を養成している。増加する児童虐待の未然防止が最大の目的。平成23年度から全国の市町村や児童相談所で活用されている支援プログラム「どならない子育て練習法」を使った指導者の養成講座を開講し、これまでに186人の指導者を育てた。

 養成講座は、各市町村で子育て支援や児童虐待に携わる職員やNPO職員などが対象。講座を修了した後は、指導者としてそれぞれの地域で保護者らの相談に乗ったり、講座を開いたりして支援プログラムを広める。

 県こども家庭課の担当者は、「意図が子供にうまく伝わらず思わず怒鳴ってしまうなど、しつけで悩む親は多い」と指摘。「子供にどんな風に言えばいいのか、効果的に分かりやすく伝えるにはどうしたらいいのかを学んでほしい」と話す。

 こうしたプログラム導入の背景には、県内の児童虐待の増加や深刻化がある。同課によると、24~25年度の2年間で虐待を受けた児童4045人のうち、虐待の「重症度」が、慢性的なけがやネグレクトなどに相当する「中度以上」と判定されたのは982人にも上った。

 児童虐待の早期発見や未然防止のためには、地域の身近な支援が欠かせない。担当者は「講座が市町村職員のスキルアップや、新たな子育て支援事業の展開につながれば。子育て中の親にプログラムを教えられる指導者をもっと増やしていきたい」としている。

怒鳴らずにしつける言い方はこれだ!

 「どならない子育て練習法」によると、子供をしつけるときには、具体的に簡潔に伝えることがポイントとなるという。

 例えば、自宅に来客がきたとき子供が騒いだら―。子供に「ちゃんとしなさい!ママはずかしいでしょう」と怒るのではなく、「お客さんが来ているときは、『こんにちは』とあいさつをして、お部屋に入ってね」など、具体的に分かりやすく伝える。

 また、姉が妹のおもちゃを奪ってけんかになったときには、「妹の物を取ったらダメでしょう!」と怒るのではなく、「使いたいときは妹に使っていいか聞こうね」と話しかける方が効果的だという。

 たたいたり、怒鳴ったりするしつけ方は、子供に恐怖心を与え、親子のコミュニケーションが悪化。子供の成長に一番必要な親子関係に〝傷〟がつくほか、結果的に親の指示が子供に伝わりにくくなり、子供の問題行動は増加してしまう悪循環に陥る。

 県こども家庭課は「『どならない子育て練習法』について詳しく知りたい人は、居住している市町村にまずは問い合わせてみて」としている。

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罰当たり! 世界遺産に落書き8件見つかる 文字や手形も

 世界文化遺産に登録されている県内寺社の国宝、重要文化財の壁や門などに落書きが8件あることが、総務省の調査で分かった。このうち、文化庁が把握していたのは1件のみで、所有者や県教委への届け出提出の周知、徹底が必要としている。

総務省が「古都奈良の文化財」の寺社で確認した落書き(同省提供)

総務省が「古都奈良の文化財」の寺社で確認した落書き(同省提供)

 総務省は全国の世界文化遺産について平成26~27年に現地調査。このうち県内では「法隆寺地域の仏教建造物」(斑鳩町)と、「古都奈良の文化財」(奈良市)をそれぞれ構成する寺社で計8件の被害を確認したが、うち7件は「文化庁の記録なし」としている。

 具体的な被害は、国宝の門に文字が彫られていたほか、国宝建造物の柱や壁にペンで落書きされたり、文字が彫られたりしていた。また、塗料によって手形が付けられるなどの被害もあった。

 一方、世界文化遺産の調査を担当した総務省奈良行政評価事務所は、「古都奈良の文化財」の緩衝地帯にある国有林内で遊歩道沿いにレジ袋などのごみが散乱したり、遊歩道側から見える木に白ペンキで森林管理用の番号が記載されたりしているのを確認。景観の維持・保全が必要であることから近畿中国森林管理局に調査結果を通知した。

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「箱本物語館」オープン 民家改修し、大和郡山ゆかりの人物資料公開

 大和郡山市豆腐町の住宅地に、民家を改修してつくった小さな資料館「箱本物語館」がオープンした。「大和の生き字引」として名をはせた歴史学者、水木要太郎(雅号・十五堂)ら市にゆかりのある人物の著作や資料を展示し、城下町として栄えた郡山の魅力を伝えている。

