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奈良北高生転落死 第三者委委員長に弁護士の田辺氏

 県立奈良北高校(生駒市上町)で期末試験中に1年生の男子生徒=当時(16)=が校舎4階から転落死した問題で、県教委が設置した外部有識者でつくる第三者調査委の初会合が10日、開かれた。

 調査委は弁護士や大学教授ら委員5人に加え、弁護士ら3人を専門委に選任。計8人で調査などを行う。
この日は、委員長に弁護士の田辺美紀さんを互選。県教委から説明を受けるなどし、今月下旬に学校現場を視察することを決めた。

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こども・若者サポートセンター開設に7000万円計上 葛城市

 葛城市は前年度比0・7%減の163億4500万円の平成28年度一般会計当初予算案を市議会定例会に提案した。歳入では個人、法人市民税などの増加で市税収入が前年度比1・8%増の約38億3975万円となる見込み。歳出のうち、投資的経費は前年度比8・3%減となった。

 主な新規事業は、子育てや教育、不登校などの相談窓口を一元化するため、保健師や臨床心理士などが常駐し相談に応じる「こども・若者サポートセンター」を開設(約7144万円)▽市内2校の中学校の全教室に空調設備を設置(約2億1200万円)▽市内全世帯にデジタル式の防災行政無線端末を整備(9億9770万円)-など。

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11人の写真家が大和の民俗テーマに競演 奈良町資料会で展示会

 県内で活動する写真家11人が「私がとらえた大和の民俗―衣―」をテーマに撮影した写真を展示する写真展が、奈良市の奈良町資料館で開かれている。

 県立民俗博物館で毎年異なるテーマで開催していたが、今年は「より多くの人に見てほしい」と同資料館で開催。県内の民俗を中心に撮影を行っている写真家11人が、3枚の写真を通してそれぞれのテーマを表現。11人の〝競演〟を楽しめる。

 展示されている写真のテーマは、祭りに見る女装▽子供のハレ着▽おばあちゃんの野良着▽極楽の使者▽エプロン―などさまざま。担当者は「写真はそれぞれの切り口から大和の人々の暮らしと感性に迫っていて面白い。表現の幅広さをぜひ見て楽しんでほしい」と話している。

 22日まで、観覧無料。開館は午前10時~午後4時。展示に関する問い合わせは県立民俗博物館(☎0743・53・3171)。

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奈良市で忍者体験いかが 13日にフェスタ ゆるキャラも集合、多彩なイベント

 忍者体験などを楽しめる「伊賀上野NINJAフェスタin奈良2016」が13日午前10時~午後4時、奈良市のならまちセンター周辺で繰り広げられる。

 忍者衣装体験(1日500円)や手裏剣打ち(5投100円)のほか、ウオークラリーやバルーンアートショー、ゆるきゃら写真撮影会など多彩な催しが予定されている。小雨決行。問い合わせは時代かご・やじきた屋の奥村さん(☎090・3824・9499)。

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5万人超か?2万6千人か? 大立山まつり来場者数の計算の謎

 奈良市の平城宮跡で1月29日から2月2日に県が初開催したイベント「大立山まつり」について、県議会会派「なら維新の会」は来場者数を独自調査の結果、県発表の5万503人を大きく下回る2万6230人だったと明らかにした。

冬の夜に浮かび上がる大立山

冬の夜に浮かび上がる大立山

 同会によると、1日平均7人のアルバイトを雇い、開始30分前から終了時間まで、主に会場への進入ルート3カ所で計測器を使って出入りする人数をカウント。会場内を移動する実行委や警備員も数に含めた。中川崇県議は「運営スタッフを除くとさらに少なく、県の5万人という数字は疑問。経済効果も含めてしっかりした検証が必要だ」としている。

 これに対し、県側は土日は5人、平日は4人体制で午後4時から9時まで、平城宮跡の南門3カ所に配置された県職員が計測器でカウントしたといい、合計は4万4403人。他の場所も県職員が巡回して目視で計算するなどし、6100人を加算したという。実行委は「調査方法に問題はないと思っている。維新側の数字が少ないのではないか」としている。

