地価8年連続下落も商業地はマイナス脱却 奈良県内の公示地価
国土交通省が22日公表した1月1日現在の公示地価。県内393地点の地価は0・3%下がり8年連続の下落となった一方、下落率は昨年から横ばいになった。専門家は「大阪への利便性が高い北部と、下落率が大きい南部東部との間で地価の二極化が依然として進んでいる」と分析している。
住宅地の最高額は近鉄学園前駅北側の「奈良市学園北1―5―12」(1平方メートルあたり23万5千円)。マンション用地の最高額は「奈良市西大寺国見町1-7-20」(同24万円)だった。
住宅地全体では平均0・3%の下落。昨年から継続調査した290地点のうち、79地点で上昇、36地点で横ばい、175地点で下落した。西都不動産研究所(生駒市)の竹村牧所長は「低金利や政府の住宅取得支援策が支えているものの、消費増税後の所得環境の回復がやや遅れている」と指摘している。
商業地の最高額は「奈良市中筋町1―4」の関西アーバン銀行奈良支店で、1平方メートルあたり57万9千円。上昇率が最も大きかったのは、「奈良市餅飯殿町24―2」だった。
特に中国人や韓国人をはじめとする外国人観光客のインバウンド需要を取り込んだ近鉄・JR奈良駅周辺の商業地の上昇率が大きく、商業地全体では平均0・0%で、8年ぶりにマイナスを脱した。継続調査した66地点のうち、24地点で上昇、16地点で横ばい、26地点で下落した。竹村所長は「金融緩和により、資金調達環境が良好となっている。外資系ホテルの建設が予定されている奈良市の県営プール跡地周辺では、東京五輪をにらみ、一部上昇気配を強めている」としている。
工業地全体では平均0・1%の上昇、継続調査した8地点のうち4地点で上昇、4地点で下落した。
竹村所長は今後について、「思い切った政策が打たれない限り、経済状況は不透明感を増していくだろう」と指摘。「低金利などに支えられる形で、県内の商業地と工業地は今後もやや上昇傾向を強めていくが、住宅地はしばらく様子見が続くのではないか」としている。
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患者283人の個人情報入りのUSBメモリー紛失 奈良医大付属病院
県立医大付属病院は22日、30代の医療技術職員の女性が、精神科を受診した患者283人の個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したと発表した。現時点で外部流出などは確認されていないといい、同院は患者におわびの文書を送付、問い合わせ専用窓口(☎070・6920・2264/5121)を開設した。
同院によると、記録されていたのは患者の名前や生年月日、検査所見など。職員は10日夕、精神科1階にある執務室の机の引き出しからUSBを取り出し、別室にあるパソコンにつないで使用したが、翌日昼になくなっていることが判明した。USBにパスワードは設定されていなかったという。
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)
犯罪被害者支援で郡山署などと協定 大和郡山市
犯罪被害者への支援を強化しようと大和郡山市は22日、公益社団法人なら犯罪被害者支援センター、郡山警察署の2者と、連携協力に向けた協定を締結した。
市は4月1日から、県内の自治体で初めて「市犯罪被害者等支援条例」を施行。犯罪被害者や遺族に見舞金(遺族は30万円、全治1カ月以上の重傷者は10万円)や最大50万円の貸付金を支払うとしており、支援体制をより充実させようと関係機関との連携を強化することにした。
協定の内容は、個人情報の取り扱いに配慮しつつ3者が各種施策、啓発活動などに協力する▽市が法人賛助会員として支援センターに財政的援助をする―など。この日同市役所で開かれた調印式で、上田清市長は「本人やご家族に行政も支援したい」とあいさつ。西口廣宗・支援センター理事長は「私たちの支援活動の重要性をくんでいただけた。今後、相互に協力し合い活動を続けていきたい」、弘末光則署長は「安心安全の城下町を目指し治安維持に努めていく」と話した。
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「市長決裁認識せず」 大和高田市の虚偽報告問題 調査特別委で答弁
大和高田市が、国の交付金事業で虚偽の完了実績報告書を提出し、利息分を含む約3680万円を返還した問題で、市議会の調査特別委員会の第2回委員会が22日、開かれた。委員から、国への報告書は規定で市長決裁だと指摘されたのに対し、吉田誠克市長は「認識していなかった」と答弁。また、全22件の書類のうち6件に押印された市長公印については、公印の使用記録がないことも判明した。
市側は、担当課ごとに行っていた国交付金事業の申請や報告書提出を平成22年度に市都市計画課がまとめて行う方法に変更した際、「決裁区分を誤り、部長にしてしまった」と説明。ただ、21年度までは市長決裁となっており、吉田市長は「認識不足だった」と答弁した。
委員の指摘で、全22件の書類に押印された市長公印のうち6件は、公印使用簿に使用者や日時などの記録がなく、誰が押したのか分からないことも判明。市長公印は市役所2階の財産管理課で保管され、使用の際は使用簿に記載すると定められているというが、ずさんな管理状況が浮き彫りになった。松田秀雄副市長は「適正に執行できるよう改善する」とした。
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薬物犯罪検挙者228人 過去10年で最多 覚醒剤は8割 奈良県警まとめ
県警は、覚醒剤や大麻など薬物の所持や使用での昨年の検挙者数が前年比46人増の228人に上り、過去10年間で最多になったと発表した。約8割が覚醒剤による犯罪で、うち約6割は再犯だったといい、県警は「インターネットなどで誰でも容易に入手できる状況が背景にある」と分析、取り締まりを強化している。