展示されている水木要太郎の編著書など

展示されている水木要太郎の編著書など

 同市在住の元商社マンで、地域のボランティア活動に取り組む田川束明さん(72)が「郡山に人が集う場所を」と、約30年間暮らした木造2階建ての民家を市に10年間無償貸与。1階部分(約40平方メートル)をまちの魅力発信の場にしようと、市が資料館として改修した。

 展示は水木十五堂の世界▽市出身の陶工・奥田木白と赤膚焼▽暮らしの歳時記―の3部構成。水木が著した大正3(1914)年刊行の吉野町のガイドブック『吉野精華』や関連パネル、城下町の祭りや行事に関連する資料などが多数並ぶ。

 田川さんは「資料館を通じて、市の深い歴史が広く知られるようになればうれしい」と話した。

 開館は火、木、土、日曜日と祝日の午前9時~午後5時。入館無料。駐車場はない。問い合わせは同館(☎0743・51・0315)。

市にゆかりのある人物のパネル展示などを行う箱本物語館

市にゆかりのある人物のパネル展示などを行う箱本物語館

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生駒市が「顧問」設置 経済同友会元副代表幹事の前原氏に委嘱

 生駒市は、市政の方向性やあり方について市長に助言し政策立案につなげる「市政顧問」を新たに導入し、経済同友会の前副代表幹事、前原金一さん(71)に委嘱した。

市政顧問に就任した前原金一さん

市政顧問に就任した前原金一さん

 前原さんは岐阜県多治見市出身で、昭和41年に住友生命保険相互会社に入社。奈良支社長や常務取締役をへて、平成16年から昭和女子大副理事長、立命館大法学部客員教授を務めるなど、金融分野だけでなく教育分野にも精通する。

 委嘱状を受け取った前原さんは「『よい子が育つまちづくり』が一番大事。奈良の高い教育水準を生かせば人は集まる。教育分野で生駒市のお役に立てればうれしい」と語り、小紫雅史市長は「豊富な経験、実績、人脈をお借りして住宅都市・生駒の未来を形作っていきたい」と話した。

 報酬は月額5万円。任期は3月末までだが、平成28年度以降も再任の予定。市によると、今後は月に2日程度、市役所に出勤し、市長への政策助言やテーマ別の議論の場を設け市政に反映させるという。

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香芝市長選、5月22日投開票 市議補選も

 香芝市選挙管理委員会は21日、任期満了に伴う同市長選と、市議補選(欠員1)を5月15日告示、同22日投開票の日程で行うことを決めた。

 立候補予定者説明会は4月14日午後1時半から、市役所2階大会議室で開く。

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文化財を火災から守れ 當麻寺で消防訓練

 「文化財防火週間」(23日~29日)を前に葛城市の當麻寺で消防訓練が行われ、寺の自衛消防隊も参加して放水訓練などを行った。

當麻寺の消防訓練で放水する消防隊員ら

當麻寺の消防訓練で放水する消防隊員ら

 訓練は21日、本堂から出火したとの想定で行われ、葛城消防署と當麻寺自衛消防隊など計約40人が参加。本堂から発煙機による煙が出て火災報知機が鳴ると、自衛消防隊の隊員らが駆けつけ、葛城消防署のポンプ車も到着。本堂前に放水した。

 護念院の葛本雅崇住職は「今に伝わってきた文化財を継承していくために、このような訓練が大切」と話していた。

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ゲームや歌で外国人青年とふれあい 2月6日に国際交流イベント

 世界各国の文化やゲーム、歌を外国人青年らと交流しながら楽しんでもらおうと、奈良市南部公民館で2月6日、国際交流イベント「JET青年とのウィンターフェスティバル」が開かれる。主催する県JET青年連絡協議会(同市)は「明るくてフレンドリーな外国人と一緒に体を動かして交流しませんか。気軽に参加して」と呼び掛けている。

