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平城宮跡で初めて発掘されたから、1月24日は「木簡の日」

 貴重な歴史資料となる木簡への関心を高めてもらおうと、NPO法人「平城宮跡サポートネットワーク」(奈良市、宮岡功一理事長)は、同市の平城宮跡で木簡が初めて発掘されたという昭和36年1月24日にちなみ、この日を「木簡の日」として提唱すると発表した。提唱記念として同日には講演会を開くなどし、広くアピールする。

 同ネットワークは平城宮跡のガイドなどの活動に取り組んでおり、今年7月で15年目を迎える。

 24日の記念行事は午後1時半から平城宮跡資料館講堂で、市大樹・大阪大学准教授が「遣唐使を語る|文化的役割」をテーマに講演。参加費500円で、定員200人。また、同じ調査地から見つかり、奈良時代の政変劇を物語るという「一号木簡」に「三月六日」という記載があることから、この日午前10時に同資料館を出発し、この木簡や長屋王家木簡の出土地を巡るガイドツアーも予定している。参加費は資料代含み200円で、定員40人。

 記念行事、ガイドツアーの申し込みは、奈良文化財研究所内の平城宮跡サポートネットワーク(☎兼FAX0742・34・7713)。

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中国語、ポルトガル語でも運転免許学科試験受けられます 県警

 県警は、外国人が受験する運転免許証の学科試験に、英語に加えて中国語とポルトガル語での出題を始めた。中国語での出題は全国で30県目で、これで近畿2府4県のすべてで中国語での受験が可能となった。ポルトガル語の導入は全国で19県目で、近畿ではほかに大阪府、滋賀県、兵庫県で受験できるという。

 県警によると、外国語での出題開始は英語での試験を開始した平成21年10月以来。県内では昨年、35人の外国人が英語での学科試験を受験しており、内訳ではインドネシア人が最多の15人、次いでフィリピン人が10人だった。中国人の受験者の場合は、英語ではなく日本語での受験を選択するケースがほとんどだったという。

 受験可能な免許は第一種運転免許(普通、自動二輪等)、原付免許、普通仮免許の3種類。県警の担当者は、「日本の交通ルールを母国語で理解していただくよいきっかけとなれば」と話した。

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【ガムシャラ バンビシャス】114-51 広島に大勝し、昨年末から5連勝!

 バンビシャス奈良は18日、山口県周防大島町の総合体育館で後半戦の初戦となる広島ライトニングとのアウェー戦を戦った。バンビシャスは尻上がりに得点を重ね、最終的には100点超えの114得点を挙げ、114-51で広島を圧倒した。通算成績は10勝17敗とし、昨年12月の東京戦以降の連勝を5とした。

 バンビシャスは1Q、立ち上がりから得点を重ねるも、普段の調子に乗れない雰囲気に。このQ終了間際には4人の選手を入れ替え、〝新陳代謝〟をうながした。効果はてきめんで、2Q以降はディフェンスから流れをつくるというバンビシャス本来のゲームを繰り広げ、広島に試合をさせない展開。また、外国籍選手3人が順調に得点を重ねた。

 さい先の良い勝利でチームは5連勝となり、これまでの4連勝記録を上回った。勝ち星を続けられるか。19日も同カードで試合が行われる。

 ◇スコア

 1Q24-16▽2Q26-5▽3Q29-21▽4Q35-9

 ◇スターティングファイブ

 本多純平、鈴木達也、チャールズ・ヒンクル、桝本純也、ジョシュ・リチャート

 ◇スコア上位

 チャールズ・ヒンクル32点▽ジョシュ・リチャート28点▽ジュリアス・アシュビー23点

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【奈良移住物語】森と人の優しさが糧 黒滝村で17年「理想の暮らし」

 「自然の中で働きたい」。大学卒業後、田舎暮らしに憧れて黒滝村へ移住したのは、東京都江戸川区出身の梶谷哲也さん(42)。以来、森林組合の現場作業員として働き17年になる。村で「理想の暮らし」をかなえ、充実した日々を送る一方で、子供を持つことで親としての責任も感じるようになった。過疎が進む村の将来への不安はあるが、豊かな森と村人の優しさが日々を生きる糧になっている。

慎重な手つきでスギの木からイヌを掘る梶谷哲也さん

慎重な手つきでスギの木からイヌを彫る梶谷哲也さん

 幼い頃から木の香りや質感が好きで、家具づくりや大工など木に関わる仕事に就くのが夢だった。地元・東京の大学を卒業後、友人らが都心の会社へ就職していく中で、自然への強い憧れという一心から、Iターン就職を決意。就職情報誌で見つけた黒滝村の森林組合の仕事に応募して採用が決まり、24歳のときに単身で村に移り住んだ。

 村で待っていたのは、梶谷さんにとって「まさに理想の生活」だった。育林や造林、支障木の伐採など、一日中、木に触れる仕事に「やりたいことがすべてできる。東京に帰りたいと思ったことは一度もなかった」と振り返る。

 一方、山の仕事は雨が降ると休みになるため、まさに「晴耕雨読」のような日々。休みになればその分収入も減るため、「今でも雨が3、4日続くと、みなそわそわします」と、山仕事ならではの苦労も語る。

 30歳のころ、林業のイベントで知り合った川上村出身の妻、加根さん(43)と出会い結婚。現在、小学3年の長男、直仙君(8)と長女、実生ちゃん(5)を育てる二児の父親だ。

 憧れて実現した移住だが、父親になって初めて持った感情もある。それは、子供の教育や村の将来への「不安」だ。

 村は過疎化が進み、少子化に歯止めがかからない。村内の小学3年生は、直仙君ただ1人だ。

 実は直仙君が村の小学校に入学するとき、唯一の同級生が家族で村外へ引っ越していった。「うちも引っ越そうか?」と聞くと、直仙君は「黒滝が好き。だからここでいい」と答えたという。

