老若男女が50メートル駆け抜けた 奈良で「ダッシュ王選手権」
老若男女が50メートル走を競う「第7回50メートルダッシュ王選手権in奈良」が29日、奈良市の鴻ノ池陸上競技場で行われ、県内外から約850人が参加し、全力疾走してタイムを競った。
NPO法人「ならスポーツクラブ」が平成22年から毎年開催。今年は1~84歳が参加し、年齢や男女別で行われた第1レースの記録を元に、男女や年齢混合の第2レースを実施。合計タイム1~3位の選手らを表彰した。
王寺町立王寺南幼稚園の柏原叶尚ちゃん(4)はコースを駆け抜けた後、「気持ちよかった」と笑顔。一緒に走った母親の正佳さん(44)も「本格的なトラックで一緒に走れるのは楽しい」と話していた。
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【GWは奈良で】〝緑のシャワー〟浴びて達成感 矢田寺のミニお遍路道
「あじさい寺」の愛称で親しまれる大和郡山市の矢田寺。その境内の裏山に、四国八十八カ所霊場を模した「ミニお遍路道」がある。新緑の季節を迎える標高約150メートルの小高い丘は所々石段も整備され、歩きやすい。沿道や頂上の見晴台で弁当を広げてピクニックが楽しめる、地域の知る人ぞ知る観光スポットだ。
「ミニお遍路道」は、広い四国を旅できない病人や高齢者が同じ御利益を得られるようにと、大正期に寺の信者らが中心となって完成させた。その後、太平洋戦争などを経てすっかり荒廃していた遍路道を、地元有志でつくる「矢田寺へんろみち保存会」のメンバーが10年がかりで再整備。昨年5月、2時間で回れる1周約3キロのコースが復活した。
沿道には四国八十八カ寺の本尊を忠実に模した石仏が安置され、その下には各八十八カ寺の境内の「お砂」が敷かれている。石仏の穏やかな表情を眺めながら歩くと、中腹にはもみじの若木が植えられた「もみじ公園」。保存会が「遍路道をもみじの名所にしよう」と昨年11月、道沿いにある約1万平方㍍に約2千本植えて完成させた。
保存会前会長の山下正樹さん(71)は「秋の紅葉もいいが、新芽のもみじも鮮やか。緑のシャワーを浴びているような気分になります」と話す。
出発から約1時間、心地いい汗をかきながら到達した頂上には「じゅっぷく小屋」があり、腰を下ろしてしばし休憩。晴れた日には大和平野の大パノラマが眼下に広がり、達成感に満たされる。山下さんは「身近に自然を味わえる遍路道。家族で弁当を持ってハイキング気分で楽しんでほしい」と話した。(浜川太一)
もみじ公園の「草刈りボランティア」募集 矢田寺へんろみち保存会では現在、6月11日に遍路道の「もみじ公園」で開催する草刈りの市民ボランティアを募集中。矢田寺本堂前に午前9時に集合、見ごろのアジサイを楽しみながら作業する。参加申し込み、問い合わせは保存会の山下さん(☎090・5648・1989)。
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熊本地震復興支援、格差是正の宣言採択 メーデー奈良地方集会
「第87回メーデー奈良地方大会」(同実行委員会主催)が29日、奈良市の県庁前広場で開かれ、男女間や正規・非正規間の雇用格差是正や、熊本地震への復興支援などを盛り込んだ宣言を採択した。

参加者と「団結ガンバロー」の気勢を上げた
大会には、約8千人(主催者発表)が参加し、荒井正吾知事や仲川げん・奈良市長らも出席した。
連合奈良の小山淳二会長は最低賃金の地域間格差などを指摘し、「暮らしの底上げをし、働くことを軸とする安心社会の確立を実現する」とあいさつ。民進党県連代表の前川清成参院議員は、教育や子育て支援の必要性を強調し「生活者目線の政治を取り戻さないといけない」と述べた。
参加者はその後、奈良公園周辺をデモ行進した。会場では、熊本地震の義援金が集められたほか、東日本大震災と紀伊半島豪雨の被災地の物産販売も行われた。

大会には約8千人(主催者発表)が参加した
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【生け花】「棉のびのびと」未生正流(宗家) 変化を楽しむ
鷺森宗雲=未生正流(宗家)
【花材】ブロンズ棉、ミモザアカシア、アオキ、デルフィニューム、小菊、着色木
【花器】変形足付花器
【作意】「わた」は、木に付いている状態では「棉」、木から摘むと「綿」と文字が変わります。
茶色の棉を高く入れ、他の花は低く生け、左手前にミモザアカシアを、右に着色した木を使い変化をつけて生けました。
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古代甲冑を着て 飛鳥の武人になってみよう 5月1日 明日香の県立万葉文化館で
〝古代甲冑〟を着て飛鳥時代の武人を体験しませんか―。飛鳥時代に使用されていた甲冑をもとに制作された衣装の試着体験イベントが5月1日、県立万葉文化館(明日香村)で開かれる。
県が体験学習の一環として飛鳥寺から出土した甲冑を元に制作。今回のイベントで初めて披露される。