 大立山まつりは、四天王をモチーフにした人形(大立山)4基が練り歩く無病息災を祈るイベント。荒井正吾知事は来場者の目標を3万人と掲げていた。

 奈良の冬のイベントとしては、大勢の来場者を集める「なら瑠璃絵」が奈良市の奈良公園で開催されている。今年の第7回なら瑠璃絵は2月8日から14日までの7日開催され、期間中に計41万2千人が訪れたという。1日平均約5万9千人が訪れた計算で、瑠璃絵1日の数字で大立山まつり5日間の数字を上回っている。単純な比較はできないが、数字だけをみれば、「なら瑠璃絵を延長して開催したほうが、わざわざ新しいまつりを作るよりもよかったのでは」といった声もある。

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「震災見つめ直す機会に」 なら国際映画祭実行委が被災地ドキュメンタリー上映

 東日本大震災の発生から11日で丸5年を迎えるのに合わせ、なら国際映画祭実行委員会は同日から3日間、震災をテーマにした作品など7本を奈良市の奈良国立博物館東新館講堂で上映する。

上映会をPRするレイノルズあいさん

上映会をPRするレイノルズあいさん

 映画館のない奈良市で良質な映画を届けようと、3年前から同映画祭実行委が実施している「ならシネマテーク」として実施。毎月3日間、1作品500円で鑑賞できる。

 11日は午前10時から、福島第一原発事故による放射能汚染の被害を受けた福島県天栄村の人々の姿を追ったドキュメンタリー映画「天に栄える村」を上映。午後2時からは、津波の被害に遭った岩手県宮古市に伝わる風習の起源を探り、死者への弔いや命の尊さを考えるドキュメンタリー映画「波あとの明かし」を上映する。作品を手がけた監督のトークショーなども予定している。

 同映画祭実行委事務局のレイノルズあいさんは「それぞれの作品には、知られていないことを知らせたい、という監督たちの思いが込められている。上映会が新しい角度から震災を見つめ直す機会になればうれしい」と話す。

 当日券は上映の1時間前から会場で販売。各回入れ替え制。問い合わせは実行委事務局(☎0742・95・5780)。

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はがきサイズで飛鳥を表現 スケッチ、写真95点を展示 国営飛鳥歴史公園館

 国営飛鳥歴史公園(明日香村)が初めて実施した「飛鳥絵はがきコンテスト」の優秀作品が決まり、全応募作品95点が国営飛鳥歴史公園館で展示されている。

スケッチの部の最優秀賞「甘樫丘から畝傍山」

スケッチの部の最優秀賞「甘樫丘から畝傍山」

 コンテストは、歴史と一体となった自然豊かな風景など、飛鳥の魅力を発信しようと昨年末から今年1月末にかけて実施。県内外から「スケッチの部」に62点、「写真の部」に33点の応募があり、各部門で5点ずつ入賞作品が選ばれた。

 スケッチの部では、甘樫丘から見渡せる春の風景を描いた「甘樫丘から畝傍山」が最優秀賞に。写真の部では、畝傍山を借景に古宮土壇を写した「夕暮の古宮土壇」が最優秀賞、菜の花畑越しに畝傍山など写した「春・明日香」が優秀賞に選ばれた。

 展示は31日までで、開館は午前9時半~午後5時。問い合わせは同園飛鳥管理センター(☎0744・54・2441)。

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焼却灰から基準超えダイオキシン 平群の清掃センター 無害化処理へ

 平群町椿井の清掃センターで、敷地内に埋め立て処分された焼却灰(約1万2千トン)のうち、約2千トンから、国が定める基準値(1グラム当たり3ナノグラム=ナノは10億分の1)を超えるダイオキシンが検出されていたことが分かった。周辺環境への影響はないという。町は平成28年度中に県外の業者に委託し無害化処理する方針で、28年度当初予算案に必要経費2億4500万円を計上した。

清掃センターの敷地内に仮置きされている焼却灰(手前部分)

清掃センターの敷地内に仮置きされている焼却灰(手前部分)

 町によると、センターは昭和50年の稼働以来、焼却灰を敷地内に埋め立て処分。平成4年ごろ埋設容量(約5500トン)に達したが、その後も約10年間、埋設を続けていた。

 町は11~12年にダイオキシン対策としてセンターの改修工事を実施。14年以降は全焼却灰を大阪湾の埋め立て処分地に搬出していたが、過去の焼却灰は「財政上の問題」(町担当課)で敷地内に「仮置き」したままだったという。

 23年12月のセンター運営協議会で町議員が問題を指摘。24~25年にボーリング調査した結果、焼却灰のうち2千トンから基準値を超えたダイオキシンが検出され、最高値は5・4ナノグラムだった。その後行った調査では、周辺の土壌や水質に影響は出ていないという。