 「うれしいというより、『本当にそれでいいのか』という思いが強かった」と梶谷さん。「自分は今の暮らしに満足だが、子供にとってはどうなのだろう」―。今も、模索の日々が続く。

村に移住し今年で年。「山に生き、山に生かされ、山を活(い)かしてきた」と振り返る梶谷哲也さん

村に移住し今年で17年。「山に生き、山に生かされ、山を活(い)かしてきた」と振り返る梶谷哲也さん

 山仕事に携わる中で、より技術を身につけようと約10年前から始めたのが、チェンソーでスギの木から動物などを彫刻する「チェンソーアート」。現在は吉野町で「吉野チェンソーアートスクール」を立ち上げ、月1回、講習会を開く。遠くは仙台や山口、四国からも体験希望者が訪れる人気の教室だ。

 現在は発注を受けたイヌの彫刻を続ける。腰をかがめ、スギの木と真剣に対峙する姿はもはや「移住者」ではなく、1人の「山の男」。すっかり村に溶け込んだ、堂々たるたたずまいだ。

 そんな梶谷さんの次の夢は、「理想の森」づくり。「鳥を呼ぼうと思えば、実のなる木を植えないといけない。そうしたら、リスやウサギもやってくるかもしれない」。夢を語る表情は、少年のような輝きに満ちていた。

 「人が多くいるところでは埋もれてしまう才能があるが、村にはそれを開花させるチャンスがある」。都会では感じられない、村にしかない魅力が確かにあることを、梶谷さんは17年の歩みを通して伝えている。(浜川太一)

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「なでしこジャパン」に続け! 女子サッカーフェスティバル

 女子サッカーの普及を目指すイベント「JFAガールズ/レディースフェスティバル2015奈良」が17日、橿原市の橿原運動公園で開かれ、幼稚園児から50代までの約100人の女性がミニゲームなどを楽しんだ。

ミニゲームをプレーする参加者

ミニゲームをプレーする参加者

 女子サッカーの普及促進を目的に、初心者を含めてボールを蹴る楽しみを知ってもらおうと、県サッカー協会が平成15年から開いている。

 イベントでは、日本サッカー協会の公認C級コーチやフリースタイルフットボーラーらが指導。参加者は、リフティングやシュートの基礎技術を学び、学年別で約10分間のミニゲームを体験した。

 橿原市立耳成南小学校6年、吉川瑠依さん(12)は「普段は地元のクラブで男の子とプレーしているので、女の子だけでサッカーするのは特別な感じ。中学でもサッカーを続けるので、もっとこんなイベントを増やしてほしい」と話していた。

リフティングの練習をする参加者

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音楽は言葉の壁越える 「ならイメック」発足20年で記念演奏会

 「ならイメック」の愛称で知られる奈良市国際音楽交流協議会(会長・森本公誠東大寺長老)の発足20年を祝う記念式典と演奏会が17日、奈良市の秋篠音楽堂で開かれた。約350人の観客らは国際色豊かな音楽に聞き入った。

力強い歌声を披露するユシュマノフさん

力強い歌声を披露するユシュマノフさん

 同協議会は、音楽を通じて青少年育成や社会奉仕、世界各国との交流を目的に平成7年に結成。奈良市内を中心に1年を通じてさまざまな音楽活動を行っている。

 記念式典では、森本会長が「音楽は言葉の壁を越えて人々を感動させる。協議会は奈良の街を明るくする存在として発展してきました」とあいさつ。

 式典後の演奏会では、「日本トスティ歌曲コンクール2015」で1位を獲得したヴィタリ・ユシュマノフさんがバリトン独唱を披露。「奈良は自然と古い建物も残っていて素晴らしい街です」と日本語であいさつした。

 また、大正琴や弦楽アンサンブルなど協議会に加盟する13団体が演奏を披露した。

 協議会の山口佳恵子副会長は「奈良で20年間活動を続けられたのはたくさんの人の協力があったから。もっと活動の場を広げ、来てくれる人を音楽で笑顔にしたい」と話した。

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高齢者の交通費助成どうする? 生駒市長が市民と意見交換

 高齢者向け交通費助成制度のあり方の見直しを検討している生駒市は17日、タウンミーティングを同市役所で開催。市側は助成制度を見直し、自宅までの送迎付きの「認知症予防教室」などの実施を提案した。参加した市民からさまざまな意見が出された。

高齢者の福祉施策について話し合われたタウンミーティング

高齢者の福祉施策について話し合われたタウンミーティング

 現行の助成制度は、70歳以上の市民に年間1万円相当のバスやタクシー券を「生きいきカード」として一律配布。市は財政状況を踏まえ、効果的な制度への見直しを検討している。

 タウンミーティングでは、最初に小紫雅史市長が助成制度の概要を説明。見直しによる効果的な施策として、自宅までの送迎付きの「認知症予防教室」「介護予防教室」の実施、認知症高齢者や家族を支える「認知症カフェ」の開設など新たな取り組み案を提示した。

 その後の質疑応答では、制度の現状維持を求める意見や助成額引き上げの要望、助成に制限を設けるとする提案などさまざまな声が聞かれた。

 小紫市長は「高齢者の心身状況に応じたきめ細かな支援を進めることを基本的な方向性として、より効果的な福祉施策を今後、具体的に検討していきたい」と話した。

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竜田揚げ、イチゴ…おいしいものいっぱい 斑鳩で「聖徳太子市」