甲冑は大人用(胴幅48センチ)約15キロ、子供用(同34センチ、41センチ)約3キロで、担当者は「実際に着たり触ったりして、当時いかに重いものをつけて戦っていたか体験し、楽しく歴史を学んでほしい」としている。
イベントでは刀剣やかぶとも用意され、同館内で記念撮影などできる。
体験は午前10時~正午、午後1時~4時の2部制。予約不要で、無料。問い合わせは県地域振興部文化資源活用課(☎0742・27・8914)。
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【高校野球】関西中央、平城、高田商業が3回戦へ 春季近畿大会県予選
春季近畿地区高校野球大会県予選の2回戦3試合が29日、橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われた。
結果は次の通り。
【2回戦】関西中央6-5奈良朱雀▽平城6-3王寺工業▽高田商業5-4橿原(延長十回)
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重文の奈良女子大記念館 1年半ぶりに公開 特別展示も
明治時代に建てられた奈良女子大(奈良市)の記念館(旧本館、重要文化財)が29日~5月5日、約1年半ぶりに一般公開される。
記念館は前身の奈良女子高等師範学校本館として、明治42年に竣工。木造2階建ての建物は、北欧でよくみられる「ハーフティンバー」形式が特徴的で、NHKの朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」のロケにも使われた。
平成26年12月~27年12月まで耐震補強工事が行われたため、一般公開は約1年半ぶり。「記念館と女子高等師範学校」と題した特別展示のほか、改修工事中の様子などを紹介するパネル展示なども行われる。
無料で、入館は午前9時~午後4時。問い合わせは奈良女子大学総務・企画課(☎0742・20・3220)。
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【GWは奈良で】手ぶらで本格バーベキュー 宇陀の大宇陀あきののゆ
手ぶらで本格バーベキューを楽しんで、天然温泉でリラックス―。大宇陀温泉あきののゆ(宇陀市大宇陀)に今月、バーベキューガーデンが開設された。火起こし不要の米国製ガスグリルで、アウトドア料理フードデザイナー監修のメニューを楽しめる。
古代には貴族が狩りを楽しみ、「阿騎野」と呼ばれた地から湧出した温泉が楽しめる「あきののゆ」。開設された「ウェバーバーベキューガーデンウダサン」は4人がけテーブルが20あり、日よけテントも完備。グリルを含むすべてが貸し出され、手ぶらで本格バーベキューが楽しめる。
食材は地元の無農薬野菜や川魚のほか、保存料無添加のソーセージなど。「高級和牛のバーベキュー」は国産黒毛和牛ロース200グラムに焼き野菜、サラダのセット(税込み2700円)。「手軽な赤身バーベキュー」(同1620円)や、ソーセージと厚切りベーコン、ハンバーグがセットの「BBQコンボ」(同1080円)といったサイドメニューも充実している。
温泉にはバーデゾーン(温泉プール)、フィットネスルームも併設され、家族で一日楽しめる。地元の農業生産法人の直営「農家レストラン しゃもじ」はカフェ利用も可能。豊かな自然の中で、ゆったりと過ごす時間に、おなかも心も満たされた。
バーベキューは土日祝とゴールデンウイーク、夏休みの午前11時~午後6時に営業。混み合う時期は予約がおすすめだ。(神田啓晴)
大宇陀温泉あきののゆ 宇陀市大宇陀拾生250の2。近鉄榛原駅で大宇陀行バス(奈良交通)乗車、「道の駅宇陀路大宇陀」下車し徒歩20分。温泉入浴料は大人700円(土日祝は800円)、子供350円(同400円)。バーベキューの予約や問い合わせはあきののゆ(☎0745・83・4126)。
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【春の叙勲】教育、福祉などに多大な貢献 奈良県内から54人受章
教育や福祉など、さまざまな分野で貢献した人に贈られる「春の叙勲」(29日付発令)の受章者が発表された。県内では旭日小綬章2人を含む計54人が選ばれた。
子育ての悩み丹念に向き合う
瑞宝単光章 母子生活支援施設母子支援員 辻本節子さん(76)=下市町
「自分がしようと思ったことをしてきただけです」と、晴れの受章にも謙虚に喜びを語った。
短大を卒業後、高取町内で14年間、幼稚園教諭として勤務。その後は保育所長を24年間勤め、39年間にわたってさまざまな事情を抱える母子にも接してきた。
「朝、保育所に来て元気がない子は、病気で元気がないのか、それとも朝食を食べていないから元気がないのかでは全く事情が違う。その子が抱えている背景を知ることが絶対に必要」と力説する。