 町は7月以降、2千トン分について業者に委託し無害化処理作業を進める方針。残りの約1万トンも29年度以降に搬出して処理する計画で、処理費用の総額は4億5千万円に達する見通し。

 岩崎万勉町長は「処分が滞っていたことを深く反省している。住民には今後、広報紙などを通じて丁寧に説明していきたい」とした。

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参列者も感動 厳かに橿原神宮の本殿遷座祭

 橿原神宮(橿原市)で8日夜、厳かに行われた本殿遷座祭。盾や鉾、弓などを持つ神職がご神体を先導した祭典には、全国から崇敬者が参列した。

天皇陛下からの御幣物を供えるため参進する勅使(左から2人目)ら=橿原神宮(代表撮影)

天皇陛下からの御幣物を供えるため参進する勅使(左から2人目)ら=橿原神宮(代表撮影)

 橿原市の岩本のりこさん(55)は「数十年に一度なので絶対見たいと思っていました。神秘的で、感動しました」。友人同士で参列したという富山市の柳川玄奈さん(51)と兵庫県宝塚市の大崎圭子さん(51)は「神宮に来るたびに心があらわれる。古代の儀式を見ているようで、貴重な体験ができました。『日本がここから始まった』という思いがわいてきました」と話した。

 遷座祭では照明が消され闇夜の中、御羽車という輿にのせられたご神体がゆっくりと移動。それを先導したのが、盾や鉾、弓、翳、太刀など持つ神職。翳は高貴な人に差し掛けたという古代から続く儀式用具のひとつで、歴史を感じさせる神秘な祭典を象徴していた。

 9日には、天皇陛下の幣帛(供え物)を奉納する奉幣の儀も厳かに行われた。

遷御を前に、幣殿前で儀式用具を持って待機する神職ら

遷御を前に、幣殿前で儀式用具を持って待機する神職ら

 重文の本殿の修復費は約2億円で、うち約1・5億円は文化財修復のための補助金。祭典終了後、久保田昌孝宮司は「全国の崇敬者のみなさんの絶大なるご支援に、心から感謝申し上げます」とのコメントを発表した。

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結構なお点前でした 東大寺学園幼稚園の園児が保護者参観で披露

 東大寺学園幼稚園(奈良市)で、園児らが学んだ茶道のお点前を披露する「お茶のお点前参観」が行われ、年長組の園児約40人が保護者らにお茶を点てた。

真剣な表情でお茶を点てる園児たち

真剣な表情でお茶を点てる園児たち

 同園では平成20年から毎月1回、茶道教室を開催しており、園児らはお茶室への入り方やあいさつの作法から少しずつ稽古。「お点前参観」は卒園を前に稽古の集大成を見てもらおうと、26年から毎年行っているという。

 園児たちは1人1人正座し、自分の保護者にお点前を披露。「お茶はいかがですか」と園児が問いかけると「おいしかったです」と保護者らも笑顔で答えていた。

 奈良市の主婦、高田規子さん(42)は「家ではわんぱくで落ち着きがないのに今日はすごく落ち着いていて、成長に感動しました」と感激した様子。次男の遼輝くん(6)は「お母さんに渡すときはドキドキしたけど、喜んでもらえてよかった」と笑顔を見せた。

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楽しく学ぼう奈良の歴史 県がホームページ新設 古地図の公開も

 奈良の歴史を楽しみながら知ってもらおうと、県文化資源活用課が新たにホームページ(HP)「奈良歴史見聞録」(http://rekishikenbun.pref.nara.jp/)を開設した。担当者は「インターネットで手軽に、遊び感覚で奈良の歴史のおもしろさを感じてもらえれば」と話している。

江戸時代当時の様子がよく分かる古地図。よく見るとシカの絵も

江戸時代当時の様子がよく分かる古地図。よく見るとシカの絵も

 日本語だけでなく英語、中国語、韓国語と多言語でも表示している。奈良の歴史にまつわる人物や出来事の紹介、古地図や古文書の公開など〝歴史ファン〟以外も楽しめる内容となっている。

 江戸時代に奈良奉行所に勤めていた役人が書いた古文書「庁中漫録」の原文と、原文のくずし字を読みやすく活字化した文を同時に収録。当時活躍した筒井順慶や松永久秀、島左近など、戦国武将のエピソードのほか、主要社寺の縁起や由来を読むことができる。