県警によると、平成23年は172人だった検挙者数は、ここ数年は200人前後で推移。年齢別では、覚醒剤は40代が最多(66人)だが、大麻は20~30代で全体の約7割を占めた。
27年版犯罪白書によると、22年出所受刑者(計6334人)の覚せい剤取締法違反での5年以内の再犯率は48・8%と、他の犯罪に比べ最も高かった。
県警は「『一度だけ』というつもりでも、薬物には高い依存性があり、自分の意思でやめられなくなってしまう。絶対に手を出さないで」と呼びかけている。
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南都銀行、大和信用金庫と協定 まちづくりで桜井市 県内初
桜井市は22日、南都銀行(本店・奈良市)と大和信用金庫(同・桜井市)との間で、それぞれまちづくりに関する協定を締結した。県内の市町村が南都銀行などとまちづくりの協定を結んだのは初めて。
協定では、若者の働く場の確保や定住促進、子育て世代に選ばれるまちづくりなどで連携し、市の発展に寄与するとした。有効期間は平成32年3月31日。
締結式では松井正剛市長、橋本隆史・南都銀行頭取、郡山尚・大和信金理事長がそれぞれ協定書に署名。橋本頭取は「地域金融機関として、昨年設立した『奈良県観光活性化ファンド』(10億円)なども活用しながら支援を行っていきたい」とし、郡山理事長は「桜井市生まれの金融機関として、われわれが持つ資源、知見、ノウハウをいかして市の発展に尽くしたい」とコメント。松井市長は「これまで以上に情報共有をはかり、連携を強化してまちづくりをはかっていきたい」と話した。
市は今後、早稲田大学総合研究機構都市・地域研究所や奈良女子大学ともまちづくりに関する協定を締結する予定。
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【学童野球】開幕16試合で熱戦 奈良市学童軟式野球連盟リーグ戦
奈良市学童軟式野球連盟リーグ戦開幕戦の16試合が21日、奈良市の柏木球技場などで行われた。
結果は次の通り。
飛鳥紀寺スポーツ少年団10-3都跡スポーツ少年団▽やまと3-2平城スポーツ少年団▽飛鳥紀寺スポーツ少年団4-2平城スポーツ少年団▽奈良伏見イーグルス4-0若草ベースボールクラブ▽奈良伏見イーグルス10-0鳥見ゼブラーズ▽若草ベースボールクラブ12-0鳥見ゼブラーズ▽奈良ジュニアファイターズ6-2登美ケ丘フェニックス▽大宮ホワイトベアーズ4-3西大寺ドリームズ
奈良チャレンジャーズ8-6五条山レパード▽大安寺アパッチライオンズ6-2かすみの▽大安寺アパッチライオンズ7-4奈良チャレンジャーズ▽帝塚山スポーツ少年団6-5山陵クィーンズ▽山陵クィーンズ7-1平城東スポーツ少年団▽帝塚山スポーツ少年団8-1平城東スポーツ少年団▽神功なら山ファイターズ3-2東辰ツインズ▽奈良北ゴールデンカイト8-6山辺スーパーフェニックス
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天理市に県国際芸術村建設へ 伝統工芸とアートは交流できるか? 観光施設の側面も
県は文化資源の活用や文化・芸術分野の人材育成に取り組む「県国際芸術家村」(仮称)の建設候補地を、天理市杣之内地区とする方針を決めた。芸術家の合宿や文化財修復施設を設け「文化芸術活動の拠点」として人を呼び込みたい考え。ただ大型「ハコモノ」建設を疑問視する意見もあり、先行きが注目される。
県企画管理室によると、国際芸術家村は「県の文化資源の最大限の活用」をコンセプトに、歴史や文化財研究の拠点となるような施設を構想している。平成26年11月の地方創生本部会議で公表された。
28年度当初予算に芸術家村整備の推進事業費として6600万円を計上。有識者でつくる検討委員会での議論をふまえ、各施設の詳細を詰める方針という。同室によると、現時点では国内外から芸術家が一定期間滞在し研修を受けられる機能のほか、奈良うちわや宮大工など、伝統工芸にかかわる後継者の育成・養成施設の設置などを想定している。
ほかにも文化財修復施設▽人材育成・教育研究施設▽展示即売所▽レストラン・宿泊施設▽農作物直売所―などを検討。奈良の歴史や文化財、芸術などの共同研究や情報発信の拠点となるような施設づくりを目指しているという。
建設候補地は、文化・芸術振興の拠点にふさわしいことに加え、地方創生の観点から観光、産業、福祉、まちづくりなどへ波及効果が期待できることを重要視。昨年12月の検討委で天理市杣之内地区が選出された。
同地区は日本最古の道とされる「山の辺の道」沿いで豊かな自然、歴史・文化遺産があり、県とまちづくり協定などを結んでいて「連携しやすい」ことなどが理由。委員からは「芸術家村へのアクセスについて利便性の確保が重要」「文化分野のコンセプトを明確にしたほうがよい」といった意見も出されたという。
新たな「ハコモノ」に疑問の声も
一方、県の芸術家村構想には懐疑的な見方もあり、県議会でもたびたび議論されている。阪口保県議は「廃校や既存の施設を利用し、地域住民が主体となったまちづくりを行うならまだしも、大型のハコモノを新設するのは疑問だ」と批判。事業費は国の交付金次第な面もあるが、「国のお金を使っても、後の維持管理費は県側の負担となる。交通の利便性もよいとはいえず、多くの人が来るとは思えない」と話している。
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未来のトップアスリートを探せ! 橿原市でスーパーキッズ発掘イベント
未来のトップアスリートを探す小学生タレント発掘事業「スーパーキッズ大集合」が21日、橿原市の県立橿原公苑陸上競技場で開かれ、県内の小学1年~6年の児童計約100人が参加した。
県体育協会(奈良市)が県内でのスポーツの競技人口拡大や、世界で活躍するアスリートの発掘を目的に、平成25年度から行っていて、今年で3回目。