 県内の物産をずらり集めた「聖徳太子市」が16日、斑鳩町の法隆寺観光自動車駐車場で開かれ、寒空の下、訪れた多くの家族連れらが各地の名産などを堪能した。

餅つきを体験する子供ら

餅つきを体験する子供ら

 イベントは平成33年の「聖徳太子1400年御遠忌」を前に、物産展を通じて観光や商工業の発展を図ろうと、同町が交流のある自治体と連携して開催。

 県内11市町村や町内の物産店などが参加し、計22ブースが並んだ。斑鳩町の〝名物〟竜田揚げのほか、平群町産イチゴ「古都華」、曽爾村特産のホウレンソウを使ったうどん、王寺町の雪丸大福など各ブースが入場者の人気を集めていた。

 斑鳩町産のもち米を使用した餅の振る舞いもあり、子供らが餅つきを体験し、つきたての餅をほおばっていた。
毎年家族で訪れているという同町立斑鳩小4年、林彩乃さん(9)は「杵は重たかったけど、餅つきは楽しかった」と話した。

県内各地の名産に行列もできた

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県内でも6798人が志願 大学入試センター試験始まる

 大学入試センター試験が始まった16日、県内でも奈良女子大学(奈良市)や県立医科大学(橿原市)など計11大学の会場で受験生が試験問題に取り組んだ。

試験開始前、注意事項の説明を聞く受験生=奈良市

試験開始前、注意事項の説明を聞く受験生=奈良市

 大学入試センターなどによると、県内では昨年より244人少ない6798人が試験に志願した。

 最多の約1400人が受験する奈良女子大では、受験生が駆けつけた家族や高校の先生らの応援を受けて、正門をくぐり、試験会場へ。開始前、監督官が注意事項を説明し、受験番号などを確認。携帯電話は電源を切ってカバンにしまうよう指示した。

 この日は地理歴史・公民、国語、外国語(筆記)と英語のリスニング試験が行われた。17日は理科と数学の試験が行われる。

 県立奈良高校3年の山成比奈乃さん(18)は「家族から応援の手紙をもらい、先生からも『大丈夫』というエールをいただき、リラックスしてます。今日は誕生日なんで、きっと試験も突破できると信じています」と笑顔を見せた。

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「高齢者の避難手段重要」、災害時の自衛隊活動とは? 五條で元幹部が講演

 災害時の自衛隊の活動について理解を深めてもらおうと、県と五條市は16日、同市市民会館ホールで陸上自衛隊の元幹部らを招いた防災講演会を開催し、集まった約300人の参加者らは災害派遣活動に携わった元幹部らの講演に耳を傾けた。

阪神大震災での災害派遣活動の経験を語る早川喜代司さん

阪神大震災での災害派遣活動の経験を語る早川喜代司さん

 冒頭で県の奥田喜則副知事は「県と五條市が手を組んで陸上自衛隊の駐屯地誘致を急いでいる。講演を聞いて防災に対する意識を高めてほしい」とあいさつ。

 第1部では陸自中部方面隊の元総監、河村仁さんが東日本大震災での遺体収容やがれき除去の活動について講演し、「逃げ遅れる可能性がある高齢者ら災害弱者の避難手段を考えることが重要だ」と訴えた。

 第2部では陸自第3師団の元飛行隊長、早川喜代司さんが阪神大震災でのヘリポート設置や食料支援について語り、「災害時の交通渋滞や建物の倒壊を考えると、ヘリの運用はきわめて重要」と強調した。

 同市の太田好紀市長は「紀伊半島豪雨では孤立集落救助のためのヘリポートの必要性を痛感した。県南部の安全、安心のためには自衛隊は必要だ」と力説。 三重県名張市の会社員、土谷陽子さん(48)は「災害時の自衛隊の現場での活動がよく理解できました」と話していた。

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【ガムシャラ バンビシャス】いよいよ後半戦スタートへ 目指すはプレーオフ

 「われわれは9位から、プレーオフ進出圏内の8位、それ以上に順位を上げなくてはならない。前半戦と同じことをしていては上に上がれない。それぞれが意識を変え、チャレンジしていかななければならない」

後半戦へ決意を語る衛藤HC

後半戦へ決意を語る衛藤HC

 後半戦を控えた練習の後、衛藤晃平ヘッドコーチ(HC)はこう選手に伝え、士気を高めた。

 今月9日に奈良市内で開催された新年公開記者会見で、衛藤HCは「順位を上げることは簡単ではない。エナジーが必要、チームの真価が問われる。ポイントとなる今月末のホームゲーム滋賀レイクスターズ戦、ディフェンスから速攻の精度を上げることで、結果に結びつけたい」と意気込んだ。

 この会見では、2年連続でオールスターゲームへの出場が決まっている鈴木達也が「今年の一文字」を「実」とし、「3年目の節目の年、ブースターさんの思いとともに、『プレーオフ進出へ』を『実』らせたい」。また、主将の本多純平は「前」を挙げ、「とにかくすべてにおいて『前』を向く、キャプテンとしてどんな状況でもチームが前を見ることができるように引っ張っていきたい」と決意表明した。

新年公開記者会見で後半戦に向けて決意表明した衛藤HC(中央)と選手

新年公開記者会見で後半戦に向けて決意表明した衛藤HC(中央)と選手

 次節アウェーで戦う広島ライトニングは、現在西地区最下位と低迷しているが、バンビシャスに昨季在籍したアンドレ・マレーの爆発力に要注意だ。1試合平均22.7得点をマークし、最高34得点をスコアしたこともあり、波に乗らせると厄介だ。

 本多は「広島戦は2日間ともに、チーム力をしっかり出して、いいかたちで勝利し、ホームの滋賀戦につなげたい」と話す。

 bjリーグの最終季、熾烈なプレーオフ進出争いが予想される後半戦がいよいよ、スタートする。

今年の一文字で「実」を挙げた鈴木

今年の一文字で「実」を挙げた鈴木

 【次の試合】
広島戦=18日午後5時半、19日午後6時▽会場=山口県周防大島町総合体育館

 ◇冬のスクール入会キャンペーン開始 新しくバスケットボールやチアダンスを始めたい人に向けたスクール入会を受け付け中。年会費無料や、チケットプレゼントなどの特典もある。詳しくは、バンビシャス奈良のHP(http://bambitious.jp/)へ。