 合わせて公開されている古地図では、春日大社や東大寺などのほか、よく見れば猿沢池やシカの絵も。詳しい史跡や町名の情報も表示されており、まるで当時の町を歩いているかのような気分になれるのが魅力だという。

 このほか、飛鳥・奈良時代に奈良で起きた出来事をクイズ形式で取り上げているページや、天武天皇や持統天皇など歴史の中心人物を取り上げた冊子を公開しているページもある。

公開されている古文書の原文。これを読みやすくした文も閲覧できる

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 担当者は「さまざまな世代の人に奈良の歴史に興味を持ってほしい。奈良に来たことがない人が訪れるきっかけになればうれしい」としている。

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暴力団「山口組」系組織の対立抗争に万全を 県警が集中取締本部

 警察庁が指定暴力団山口組と神戸山口組が対立抗争状態にあると認定したことを受け、県警は本部内に「六代目山口組・神戸山口組対立抗争集中取締本部」を設置した。情報収集や暴力団事務所周辺の警戒、取り締まりの強化を行う。

集中取締本部の看板を設置する捜査員

集中取締本部の看板を設置する捜査員

 県警は県内で指定暴力団8組織、約146人の構成員を確認。うち山口組系は4組織約ふ28人、神戸山口組系が4組織約118人いるという。

 各地で両組織にからむ発砲事件などが発生する中、県内でも先月25日に、大和郡山市の元事務所の門扉に車が突っ込む事件が発生しており、県警は建造物損壊容疑などで捜査するとともに警戒を強めている。

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「生きいきカード」28年度は存続 生駒市 見直しは29年度以降

 高齢者向け交通費助成制度の見直しを検討している生駒市は、70歳以上の市民に年間1万円相当のバスやタクシー券を一律助成する「生きいきカード」配布事業について「見直し反対の意見があった」として、平成28年度は現行のまま継続、29年度以降に見直す方針を明らかにした。28年度当初予算案には事業費約2億2500万円を計上した。

 同制度は平成8年度から実施しているが、経費は毎年右肩上がりで推移。団塊の世代が75歳以上になる平成37年には市の高齢化率は30%に達し、事業を現行のまま継続すれば同年の事業費は約2億9550万円に上る見通しという。

 小紫雅史市長は昨年4月の就任時のマニフェストで「より効果的な制度の在り方について検討を開始し、2年以内に結論を得る」としており、今年1月のタウンミーティングでも見直す方針を表明していた。

 市は「住民へのより丁寧な説明が必要と判断した」とし、今後タウンミーティングなどを通じて制度のあり方をさらに議論、29年度からの導入に向け制度設計を進めるとしている。

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がん患者、家族の悩み解消の道探る 13日に奈良市で「相談カフェ」

 がん患者や家族のさまざまな悩み相談に応じる「がん哲学外来 大仏さんカフェ」が13日午後1時~3時、珈琲館奈良三条店(奈良市)で開かれる。

 がん患者会「NCN若草の会」が主催。がんの告知後、患者やその家族が抱える治療や日常生活などに関するあらゆる不安や悩み、願望などについて、経験者やがん拠点病院の緩和ケア認定看護師ら医療関係者と話し、解消の道を探る。

 定員20人で、参加無料(飲食代は各自負担)。申し込みは同会にFAX(0742・43・8318)やメール(ncn.wakakusa2013@gmail.com)で。問い合わせは同会代表の西垣さん(☎0742・43・8318)。

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戦時下で活躍した忘れられた詩人・池田克己に光 奈良大図書館で特別展

 現吉野町に生まれ、日中戦争開戦後に兵士として中国に渡った詩人、池田克己(1912~53年)にスポットを当てた初の展示会が、奈良大学図書館(奈良市)で開かれている。池田は上海で日本語文学活動の中心的役割を果たし帰国後も活躍したが、40歳で亡くなった。木田隆文・同大准教授(日本近代文学)は「池田克己という詩人の存在、戦争と文学の複雑な関係性を知ってほしい」としている。

池田克己らが発行した詩誌「豚」などが並ぶ

池田克己らが発行した詩誌「豚」などが並ぶ

 池田克己は20代前半で処女詩集を出版。詩誌「豚」も創刊し、若手詩人グループとして全国的に注目された。兵士として上海に渡ったが、現地で日本語文学活動を展開。上海文学研究会を結成し、「上海文学」を創刊して詩を発表した。当時は詩人の草野心平、高見順、小説家の武田泰淳らとも交流。だが戦時下のため日本の支配政策と関わらざるを得ず、活動は複雑な状況にあったという。