園児が休めば、「原因がわかるまで何度でも」自宅を訪ねた。母親が精神的に「しんどい状況」にあるときなどは「放っておいて」と拒絶されることも。それでも丹念に話を聞くうち、「お母さんの気持ちが落ち着き、子供も元気に来てくれるようになった」という。
平成19年10月から、県内の母子生活支援施設に母子支援員として勤務。配偶者と死別や離別した18歳未満の子供を持つ女性が、子供と一緒に利用できる児童福祉法に定められた施設だ。生活支援のほか、ドメスティック・バイオレンス(DV)被害者の緊急一時保護施設の役割も担っている。
長年の経験から、特に心を配っているのが利用者の子育て支援。「たとえば食事の時に子供がうまく食べられなくても、『こぼしてもいい、手づかみでもいいから、自分で食べられるようにしてあげて』とか、身近な助言をするようにしています」と話す。
施設には、幼稚園教諭や保育士を目指す若者も実習生として訪れる。そんな後輩たちには、「子供たちと遊んであげて」と、触れ合いの中からはぐくもうと取り組んでいる。
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「宮崎と橿原の物産と観光展」 近鉄百貨店橿原店で5月3日まで
橿原市の市制60周年と、宮崎市との姉妹都市盟約締結50周年を記念した「宮崎と橿原の物産と観光展」が、橿原市の近鉄百貨店橿原店で開かれている。5月3日まで。
橿原市から20、宮崎市から28の業者が出展。宮崎の「チキン南蛮」やマンゴーなどのほか、橿原市内の洋食レストランが宮崎牛を使って作ったビーフカツサンドなどが並び、初日から多くの買い物客らでにぎわっていた。
午前10時~午後7時(最終日は午後5時まで)。
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奈良県内自治体からの支援続く 熊本地震発生2週間
熊本地震の発生から28日で2週間となった。県内の自治体も、要請を受けて被災地に支援物資提供や職員派遣を行っているほか、防災体制を強化する動きも見られている。
生駒市は28日までに、全国青年市長会に加盟している縁から、庁舎が損壊した熊本県宇土市にトイレットペーパー(千個)やブルーシート(千枚)を届けた。日本水道協会からの要請を受け、来月4日からは熊本市へ配水管の漏水調査や修繕を担う職員ら7人を派遣。現在は奈良市が9人派遣しており、今後その他の派遣可能な自治体と、1週間交代で対応するという。
斑鳩町は来月9~31日まで、町民から絵本や児童書の寄贈を受け付け、6月以降被災地の子供たちへ届ける方針。三郷町でも要請に備え、備蓄している給水袋2千枚の支援体制を整えているという。
また天理市は今月、隣接する山添村、川西町、三宅町と「災害時における相互応援協定書」を締結。地震などの災害発生時に備蓄品や避難所の相互利用、庁舎の機能確保に必要な施設の貸し借りを4市町村間で優先的に行うとしている。
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斑鳩のマスコット「パゴちゃん」と交流しよう 藤ノ木古墳石室の公開も
斑鳩町で5月の連休期間中、藤ノ木古墳(6世紀後半)の石室特別公開や、町の公式マスコット「パゴちゃん」との交流会などが開かれる。
4月30日、5月1日に石室が特別公開される藤ノ木古墳は、法隆寺の西約300メートルに位置。直径約50メートル、高さ約9メートルの大型円墳で、昭和60年以降、石室から金銅製の馬具や冠、大刀などが出土し話題を呼んだ。
公開は午前9時~午後5時。駐車場はない。問い合わせは斑鳩文化財センター(☎0745・70・1200、水曜休館)。
また、5月3~5日は、法隆寺周辺で町の公式マスコット「パゴちゃん」と記念撮影や握手ができる交流イベントも開催される。
パゴちゃんは、寺社の「塔」と「柿」という町の代名詞を組み合わせたキャラクターで、町制50周年を迎えた平成9年にデビュー。各種行事で活躍し、町民からも親しまれている。町の担当者は「イベントを通じ、町の見どころが広く伝われば」としている。
交流会は午前10時~午後2時。雨天の場合は、JR法隆寺駅南北自由通路に場所を変更する。
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【奈良テレビおすすめ!】『おとな旅あるき旅「金魚が泳ぐ城下町 大和郡山ぶらり旅」』(29日午後5時29分から)
◇『おとな旅あるき旅「金魚が泳ぐ城下町 大和郡山ぶらり旅」』(29日午後5時29分から)
ゆったり、のんびり、ちょっと贅沢な「おとなの旅」を三田村邦彦が提案。今回は、旅のパートナー・小塚舞子とともに、大和郡山の街を散策します。
まず向かったのは、金魚であふれる歴史ある城下町「柳町商店街」。そこで〝金魚がいる電話ボックス〟を発見! 話と想像が大きく膨らみます。また、郡山城にある柳沢文庫にも足を運ぶと、今度ははちみつを発見。新鮮な驚きの連続で、旅も大いに盛り上がります。