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淀殿ら美人画、武者絵、刀剣…、県立美術館で特別展 「真田丸」関連企画

 美人画、武者絵から近代の名品までを紹介する「真田丸」関連企画展「蕭白・松園…日本美術の輝き~美人画、武者絵から刀剣、近代の名品まで~」が23日~3月13日、奈良市の県立美術館で開かれる。豊臣秀吉の側室、淀殿の肖像と伝えられる華麗な絵画など、多彩な計100点が展示される。

企画展で展示される「伝淀殿画像」(県立美術館蔵)

企画展で展示される「伝淀殿画像」(県立美術館蔵)

 今月から放映が始まった大河ドラマ「真田丸」の関連企画展として開催。幅広い絵画を通じて美人画の流れや武士の美意識、受け継がれる伝統の美を伝える。

 展示品のうち、「伝淀殿画像」(桃山~江戸時代)は淀殿が豪華な着物に身を包み、数珠をもって座る姿で、よく知られた絵画。曾我蕭白の「美人図」(江戸時代)はうつろな顔で破れた手紙をくわえる女性の立ち姿で、妖しい雰囲気も漂う。上村松園の「春宵」は料亭の縁側で芸妓に仲居がそっと耳打ちする様子が描かれ、着物のすそを彩る桜の花びらが春の夜の風情を伝えている。また、人間国宝の2代月山貞一さんと貞一さんの3男、貞利さんらの刀剣も並ぶ。

上村松園の「春宵」(県立美術館蔵)

上村松園の「春宵」(県立美術館蔵)

 前期(2月14日まで)と後期で展示替えを行う。月曜休館。観覧料は一般400円、大学・高校生250円、小・中学生150円。65歳以上や障害者手帳を持つ本人と介助者1人、外国人観光客、教職員が引率する県内の小中高校生は無料(土曜日は県内外を問わず小中高校生は無料)。問い合わせは県立美術館(☎0742・23・3968)。

 期間中は連携展示「大和の城と城下町」が開かれる。大和郡山市と宇陀市、高取町でつくる城下町魅力発信市町連携協議会の主催。大和郡山市から古文書など、宇陀市からは瓦など、高取町からは5年ほど前に民家に残されていることが分かった大石内蔵助の長男、主税の書状が初公開される。

曾我蕭白の「美人図」(県立美術館蔵)

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「無我夢中で…」 踏切内で男性助けた北川さんに感謝状 

 電車の踏切内から男性を救助したとして、県広域消防組合消防本部は15日、橿原市曽我町の市立真菅小学校6年生、北川初夏さん(12)に感謝状を贈呈した。

危険を顧みず、人命救助に尽力し事故を未然に防いだとして感謝状を受ける北川初夏さん

危険を顧みず、人命救助に尽力し事故を未然に防いだとして感謝状を受ける北川初夏さん

 北川さんは昨年12月16日午後4時半ごろ、自転車で買い物に行く途中、同市北妙法寺町の近鉄大阪線の踏切内で座り込んでいる男性(62)を発見。駆け寄って「大丈夫ですか」と声を掛けたが返事がなく、警報機も鳴り始めたため、遮断機をくぐって男性を線路の外へ連れ出した。気付いた通行人が119番したが、男性の体調が回復したため、家族と帰宅したという。

 感謝状と記念品を贈られた北川さんは、学校では吹奏楽部で活動し、トランペットを地域の祭りやイベントで演奏することもあるという活発な女の子。「助けているときは無我夢中で、何も考えられなかった」と振り返り、「とにかく『助け出さないと』と思った。男の人が無事でよかったです」と笑顔を見せた。

 橿原消防署の高島工署長は「危険を顧みず、勇気を出して助け出し、事故を防いでくれた」とたたえた。

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一年の無病息災祈る 大神神社で「大とんど」

 小正月の伝統行事で、しめ縄などの正月飾りや古いお札を燃やす「大とんど」が15日、桜井市の大神神社で行われ、参拝者らは火を見ながら今年一年の無病息災などを祈った。

大神神社で行われた大とんど

大神神社で行われた大とんど

 この日早朝、神職が昔ながらの火燧具で神火を起こし、境内の祈禱殿前に積まれた正月飾りなどに点火。集まった参拝者も正月飾りなどを投げ入れた。

 とんどは正月に家に迎えた歳神を見送る「神送り」の意味がある。地域によって名前が異なり、どんど焼きや左義長などとも呼ばれる。参拝者らは火で暖をとったり、先に網を付けた長い竹で神社から授与された餅を焼いて、とんどを楽しんでいた。

 天理市から家族で訪れた鈴木三男さん(66)は「毎年来ています。家族みんなが元気で過ごすことができ、高校を受験する孫が合格できるように祈りました」と話していた。

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合格つかめ 近鉄車内に「五角」のつり革 お守り入場券も

 受験シーズンに合わせ、近鉄が沿線社寺で合格祈願の祈禱やおはらいを受けた五角形のつり革を、奈良線や生駒線など13路線の車両に設置している。「五角(合格)をつかむ」の語呂に合わせたもので、同社は「ぜひ五角のつり革を探し出し、合格をつかんで」としている。

「つかめ!合格」と書かれた五角形のつり革

「つかめ!合格」と書かれた五角形のつり革

 つり革は達磨寺(王寺町)や安倍文殊院(桜井市)など、知恵や学問、勝負事に縁がある7社寺で祈禱やおはらいを受けたもの。列車によって設置場所は異なるが、設置車両の窓ガラスには目印に、「つかめ!!合格(五角)」と書かれた黄色い五角形のステッカーが貼られている。