この日は陸上競技とラグビーの部に分かれ、陸上競技は県内の陸上クラブのコーチが、ラグビーはトップリーグの近鉄ライナーズ(大阪府東大阪市)の選手が子供たちを指導した。
陸上競技の部ではハードル走やフォームの練習、100メートル走の測定などが行われた。ラグビーの部ではパスやキック、フットワークなどの練習のほか、タックルのかわりに腰に付けたリボンを取り合うタグラグビーなども行われ、子供たちは青空の下、一生懸命取り組んでいた。
コーチとして参加した天理高校出身で近鉄ライナーズのフッカー、永下安武選手(30)は「昨年からラグビーの人気も高まっている。奈良にはたくさんの人材がいると思うので、この中から一人でもプロになる子が出てきてくれれば」と期待。参加した奈良市の小学6年、森田佳世さん(12)は「普段は地元のクラブでタグラグビーをしている。プロの選手の迫力あるラグビーも見れたし、面白かったです」と話していた。
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豪快書道も 奈良市の菅原天満宮で「奈良筆まつり」
伝統工芸品の奈良筆を供養し、書道の上達などを祈願する「奈良筆まつり」が21日、奈良市の菅原天満宮で行われ、使い込んで古くなった筆を持った多くの参拝者が訪れた。
奈良筆に毛が使われる動物の供養や書道の普及を目的に、筆の製造・販売業者らでつくる奈良毛筆協同組合が主催し今年で37回目。
境内で古い筆を燃やす供養や筆づくり体験、奈良筆の即売会が行われたほか、多くの参拝者が見守る中、書家の前原葉陽さん(48)が「超大字書き」を実演。申年で自身も年女であることにちなみ、「猿女」と揮毫した。
4月から奈良教育大(奈良市)の書道教育専修に進学する吉川茜さん(18)=田原本町=と三浦舞さん(18)=葛城市=は、いずれも書道の教師を目指しているといい、「大学ではさまざまな書体にチャレンジしたい」と話していた。
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蹴鞠通じて古代の歴史を学ぶ 「まるっと飛鳥体験」
古代のさまざまな歴史や文化を体験できる「まるっと飛鳥体験」が明日香村の国営飛鳥歴史公園で開かれ、21日は古代の蹴鞠を体験できる「飛鳥蹴鞠体験」などが行われた。
国営飛鳥歴史公園が、明日香村の歴史や自然の魅力を知ってもらおうと初めて開催。19~21日の日程で、蹴鞠体験や古代の火おこし体験、ミニ勾玉作り体験などが行われた。
飛鳥蹴鞠体験では、明日香村伝承芸能保存会飛鳥蹴鞠のメンバー8人が、古代衣装を身に着け、鹿の皮で作られた鞠を使って、試合形式の「飛鳥蹴鞠」を披露。来場者も参加して体験会も開かれた。
同保存会飛鳥蹴鞠代表の服部光晴さん(67)は「飛鳥蹴鞠はサッカーと同じで足を使ったスポーツ、娯楽として楽しめる。今後もこういったイベントを通じて認知度をあげていきたい」と話した。
体験会に参加した兵庫県西宮市の公務員、江上真規さん(35)は「フットサルをやっているが、鞠はやわらかくてサッカーボールとは全然感触が違い、おもしろかった」と話していた。
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収穫体験、手作り、そば打ち…感じるイベント満載 県がパンフレットでPR
県は、県内の農村での収穫や手作り体験などのイベント情報を掲載した平成28年版のパンフレット「見る・作る・食べる・感じる・知る 今、奈良がおもしろい!」を作成した。
主に農村でのイベント情報を発信しているホームページ(HP)「ならグリーンツーリズム」のPRが目的。パンフレットでは餅つきやそば打ちなど手作り・加工体験▽イチゴ狩りや茶摘みなどを楽しめる農村・漁業体験▽自然・文化体験―など、種類別に59のイベントを紹介している。
バーベキューやポニーの乗馬体験、ヤギ、ヒツジへの餌やり体験も。
1万部を作成、関係団体に配布するほか、同ツーリズムのHPからの閲覧も可能。担当者は「HPでイベント情報を掲載していたが、認知度は低かった」とし、「各地域でさまざまな体験が用意されている。パンフを参考に県内の人はもちろん、県外からも遊びにきてほしい」としている。
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県外消費やっぱり全国1位 県外の百貨店で服や靴買う人多い?
平成26年の国の全国消費実態調査で、奈良県民が県外でモノを購入する割合は全国1位だったことが分かった。21年の前回調査でも同様の結果で、依然として高い県外消費の傾向が浮かび上がった。県内消費の拡大は県の経済活性化策と合わせて大きな課題となっているが、打開策は見いだせていない。
調査は総務省が昭和34年から5年ごとに実施。県が2月末、県内の調査結果の概要を発表した。
調査によると、県の2人以上世帯の県外購入割合は15・2%で、前回(15・9%)同様に全国1位だった。次いで岐阜県(13・7%)、埼玉県(13・6%)、佐賀県(12・8%)、神奈川県(12・5%)―となり、大都市周辺の地域で高い傾向がみられた。
県外で購入した品目で最も多かったのは「服や履物」(27・4%)。身の回りの物などが含まれる「その他消費支出」(22・8%)、「教養娯楽」(21・8%)-と続いた。また、購入先は「百貨店」が41・3%で最多。服や靴などを品ぞろえが豊富な県外の百貨店で買っている傾向がうかがえる。
このほか、県の2人以上世帯の1カ月の平均消費支出は1世帯あたり30万2206円で全国11位。同3位だった前回と比べ7・7%減少した。消費支出に占める購入品は「食料」が最多。次いで「その他」、「交通・通信」だった。全国を100として比べると、特に「教育」は135・9となり全国を大きく上回った。
また、県の2人以上世帯の貯蓄現在高は1世帯あたり1785万円で全国6位。同2位だった前回より6・0%減少した。
一方、県の1千世帯あたりのLED照明器具の所有数量は1014台で全国1位。次いでDVDなどを含むビデオレコーダー、空気清浄機も同2位だった。