他にも三田村と小塚の金魚すくい対決やご当地グルメ紹介など、大和郡山の魅力が詰まった番組です。ぜひ、ご覧ください。
奈良テレビ放送のホームページはhttp://www.naratv.co.jp/
食やモノづくりで地球環境を考えよう 奈良でアースデイ2016
地球や環境について考えるイベント「アースデイ奈良2016」が奈良市の奈良公園などで開かれ、市民らがものづくり体験や食を通じて自然と親しんだ。
環境について考える契機とし、地球に配慮した取り組みを日常から続けてもらおうと、「地球の日」(4月22日)にちなみ、平成19年から毎年開催しており、今年で10回目。
県内を中心に飲食店や学生、環境関連のNPO法人などが、自転車発電の体験や無農薬野菜の販売など75のブースを開設。解説を受けながら世界遺産・春日山原始林を歩いたり、鹿苑でシカの現状を学ぶ体験も行われた。
植物などの種を持ち寄り交換する「種の交換会」に参加した大和高田市立片塩小学校3年の中西二瑚さん(8)は「育てるのは難しいけど、実っていくのが楽しみ」と話していた。
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自主防災組織の強化重要 熊本地震の教訓 荒井知事定例会見
荒井正吾知事は27日の定例記者会見で、熊本地震について「(被災者の)生活の継続支援が課題。被災者の声を受け止めて反映させるためには、行政だけでなく周囲の連携が大事だ」と指摘。それぞれの地域で自主防災組織の態勢づくりを強化する必要性を改めて強調した。
荒井知事は「生活支援には、日ごろの防災組織の存在が役立つ。コミュニティーが生かされれば、きめ細かい支援ができる。これは奈良への教訓といえる」と述べた。
被災地への支援については「関西広域連合が窓口を1本化し調整している」と評価。その上で「各県が職員を被災地へ派遣しているが、何か事故が起こったときの責任などはそれぞれの県にあるので、事故があったときの対応も頭に描いている」とも話した。
また、「逃げ込めるところに耐震性がないと困る。役場の中枢機能も残さなければならない」と主張。県内では避難所として使われる体育館などを優先して耐震対策を進めるほか、今後県の防災計画や支援態勢のあり方を考える方針を示した。
26日には熊本県の蒲島郁夫知事に電話をかけ激励の言葉をかけたといい、「終わりが見えないのがつらいと話されていたが、復旧に向けて全力で行動されている」と話した。
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盆栽の藤、鮮やかに 桜井の「大香園」で100点披露
桜井市の盆栽園「大香園」で、藤の盆栽約100点を展示する「盆藤展」が開かれている。
同市の盆栽作家、生駒泰寛さん(64)が、美しい藤の盆栽をたくさんの人に見てもらおうと始め、今年で10回目。大きな花をつける「山藤」、1メートル近い房をつける「野田藤」の2系統の計15種が展示されている。
樹齢80年の古木もあり、紫、白、赤の色とりどりの花のほか、長い年月を感じさせる複雑な幹の形も楽しめる。同市の主婦、向谷恵津子さん(64)は「こんなにたくさん種類があるとは思わなかった。ここまで立派になるなんて驚きました」と話していた。
30日まで。入場無料で、開園時間は午前9時~午後4時半。問い合わせは生駒さん(☎090・1145・5388)。
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法隆寺金堂の焼損壁画 保存、活用どうする? 専門家らが視察
昭和24年に焼損した法隆寺(斑鳩町)の金堂壁画(重要文化財、7世紀末頃)の保存活用を検討する「保存活用委員会」(委員長、有賀祥隆・東京芸大客員教授)の第2回会合が27日、同寺で開かれた。委員らは収蔵庫に納められている壁画を視察、課題などについて意見交換した。
保存活用委は昨年12月に発足。法隆寺の大野玄妙管長のほか絵画や建築、彫刻、保存科学の専門家ら計13人で構成している。
この日、委員らは収蔵庫に入って釈迦や薬師の浄土図など12面の壁画と焼けた部材を入念に視察。その後の会合で有賀委員長は「収蔵庫内の環境はそう悪くない。焼けた部材が落ちたり、壁画がはがれて落ちたりする状況ではない」と述べ、委員からは「部材の保存処理をするのか、基本的な見通しを」「壁画の現状記録をとる必要がある。もともとあった煤なのかカビなのかも知るべきだ」といった意見が出た。
保存環境、壁画(美術史、材料調査班)、建築部材、アーカイブの各ワーキング・グループも設置され、全体会合を開いた。保存活用委は火災70年の平成31年1月をめどに、調査結果の中間報告を行う予定。
「昭和大修理」の記録映像、委員会で公開
法隆寺の保存活用委の会合では、同寺の「昭和大修理」を研究者が撮影した記録映像が初めて公開された。
撮影、編集したのは、中国建築史研究者の竹島卓一さん(1901~92年)。保存活用委は映像を収めたDVDが遺族から法隆寺に寄贈されていると知り、遺族宅に原本の16ミリネガフィルムが残っていたのを確認したという。