昨年1月に橿原市で行われた交流会の様子。子供から大人まで幅広く参加して楽しんだ

昨年1月に橿原市で行われた交流会の様子。子供から大人まで幅広く参加して楽しんだ

 当日は語学指導や国際交流事業の企画などを行う外国人青年を招致する事業「JETプログラム」を通じて来日した外国人約30人が集まる。それぞれ県内の学校や自治体で働いており、参加者らと外国語や日本語で交流する。

 イベントでは中国やラオスの正月の過ごし方や韓国の国民体操の紹介のほか、英語と日本語を使った伝言ゲーム、欧米で人気がある切り絵、韓国の伝統ゲームや中国の手芸などを体験できる。最後は、「毎年盛り上がる」というイス取りゲームも。担当者は「語学力にかかわらず、だれでも楽しめるイベント。外国語のスキルを試してみたい人もぜひ」と話している。

 対象は3歳以上で、小学生以下は保護者の同伴が必要。参加無料で、1月25日までに同協議会にFAXかメールで申し込む。募集は50人で、抽選で決定。問い合わせは同協議会(☎0742・27・8477)。

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福祉や介護の現場見てみよう 2月6日に職場体験ツアー

 福祉や介護の仕事に興味がある高校生以上の人を対象に、2月6日、香芝市内の障害者支援施設などをめぐる「福祉・介護の職場見学ツアー」が行われる。

 県社会福祉協議会などが主催。当日は香芝市の介護老人保健施設「オークピア鹿芝」や障害者支援施設「ゆらくの里」を見学する。同協議会は「利用者がどんな生活をしているかや、職員の働きぶりなどを見てもらいたい」としている。

 昼食代500円が必要。申し込みは29日までで、先着20人。問い合わせは同協議会(☎0744・29・0160)。

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すごく寒いけど、冬の奈良に来てほしい! 県がイベント満載ガイドブック発行 

 毎年冬に落ち込む県内観光客数を増加させようと、県は1月から2月にかけて行われる県内各地のイベントを紹介したガイドブック「奈良大立山ウォーカー」を発行した。今年初開催となる荒井正吾知事肝いりのイベント「大立山まつり」のPRのほか、若草山焼きや節分行事、大とんどなど210のイベント情報が盛り込まれている。

県が発行したガイドブック「奈良大立山ウォーカー」

県が発行したガイドブック「奈良大立山ウォーカー」

 県がこうしたガイドブックを作成するのは初めて。県観光産業課の担当者は「奈良で行われる冬のイベントはたくさんある。大立山まつりと合わせて訪れる観光客を増やしたい」と話している。

 8万部を県内の各観光案内所などで無料配布。また、10万部を情報誌「関西ウォーカー」1月5日発売号に折り込んだ。

29日から「大立山まつり」、成否に注目

 「大立山まつり」は29日から2月2日にかけて奈良市の平城宮跡で開催される。午後7時半ごろから四天王をモチーフにした巨大な人形の大立山4基が会場内を練り歩く。

 また、会場では県内市町村が地元の食材を使用した鍋料理や汁物など「温かい料理」が並び、1食300円で食べ比べることができるコーナーも。県は「無病息災や世界の人々の平和を祈るまつりとして長く根づかせていきたい」としている。

 ただ一方で、「多額の金をかけた『にせねぶた祭』だ」「歴史もないまつりに祈ろうというありがたみが湧くのか」といった批判も渦巻いており、期間中3万人の集客を目標とする「大立山まつり」の成否に注目が集まっている。

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華やかな平安王朝文化を満喫 春日大社で特別公開始まる

 春日大社(奈良市)で行われている20年に1度の本殿修理「式年造替」を奉祝する特別公開「王朝の雅・春日大社展」が20日、大社景雲殿で始まった。みやびやかな装束や調度品により、平安王朝の空間が再現されている。2月14日まで。

貴族の装束や調度品が並ぶ奉祝特別公開

貴族の装束や調度品が並ぶ奉祝特別公開

 春日大社は奈良時代の創建だが、平安時代に春日を崇敬した藤原氏の栄華のもとで隆盛し、当時の華やかな王朝文化を今に伝えている。今回の特別公開では装束や調度品、楽器、絵画など約30点を通じ王朝の美の世界を紹介する。