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【高校野球】智弁、福井工大福井を完封 4-0で快勝 エース・村上の粘投光る
第88回選抜高校野球大会初日の20日、開会式直後に登場した智弁学園は福井工大福井(福井)と対戦した。初回に主砲のひと振りで先制すると、四回にも追加点を挙げ、試合の流れをつかんだ。主戦村上は幾度も得点圏に走者を背負うもあと1本を許さず相手打線を抑えきり、2回戦進出を決めた。
初回、先頭の岡沢が四球で出塁すると、続く納の犠打などで1死一、二塁に。ここで主砲・福元がもう少しで本塁打という中越え二塁打を放つと、二走に続いて一走の太田も一気に本塁を突き2点を先制した。福元の父、信之さん(45)は「4番の仕事を果たしてくれた。けがをしないように楽しんで」と話し、息子の活躍に目を細めた。
さらに四回、高橋、村上の連打で無死二、三塁の好機を作ると、続く大橋が左前に運んで2人が生還し、リードを4点に広げた。応援団長の玉置励伊君(17)は「自分たちの応援が力になるよう精いっぱい声を出す。この先も油断せず頑張ってほしい」とスタンドからエールを送った。
投げては村上が粘投を続けた。140キロを超える直球を生かし、緩急をつけたピッチングで要所を締め、最後は7奪三振の完封で初戦を勝利で飾った。父の恵一さん(46)は「落ち着いて投げれば大丈夫と信じていた。これからもみんなと力を合わせてチームを守ってほしい」と話し、応援席から大きな拍手を送った。
小坂将商・智弁学園監督「紙一重の試合だったが最初のチャンスをものにしてくれた。次は落ち着いて試合に臨めると思う」
岡沢智基・智弁学園主将「投手の村上が良かった。開幕戦で地に足がついていなかったが、声をかけ合いながら修正ができた」
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「奈良さくらコットン」売り込め 大和高田のブランド戦略に迫る
江戸時代の「大和木綿」の伝統と、明治以来の繊維産業で培われたものづくり力を生かし、大和高田市で新たな地域ブランドづくりが進んでいる。農薬、化学肥料、除草剤、殺虫剤を一切使わず栽培、一つ一つ手摘みして収穫する綿から、品質と安全性に優れた商品を作る「奈良さくらコットン」事業。これまではベビー用品に特化した商品展開だったが大人用商品の開発も進んでおり、今後の展開が期待される。(山本岳夫)
■綿を手摘みで収穫
大和高田商工会議所などが主催して昨秋に行われた「奈良さくらコットン」の綿摘み大会。約8千平方メートルの休耕田を活用した葛城市疋田の綿畑に約50人の参加者が散らばり、教わった摘み方を試すようにして綿を摘み取っていた。
大和高田市内の小学4年生の女児(10)と母親(48)は、春の種植えと夏の成長観察イベントにも参加したといい、「大和高田には紡績工場があって繊維産業が盛んだったということは知っていたが、綿のことはあまり知らなかった」と話した。
イベントでは、30分あまりで50人が4750グラムの綿を摘み取った。手摘みの大変さを体験した参加者らは、収穫した綿から葉や種を取り除く「繰り綿」の作業も見学した。
■発展のシンボル
綿を地域ブランドにする取り組みは、平成18年に始まった。事務局を務める大和高田商工会議所にぎわい大和高田推進課の森田美穂課長は「会員さんと、大和高田が商工業のまちとして発展してきた歴史を掘り起こし、将来に向けてどうすればいいか考えていたとき、綿が発展のシンボルになるということに気がついた」と話す。
19年に国の補助を受けて大和高田市内に綿畑を確保し、有機栽培で綿の栽培をスタート。23年度に市内の事業者が集まり、栽培した綿を使ってベビー服の試作品をつくり、ベビー・子供服の商談専門展に出品すると、多くのバイヤーから「今までにない優しさがある」と高く評価された。
通販雑誌にもベビー服は掲載されたが、「認知度が低く、思うほど売れなかった」という。一方で、本格的な商品化に向けたメンバーの熱は高まっていった。
地元の大和高田市立病院の看護師にモニターになってもらい、ニーズを調査。これが注目され、25年6月から大和高田市の名所、高田千本桜にちなんだブランド名がついたベビー用品が、ジェイアール京都伊勢丹(京都市)で販売されるように。地元販売も含む全体の売り上げは24年度は27万円だったが、25年度は128万円、26年度は360万円と着実に伸びている。
■大人用商品も開発
事業の推進役を務めてきた元大和高田商工会議所副会頭の酒本昌彦さん(78)は「さくらコットンで作った商品を触ると、手触りの良さと優しさがある。手触りの良さは編み方の技術の高さによるが、優しさは綿の質。さくらコットンは化学肥料や農薬、除草剤も使わない日本で一番安全な綿です」という。
「大人も使える商品がほしい」との要望を受け、初夏用の靴下やショールなど、大人用の商品開発も進み始め、ネット販売も始まった。大和高田商工会議所の森田課長は「多くの人に奈良さくらコットンに触れてもらい、手触りの良さや優しさをわかってもらえるような売り場が必要」と、さらなる展開を目指している。
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おいしかったよ「雪丸鍋」 王寺町の保育園児が調理に挑戦
県内の市町村が自慢のご当地鍋を持ち寄る「あったかもんグランプリ」に出品された王寺町商工会青年部考案の「やまと雪丸鍋」の調理に、地元の保育園児が挑戦した。
「やまと雪丸鍋」は、牛乳ベースの「飛鳥鍋」にパンやチーズを加えた現代風の鍋。地元発祥の料理に親しむ「食育」の一環として、同町の幼稚園や小、中学校給食での提供なども検討されている。
調理に挑んだのは同町の「片岡の里保育園」の園児ら約40人。近くの畑で育てたダイコンやハクサイ、鶏肉などを入れ、アクを取るなどして完成、盛りつけも行った。雪丸も教室を訪問し、園児らと交流した。