映像には金堂・五重塔の解体修理があるほか、金堂壁画の処理作業が含まれている。12面の壁画を取り外して補強するなどして運ばれるまでの一連の作業が詳細に記録されており、今後壁画の保存に貴重な資料となるという。
専門家は「壁画の処理が映像を通じてよく分かる。有益な情報で、貴重な資料だ」としている。
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29日に藤城清治さんのサイン会 奈良県立美術館の「光のメルヘン展」
92歳の影絵作家、藤城清治さんの作品を集め、県立美術館(奈良市登大路町)で開催中の「藤城清治 光のメルヘン展」。29日に藤城さんのサイン会が開かれることが決まった。

水面に映る姿も見どころの新作「猿沢池より興福寺五重塔」
サイン会は午後1時半開始の予定だが、参加には当日のチケットの半券を提示し特設ショップで版画額装品や展覧会図録、シルクスカーフなど対象商品を購入することが必要。そのうえで、午前10時半以降に先着順(100人)で整理券が配布される予定。ただ、藤城さんの体調や当日の交通事情などで中止や内容が変更される場合もある。
観覧料は一般1400円、高校・大学生千円、小・中学生500円。問い合わせは県立美術館(☎0742・23・3968)。
展覧会の公式ホームページ(http://www.ktv.jp/event/fujishiro_nara/index.html)
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「屋根の軽量化が重要」 熊本地震の建物危険度判定した職員の報告
奈良県から熊本地震の被災地に派遣され23日から3日間、熊本県益城町などで建物の危険度を調べた県職員の判定士4人のうち2人が27日、県庁で現地での活動を報告した。
建築課の吉岡忠さん(48)と営繕課の松山宗一郎さん(27)。派遣された4人は同県益城町と西原村、宇土市で民家を中心に111棟の建物を判定した。
判定士は被災した建物を調べ、余震などにより倒壊や外壁が落下する危険性があるかどうかをチェック。「危険」「要注意」「調査済」の3種類のステッカーを貼り付けて回る。
吉岡さんらは益城町で33棟の建物を判定した結果、17棟が「危険」の判定に。111棟全体では「危険」が28棟、「要注意」が29棟、「調査済」が54棟だった。吉岡さんは「1階部分が壊れている住宅が多かった。瓦の重みで押しつぶされている家が3、4割あり、屋根の軽量化の重要性を感じた」と振り返った。
宇土市での判定では、自宅の判定の説明を受けようと住民が避難所から一時帰宅していたこともあったといい、吉岡さんは「その場で直接説明できたのはよかった」と話した。
県は現在、8人の判定士を被災地に派遣している。
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【春の褒章】バレエダンサーの山本さん紫綬 奈良県内から11人受章
「春の褒章」の受章者が発表され、県内からは計11人が選ばれた。内訳は業務に精励し、国民の模範になる人に贈られる黄綬褒章が2人、学術や芸術で著しい功績をおさめた紫綬褒章が1人、公共の利益に尽くした藍綬褒章が8人。29日付で発令される。
「表現者として舞台続ける」 山本隆之さん(44)=紫綬褒章
指先からつま先まで1本の弦がピンと張ったように引き締まった体が、バレエ団のトップに上りつめた努力と才能を物語る。平成9年に開場した新国立劇場(東京都)の専属バレエ団で初の最高位ダンサー「プリンシパル」に選ばれ、以来、日本バレエ界の発展に貢献してきたことが評価された。
大阪市港区生まれ。3歳で奈良市内に引っ越し、市立六条小、京西中学校で学んだ。大阪市でバレエスタジオを開くいとこに誘われ、中1でジャズダンス、高1から古典バレエを始めた。
当時はマイケル・ジャクソンの「スリラー」などが流行した時代。最初はバレエタイツを履くのが恥ずかしく、友達には日々のけいこ通いを「『うどん屋でアルバイトをしている』とごまかしていた」と笑う。
20歳のとき、いとこの勧めで当時ニューヨークにあった名門「ジョフリーバレエスクール」に留学。夏の学内公演で務めた主役が好評で、数カ月後にはジョフリーバレエ団に入団。米国、カナダ、アフリカと世界中を公演で飛び回り、経験を積んだ。
2年後に帰国し、新国立劇場バレエ団に入団してからは、『白鳥の湖』や『ロメオとジュリエット』など、多くの作品で主役を演じた。足首やひざの故障に泣く日々でもあったが、数カ月おきにある公演の合間に手術を受けては舞台に立ち続け、平成20年に「プリンシパル」の栄誉をつかんだ。
第一線を退いた今は、奈良市の実家で両親と妻、規子さん(41)の4人暮らし。東大阪市に開設したスタジオではバレエの指導にもあたる。
今年1月、バレエの道に導き、指導してくれたいとこが、くも膜下出血で急逝。「生きていたら受章を一番喜んでくれたと思う」。厳しく妥協のないけいこで育ててくれたことへの感謝は尽きず、「これからも表現者として舞台に立ち続けたい」と語った。