 終戦後は、上京して出版社に入社。詩誌「日本未来派」を創刊し、詩集も刊行するなど活躍した。当時の「法隆寺土塀」と題した詩の最後ではこううたう。

 《帽子にたまった雨水をはらい/靴底につもった泥土を雑草になすり/頬につたう雫をぬぐい/龍田川からの一本道/土砂降りしぶく一本道/とうとう私はかえってきた/私の中華民國十年の/雑多矢鱈のボロボロの/息せき切った一散の/昏昏迷迷の/びしょ濡れの/前に立つ荒壁/法隆寺土塀》

 木田准教授は「作品を丁寧に見ると、戦時体制に関わったが迎合しているわけではない詩人の複雑な内面が見えてくる。『法隆寺土塀』は長い歴史をとらえつつ、自分の絶望感などがとけ合っている」と話す。

池田克己の詩集「法隆寺土塀」

池田克己の詩集「法隆寺土塀」

 展示は「海の彼方の日本語文学 詩人・池田克己とその時代」として開催、詩集や詩誌、文芸誌など約40点が並ぶ。戦時下の上海周辺で発行された資料の多くは「負の遺産」として処分されたというが、武漢の日本人居留民によって作られた文芸誌などが新たに見つかったといい、忘れられた日本語文化を掘り起こす可能性を持つ貴重な資料という。

 26日まで。9~10日、20~21日は休館。問い合わせは同館(☎0742・41・9507)。

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全公用車にドライブレコーダー設置へ 大和郡山市「走る防犯カメラ」に

 大和郡山市は、走行中の映像や音声を記録するドライブレコーダーを公用車23台に設置し、市役所で出発式を行った。防犯パトロールなどに役立てるのが目的で、今後5年間で全公用車約140台に順次取り付ける予定で、全公用車にドライブレコーダーを搭載するのは県内で初めて。

車内に設置されたドライブレコーダー

車内に設置されたドライブレコーダー

 レコーダーはフロントガラスの上部に設置し、エンジンがかかると自動的に起動。走行中の前方の様子を映像で記録し、車内の録音を始める。犯罪や交通事故が発生した際、関係者や該当車両の特定、事故責任の明確化などにつながるほか、職員の安全運転意識の向上にも有効という。

 7日に行われた出発式で、上田清市長は「街中の犯罪抑止力の向上に少しでも役立てられれば」とあいさつ。弘末光則・郡山警察署長も出席し、「『走る防犯カメラ』として犯人検挙にも非常に役立つ」と話した。

ドライブレコーダーが設置された公用車

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大賞は「育休を取ってひと皮むける部下」 男女共同参画川柳コンテスト

 県が男女共同参画に関する事柄を題材にした川柳を募集する「奈良県男女共同参画川柳コンテスト」の平成27年度の入賞作品が決まった。最優秀賞に選ばれたのは、滋賀県東近江市の会社役員、井田寿一さん(69)が詠んだ「育休を取ってひと皮むける部下」。初の応募で最優秀賞を獲得したという井田さんは、「国会議員のことなど『育休』が何かと話題になるが、男女関係なく支え合い、育休が取りやすい社会になってほしい」と話した。

県男女共同参画川柳コンテストで最優秀賞に輝き、表彰を受ける井田寿一さん

県男女共同参画川柳コンテストで最優秀賞に輝き、表彰を受ける井田寿一さん

 川柳を通じて男女共同参画に対する理解を深めてもらおうと、県と県男女共同参画県民会議が共同で25年度から開催しており、今回で3回目。全国36都道府県から過去最高の830句が集まり、うち11句が入賞作品に選ばれた。

 優秀賞は「家事すべてパパママコラボもう普通」(生駒市、奥田高弘さん)と「かっこいい男子トイレにベビー台」(神奈川県、ひなこさん)の2句。入賞の句にも「良き時代内助の功も二等分」(奈良市、長沼文雄さん)など、世相を反映して育休などをテーマにした句が目立った。

 応募者の性別では男性57・6%、女性40・3%と男性の方が多く、県民会議の音田昌子会長は「今年は現役の30~50代からの応募が増えた。今後も身近な生活で男女共同参画を考えてほしい」と総評した。