鍋を考案した商工会青年部の平野允友さん(29)は「地場産を材料に使った鍋が新しい町の名物になれば。雪丸の力も借りてどんどんPRしていきたい」。自分たちで作った鍋を味わった森田敦志くん(6)は「体が温まるし、パンは柔らかく、チーズがとろけておいしい。作るのも楽しかった」と話していた。
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【学童野球】「全力でプレーを」 奈良市学童軟式野球連盟リーグ戦開幕式
奈良市学童軟式野球連盟の平成28年度リーグ戦開幕式が20日、鴻ノ池球場で開催された。リーグ戦には市内の22チームが参加。開幕戦は21日に行われ、Aゾーン、Bゾーンに分かれて秋まで熱戦を繰り広げる。
開幕式では、快晴の下で選手らがりりしく入場行進。木村繁理事長が開会宣言を行い、池田慎久会長が「今日開幕した選抜高校野球大会には連盟に所属していた先輩たちが出場している。毎日の練習を怠らず、みなさんも憧れの甲子園を目指してほしい」とあいさつ。
その後、Aゾーン代表でやまとの是沢天晴主将(11)とBゾーン代表で大安寺アパッチライオンズの久保武尊主将(11)が「僕たち選手一同は支えてくださる監督、コーチ、いつも見守ってくださる家族のみんなに深く感謝し、積み重ねてきた力を全て出し切り、最後の一球まで集中し全力でプレーすることを誓います」と元気いっぱいに宣誓した。
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子育て世帯定住目指し専用のHP開設 住宅競争苦戦の奈良市
子育て世帯を呼び込もうと、奈良市は定住促進を目指した専用ホームページ「なら、らぶ、りぶ」(http://www.naracity-naralovelive.jp/)を開設した。街の魅力を起業家や主婦などがそれぞれの目線で紹介しているほか、転居に関する補助制度も掲載。ガイドブックにはない街の魅力を紹介するイベントも紹介している。
タイトルは「奈良を愛し、住む」人がたくさんいることを伝えようと設定。現在、奈良に戻って農園付きの工房を開いた靴職人や、結婚を機に東京から移住したママさんデザイナーなど8人が「なら、らぶ、りぶな人」として語るインタビュー動画が公開されている。
市では統計を取り始めた昭和41年以来、平成3年を除き転入が転出を上回っていたが、12年に逆転。その後は転出超過が続いている。転出先で最も多いのは京都府木津川市で、過去10年で計約3400人が転出した。
仲川げん市長は「関西の住宅競争では、奈良はなかなか選ばれない。1度出た子育て世帯に戻ってきてもらえるよう、奈良の魅力をPRしていきたい」としている。
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春恒例の椿まつり 奈良県護国神社で 愛好家の盆栽も
椿の盆栽展示や椿の苗木を販売する恒例の「椿まつり」が20日、奈良市の県護国神社で始まり、愛好家らが手塩にかけた表情豊かな大輪の花が参拝客らを楽しませている。21日まで。
約3万人の県出身戦没者を祭る同神社では、英霊を慰めようと約30年前から椿まつりを開催。約1万5千坪の境内には約1千種、1万本の椿が植樹されている。
参集所では、大和椿盆栽会の会員約20人による作品を展示。独特の曲線美を持つ枝に品よく並ぶ赤や白の花びらに、鑑賞する参拝客らも笑顔の花を咲かせていた。
椿の花びらが添えられた特製の「椿粥」も無料で振る舞われ、毎年夫婦で訪れるという中川清さん(75)=桜井市=は「今年の粥はとびきりおいしい」。
宮田康弘宮司(64)は「今年は暖冬で開花が早いが、境内の花は品種によっては4月ごろまで楽しめます」と話している。
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【奈良移住物語】子供らが帰りたいと思う故郷に 宇陀の旧郵便局でレストラン
のどかな田園風景が広がる宇陀市榛原比布に、昭和初期に建てられたレトロな旧伊那佐郵便局(登録有形文化財)が残る。改修された建物内は、「日替わりシェフ」によるユニークなレストラン。経営するのは大和郡山市から10年前に移った松田麻由子さん(34)。住民をはじめ各地から集うシェフ、学生らとも交流の輪が広がっている。(岩口利一)
■子育て環境を求めて
「田舎でのびのびと子育てをしたいと思った」。自然環境に恵まれた宇陀市に平成18年に移った理由を松田さんはそう語る。
当時は幼い2人を抱え、夫の職場がある大和郡山市内への通勤に支障がない土地を探したところ、宇陀市内で農家だった築約70年の空き家を気に入り購入。「家は広いし庭や裏山もあり、ハイツに住んでいたときと違って子供が自由に遊べる。井戸水と上水があり、子供がどろどろになって帰ってきても平気で良かった」と話す。
そんな家や自然環境はもちろん、住民らの結びつきの強さからも、この地に愛着を抱くようになった。
■店持ちたい人が挑戦
旧伊那佐郵便局は白い板張りの壁が特徴的な木造2階建てで、約80年前の洋風建築。欄間や鬼瓦に郵便記号がデザインされ、現在は松田さんが局長のまちづくり団体「伊那佐郵人」の看板が掲げられている。中の事務室だったというスペースがレストランだ。
この建物との出合いは移住後。友人に教えられ訪れたところ、「すてきな建物だったが、中はボロボロだった」。ツイッターでつぶやくと興味を抱く人の輪が広がり、保存活動に。国の空き家再生推進事業として改修できると決まったと同時に購入し、25年にはレストランをオープンさせた。翌年には、登録有形文化財にもなった。
「郵便局の保存が先で、活用のことは動きながら考えた」という松田さん。レストランにしたのは「地域の拠点にするために有効な〝食〟にしようと思った」からだという。
「日替わりシェフ」は常時募集し更新。将来店を持ちたい人や自慢の料理を披露したい人らがチャレンジする場となっており、料理は和洋を問わない。これまでに体験したシェフは30人ほどになり、うち2人は実際に店を持ったという。
■地域と若者つなぐ