 また試験日のお守り用として、各社寺の最寄り駅の「合格祈願入場券」(150円)も各駅300枚限定で販売。県内では信貴山下、新王寺、大和西大寺、吉野、桜井の5駅の窓口で販売しており、入場券を持参して各社寺を参拝すると、五角形の鉛筆やお守りなどがもらえる。

 同社事業課の藤本辰男さん(48)は「1本、1本、社員が現地へ伺って祈禱、おはらいしてもらった五角つり革をぜひ見つけて、〝合格〟をつかみとってほしい」と話していた。

 2月29日まで。問い合わせは同社旅客案内テレフォンセンター(午前8時~午後9時、☎06・6771・3105)。

桜井駅窓口で販売されている「合格祈願入場券」。最寄りの安倍文殊院に参拝すると朱印が押印され、プレゼントももらえる(近畿日本鉄道提供)

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人材難で〝潜在〟保育士掘り起こしへ 16日、就職フェア 待機児童は増加

 保育士確保対策として平成26年夏に設置された「県保育士人材バンク」。保育士の資格を持ちながら、働いていない〝潜在保育士〟の掘り起こしがねらいだ。県の調査によると、潜在保育士の3人に1人が今後保育士として働くことを希望しているが、県内の約7割の保育施設は「保育士の確保が困難」と感じているという。

 運営事業者の人材派遣会社「ニッソーネット」(大阪市)によると、バンクには保育に精通している就職支援コーディネーター4人を配置。再就職のための紹介・斡旋業務や、合同説明会などを実施している。26年度にはバンクを利用して85人が就職し、目標だった採用決定数70人を達成した。27年度も「70人以上の保育士の就職が決定する見込み」(担当者)という。

 一方、県内の保育所待機児童数の多さは深刻だ。26年度は191人だったのに対し、27年度は253人に増加している。

 人材バンクの担当者は「フルタイムかパートタイムで働くのか、うまく就職につなげるには雇用条件などとのマッチングが大切。1人1人に合わせた支援で潜在保育士の掘り起こしに努めたい」としている。

 県保育士人材バンクは今年度最後の「保育士就職フェア」を16日、奈良市の県文化会館で開催する。県の認可保育所など約10法人が参加するほか、各法人職員が園の魅力を3分間でPRするコーナーや、保育士の復職に関するミニセミナーなども開かれる。問い合わせは同バンク(☎0120・964・349)。

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春日大社式年造替記念し舞楽と講演 2月7日 

 春日大社(奈良市)で行われている20年に1度の本殿修理「式年造替」を記念したイベント「御造替が伝えるこころと技Ⅲ~神事芸能が伝えるもの」が2月7日午後1時半から、奈良市右京の市北部会館・市民文化ホールで開かれる。1月26日まで申し込みを受け付けている。

 式年造替について理解を深めてもらおうと、第60次式年造替記念奉祝行事実行委員会と市生涯学習財団が共催。第1部では、雅楽・舞楽を継承する「南都楽所」の笠置侃一楽頭が「式年造替の舞楽」をテーマに講演。第2部は舞楽公演で、南都楽所が「振鉾」と「蘭陵王」「納曽利」を披露する。

 無料。定員は大人200人。申し込みは往復はがきやファクス、奈良市生涯学習財団のホームページ(http://manabunara.jp/contents_detail.php?co=evt&frmId=6353)から。問い合わせは平城東公民館(☎0742・71・9677)。

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14年で入館20万人達成 川上村の「森と水の源流館」

 川上村の豊かな森と水の恵みを体感できる学習施設「森と水の源流館」の入館者数が、平成14年4月の開館から14年目で20万人を超えた。

 20万人目の入館者となったのは、今月9日に入館した奈良教育大(奈良市)の次世代教員養成センターの中澤静男准教授と学生ら10人のグループ。「持続可能な社会づくり」に向けた教育推進事業の一環として、川上村の森林や林業に関するフィールド研修で村を訪れていたという。

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特大茶碗で豪快に一服 西大寺で「大茶盛式」

 奈良市の西大寺で15日、特大の茶碗で茶を回し飲む恒例行事「大茶盛式」の初釜が行われ、訪れた参拝者らが新春の豪快な一服を楽しんだ。

隣の人に手伝ってもらいながら特大茶碗で茶を楽しむ参加者

隣の人に手伝ってもらいながら特大茶碗で茶を楽しむ参加者

 鎌倉時代の高僧・叡尊上人が神社に供えた茶の残りを振る舞ったのが由来とされ、参加者は直径30センチ以上の特大茶碗で、助け合いながら茶を回し飲んだ。

 東京から夫(38)と訪れた公務員、米田真梨子さん(35)は「申年生まれなので、今年はいいことがあればうれしい」と笑顔で話していた。

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【奈良テレビおすすめ!】『NEXT-輝け!アスリートたち「ラグビー・立川選手」』 (16日午後9時半から)

 ◇『NEXT-輝け!アスリートたち- 「栄光からの新たな挑戦!ラグビーW杯日本代表・立川選手」』
(16日午後9時半から)

 2015年ラグビーW杯日本代表として活躍した天理市出身の立川理道選手のインタビューを放送。大学を卒業してからの4年間は日本代表の進化のプロセスと重なります。スランプの苦悩と南アフリカ戦の歓喜、2019年のW杯日本開催への思いを聞きました。

子供たちに熱心に指導する立川理道選手(右から2番目)

子供たちに熱心に指導する立川理道選手(右から2人目)

 そして、今年新たに始まる挑戦、スーパーラグビー「サンウルブズ」には立川選手とともに天理大学出身の井上大介選手も加わります。4歳からトップリーグ・クボタまで同じチームでプレーしてきた同級生コンビの思いとは・・・。また、年末年始の高校サッカー・高校ラグビーの戦いも振り返ります。番組では、お年玉として、素敵なプレゼントも準備しています! お見逃しなく!