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明日香の岡寺でシャクナゲ見頃 300輪のダリアで「華の池」も
明日香村の岡寺で約3千株のシャクナゲが見頃を迎えており、多くの参拝客の目を楽しませている。
寺によると、今年は気温が高かったためか、例年よりも4、5日開花が早かった。淡いピンクや白色の直径3~4センチの花が1つの枝に十数輪集まり、鮮やかに咲き誇っている。大阪市の会社員、中村理江さん(57)は「御朱印を集めていて参拝しに来ましたが、シャクナゲの時期に来られてよかったです」と話していた。
29日~5月8日までは、境内の池に約300輪の奉納されたテンジクボタン(ダリア)を浮かべる「華の池」も開かれる予定。
入山時間は午前8時~午後5時。入山料は大学生以上400円、高校生300円、中学生200円、小学生以下無料。問い合わせは岡寺(☎0744・54・2007)。
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戦国武将の勇壮行列も 29日に平群町で「時代祭り」
華やかな時代行列や音楽ライブ、名物料理のふるまいで地域を盛り上げる「へぐり時代祭り」が29日午前9時半から、平群町の道の駅「くまがしステーション」周辺で開かれる。
平成22年の平城遷都1300年を記念して始まり今年で7回目。有志でつくる同祭り実行委員会が主催する住民主導の恒例行事になっている。
目玉は、町にゆかりのある歴史上の人物にふんして勇壮に練り歩く「時代行列」。同町には、石田三成に仕えたとされる知将・嶋左近や、信貴山城に入城し整備した松永久秀ら戦国武将の活躍が知られている。行列には県内外から総勢200人が参加し、各時代ごとのブロックに分かれ、華麗な衣装を身にまとう。午前11時、町役場前を出発し、約1時間町中を練り歩く。
このほか、道の駅「くまがしステーション」では和太鼓やキッズダンス、大道芸などが披露されるステージイベントや特産品販売、同町の名物「イノシシ汁」の無料ふるまいも行われる。担当者は「『平群の魅力』がいっぱい詰まった最高のイベント。ぜひ来場してほしい」と話している。
当日は周辺が車両通行止めとなるため、町は公共交通機関の利用を呼びかけている。問い合わせは町観光産業課(☎0745・45・1017)。町のホームページはhttp://www.town.heguri.nara.jp/web/index.html
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〝相棒〟と挑むリオ五輪 総合馬術で初出場の北島隆三選手
今年8月に開催されるリオデジャネイロ五輪の総合馬術競技に、県立山辺高校出身の北島隆三選手(30)=乗馬クラブクレイン所属=が初出場する。中学生のころから目指した大舞台に向け、現在は英国で最終調整に入っている北島選手は電話取材に、「できることを精いっぱいやりきりたい」と抱負を語った。
神戸市出身。小学5年生のころ、テレビで見た競馬中継で騎手にあこがれ、両親に頼んで乗馬クラブに入会。身長体重とも増えたため、騎手の夢は断念したが、人馬が一体となって障害物を乗り越える馬術競技に興味を持ち、五輪出場の夢を抱くように。競技向けの練習ができる「クレインオリンピックパーク」(天理市福住町)に通うため、近くにある県立山辺高校(奈良市都祁友田町)に入学、鍛錬を重ねた。
明治大に進学すると、初出場した総合馬術競技で2年連続1位に輝くなど、頭角を現した。クレイン入社後も強化指定選手に選ばれ世界規模の大会に出場。実績を積み重ねた。
昨年1月から、馬術競技の本場・英国に活動拠点を置き、日夜、馬につきっきりの生活を送る。平日は午前7時から厩舎の掃除や馬の餌やりを始め、8時半~午後2時ごろまで計3頭の馬に交互に乗ってトレーニング。週末は、毎週のように開かれる大規模な大会に出場し、技術向上を目指す毎日だ。
少年時代からとりこになった馬の魅力について、北島選手は、「疲れているときはぼーっとしているし、試合前は鼻を膨らませ目を見開いて興奮している。日々さまざまな表情があり、そこは人間と同じですね」と話す。現在の相棒は、ニュージーランド生まれのアイリッシュ・スポーツホース「ジャストチョコレート」。些細な音にも敏感に反応する神経質な性格だが、「周囲の状況に注視し集中力がある」という。
今年3月、個人枠での五輪出場権を獲得。「結果が出るまでどきどきしていたが、決まった瞬間はほっとしました」と振り返る。滋賀県甲賀市に住む妻の笑子さん(38)と2歳、5歳のまな娘の存在が、メンタル面での一番の支えだ。「他の選手に比べ経験は浅いが、人馬ともに最高の状態で挑戦したい」。念願の舞台を前にこう語った。