昭和初期、旧郵便局のある通りは地域の中心で、多くの商店も並んでいたというが、今はその面影もほとんど残っていない。そんな地で「伊那佐郵人」はにぎわいを取り戻そうとしている。
松田さんは地域と若者らをつなごうと、NPO法人「ならゆうし」や地域活性化団体「ウダカツ」のメンバーとしても活動。「建物保存というハード面だけでなく、地域社会が持続できるようにしたい」と、インターンシップをコーディネイトするなどしている。
そんな原動力は何か。「自分の子供たちが宇陀を故郷として帰ってきたいと思えるような環境を残したい。それが私のゴール」。
レストランについての問い合わせは、伊那佐郵人(☎0745・88・9064)。
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橿原に「うまいもん」が大集合 奈良食祭にぎわう
県内各地の特産品や名物料理などが集まる「第5回奈良食祭」が19日、橿原市の県立橿原公苑北駐車場などで始まり、訪れた家族連れら約5千人が奈良の〝うまいもん〟を味わった。20日まで。
奈良の「食」を発信しようと、平成24年から「NPO法人奈良元気もんプロジェクト」などが主催し、毎年開催している。
今回は5回目の開催を記念して、県内のほぼ全市町村から過去最多の80店舗が出店。鹿肉などを使ったジビエ料理や斑鳩町の名物、竜田揚げなどさまざまなメニューが並んだ。
隣接する第二体育館の会場では、橿原市昆虫館の「みつロウでキャンドルづくり」や県産イチゴの大福作りのコーナーも。さらに、「健一自然農園」の茶葉に薬草などをブレンドするオリジナル紅茶作りも楽しめ、子供らが体験を通じて「食」に触れていた。
家族でイチゴ大福作りを体験した橿原市の小学1年、田中美咲さん(7)は「初めて作って難しかったけど、おいしそうにできた」と話していた。入場無料で、午前10時~午後4時。
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【私の働き方】営業から転身、菓子づくりの道へ 「たけひめ」代表 緒方亜希野さん
バリバリ働く〝営業ウーマン〟から一転、妊娠を機に好きなお菓子づくりの道へ飛び込んだ。生駒市で洋菓子製造「酒かすスイーツ専門店 たけひめ本店」を経営する緒方亜希野さん(43)。自身が開発した「たけひめプリン」は4年前に生駒市などが選ぶ新しい土産コンテストでグランプリを受賞。着実にキャリアを積み上げてきた現在、さらなる目標に向け奮闘している。
■妊娠がきっかけに
大学卒業後、大阪にある宝飾品専門の商社に入った。女性の営業担当はほとんどいない時代だったが、持ち前の頑張りでがむしゃらに仕事をするうち、営業成績はトップに。25歳のときに結婚したが、仕事を辞めることは全く頭になかった。
「経験を重ねるほど、売り上げもおもしろいほどあがっていった。寿退社が『女性の夢』といわれていたが、今辞めると中途半端になると思って」。ところが、29歳のときに長男(13)を妊娠すると、状況は変わる。「とてもじゃないけど、子育てと両立して働けるような仕事ではない」と思うようになった。
月の半分は名古屋や広島などに出張し、小売店を回る日々。任される仕事も責任も増え続けた。加えて周りで家庭と両立して働いている女性はゼロ。「配置転換なんてことも思いつかなかった」。結局、妊娠5カ月で会社を退社。しかし、これが大きな人生の転機となった。
■起業のメリット生かす
会社を辞めて専業主婦となったが、次第に生駒市の自宅で注文を受けてお菓子を販売するようになった。
もともと、中学生のころからお菓子作りが大好き。会社員時代には深夜2時に帰宅してから、リラックスするためにクッキーを焼いたことも。洋菓子スクールに通って技術を磨いた時期もある。
やがて「生駒市内の空き店舗に店を出さないか」という話が舞い込み、平成16年4月、「たけひめ」の前身である製菓店「ハッシュハッシュ」をオープン。当時長男は1歳で目を離せなかったが、抱っこしながら作業をしたり、熱を出したときは臨時休業にしたりして時間をやりくりした。
「自分で時間をコントロールできるのが起業ママのメリット。安定はないが、子育てとの両立は自分次第だ」と話す。夫(42)は「家事をしないタイプ」というが、「お互い得意なことをやればよい」としなやかだ。
■常にベストを
再び大きな転機となったのが、24年に生駒市や生駒商工会議所が実施した「新しいお土産制作コンテスト」だ。黒豆や市内の清酒、酒かすなど素材にこだわり、100回以上試作を繰り返した。難しい酒かすの分量も工夫を重ね、のどごしや食感にこだわった上品な甘みがある「たけひめプリン」を完成させ、見事グランプリを獲得した。
26年3月、思い切って社名を「たけひめ」に変え、株式会社を設立した。「起業してから12年。こうやって残っているのは奇跡」と笑うが、常にベストを尽くし、手を抜かない姿勢は徹底している。
長男には「大変なところも見せてきたが、それが日常だと思ってくれている。『この時間まで仕事するから、終わってから宿題をみるね』などちゃんと説明することが大切」とコツを語る。
今後は地元だけではなく、奈良市内でも「たけひめプリン」の知名度アップに努めたいという。「お菓子を作ってきた量と根性だけはある」と断言する緒方さん。何事もあきらめない粘り強さで、将来を見据えている。(有川真理)
緒方亜希野(おがた・あきの)さん。昭和47年兵庫県姫路市で生まれ、同県尼崎市で育つ。夫と長男の3人家族。洋菓子製造・販売「酒かすスイーツ専門店 たけひめ本店」(生駒市壱分町1263の9)を経営している。看板商品「たけひめプリン」は1個250円、箱入り千円(4個入り)、贈答用の竹かご入り1800円(6個入り)の3種類(いずれも税抜き価格)。近鉄生駒駅直結の「生駒市アンテナショップ」でも販売している。店では緒方さんが講師となり、洋菓子教室も開催。問い合わせは同店(☎0743・25・6769)。