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公立高校一般選抜出願締め切り 平均倍率は1・08倍

 公立高校入試(一般選抜)の出願が8日、締め切られた。県教委によると、全日制は28校38学科・コースの定員5803人に対し、6264人が出願。平均倍率は1・08倍(前年度1・11倍)だった。

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 普通科で最も倍率が高かったのは、法隆寺国際の1・44倍だった。

 学力試験などは14日、合格発表は17日に行われる予定。

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みんなで歌おう 郡山南小でプロの音楽出前授業

 大和郡山市立郡山南小学校で、2人組音楽ユニット「アルケミスト」による「音楽出前授業」が行われ、児童ら約620人がメンバーと合唱するなどし、プロとの交流を楽しんだ。

約620人の児童らを前に熱唱するアルケミストのメンバー

約620人の児童らを前に熱唱するアルケミストのメンバー

 身近な場所で本物の芸術文化に触れる機会を創造しようと、やまと郡山城ホールが実施しているアウトリーチ事業の一環として開催。「アルケミスト」は、小学生の言葉を元に生まれた曲「あの空」を子供たちとともに歌うプロジェクトを全国で行っており、児童たちもこの日に備えて昨年末から練習。メンバーとともに全員で合唱した。

 同校6年の野田滉希くん(12)は「即興のコーナーや、誰もが知っている曲をコンサートに組み込んだり最後まで楽しめました」と笑顔。アルケミストのボーカル、こんやしょうたろうさん(39)とピアノの井尻慶太さん(39)は「子供たちも準備して合唱してくれてうれしかった。こっちも元気をもらえました」と話していた。

熱唱するアルケミストのメンバー

熱唱するアルケミストのメンバー

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新クリーンセンター建設負担金13億円あまり計上 御所市新年度予算

 御所市は平成28年度一般会計当初予算案に、五條、田原本と2市1町で運営する新クリーンセンター(ごみ処理場)の建設負担金約13億1600万円を計上した。今年5月に市長選が実施されるため事実上の「骨格予算」だが、総額は前年度比6・5%増の152億7千万円となった。

 このほかの主な事業では、市内で住宅を取得する若年世帯に50万円を補助する定住促進事業に1千万円を計上。地域振興策として、そうめん流しで世界記録に挑戦する事業に200万円を充てた。

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【鹿角抄】ある考古学者の若き日に思い馳せる 聖徳太子一族?の墓調査

 元橿原考古学研究所副所長の泉森皎さん(74)は県教委文化財保存課に勤務していた昭和40年8月7日朝、斑鳩町の教育長から「龍田神社北の宅地造成地で古墳が見つかった。すぐ来てほしい」という連絡を受けた。発掘調査黎明期の当時、橿考研を含む県教委に技師は2人しかおらず、泉森さんは入庁2年目。調査用具を整えて、急いで現場に向かった。

 現場に着くとシャツ1枚の教育長が駆け寄ってきて、「えらいことです。人骨が見えています」。造成でできた崖状の部分から横口式石槨が露出、その中には黒漆塗りの陶棺があり、棺内の人骨も見えていた。

龍田御坊山3号墳の石槨

龍田御坊山3号墳の石槨

 ところが陶棺を調べようとすると、宅地造成会社の社長が、「棺の蓋を開けずに持ち帰ってほしい」と頼んできた。暑さで漆はめくれあがっており、結局、そのまま橿原市の大和歴史館(現橿考研付属博物館)まで運んだ。石槨もその後、移された。

 今なら現場が保存され、現場で調査が行われるはずだが、当時はそうもいかなかった。この古墳は有名な竜田御坊山3号墳。長く県内の発掘調査に携わり、「大和の古墳」をよく知る泉森さんにとって、思い出深い古墳のひとつだ。

 見つかった骨は、10代半ばごろの人物のもの。副葬品は特異で、琥珀製枕や蓋付きの三彩円面硯、筆の一部とみられるガラス管など。硯は隋~初唐の形式で、ガラス管は王羲之の「筆経」にある筆管(瑠璃管)と考えられ、いずれも遣唐使が中国から持ち帰った可能性があるという。

 石槨はこれまで、博物館の中庭に半世紀にわたり置かれていた。しかし、館内展示が決まり、2月にクリーニング。26日~4月17日に、陶棺や副葬品と一緒に公開される。

 古墳の発見現場は法隆寺に近く、被葬者について泉森さんは、蘇我氏により滅ぼされる前の斑鳩宮にいた聖徳太子一族で、聖徳太子の孫クラスの人物の可能性もあると考えている。公開初日の26日には泉森さんが講演予定。当時のエピソードを含め、歴史ロマンを感じられる楽しい話が聞けそうだ。(野崎貴宮)