 奈良テレビ放送のホームページはhttp://www.naratv.co.jp/

災害時に子供を守るには? 子育て世代へ「防災BOOK」 生駒市作成

 生駒市は、地震などの大規模災害が発生した際に妊婦や幼い子供を守るための備えをまとめた「防災BOOK」を5千冊作成した。市健康課やこども課の窓口、子育て支援総合センターなどで無料配布している。

子育て世代や妊婦に役立つ情報がコンパクトに詰まった防災BOOK

子育て世代や妊婦に役立つ情報がコンパクトに詰まった防災BOOK

 同市は平成26年から、妊産婦やその家族を対象に育児に関する知識を提供する「パパ・ママ教室」を開催。その中で、災害発生時に避難や必要品の調達が難しい子育て世代への防災情報の発信が重要と判断、作成したという。

 冊子は〈災害対応編〉と〈知識編〉の2部構成で持ち運びしやすいようにと、ジャバラ折りのコンパクトなサイズ(縦20センチ、横13センチ)。スーパーのレジ袋とタオルで手作りできる簡易オムツの作り方や、哺乳瓶なしでミルクを飲ませる方法など、子育て家族に必要な情報を紹介。市が避難所に指定している小中学校や病院、幼保育園などの位置を分かりやすく示した防災マップも掲載した。

 市危機管理課の甫田和佳子係長は、「生駒市には子育て世代の転入が多く、地理感覚が薄い人も多いため、防災マップは欠かせない」とし、「妊婦さんは10カ月の間で身体の変化に加え必需品の増加など、環境がめまぐるしく変わる。常に携帯し、災害時に備えてもらえれば」と話した。問い合わせは、同市危機管理課(☎0743・74・1111)。

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外国人旅行者「売上げに貢献」 奈良大生が宿泊施設調査 リピーター課題

 奈良大学の学生らが、昨年から増加が注目されている外国人観光客(インバウンド)の実態調査を奈良市街地の宿泊施設で実施した。4割が売り上げに「非常に貢献している」と回答する一方、リピーターの割合は平均1・8%と低く、言語の違いによる意思疎通の難しさなどが課題となっていることも明らかになった。

 同大社会学部総合社会学科(旧・社会調査学科)の2回生5人が社会体験実習として昨年秋、尾上正人教授の指導で奈良市街地の旅館・ホテルなどの宿泊施設42軒に調査票を配布。うち32票を回収し、分析した。

 「売り上げに貢献しているか」という質問では、40%が「非常に貢献している」と回答、「やや貢献している」も53・3%に上った。「外国人に宿泊してほしいか」との問いには、46・7%が「非常にそう思う」と回答、「ややそう思う」も43・3%だった。

 一方、「リピーターは何%くらいか」への回答の平均値を集計した結果は、わずか1・8%。「外国人が来て困ったこと・悩んだこと」(複数回答)では「言葉の違いで意思疎通が難しかった」63・3%、また、「マナーが悪かった」が56・7%に上った。

 学生らは「外国人観光客は施設の売り上げに貢献しており、意思疎通などに少し難はあるが、多くはインバウンドに大きな問題なく対応している」と分析。調査に当たった学生は、「奈良市街地の宿泊施設が積極的に外国人観光客を呼ぼうとしていることが分かった」「外国人観光客の問題はマナーが悪いというより、意思疎通が原因のようだ」と話した。

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日本一安全な町づくりへ キッズポリスが一役 下市、大淀、吉野のCATVで放映

 17日で発生から21年となる阪神大震災を前に、吉野署が「キッズポリス」の幼稚園児や「犯罪抑止啓発ランナー」の小学生による防災啓発番組を収録した。阪神大震災を機に設けられた「防災とボランティア週間」(15~21日)の期間中、下市町、大淀町、吉野町のケーブルテレビを通じて1日に4回放送される。

下市町役場で行われたメッセージの収録には地元小学生や幼稚園児ら6人が参加した

下市町役場で行われたメッセージの収録には地元小学生や幼稚園児ら6人が参加した

 地域住民に災害時のボランティア活動や自主防災への理解を深めてもらおうと企画。収録に当たり、下市町立下市幼稚園の桝井怜愛さん(6)と大淀町立大淀東部幼稚園の松田航くん(6)の2人を1日警察官の「キッズポリス」に任命した。

 下市町役場の情報センター室で行われた収録には、吉野署の坂口正和署長と署の犯罪抑止啓発ランナーの小学生児童4人も参加。「避難するところを確認してください」「災害に備えて日頃から準備が大切です」などと呼び掛けた。

 坂口署長は「日本一安全な町作りのため、放送を見て防災意識を高めてほしい」と話していた。

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「警備対策果敢に取り組む」 サミット見据え 県下警察署長会議

 県警本部で14日、今年初の県下警察署長会議が開かれ、幹部や県内12の署長ら計70人が出席。5月に開催される主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に向けた警備対策や県内の治安情勢、県警の運営重点目標などを確認した。

県下警察署長会議で訓示した羽室英太郎本部長

県下警察署長会議で訓示した羽室英太郎本部長

 羽室英太郎本部長は訓示で「子供や女性、高齢者の安全を脅かす事案が後を絶たず、指定暴力団六代目山口組の分裂や国際テロ情勢の緊迫化など、治安情勢は厳しい状況にある」と指摘。一方、昨年香芝市で小学6年の女児が連れ去られた事件の早期解決などを挙げ、「社会に警鐘を鳴らす事件を検挙してきた」とした。