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子供たちが伝統芸能継承担う 大淀町で大和猿楽フェス
子供たちが伝統芸能を演じる「第14回大和猿楽子どもフェスティバル」が19日、大淀町の町文化会館あらかしホールで開かれた。県内外から集まった約100人が能楽の舞や謡などを披露し、観客らを楽しませた。
大淀町では、室町時代から江戸時代にかけ猿楽(能楽)を演じる「桧垣本座」が活躍したことにちなみ平成14年に「ちびっ子桧垣本座」が設立。伝統芸能に親しみ、継承しようと毎年、子供たちが舞や笛、太鼓などを稽古していて、同町が主催するフェスティバルで披露している。
この日は、「ちびっ子桧垣本座」のほか、明日香村や斑鳩町、御所市、大阪府池田市などの団体で伝統芸能を学ぶ子供たちが集まり、舞や演奏などを次々と披露。観客約300人から大きな拍手が送られていた。
「ちびっ子桧垣本座」の小沢匠真君(5)は独鼓「鶴亀」で太鼓の演奏を披露し、「緊張せずにうまく演奏できて楽しかった」と笑顔。母親の恵子さん(42)は「集中して演奏し、練習の成果を出せたと思います」と話していた。
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【高校野球】センバツきょう開幕 智弁は初戦で福井工大福井と 前日はスタンドでリハーサル
第88回選抜高校野球大会の開幕を20日に控え、兵庫県西宮市の甲子園球場で19日、開会式のリハーサルが行われた。あいにくの雨で入場行進は行われなかったが、智弁学園の主将らは本番を前に気を引き締めていた。
リハーサルには出場32校の主将らが参加し、バックネット裏の客席などを覆う「銀傘」の下で、演奏に合わせた式の流れを確認。室内練習場などでは選手宣誓の練習なども行われ、本番さながらの緊張感が漂った。
智弁学園は大会初日の第1試合で福井工大福井(福井県)と対戦する。
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準備万端で絶景目指そう! 安全な登山の心得はこれだ!!
近年老若男女を問わず人気となっている登山。「山の日」(8月11日)が国民の祝日に加わり、関心が高まる一方で注意したいのが遭難事故だ。県山岳連盟では今月6日、安全な登山技術を伝える「市民公開登山」を開催した。基本装備から地図の読み方、簡易テントの使い方―。登山を始めて3年になる記者も同行し、スタッフらの指導を受けながら台高山系・白屋岳(標高1177メートル、東吉野・川上両村)山頂を目指した。(浜川太一)
■速乾性の衣服や非常食必需
東吉野村三尾の登山口。この日は雨の予報だったが雲間からは陽光が差し、沿道に咲く白梅が春の陽気を漂わせながら出迎えてくれた。「市民公開登山」の参加者は約30人。入念に体操して午前10時ごろ、県山岳連盟副理事長の前田善彦さん(49)をトップに入山した。
「山登りでは、着ているものが生死を分ける。綿ではなく、速乾性のある化学繊維の素材を着用してほしい」。前田さんはまず、服装を指導。遭難者の死因は低体温症が多いといい、登山中も重ね着をした衣服を脱ぎ着し、胸元のチャックを開け閉めするなど、「こまめな体温の調節が大事」と教えてくれた。
忘れてはならない食料。山中では突然の雨などでゆっくりと腰を下ろして食事をできないこともあるため、チョコレートなど手軽に口にできる高カロリーのものがおすすめ。前田さんは「常にのどが受け付ける自分好みの食べ物が一番いい」とした。飲み物は、負傷の際に傷口洗浄にも使える水がいいという。
スマートホンのGPS機能に頼っていては、いざというときに身動きがとれない。地図とコンパスは必携。緊急時に助けを呼ぶための笛や救急用品、常備薬も携行しておくべきだ。
■簡易テントの効用
1つ持っておくとさまざまな場面で役に立つのが簡易テント「ツェルト」だ。風や寒気を遮断するので、体に覆いかぶせるだけでも体感温度が上昇する。折りたたみ傘をシートの中で開けば一定の空間ができ、より機能性が増すという。10~20メートルのロープがあれば、付近の木に張ってシートをつるし、テントのように設営することもできる。
平成26年9月に起きた御嶽山(長野・岐阜両県)の噴火では、簡易テントの携帯が生還につながった事例もある。東京都の40代女性は噴石の直撃を受け、左手を失う大けがを負ったが、救助隊が駆けつけるまで丸1日、簡易テントとダウンジャケットを体に巻き付けて標高3千㍍の氷点下を生き抜いたという。販売価格は2万円前後からで、非常用にぜひ持っておきたい。
■達成感に包まれる登頂
50分歩いて10分休憩するという時間配分で、標高差850メートルの尾根道を進んだ参加者らは午後1時半ごろ、山頂にたどり着いた。一部冠雪した雄大な山々を眺めながら写真撮影などを楽しみ、互いの労をねぎらった。
定年を控えた3年前、「人生の区切りに」と、念願の富士登頂を成功させた涌田治さん(63)=大和高田市=は、「しんどい思いをして到達した頂上からの景色は格別です」とさわやかな笑顔。15年前に雪解けの大峰山を下山中、崖下へ10メートル滑落した経験があるという新田美代子さん(75)=斑鳩町=は、「しばらくはゆるやかな下り坂さえ歩くのが怖かったが何度も挑戦し、恐怖に打ち勝ってきた。技術を学び、80歳になっても歩いていたい」と話した。
緑が芽吹き始める春、いよいよ絶好の登山シーズンを迎える。事前準備を万全にして、登頂の達成感と多くの絶景を今年も心に焼き付けたい。
危険感じたら、引き返す勇気必要 遭難者増加
日本生産性本部の「レジャー白書」によると、近年の登山人口は800万人前後で推移しており、10年前に比べ100万人以上増加している。
こうした「登山ブーム」を背景に、山岳遭難の発生件数は増加。警察庁が昨年発表した「山岳遭難の概況」によると、平成26年中に起きた遭難件数は2293件で、遭難者数は2794人(うち死者・行方不明者311人)。件数、人数とも10年前から1千近く増えており、統計の残る昭和36年以降で最高値を記録した。遭難原因は「道迷い」が全体の41%、「滑落」が18%、「転倒」が14%の順だった。