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奈良医大に四肢外傷センター発足 最先端技術のお家芸を発展へ

 半世紀前、切断指の再接着に世界で初めて成功した県立医大(橿原市)に今年、整形外科分野の研究・治療の専門機関「玉井進記念・四肢外傷センター」が発足した。顕微鏡を使って行う超微小手術「マイクロサージャリー」は多岐に渡る領域で応用されており、奈良発の〝お家芸〟として継承されている。

玉井進氏

玉井進氏

■困難な小児患者の治療も

 センターは昭和40年、事故で完全切断された男性=当時(25)=の親指の再接着に世界で初めて成功した同大の玉井進名誉教授(81)の名を冠し、同大付属病院整形外科の一角に設置。現在、専従医師は准教授1人で、同科の医師らと連携し、事故などで切断された四肢の治療など、緊急度の高い専門治療を行っている。

 特に全身麻酔が必要な子供の外傷患者については、〝断らない医療〟を目指し、土日の輪番病院で一旦受け入れを拒否された治療困難な小児患者を受け入れる体制を用意。また、「機能再建」をテーマに約30人の医師が研究に取り組んでおり、難治性の複合外傷に再生医学的アプローチを加えた研究などを進めている。

■たった2本の糸

 玉井氏が切断指の再接着に初成功した当時。四肢切断には、切断面を丸める「断端形成術」で対応するしかなく、生活上の不便などから、治療法の確立が切望されていた。

さらなる研究などに取り組む田中康仁センター長(右)

さらなる研究などに取り組む田中康仁センター長(右)

 マイクロサージャリーの手術では、切断面の直径約1ミリの血管をつなぐため、極細の糸や精緻な顕微鏡が必須。玉井氏は実験や研究を重ね、米国から入手したたった2本の直径0・04ミリの糸で手術を試み、見事成功させた。

 現在も奈良西部病院内にある「奈良手の外科研究所」(奈良市)で外来診療や手術をこなす玉井氏。センター長に就任した田中康仁・県立医大整形外科教授(56)は「成功の要因には『やろう』という強い意思も大きかったのでは」と話す。

■新しい学問領域に

 マイクロサージャリーはその後、さまざまな領域の機能再建に応用されてきた。事故で欠損した顔面の再形成や、切断された指の移植手術…。多くの患者の「QOL(生活の質)」向上に役立てられ、田中センター長は「新しい学問領域を作った」と評する。

 県立医大付属病院には各国の医師が技術を学ぶため見学に訪れ、玉井氏らの指導や助言を受け、各国で伝承。こうした功績が評価され玉井氏は2010(平成22)年、米・シカゴの国際外科歴史博物館の「日本外科殿堂」入りを果たした。

 ただ、医療機器が飛躍的に進歩した昨今でも、指1本をつなぐにはベテラン医師でも1時間半~2時間がかりという難しい技術であることに変わりはなく、後進の育成は今も課題だ。田中センター長は「奈良発の〝お家芸〟を継承、発展させ、患者のQOL改善や研修医の外科技術の習得に努めたい」としている。

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防犯カメラ80カ所に108台設置へ 生駒市が新年度予算案に計上

 生駒市は7日開会した市議会定例会に、前年度(6月補正含む)比6・7%増となる385億6600万円の平成28年度一般会計当初予算案を提案した。初めて380億円を超える積極予算となった。

 学校を中心に公共施設80カ所に防犯カメラ計108台を設置するため、約4千万円を計上。また、小学1、2年生への英語教育実施に外国語指導助手(ALT)を配置(約300万円)するほか、中学校の部活動に専門的な技術を持つ外部指導者を配置する。

 学研高山第2工区の開発関連では、測量登記業務費に9320万円、開発計画の検討業務費に540万円を計上した。

 当初予算の歳入は固定資産税などの増加で、市税収入が前年度比1・1%増の170億2600万円。歳出は医療費などの増加で民生費が同5・9%増の144億7600万円となり、歳出全体の約4割を占めた。