■総合馬術競技 馬場馬術、クロスカントリー、障害馬術の3種目を同一人馬で3日間かけて行う競技。3種目の減点合計が少ない人馬が上位となる。人馬ともに高い能力と技術が要求され、クロスカントリーでは6キロにも及ぶコースを竹柵や池など40を超える障害物を乗り越えながら疾走する。
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【鹿角抄】大和政権の馬牧場に思いを馳せる
なだらかな地形が広がる御所市南部の葛城山麓。古代には大豪族・葛城氏の拠点となった地域だが、そこにある南郷大東遺跡で古墳時代(5世紀)の馬の骨が大量に見つかり、幼い馬の骨もあったことから、馬の飼育を行う大和政権の牧場「牧」があった可能性が明らかになった。
古代社会で馬は交通手段とともに、軍馬として王権を強化する重要な役割を持っていた。もともと日本列島には馬はいなかったとされ、魏志倭人伝には「牛、馬、虎、豹、羊、鵲なし」と記されている。そうした中、馬の飼育と乗馬の風習は渡来人によってもたらされた。卑弥呼の墓の説がある箸墓古墳(桜井市)からは最古とされる馬具の木製鐙(4世紀初め)が出土、大王らが馬に乗っていたことが想像される。
だが、馬が本格的に飼育されるようになるのは5世紀ごろからという。牧があったとみられる生駒山西麓の蔀屋北遺跡(5~6世紀、大阪府四條畷市)では馬の全身骨格や鞍、鐙、轡などの馬具、朝鮮半島との繋がりを示す韓式系土器が見つかっている。
日本書紀応神15年の条には、「百済王から良馬2頭が贈られた」と記され、特に百済からの渡来人が馬の飼育や乗馬の風習を日本に伝えたとみられる。
馬の飼育を行う大和政権の牧は、大阪府以外に長野県や群馬県などにもあったとされる。南郷大東遺跡で見つかった馬の歯に含まれるストロンチウム(鉱物や水などにわずかに含まれる元素)の同位体比の分析から、生後5年までに関東地方から連れて来られた馬がいたことがわかった。良馬をつくるために、牧の間で交流があったことが想像される。
南郷大東遺跡では導水施設が見つかり、祭祀に関連する遺跡と考えられているが、馬の飼育のためには水が必要であり、飼育に関連する施設の可能性もある。
葛城山麓のなだらかな斜面を見ていると、大陸から輸入された馬やその子孫の馬たちが元気に走り回る姿が目に浮かぶようだ。(野﨑貴宮)
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新メンバー加え音楽隊結団式 奈良社会福祉院
県内で保育園や福祉施設を運営する社会福祉法人「奈良社会福祉院」(上田裕巳理事長)の保育士らでつくる音楽隊が奈良市の佐保山保育園で結団式を行い、新メンバー9人を迎えた計20人が、音楽隊の新たな門出を祝った。
結団式を行ったのは、和太鼓演奏の「佐保山太鼓隊」とシンセサイザー演奏の「オーバー・ザ・レインボーズ」。どちらも同法人の若手職員で構成され、福祉施設や地域のイベントで演奏を披露している。
式では20人が歌を披露。上田理事長は「今年も子供やお年寄りのために演奏を続けてほしい」と激励。2年連続で太鼓隊とレインボーズの総隊長を務める堀内和美さん(30)は「今年も隊員1人1人絆を結び合って活動していきたい」と決意を新たにしていた。
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【GWは奈良で】澄んだ空気と清流に合える 天川村・御手洗渓谷
澄み切った空気とエメラルドグリーンに輝く川面、大小の滝…。大峰山麓に位置する天川村の御手洗渓谷周辺は県内随一の紅葉の名所として知られるが、5月の新緑の季節もおすすめだ。
渓谷にかかる長い吊り橋からは、底まで透き通った清流の流れや大小さまざまな白い岩、水しぶきをあげながら勢いよく流れ落ちる滝に加え、周囲の鮮やかな新緑の風景を間近で楽しむことができる。
川沿いには遊歩道も整備されており、ハイキングにも最適。川のところどころに現れる美しく躍動感ある滝も見どころの一つだ。エメラルドグリーンとたたえられる深い緑色の川と迫力ある滝を眺めながら、川沿いに腰をかけると、涼しい風が吹き抜けてさわやかな気分に浸れる。
車で渓谷周辺まで行くこともできるが、天川村の川合の交差点から約2・8キロの遊歩道を歩くのも楽しい。遊歩道は、御手洗渓谷から約1・8キロ歩くと観音峯登山口に到着。さらに約2・8キロのゆるやかなコースを進むと、洞川温泉のある一帯にたどりつく。
天川村総合案内所の担当者は「今からの季節は青々とした山の景色ときれいな川、澄み渡る空気などを思いっきり堪能できる。ハイキングがてら自然の中の遊歩道を歩き、絶景を楽しんでほしい」としている。
(有川真理)
天川村の御手洗渓谷 年間約65万人もの人が訪れる天川村は標高が高く、大阪市内などと比べると気温が5度程度低いとされることから、避暑地としても有名。寒暖の差が激しく、紅葉の名所としても知られている。村へは車でのアクセスのほか、近鉄下市口駅からバスも。問い合わせは天川村総合案内所(☎0747・63・0999)。
いよいよ春の大型連休。遠出ができなくても、県内で楽しめるスポットを記者が紹介します。