 また、今年5月に開かれる伊勢志摩サミットについて、「テロ対策や情報収集、警備訓練など、警備諸対策に果敢に取り組む必要がある」と強調した。

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奈良学園医進コース14・29倍 県内私立中出願状況

 奈良県私立中学高校連合会は14日、平成28年度の県内私立中学校などの出願状況(12日午後5時現在)を発表した。中学校10校の募集人員1566人に対し、6325人が出願し、平均倍率は4・04倍となった。

(クリックで拡大)

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 倍率が最も高いのは、奈良学園医進コースの14・29倍で、西大和学園女子の7・50倍、同男子の6・65倍が続いた。

 また、中等教育学校は、聖心学園の80人に対し、272人が出願し、倍率は3・40倍。

 入試は16日から順次始まり、合格発表は17日から行われる。

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生駒市の「生きいきカード」見直しへ 高齢化進み財政負担大きく

 生駒市は13日、70歳以上の高齢者に年間1万円相当のバスやタクシー券を一律助成している「生きいきカード」配布事業を見直す方針を明らかにした。高齢化率や介護給付費の増加が続く中、現状維持は今後の市財政に大きな負担となるためで、17日に同市役所でタウンミーティングを開催し、小紫雅史市長が制度の現状を説明。住民とともに制度の今後のあり方や、より効果的な高齢者福祉施策について考える。

 同制度は平成8年度から実施。市に住民登録している70歳以上を対象に、鉄道、バス、タクシー、生駒ケーブルの利用券(いずれも5千円相当)から自由に2つ選び、1人あたり年間1万円分を「生きいきカード」として配布している。同制度にかかる予算は26年度実績で2億305万円(利用者2万396人)、27年度の見込みは2億1260万円となっており、毎年右肩上がりで推移しているという。

 市によると、市の人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は27年10月1日現在で25・4%(3万774人)、同年の介護給付費は推計70億円。団塊の世代が75歳以上となる平成37年には高齢化率30%(約3万5千人)、介護給付費は120億円に膨らむと予想されており、「生きいきカード」事業を現行のまま実施すれば、同年の事業費は約2億9550万円に上る見通しという。

 市の担当者は現行の一律配布について「本当に必要な方もあれば、自立して元気に活動している方、寝たきりの方などさまざまなケースがある」と分析。「財政状況や、高齢者1人1人の実態に見合ったより効果的な施策に転換する必要がある」としている。

 タウンミーティングは17日午前10時~正午、市役所4階大会議室で開催。小紫市長や副市長、担当課職員が説明に当たる。参加無料で、手話通訳付き。庁舎が耐震工事中のため、駐車場が手狭になっており、市は公共交通機関の利用を呼びかけている。問い合わせは、市高齢施策課(☎0743・74・1111)。

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悠久の愛を誓う鐘の音響け 王寺工高生徒が制作 秋に明神山に設置

 県立王寺工業高校の生徒が、王寺町の明神山頂上に設置する「悠久の鐘」を制作し、平井康之町長に鐘を手渡した。

生徒らが作製した鐘と「悠久の鐘」と記された銘板

生徒らが作製した鐘と「悠久の鐘」と記された銘板

 明神山は標高273メートル。明石海峡大橋や比叡山など360度の眺望が楽しめ、町は同山を「恋人が悠久の愛を誓う観光名所」にしようと、展望デッキなどの整備を進めている。

 「悠久の鐘」(直径25センチ、高さ30センチ、約10キロ)は、町の依頼を受けた同校の機械工学科3年の男子生徒13人が、卒業制作の一環として作製。耐腐性に優れたリン青銅を用い、昨年5月から約8カ月間かけて作業。鋳型には1200~1300度という高温の素材を流し込む高度な技術で製作したという。

鐘を作製し平井康之町長に手渡した王寺工業高校の生徒ら

鐘を作製し平井康之町長に手渡した王寺工業高校の生徒ら

 12日に町やわらぎ会館で開かれた引渡式で、鐘や「悠久の鐘」と書かれた銘板を受け取った平井町長は「町の財産として大事に引き継いでいきたい」。鐘作製のリーダー、西田健太さん(18)は「老若男女問わず、恋人や友達と鐘を鳴らしに明神山を訪れてほしい」と話していた。

 今後、生徒らが制作した鐘や銘板は町役場玄関に展示され、9月末までに山頂に新たに完成するデッキに設置されるという。

「悠久の鐘」を設置した展望デッキの完成イメージ図(王寺町提供)

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黒いぶしの金箔瓦復元 豊臣政権時代の郡山城に思い馳せる

 豊臣秀吉の弟、秀長が居城し現在、天守台の石垣整備が進められている大和郡山市の郡山城跡。平成26年の発掘調査では金箔瓦の破片が出土し、帝塚山大考古学研究所などが実際にあった瓦と同じ大きさの金箔瓦を復元した。城の歴史を広く知ってもらおうと今後、市民らに一般公開される予定だ。

 郡山城は豊臣政権時代に建てられたとされ、現在は石垣部分しか残っていない。26年9月、天守台の整備に伴って市教委が実施した発掘調査で、わずかに金箔が付着した瓦の破片が出土した。金箔瓦は安土城や大坂城など、豊臣家に関わる限られた城でしか使われておらず、瓦片は当時の郡山城が壮麗な建物だったことを物語る史料として注目された。

帝塚山大考古学研究所と県瓦センターが共同で復元した金箔瓦

帝塚山大考古学研究所と県瓦センターが共同で復元した金箔瓦

 これを受け、帝塚山大考古学研究所(清水昭博所長)では、長年の瓦研究の成果を生かして瓦を復元させ、地域に貢献しようと再現を計画。瓦製造を手がける「県瓦センター株式会社」(天理市)に協力を依頼し約1年間、再現に取り組んできた。