 会場では、女性貴族の正装だった色鮮やかな「十二単」(女房装束)と、男性貴族のゆったりとした装束で春日では現在も「春日祭」で勅使らが着る「束帯装束」を人形に着せて展示。化粧具容器の「梨子地平文唐櫛笥」(江戸時代)や「梨子地平文根古志形鏡台」(同)なども並べ、王朝の空間を再現している。

 ほかに装束では、女性貴族の日常着だった「袿袴装束」と、春日の巫女が伝統的な神楽を舞うときに着る「社伝神楽装束」も展示。調度品のうち、「臨御台」は近代に作られた小型の丸高杯で、もとは白河院の御幸の際に茶菓をのせたとも伝えられ、朱漆塗りや蒔絵がみやびを伝える。

 春日大社の松村和歌子主任学芸員は「ご造替は建物の修理だけではなく、調度品や装束なども新調され、王朝の文化を伝えている」と話している。拝観料200円。問い合わせは春日大社(☎0742・22・7788)。

朱漆塗りの臨御台(左)と散米盆

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大安寺で23日、新春恒例・がん封じ「笹酒祭り」

 奈良市の大安寺で23日、新春恒例の「光仁会・笹酒祭り」が行われる。竹筒に入れて温めた「笹酒」で無病息災を祈願する。

昨年の笹酒祭りの様子

昨年の笹酒祭りの様子

 奈良時代に光仁天皇が境内の竹を杯にして酒を飲み、長寿を保ったという故事にちなむ。

 当日は早朝に光仁天皇の御忌法要が営まれ、午前8時~午後4時にはがん封じの祈禱とともに、着物姿の女性らによって参拝者に笹酒が振る舞われる。問い合わせは大安寺(☎0742・61・6312)。

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「地方意見反映されないとは思わない」 衆院定数削減案に知事は〝容認〟

 荒井正吾知事は20日の定例記者会見で、衆院議長の諮問機関「衆院選挙制度に関する調査会」の答申で県内の衆院選挙区の定数が現行の4から3に減る可能性について、「『一票の格差』是正や政治行政の効率化から、国民の定数削減の要請は強い」と述べ、理解を示した。

「大立山まつり」をアピールする荒井正吾知事

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 また「(定数が減ると)地方の意見が反映されないという反論があるが、反映されないとは思わない。こうした反論には、国で(地方のことを)決めてもらおうというのが前提にあると感じる」と批判。「自分の地域は自分で守るんだという気概があるほうが国政もしっかりする」と話した。

肝いりイベント「大立山まつり」も猛アピール

 一方、29日から奈良市の平城宮跡で始まるイベント「大立山まつり」については、「巨大な四天王だけでなく、県内の伝統行事も楽しめる新しくおもしろいものになった」と〝猛アピール〟。

 まつりの総事業費は約2億円。四天王は高さ7メートル以上、幅9メートル、奥行き7メートルで1基あたり約2千万円の制作費がかかっているが、「今後継続してまつりを行うにあたっての『イニシャルコスト』。冬のすがすがしいイベントとして定着すれば」と話した。

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〝危険老朽家屋〟、桜井市が代執行で解体始める

 桜井市は20日、市中心部で老朽化のため危険な状態になっている木造建物(一部2階建て、広さ約100平方メートル)について、建築基準法に基づき解体・撤去する行政代執行を開始した。約2日かけて準備を行い、解体・撤去は22日以降になるという。同市で行政代執行により建物が撤去されるのは初めて。

準備作業として、撤去される建物(奥)から荷物が運び出された

準備作業として、撤去される建物(奥)から荷物が運び出された

 建物は市内の男性(80)が所有しているが、老朽化で傾き、屋根瓦や壁が落ちるなどしたため、市は平成15年に東側の市道を通行止めに。男性に倒壊防止対策を要請したが応じないため、26年9月に奈良地裁に提訴。昨年1月、市側が勝訴した。

 判決後、男性は建物の一部を撤去したが、残り部分も危険な状態にあるため、代執行に至った。撤去費用は約250万円で、市は撤去後、男性に請求する。

 男性は「危険な部分は撤去した。残ったのは昭和30年代のしっかりした建築で、取り壊されるのは納得できない」としている。

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唐招提寺に宝扇用女竹1500本奉納 「文化守りたい」、三重・名張の住民有志