 市議会の会期は25日まで。一般質問は8、9日に行われる。

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小観音の「花ごしらえ」 東大寺のお水取り

 スイセンやツバキ、ウメといった早春の花々を、東大寺二月堂の修二会に籠もっている練行衆たちが丁寧に整えていく。

「小観音」に供える生花を整える練行衆

「小観音」に供える生花を整える練行衆

 二月堂下の参籠宿所で7日午後、行われた「花ごしらえ」は、本行の後半「下七日」(8日~14日)の本尊となる「小観音」(絶対秘仏)に供える花の準備。前行の「花ごしらえ」はツバキの造花だが、こちらは生花だ。

 小観音が納められた厨子が二月堂内陣から礼堂にいったん運び出されるこの日夕方の「小観音出御」を前に、和上宿所では練行衆2人がはさみを手に花々を整え、室内は華やいだ雰囲気に包まれた。

 小観音は奈良時代に修二会を始めた実忠和尚が補陀落山(観音の霊場)から難波津に迎えた「生身の観音」という。後半はこうした神秘な伝説が残る小観音を本尊に、人々に代わって過ちを悔い改め、幸福を願う厳粛な行が続く。

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「夢と活力のまちに」 志野孝光・三宅町長が3選出馬表明 今夏の町長選

 三宅町の志野孝光町長(49)は7日、任期満了に伴い今夏に予定されている町長選に3選をめざして立候補する意向を明らかにした。同町長選での立候補表明は志野氏が初めて。

志野孝光・三宅町長

志野孝光・三宅町長

 志野氏は町議会本会議の答弁で、財政健全化など2期8年の実績を強調しつつ、「近鉄石見駅周辺の整備、住民の健康づくりと健康寿命の延長をめざす『みやけウェルネス2025』など、課題が山積している。夢と活力とうるおいに満ちた町づくりのため、引き続き全身全霊をもって町政のかじ取りにあたっていきたい」と述べた。

 志野氏は近大卒。会社員や町議を経て、平成20年の町長選で初当選し、現在2期目。

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副市長、教育長の人事案に同意 大和高田市議会

 大和高田市議会は7日、副市長に松田秀雄氏(64)を再任し、教育長に市立高田西中学校長の早川博氏(59)を新任する人事案に同意した。いずれも4月1日付。

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大和高田の片塩中学校PTA 文部科学大臣表彰

 大和高田市立片塩中学校のPTA(堀裕明会長)が、今年度の優良PTA文部科学大臣表彰を受賞し、堀会長らが市役所を訪れ、受賞を吉田誠克市長に報告した。

吉田市長(左)に受賞を報告した堀会長(右)

吉田市長(左)に受賞を報告した堀会長(右)

 片塩中PTAは、学校の健全育成会と共同で学校の美化活動をしているほか、生徒の職業体験学習や、小学6年生を対象に学校開放するオープンキャンパスなどが評価された。

 堀会長は「地域の人たちとの関係をさらに密にし、組織を強く、大きくして片塩中学校のために地域ぐるみで取り組みを続けたい」と話した。

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川上村の大迫ダム湖で赤潮か 赤茶褐色に 下流への影響なし

 近畿農政局南近畿土地改良調査管理事務所は7日、川上村の大迫ダム湖で、湖面が全長約100メートル、幅約10メートルにわたって赤茶褐色に変色しているのを確認したと発表した。異臭や魚の死骸、下流への影響などはないが、赤潮の可能性があるとして、詳しい原因を調べている。

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新しい教科書をつくる会県支部が13日に講演会

 「新しい教科書をつくる会」県支部は13日午後3時から、奈良市東向中町の県経済倶楽部5階大会議室で、3月講演会を開く。

 当日は教育問題に詳しい南木隆治さんが「国際情勢と歴史教科書の現在」と題して講演する。参加費は千円。講演会後には懇親会(有料)も予定されている。問い合わせは吉井さん(☎090・3673・1755)。

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食品ロス考えよう 奈良市で15日、「もったいない!」上映

 身近なごみの問題に目を向けてもらおうと、奈良市がつくる市地球温暖化対策地域協議会は、15日に市西部公民館で、食料廃棄問題をテーマにした映画「もったいない!」を上映する。参加は無料で、申し込みは11日まで。

 「もったいない!」はドイツで2011年に制作された。世界の生産、流通の過程で大量の食べ物が捨てられている実態と原因を追ったドキュメンタリー。国内では自主上映が主で、奈良市での上映(日本語字幕版)は初めてという。

 市環境政策課課は「食べ物を無駄にしないライフスタイルを考えるきっかけにしてほしい」としている。問い合わせは同課(☎0742・34・4591)。

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