県内の山岳遭難も同様の傾向で、昨年1年間で48件発生。うち死者は12人で、統計が残る平成15年以降最多となった。
県警地域課によると、県内の遭難の特徴は「低山だと軽視した装備不足や、無理な登山計画」(担当者)が挙げられるという。大台ケ原や大峰山系は標高2千㍍以下の比較的低い山で「簡単に登れそう」といった思い込みから、時間配分を間違えたり、道迷いに遭うケースが多発。こうした遭難者の9割近くは登山届を提出していないという。
同課は「十分な食料の準備、通信手段の確保、登山届の提出を徹底してほしい」と強調。「低山と甘く見ず、困難を感じたら引き返す勇気も持ってほしい」としている。
県警は登山届の提出を郵便やファクス、メールで受け付けている。詳細は県警公式ホームページ(http://www.police.pref.nara.jp/)で確認できる。
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【奈良テレビおすすめ!】『NEXT―輝け!アスリートたち―』(19日午後9時半から)
◇『NEXT―輝け!アスリートたち―』(19日午後9時半から)
今回は、奈良を代表するスポーツチーム、奈良クラブとバンビシャス奈良に注目。アマチュアサッカーの最高峰・JFLに所属し、悲願のJ3昇格を目指す奈良クラブ。その開幕戦にラフ次元と川添伊代アナウンサーが密着!アウェーにもかかわらず会場に詰めかけた約600人のサポーターとともに応援します。
また、プロバスケットボール・TKbjリーグ所属のバンビシャス奈良は、東西各地区上位8チームが進めるプレーオフを目指し、負けられない戦いが続きます。番組では、シーズン真っただ中の選手たちを直撃取材!目標に向かって戦い続ける選手たちの思いに迫ります。そして、番組からは重大発表が!!ぜひご覧ください。
奈良テレビ放送のホームページはhttp://www.naratv.co.jp/
組み体操で35人がけが、11人骨折 県教委の27年度調査
県教委が県内の公立・私立学校の運動会や体育大会で披露される「組み体操」について、平成27年度の実施状況を調査したところ、小・中学校で計11人が骨折していたことが分かった。県教委は事故防止に向け、有識者を交えた情報交換会を22日に予定。今年度末までに出される国の指針を踏まえ、運動会・体育大会のシーズンまでに方針を示す。
調査は今年2月、小学校208校、中学校115校、高校59校、特別支援学校10校を対象に実施。小学校では約9割で四つんばいで重なる「ピラミッド」や肩に乗る「タワー」といった組み体操を実施していることが分かった。
事故が起きたのは、ピラミッドで小・中学校の16人が負傷し、うち2人が骨折。タワーでは小・中学校で19人がけがをし、うち9人が骨折していた。事故はすべて練習中に起きたという。小学校で28年度に組み体操を予定しているのは92校、検討中は99校となっている。
情報交換会には有識者や小・中学校、高校関係者らが出席予定。県教委が調査結果を報告するなどし、意見交換する。
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智弁学園創立50周年記念式典盛大に 祝賀の太鼓演奏も
智弁学園の創立50周年を記念する式典が18日、五條市の中学校・高校で行われ、出席者らが半世紀にわたる教育の歩みをたたえた。
同学園は昭和40年4月に高校を開校し、2年後に中学校も新設。53年には和歌山市に和歌山中学校・高校を設け、平成16~19年には小学部から高等部まで学べる奈良カレッジ(香芝市)も開校した。
式典で藤田清司理事長は「当初は無名の学校だったが、進学にスポーツに日本の名門校に数えられるようになった。『命をかけて』の思いで、今後の発展にがんばりたい」と述べた。
開学以降の歩みをまとめた映像の上映に続き、和太鼓部「桔梗」の生徒が初披露という「昴」と、「智辯魂」の2曲を演奏。会場に勇壮な音色を響かせ、祝賀ムードに包まれた。
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サ(3)イ(1)バー(8)の日 近鉄奈良駅前でセキュリティー対策呼びかけ
パソコンやスマートフォンなどのセキュリティー対策の徹底を呼び掛けようと県警は18日、近鉄奈良駅前で啓発グッズを配布。IDやパスワードなどの管理を呼びかけた。
国は平成26年11月に「サイバーセキュリティ基本法」を施行。2月1日から「サイバーの日」の3月18日までをサイバーセキュリティ月間とし、さまざまな啓発活動を実施している。
この日は県警生活環境課の警察官ら9人が啓発活動に参加。県警サイバー犯罪対策室の佐竹伸治室長(44)は「パスワードやIDはネット上で個人を証明、特定する情報。個人、企業を問わずしっかりと情報を管理し、不正送金、詐欺などの被害防止も心がけてほしい」と話していた。
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勤務時間〝水増し〟生駒市職員を停職処分 「有給休暇減るのが不安」
遅刻や欠勤を繰り返しながら虚偽の勤務時間を申請したとして生駒市は18日、こども健康部こども課の女性職員(30)を停職1カ月の懲戒処分に、管理監督責任を問い同課長と課長補佐を戒告処分とした。
市によると女性は平成27年11月以降、14回にわたり嘘の出勤・退勤時間を申請。実際は働いていない計約37時間を勤務時間としていた。
職員の勤務時間の申請は通常、タイムカードで行われるが、女性は職員カードを忘れた際に使用するパソコンのシステムを使い虚偽申請を繰り返していた。「体調がすぐれなかった。有給休暇が減る不安が大きかった」などと話しているという。
市は「申請内容の徹底した確認など再発防止に取り組む」としている。
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