 今回復元した瓦は、屋根の軒先に使用した巴文様の丸瓦(文様部分の直径17センチ)と、唐草文様の平瓦(幅26センチ)、菊文様の丸瓦(直径13センチ)の3種類。同研究所の清水所長によると、出土した瓦片から3次元計測によって得られたデータを元に当時の瓦の大きさを再現したという。

 また、見た目を当時に近づけるため、一度いぶして銀色の光沢を持った瓦を再び焼き直し、いぶしを飛ばすことで古色を表現。その後、漆を塗って金箔を付けた。県瓦センター取締役の葛原裕二さん(59)は「きれいな『黒いぶし』に仕上がった。いつか郡山城が復元されて、城の屋根にこの瓦を収める日が来ることが私の願いです」と笑顔で話した。

 復元した金箔瓦は、市民の共有財産となるよう、市と郡山城史跡・柳沢文庫保存会に寄贈される。上田清市長は「市民の方に広く知ってもらえるよう展示場所を考えたい。今後、石垣の語り部を育てる運動などとも連携して、瓦を活用していきたい」と話していた。

歴史フォーラムで金箔瓦誕生秘話も 2月6日開催

 金箔瓦の復元を記念した歴史フォーラム「きらめく瓦 かがやく城―金箔瓦と豊臣郡山城―」(大和郡山市・帝塚山大共催)が2月6日午後1時から、同市のやまと郡山城ホールで開かれる。

 復元に携わった帝塚山大考古学研究所の清水昭博所長が「金箔瓦の誕生」をテーマに記念講演。織田信長が初めて用いた、権威の象徴としての金箔瓦の誕生について説明するほか、市が進めている郡山城天守台の石垣解体工事の経過報告もある。

 参加無料で、申し込み不要。問い合わせは市生涯学習課(☎0743・53・1156)。

 また、2月8~13日まで、帝塚山大付属博物館で特別ミニ展示「金箔瓦展」も開催(11日は休館)。午前9時半~午後4時半。入館無料。問い合わせは同館(☎0742・48・9700)。

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朝ドラのモデル「加島屋」ゆかりの黄金茶碗 2月から寧楽美術館で公開

 長州藩主・毛利敬親が大坂の両替商・加島屋に贈ったという寧楽(ねいらく)美術館(奈良市水門町)所蔵の「黄金茶碗」が2月6日~3月9日、同館で特別公開される。加島屋がNHKの連続テレビ小説「あさが来た」のモデルになったことにあわせたもので、5年ぶりの公開という。

特別公開される「黄金茶碗」(飛鳥園撮影、寧楽美術館提供)

特別公開される「黄金茶碗」(飛鳥園撮影、寧楽美術館提供)

 毛利家伝来の黄金茶碗は口径12・6センチ。薄い金の板をはりあわせて作られているという。毛利敬親は明治元年、加島屋からの数年来の融資に対する礼とともに、大坂の各両替商への負債返済交渉のとりまとめを依頼するため、黄金茶碗を贈ったという。

 現在、同館では「江戸時代の書画とやきもの(Ⅱ)」を開催中で、黄金茶碗はこの会場で公開。火曜休み。庭園の料金も含め大人900円、大学生810円、中学・高校生500円、小学生300円。

 また、美術館のある依水園では「第3回珠光茶会」開催中の2月11日~14日、明治時代に造られ、通常は非公開の茶室「清秀庵」と「氷心亭」を公開する。各日午前10時半と午後2時からの2回で、定員各10人。参加費は見学と抹茶、庭園・美術館を含み2500円。予約が必要。問い合わせは依水園(☎0742・25・0781)。

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葛城山のギフチョウ守れ 御所市がボランティア保護監視員養成

 葛城山に生息する御所市の市指定文化財(天然記念物)「葛城山のギフチョウ」の保護活動に、同市が乗り出した。公募市民によるボランティアの「保護監視員」を養成、今春から活動を始める。

ギフチョウ

ギフチョウ

 同市教委によると、ギフチョウはアゲハチョウ科に属し日本のみに生息する固有種で、形態的に多くの祖先的な形質があるため「生きた化石」とされる。羽を広げた開張は5~6センチで、成虫が春に発生することから「春の女神」とも呼ばれている。

 葛城山のギフチョウは、雌が他地域の個体より大きく「学術的に貴重」とされ、市教委は「乱獲で種の保存が危ぶまれ、保護対策の必要がある」と平成26年11月、市指定文化財に指定。山中の約107ヘクタールに設定した保護地域内では卵も含む捕獲、殺傷などを禁じる条例を昨年2月に制定、施行し、違反行為には5万円以下の罰金などを科す罰則も定めた。

 保護活動をさらに進めようと、市教委はボランティアによる「保護監視員」養成を企画。成虫が飛ぶ4月初め~5月上旬の全日を「監視対象日」とし、保護監視員らが保護地域内での巡視を行う。禁止行為が確認された場合は中止を指導し、応じなければ市教委に報告。緊急を要する事態などがあれば警察に通報するとしている。

 市教委では昨年、市民と市内在勤者を対象に、保護監視員のボランティアを公募。11月、応募した16人を対象にした研修会を開催し、葛城山のギフチョウの特徴や条例の内容、保護監視員の役割、活動内容などを説明した。

 研修会に参加した市内の男性(62)は1年に4、5回は葛城山に登るといい、「葛城山の自然、ギフチョウをこのままの状態で引き継がなければならないと思い、参加した」と話した。

 市教委文化財課の藤田和尊課長は「『生きた化石』ともいわれるギフチョウを市民の手で将来に向けて守っていきたい」としている。

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