 三重県名張市の住民らでつくる「唐招提寺に竹を送る会」が唐招提寺(奈良市)に、「うちわまき」の名で親しまれている法要「梵網会」で使う女竹約1500本を奉納した。

唐招提寺に女竹を奉納する三重県名張市の「唐招提寺に竹を送る会」の会員ら

唐招提寺に女竹を奉納する三重県名張市の「唐招提寺に竹を送る会」の会員ら

 女竹は、うちわまきでまかれるハート形のうちわ「宝扇」の軸に使われる。唐招提寺が竹不足で困っていることを知った名張市民が平成23年に同会を設立し毎年、竹を奉納している。

 女竹は長さ3~4メートル、太さ約1センチで、同会員らが11日に名張市内で切り出し作業を行った。乾燥のため1年間寝かせた後、来年5月のうちわまきで使用される。

 19日、会員ら約50人が同寺に竹を届け、中興堂で奉納法要が営まれた。同会の奥西勲会長(74)は「今年もいい竹を届けることができた。文化を守るためにもこれからも続けていきたい」と話していた。

唐招提寺に女竹を奉納する会員ら

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「地域にどんな効果があるのか…」 荒井知事、政府機関移転に疑問

 政府機関の地方移転をめぐり、荒井正吾知事は20日の定例記者会見で「現場の行政と関係なく国の機関を移す考え方はよくわからない」と疑問を呈した。

 荒井知事はこの日の会見で、政府が3月にまとめる移転方針に、京都府へ文化庁、徳島県へ消費者庁の移転を明記する方向で調整していることについて「省庁移転の効果はしばらくたってから分かることが多いので推移を見守りたい」としつつ、「国の『権限の移転』と国の『機関の移転』は全然ちがう。権限を(国が)維持したまま建物をもっていくことが、地域にどんな効果があるのか観察しなければ」とした。

 県は産業技術総合研究所の移転を要望していたが政府の検討対象から外れたため、昨年末、荒井知事が再要望しない方針を示していた。京都や徳島への省庁移転をめぐっては省庁側や関係団体の反発も強く、実現しても一部機能の移転となる見通し。

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粉雪舞っても「楽しかったよ」 東大寺学園幼稚園児が耐寒マラソン

 二十四節気の大寒(21日)を前にした20日、東大寺学園幼稚園(奈良市)の園児らが東大寺の大仏殿周辺を走る「耐寒マラソン」に取り組んだ。粉雪の舞う中、保護者らもカメラを向けて「頑張れー」とエールを送っていた。

大仏殿周辺を元気に走り抜ける園児

大仏殿周辺を元気に走り抜ける園児

 園児らの体力づくりを目的に毎年実施しており、今年で10回目。12日から毎日、練習してきたという3~6歳の園児ら109人は準備運動の後、大仏殿周辺から南大門まで1・2~2・7キロの距離を走った。

 この日はマラソン開始時の気温が2・7度と厳しい冷え込みとなったが、園児らは「いち、に、さん、し」と元気に声を出し、それぞれの目標距離を完走。上野道善園長が1人1人に、東大寺の屋根の鴟尾をかたどった完走メダルをかけた。

 年長の坂内千穂さん(6)は「毎日練習していたし、走るの好きなので、しんどくなかった。楽しかったです」と笑顔。母親のるりこさん(42)は「年少の頃は『息も絶え絶え』だったのに、今日はしっかり走っていて、本当にうれしい」と話していた。

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シニアの皆さん地域に出ましょう 生駒市が24日活動紹介 浜村淳さん講演も

 シニア世代を対象にした生涯学習やボランティア活動を紹介する「地域デビューガイダンス」が24日午後1時から、生駒市のたけまるホールで開かれる。

浜村淳さん

浜村淳さん

 シニア世代の豊富な経験をまちづくりに生かしてもらおうと同市が主催。地域活動に携わる高齢者の体験談のほか、観光ボランティアガイド、高齢者の学びと交流の場「いこま寿大学」の活動など、約20の地域活動をブースで紹介する。

 午後1時半からは、タレントの浜村淳さんが、「幸せさがして」と題し講演。担当者は「第二の人生のページを生駒のまちづくりに生かしていただくきっかけになれば」としている。