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天川村で29日に恒例の「名水まつり」 体験コーナーや名産品の販売も
環境省の「名水百選」に選定されている洞川湧水群がある天川村で、豊かな自然を楽しむ「名水まつり」が29日午前10時から、天川村洞川ミュージアムセンターなどで開かれる。
平成元年の村制100周年を契機に実行委が毎年開催しており、今回で28回目。当日は「親子アメノウオ釣り大会」(釣り道具の貸し出し、エサの販売あり)や、「自然体験コーナー」として木工教室、水生昆虫や野草の観察会、山菜の試食会など、イベントが盛りだくさん。地元名物の「名水コーヒー」や「名水豆腐」などの販売も行われる。
問い合わせは天川村総合案内所(☎0747・63・0999)、または大峯山洞川温泉観光案内所(☎0747・64・0333)。
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新たな吉野地域活性化へ 「造林発祥の地」で日本遺産 8町村
歴史や文化を語る物語性で地域の魅力を発信する「日本遺産」として25日、文化庁から認定された「森に育まれ、森を育んだ人々の暮らしとこころ~美林連なる造林発祥の地〝吉野〟~」。高齢化・過疎化が進む吉野地域にあって、ストーリーを構成する2町6村は、森の文化を生かした活性化に向け意欲を見せている。
今回認定されたのは、吉野、下市両町と黒滝、天川、下北山、上北山、川上、東吉野の6村を舞台とするストーリー。吉野地域で約500年にわたり培われた技術で育まれた人工の森と、神仏が鎮まる地として守り続ける天然の森が訪れる人らを圧倒する-というもので、柿の葉寿司や割りばしなど、食と暮らしの文化も体感できることが魅力としている。
ストーリーを構成する文化財は、吉野の天然林と人工林のほか、天然木の柱が並ぶ吉野町の金峯山寺本堂(国宝)、スギ、ヒノキを育てる国内最古の人工林を持つ川上村の下多古村有林などが含まれる。
日本遺産に認定されると補助金が交付されるなど、文化庁が支援する。代表自治体の吉野町によると、日本遺産を生かす活性化策として、講演・講座などを通じて遺産について周知。観光客らをもてなすために山の先達を育成したり、吉野の魅力を首都圏に発信することなどを検討しており、今後詳細を詰めるという。
北岡篤・吉野町長は「8町村が一丸となって自らの町村が持つ文化的な資源を見直し、どのように全国にアピールするべきかに熟慮を重ねた営みが認められ、望外の喜び。日本遺産を活用して新しい形での吉野像を提唱し、観光・地場産業を含めた活性化を目指す」とのコメントを発表した。
県内では昨年度、第1弾の日本遺産に「日本国創成のとき~飛鳥を翔た女性たち」(橿原市、高取町、明日香村)が認定されている。
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児童20人の学習情報入りのUSBメモリ紛失 天理市立小の女性教諭
天理市教育委員会は25日、市立小学校の女性教諭が昨年度担当した5年生のクラスの児童20人の氏名や学習内容を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。データ悪用などの被害は確認されていないといい、全児童宅を教諭と校長らが訪問して謝罪した。
市教委によると、USBは学校が貸与したもの。児童の氏名や学習記録、運動会などの行事活動の写真データなどが入っていた。
女性教諭は今月11日に職員室でUSBを使って資料を作成。校長の許可を得て持ち帰ったが、かばんの中にUSBが見当たらず、翌日校内と自宅を探しても見つからなかったため、13日に学校に報告したという。同校は今後、USBの校外持ち出しを禁止し、情報管理を徹底するとしている。
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春日大社の式年造替記念の特別の日本酒 奈良豊澤酒造の純米吟醸「造替」
春日大社(奈良市)で行われている20年に1度の国宝本殿の大修理「式年造替」を記念し、同大社は奈良豊澤酒造(同市)が醸造した純米吟醸酒「造替」を発売した。
春日大社には古くから酒殿があり、平安時代から続く春日祭では神前に供える社醸酒が造られるなど日本酒とゆかりが深い。こうしたことにちなみ、大社では平成22年に平城遷都1300年を記念して奈良豊澤酒造醸造の「春日諸白」を提供。今回は式年造替にあわせ「造替」を造った。
「造替」は山田錦を使用し、米のうま味と切れのある飲みやすさが特徴。1本(180ミリリットル)500円で、境内授与所で販売。春日大社では「日本酒とゆかりの深い大社で、式年造替を記念して出したお酒なのでぜひご賞味ください」としている。
問い合わせは春日大社(☎0742・22・7788)。
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