 定員は約900人。参加無料で事前申込不要。問い合わせは市生涯学習課(☎0743・74・1111)。

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なぜ、非正規雇用? 4人に1人「正社員の仕事ないから」 南都経済研調査

 正社員として働ける仕事がないため非正規雇用になった女性は、4人に1人―。南都経済研究所(奈良市)が県内女性の就業をめぐる意識や行動を調査したところ、こんな結果が明らかになった。7割近くが「女性が働き続けることができる職場づくり」を求めていることも判明。県内の働く女性をめぐる環境は依然厳しく、女性の活躍を推進する支援の充実が急がれる。

 調査は昨年6月、県内在住の女性を対象にインターネットを通じて実施し、800人から有効回答を得た。年齢は「40~44歳」が最多で「45~49歳」、「35~39歳」と続いた。居住地は奈良市が最も多く、次は橿原市、生駒市、大和郡山市の順だった。

 調査結果によると、非正規雇用を選んだ理由で最も多かったのは、「自分の都合のよい時間に働きたいから」で31・7%。続いて「正社員として働ける仕事がないから」が25・6%、「家計の補助、学費などを得たいから」が7・5%だった。

 また、県外就業の女性に県外で働く理由を聞いたところ、「雇用条件・労働環境がよいため」が26・6%と最多で、続いて「希望条件に合う企業が県外にしかなかった」が22・4%、「賃金が高い」が21・0%だった。

 平成22年の国勢調査によると、県内女性の5人に1人が県外で就業。うち、25~19歳では3人に1人が県外で働いており、県内の雇用環境の改善が急務となっていることが分かる。

 一方、過去に就業した会社の離職理由(複数回答)で最も多かったのは、「結婚のため」で43・6%。次に「出産、育児・子育てのため」で28・1%、「人間関係に問題があったため」で12・1%だった。女性就業率が全国で最も低い県内で、多くの女性が結婚や育児により離職している状況がうかがえる。

 また、女性が出産後も離職せずに同じ職場で働き続けるために必要なこと(複数回答)では、「職場における育児・介護との両立支援制度の充実」が57・0%に上りトップに。続いて「短時間勤務制度や在宅勤務制度などの導入」が44・7%だった。

 さらに就業環境の整備に向けて行政に要望したいこと(複数回答)については「女性が働き続けることができる職場づくり」が68・8%で最多。次に「子育て支援の充実」61・7%、「ワークライフバランスの促進」36・3%の順だった。

 同研究所は「女性が出産、育児などで離職することを最小限にするようさらなる法整備や企業制度の充実が期待される」と指摘。「若い女性が働きたいと思うような企業や職業を県内に増やし、県内就業率を高めることが正社員として働き続ける女性を増やすことにつながる」としている。

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桜井市の「大和さくらいブランド」 第1号の認定7品はこれだ!!

 優れた特産品を地域のブランド品に認定する桜井市の「大和さくらいブランド」の第1回認定品に「名物みむろ(最中)」や「柿の葉すし山の辺」など7品目が決まり、製造者らに認定書が授与された。

第1回「大和さくらいブランド」認定品

第1回「大和さくらいブランド」認定品

 ブランド認定は、特産品の販売を促進し、市の活性化につなげていくねらい。昨年2月、地域ブランド認定推進委員会(委員9人)を立ち上げ、同8~9月に認定品を募集。7品目の中から、地域と関わりがあり、委員が全員一致で推薦した7品目が選ばれた。

 認定された「名物みむろ(最中)」は江戸時代後半から約170年の歴史を持つ銘菓。「柿の葉すし山の辺」は市内の桧原神社付近で収穫された柿の葉を使っており、鮮やかな色彩が特徴だ。

 ほかの5品目は一つ一つ手作りの「やまとのうさぎまんじゅう」▽三輪そうめんを使ったヘルシーな「三輪の月バーガー」▽県産米を使用した甘口の酒「談山 貴醸酒」▽黒米を原料米の一部にした「古代米酒 卑弥呼の里」▽江戸時代のまんじゅうを復元した「やまとびと 女夫饅頭」。

 市は認定品を紹介するパンフレットを作製するほか、イベントなどでブランド品をPRしていく方針で、「今後もブランド品の新たな募集を行い、内容を充実させたい」としている。

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